JP2013159300A - 動力伝達装置 - Google Patents

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宏倫 福田
Noriyuki Sudo
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Abstract

【課題】アクチュエータによるケーシングの大型化や周辺部材への影響を抑制することができる動力伝達装置を提供する。
【解決手段】ケーシング3と、このケーシング3に回転可能に支持され駆動力が入力される第1回転軸5と、この第1回転軸5に伝達された駆動力を出力する第2回転軸7と、第1回転軸5に設けられ駆動力が入力される入力部9と、第1回転軸5に設けられ入力部9に伝達された駆動力を第2回転軸7に出力する出力部11と、入力部9と出力部11との間に設けられ入力部9と出力部11との間の動力伝達を断続する断続部材13と、この断続部材13を作動させるアクチュエータ15とを備えた動力伝達装置1において、アクチュエータ15を、環状に形成しケーシング3内で第1回転軸5と同軸上に配置した。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に適用される動力伝達装置に関する。
従来、動力伝達装置としては、ケーシングと、このケーシングに回転可能に支持され駆動力が入力される第1回転軸と、この第1回転軸に伝達された駆動力を出力する第2回転軸と、第1回転軸に設けられ駆動力が入力される入力部と、第1回転軸に設けられ入力部に伝達された駆動力を第2回転軸に出力する出力部と、入力部と出力部との間に設けられ入力部と出力部との間の動力伝達を断続する断続部材と、この断続部材を作動させるアクチュエータとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この動力伝達装置では、断続部材を作動させるアクチュエータが油圧式アクチュエータとなっている。このアクチュエータは、ケーシングに設けられたシリンダ室内にピストンが配置され、このピストンと連動するロッドが断続部材を操作している。また、シリンダ室内にオイルを供給してピストンを作動させるオイルポンプや油圧回路などは、ケーシングの外部に設けられている。
特開2009−269605号公報
しかしながら、上記特許文献1のような動力伝達装置では、アクチュエータがケーシングの内部や外部に広く配置構成されているので、ケーシングの内部ではアクチュエータを設けるための配置スペースを広く確保する必要があるだけでなく、ケーシングの外部ではアクチュエータが周辺部材の配置環境に影響を与えていた。
そこで、この発明は、アクチュエータによるケーシングの大型化や周辺部材への影響を抑制することができる動力伝達装置の提供を目的としている。
本発明は、ケーシングと、このケーシングに回転可能に支持され駆動力が入力される第1回転軸と、この第1回転軸に伝達された駆動力を出力する第2回転軸と、前記第1回転軸に設けられ駆動力が入力される入力部と、前記第1回転軸に設けられ前記入力部に伝達された駆動力を前記第2回転軸に出力する出力部と、前記入力部と前記出力部との間に設けられ前記入力部と前記出力部との間の動力伝達を断続する断続部材と、この断続部材を作動させるアクチュエータとを備えた動力伝達装置であって、前記アクチュエータは、環状に形成され前記ケーシング内で前記第1回転軸と同軸上に配置されていることを特徴とする。
この動力伝達装置では、アクチュエータが環状に形成されケーシング内で第1回転軸と同軸上に配置されているので、アクチュエータがケーシングの外部に張り出すことがないと共に、アクチュエータがケーシングの内部で広く配置されることがない。
従って、このような動力伝達装置では、アクチュエータをケーシング内にコンパクトに収容させることができ、アクチュエータによるケーシングの大型化や周辺部材への影響を抑制することができる。
本発明によれば、アクチュエータによるケーシングの大型化や周辺部材への影響を抑制することができる動力伝達装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る動力伝達装置が適用された車両の動力系を示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係る動力伝達装置の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る動力伝達装置の断続部の変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る動力伝達装置の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る動力伝達装置の概略図である。
まず、図1を用いて本発明の実施の形態に係る動力伝達装置が適用される車両の動力系の一例について説明する。なお、ここでは、第1実施形態に係る動力伝達装置1を用いているが、他の実施形態に係る動力伝達装置も動力伝達装置1と同様に適用することができる。
図1に示すように、車両の動力系は、エンジンや電動モータなどの駆動源301と、変速機構としてのトランスミッション303と、前輪側の左右輪の差動を許容するフロントデフ305と、前車軸307,309と、前輪311,313と、動力伝達装置1と、プロペラシャフト315と、後輪側の左右輪の差動を許容するリヤデフ317と、リヤデフ317から一方の後輪側へ伝達される駆動力を制御可能に断続するアクスルディスコネクト319と、後車軸321,323と、後輪325,327などから構成されている。
