JP2013161756A - 蓄電装置及び車両 - Google Patents

蓄電装置及び車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2013161756A
JP2013161756A JP2012025256A JP2012025256A JP2013161756A JP 2013161756 A JP2013161756 A JP 2013161756A JP 2012025256 A JP2012025256 A JP 2012025256A JP 2012025256 A JP2012025256 A JP 2012025256A JP 2013161756 A JP2013161756 A JP 2013161756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive electrode
electrode
stacking direction
storage device
electrode body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012025256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5699955B2 (ja
Inventor
Motoaki Okuda
元章 奥田
Atsushi Minamigata
厚志 南形
Yohei Hamaguchi
陽平 濱口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2012025256A priority Critical patent/JP5699955B2/ja
Publication of JP2013161756A publication Critical patent/JP2013161756A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5699955B2 publication Critical patent/JP5699955B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

【課題】未塗工部の端をカットすることなく、電極体の積層方向と交差する方向のデッドスペースを解消することができる蓄電装置及び車両を提供する。
【解決手段】電極体5は、正極集電部21に正極リード24が取り付けられ、負極集電部22に負極リード25が取り付けられている。これらリード24,25は、板状のリード24,25を集電部21,22に溶接し、リード24,25を断面L字状に折り曲げることにより、各集電部21,22に取り付け固定される。これにより、集電部21,22は、先端が電極体5の積層方向を向けて湾曲された湾曲部21b,22bを有し、リード24,25は、電極体5の積層方向において集電部21,22の先端より突出して設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、充放電可能な蓄電装置及び車両に関する。
従来から周知のように、再充電可能な二次電池は、繰り返し使用することが可能であるので、種々の機器や装置に広く使用されている。車両の分野においては、化石燃料の使用削減(二酸化炭素排出規制)が求められていることから、この種の二次電池をモータの電源として走行する車両、いわゆるハイブリッド車やEV車(Electric Vehicle車)などに広く普及してきている。このような二次電池では、大電流での充電及び放電や、電池容量の大容量化が要求され、例えばリチウムイオン二次電池が製品として量産されている。
図10に示すように、この種の二次電池81には、シート状の正極82と負極83とが複数層に積み上げ形成され、正極82と負極83との間にセパレータ84が介在されている。正負の各電極は、金属製の箔85のそれぞれの両側に活物質層86が塗布(挟持)された電極層である。正負の各電極は、それぞれの同極において箔85の端縁一部分、つまり未塗工部87が引き出され、これらを集約してできる集電部88に、電極端子やリード等の端子部材89が溶接等により取り付けられる(特許文献1等参照)。
特開2009−087728号公報
しかし、図10に示すように、集電部88は同じ長さの未塗工部87を束ねて形成されるので、実際のところ、未塗工部87の長さが揃わない端面ズレ部90が生じる。この端面ズレ部90は溶接に使用できない不要部分であるので、端子部材89を溶接により集電部88に固定する際、その根元部分が溶接部91となり、端面ズレ部90がデッドスペース92として生じてしまう問題に繋がる。このようなデッドスペース92は、電極として機能しない無駄な空間となるので、二次電池81のエネルギー密度確保に悪影響を及ぼし、ひいては装置小型化にも支障を来す懸念がある。
