JP2013161850A - 半導体チップの圧縮樹脂封止成形方法及び樹脂バリ防止用のテープ - Google Patents

半導体チップの圧縮樹脂封止成形方法及び樹脂バリ防止用のテープ Download PDF

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Abstract

【課題】半導体基板におけるLEDチップ(半導体チップ)2の装着面側に樹脂接触不可エリアBを有する構造の樹脂封止前基板1を用いてLEDチップ2の圧縮樹脂封止成形を行う。
【解決手段】樹脂封止前基板1の所定位置に樹脂バリ防止用テープ10を貼着し且つ樹脂封止前基板1の樹脂成形エリアAを除く樹脂接触不可エリアBに樹脂バリ防止用テープ10の樹脂付着防止部10bを貼着してテープ貼着基板(1・10)を用意する。そして、該テープ貼着基板上のLEDチップ2を下型キャビティ7c内の透明樹脂材料R中に浸漬させる。更に、下型キャビティ7c内の透明樹脂材料Rを圧縮して各LEDチップ2を透明樹脂成形体内に封止成形すると共に、樹脂付着防止部10bを介して、樹脂接触不可エリアBに樹脂バリが付着するのを防止する圧縮樹脂封止成形方法及び樹脂バリ防止用のテープ。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体基板上に装着した所要数個のLEDチップ(半導体チップ)を透明樹脂材料にて封止成形するものに関し、特に、該基板のLEDチップ装着面における所定の部位に樹脂バリが付着するのを効率良く防止することができるように改善したLEDチップの圧縮樹脂封止成形方法と、この方法を実施するための樹脂バリ防止用のテープに関する。
半導体基板の表面にLEDチップを装着し且つ該基板の裏面(LEDチップ非装着面)側に樹脂バリ防止用のテープを貼着すると共に、この状態で該基板のLEDチップを樹脂成形用キャビティ内に供給した透明溶融樹脂材料中に浸漬し、更に、該キャビティ内の透明樹脂材料を所定圧力にて圧縮することにより、LEDチップを該キャビティ内にて成形した透明樹脂成形体内に封止成形する半導体チップ(LEDチップ)の圧縮樹脂封止成形方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、特許文献1は、次の技術的事項を開示している。
まず、図7(1) に示すように、半導体基板50の表面50aにLEDチップ60を装着し且つ該基板の裏面(LEDチップ60非装着面)50b側の全面に樹脂バリ防止用テープ70を貼着した樹脂封止前基板51を用意する。
次に、同図に示すように、該樹脂封止前基板の表面50a側を下向きにした状態で圧縮樹脂封止成形装置80における上型81と下型82との間に搬送すると共に、該下型の上面に設けた樹脂成形用のキャビティ81a内に透明樹脂材料(例えば、透明性を有する液状の樹脂材料)90を供給する。
次に、図7(2) に示すように、上型81と下型82とを閉じて、樹脂封止前基板50のLEDチップ60を下型キャビティ81a内の透明樹脂材料(流動性を有する樹脂材料)90中に浸漬する。そして、上型81と下型82とを所定の型締圧力にて閉じ合わせて下型キャビティ81a内の透明溶融樹脂材料90を所定圧力にて圧縮することにより、該LEDチップ60を下型キャビティ81aの形状に対応して透明樹脂成形体(レンズ)91内に封止成形する(例えば、熱硬化させる)。
次に、図7(3) に示すように、上型81と下型82とを開いて樹脂封止済基板52を取り出すと共に、該樹脂封止済基板から樹脂バリ防止用テープ70を取り除き且つ各LEDチップ60単位毎に切断分離することにより、各LEDチップ60の樹脂封止成形品61を成形することができる。
