JP2013159397A - 工具容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】同一の構成を有するように一体成形した両側容器部品P、Qの組み付けにあたり、容器部品Pの主板50をその先端側板部50c及び中間板部50bを介し容器部品Qの両側副板60の各延出側部位及び筒体40の双方と容器部品Qの容器本体Bの左右両側壁20、30の各前側部との間に挟持するとともに、容器部品Qの主板50をその先端側板部50c及び中間板部50bを介し容器部品Pの両側副板60の各延出側部位及び容器本体Bの筒体40の双方と容器部品Pの容器本体Bの左右両側壁20、30の各前側部との間に挟持する。
【選択図】図13
Description
棒状工具(D)を収容するためのものである。
合成樹脂でもって同一の構成を有するようにそれぞれ一体成形される第1及び第2の容器部品(P、Q)を備えており、
これら第1及び第2の容器部品の各々は、容器本体(B)と、背板部材(T)とを具備しており、
容器本体は、
矩形状底壁(10)と、
この底壁の両対向端部から互いに対向するようにL字状に屈曲して延出する両対向側壁(20、30)と、
上記矩形状底壁から上記両対向側壁の間を通り延出する筒体であってその延出端開口部を介し棒状工具をその柄部から挿入されて保持可能なように形成してなる筒体(40)とを有しており、
背板部材は、
上記矩形状底壁の他の両対向端部の一方の対向端部(11、12)に対する容器本体の対応部位から上記両対向側壁の各延出長さに対する対応長さでもって上記矩形状底壁の厚さ方向へ回動可能に延出する基端側板部(50a)と、この基端側板部からその延出方向に延出する中間板部(50b)と、この中間板部からその延出方向に延出する先端側板部(50c)とでもって、長手状に形成してなる主板(50)と、
上記中間板部の内面側へその幅方向両縁部から互いに対向するようにL字状に屈曲して延出する両側副板(60)とを有しており、
第1容器部品(P)の容器本体、主板及び両側副板を、それぞれ、第1容器本体、第1主板及び第1両側副板とし、かつ、第2容器部品(Q)の容器本体、主板及び両側副板を、それぞれ、第2容器本体、第2主板及び第2両側副板として、
第1両側副板がその各延出側部位(62)にて第2主板の上記先端側板部の幅方向両縁部に沿うとともに第2両側副板がその各延出側部位(62)にて第1主板の上記先端側板部の幅方向両縁部に沿うように、第2容器本体の上記両対向側壁のうちの第2主板とは各反対側部位(22、32)の間に第1主板の上記先端側板部を挿入するとともに第1容器本体の上記両対向側壁のうちの第1主板とは各反対側部位(22、32)の間に第2主板の上記先端側板部を挿入して、第1両側副板を第2両側副板に第1及び第2の主板の延出方向にて連結させて、
第1主板をその先端側板部及び中間板部を介し第2両側副板の各延出側部位及び第2容器本体の筒体の双方の少なくとも一方と第2容器本体の上記両対向側壁の上記各反対側部位との間に挟持するとともに、第2主板をその先端側板部及び中間板部を介し第1両側副板の各延出側部位及び第1容器本体の筒体の双方の少なくとも一方と第1容器本体の上記両対向側壁の上記各反対側部位との間に挟持して、棒状工具を収容可能なように第1及び第2の容器部品を液密的に組み付けることを特徴する。
第1及び第2の容器部品を形成する上記合成樹脂は、透明の硬合成樹脂であって、
第1及び第2の主板の各々の上記基端側板部を、その基端側幅方向両端部(51)から互いに逆向きに外方へ突出するように形成される各軸部(51a)にて、容器本体の上記両対向側壁のうちの上記基端側板部の上記基端側幅方向両端部に対する各対応部位に形成される各軸孔部(21a、31a)内に相対回動可能なように連結するように、上記透明の硬合成樹脂を用いた第1及び第2の容器部品の各々の一体成形において成形してなることを特徴とする。
第1及び第2の容器部品を形成する上記合成樹脂は、柔合成樹脂であって、
第1及び第2の主板の各々の上記基端側板部と第1及び第2の容器本体の各々の前記矩形状底壁との間の境界部を薄肉部(51b)として薄肉状に形成するように、前記柔硬合成樹脂を用いた前記第1及び第2の容器部品の各々の一体成形において成形してなることを特徴とする。
第1及び第2の両側副板の各々は、上記中間板部からその内面側へその幅方向両縁部から互いに対向するようにL字状に屈曲して延出する厚肉部(61)と、この厚肉部の延出端部からその延出方向に薄肉状に延出する薄肉部(62)とを有しており、
