JP2009228840A - デファレンシャル装置及びこのデファレンシャル装置を用いた駆動システム - Google Patents

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豊史 丸山
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Abstract

【課題】フリーランニング式のデファレンシャル装置において、小型化することができると共に、アクチュエータの作動に要する消費電力を抑制することができるデファレンシャル装置、及びこのデファレンシャル装置を用いた駆動システムを提供する。
【解決手段】デファレンシャル装置1において、電磁式のアクチュエータ15が、電磁コイル17とコア19とからなり、アウタケース3の一端側外部に配置され、かつアウタケース3と摺接可能に配置された電磁石21と、電磁石21の内周側に配置され、電磁石21への通電によりアウタケース3の一端側とコア19に対して径方向に対向してクラッチ部材13をアウタケース3とインナケース7とが離脱するように軸方向一方側に移動させるプランジャ23と、電磁石21の通電解除により、クラッチ部材13を軸方向他方側に移動させてアウタケース3とインナケース7とを係合させる弾性部材25とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に適用されるデファレンシャル装置及びこのデファレンシャル装置を用いた駆動システムに関する。
従来、フリーランニング式のデファレンシャル装置としては、アウターケースとインナーケースとの間に設けられたクラッチ部材をエアアクチュエータの操作によって断続する構造のデファレンシャル装置が記載されている(例えば、特許文献1参照)。
近年、アクチュエータ機構は、車両の燃費向上の点や制御性向上の点から、電流制御するタイプの電磁式や電動モータ式に変遷しつつある。このうち電磁式は、デファレンシャル装置の回転軸と同軸上に配置される電磁石を用いるタイプが主流であり、電動モータ式に比べてデファレンシャル装置の周辺構造をコンパクトに配置可能であるという利点がある。
そこで、従来の電磁式のアクチュエータとしては、デフケース内でデフケースとインナケースとの間に配置されたクラッチリングを、デフケースの外周部にベアリングを介して同軸支持された環状の電磁石を励磁してアーマチャを操作することによって断続操作する構造の電磁式クラッチ装置が記載されている(例えば、特許文献2参照)。
この電磁式クラッチ装置におけるクラッチの接続は、アーマチャとデフケースとの間に配置されたリターンスプリングの押圧力によってなされ、クラッチの切断は、電磁石の励磁により吸引されるアーマチャがリターンスプリングの押圧力に抗することによってなされる。
特開平10−78110号公報 特開2001−193821号公報
しかしながら、上記の電磁式クラッチ装置では、コンパクトなレイアウトを可能にしているが、電磁石の励磁による磁界、すなわち磁束ループは、電磁石のコアからデフケースを介してアーマチャに形成される。電磁石の技術的特性として一般的に知られているように、磁束ループ中のエアギャップ(空隙)の拡大はアーマチャの吸引力の低下に著しく関与している。よって、デファレンシャル装置の実用化を考慮した場合、上記の電磁式クラッチ装置の構造を詳細に把握すると、磁束ループ中には電磁石とデフケースとの間に2つのエアギャップが形成されている。また、デフケースとアーマチャとの間にはさらに2つのエアギャップが形成されている。
従って、これらのエアギャップによって電磁石の励磁効率が低下してしまうので、アーマチャの吸引力を向上させるには、電磁石自体を大型化させる必要がある。加えて、各部のエアギャップを縮小したいが、上記の電磁式クラッチ装置の構造においては、クラッチの断続移動長さ分のアーマチャの移動ストロークを確保する必要があり、エアギャップの縮小には限界がある。これらの構造的な問題によって、結果としてデファレンシャル装置の小型化には限界があると共に、アクチュエータの作動に要する消費電力を抑制することは困難であった。
