JP2013160295A - 乾式のベルト式無段変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 油圧室から漏れた油がベルトに付着することによる摩擦力の低下を防止する乾式のベルト式無段変速機を提供する。
【解決手段】 乾式ベルト31が巻き掛けられるプーリ10の可動シーブ12を固定シーブ11に向けて押圧する油圧室100が可動シーブ12の固定シーブ11に対向する面12aとは反対側に設けられた乾式のベルト式無段変速機5において、油圧室100は、可動シーブ12と回転軸4との嵌合部分Aより半径方向で外側に設けられるとともに、その嵌合部分より半径方向で外側でかつ油圧室100より半径方向で内側に油圧室100との間をシール材51でシールされた大気開放空間部200が設けられ、その大気開放空間部200を嵌合部分に対して隔絶されたドレーン箇所に連通させる連通部が、大気開放空間部200からその半径方向で外側に延びて形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、駆動プーリと従動プーリに巻き掛けられたベルトによりトルク伝達を行い変速比を連続的に変化させるベルト式無段変速機であり、特に、いわゆる乾式ベルトを用いた乾式のベルト式無段変速機に関するものである。
従来、固定シーブと軸方向に摺動可能な可動シーブとをそれぞれ備えた駆動プーリおよび従動プーリに無端状のベルトを巻き付け、それらプーリにおけるいわゆるV溝の溝幅を変化させてベルトの巻掛け半径を変化させることで各プーリの巻掛け半径比を変化させて、変速比を得るベルト式無段変速機がある。その可動シーブを軸線方向で移動させる推力は、可動シーブに連結された油圧室に高圧のオイルを供給することにより発生する。
また、ベルト式無段変速機は、ベルトをトルク伝達部材として、各プーリとベルトとの接触面における摩擦力により動力源からの出力を伝達するものである。そのため、各プーリとベルトとの摩擦係合面(傾斜面)の素材に応じて、各構成要素の耐久性を向上させトルク伝動を増大させるため、摩擦係合面に潤滑性の液膜を形成させる湿式のベルト式無段変速機と、摩擦係合面をそのような潤滑性の液膜を形成させない乾式のベルト式無段変速機とがある。
例えば、乾式ベルト無段変速機では、そのベルトのうち、その摩擦係合面に摩擦係合する部分が潤滑性の樹脂製で構成されたベルトを用いることが知られている。その無段変速機においても、可動シーブを軸線方向で移動可能にする推力は油圧室の油圧により得られる。そのため、乾式のベルト式無段変速機において、油圧室から漏れたオイルが摩擦係合面とベルトに付着した場合には、摩擦力(摩擦係数)を低下させ、適切なトルクが伝達できないことが問題であった。
そのような問題を解決するために、特許文献1には、ベルト式無段変速機において、シャフトと可動シーブとの間にOリングを設けて液密にシールする乾式ベルト無段変速機が開示されている。また、シリンダとピストンとの間に設けられたシール部材と、可動シーブとピストンとの間に設けられたシール部材とから漏れ出したオイルが、ドレーン孔が接続された隣接する空間に漏れ出すように構成されている。その可動シーブとシャフトとの間には、前記空間と接続する別の空間を有することが記載されている。
特許文献2には、ベルト式無段変速機において、油圧室をアウタシリンダ、インナシリンダおよびピストンにより構成し、シャフト外周部に段差部を設け、インナシリンダの内径側端部を段差に嵌合することで、インナシリンダが隣接する第2油圧室に対する油密を確保する構成が開示されている。
また、特許文献3には、連続可変変速機において、可動シーブ内の油圧室を液密に保つ油圧シールをシャフトと可動シーブの摺動部よりも外径側に設け、クラッチ非作動時に遠心力により油圧シールを設けた溝よりクラッチにオイルを供給する構成が開示されている。
特開2007−309462号公報 特開2010−159865号公報 特開平08−49753号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたベルト式無段変速機は、運転時にシャフトの外周面と可動片の内周面との空間に油圧が生じるものであり、その油圧は通常の有段自動変速機における油圧よりかなり高圧であるため、油圧室もしくは油圧経路をシールしているOリングからオイルが漏れる可能性があった。そのため、可動片内周側から乾式ベルトを設けた空間に漏れたオイルが、遠心力で乾式ベルトやベルト巻き掛け溝に付着し、摩擦力を低下させる虞があった。
