JP2013158991A - 液滴吐出ヘッド、インクカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インクを吐出する複数のノズル2が設けられたノズルプレート1と、該ノズルプレート1と接合され、流路基板隔壁16により区切られた複数の個別液室11が設けられた流路基板10と、個別液室11内の液体を加圧する圧力を発生するための圧電素子24と、個別液室11の少なくとも一部の壁面を形成する振動板13と、流路基板10のノズルプレート1とは反対側に接合され、シリコンからなる保持基板40と、を備えた液滴吐出ヘッド100において、保持基板40は、流路基板10側の圧電素子24に対向する位置に、該保持基板40と流路基板10とで囲まれる保持基板凹部41を有し、該保持基板凹部41は、保持基板40に設けられた第一溝部44を介して大気と連通している。
【選択図】図4
Description
(液滴吐出ヘッド構成)
本実施形態に係る液滴吐出ヘッド(インクジェット記録ヘッド100)は、液体(インク)を吐出する複数のノズル(ノズル2)が設けられたノズルプレート(ノズルプレート1)と、該ノズルプレートと接合され、隔壁(流路基板隔壁16)により区切られた複数の液室(個別液室11)が設けられた流路基板(流路基板10)と、液室内の液体を加圧する圧力を発生するための駆動手段(圧電素子24)と、液室の少なくとも一部の壁面を形成する振動板(振動板13)と、流路基板のノズルプレートとは反対側に接合され、シリコンからなる保持基板(保持基板40)と、を備えた液滴吐出ヘッドにおいて、保持基板は、流路基板側の駆動手段に対向する位置に、該保持基板と流路基板とで囲まれる空間部(保持基板凹部41)を有し、該空間部は、保持基板に設けられた溝部(第一溝部44、および/または第二溝部45)を介して大気と連通しているものである。
ノズルプレート1は、インク吐出用のノズル2が複数列(例えば、4列)配列されている基板である。ノズルプレート1の材料は、所望の剛性や加工性に応じて種々選択可能である。例えば、SUS、ニッケル等の金属または合金や、シリコン、セラミックス等の無機材料、ポリイミド等の樹脂材料を用いることができる。
流路基板10は、には、個別液室11、インク供給口17、インク供給口17から個別液室11への流体抵抗部であるインク供給路12、が形成される。個別液室11はノズルプレート1と接合する面に配置される。また、保持基板40と接合する側の面には振動版13、圧電素子24、個別電極配線25、個別電極パッド26、共通電極配線27、共通電極パッド28等が配置される。また、個別電極配線25および共通電極配線を27を覆うように第一絶縁膜29が配置され、圧電素子24の全面もしくは一部を覆うように第二絶縁膜30が配置されている。
配列した圧電素子24に駆動信号を入力するために、上部電極23から個別電極を引き出し、下部電極21から共通電極を引き出す構成となっている。図2に示すように、個別電極は、配列する上部電極23から個別電極配線25を介して個別電極パッド26まで引き出される。下部電極21は個別電極パッド26と反対側のインク供給口17の手前のインク供給路上にまで延伸され、下部電極21と導通する共通電極配線27を介して共通電極パッド28まで引き出される。なお、図2では振動板13の図示は省略している。
保持基板40は、流路基板10(20〜100μm厚)の剛性を確保するために、流路基板10のノズルプレート1とは対向する側に接合される。保持基板40の材料は、シリコンである。なお、流路基板10の反りを防止するために熱膨張係数の近い材料を選定することが好ましい。また、例えば、ガラスやSiO2、ZrO2、Al2O3等のセラミクス材料とすることも好ましい。
以下、インクジェット記録ヘッド100の製造方法の具体例を説明する。直径6インチ、厚さ600μmのシリコンウェハ上に、SiO20.6μm、Si1.5μm、SiO20.4μmを積層することで3層構成の振動板13を形成した後に、下部電極21としてTi20nm、Pt200nmをスパッタリング法で成膜した。
以下、本発明に係る液滴吐出ヘッドのその他の実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の点についての説明は省略する。なお、製造方法については上記第1の実施形態と同様の方法によれば良い。