そこで、この発明は、フリーランニング式のデファレンシャル装置において、小型化することができると共に、アクチュエータの作動に要する消費電力を抑制することができるデファレンシャル装置、及びこのデファレンシャル装置を用いた駆動システムの提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、動力が入力する第1のケース部材と、該第1のケース部材の回転軸上で公転可能かつ自転可能に差動部材を支承する第2のケース部材と、前記差動部材に噛み合い互いに相対回転可能な一対の出力部材と、前記第1のケース部材に回転方向に常時係合し、軸方向に移動して前記第2のケース部材に対して係合・離脱可能なクラッチ部材と、該クラッチ部材を軸方向に移動させる電磁式のアクチュエータとを備えたデファレンシャル装置であって、前記電磁式のアクチュエータは、電磁コイルとコアとからなり、前記第1のケース部材の一端側外部に配置され、かつ前記第1のケース部材と摺接可能に配置された電磁石と、該電磁石の内周側に配置され、前記電磁石への通電により前記第1のケース部材の一端側と前記コアに対して径方向に対向して前記クラッチ部材を前記第1のケース部材と前記第2のケース部材とが離脱するように軸方向一方側に移動させるプランジャと、前記電磁石の通電解除により、前記クラッチ部材を軸方向他方側に移動させて前記第1のケース部材と前記第2のケース部材とを係合させる弾性部材とを備えていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のデファレンシャル装置であって、前記弾性部材は、前記第1のケース部材の一端側に設けられた径方向壁に形成された凹部内に配置されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のデファレンシャル装置であって、前記クラッチ部材は、前記第1のケース部材に径方向に支持されると共に、前記プランジャに対して径方向に隙間を有して配置されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデファレンシャル装置であって、前記プランジャは、前記電磁石の通電により前記第1のケース部材の軸方向外側へ移動し、前記コアに対して軸方向に当接することを特徴とする。
請求項5記載の駆動システムは、駆動源の駆動力が入力するトランスファと、該トランスファから常時駆動力が伝達され、第1のデファレンシャル装置と第1の左右輪とを備える主駆動系と、前記トランスファからトランスファクラッチを介して選択的に駆動力が伝達され、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデファレンシャル装置と第2の左右輪とを備える副駆動系とからなることを特徴とする。
請求項1のデファレンシャル装置は、電磁石が第1のケース部材と摺接可能に配置されているので、電磁石と第1のケース部材との間に接触を回避する間隔を有したエアギャップを形成することがなく、電磁石の励磁効率を向上させることができ、電磁石を大型化せずにプランジャの操作力を向上することができる。
また、クラッチ部材を軸方向一方側に移動させるプランジャが第1のケース部材の一端側とコアに対して径方向に対向しているので、クラッチ部材の断続移動長さ分のプランジャの移動ストロークを第1のケース部材とコアの径方向位置で確保しつつ、プランジャと第1のケース部材の一端側とコアとの間のエアギャップを縮小することができる。
従って、フリーランニング式のデファレンシャル装置において、小型化することができると共に、アクチュエータの作動に要する消費電力を抑制することができる。
請求項2のデファレンシャル装置は、弾性部材が第1のケース部材の一端側に設けられた径方向壁に形成された凹部内に配置されているので、軸方向に弾性部材の配置スペースを設ける必要がなく、弾性部材の配置スペースを削減することができる。
請求項3のデファレンシャル装置は、クラッチ部材が第1のケース部材に径方向に支持されると共に、プランジャに対して径方向に隙間を有して配置されているので、クラッチ部材の第1のケース部材に対するセンタリングとプランジャの第1のケース部材に対するセンタリングとの間のズレを許容し、2重センタリングを回避することができる。また、2重センタリングを回避することにより、アクチュエータ及びクラッチ部材の作動特性を安定化することができる。
請求項4のデファレンシャル装置は、プランジャが電磁石の通電により第1のケース部材の軸方向外側へ移動し、コアに対して軸方向に当接するので、プランジャの軸方向移動を確実に位置決めすることができる。
請求項5の駆動システムは、トランスファからトランスファクラッチを介して選択的に駆動力が伝達される副駆動系にデファレンシャル装置を用いているので、低燃費で信頼性の高い駆動システムを得ることができる。
また、この駆動システムにおけるデファレンシャル装置では、トランスファクラッチが接続されていないときには第1のケース部材に駆動力が伝達されず、第1のケース部材が回転することがない。この状態では、電磁石に通電することにより第1のケース部材と第2のケース部材とが離脱されている。このため、電磁石と第1のケース部材とが非回転系になっており、電磁石と第1のケース部材との摺接部で摺動が起こることがなく、摺接部で磨耗が発生することがない。