また、特許文献2に記載されたベルト式無段変速機は、湿式ベルトを用い、インナシリンダの第2油室から第2供給油路を介して可動プーリの内周面側に作動油が供給されるものであり、可動プーリの斜面にその作動油が付着する。さらに、特許文献3に記載された連続可変変速機も、湿式ベルトを用い、ディスクの二半部分の内周面側とシャフトの外周面との間にオイルを供給するものであり、ベルトとV溝とにオイルが付着する。
この発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、摩擦力によりトルクを伝達する乾式ベルトを用いたベルト式無段変速機において、油圧室から漏れた油による摩擦力の低下を防止できる乾式のベルト式無段変速機を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために請求項1に係る発明は、 乾式ベルトが巻き掛けられるプーリが回転軸に一体化された固定シーブとその固定シーブに対して接近しまた離隔するように軸線方向で移動するように取り付けられた可動シーブとによって構成されるとともに、その可動シーブを前記固定シーブに向けて押圧する油圧室が前記可動シーブの前記固定シーブに対向する面とは反対側に設けられた乾式のベルト式無段変速機において、前記油圧室は、前記可動シーブと前記回転軸との嵌合部分より半径方向で外側に設けられるとともに、その嵌合部分より半径方向で外側でかつ前記油圧室より半径方向で内側に前記油圧室との間をシール材でシールされている大気開放空間部が設けられ、前記大気開放空間部を前記嵌合部分に対して隔絶されたドレーン箇所に連通させる連通部が、前記大気開放空間部からその半径方向で外側に延びて形成されていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加え、前記油圧室は、前記可動シーブを押圧するピストンを有し、前記大気開放空間部は、前記ピストンより半径方向で内側に設けられ、前記ピストンの押圧面と前記可動シーブの被押圧面と間には非接触部分を設けられており、その非接触部分は前記連通部を形成することを特徴とする乾式のベルト式無段変速機である。
請求項1の発明によれば、油圧室とプーリと摩擦係合しているベルトを収納している空間とが隣接しておらず、油圧室のシール材から漏れた油は、ベルトが収納された空間とは隔てられた大気開放空間部に漏れる。油圧室からプーリと摩擦係合している乾式のベルトが収納されている空間に直接的に油が漏れることと、その空間に漏れ油が到達することを防止できる。そのため、その漏れた油が遠心力等によって半径方向で外側に飛散することがあっても、ベルトに付着し摩擦力を低下させることが防止できる。プーリとベルトとの摩擦力を低下させて、適正なトルクが伝達されない状態であるベルト滑りを防止できる。
請求項2の発明によれば、ピストンにおける可動シーブの背面と対向する部分に、可動シーブの背面に非接触な溝部とを有するため、ピストンが可動シーブの背面を押圧している場合であっても、大気開放空間部と連通部との連通がピストンにより分断されることがない。そのため、大気開放空間部に漏れ出した油の流通経路を遮ることがなく維持することができ、大気開放空間部から排出口への流通が阻害されない。
この発明の一実施形態における乾式のベルト式無段変速機の構成のうち、プライマリシャフトに設けられた駆動プーリを模式的に示した断面図である。 可動シーブが固定シーブ側に移動した場合における駆動プーリの断面図を模式的に示した図である。 別の実施形態における乾式のベルト式無段変速機の構成のうち、プライマリシャフトに設けられた駆動プーリを模式的に示した断面図である。 (a)は、ピストンにおける押圧面の一例を模式的に示した図である。(b)は、その押圧面のうち溝部が形成された部分の断面を模式的に示した図である。 この発明における乾式のベルト式無段変速機を備えた車両の動力伝達経路を模式的に示したものである。