従って、このようなLEDチップ60の圧縮樹脂封止成形方法によれば、半導体基板の表面50a側に下型キャビティ81aの形状に対応した形状の透明樹脂成形体(レンズ)91が付着一体化することになる。そして、該基板の裏面(LEDチップ60非装着面)50b側に樹脂バリ防止用テープ70を貼着しているため、該基板上の各LEDチップ60を樹脂封止成形する際に、該基板の裏面50b側に透明溶融樹脂材料90の一部が浸入して該裏面50bに樹脂バリ(硬化樹脂)が付着するのを効率良く防止することができる。
しかしながら、半導体基板の表面50a側を下型キャビティ81a内の透明溶融樹脂材料90中に浸漬させた状態で樹脂封止成形を行うことから、該基板の表面50a側の略全面が透明溶融樹脂材料90と接触することになる。
このため、例えば、半導体基板の表面50a側にパッド等の電気的接続部位や止着具の挿通用孔部等を開設した構造を有する半導体基板においては、必然的に、これらの部位や孔部内に樹脂バリが付着することになる。
従って、この種の構造を有する半導体基板を用いてLEDチップを樹脂封止成形するには、事実上、圧縮樹脂封止成形方法を採用することができないと云った問題がある。
特開2008−207450号公報(図1、図2、図3等参照)
本発明は、半導体基板の表面(LEDチップ装着面)側にパッド等の電気的接続部位や止着具の挿通用孔部等を開設した樹脂接触不可エリアを有する構造の半導体基板を樹脂封止成形することができる圧縮樹脂封止成形方法と、この方法を実施するための樹脂バリ防止用のテープを提供することを目的とする。
本発明は、半導体基板の表面にLEDチップ(半導体チップ)2を装着すると共に、前記半導体基板の表面側に樹脂接触不可エリアBを有する構造の樹脂封止前基板1を用意する工程と、
前記半導体基板における樹脂接触不可エリアBの各部位に対応する樹脂付着防止部10bを有する樹脂バリ防止用のテープ10を用意する工程と、
前記樹脂封止前基板1の所定位置に前記樹脂バリ防止用テープ10を貼着し、且つ、前記樹脂封止前基板1の樹脂成形エリアAを除く樹脂接触不可エリアBに前記樹脂バリ防止用テープ10の樹脂付着防止部10bを貼着してテープ貼着基板(1・10)を用意する工程と、
前記テープ貼着基板(1・10)上のLEDチップ2を樹脂封止成形するための上下両型6・7を備えた圧縮樹脂成形装置5を用意する工程と、
前記圧縮樹脂成形装置5の下型キャビティ7c内に透明樹脂材料Rを充填する下型キャビティ7c内への透明樹脂材料充填工程と、
前記テープ貼着基板(1・10)をその表面側を下向きにした状態で前記圧縮樹脂成形装置5の上下両型間に搬入するテープ貼着基板(1・10)の搬入工程と、
前記上下両型間に搬入した前記テープ貼着基板(1・10)の表面側を下向きにした状態で前記下型キャビティ7c部の所定位置にセットするテープ貼着基板のセット工程と、
前記下型キャビティ7c部にセットした前記テープ貼着基板(1・10)の表面側を前記下型キャビティ7c内に嵌入し且つ前記テープ貼着基板(1・10)上のLEDチップ2を前記下型キャビティ7c内の透明樹脂材料R中に浸漬させるLEDチップ2の透明樹脂材料R中への浸漬工程と、
前記下型キャビティ7c内の透明樹脂材料Rを圧縮して前記テープ貼着基板(1・10)上のLEDチップ2を前記下型キャビティ7cの形状に対応して樹脂封止成形する圧縮樹脂封止成形工程と、
前記圧縮樹脂封止成形工程を経た樹脂封止済基板11を上下両型より取り出して外部へ搬出する樹脂封止済基板の搬出工程と、
前記樹脂封止済基板11から前記樹脂バリ防止用テープ10を剥離するテープ剥離工程とを含むことを特徴とする。
本発明は、半導体基板におけるLEDチップ2の装着面に、前記LEDチップ2の樹脂成形エリアAと前記LEDチップ2装着面への樹脂接触不可エリアBとを有する構造の樹脂封止前基板1に貼着して用いる樹脂バリ防止用のテープ10であって、