図1〜図7を用いて本発明の実施の形態に係るデファレンシャル装置、及びこのデファレンシャル装置を用いた駆動システムについて説明する。
(駆動システム)
図1を用いて各実施形態のデファレンシャル装置を用いた車両の駆動システムについて説明する。なお、ここでは、第1実施形態のデファレンシャル装置1を用いるが、この駆動システムには他の実施形態のデファレンシャル装置も第1実施形態のデファレンシャル装置1と同様に適用することができる。
図1に示すように、車両における駆動システムは、駆動源としてのエンジン301と、変速機構としてのトランスミッション303と、トランスファ305と、主駆動系307と、副駆動系309とから構成されている。主駆動系307は、第1のデファレンシャル装置としてのリヤデフ311と、後車軸313,315と、第1の左右輪としての後輪317,319を備えている。副駆動系309は、本発明のデファレンシャル装置としてのフロントデフ1と、前車軸321,323と、第2の左右輪としての前輪325,327とを備えている。
エンジン301からの駆動力は、トランスミッション303を介してトランスファ305に伝達される。このトランスファ305に伝達された駆動力は、トランスファクラッチ329が接続の状態、接続解除の状態であっても、常時、後輪側プロペラシャフト331を介して主駆動系307側に伝達される。この主駆動系307に伝達された駆動力は、リヤデフ311に伝達され、後車軸313,315を介して後輪317,319に分配される。
また、トランスファ305に伝達された駆動力は、トランスファクラッチ329が接続解除状態であるときは副駆動系309側に伝達されず、トランスファクラッチ329が接続状態であるときはスプロケット333,335とチェーン337からなる伝達機構339に伝達され、前輪側プロペラシャフト341を介して副駆動系309側に伝達される。この副駆動系309に伝達された駆動力は、フロントデフ1に伝達され、前車軸321,323を介して前輪325,327に分配される。
なお、トランスファクラッチ329が接続解除状態であるとき、後述するクラッチ33の接続が解除されており、エンジン301からの駆動力がフロントデフ1に伝達されることがないと共に、路面と前輪325,327との接触による前輪325,327の回転がフロントデフ1に伝達されることがなく、2輪駆動時にフロントデフ1が回転することによって生じる燃費を削減している。
以下、このような駆動システムに適用される各実施形態のデファレンシャル装置について説明するが、ここではフロントデフとして適用されるデファレンシャル装置について説明する。
(第1実施形態)
図2,図3を用いて第1実施形態のデファレンシャル装置について説明する。
本実施形態のデファレンシャル装置1は、動力が入力する第1のケース部材としてのアウタケース3と、アウタケース3の回転軸上で公転可能かつ自転可能に差動部材としてのピニオン5を支承する第2のケース部材としてのインナケース7と、ピニオン5に噛み合い互いに相対回転可能な一対の出力部材としてのサイドギヤ9,11と、アウタケース3に回転方向に常時係合し、軸方向に移動して前記第2のケース部材に対して係合・離脱可能なクラッチ部材13と、クラッチ部材13を軸方向に移動させる電磁式のアクチュエータ15とを備えている。
そして、電磁式のアクチュエータ15は、電磁コイル17とコア19とからなり、アウタケース3の一端側外部に配置され、かつアウタケース3と摺接可能に配置された電磁石21と、電磁石21の内周側に配置され、電磁石21への通電によりアウタケース3の一端側とコア19に対して径方向に対向してクラッチ部材13をアウタケース3とインナケース7とが離脱するように軸方向一方側に移動させるプランジャ23と、電磁石21の通電解除により、クラッチ部材13を軸方向他方側に移動させてアウタケース3とインナケース7とを係合させる弾性部材25とを備えている。なお、電磁石21は、コア19に固定された係止部20をキャリア39の一部に係合させ、回り止めされている。
また、弾性部材25は、アウタケース3の一端側に設けられた径方向壁27に形成された凹部29内に配置されている。
さらに、プランジャ23は、電磁石21の通電によりアウタケース3の軸方向外側へ移動し、コア19に対して軸方向に当接する。
図2,図3に示すように、デファレンシャル装置1は、アウタケース3と、インナケース7と、差動機構31と、クラッチ33と、アクチュエータ15とを備えている。