以下、この発明を具体例に基づいて説明する。この発明で対象とする乾式のベルト式無段変速機は、車両の動力源から駆動輪に到る動力伝達経路に配置されるものであって、一対のプーリにより動力の伝達およびトルクの増減を行う乾式のベルト式無段変速機である。その乾式のベルト式無段変速機は、互いに平行に配置された一対の回転軸における一方の回転軸に設けられた駆動プーリと他方の回転軸に設けられた従動プーリとのそれぞれが、回転軸と一体化された固定シーブとその固定シーブに対して軸線方向で接近しまた離隔できるように回転軸に取り付けられた可動シーブとによって構成されている。また、それらシーブの対向面は傾斜面であり、乾式のベルトを巻き掛けるV溝を形成するとともに、動力を伝達するベルトと摩擦係合する面(傾斜面)とされる。さらに、可動シーブにおける摩擦係合面とは反対の背面側には、油圧により可動シーブを固定シーブ側に押圧する油圧室を有し、その可動シーブに推力を付与する押圧機構が設けられている。
この発明の一実施形態における乾式のベルト式無段変速機を備えた車両について、図5を参照して説明する。図5は、この実施形態における乾式のベルト式無段変速機を備えた車両の動力伝達経路を模式的に示したものである。乾式のベルト式無段変速機5は、車両の動力源1から駆動輪8に到る動力伝達経路に配置されているものであって、一対の駆動プーリ10および従動プーリ20とそれらプーリに巻き掛けられたベルト31とにより構成され、変速比を連続的に変化させてトルクを増減しかつ動力を伝達する。その動力伝達経路の起点となる動力源1は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関あるいはモータを主体とするものであって、アクセル操作などの出力操作に基づいて出力する動力が制御されるように構成されている。
その動力源1から出力された動力は、動力源1の出力軸2を介して、トルクコンバータや前後進切換機構などの伝動機構3に伝達される。例えば、伝動機構3が前後進切換機構である場合には、それを構成する回転要素の回転方向を正逆に切り換えることにより、動力の回転方向の正逆を切り換える。その伝動機構3の出力側には、乾式のベルト式無段変速機5の入力側の回転軸であるプライマリシャフト4が連結されており、伝動機構3からプライマリシャフト4を介して乾式のベルト式無段変速機5に動力が伝達される。
そのプライマリシャフト4から動力を伝達された乾式のベルト式無段変速機5は、トルクの増減を行い、その増減したトルクを出力側の回転軸であるセカンダリシャフト6に伝達する。そのセカンダリシャフト6は、図示しないディファレンシャルギアを介して、ドライブシャフト7に連結されるとともに駆動輪8に連結されている。すなわち、乾式のベルト式無段変速機5から出力されたトルク増減後の動力は、セカンダリシャフト6およびドライブシャフト7を介して駆動輪8に伝達され、その駆動輪8において駆動力を発生させる。
その乾式のベルト式無段変速機5は、図5に例示するように、互いに平行な一対の回転軸であるプライマリシャフト4とセカンダリシャフト6とを備えるとともに、プライマリシャフト4に設けられた駆動プーリ10と、セカンダリシャフト6に設けられた従動プーリ20とからなる一対のプーリを備え、駆動プーリ10および従動プーリ20に無端状のベルト31を巻き掛けられている。
駆動プーリ10は、プライマリシャフト4に取り付けられた可動シーブ12が、プライマリシャフト4と一体化された固定シーブ11に接近もしくは離隔するように軸線方向で移動可能(摺動可能)に構成されている。その可動シーブ12に軸線方向で固定シーブ11へ向かう推力を付与する押圧機構13は、固定シーブ11とは反対の背面側に設けられ、油圧により可動シーブ12を固定シーブ11に向けて押圧するものである。すなわち、固定シーブ11と可動シーブ12とが対向する面により形成されたV溝にベルト31が巻き掛けられ、押圧機構13から押圧された可動シーブ12の軸線方向の前後動によりそのV溝の幅が変化し、駆動プーリ10のベルト巻き掛かり径が変化する。
一方、従動プーリ20は、セカンダリシャフト6に取り付けられた可動シーブ22が、セカンダリシャフト6と一体化された固定シーブ21に接近もしくは離隔するように軸線方向に移動可能に構成されている。油圧により可動シーブ22を固定シーブ21側へ押圧する押圧機構23は、固定シーブ21とは反対の背面側に設けられている。また、従動プーリ20は、駆動プーリ10と同様に、固定シーブ21と可動シーブ22とが対向する面により形成されたV溝にベルト31が巻き掛けられている。すなわち、押圧機構23の油圧が上昇すると、押圧機構23から押圧された可動シーブ22は固定シーブ21側に押されて、従動プーリ20のベルト31を挟み付ける力(ベルト挟圧力)を増大させる。