上記薄肉部は、上記厚肉部の延出端部の外側端部から当該厚肉部よりも薄肉状に形成されており、
第1主板の上記先端側板部は、その幅方向両縁部にて、第2両側副板の各延出端部の内側端部(61a)に沿うように第2両側副板の上記各薄肉部の間に介装されるとともに、第2主板の上記先端側板部は、その幅方向両縁部にて、第1両側副板の各延出端部の内側端部(61a)に沿うように第1両側副板の上記各薄肉部の間に介装されることを特徴とする。
第1及び第2の容器本体の各々において、
上記両対向側壁の上記各反対側部位(22、32)は、互いに対向するようにL字状に屈曲して延出する屈曲壁部(22b、32b)を形成してなり、
筒体は、円筒(41)と、この円筒の周壁のうち上記各各屈曲壁部の間に対する対応部位に軸方向に沿い開口してなる軸方向開口部(41a)の両対向縁部から上記各屈曲壁部の間に向けて延出する両延出壁(42)とを形成してなり、
上記先端側板部は、幅方向両縁部(53b)と、この幅方向両縁部の各対向部位からその厚さ方向外側へ突出するように構成してなる幅方向中央部(53a)とでもって形成されており、
第1主板の上記先端側板部が、上記幅方向両縁部にて、第2容器本体の上記両対向側壁の上記各屈曲壁部にその内面側に沿うように、かつ、上記幅方向中央部にて、第2容器本体における筒体の上記両延出壁と上記両対向側壁の上記各屈曲壁部との間に挟持されて第2容器本体の上記両対向側壁の上記各屈曲壁部の間からその厚さ方向外側へ突出して当該各屈曲壁部の間に沿うように、第1主板が、上記先端側板部にて、第2容器本体の上記両対向側壁の上記各反対側壁部の間に挿入され、
かつ、第2主板の上記先端側板部が、上記幅方向両縁部にて、第1容器本体の上記両対向側壁の上記各屈曲壁部にその内面側に沿うように、かつ、上記幅方向中央部にて、第1容器本体の上記両対向側壁の上記各屈曲壁部の間からその厚さ方向外側へ突出するとともに第1容器本体の筒体の上記両延出壁と第1容器本体の上記両対向側壁の上記各屈曲壁部との間に挟持されて当該各屈曲壁部の間に沿うように、第2主板が、上記先端側板部にて、第1容器本体の上記両対向側壁の上記各反対側壁部の間に挿入されることを特徴とする。
筒体の上記両延出壁は、その各対向側へ凸な横断面湾曲形状にて、円筒の上記軸方向開口部の上記両対向縁部から上記各屈曲壁部の間に向けて延出するように両湾曲壁として形成されており、
上記先端側板部の上記幅方向中央部は、
連結部(53c)と、この連結部の幅方向両縁部からL字状に屈曲するように延出する両側脚部(53d)とでもって、外方へ凸な横断面コ字状に形成されて、 上記両側脚部にて、棒状工具の上記柄部を円筒内にて締め付けるように両湾曲壁をその各外側から挟持するようにしたことを特徴とする。
(第1実施形態)
図1は、本発明にかかる工具容器の第1実施形態を示している。この工具容器は、ドリルやエンドミル等の棒状工具を収容するために用いられるもので、当該工具容器の横断面は正方形状であり、当該工具容器の縦断面は、長手矩形形状である。なお、本第1実施形態において、当該工具容器の全長寸法は、85(mm)程度であり、当該工具容器の横断面の寸法は、13(mm)×13(mm)程度である。
い、厚肉部61の延出端部には、内側端部(以下、内側端部61aという)が、形成されている。複数のリブ63は、主板50の中間板部50bの左側部位から厚肉部61の内面(右側面)にかけて三角板状に形成されている。
(第2実施形態)
図14及び図15は、本発明に係る工具容器の第2実施形態の要部を示している。この第2実施形態では、上記第1実施形態にて述べた両側容器部品P、Qの各々において、容器部品Bの底壁10が、後端部11に代えて後端部12を有しており、当該後端部12は、その後端にて、容器部品Bの左右両側壁20、30の各下側後端と図14にて図示上下方向において同一線上に位置する。
(1)本発明の実施にあたり、上記第1実施形態においては、両側容器部品P、Qの形成材料を透明の硬合成樹脂、例えば、ポリカーボネートとしたが、これに限ることなく、当該形成材料は、他の硬合成樹脂(例えば、ABS樹脂)或いは柔合成樹脂(例えば、ポリプロピレン樹脂)等のどのような合成樹脂であってもよい。
(2)本発明の実施にあたり、種々の軸長の棒状工具に合わせて背板部材Tの左右両側副板60の長さを変更するとともに主板50の先端側板部50cの長さを変更すれば、種々の軸長の棒状工具の収容がコンパクトになされ得る。