ところで、特許文献1は、図11に示すように、集電部88の端部、つまり未塗工部87の群を直線状に形成して、デッドスペース92を解消した構造と見て取れる。しかし、未塗工部87の端部を直線部93として収めようとするには、未塗工部87の端部を揃えるために、未塗工部87の端部をカットする必要がある。よって、特許文献1は、製造作業が一工程増えることになり、製造コストが増える懸念があった。従って、未塗工部87の端をカットすることなく、端面ズレ部90に起因するデッドスペース92を解消することができる技術開発のニーズがあった。
本発明の目的は、未塗工部の端をカットすることなく、電極体の積層方向と交差する方向のデッドスペースを解消することができる蓄電装置及び車両を提供することにある。
前記問題点を解決するために、請求項1では、活物質と、基材に前記活物質が塗工された塗工部と、前記基材の端部に形成され、前記活物質が塗工されていない未塗工部とを有する正負の電極と、前記正負の電極の間を絶縁するセパレータとを有し、前記塗工部と前記セパレータとが層状に積層された電極体を備える蓄電装置であって、前記未塗工部が束ねられた集電群と、前記集電群の外表面と接合された端子部材とを備え、前記集電群は、先端が前記電極体の積層方向を向けて湾曲された湾曲部を有し、前記端子部材は、前記湾曲部に沿う形状に湾曲され、前記電極体の積層方向において前記集電群の前記先端より突出して設けられていることを要旨とする。
本発明の構成によれば、未塗工部を束ねた際に集電群の先端部分にできる端面ズレ部を、端子部材の内側に収納することが可能となる。このため、端面ズレ部に起因するデッドスペースを、端面ズレ部をカットすることなく、なくすことが可能となる。よって、端面ズレ部をカットするという加工コストのかかる工法を使用せずとも、電極体の積層方向と交差する方向のデッドスペースを解消することが可能となる。
請求項2では、請求項1に記載の発明において、前記端子部材は、前記電極体の積層方向において積層厚み範囲内に収められていることを要旨とする。この構成によれば、折り曲げた端子部材が電極体の積層方向おいて飛び出さずに済むので、電極体の積層方向にデッドスペースが発生しない。
請求項3では、請求項1又は2に記載の発明において、前記集電群は、前記電極体の積層方向において前記電極体の積層方向の表面寄りに配置することを要旨とする。この構成によれば、端子部材を電極体の積層方向に大きく形成することが可能となるので、端子接触箇所の面積が電流の大きさに関係する電極体においては、大電流の充放電に寄与する。
請求項4では、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の発明において、前記集電群は、前記湾曲部より前記電極体側において前記電極体の積層方向と垂直に延設された延設部を有し、前記延設部と接合される前記端子部材の外表面は、前記電極体の積層方向の表面に揃って配置されていることを要旨とする。この構成によれば、端子部材が電極体の積層方向に飛び出さずに済むので、電極体の積層方向にデッドスペースが発生しない。
なお、定義として、「電極体の積層方向と垂直な方向」とは、積層方向に対して直角であることに限定されず、若干ずれる場合も広義として含む。
請求項5では、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の蓄電装置を備えた車両であることを要旨とする。
本発明によれば、未塗工部の端をカットすることなく、電極体の積層方向と交差する方向のデッドスペースを解消することができる。
一実施形態の二次電池の分解斜視図。 二次電池の外観を示す斜視図。 電極体の構成要素を示す分解斜視図。 箔の未塗工部を片側に束ねる様子を示す説明図。 板状のリードを集電部に位置合わせした状態を示す斜視図。 リードを集電部に溶接する様子を示す説明図。 溶接後のリードを折り曲げた状態を示す説明図。 溶接後のリードを折り曲げた状態を示す斜視図。 別例の電極体の外観を示す斜視図。 従来の集電部に生じる端面ズレ部を表す断面図。 同じく従来の電極体の構成を示す断面図。
以下、本発明を具体化した蓄電装置及び車両の一実施形態を図1〜図8に従って説明する。
図1及び図2に示すように、例えばハイブリッド車やEV車等の車両1(図2に図示)には、車両1の駆動源として使用されるモータの電源として二次電池2が搭載されている。二次電池2には、例えば金属製のケース3が設けられ、ケース本体4の内部には、発電要素である電極体5が収納されている。ケース本体4の上部の開口部4aは、金属製の板状のケース蓋6によって閉じられる。
二次電池2の上面には、正極の電極端子である正極端子7と、負極の電極端子である負極端子8とが設けられている。正極端子7及び負極端子8は、ケース蓋6の開口孔6a(図1に図示)からケース3の外部に露出されている。正極端子7及び負極端子8とケース蓋6との間には、正極端子7及び負極端子8を、ケース3から絶縁するリング状の絶縁部材9が各々取り付けられている。