したがって、乾式のベルト式無段変速機5は、駆動プーリ10のベルト巻き掛かり径と従動プーリ20のベルト巻き掛かり径とを変化させて、それら巻き掛かり径の比を変化させることにより、変速比を連続的に変化させるように構成されている。
次に、図1を参照して、この実施形態における乾式のベルト式無段変速機5をより具体的に説明する。なお、ここでの説明で用いる内周面もしくは内周側とは半径方向で内側を表現し、外周面もしくは外周側とは半径方向で外側を表現する。、図1は、この発明の一実施形態における乾式のベルト式無段変速機5を示し、特にプライマリシャフト4に設けられた駆動プーリ10を模式的に示した断面図である。駆動プーリ10では、固定シーブ11の傾斜面11aと可動シーブ12の傾斜面12aとが互いに対向するようにして形成されたV溝に、トルクを伝達するベルト31が巻き掛けられている。その各シーブの傾斜面11a,12aは、駆動プーリ10が回転するとベルト31との接触により摩擦力が発生しベルト31と摩擦係合する面である。すなわち、その摩擦力により、プライマリシャフト4から駆動プーリ10を介してベルト31に動力が伝達される。そのベルト31は、いわゆる乾式ベルトや乾式複合ベルトや金属ベルトや樹脂製のゴムベルトなどである。例えば、複数のエレメントと積層リングとにより構成された金属ベルトや、樹脂製の動力伝達部材(張力部材)である芯線を有する張力帯とエレメントとにより構成された乾式複合ベルトや、樹脂製の動力伝達部である芯線を有するゴムベルトなどである。
その可動シーブ12は軸線方向に移動可能に構成されており、その可動シーブ12の円筒部12bとプライマリシャフト4とが嵌合している。すなわち、プライマリシャフト4と可動シーブ12とが嵌合している部分では、そのプライマリシャフト4の外周面4aと円筒部12bの内周面12cとが対向している。また、その円筒部12bの内周面12cとプライマリシャフト4の外周面4aとの間には、可動シーブ12が倒れ込むことを防止するための円筒状のブッシュ27,28が設けられている。さらに、円筒部12bの端部に形成された溝に嵌められるようにして設けられているシール材53は、油圧室100から漏れた油を捕捉する大気開放空間部200をシールするものであり、円筒部12bとプライマリシャフト4との間に設けられている。すなわち、大気開放空間部200とプライマリシャフト4と可動シーブ12との嵌合部分Aとの間にシール材53が設けられている。言い換えれば、シール材53により、大気開放空間部200がその嵌合部分Aに対して隔絶されている。さらに、その円筒部12bは内側シリンダ16とスプライン嵌合をしている。具体的には、円筒部12bの半径方向で外側の外周面と内側シリンダ16の内周面とがスプライン嵌合しており、相対的に軸線方向で移動可能に構成されている。言い換えれば、可動シーブ12と油圧室100とがスプライン嵌合しており、相対的に移動可能に構成されている。すなわち、可動シーブ12は、軸線方向で移動可能に構成されているとともに、軸線方向で内側シリンダ16と相対移動できるように構成されている。
可動シーブ12の傾斜面12aとは反対の背面12d側に設けられている押圧機構13は、プライマリシャフト4の外周面4aと可動シーブ12の円筒部12bの内周面1cとが対向している部分より半径方向で外側に設けられている油圧室100を有する。その油圧室100は、半径方向で外側に設けられている外側シリンダ15と、半径方向で内側に設けられている内側シリンダ16と、それらシリンダ15,16により軸線方向へ前後動可能に案内されかつ油圧室100内の油圧により可動シーブ12を押圧するピストン14とにより形成されている。その内側シリンダ16は、プライマリシャフト4とスプライン嵌合するとともに、可動シーブ12とスプライン嵌合している。具体的には、内側シリンダ16の内周面が、軸線方向で固定シーブ11側において可動シーブ12の円筒部12bの外周面とスプライン嵌合し、軸線方向でベアリング26側においてプライマリシャフト4の外周面4aとスプライン嵌合している。言い換えれば、油圧室100とプライマリシャフト4とがスプライン嵌合している。すなわち、動力源1からの動力は、プライマリシャフト4から内側シリンダ16に伝達され、内側シリンダ16から可動シーブ12に伝達されて摩擦係合する部分からベルト31に伝達される。