アウタケース3は、ボス部35,37でベアリング(不図示)を介してキャリア39(図1参照)に回転可能に支持されている。また、アウタケース3の一端側の径方向壁27には、凹部29と孔部41とが形成されている。この径方向壁27側には、アクチュエータ15が配置されている。また、アウタケース3には、フランジ部43が形成されている。フランジ部43には、ドライブピニオン347(図1参照)と噛み合うリングギヤ45(図1参照)が固定され、トランスファクラッチ329(図1参照)が接続状態であるときにはエンジン301(図1参照)からの駆動力が伝達され、アウタケース3が回転される。このアウタケース3内には、インナケース7と差動機構31とが収容されている。
インナケース7は、アウタケース3と相対回転可能に外周がアウタケース3の内周に支持されている。また、インナケース7の一端側の側壁面には、噛み合い歯47が形成されている。このインナケース7内には、差動機構31が収容されている。
差動機構31は、ピニオンシャフト49とピニオン5と一対のサイドギヤ9,11とを備えている。ピニオンシャフト49は、端部をインナケース7に係合し、ピン51によって抜け止めされている。このピニオンシャフト49には、ピニオン5が支承されている。
ピニオン5は、ピニオンシャフト49に支承されてインナケース7の回転により公転すると共に、インナケース7の回転軸線と交差する軸線上に自転可能に配置されている。このピニオン5は、一対のサイドギヤ9,11と噛み合っている。
一対のサイドギヤ9,11は、ピニオン5と噛み合い、ボス部53,55でアウタケース3に相対回転可能に支持されている。この一対のサイドギヤ9,11には、連結部57,59に前車軸321,323(図1参照)に連結される駆動軸(不図示)が連結される。なお、差動機構31においてはピニオン5とサイドギヤ9,11とがベベルギヤ式のギヤ組となっているが、ピニオンシャフト49を用いずにピニオンとサイドギヤとをヘリカルギヤ式のギヤ組としてもよい。
この差動機構31は、ピニオン5と一対のサイドギヤ9,11により前輪325,327(図1参照)の差回転を許容すると共に、クラッチ33が接続されることによりアウタケース3とインナケース7とが接続され、アウタケース3に入力された駆動力がインナケース7に伝達され、このインナケース7に伝達された駆動力を前輪325,327に分配する。
クラッチ33は、クラッチ部材13と噛み合い歯47,61とを備えている。クラッチ部材13は、環状に形成され、アウタケース3の径方向壁27に形成された孔部41と係合し、アウタケース3に軸方向移動可能で回転方向に支持されている。また、クラッチ部材13の軸方向一側には、周方向等間隔に複数の突部63が連続する一部材として設けられている。また、クラッチ部材13の軸方向他側には、インナケース7の噛み合い歯47と噛み合う噛み合い歯61が形成されている。この噛み合い歯47,61が噛み合うことにより、アウタケース3とインナケース7とが接続される。このクラッチ33の係合・離脱は、アクチュエータ15によって操作される。
アクチュエータ15は、電磁石21とプランジャ23と弾性部材25とを備えている。電磁石21は、電磁コイル17とコア19とからなり、アウタケース3の一端側外部に配置され、キャリア39などの静止系部材に回り止めされている。電磁コイル17は、樹脂でモールド成形され、コア19に収容されている。コア19は、磁性材料から形成され、アウタケース3と摺接可能に配置され、電磁石21とアウタケース3との間に極力小さなエアギャップが形成されるように対向配置されている。なお、コア19とアウタケース3との間に、例えば、磁粉成分を含む樹脂材など透磁性の材料からなる摺動部材を介在させてもよい。これにより、磁力線の透過特性を低下させずに摺動接触する場合の連れ回りを防止することができる。また、電磁石21は、コントローラ65(図1参照)に接続されており、コントローラ65によって通電制御される。この電磁石21の内周側には、プランジャ23が配置され、電磁石21の励磁によってプランジャ23が軸方向へ移動操作される。
プランジャ23は、磁性材料から形成され、アウタケース3の一端側とコア19に対して径方向に対向して配置されている。このプランジャ23の内周には、電磁石21の磁力線がアウタケース3側へ漏れることを防止する非磁性材料のリング67が一体に固定されている。リング67は、アウタケース3のボス部35外周上に軸方向移動可能に支持され、クラッチ部材13側の端部に連結部69が形成されクラッチ部材13と連結されている。連結部69は、ボルト71によってクラッチ部材13と固定されている。このボルト71と連結部69との間には、カラー73が挿入され、クラッチ部材13のアウタケース3に対するセンタリングとリング67のアウタケース3のボス部35外周に対するセンタリングとの間のズレを許容しスムーズな軸方向移動が行えるように、2重センタリングとならないようにしている。