前記LEDチップ2の樹脂成形エリアAと対応する部位に樹脂接着用の孔部10aを形成すると共に、前記LEDチップ2装着面への樹脂接触不可エリアBと対応する部位に樹脂付着防止部10bを形成して構成したことを特徴とする。
本発明によれば、半導体基板に装着したLEDチップ2を圧縮樹脂封止成形する際に、樹脂接触不可エリアBの各部位に樹脂バリが付着するのを効率良く且つ確実に防止することができる。
このため、LEDチップ2を装着した半導体基板の表面側にパッド等の電気的接続部位3や止着具の挿通用孔部4等を開設した樹脂接触不可エリアBを有する構造の半導体基板を圧縮樹脂封止成形方法を用いて封止成形することが可能となるので、この種の半導体基板を用いるLEDチップの樹脂封止成形品を高能率生産することができると云った優れた実用的な効果を奏する。
本発明によれば、半導体基板におけるLEDチップの装着面に樹脂バリ防止用のテープを貼着して用いることにより、半導体基板に装着したLEDチップ2を圧縮樹脂封止成形する際に、樹脂接触不可エリアBの各部位に樹脂バリが付着するのを効率良く且つ確実に防止することができる。
このため、LEDチップ2を装着した半導体基板の表面側にパッド等の電気的接続部位3や止着具の挿通用孔部4等を開設した樹脂接触不可エリアBを有する構造の半導体基板を圧縮樹脂封止成形方法を用いて封止成形することが可能となるので、この種の半導体基板を用いるLEDチップの樹脂封止成形品を高能率生産することができると云った優れた実用的な効果を奏する。
図1は本発明方法に用いる樹脂封止前基板を例示しており、図1(1) は該基板の全体構造を概略的に示す一部省略平面図、図1(2) は該基板の要部を拡大して示す概略平面図である。 図2は本発明方法を実施するための樹脂バリ防止用のテープを例示しており、図2(1) は該テープの概略平面図、図2(2) は該テープの要部を拡大して示す概略平面図である。 図3(1) は図1及び図2に対応する樹脂封止前基板と樹脂バリ防止用テープとの要部を示す概略縦断面図、図3(2) は該基板と該テープとを貼着して一体化したテープ貼着基板の要部を示す概略縦断面図、図3(3) は本発明方法を実施するための圧縮樹脂封止成形装置における下型キャビティ部にテープ貼着基板をセットした状態を示す概略縦断面図である。 図4(1) は本発明方法における透明樹脂材料充填工程の説明図、図4(2) はテープ貼着基板の搬入工程の説明図である。 図5(1) は本発明方法におけるテープ貼着基板セット工程の説明図、図5(2) はLEDチップの透明樹脂材料中への浸漬工程、及び、圧縮樹脂封止成形工程の説明図である。 図6(1) は図5(2) に対応する説明図であり、圧縮樹脂成形装置の要部を拡大して示している。図6(2) は樹脂封止済基板(成形品)を示す概略縦断面図、図6(3) は図6(2) に対応する樹脂封止済基板を示す概略縦断面図で樹脂バリ防止用テープを剥離した状態を示している。 図7は従来の圧縮樹脂封止成形方法の説明図で、図7(1) は圧縮樹脂封止成形装置と樹脂封止前基板の要部を示す概略縦断面図、図7(2) は該装置の型を閉じた状態を示す概略縦断面図、図7(3) は樹脂封止済基板(成形品)を示す概略縦断面図である。
以下、図1乃至図6に示す本発明の実施例について説明する。
図1には、本発明方法に用いる樹脂封止前基板1を例示している。
この樹脂封止前基板1には製品として個々に切断分離する多数個の製品構成単位(最小分割単位)1aを形成している。
また、樹脂封止前基板1における各製品構成単位1aの表面に所要数個(図例では、3個)のLEDチップ2を装着しており、このLEDチップ装着部位はLEDチップ2を樹脂封止成形するための樹脂成形エリアAとして設定している。