また、ピストン14において相対的に大径すなわち半径方向で外側に設けられている円筒部でありかつ軸線方向に突出した突出部14cの内周面と外側シリンダ15との間に油圧室100をシールするシール材52が設けられている。さらに、ピストン14において相対的に小径すなわち半径方向で内側に設けられている円筒部でありかつ軸線方向に突出した突出部14dの内周面と内側シリンダ16との間に油圧室100をシールするシール材51が設けられている。すなわち、突出部14cはピストン14における相対的に大径すなわち半径方向で外側に設けられている円筒部分である。また、シール材51,52は、半径方向で円筒部12bより外側すなわちプライマリシャフト4の外周面4aと可動シーブ12の内周面12cとが対向する部分よりも半径方向で外側に設けられるとともに、油圧を受けながら油圧室100をシールしている。言い換えれば、シール材51,52は、プライマリシャフト4と可動シーブ12との嵌合部分Aより半径方向で外側に設けられ、かつ油圧室100と大気開放空間部200との間に設けられている。
その油圧室100内には、プライマリシャフト4に形成されている油路19と、内側シリンダ16に形成されている油路16aと、外側シリンダ15に形成されている油路15aとを経由し、かつ図示しない油圧経路を経由してオイルポンプからの圧油が供給される。一方、油圧室100内の油を排出する場合には、それら油路15a,16a,19からその油圧経路へ油圧室100内の油が流出する。なお、その押圧機構13は油圧室100内の油圧により可動シーブ12を固定シーブ11に向けて押圧すればよく、油圧室100内に供給される油の流量により駆動プーリ10のV溝の幅が変化するように制御されてもよく、その油圧室100内と連通する油圧経路の油圧によりそのV溝の幅が変化するように制御されてもよい。
その油圧室100の油圧により可動シーブ12の背面12dを押圧するピストン14の押圧面は、背面12dと接触し押圧する押圧部分14aと、その背面12dとは非接触となる溝部14bとを有する。すなわち、可動シーブ12の背面12dは被押圧面である。また、図4に例示するように、溝部14bは、ピストン14における押圧面の外径端部14cと内径端部14dとを結ぶように形成され、押圧部分14aから窪むようにして形成されている。例えば、図4(b)に例示するように、断面が凹形状に形成された溝部14bであってもよく、図示しない曲面状に形成されてもよい。
その可動シーブ12の外周部分には、軸線方向に突出した突出部12eが形成されている。また、大気開放空間部200を流通する油をオイルパンなどのドレーン箇所に排出する排出口18が設けられた壁部25には、軸線方向に突出した突出部25aが形成されている。その可動シーブ12の突出部12eと突出部25aとの間をシールするようにして蓋部材17設けられている。蓋部材17と突出部12eとの間にシール材54が設けられ、蓋部材17と突出部25aとの間にシール部55が設けられている。すなわち、大気開放空間部200とベルト31を収納している空間との間にそのシール材54およびシール部55が設けられている。言い換えれば、シール材54およびシール部55により、大気開放空間部200とベルト31を収納する空間とが隔絶されている。また、蓋部材17のシール材54側の端部は、軸線方向で突出部12eより抜けないようにストッパー17aにより係止されている。その壁部25は、軸受であるベアリング26に連結されている。そのため、大気開放空間部200は、シール材51,52,53,54およびシール部55によりシールされており、ベルト31を収納している空間とは隔絶され、かつ排出口18を介してドレーン箇所に連通するように形成されている。
ここで、油圧室100から大気開放空間部200に漏れた油の流通経路について説明する。油圧室100と大気開放空間部200との間に形成されているシール材は、シール材51とシール材52であり、油圧室100内の油圧が高圧である場合には、油圧室100から油が漏れる可能性がある。そのため、シール材51から大気開放空間部200に漏れる油は、大気開放空間部200のうち内周側に形成された空間部200Aに漏洩する。一方、シール材52から大気開放空間部200に漏れる油は、大気開放空間部200のうち外周側に形成された空間部200Bに漏洩する。その空間部200Bが、この発明における連通部に相当するものである。