このように構成された車両の動力系では、駆動源301の駆動力がトランスミッション303を介してフロントデフ305に伝達される。このフロントデフ305に伝達された駆動力は、前車軸307,309を介して前輪311,313に配分されると共に、フロントデフ305のデフケース329に連結された第1回転軸5を介して動力伝達装置1に伝達される。
この動力伝達装置1に伝達された駆動力は、断続部材13が接続状態であると、入力部9と出力部11との間の動力伝達が可能となり、ギヤ組17で方向変換されて第2回転軸7からプロペラシャフト315を介してリヤデフ317に伝達される。
このとき、アクスルディスコネクト319は、動力伝達装置1の断続部材13と同期して作動されて接続状態に制御される。このリヤデフ317に伝達された駆動力は、後車軸321,323から後輪325,327に配分され、車両は前後輪駆動の四輪駆動状態になる。
また、車両が前輪駆動の二輪駆動状態になる場合には、動力伝達装置1の断続部材13が接続解除状態となり、入力部9と出力部11との間の動力伝達が遮断され、駆動源301の駆動力が第2回転軸7に伝達されず、後輪側への駆動力の伝達が遮断される。
このとき、アクスルディスコネクト319は、動力伝達装置1の断続部材13と同期して作動されて接続解除状態に制御される。この状態では、車両の走行による後輪327の回転がアクスルディスコネクト319で遮断され、リヤデフ317のデフケース337に入力されることがない。また、車両の走行による後輪325の回転は、リヤデフ317のサイドギヤ331に入力されてピニオン333を回転させ、サイドギヤ335を回転させるが、デフケース337を回転させることがなく、デフケース337とプロペラシャフト315とに設けられた方向変換ギヤ組339を回転させることがない。
このように車両の二輪駆動状態では、動力伝達装置1の断続部材13とアクスルディスコネクト319とを接続解除状態とすることにより、デフケース337及びこのデフケース337に固定されたリングギヤ338、プロペラシャフト315や方向変換ギヤ組339などの回転を防止し、無駄な回転系を削減して燃費向上を図ることができる。以下、図2〜図5を用いて本発明の実施の形態に係る動力伝達装置について説明する。
(第1実施形態)
図2,図3を用いて第1実施形態について説明する。
本実施の形態に係る動力伝達装置1は、ケーシング3と、このケーシング3に回転可能に支持され駆動力が入力される第1回転軸5と、この第1回転軸5に伝達された駆動力を出力する第2回転軸7と、第1回転軸5に設けられ駆動力が入力される入力部9と、第1回転軸5に設けられ入力部9に伝達された駆動力を第2回転軸7に出力する出力部11と、入力部9と出力部11との間に設けられ入力部9と出力部11との間の動力伝達を断続する断続部材13と、この断続部材13を作動させるアクチュエータ15とを備えている。
そして、アクチュエータ15は、環状に形成されケーシング3内で第1回転軸5と同軸上に配置されている。
また、アクチュエータ15は、入力部9上に配置されている。
さらに、出力部11と第2回転軸7とは、互いに噛み合うギヤ組17を有し、アクチュエータ15の外径は、第2回転軸7のギヤ部19の先端側の径方向範囲内に配置されている。
図2に示すように、動力伝達装置1は、ケーシング3と、第1回転軸5と、ギヤ組17と、第2回転軸7と、断続部材13と、アクチュエータ15などから構成されている。
ケーシング3は、内部に各種部材の収容空間が広く形成されたケーシング本体21と、主に出力部11の支持部を備えケーシング本体21をボルト22などの結合部材を用いて閉塞するカバー23とからなり、ケーシング本体21の端部がトランスミッション303(図1参照)やフロントデフ305(図1参照)を収容するケーシングに固定される。このケーシング3内には、第1回転軸5が回転可能に収容されている。
第1回転軸5は、入力部9と、出力部11とを備えている。入力部9は、中空状に形成され、外周がベアリング25を介してケーシング3に回転可能に支持されている。なお、このベアリング25は、入力部9の外周を周方向の4箇所で支持する4点接触軸受となっており、入力部9の支持が安定化されているが、入力部9を軸方向に2点支持する一対のベアリングを用いてもよい。また、入力部9とケーシング3との径方向間には、ケーシング3の内部と外部とを区画するシール部材27が配置されている。
この入力部9の内周側には、フロントデフ305のサイドギヤ341(図1参照)と前車軸309(図1参照)との間に連結されるシャフト29(図1参照)が入力部9と相対回転可能に挿通されている。この入力部9の軸方向一端部の外周には、フロントデフ305のデフケース329(図1参照)に一体回転可能に連結されるスプライン形状の連結部31が形成され、入力部9に駆動力が入力される。この入力部9に入力された駆動力は、出力部11に出力される。
なお、入力部9は、ケーシング3に対する支持ベアリング25と、フロントデフ305のデフケース329(図1参照)のボス部スプラインに連結するスプライン形状の連結部31とにより、軸心の傾きが防止され正規な回転が可能である。