更に、該各製品構成単位1aの表面にパッド等の電気的接続部位3や止着具の挿通用孔部4等を開設しており、これらの部位においては樹脂成形時に透明樹脂材料の一部が付着して樹脂バリを形成することがないように考慮する必要がある。
従って、これらの部位においては樹脂成形時において透明樹脂材料が接触するのを防止するための、所謂、樹脂接触不可エリアBとして設定している。
図2には、本発明方法を実施するための樹脂バリ防止用テープ10を示している。
この樹脂バリ防止用テープ10には、樹脂封止前基板1におけるLEDチップ2の樹脂成形エリアAと対応する部位に樹脂接着用孔部10aを形成すると共に、該樹脂封止前基板1におけるLEDチップ2の装着面への樹脂接触不可エリアBと対応する部位に樹脂付着防止部10bを形成している。
図3(1) は樹脂封止前基板1と樹脂バリ防止用テープ10との要部を示しており、また、図3(2) には該基板1の表面(LEDチップ2の装着面)側に該テープ10を貼着一体化させてテープ貼着基板(1・10)を構成した状態を示している。
また、図3(3) には、本発明方法を実施するために用いられる圧縮樹脂封止成形装置5の要部を例示している。
この圧縮樹脂封止成形装置5には樹脂成形用の上型6と下型7とを対設している。
また、この上型6には、例えば、減圧による吸引作用等を利用した樹脂封止前基板1の吸着支持手段(図示なし)を設けている。
また、この上型6と下型7との両型は適宜な型開閉機構(図示なし)を介して開閉させることができるように設けている。
また、下型7は適宜な上下動機構(図示なし)を介して上下動可能に装設した可動板8の上部に配置している。
また、下型7は枠体7aと該枠体に嵌装させた樹脂加圧部材7bとから構成しており、この枠体7aと樹脂加圧部材7bとの両者が嵌合する上方の嵌合凹部は透明樹脂材料Rの供給部となり且つ樹脂成形部となる下型キャビティ7cを構成している。
更に、この枠体7aは下型7と可動板8との間に装設した弾性部材9の弾性押圧力によって上動するように設けている。
また、下型キャビティ7cの底面を構成する樹脂加圧部材7bの上面における所定位置には樹脂封止前基板1に装着したLEDチップ2を樹脂封止するためのレンズ成形部7dを設けている。
また、枠体7aに嵌装させた樹脂加圧部材7bは可動板8の上面に止着させており、従って、可動板8と一体として上下動するように設けている。
なお、下型キャビティ7c内に透明樹脂材料Rを充填させると共に、図3(3) に示すように、樹脂封止前基板1を介して上型6と下型7との両型面間を接合させた型締時の状態において、樹脂加圧部材7b(可動板8)を上動させることにより、該下型キャビティ内の透明樹脂材料Rに対して所定の樹脂圧を加えることができる、所謂、圧縮成形による樹脂成形型構造を構成している。
なお、図1に示した樹脂封止前基板1には多数の製品構成単位(最小分割単位)1aを形成しているが、これらの数は適宜に変更して実施することが可能である。
また、図2に示した樹脂バリ防止用テープ10に設定される樹脂接着用孔部10a及び樹脂付着防止部10bの形状・構造及び配置の態様等は樹脂封止前基板1の形状・構造及び配置の態様等に対応して適宜に変更して実施することが可能である。
以下、樹脂封止前基板1に設けた樹脂接触不可エリアBの各部位に樹脂バリを付着させることなく、該樹脂封止前基板1上のLEDチップ2を透明樹脂材料Rにて樹脂封止成形する工程・作用について説明する。
まず、図3(1) に示すように、半導体基板の表面にLEDチップ2を装着すると共に、該半導体基板の表面(LEDチップ2の装着面)側にパッド等の電気的接続部位3や止着具の挿通用孔部4等を開設した樹脂接触不可エリアBを有する構造の樹脂封止前基板1を用意する。
また、該半導体基板における樹脂接触不可エリアBの各部位に対応する樹脂付着防止部10bを有する樹脂バリ防止用のテープ10を用意する。