その空間部200Aに漏れた油は、遠心力により半径方向外側に向かうものでもあり、シール材51よりも半径方向で外側に設けられたピストン14の押圧面に向かう。その押圧面には溝部14bが形成されており、押圧部分14aと可動シーブ12の背面12bにおける被押圧部分とが接触している場合であっても、大気開放空間部200が分断されない。言い換えれば、溝部14bにより空間部200Aから半径方向で外側に延びるように形成された空間部200Bが分断されない。すなわち、ピストン14と可動シーブ12とが接触している場合であっても、大気開放空間部200は溝部14bにより連通されており、空間部200Aと空間部200Bとが溝部14bを介して連通されている。したがって、空間部200Aから溝部14bに流入した漏れ油は、その溝部14bを流路にして遠心力により空間部200Bに飛散する。すなわち、その溝部14bは、空間部200Aもしくは空間部200Bを形成するものであり、この発明の連通部に相当するものである。
一方で、空間部200Aは、内側シリンダ16の内周面と可動シーブ12の円筒部12b外周面との間にも連通しているため、その漏れた油が流通する可能性がある。そして、大気開放空間部200をシールしているシール材53に到達する可能性があるものの、シール材53により空間部200Aから円筒部12bとプライマリシャフト4との嵌合部分Aへ油が漏れないように構成されている。また、そのシール材52は、油圧室100をシールしているシール材51,52が受けるような高圧の油圧は受けない。
他方、シール材52から空間部200Bへ漏れた油は、外側シリンダ16の外周面と壁部25の突出部25aの内周面との間を流通して、その空間部200Bに連通する排出口18に到達する。その空間部200Bには、外側シリンダ15と突出部25aとに囲まれた空間のほかに、ピストン14の突出部14cと可動シーブ12の背面12dと蓋部材17とにより形成された空間と、半径方向で壁部25の突出部25aと蓋部材17とで囲まれた空間とが含まれる。
また、空間部200Bとピストン14の溝部14bとが連通しているため、空間部200Bから溝部14bに油が流入する可能性がある。そのピストン14は可動シーブ12とともに回転するため、遠心力により溝部14bに流入した油は、半径方向外側に飛散する。そのため、空間部200Aに漏れた油も溝部14bを経由して空間部200Bに到達し、空間部200Bを経由して排出口18からドレーン箇所に排出される。
ここで、図2を参照して、油圧室100の油圧により軸線方向の推力が付与された可動シーブ12の動作について説明する。図2は、図1に例示した可動シーブ12に比べ固定シーブ11側に移動した状態の駆動プーリ10を模式的に示した断面図である。その駆動プーリ10は、押圧機構13の油圧室100に圧油が供給されることにより、ピストン14に押圧された可動シーブ12が軸線方向で固定シーブ11側に移動し、V溝の溝幅が狭くなるように、すなわちベルト31の巻き掛かり径が増大するように構成されている。よって、図1に例示した駆動プーリ10のV溝の溝幅は、図2に例示したものに比べ広く、巻き掛かり径が小さい場合を示したものである。
図2に例示するように、油圧室100の流量が増大した場合、もしくは油圧が高圧に上昇した場合には、ピストン14および可動シーブ12が、軸線方向で固定シーブ11に向けて移動する。言い換えれば、高圧な油圧を受けたピストン14が可動シーブ12の背面12dを押圧する力が増大するため、ピストン14から押圧力(推力)を付与された可動シーブ12は、ピストン14と蓋部材17とともに、軸線方向で固定シーブ11に向けて移動する。すなわち、可動シーブ12に接触するように設けられているシール材53と、ピストン14に接触するように設けられているシール材51およびシール材52と、蓋部材17に接触するように設けられたシール部55とが、シールしている他方の部材と軸線方向で摺動する。したがって、それらシール材51,52,53およびシール部55は、シールしている部材が軸線方向で摺動する場合であっても、それぞれに油圧室100または大気開放空間部200をシールするように構成されている。
次に、図3を参照して、別の実施形態における乾式のベルト式無段変速機5について説明する。図3は、この発明の別の実施形態における乾式のベルト式無段変速機5を示し、特にプライマリシャフト4に設けられた駆動プーリ40を模式的に示した断面図である。図3において、駆動プーリ40は、押圧機構43の油圧室100に圧油が供給されることにより可動シーブ42が軸線方向で固定シーブ11側に移動するものであり、V溝の溝幅が広い場合と狭い場合とを示したものである。なお、ここでの説明では、上述の実施形態と同様の構成部材についての説明を省略するとともに、それの参照符号を引用する。