出力部11は、中空状に形成され、軸心が入力部9の軸心と同心となるように入力部9と直列に配置され、ベアリング33,35を介してケーシング3のカバー23に入力部9と相対回転可能に支持されている。また、出力部11の端部には、ナット37がねじ締結され、ベアリング33,35に予圧が付与されると共に出力部11の軸方向位置が位置決めされる。また、出力部11の端部外周面とケーシング3との径方向間には、ケーシング3の内部と外部とを区画するシール部材39がカバー23の端部内周面に固定配置されている。また、出力部11の軸方向一端部内周と入力部9の軸方向他端部外周との径方向間には、ケーシング3の内部と出力部11の内部とを区画するシール部材41が配置されている。
なお、このシール部材41は、ケーシング3内の第1の潤滑油とトランスミッション303(図1参照)側のケーシング内の第2の潤滑油との混合を防止するため、2つのリップ部を有する2液シールを用いている。
この出力部11の内周側には、入力部9と同様にシャフト29(図1参照)が出力部11と相対回転可能に挿通されている。このシャフト29と出力部11との径方向間には、出力部11の内部を区画するシール部材43が配置されており、第2の潤滑油が外部へ漏れ出すのを防止している。この出力部11の軸方向一端部外周には、入力部9から伝達された駆動力を方向変換して出力するギヤ組17を構成するギヤ部45が設けられている。
ギヤ組17は、出力部11と一体形成又は溶接、圧入などの固定手段を用いて一体化された大径のリングギヤであるギヤ部45と、小径のピニオンであるギヤ部19とからなるベベルギヤ組で変速駆動されるように構成され、出力部11に伝達された駆動力を方向変換する。このギヤ組17を構成する小径のピニオンであるギヤ部19は、第2回転軸7の軸方向一端側に第2回転軸7と連続する一部材で形成され、出力部11から出力された駆動力を方向変換して第2回転軸7に伝達する。
第2回転軸7は、軸心が第1回転軸5の軸心と直交する方向に配置され、軸方向に配置された2つのベアリング47,49を介してケーシング3のケーシング本体21に回転可能に支持されている。この第2回転軸7の他端側外周には、スプライン形状の連結部51が形成され、プロペラシャフト315(図1参照)に連結される連結部材53が一体回転可能に連結されている。
連結部材53は、第2回転軸7の端部にナット55をねじ締結することによって軸方向位置が固定されると共に、ベアリング47,49に予圧が付与され第2回転軸7の軸方向位置が位置決めされる。また、連結部材53とケーシング3との径方向間にはケーシング3の内部と外部とを区画するシール部材57が配置されると共に、連結部材53の外周にはシール部材57のリップ部と摺動するダストカバー59が配置されている。この連結部材53に第2回転軸7を介して伝達された駆動力は、プロペラシャフト315(図1参照)を介してリヤデフ317(図1参照)に伝達される。
このような第1回転軸5から第2回転軸7への動力伝達は、入力部9と出力部11との間に設けられた断続部材13によって断続される。
断続部材13は、中空状に形成され、内周が入力部9の外周に形成されたスプライン形状の連結部61に入力部9と一体回転可能で軸方向移動可能に連結されている。また、ギヤ部45の内周側であって断続部材13と入力部9との軸方向間には、断続部材13を断続部65の接続解除方向に付勢するリターンスプリング63が配置されている。この断続部材13と出力部11との軸方向の対向面には、軸方向に対向する一対のドグクラッチ歯からなる断続部65が設けられている。
断続部65は、断続部材13と出力部11との軸方向に対向する対向面にそれぞれ設けられた複数の対向歯67,69の噛み合いとなっている。この断続部65は、対向歯67,69が噛み合うと、入力部9と出力部11との間の動力伝達が可能となり、フロントデフ305(図1参照)から入力部9に入力された駆動力が出力部11を介して第2回転軸7に伝達され、プロペラシャフト315(図1参照)を介してリヤデフ317(図1参照)に出力される。
なお、断続部材13と入力部9との間の連結部61は、軸方向の歯すじがわずかに回転方向に傾斜し、噛み合い歯面同士が、断続部65を接続方向に付勢するカム面としてカム作用を伴い、より強固な接続を可能として駆動力の伝達機能を高めている。
一方、断続部65は、対向歯67,69の噛み合いが解除されると、入力部9と出力部11との間の動力伝達が遮断され、フロントデフ305(図1参照)から入力部9に入力された駆動力が出力部11に伝達されず、ギヤ組17以降の回転系が回転されることがなく、車両の燃費向上を図ることができる。
なお、断続部65は、図3に示すような断続部65aであってもよい。詳細には、断続部65aは、断続部材13と出力部11との径方向に対向する対向面にそれぞれ設けられた複数の対向歯67a,69aの噛み合いとなっている。この複数の対向歯67a,69aは、それぞれ断続部材13の外周及び出力部11の内周に軸方向等間隔に複数列(ここでは3列)形成されると共に、それぞれの列において周方向等間隔に複数個形成されている。
このような断続部65,65aは、断続部材13の軸方向移動によって断続され、断続部材13はアクチュエータ15によって軸方向移動操作される。
アクチュエータ15は、それぞれ環状に形成されケーシング3内で第1回転軸5と同軸上に配置された電磁石71と、可動部材73とを備えている。電磁石71は、入力部9の外周側に配置されてケーシング3内に固定支持され、電磁コイル75と、コア77とを備えている。