また、図3(2) に示すように、該樹脂封止前基板1の所定位置に樹脂バリ防止用テープ10を貼着し、且つ、該樹脂封止前基板1の樹脂成形エリアAを除く樹脂接触不可エリアBに樹脂バリ防止用テープ10の樹脂付着防止部10bを貼着してテープ貼着基板(1・10)を用意する。
更に、該テープ貼着基板(1・10)上のLEDチップ2を樹脂封止成形するための上下両型6・7を備えた圧縮樹脂成形装置5(図3(3) 参照)を用意する。
なお、この上下両型6・7は、予め、所要の樹脂成形温度にまで加熱する。
次に、図4(1) に示すように、圧縮樹脂成形装置5の下型キャビティ7c内に透明樹脂材料Rを充填する下型キャビティ7c内への透明樹脂材料充填工程を行う。
次に、図4(2) に示すように、テープ貼着基板(1・10)をその表面側を下向きにした状態で圧縮樹脂成形装置5の上下両型6・7間に搬入するテープ貼着基板(1・10)の搬入工程を行う。
次に、図5(1) に示すように、上下両型6・7間に搬入したテープ貼着基板(1・10)の表面側を下向きにした状態で下型キャビティ7c部の所定位置にセットするテープ貼着基板のセット工程を行う。
次に、図5(2) に示すように、可動板8を介して下型の樹脂加圧部材7bを押し上げることによって、下型キャビティ7c部にセットしたテープ貼着基板(1・10)の表面側を下型キャビティ7c内に嵌入し、且つ、テープ貼着基板(1・10)上のLEDチップ2を下型キャビティ7c内の透明樹脂材料R中に浸漬させるLEDチップ2の透明樹脂材料R中への浸漬工程を行う。
更に、該樹脂加圧部材7bによって下型キャビティ7c内の透明樹脂材料Rを圧縮することにより、テープ貼着基板(1・10)上のLEDチップ2を下型キャビティ7cの形状に対応して樹脂封止成形する圧縮樹脂封止成形工程を行う。
次に、可動板8を介して樹脂加圧部材7b及び下型7を降下させると共に、上下両型6・7を開いて圧縮樹脂封止成形工程を経た樹脂封止済基板11を該上下両型6・7より取り出して外部へ搬出する樹脂封止済基板の搬出工程を行う。
次に、樹脂封止済基板11から樹脂バリ防止用テープ10(樹脂付着防止部10b)を剥離するテープ剥離工程を行う(図6(2) 参照)。
以上のように、樹脂封止前基板1に設けた樹脂接触不可エリアBの各部位に樹脂バリを付着させることなく、該樹脂封止前基板1上の各LEDチップ2を透明樹脂材料Rにて樹脂封止成形することができる。
そして、図6(3) に示すように、樹脂封止済基板11に装着した各LEDチップ2は下型キャビティのレンズ成形部7dの形状に対応する形状の透明樹脂成形体(レンズ)11a内に夫々封止させることができる。
本実施例による場合、半導体基板に装着したLEDチップ2を圧縮樹脂封止成形する際に、該LEDチップ2の装着面に設定した樹脂接触不可エリアBの各部位に樹脂バリが付着するのを効率良く且つ確実に防止することができる。
このため、半導体基板におけるLEDチップ2の装着面に樹脂接触不可エリアBを有する構造の樹脂封止前基板1であっても圧縮樹脂封止成形方法を用いて該各LEDチップ2の夫々を封止成形することが可能となるので、この種の半導体基板を用いるLEDチップの樹脂封止成形品を高能率生産することができると云った優れた実用的な効果を奏する。
前記した各実施例において、樹脂材料は、透明性、半透明性及び不透明性を有する樹脂材料を採用することができる。
また、前記した各実施例において、樹脂材料として、固体状、或いは、液体状の樹脂材料を用いることができる。また、固体状の樹脂材料として、例えば、粉末状、顆粒状、樹脂タブレットなどを用いることができる。
また、前記した各実施例において、樹脂材料として、熱硬化性の樹脂材料、熱可塑性の樹脂材料を採用することができる。