駆動プーリ40は、上述した駆動プーリ10と異なる構成として、可動シーブ42の円筒部42aの外周面に押圧機構43のピストン44から押圧される段差部42bを有する。そのピストン44は、可動シーブ42の段差部42bを押圧する押圧部44aを有する。すなわち、その押圧部44aは押圧面となり、段差部42bと接触しその段差部42bを軸線方向に押圧する部分と、その段差部42bとは非接触となる部分とが含まれる。さらに、その押圧部44aと段差部42bとは、半径方向から傾斜するように形成されている。また、可動シーブ42の円筒部42aにおける軸線方向で固定シーブ11側とは反対側に、ピストン44の軸線方向移動を制限するリング状のストッパー48が、その円筒部42aと一体化して設けられ、ピストン44の軸線方向に突出した突出部44bの端部を係止できるように設けられている。さらに、外側シリンダ45と内側シリンダ46とピストン44とを被うようにして被覆部材47が設けられている。その被覆部材47は、シール材52から大気開放空間部300に漏れた油の流路を形成する。
また、その被覆部材47の円筒部47bの内周面と、プライマリシャフト4の外周面4aとがスプライン嵌合している。さらに、その円筒部47bより大径でかつピストン44の外周部分を被うように軸線方向に突出している突出部47aの内周面と、そのピストン44において相対的に大径すなわち半径方向で外側に設けられている円筒部であり軸線方向に突出している突出部44cの外周面とがスプライン嵌合している。加えて、ピストン44において相対的に小径すなわち半径方向で内側に設けられている円筒部であり軸線方向に突出した突出部44bの内周面と、可動シーブ42の円筒部42aの外周面とがスプライン嵌合している。したがって、動力源1からの動力は、プライマリシャフト4から被覆部材47に伝達され、被覆部材47からピストン44に伝達され、そのピストン44から可動シーブ42に伝達されて摩擦係合する部分からベルト31に伝達される。さらに、油圧室100は、プライマリシャフト4の外周面4aと可動シーブ42の円筒部42aの内周面42dとが対向する部分より半径方向で外側に設けられている。したがって、油圧室100と大気開放空間部300との間をシールするシール材52およびシール材56は、プライマリシャフト4と可動シーブ42との嵌合部分Bより半径方向で外側に設けられている。
また、可動シーブ42の傾斜面42cとは反対の背面側には、ハウジング33と一体に形成された隔壁部材32が設けられ、その隔壁部材32と円筒部42aとの間に設けられたシール部34が、ベルト31が収納された空間と大気開放空間部300とを隔絶するようにシールしている。すなわち、油圧室100から大気開放空間部300に漏れた油が遠心力などで飛散する場合であっても、シール部34によりその油がベルト31を収納する空間に漏洩しない。また、大気開放空間部300と連通するようにしてドレーン箇所に連通する排出口18が形成されている。
ここで、油圧室100から大気開放空間部300に漏れた油の流通経路について説明する。油圧室100と大気開放空間部300との間に形成されているシール材は、シール材52とシール材56であり、油圧室100内の油圧が高圧である場合には、油圧室100から油が漏れる可能性がある。そのため、シール材56から大気開放空間部300に漏れる油は、大気開放空間部300のうち内周側に形成された空間部300Aに漏洩する。一方、シール材52から大気開放空間部300に漏れる油は、大気開放空間部300のうち外周側に形成された空間部300Bに漏洩する。
そのシール材56は、ピストン44の突出部44bの外周面と内側シリンダ46の内周面との間に形成されている。油圧室100から空間部300Aに漏れた油は、内側シリンダ46の内周面と突出部44bの外周面との間を流通し、大気開放空間部300をシールするシール材53が形成されている部分と、軸線方向で突出部44bの内周面と可動シーブ42の円筒部42aの外周面とに囲まれた部分とに到達する可能性がある。シール材53にその油が到達した場合、シール材53により空間部300Aをシールしているので、大気開放空間部300側にその漏れた油が留まる。