電磁コイル75は、環状に所定巻き数巻回されて樹脂でモールド成形されている。また、電磁コイル75は、巻線の端部がリード線と連結し、リード線はケーシング3に設けられた開孔にグロメットを介して外部に引き出され、ケーシング3の外部に配置された通電を制御するコントローラ(不図示のECU)に接続されている。なお、このコントローラは、電磁石71の他に車両に設けられた各種センサやアクスルディスコネクト319(図1参照)にも接続され、電磁石71の通電と共にアクスルディスコネクト319の断続も連動制御している。この電磁コイル75の周囲には、コア77が配置されている。
コア77は、電磁コイル75への通電により磁界が形成されるように磁性材料から形成され、所定の磁路断面積を有している。このコア77は、電磁コイル75の周囲を覆い、内径側に配置された可動部材73としてのプランジャ79とで、電磁コイル75への通電によって磁束ループを形成させ、可動部材73を軸方向に移動操作する。なお、可動部材73としてのプランジャ79は、第1回転軸5(本実施形態では入力部7)の外径側で同軸上に配置されている。
可動部材73は、電磁石71の内径側で入力部9の外周に軸方向移動可能に支持され、環状のプランジャ79と、リング部材81とを備えている。プランジャ79は、磁性材料から形成され、磁束が透過可能に設定された微小隙間であるエアギャップをもって電磁石71の内径側に配置されている。このプランジャ79の内周には、リング部材81が一体に固定されている。
リング部材81は、非磁性材料から形成され、プランジャ79の内周側から入力部9側へ磁束が漏れることを防止している。このリング部材81の断続部材13側の端面は、断続部材13の軸方向の対向面に当接され、電磁石71によって作動される可動部材73による軸方向の移動操作力を断続部材13に伝達し、断続部材13を断続部65の接続方向に押圧操作する。
このようなアクチュエータ15は、入力部9の外周上において、第2回転軸7のギヤ部19の先端側の径方向範囲内、すなわち第1回転軸5の軸方向におけるギヤ部19の径方向サイズ内でギヤ部19と径方向にオーバーラップして配置されている。このようにアクチュエータ15を配置させることにより、ケーシング3を第1回転軸5の軸方向にコンパクト化することができ、装置を小型化することができる。
このように構成された動力伝達装置1では、電磁石71の励磁によりコア77とプランジャ79とを透過する磁束で形成されるアクチュエータ完結型の磁束ループを用いることによって、プランジャ79が断続部材13側に移動操作され、リング部材81が断続部材13を押圧する。この可動部材73による断続部材13の押圧操作により、断続部材13がリターンスプリング63の付勢力に抗して断続部65の接続方向に移動され、断続部65が接続される。
この断続部65の接続により、入力部9と出力部11との間の動力伝達が可能となり、フロントデフ305(図1参照)から入力部9に入力された駆動力が出力部11を介して第2回転軸7に伝達され、プロペラシャフト315(図1参照)を介してリヤデフ317(図1参照)に出力される。
一方、断続部65の接続解除では、電磁石71への通電を停止することにより、断続部材13がリターンスプリング63の付勢力によって断続部65の接続解除方向に移動され、断続部65の接続が解除される。
この断続部65の接続解除により、入力部9と出力部11との間の動力伝達が遮断され、フロントデフ305(図1参照)から入力部9に入力された駆動力が出力部11に伝達されず、出力部11以降への駆動力の伝達が遮断される。
このような動力伝達装置1では、アクチュエータ15が環状に形成されケーシング3内で第1回転軸5と同軸上に配置されているので、アクチュエータ15がケーシング3の外部に張り出すことがないと共に、アクチュエータ15がケーシング3の内部で広く配置されることがない。
従って、このような動力伝達装置1では、アクチュエータ15をケーシング3内にコンパクトに収容させることができ、アクチュエータ15によるケーシング3の大型化や周辺部材への影響を抑制することができる。
また、アクチュエータ15は、入力部9上に配置されているので、コンパクト化されたアクチュエータ15を入力部9上に配置することによって入力部9を小型化することができる。
さらに、アクチュエータ15は、第2回転軸7のギヤ部19の先端側の径方向範囲内に配置されているので、ケーシング3内でアクチュエータ15をコンパクトに配置してケーシング3を小型化することができ、装置を小型化することができる。
(第2実施形態)
図4を用いて第2実施形態について説明する。
本実施の形態に係る動力伝達装置101は、ケーシング103と、このケーシング103に回転可能に支持され駆動力が入力される第1回転軸105と、この第1回転軸105に伝達された駆動力を出力する第2回転軸107と、第1回転軸105に設けられ駆動力が入力される入力部109と、第1回転軸105に設けられ入力部109に伝達された駆動力を第2回転軸107に出力する出力部111と、入力部109と出力部111との間に設けられ入力部109と出力部111との間の動力伝達を断続する断続部材113と、この断続部材113を作動させるアクチュエータ115とを備えている。
そして、アクチュエータ115は、環状に形成されケーシング103内で第1回転軸105と同軸上に配置されている。