なお、熱硬化性の樹脂材料として、シリコーン樹脂材料、エポキシ樹脂材料を挙げることができる。
また、前記した各実施例において、顆粒状の熱硬化性樹脂材料を加熱して溶融化し、この加熱溶融化した樹脂材料(流動性を有する樹脂材料)中にLEDチップ2を浸漬して圧縮樹脂封止成形することができる。
また、前記した各実施例において、液状の熱硬化性樹脂材料(例えば、透明性を有するシリコーン樹脂材料)を加熱し、この加熱した樹脂材料(流動性を有する樹脂材料)中にLEDチップ2を浸漬して圧縮樹脂封止成形することができる。
半導体チップとしては、前記LEDチップの他、IC、トランジスタ、ダイオードなどが挙げられる。
また、半導体基板に代えて、リードフレーム、プリント回路基板、セラミックス基板などを用いてもよい。
A 樹脂成形エリア
B 樹脂接触不可エリア
R 透明樹脂材料
1 樹脂封止前基板
1a 製品構成単位(最小分割単位)
2 LEDチップ
3 電気的接続部位
4 挿通用孔部
5 圧縮樹脂封止成形装置
6 樹脂成形用上型
7 樹脂成形用下型
7a 枠体
7b 樹脂加圧部材
7c 下型キャビティ
7d レンズ成形部
8 可動板
9 弾性部材
10 樹脂バリ防止用テープ
10a 樹脂接着用孔部
10b 樹脂付着防止部
11 樹脂封止済基板
11a 透明樹脂成形体(レンズ)

Claims (2)

  1. 基板の表面に半導体チップを装着すると共に、前記基板の表面側に樹脂接触不可エリアを有する構造の樹脂封止前基板を用意する工程と、
    前記基板における樹脂接触不可エリアの各部位に対応する樹脂付着防止部を有する樹脂バリ防止用のテープを用意する工程と、
    前記樹脂封止前基板の所定位置に前記樹脂バリ防止用テープを貼着し、且つ、前記樹脂封止前基板の樹脂成形エリアを除く樹脂接触不可エリアに前記樹脂バリ防止用テープの樹脂付着防止部を貼着してテープ貼着基板を用意する工程と、
    前記テープ貼着基板上の半導体チップを樹脂封止成形するための上下両型を備えた圧縮樹脂成形装置を用意する工程と、
    前記圧縮樹脂成形装置の下型キャビティ内に樹脂材料を充填する下型キャビティ内への樹脂材料充填工程と、
    前記テープ貼着基板をその表面側を下向きにした状態で前記圧縮樹脂成形装置の上下両型間に搬入するテープ貼着基板の搬入工程と、
    前記上下両型間に搬入した前記テープ貼着基板の表面側を下向きにした状態で前記下型キャビティ部の所定位置にセットするテープ貼着基板のセット工程と、
    前記下型キャビティ部にセットした前記テープ貼着基板の表面側を前記下型キャビティ内に嵌入し且つ前記テープ貼着基板上の半導体チップを前記下型キャビティ内の樹脂材料中に浸漬させる半導体チップの樹脂材料中への浸漬工程と、
    前記下型キャビティ内の樹脂材料を圧縮して前記テープ貼着基板上の半導体チップを前記下型キャビティの形状に対応して樹脂封止成形する圧縮樹脂封止成形工程と、
    前記圧縮樹脂封止成形工程を経た樹脂封止済基板を上下両型より取り出して外部へ搬出する樹脂封止済基板の搬出工程と、
    前記樹脂封止済基板から前記樹脂バリ防止用テープを剥離するテープ剥離工程とを含むことを特徴とする半導体チップの圧縮樹脂封止成形方法。
  2. 基板における半導体チップの装着面に、前記半導体チップの樹脂成形エリアと前記半導体チップ装着面への樹脂接触不可エリアとを有する構造の樹脂封止前基板に貼着して用いる樹脂バリ防止用のテープであって、
    前記半導体チップの樹脂成形エリアと対応する部位に樹脂接着用の孔部を形成すると共に、前記半導体チップ装着面への樹脂接触不可エリアと対応する部位に樹脂付着防止部を形成して構成したことを特徴とする樹脂バリ防止用のテープ。
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