図1及び図3に示すように、電極体5は、正極電極となる薄い正極シート10と、負極電極となる薄い負極シート11と、正極シート10及び負極シート11の間に介在されるセパレータ12とからなる組(層)を複数層有する組立体からなる。このように、本実施形態の電極体5は、正極シート10、負極シート11及びセパレータ12のシート群が一定方向(積層方向:図1等のY軸方向)に層状に積み重ねられた積層構造をとる。なお、各層間には、電解液を入れることも可能である。正極シート10及び負極シート11は、実際のところ非常に薄い膜部材からなる。そして、これらが数十枚積層され、隣り合うセパレータ12との間隔が約100〜160μm程度に設定される。なお、正極シート10が正極に相当し、負極シート11が負極に相当する。
図3に示すように、正極シート10の両面には、金属製のシート状の箔13の両面に正極活物質層14が塗布され、この部分が塗工部15として形成されている。正極シート10の周縁の一部分には、箔13の一部がタブとして引き出され、この部分が正極活物質層14を塗布していない未塗工部16として形成されている。負極シート11の両面には、金属製のシート状の箔17の両面に負極活物質層18が塗布され、正極シート10と同様に塗工部19及び未塗工部20が形成されている。なお、箔13,17が基材に相当する。
図1に示すように、正極シート10及び負極シート11の各々には、同極の未塗工部16,20同士を、積層方向Yにおいて束ねること(図4及び図5参照)により、それぞれ集電部21,22が形成されている。本例の場合、正極側を正極集電部21とし、負極側を負極集電部22とする。集電部21,22は、電極体5の同一面(本例は上面)においてそれぞれ端寄りの位置に配置される。よって、本例の電極体5は、電極体5の本体部である電極対23の一辺(上辺)から、一対の正極集電部21及び負極集電部22がタブ状に突出した形状をなしている。なお、集電部21,22が集電群を構成する。
図6に示すように、正極集電部21の未塗工部16には、箔13の突出長さが順に低くなっていく端面ズレ部(正極側をKaとする)が生じる。これは、未塗工部16の各箔13の長さは元々同じであるが、束ねることによって生じる配置経路の違いにより、先端位置が相違するからである。端面ズレ部Kaは、未塗工部16が同じ長さで並ばないので、抵抗溶接できない部分となる。また、この端面ズレ部Kaが電極体5の高さ方向(図1等のZ軸方向)のデッドスペース(正極側をS1とする)にもなる。また、図示はしないが、負極集電部22にも、正極集電部21と同様に、未塗工部20の先端に端面ズレ部Kbが形成されるとともに、これがデッドスペースS2として発生する。
図1に示すように、各集電部21,22には、断面L字状の金属製のリード24,25が取り付け固定されている。本例の場合、正極側を正極リード24とし、負極側を負極リード25とする。本例のリード24,25は、デッドスペースS1,S2をなくすために折り曲げ可能であって、この曲げ加工により、集電部21,22を内部に折り曲げた状態で収納する。なお、正極リード24及び負極リード25が端子部材に相当する。
正極リード24には、電極体5の高さ方向(Z軸方向)に延びる根元部26と、根元部26から約90度直角に曲がる折り曲げ部27と、電極端子の取り付け箇所となる電極端子取付部27aとが設けられている。これらは、正極リード24において一体に形成されている。正極端子7は、電極端子取付部27aの裏面に、例えば溶接等によって固着されている。正極集電部21及び正極リード24の組と、負極集電部22及び負極リード25の組とは、電極体5の長さ方向(図1等のX軸方向)において対称配置されている。
図7に示すように、正極集電部21は、根元の延設部21aが正極リード24の根元部26の内面に溶接により固定されている。延設部21aは、湾曲部21bよりも電極体5側に、電極体5の積層方向と垂直な方向に立設する。正極集電部21は、先端が電極体5の積層方向に向けて湾曲された湾曲部21bとして形成される。正極集電部21の湾曲部21bは、正極リード24に固定されておらず、正極リード24の根元を一端とし、先端を他端とすると、正極集電部21は一端〜他端を半径とする内に位置することとなる。
正極リード24は、正極集電部21の湾曲部21bに沿う形状に湾曲されている。正極リード24は、電極体5の積層方向において正極集電部21の先端よりも外方に突出するように形成されている。
図1に示すように、負極リード25は、正極リード24と同様に、根元部29、折り曲げ部30及び電極端子取付部30aを有する。また、負極集電部22は、正極集電部21と同様に、根元の延設部22aが溶接によって負極リード25の内面に固着され、先端の湾曲部22bが電極体5の積層方向に沿って形成されている。なお、負極集電部22及び負極リード25は、正極集電部21及び正極リード24と同様の形状をとるので、詳細説明は省略する。