(3)本発明にあたり、筒体40は、左右両側湾曲壁42を廃止して、円筒41を、その弾力に抗して棒状工具Dの柄部を挿入し易いような形状にしてもよい。例えば、切り割り状円筒41の上側開口部の開口形状を、逆V字状とし、かつ、円筒41の内径を棒状工具Dの柄部の外径よりも幾分小さめにするようにして、円筒41のみでその弾力に抗して棒状工具Dの柄部を保持するようにしてもよい。
(4)本発明の実施にあたり、筒体40の左右両側湾曲壁42に対する主板50の延出端側板部位53のコ字状中央部53aによる挟持が充分であれば、延出端側板部位53の各隆起部u及び容器本体Bの左右両側壁20、30の各屈曲壁部の各窪み部hは、廃止してもよい。
(5)本発明の実施にあたり、主板50の先端側板部50cは、コ字状中央部53aに限ることなく、当該コ字状中央部53aと同一方向へ突出する湾曲部を有するようにしてもよい。
(6)本発明の実施にあたり、上記各実施形態にて述べた工具容器の全長寸法や横断面の寸法等の外形寸法は、収容すべき棒状工具の外形寸法にあわせて適宜変更してもよい。
11、12…後端部、20…左側壁、21a、31a…軸孔部、
22、32…前側部、30…右側壁、40…筒体、41a…上側開口部、
42…湾曲壁、50…主板、50a…基端側板部、50b…中間板部、
50c…先端側板部、51…延出基端部、51a…軸部、51b…薄肉部、
53a…コ字状中央部、53b…縁部、53c…連結部、53d…脚部、
60…副板、61…厚肉部、61a…内側端部、62…薄肉部、
Claims (8)
- 棒状工具を収容するための工具容器において、
合成樹脂でもって同一の構成を有するようにそれぞれ一体成形される第1及び第2の容器部品を備えており、
これら第1及び第2の容器部品の各々は、容器本体と、背板部材とを具備しており、
前記容器本体は、
矩形状底壁と、
この底壁の両対向端部から互いに対向するようにL字状に屈曲して延出する両対向側壁と、
前記矩形状底壁から前記両対向側壁の間を通り延出する筒体であってその延出端開口部を介し前記棒状工具をその柄部から挿入されて保持可能なように形成してなる筒体とを有しており、
前記背板部材は、
前記矩形状底壁の他の両対向端部の一方の対向端部に対する前記容器本体の対応部位から前記両対向側壁の各延出長さに対する対応長さでもって前記矩形状底壁の厚さ方向へ回動可能に延出する基端側板部と、この基端側板部からその延出方向に延出する中間板部と、この中間板部からその延出方向に延出する先端側板部とでもって、長手状に形成してなる主板と、
前記中間板部の内面側へその幅方向両縁部から互いに対向するようにL字状に屈曲して延出する両側副板とを有しており、
前記第1容器部品の前記容器本体、前記主板及び前記両側副板を、それぞれ、第1容器本体、第1主板及び第1両側副板とし、かつ、前記第2容器部品の前記容器本体、前記主板及び前記両側副板を、それぞれ、第2容器本体、第2主板及び第2両側副板として、
前記第1両側副板がその各延出側部位にて前記第2主板の前記先端側板部の幅方向両縁部に沿うとともに前記第2両側副板がその各延出側部位にて前記第1主板の前記先端側板部の幅方向両縁部に沿うように、前記第2容器本体の前記両対向側壁のうちの前記第2主板とは各反対側部位の間に前記第1主板の前記先端側板部を挿入するとともに前記第1容器本体の前記両対向側壁のうちの前記第1主板とは各反対側部位の間に前記第2主板の前記先端側板部を挿入して、前記第1両側副板を前記第2両側副板に前記第1及び第2の主板の延出方向にて連結させて、
前記第1主板をその先端側板部及び中間板部を介し前記第2両側副板の各延出側部位及び前記第2容器本体の前記筒体の双方の少なくとも一方と前記第2容器本体の前記両対向側壁の前記各反対側部位との間に挟持するとともに、前記第2主板をその先端側板部及び中間板部を介し前記第1両側副板の各延出側部位及び前記第1容器本体の前記筒体の双方の少なくとも一方と前記第1容器本体の前記両対向側壁の前記各反対側部位との間に挟持して、前記棒状工具を収容可能なように前記第1及び第2の容器部品を液密的に組み付けることを特徴する工具容器。 - 前記第1及び第2の容器部品を形成する前記合成樹脂は、透明の硬合成樹脂であって、