また、アクチュエータ115は、出力部111上に配置されている。
図4に示すように、動力伝達装置101は、ケーシング103と、第1回転軸105と、ギヤ組117と、第2回転軸107と、断続部材113と、アクチュエータ115などから構成されている。
ケーシング103は、ケーシング本体104、中間ケース106、カバー108、スリーブ110からなる複数の分割ケースからなり、ボルト112,114などの結合部材を用いて内部に配置される各部材の収容空間を形成し、ケーシング本体104の端部がトランスミッション303(図1参照)やフロントデフ305(図1参照)を収容するケーシングに固定される。このケーシング103内には、第1回転軸105が回転可能に収容されている。
第1回転軸105は、入力部109と、出力部111とを備えている。入力部109は、中空状に形成され、軸方向両端側の外周でそれぞれベアリング119,121を介してケーシング103に回転可能に支持されている。また、入力部109とケーシング103との径方向間には、ケーシング103の内部と外部とを区画するシール部材123が配置されている。また、入力部109の内周側には、フロントデフ305のサイドギヤ341(図1参照)と前車軸309(図1参照)との間に連結されるシャフト29が入力部109と相対回転可能に挿通されている。このシャフト29とケーシング103との径方向間にはケーシング103の内部と外部とを区画するシール部材125が配置されと共に、シャフト29の外周にはシール部材125のリップ部と摺動するダストカバー127が配置されている。また、入力部109とシャフト29との径方向間には、シール手段としてのXリング129が配置され入力部109の内部がトランスミッション303(図1参照)のケーシング内の第2の潤滑油とケーシング103内の第1の潤滑油とを分離可能に区画されている。
この入力部109の軸方向一端部の外周には、フロントデフ305のデフケース329(図1参照)に一体回転可能に連結されるスプライン形状の連結部131が形成され、入力部109に駆動力が入力される。また、入力部109の軸方向他端側外周には、断続部材113と軸方向に対向配置された対向部133が設けられている。この入力部109に入力された駆動力は、出力部111に出力される。
出力部111は、中空状に形成され、軸心が入力部109の軸心と同心となるように内周側に入力部109が挿通して配置され、軸方向両側の外周でそれぞれベアリング135,137を介してケーシング103のケーシング本体104と中間ケース106とに入力部109と相対回転可能に支持されている。この出力部111のベアリング137近傍の外周には、入力部109から伝達された駆動力を方向変換して出力するギヤ組117を構成するリングギヤであるギヤ部139がボルトによって固定されている。
ギヤ組117は、大径のリングギヤであるギヤ部139と、小径のピニオンであるギヤ部141とからなるベベルギヤ組で変速駆動されるように構成され、出力部111に伝達された駆動力を方向変換する。このギヤ組117を構成する小径のピニオンであるギヤ部141は、第2回転軸107の軸方向一端側に第2回転軸107と連続する一部材で形成され、出力部111から出力された駆動力を方向変換して第2回転軸107に伝達する。
第2回転軸107は、軸心が第1回転軸105の軸心と直交する方向に配置され、軸方向に配置された2つのベアリング143,145を介してケーシング103に回転可能に支持されている。この第2回転軸107の他端側外周には、スプライン形状の連結部147が形成され、プロペラシャフト315(図1参照)に連結される連結部材149が一体回転可能に連結されている。
連結部材149は、第2回転軸107の端部にナット151をねじ締結することによって軸方向位置が固定されると共に、ベアリング143,145に予圧が付与され第2回転軸107の軸方向位置が位置決めされる。また、連結部材149とケーシング103との径方向間にはケーシング103の内部と外部とを区画するシール部材153が配置されると共に、連結部材149の外周にはシール部材153のリップ部と摺動するダストカバー155が配置されている。この連結部材149に第2回転軸107を介して伝達された駆動力は、プロペラシャフト315(図1参照)を介してリヤデフ317(図1参照)に伝達される。
このような第1回転軸105から第2回転軸107への動力伝達は、入力部109と出力部111との間に設けられた断続部材113によって断続される。
断続部材113は、中空状に形成され、内周が出力部111のギヤ部139の背面側に位置するベアリング137より軸方向外側の外周に形成されたスプライン形状の連結部157に出力部111と一体回転可能で軸方向移動可能に連結されている。このようにギヤ部139の背面側に位置するベアリング137より軸方向外側に形成された連結部157に断続部材113を連結させることにより、出力部111のベアリング135,137による支持安定性を確保しつつ、断続部材113がギヤ組117のサイズなどの設計に影響を与えることがなく、ギヤ組117の設計の自由度を向上することができる。また、断続部材113と入力部109の対向部133との軸方向間には、断続部材113を断続部161の接続解除方向に付勢するリターンスプリング159が配置されている。この断続部材113と入力部109の対向部133との軸方向の対向面には、断続部161が設けられている。