このプランジャ23は、電磁石21への通電によりコア19とアウタケース3の一端側とプランジャ23とを透過する磁力線によって形成される磁束ループ75によって、プランジャ23が軸方向外側(クラッチ部材13側から離れる方向)に移動され、このプランジャ23の移動によりクラッチ部材13が軸方向外側(プランジャ23側に近づく方向)に移動されてクラッチ33が離脱状態となる。このとき、プランジャ23の軸方向外側への移動は、プランジャ23の端部がコア19に対して軸方向に当接することによって規制されている。このように軸方向移動するプランジャ23を磁力線を透過するアウタケース3の一端側とコア19に対して径方向に対向して配置することにより、径方向のエアギャップと軸方向の移動ストロークとを別々に設定することができ、プランジャ23の移動ストロークを確保しつつ、エアギャップを縮小することができる。また、電磁石21の通電を停止することにより弾性部材25によってクラッチ部材13が軸方向内側(プランジャ23側から離れる方向)に移動されてクラッチ33が係合状態となる。
弾性部材25は、アウタケース3の径方向壁27に形成された凹部29に配置され、クラッチ部材13の一側面と当接している。この弾性部材25は、クラッチ部材13を軸方向内側に付勢する付勢力を有し、電磁石21への通電が停止されている状態ではクラッチ部材13を軸方向内側に押圧してクラッチ33を係合状態とさせる。
このように構成されたデファレンシャル装置1では、トランスファクラッチ329が接続されている4輪駆動の場合、アウタケース3に駆動力が入力され、アウタケース3は回転系となっている。このとき、電磁石21には通電されておらず、弾性部材25によってクラッチ部材13が軸方向内側に移動されてクラッチ33が係合され、アウタケース3とインナケース7とが接続されている。この場合、電磁石21のコア19とアウタケース3との間で摺動が起きているが、電磁石21が停止されているので、コア19とアウタケース3とが引き付け合うことがなく、摺動が促進されることがない。
また、トランスファクラッチ329が接続されていない2輪駆動の場合、アウタケース3に駆動力が入力されず、アウタケース3は非回転系となっている。このとき、電磁石21には通電されており、プランジャ23が軸方向外側に移動してクラッチ部材13が弾性部材25の付勢力に抗して軸方向外側に移動されてクラッチ33が離脱され、アウタケース3とインナケース7とが接続されていない。この場合、電磁石21とアウタケース3とが非回転系であるため、電磁石21のコア19とアウタケース3との間に摺動が起こらず、電磁石21に通電していても、磨耗が発生することがない。
このように電磁石21への通電のタイミングを4輪駆動と2輪駆動との間で選択することにより、デファレンシャル装置1における摺動による磨耗を抑制することができる。
このようなデファレンシャル装置1では、電磁石21がアウタケース3と摺接可能に配置されているので、電磁石21とアウタケース3との間にエアギャップを形成することがなく、電磁石21の励磁効率を向上させることができ、電磁石21を大型化せずにプランジャ23の操作力を向上することができる。
また、クラッチ部材13を軸方向一方側に移動させるプランジャ23がアウタケース3の一端側とコア19に対して径方向に対向しているので、クラッチ部材13の断続移動長さ分のプランジャ23の移動ストロークを確保しつつ、プランジャ23とアウタケース3の一端側とコア19との間のエアギャップを縮小することができる。
従って、フリーランニング式のデファレンシャル装置1において、小型化することができると共に、アクチュエータ15の作動に要する消費電力を抑制することができる。
また、弾性部材25がアウタケース3の一端側に設けられた径方向壁27に形成された凹部29内に配置されているので、軸方向に弾性部材25の配置スペースを設ける必要がなく、弾性部材25の配置スペースを削減することができる。
さらに、プランジャ23が電磁石21の通電によりアウタケース3の軸方向外側へ移動し、コア19に対して軸方向に当接するので、プランジャ23の軸方向移動を確実に位置決めすることができる。
(第2実施形態)
図4,図5を用いて第2実施形態のデファレンシャル装置について説明する。
本実施形態のデファレンシャル装置101は、クラッチ部材13がアウタケース3に径方向に支持されると共に、プランジャ23に対して径方向に隙間103,105を有して配置されている。なお、第1実施形態と同一の構成には、同一の記号を記して説明を省略するが、第1実施形態と同一の構成であるので、得られる効果は同一である。