前記第1及び第2の主板の各々の前記基端側板部を、その基端側幅方向両端部から互いに逆向きに外方へ突出するように形成される各軸部にて、前記容器本体の前記両対向側壁のうちの前記基端側板部の前記基端側幅方向両端部に対する各対応部位に形成される各軸孔部内に相対回動可能なように連結するように、前記透明の硬合成樹脂を用いた前記第1及び第2の容器部品の各々の一体成形において成形してなることを特徴とする請求項1に記載の工具容器。 - 前記第1及び第2の容器部品を形成する前記合成樹脂は、柔合成樹脂であって、
前記第1及び第2の主板の各々の前記基端側板部と前記第1及び第2の容器本体の各々の前記矩形状底壁との間の境界部を薄肉部として薄肉状に形成するように、前記柔硬合成樹脂を用いた前記第1及び第2の容器部品の各々の一体成形において成形してなることを特徴とする請求項1に記載の工具容器。 - 前記第1及び第2の両側副板の各々は、前記中間板部からその内面側へその幅方向両縁部から互いに対向するようにL字状に屈曲して延出する厚肉部と、この厚肉部の延出端部からその延出方向に薄肉状に延出する薄肉部とを有しており、
前記薄肉部は、前記厚肉部の延出端部の外側端部から当該厚肉部よりも薄肉状に形成されており、
前記第1主板の前記先端側板部は、その幅方向両縁部にて、前記第2両側副板の各延出端部の内側端部に沿うように前記第2両側副板の前記各薄肉部の間に介装されるとともに、前記第2主板の前記先端側板部は、その幅方向両縁部にて、前記第1両側副板の各延出端部の内側端部に沿うように前記第1両側副板の前記各薄肉部の間に介装されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の工具容器。 - 前記第1及び第2の容器本体の各々において、
前記両対向側壁の前記各反対側部位は、互いに対向するようにL字状に屈曲して延出する屈曲壁部を形成してなり、
前記筒体は、円筒と、この円筒の周壁のうち前記各屈曲壁部の間に対する対応部位に軸方向に沿い開口してなる軸方向開口部の両対向縁部から前記各屈曲壁部の間に向けて延出する両延出壁とを形成してなり、
前記先端側板部は、幅方向両縁部と、この幅方向両縁部の各対向部位からその厚さ方向外側へ突出するように構成してなる幅方向中央部とでもって形成されており、
前記第1主板の前記先端側板部が、前記幅方向両縁部にて、前記第2容器本体の前記両対向側壁の前記各屈曲壁部にその内面側に沿うように、かつ、前記幅方向中央部にて、前記第2容器本体における前記筒体の前記両延出壁と前記両対向側壁の前記各屈曲壁部との間に挟持されて前記第2容器本体の前記両対向側壁の前記各屈曲壁部の間からその厚さ方向外側へ突出して当該各屈曲壁部の間に沿うように、前記第1主板が、前記先端側板部にて、前記第2容器本体の前記両対向側壁の前記各反対側壁部の間に挿入され、
かつ、前記第2主板の前記先端側板部が、前記幅方向両縁部にて、前記第1容器本体の前記両対向側壁の前記各屈曲壁部にその内面側に沿うように、かつ、前記幅方向中央部にて、前記第1容器本体の前記両対向側壁の前記各屈曲壁部の間からその厚さ方向外側へ突出するとともに前記第1容器本体の前記筒体の前記両延出壁と前記第1容器本体の前記両対向側壁の前記各屈曲壁部との間に挟持されて当該各屈曲壁部の間に沿うように、前記第2主板が、前記先端側板部にて、前記第1容器本体の前記両対向側壁の前記各反対側壁部の間に挿入されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の工具容器。 - 前記筒体の前記両延出壁は、その各対向側へ凸な横断面湾曲形状にて、前記円筒の前記軸方向開口部の前記両対向縁部から前記各屈曲壁部の間に向けて延出するように両湾曲壁として形成されており、
前記先端側板部の前記幅方向中央部は、
連結部と、この連結部の幅方向両縁部からL字状に屈曲するように延出する両側脚部とでもって、外方へ凸な横断面コ字状に形成されて、前記両側脚部にて、前記棒状工具の前記柄部を前記円筒内にて締め付けるように前記両湾曲壁をその各外側から挟持するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の工具容器。 - 前記幅方向中央部は、前記両側脚部の間隔において、前記先端側板部の前記中間板部からの延出方向に向けて順次狭くなるように形成されていることを特徴とする請求項6に記載の工具容器。
- 前記筒体の前記両湾曲壁は、その間隔において、前記筒体の延出方向とは逆方向に順次狭くなるように形成されていることを特徴とする請求項6に記載の工具容器。
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