断続部161は、断続部材113と入力部109の対向部133との軸方向に対向する対向面にそれぞれ設けられた複数の対向歯163,165の噛み合いとなっている。この断続部161は、対向歯163,165が噛み合うと、入力部109と出力部111との間の動力伝達が可能となり、フロントデフ305(図1参照)から入力部109に入力された駆動力が出力部111を介して第2回転軸107に伝達され、プロペラシャフト315(図1参照)を介してリヤデフ317(図1参照)に出力される。
一方、断続部161は、対向歯163,165の噛み合いが解除されると、入力部109と出力部111との間の動力伝達が遮断され、フロントデフ305(図1参照)から入力部109に入力された駆動力が出力部111に伝達されず、ギヤ組117以降の回転系が回転されることがなく、車両の燃費向上を図ることができる。また、この断続部161の接続解除状態では、出力部111が回転されないので、出力部111と一体回転可能に連結する断続部材113が回転されず、さらに回転系を削減することができる。
このような断続部161は、断続部材113の軸方向移動によって断続され、断続部材113はアクチュエータ115によって軸方向移動操作される。
アクチュエータ115は、それぞれ環状に形成されケーシング103内で第1回転軸105と同軸上に配置された電磁石167と、可動部材169とを備えている。電磁石167は、出力部111の外周側に配置されてケーシング103内に固定支持され、電磁コイル171と、コア173とを備えている。
電磁コイル171は、環状に所定巻き数巻回されて樹脂でモールド成形されている。また、電磁コイル171は、巻線の端部がリード線と連結し、このリード線はケーシング103に設けられた開孔にグロメットを介して外部に引き出され、ケーシング103の外部に配置された通電を制御するコントローラ(不図示のECU)に接続されている。この電磁コイル171の周囲には、コア173が配置されている。
コア173は、電磁コイル171への通電により磁界が形成されるように磁性材料から形成され、所定の磁路断面積を有している。このコア173は、電磁コイル171の周囲を覆い、内径側に配置された可動部材169のプランジャ175とで、電磁コイル171への通電によって磁束ループを形成させ、可動部材169を軸方向に移動操作する。
出力部111の外径側に配置される可動部材169は、電磁石167の内径側で断続部材113の外周に軸方向移動可能に配置され、環状のプランジャ175と、リング部材177とを備えている。プランジャ175は、磁性材料から形成され、磁束が透過可能に設定された微小隙間であるエアギャップをもって電磁石167の内径側に配置されている。このプランジャ175の内周には、リング部材177が一体に固定されている。
リング部材177は、非磁性材料から形成され、プランジャ175の内周側から出力部111側へ磁束が漏れることを防止している。このリング部材177の軸方向端面は、断続部材113に当接され、電磁石167によって作動される可動部材169による軸方向の移動操作力を断続部材113に伝達し、断続部材113を断続部161の接続方向に押圧操作する。
このように構成された動力伝達装置101では、電磁石167の励磁によりコア173とプランジャ175とを透過する磁束で形成されるアクチュエータ完結型の磁束ループを用いることによって、プランジャ175が入力部109の対向部133側に移動操作され、リング部材177が断続部材113を押圧する。この可動部材169による断続部材113の押圧操作により、断続部材113がリターンスプリング159の付勢力に抗して断続部161の接続方向に移動され、断続部161が接続される。
この断続部161の接続により、入力部109と出力部111との間の動力伝達が可能となり、フロントデフ305(図1参照)から入力部109に入力された駆動力が出力部111を介して第2回転軸107に伝達され、プロペラシャフト315(図1参照)を介してリヤデフ317(図1参照)に出力される。
一方、断続部161の接続解除では、電磁石167への通電を停止することにより、断続部材113がリターンスプリング159の付勢力によって断続部161の接続解除方向に移動され、断続部161の接続が解除される。
この断続部161の接続解除により、入力部109と出力部111との間の動力伝達が遮断され、フロントデフ305(図1参照)から入力部109に入力された駆動力が出力部111に伝達されず、出力部111以降への駆動力の伝達が遮断される。
このような動力伝達装置101では、アクチュエータ115が環状に形成されケーシング103内で第1回転軸105と同軸上に配置されているので、アクチュエータ115がケーシング103の外部に張り出すことがないと共に、アクチュエータ115がケーシング103の内部で広く配置されることがない。
従って、このような動力伝達装置101では、アクチュエータ115をケーシング103内にコンパクトに収容させることができ、アクチュエータ115によるケーシング103の大型化や周辺部材への影響を抑制することができる。
また、アクチュエータ115は、出力部111上に配置されているので、入力部109の連結部131側のスペースを確保することができ、入力部109の形状設計の自由度やケーシング103内の収容部材の配置レイアウトの自由度を向上することができる。
(第3実施形態)
図5を用いて第3実施形態について説明する。