正極リード24は、図5に示すような平面L字状の板材を、図7や図8に示すように根元の根元部26は折り曲げずに、開放側である折り曲げ部27を繋ぎ目32に沿って曲げることにより、断面L字状に形成される。なお、負極リード25も、正極リード24と同様に、平面L字状の板材を繋ぎ目33(図1参照)に沿って折り曲げることにより形成される。図1に示すように、正極リード24及び負極リード25の各根元部26,29には、抵抗溶接用の溶接スポット34a,34bを形成してもよい。
図6に示すように、正極リード24は、根元部26の外表面26aが電極対23の側面23aと同一の面上に配置されている。図7に示すように、正極リード24は、折り曲げ後、折り曲げ部27が積層方向Yの厚み範囲W内、つまり積層厚み範囲内に収まる長さに形成されている。なお、図示はしないが、負極リード25も正極リード24と同様の形状及び寸法に形成されている。
次に、本例の電極体5の製造工程を、図4〜図8を用いて説明する。ここでは、正極リード24を正極集電部21に取り付ける製造過程を説明するが、負極リード25の取り付け方も正極リード24と基本的に同じであるので、正極リード24の取り付け過程のみ詳述する。
まず、図4に示すように、積層された正極シート10において、未塗工部16を積層方向Yの一端側の表面(図4では紙面下端)に集めて、これらを積み上げる。このとき、元々は同じ長さの未塗工部16を片側に寄せ集めるので、これら未塗工部16には、未塗工部16の長さが順に低くなっていく端面ズレ部Kaが生じる。端面ズレ部Kaは、各未塗工部16の長さが各々異なってしまっているため、以降に行う抵抗溶接の不要部分となる。
続いて、図5に示すように、曲げ加工していない板状の正極リード24を正極集電部21に位置合わせして、正極リード24の根元部26を正極集電部21に当接させる。このとき、正極リード24は、自身(根元部26の外表面26a)が平面方向(図5のX−Z平面)において電極対23の側面23aと面一になるように位置決めされる。
そして、図6に示すように、正極リード24を抵抗溶接によって正極集電部21に取り付ける。抵抗溶接は、正極集電部21及び正極リード24を、正負一対の抵抗溶接用電極36,37によって挟み込んで溶着する溶接方式である。なお、本例の場合、正極リード24の溶接スポット34aに抵抗溶接が実施される。溶接スポット34aは折り曲げ部27よりも下にあるので、抵抗溶接は折り曲げ部27よりも下、つまり折り曲げ箇所よりも下側で実施されると言える。さらに、抵抗溶接は、正極の未塗工部16の全てが積み重なった箇所が溶接される。未塗工部16の群は、抵抗溶接された箇所が溶接部38となって正極リード24に強固に固着される。なお、溶接部38が接合部に相当する。
続いて、図7及び図8に示すように、正極リード24を繋ぎ目32で略90度に曲げて断面L字状にすることにより、電極体5の高さ方向ZにおけるデッドスペースS1を解消する。このとき、正極リード24は溶接部38の上、つまり折り曲げ部27で曲げられ、端面ズレ部Kaは正極リード24のL字状の折り曲げ部27の内面に案内されることにより、折り曲げ部27に沿い同様に曲がる。また、端面ズレ部Kaは根元が溶接部38となり、先端側が開放されている。このため、正極リード24を折り曲げた際、端部が開放されている端面ズレ部Kaには曲げ応力がかからず、そのまま簡単に曲がる。
また、図7に示すように、正極リード24を約90度折り曲げた際には、正極リード24の根元部26と、正極集電部21の未塗工部16とが、電極体5の積層方向Yの厚み範囲W内に収まった状態となる。よって、正極リード24を約90度折り曲げるようにしても、正極リード24が電極体5の積層方向Yにおいて側方に飛び出すこともない。
正極リード24の取り付けが完了すると、今度は負極リード25の取り付けを、正極リード24と同様の工程によって行う。負極リード25を負極集電部22に取り付け終えると、正極リード24に正極端子7を固着し、負極リード25に負極端子8を固着することにより、電極体5を組み立てる。そして、この電極体5をケース本体4内に収納して、ケース本体4の開口部4aをケース蓋6で閉じることにより、二次電池2の組み立てが完了する。
以上により、本例においては、板状のリード24,25を集電部21,22に溶接し、リード24,25を断面L字状に折り曲げることにより、リード24,25を集電部21,22に取り付ける。これにより、端面ズレ部Ka,Kbをリード24,25のL字形状に沿わせて曲げ、端面ズレ部Ka,Kbをリード24,25の内側に収納する。よって、端面ズレ部Ka,Kbを直線状にカットするという加工コストのかかる工法を使用せずとも、電極体5の高さ方向ZにおけるデッドスペースS1,S2を解消することが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)リード24,25を集電部21,22に取り付け固定する際、集電部21,22の開放端、つまり端面ズレ部Ka,Kbを、折り曲げ部27,30のL字状に沿わせて配置するので、端面ズレ部Ka,Kbをリード24,25の内側に収納することができる。よって、端面ズレ部Ka,Kbを直線状にカットするという高コストを要する工法を使用しなくても、デッドスペースS1,S2を解消することができる。