図6に第3の実施形態の保持基板40の模式図を示す。なお、図6(A)は共通液室基板側からの保持基板平面図、図6(B)は流路基板側からの保持基板平面図を示している。
図7に第4の実施形態の保持基板40の模式図を示す。なお、図7(A)は共通液室基板側からの保持基板平面図、図7(B)は流路基板側からの保持基板平面図を示している。
次に、本発明に係るインクカートリッジの一実施形態について説明する。以上説明した実施形態に係る液滴吐出ヘッドは、これを備えたヘッド一体型インクカートリッジ(液滴吐出ヘッド一体型カートリッジ)とすることが好ましい。
次に、本発明に係る画像形成装置の一実施形態について説明する。以上説明した実施形態に係る液滴吐出ヘッドまたはインクカートリッジを備えた画像形成装置(インクジェット記録装置)とすることが好ましい。
次に、本発明に係る画像形成装置の他の実施形態について説明する。図11は機構部全体の概略構成図である。
2 ノズル
10 流路基板
11 個別液室
12 インク供給路
13 振動板
14 コンタクトホール(個別電極)
15 コンタクトホール(共通電極)
16 流路基板隔壁
17 インク供給口
21 下部電極(共通電極)
22 圧電体
23 上部電極(個別電極)
24 圧電素子
25 個別電極配線
26 個別電極パッド
27 共通電極配線
28 共通電極パッド
29 第一絶縁膜
30 第二絶縁膜
40 保持基板
41 保持基板凹部
42 保持基板隔壁
43 保持基板開口部
44 凹溝(第一溝部)
45 凹溝(第二溝部)
50 共通液室基板
51 共通液室
60 駆動IC
61 駆動ICパッド
62 ワイヤ
90 インクカートリッジ
91 インクタンク
100 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
Claims (9)
- 液体を吐出する複数のノズルが設けられたノズルプレートと、
該ノズルプレートと接合され、隔壁により区切られた複数の液室が設けられた流路基板と、
前記液室内の液体を加圧する圧力を発生するための駆動手段と、
前記液室の少なくとも一部の壁面を形成する振動板と、
前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側に接合され、シリコンからなる保持基板と、を備えた液滴吐出ヘッドにおいて、
前記保持基板は、前記流路基板側の前記駆動手段に対向する位置に、該保持基板と前記流路基板とで囲まれる空間部を有し、
該空間部は、前記保持基板に設けられた溝部を介して大気と連通していることを特徴とする液滴吐出ヘッド。 - 前記空間部は、前記圧電素子毎に複数形成され、該複数の空間部がそれぞれ第一溝部を有し、該第一溝部が大気と連通していることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
- 前記複数の空間部は第二溝部を介して連通していることを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出ヘッド。
- 前記第二溝部の端部が大気と連通していることを特徴とする請求項3に記載の液滴吐出ヘッド。
- 前記空間部は、前記圧電素子毎に複数形成され、該複数の空間部が第二溝部を介して連通し、
該第二溝部が大気と連通していることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。 - 前記保持基板の前記流路基板とは反対側に接合され、共通液室が設けられた共通液室基板を備え、
前記保持基板は、前記共通液室から前記流路基板へと開口する保持基板開口部を有し、
前記第一溝部は、前記空間部からみて、前記保持基板開口部に対向する側から大気と連通することを特徴とする請求項2から4までのいずれかに記載の液滴吐出ヘッド。 - 前記第一溝部、および/または前記第二溝部は、前記保持基板の前記流路基板との接合面側に設けられることを特徴とする請求項2から6までのいずれかに記載の液滴吐出ヘッド。
- 請求項1から7までのいずれかに記載の液滴吐出ヘッドと、
該液滴吐出ヘッドにインクを供給するインクタンクと、を備えたことを特徴とするインクカートリッジ。 - 請求項1から7までのいずれか記載の液滴吐出ヘッド、または、請求項8に記載のインクカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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