本実施の形態に係る動力伝達装置201は、第1回転軸203は、入力部205と平行に配置され出力部207が設けられた中間軸209を有し、アクチュエータ211は、中間軸209上に配置されている。なお、第1実施形態と同一の構成には、同一の記号を記して構成及び機能説明は第1実施形態を参照するものとし省略するが、第1実施形態と同一の構成であるので、得られる効果は同一である。
図5に示すように、第1回転軸203は、入力部205と、出力部207と、中間軸209とを備えている。入力部205は、中空状に形成され、外周がベアリング213,215を介してケーシング3に回転可能に支持されている。この入力部205の内周側には、フロントデフ305のサイドギヤ341(図1参照)と前車軸309(図1参照)との間に連結されるシャフト29が入力部205と相対回転可能に挿通されている。なお、このシャフト29のフロントデフ305側の端部には、フロントデフ305のサイドギヤ341に連結される連結部217が設けられている。
この入力部205の軸方向一端部の外周には、フロントデフ305のデフケース329(図1参照)に一体回転可能に連結される連結部219が形成され、入力部205に駆動力が入力される。この入力部205に入力された駆動力は、出力部207に出力される。
出力部207は、中空状に形成され、軸心が入力部205の軸心と同心となるように入力部205と直列に配置され、ベアリング221,223を介してケーシング3に入力部205と相対回転可能に支持されている。また、出力部207の内周側には、入力部205と同様にシャフト29が出力部207と相対回転可能に挿通されている。
この出力部207には、内筒形状のヘリカルギヤからなる大径ギヤ225が一体に設けられ、この大径ギヤ225が中間軸209に設けられた円筒のヘリカルギヤからなる小径ギヤ227と噛み合って変速ギヤ組229を構成し、出力部207に伝達された駆動力が変速ギヤ組229を介して中間軸209に伝達される。
中間軸209は、軸心が入力部205及びシャフト29の軸心と平行となるように配置され、軸方向の両側でベアリング231,233を介してケーシング3に入力部205と相対回転可能に支持されている。この中間軸209には、入力部205から伝達された駆動力を方向変換して第2回転軸7に出力するギヤ組17を構成するリングギヤからなるギヤ部235が設けられている。
このような中間軸209を有する第1回転軸203から第2回転軸7への動力伝達は、入力部205と出力部207との間に設けられた断続部材237によって断続される。
断続部材237は、中空状に形成され、外周が出力部207の内周に形成された連結部239に入力部205と一体回転可能で軸方向移動可能に連結されている。また、断続部材237と入力部205との軸方向の対向面には、断続部241が設けられている。この断続部材237は、アクチュエータ211によって軸方向移動操作される。
アクチュエータ211は、それぞれ環状に形成されケーシング3内で第1回転軸203と同軸上に配置された電磁石71と、可動部材73と、シフトロッド243とを備えている。電磁石71は、中間軸209の外周側に配置されてケーシング3に固定支持されている。この電磁石71の内径側には、可動部材73が配置されている。
可動部材73は、電磁石71の内径側で中間軸209の外径側の外周に軸方向移動可能に配置されている。この可動部材73には、シフトロッド243が一体的に軸方向移動可能に連結して設けられている。
シフトロッド243は、一端側が可動部材73と一体移動可能に固定され、他端側がシフトフォークとして形成され断続部材237のリング状の凹所238に係合されている。また、シフトロッド243と中間軸209との軸方向間には、シフトロッド243を介して断続部材237を断続部241の接続解除方向に付勢するリターンスプリング245が配置されている。このシフトロッド243は、電磁石71によって作動される可動部材73による軸方向の移動操作力を断続部材237に伝達し、断続部材237を断続部241の接続方向に移動操作する。
このように構成された動力伝達装置201では、電磁石71の励磁により可動部材73が断続部241の接続方向に移動操作され、シフトロッド243が断続部材237を移動操作する。このシフトロッド243による断続部材237の移動操作により、断続部材237がリターンスプリング245の付勢力に抗して断続部241の接続方向に移動され、断続部241が接続される。
この断続部241の接続により、入力部205と出力部207との間の動力伝達が可能となり、フロントデフ305(図1参照)から入力部205に入力された駆動力が出力部207を介して中間軸209に伝達され、ギヤ組17を介して第2回転軸7に伝達されてプロペラシャフト315(図1参照)を介してリヤデフ317(図1参照)に出力される。
一方、断続部241の接続解除では、電磁石71への通電を停止することにより、断続部材237がシフトロッド243を介してリターンスプリング245の付勢力によって断続部241の接続解除方向に移動され、断続部241の接続が解除される。
この断続部241の接続解除により、入力部205と出力部207との間の動力伝達が遮断され、フロントデフ305(図1参照)から入力部205に入力された駆動力が出力部207に伝達されず、出力部207以降への駆動力の伝達が遮断される。