(2)断面L字状に折り曲げられたリード24,25は、電極体5の積層方向Yの厚み範囲W内に配置される。このため、折り曲げたリード24,25が積層方向Yの外側に飛び出さずに済むので、積層方向Yにデッドスペースが発生しない。
(3)未塗工部16,20を束ねる際、これらを積層方向Yの端部寄りの位置に集約して配置する。このため、リード24,25の積層方向Yの幅を広くすることが可能となるので、端子接触箇所の面積が電流の大きさに比例する電極体5では、大電流の充放電に寄与する。
(4)板状のリード24,25を用意し、リード24,25を集電部21,22に溶接した後、リード24,25をL字状に折り曲げることで、リード24,25を集電部21,22に取り付ける。よって、板状のリード24,25を集電部21,22に溶接して曲げるという簡素な製造工程によって、リード24,25を集電部21,22に取り付けることができる。
(5)リード24,25を電極対23の側面23aと同一の面上に位置するようにした。このため、リード24,25が電極対23の側面23aの外側に飛び出さずに済むので、電極体5の積層方向Yにデッドスペースが発生しない。
(6)リード24,25を断面L字状に折り曲げれば、それでリード24,25の位置決めが完了する。よって、リード24,25を単に約90度折り曲げるという簡素な作業によって、集電部21,22に取り付けることができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下のように変更してもよい。
・図9に示すように、正極集電部21及び正極リード24の組と、負極集電部22及び負極リード25の組とは、回転対称に配置されてもよい。
・リード24,25は、集電部21,22に溶接されてから曲げられることに限定されず、元から曲がっていてもよい。
・正極集電部21は、1つに限定されず、例えば複数でもよく、これらを1つ、或いは複数のリードで電気接続してもよい。なお、これは、負極集電部22でも同様に言える。
・電極端子(正極端子7、負極端子8)は、リード24,25の下面に取り付けられることに限定されず、例えば上面に取り付けられてもよい。
・正極端子7及び負極端子8は、電極対23の同一辺に配置されることに限定されず、各々異なる辺に配置されてもよい。
・溶接箇所は、未塗工部16,20が束になった箇所であれば、どの場所でもよい。
・抵抗溶接は、スポット溶接、バット溶接、プロジェクション溶接などの種々の溶接が使用可能である。また、溶接は、抵抗溶接に限らず、他の方式を採用可能である。
・リード24,25と集電部21,22の接合は、溶接に限らず、接着や溶着など、他の工法が採用可能である。
・リード24,25は、実施形態に述べた形状に限定されず、種々の形状に変更可能である。
・集電部21,22は、積層方向Yにおいて端部寄りの位置に集約されることに限定されず、例えば積層方向Yの中央位置に配置されてもよい。
・リード24,25の曲げ形状は、断面L字状に限定されず、例えばT字状など、他の形状に変更可能である。
・集電部21,22の配置位置は、電極対23の上面に限らず、側面や下面などに変更可能である。
・正極や負極は、シート状の部材に限定されず、例えば所定量厚みのある板状の部材を使用してもよい。
・正極シート10、負極シート11及びセパレータ12の素材は、適宜変更可能である。
・端子部材は、リード24,25に限定されず、電極端子自体でもよい。
・電極体5は、積層構造に限定されず、シート状の電極対を何層にも巻いて正負の電極層を持つ捲回構造としてもよい。
・蓄電装置は、二次電池に限定されず、例えば非水電解質キャパシタ(非水電解液キャパシタ)などを用いた電気二重層キャパシタとしてもよい。
・電極体5は、車両1に搭載されることに限定されず、他の機器や装置に搭載可能である。
1…車両、2…二次電池(電池)、5…電極体、10…正極としての正極シート、11…負極としての負極シート、12…セパレータ、13,17…基材としての箔、14…正極活物質層、15,19…塗工部、16,20…未塗工部、18…負極活物質層、21…集電群を構成する正極集電部、21a…延設部、21b…湾曲部、22…集電群を構成する負極集電部、22a…延設部、22b…湾曲部、23…電極対、23a…側面、24…端子部材を構成する正極リード、25…端子部材を構成する負極リード、26,29…根元部、26a,29a…外表面、27,30…折り曲げ部、38…接合部としての溶接部、51…蓄電装置、52,53…正負の各電極、54…セパレータ、55…電解液、W…積層方向の厚み範囲、Y…積層方向、Z…積層方向と交差する方向としての高さ方向。