図4,図5に示すように、クラッチ部材13とプランジャ23と一体に固定されたリング67との間には、連結部107が設けられている。連結部107は、リング67のクラッチ部材13側の端部109とクラッチ部材13のリング67側の端部にボルト111によって固定された連結部材113とを備えている。この連結部107は、プランジャ23を軸方向外側に移動させることにより、リング67の端部109が連結部材113を電磁石21側に引き込み、クラッチ部材13を軸方向外側に移動させる。また、リング67の端部109とクラッチ部材13及び連結部材113との径方向の間には、隙間103,105が形成されている。この隙間103,105は、クラッチ部材13のアウタケース3に対するセンタリングとリング67のアウタケース3のボス部35外周に対するセンタリングとの間のズレを許容する。
このようなデファレンシャル装置101では、クラッチ部材13がアウタケース3に径方向に支持されると共に、プランジャ23に対して径方向に隙間103,105を有して配置されているので、クラッチ部材13のアウタケース3に対するセンタリングとプランジャ23のアウタケース3に対するセンタリングとの間のズレを許容し、2重センタリングを回避することができる。また、2重センタリングを回避することにより、アクチュエータ15及びクラッチ部材13の作動特性を安定化することができる。
また、隙間103,105を形成させるだけでよいので、カラーなどの部材を用いる必要がなく、部品点数を低減することができる。
(第3実施形態)
図6,図7を用いて第3実施形態のデファレンシャル装置について説明する。
本実施形態のデファレンシャル装置201は、プランジャ23とクラッチ部材13との間には、プランジャ23とクラッチ部材13とを相反移動させる変換部材203が配置されている。なお、第1実施形態と同一の構成には、同一の記号を記して説明を省略するが、第1実施形態と同一の構成であるので、得られる効果は同一である。
図6,図7に示すように、プランジャ23と一体に固定されたリング67に形成された突部205とクラッチ部材13に形成された配置凹部207との間には、プランジャ23とクラッチ部材13とを相反移動させる変換部材203が配置されている。ここで、相反移動とは、プランジャ23がクラッチ部材13側に移動したとき、クラッチ部材13がプランジャ23側に移動すること、又はプランジャ23がクラッチ部材13側から離れる方向に移動したとき、クラッチ部材13がプランジャ23側から離れる方向に移動することを示す。なお、プランジャ23は、電磁石21への通電によりクラッチ部材13側に軸方向移動される。
変換部材203は、板状に形成され、中間部を折曲加工されて両端部をリング67の突部205とクラッチ部材13の配置凹部207の内壁とに当接されると共に、中間部をアウタケース3の径方向壁27に当接されている。このように変換部材203を配置することにより、クラッチ33の離脱時には電磁石21の通電によるプランジャ23のクラッチ部材13側への軸方向移動を変換部材203のてこ作用によって、クラッチ部材13をプランジャ23側に軸方向移動させることができる。また、クラッチ33の係合時には弾性部材25によるクラッチ部材13のプランジャ23側から離れる方向への軸方向移動を変換部材203のてこ作用によって、プランジャ23をクラッチ部材13側から離れる方向へ軸方向移動させることができる。
このようなデファレンシャル装置201では、プランジャ23とクラッチ部材13との間にプランジャ23とクラッチ部材13とを相反移動させる変換部材203が配置されているので、クラッチ33の係合・離脱時にプランジャ23とクラッチ部材13が同一方向に移動することがない。このため、プランジャ23の移動距離とクラッチ部材13の移動距離との合計分の移動距離をアウタケース3の軸方向寸法に反映させる必要がない。従って、アウタケース3の軸方向を小型化することができる。
また、上記の各実施形態のデファレンシャル装置を適用した駆動システムでは、トランスファ305からトランスファクラッチ329を介して選択的に駆動力が伝達される副駆動系309に各実施形態のデファレンシャル装置を用いているので、低燃費で信頼性の高い駆動システムを得ることができる。
さらに、この駆動システムにおける各実施形態のデファレンシャル装置では、トランスファクラッチ329が接続されていないときにはアウタケース3に駆動力が伝達されず、アウタケース3が回転することがない。この状態では、電磁石21に通電することによりアウタケース3とインナケース7とが離脱されている。このため、電磁石21とアウタケース3とが非回転系になっており、電磁石21とアウタケース3との摺接部で摺動が起こることがなく、摺接部で磨耗が発生することがない。従って、デファレンシャル装置の耐磨耗性を向上することができる。