このような動力伝達装置201では、アクチュエータ211が中間軸209上に配置されているので、変速ギヤ組229を設けるような中間軸209が配置される構造であっても、アクチュエータ211がケーシング3の外部に張り出すことがないと共に、アクチュエータ211がケーシング3の内部で広く配置されることがない。
また、アクチュエータ211は、入力部205や出力部207と平行に配置された中間軸209上に配置されているので、入力部205及び出力部207を軸方向に小型化することができると共に、入力部205及び出力部207の周囲のスペース確保による設計の自由度を向上することができる。
なお、本発明の実施の形態に係る動力伝達装置では、断続部材が入力部と出力部のうちいずれか一方に軸方向に相対移動可能で一体回転可能に連結されているが、この断続部材の連結は周辺部材の干渉などを考慮して適宜選択すればよい。
また、断続部は、噛み合いクラッチとなっているが、これに限らず、摩擦クラッチなど入力部と出力部との間の動力伝達を断続できるものであれば、どのような形態であってもよい。
さらに、本発明の実施の形態に係る動力伝達装置では、アクチュエータとしてケーシングに固定された電磁石を用いていたが、電磁石を自らの励磁によって軸方向移動可能にケーシングに支持し、電磁石にベアリングを介して断続部材を連結することで、断続部の断続機能を行うようにしてもよい。
また、アクチュエータは、環状の油圧シリンダと油圧ピストンとを含むアクチュエータを採用することも可能だが、上記の実施の形態で用いる電磁石に比べれば、ケーシングの大型化や周辺部材への影響を抑制する効果は低い。
さらに、車両の動力系では、後輪側の断続機構をアクスルディスコネクトとしているが、これに限らず、リヤデフをフリーランニングデフとする、或いは車軸と車輪との間を断続するハブクラッチを適用するなど、プロペラシャフトから後輪側への動力伝達を断続できる構成であれば、どのような断続機構を適用してもよい。
1,101,201…動力伝達装置
3,103…ケーシング
5,105,203…第1回転軸
7,107…第2回転軸
9,109,205…入力部
11,111,207…出力部
13,113,237…断続部材
15,115,211…アクチュエータ
17,117…ギヤ組
19…第2回転軸のギヤ部
29…シャフト
31,131…連結部
71,167…電磁石
73,169,…可動部材
305…フロントデフ
315…プロペラシャフト
329…デフケース
341…サイドギヤ

Claims (8)

  1. ケーシングと、このケーシングに回転可能に支持され駆動力が入力される第1回転軸と、この第1回転軸に伝達された駆動力を出力する第2回転軸と、前記第1回転軸に設けられ駆動力が入力される入力部と、前記第1回転軸に設けられ前記入力部に伝達された駆動力を前記第2回転軸に出力する出力部と、前記入力部と前記出力部との間に設けられ前記入力部と前記出力部との間の動力伝達を断続する断続部材と、この断続部材を作動させるアクチュエータとを備えた動力伝達装置であって、
    前記アクチュエータは、環状に形成され前記ケーシング内で前記第1回転軸と同軸上に配置されていることを特徴とする動力伝達装置。
  2. 請求項1記載の動力伝達装置であって、
    前記アクチュエータは、前記入力部上に配置されていることを特徴とする動力伝達装置。
  3. 請求項1記載の動力伝達装置であって、
    前記アクチュエータは、前記出力部上に配置されていることを特徴とする動力伝達装置。
  4. 請求項1記載の動力伝達装置であって、
    前記第1回転軸は、前記入力部と平行に配置され前記出力部が設けられた中間軸を有し、前記アクチュエータは、前記中間軸上に配置されていることを特徴とする動力伝達装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の動力伝達装置であって、
    前記出力部と前記第2回転軸とは、互いに噛み合うギヤ組を有し、前記アクチュエータは、前記第2回転軸のギヤ部の径方向範囲内に配置されていることを特徴とする動力伝達装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の動力伝達装置であって、
    前記アクチュエータは、環状の電磁石を含み、前記電磁石は、前記ケーシング内に支持されていることを特徴とする動力伝達装置。
  7. 請求項6記載の動力伝達装置であって、
    前記第1回転軸の外径側と前記電磁石の内径側との間には、環状の可動部材が配置されていることを特徴とする動力伝達装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の動力伝達装置であって、
    前記第1回転軸の入力部は、車両の前輪を駆動するフロントデフのデフケースと連結する連結部を備え、前記第1回転軸は、中空軸で形成され前記フロントデフのサイドギヤと連結するシャフトが軸心側に挿通され、前記第2回転軸は、車両の後輪を駆動するプロペラシャフト側に連結することを特徴とする動力伝達装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112015001429B4 (de) 2014-03-25 2022-04-28 Jtekt Corporation Verteilergetriebe für ein Fahrzeug mit Allradantrieb

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