Claims (5)

  1. 活物質と、基材に前記活物質が塗工された塗工部と、前記基材の端部に形成され、前記活物質が塗工されていない未塗工部とを有する正負の電極と、
    前記正負の電極の間を絶縁するセパレータとを有し、
    前記塗工部と前記セパレータとが層状に積層された電極体を備える蓄電装置であって、
    前記未塗工部が束ねられた集電群と、
    前記集電群の外表面と接合された端子部材とを備え、
    前記集電群は、先端が前記電極体の積層方向を向けて湾曲された湾曲部を有し、前記端子部材は、前記湾曲部に沿う形状に湾曲され、前記電極体の積層方向において前記集電群の前記先端より突出して設けられている
    ことを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記端子部材は、前記電極体の積層方向において積層厚み範囲内に収められている
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記集電群は、前記電極体の積層方向において前記電極体の積層方向の表面寄りに配置する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電装置。
  4. 前記集電群は、前記湾曲部より前記電極体側において前記電極体の積層方向と垂直に延設された延設部を有し、前記延設部と接合される前記端子部材の外表面は、前記電極体の積層方向の表面に揃って配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の蓄電装置を備えた
    ことを特徴とする車両。
JP2012025256A 2012-02-08 2012-02-08 蓄電装置及び車両 Expired - Fee Related JP5699955B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012025256A JP5699955B2 (ja) 2012-02-08 2012-02-08 蓄電装置及び車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012025256A JP5699955B2 (ja) 2012-02-08 2012-02-08 蓄電装置及び車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013161756A true JP2013161756A (ja) 2013-08-19
JP5699955B2 JP5699955B2 (ja) 2015-04-15