なお、本発明の実施の形態に係る駆動システムでは、前輪側に駆動源を配置して2輪駆動時に後輪側を駆動させる駆動システムとしているが、後輪側に駆動源を配置して2輪駆動時に前輪側を駆動させる駆動システム、或いは前輪側に駆動源を配置して2輪駆動時に前輪側を駆動させる駆動システムなど駆動源と2輪駆動時の駆動輪との関係は種々の形態を適用することができる。
各実施形態のデファレンシャル装置が適用される駆動システムを示す概略図である。 (a)第1実施形態のデファレンシャル装置におけるクラッチが離脱状態の断面図である。(b)図2(a)の要部拡大上面図である。(c)図2(a)の要部拡大側面図である。(d)図2(a)の要部拡大正面図である。 第1実施形態のデファレンシャル装置におけるクラッチが係合状態の断面図である。 (a)第2実施形態のデファレンシャル装置におけるクラッチが離脱状態の断面図である。(b)図4(a)の要部拡大図である。 第2実施形態のデファレンシャル装置におけるクラッチが係合状態の断面図である。 第3実施形態のデファレンシャル装置におけるクラッチが離脱状態の断面図である。 第3実施形態のデファレンシャル装置におけるクラッチが係合状態の断面図である。
符号の説明
1,101,201…デファレンシャル装置
3…アウタケース(第1のケース部材)
5…ピニオン(差動部材)
7…インナケース(第2のケース部材)
9,11…サイドギヤ(出力部材)
13…クラッチ部材
15…アクチュエータ
17…電磁コイル
19…コア
21…電磁石
23…プランジャ
25…弾性部材
27…径方向壁
29…凹部
103,105…隙間
301…エンジン(駆動源)
305…トランスファ
307…主駆動系
309…副駆動系
311…フロントデフ(第1のデファレンシャル装置)
317,319…前輪(第1の左右輪)
325,327…後輪(第2の左右輪)
329…トランスファクラッチ

Claims (5)

  1. 動力が入力する第1のケース部材と、該第1のケース部材の回転軸上で公転可能かつ自転可能に差動部材を支承する第2のケース部材と、前記差動部材に噛み合い互いに相対回転可能な一対の出力部材と、前記第1のケース部材に回転方向に常時係合し、軸方向に移動して前記第2のケース部材に対して係合・離脱可能なクラッチ部材と、該クラッチ部材を軸方向に移動させる電磁式のアクチュエータとを備えたデファレンシャル装置であって、
    前記電磁式のアクチュエータは、電磁コイルとコアとからなり、前記第1のケース部材の一端側外部に配置され、かつ前記第1のケース部材と摺接可能に配置された電磁石と、該電磁石の内周側に配置され、前記電磁石への通電により前記第1のケース部材の一端側と前記コアに対して径方向に対向して前記クラッチ部材を前記第1のケース部材と前記第2のケース部材とが離脱するように軸方向一方側に移動させるプランジャと、前記電磁石の通電解除により、前記クラッチ部材を軸方向他方側に移動させて前記第1のケース部材と前記第2のケース部材とを係合させる弾性部材とを備えていることを特徴とするデファレンシャル装置。
  2. 請求項1記載のデファレンシャル装置であって、
    前記弾性部材は、前記第1のケース部材の一端側に設けられた径方向壁に形成された凹部内に配置されていることを特徴とするデファレンシャル装置。
  3. 請求項1又は2記載のデファレンシャル装置であって、
    前記クラッチ部材は、前記第1のケース部材に径方向に支持されると共に、前記プランジャに対して径方向に隙間を有して配置されていることを特徴とするデファレンシャル装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデファレンシャル装置であって、
    前記プランジャは、前記電磁石の通電により前記第1のケース部材の軸方向外側へ移動し、前記コアに対して軸方向に当接することを特徴とするデファレンシャル装置。
  5. 駆動源の駆動力が入力するトランスファと、該トランスファから常時駆動力が伝達され、第1のデファレンシャル装置と第1の左右輪とを備える主駆動系と、前記トランスファからトランスファクラッチを介して選択的に駆動力が伝達され、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデファレンシャル装置と第2の左右輪とを備える副駆動系とからなることを特徴とする駆動システム。
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