その空間部300Aに漏れた油は、その軸線方向で突出部44bの内周面と円筒部42aの外周面とに囲まれた部分を経由して、ピストン44の押圧部44aと可動シーブ42の段差部42bとの間の非接触部分から、半径方向外側に飛散する。そのピストン44の押圧部44aには、その段差部42bを押圧する押圧部分44dと、ピストン44が可動シーブ42を押圧する際でも段差部42bとは非接触である溝部44eとを有する。すなわち、漏れた油は、遠心力により半径方向外側に向かうものであり、その軸線方向で突出部44bと円筒部42aとに囲まれている部分から押圧面に向かう。その押圧面には溝部44eが形成されており、押圧部分44dと段差部42bの被押圧部分とが接触している場合であっても、大気開放空間部300が分断されない。言い換えれば、溝部44eにより空間部300Aから半径方向で外側に延びるように形成された大気開放空間部300が分断されない。すなわち、ピストン44と可動シーブ42とが接触している場合であっても、大気開放空間部300は溝部44eにより連通されており、空間部300Aと空間部300Bとが溝部44eを介して連通されている。したがって、空間部300Aから溝部44eに流入した漏れ油は、その溝部44eを流路にして遠心力により空間部300Bに飛散する。すなわち、その溝部44eは、空間部300Aもしくは空間部300Bを形成するものであり、この発明の連通部に相当するものである。なお、その押圧部分44dがこの発明の押圧部分に相当し、以下同様に、段差部42bが被押圧面となり、溝部44eが非接触部分となる。その溝部44eを経由した漏れ油が排出口18から排出される。
一方、空間部300Bに漏れた油は、ピストン44の突出部44cと外側シリンダ45と被覆部材47とにより形成されている空間に漏洩する。その空間部300Bに漏れた油は、被覆部材47の突出部47aの内周面とピストン44の突出部44cの外周面との間を流通し、ドレーン箇所に連通するように形成されている排出口18に到達し、大気開放空間部300から排出される。
なお、この発明に係る車両の駆動力制御装置は、上述してきた実施形態に限定されるものではなく、この発明の目的を逸脱しない範囲内において適宜変更が可能である。
この発明に係る押圧機構の油圧室は、ピストンにおける軸線方向の突出部を外側シリンダと内側シリンダとにより保持され、かつ油の流路が確保されていればよく、その油圧室を形成する構成部材の形状は、上述の実施形態に限定されない。
また、ピストンの押圧面により大気開放空間部を内周側と外周側とに分断しなければよく、その溝部の数やその形状は限定されない。その溝部が押圧面の内径端部と外径端部とを連通するように結ばれていればよく、例えば半径方向に放射状すなわち直線状に形成されたものに限定されず、曲線状に半径方向で内外端を結ぶものでもよい。さらに断面凹状に窪ませたものに限定されず断面が曲面状に窪ませたものでもよい。
1…動力源、 4…プライマリシャフト、 5…乾式のベルト式無段変速機、 10…駆動プーリ、 11…固定シーブ、 12…可動シーブ、 13…押圧機構、 14…ピストン、 18…排出口、 31…ベルト、 40…駆動プーリ、 51,52,53,54,56…シール材、 100…油圧室、 200,300…大気開放空間部、 A,B…嵌合部分。

Claims (2)

  1. 乾式ベルトが巻き掛けられるプーリが回転軸に一体化された固定シーブとその固定シーブに対して接近しまた離隔するように軸線方向で移動するように取り付けられた可動シーブとによって構成されるとともに、その可動シーブを前記固定シーブに向けて押圧する油圧室が前記可動シーブの前記固定シーブに対向する面とは反対側に設けられた乾式のベルト式無段変速機において、
    前記油圧室は、前記可動シーブと前記回転軸との嵌合部分より半径方向で外側に設けられるとともに、その嵌合部分より半径方向で外側でかつ前記油圧室より半径方向で内側に前記油圧室との間をシール材でシールされている大気開放空間部が設けられ、前記大気開放空間部を前記嵌合部分に対して隔絶されたドレーン箇所に連通させる連通部が、前記大気開放空間部からその半径方向で外側に延びて形成されていることを特徴とする乾式のベルト式無段変速機。
  2. 前記油圧室は、前記可動シーブを押圧するピストンを有し、
    前記大気開放空間部は、前記ピストンより半径方向で内側に設けられ、
    前記ピストンの押圧面と前記可動シーブの被押圧面と間には非接触部分を設けられており、その非接触部分は前記連通部を形成することを特徴とする請求項1に記載の乾式のベルト式無段変速機。
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