Family

ID=49173830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012025256A Expired - Fee Related JP5699955B2 (ja) 2012-02-08 2012-02-08 蓄電装置及び車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5699955B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016001561A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 株式会社豊田自動織機 蓄電装置の製造方法、及び蓄電装置の製造装置
JP2016115409A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 株式会社Gsユアサ 蓄電素子
WO2017073745A1 (ja) * 2015-10-29 2017-05-04 株式会社豊田自動織機 電極組立体
JP2017126547A (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 寧徳時代新能源科技股▲分▼有限公司 二次電池
KR20180051366A (ko) * 2016-11-07 2018-05-16 도요타 지도샤(주) 축전 디바이스 및 축전 디바이스의 제조 방법
WO2018159078A1 (ja) * 2017-02-28 2018-09-07 株式会社 豊田自動織機 蓄電装置
JP2019125493A (ja) * 2018-01-17 2019-07-25 三洋電機株式会社 二次電池
CN111384354A (zh) * 2018-12-27 2020-07-07 三洋电机株式会社 二次电池

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012243403A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Hitachi Vehicle Energy Ltd 二次電池

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012243403A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Hitachi Vehicle Energy Ltd 二次電池

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016001561A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 株式会社豊田自動織機 蓄電装置の製造方法、及び蓄電装置の製造装置
JP2016115409A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 株式会社Gsユアサ 蓄電素子
JPWO2017073745A1 (ja) * 2015-10-29 2018-08-16 株式会社豊田自動織機 電極組立体
WO2017073745A1 (ja) * 2015-10-29 2017-05-04 株式会社豊田自動織機 電極組立体
JP2017126547A (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 寧徳時代新能源科技股▲分▼有限公司 二次電池
CN106972144A (zh) * 2016-01-14 2017-07-21 宁德时代新能源科技股份有限公司 二次电池
CN106972144B (zh) * 2016-01-14 2023-03-17 宁德时代新能源科技股份有限公司 二次电池
CN108063211B (zh) * 2016-11-07 2021-11-05 丰田自动车株式会社 蓄电装置以及蓄电装置的制造方法
KR102151933B1 (ko) 2016-11-07 2020-09-04 도요타 지도샤(주) 축전 디바이스 및 축전 디바이스의 제조 방법
KR20180051366A (ko) * 2016-11-07 2018-05-16 도요타 지도샤(주) 축전 디바이스 및 축전 디바이스의 제조 방법
CN108063211A (zh) * 2016-11-07 2018-05-22 丰田自动车株式会社 蓄电装置以及蓄电装置的制造方法
JP2018077959A (ja) * 2016-11-07 2018-05-17 トヨタ自動車株式会社 蓄電デバイスおよび蓄電デバイスの製造方法
US10749204B2 (en) 2016-11-07 2020-08-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electric power storage device and method of manufacturing the same
WO2018159078A1 (ja) * 2017-02-28 2018-09-07 株式会社 豊田自動織機 蓄電装置
JP7052363B2 (ja) 2018-01-17 2022-04-12 三洋電機株式会社 二次電池
US11264679B2 (en) 2018-01-17 2022-03-01 Sanyo Electric Co., Ltd. Secondary battery
JP2019125493A (ja) * 2018-01-17 2019-07-25 三洋電機株式会社 二次電池
JP2020107513A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 三洋電機株式会社 二次電池
CN111384354A (zh) * 2018-12-27 2020-07-07 三洋电机株式会社 二次电池
JP7300266B2 (ja) 2018-12-27 2023-06-29 三洋電機株式会社 二次電池
CN111384354B (zh) * 2018-12-27 2024-01-19 三洋电机株式会社 二次电池

Also Published As

Publication number Publication date
JP5699955B2 (ja) 2015-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5803713B2 (ja) 蓄電装置及び車両
JP5699955B2 (ja) 蓄電装置及び車両
JP5942449B2 (ja) 蓄電装置及び車両
JP5333617B2 (ja) 電極収納セパレータ、蓄電装置及び車両
JP5275271B2 (ja) 2次電池
JP5699909B2 (ja) 二次電池用電極体及び二次電池並びに車両
KR101858482B1 (ko) 집전 부재를 구비하는 축전 소자 및 집전 부재의 제조 방법
US10811721B2 (en) Accumulator device
JP2019061779A (ja) 蓄電装置及び蓄電装置の製造方法
JP6270613B2 (ja) 角形二次電池
WO2020066520A1 (ja) 蓄電素子、蓄電素子の製造方法
JP5838837B2 (ja) 電極収納セパレータ、蓄電装置及び車両
JP2014038706A (ja) 蓄電装置
JP6731157B2 (ja) 角型二次電池
JP2019145262A (ja) 二次電池
KR20190041852A (ko) 가이드 부재, 상기 가이드 부재를 사용하여 스택형 전지를 제조하는 방법 및 이로부터 제조된 스택형 전지
JP2017120743A (ja) 蓄電素子
JP2017216133A (ja) 電池モジュール
JP5765259B2 (ja) 電極収納セパレータ、電極体、蓄電装置及び車両
JP2015026522A (ja) 電極収納セパレータ及び蓄電装置
JP7359730B2 (ja) 二次電池の製造方法及び二次電池
JP2018125068A (ja) 二次電池の製造方法
JP2018032523A (ja) 絶縁部材と二次電池
JP6731182B2 (ja) 蓄電素子、及び蓄電素子の製造方法
JPWO2019189341A1 (ja) 蓄電素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150202

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5699955

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees