JP2013157641A - 金属配線コンタクト構造及び層のパターニング方法 - Google Patents

金属配線コンタクト構造及び層のパターニング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シリコン太陽電池用の多層電極構造の形成方法を提供する。
【解決手段】多層電極構造の形成方法10は、半導体基板14上に導電コンタクト層20を成膜するステップと、導電コンタクト層20の一部分の上に金属含有インクを成膜し、導電コンタクト層20の露出部分を金属含有インクに隣接させるステップと、導電コンタクト層20の露出部分を半導体基板14から除去することによって導電コンタクト層20をパターニングするステップと、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリコン光起電セル(以下、「シリコン太陽電池」と称す)用の金属配線コンタクト構造および多層電極構造形成方法に関する。金属配線コンタクト構造および多層電極構造形成方法は、小接触面積で接触抵抗が小さく、表面再結合の小さいシリコン太陽電池を提供する。金属配線コンタクト構造および方法によるシリコン太陽電池では、高い導電率、はんだ性、および銀グリッド線電極を介する電流の安定性が維持される。
太陽電池は一般に、太陽光を電気へ直接変換する光起電デバイスである。通常太陽電池は、太陽光などの光照射を吸収して自由電子を生成するシリコン半導体を備え、この自由電子が、組み込まれた電界の存在によって流れて直流(以下「DC」と称す)電力を生成する。いくつかの光起電セルで生成されるDC電力は、セル上に配置されたグリッドで集めることができる。多数の光起電セルからの電流が直列と並列の組み合わせで結合されて、より大きな電流および電圧を生じる。このようにして集められたDC電力は、しばしば数十本あるいは数百本ともなる配線によって送電される。
地上に配備されるシリコン太陽電池の最新の金属配線技術は、スクリーン印刷である。スクリーン印刷は何十年に亘って利用されてきており、堅牢、簡単、迅速、そして費用対効果の高い金属配線方法であり、太陽電池の大規模生産向けに容易に自動化できる。太陽電池の金属配線のための従来のスクリーン印刷の手法は、ウェーハに被せたエマルジョンパターンつきのメッシュを通してペーストをスキージ(squeegee)で押し付けるものである。太陽電池の金属配線用の一般的なペーストは、銀粒子と有機ビヒクル中のガラスフリットとの混合物である。ウェーハが焼成されると有機ビヒクルは分解し、ガラスフリットが表面のパッシベーション層を軟化、融解させて、ペーストで形成された銀パターンの下に多数のランダム点を形成して、銀がシリコンに到達できる通路を形成する。表面パッシベーションは、反射防止被膜としても作用するが、シリコン窒化物層のような誘電体層であり、電気接触部以外のセルを覆う重要なセル部品である。ペーストの上部は緻密化して、セルから電流を運ぶ1つまたは複数の金属厚膜となる。これらの膜は、ウェーハの表面ではグリッド線を形成し、裏側では裏面電極となる。ペーストの銀は、隣接するセルを接続するタブが半田付けされる表面ともなる。
米国特許出願公開2004/0200520 米国特許出願公開2005/0022862 米国特許出願公開2006/0102228 米国特許出願公開2007/0169806 米国特許第4,235,644号 米国特許第6,814,794号
スクリーン印刷との組み合わせで導通を取るガラスフリット手法は、パッシベーションの穴あけに個別のプロセスを要しないという長所があるが、その一方で、セル効率の改良の制限となる大きな欠点を有している。先ず、接触抵抗が大変大きい。例えば半導体エミッタ層(日光に晒される面)と銀グリッド線との間の接触比抵抗は、約10-3Ω・cm2
のオーダである。この半導体エミッタ層と銀グリッド線との間の接触比抵抗は、約10-7Ω・cm2のオーダである半導体ICデバイスの接触比抵抗よりも数桁大きい。この大き
な接触比抵抗のために、太陽電池のエミッタ層へのドーピング量を大きくし、エミッタと
銀グリッド線との間の接触面積を大きく取らねばならない。そうしないと、ペーストの銀がシリコンとの良好な電気接触をとることができない。多量にドーピングすることは、セルの表面部の少数キャリアの寿命を損ない、青色波長に対するセルの応答を制限する。また、接触面積が大きいことは、表面での再結合速度を大きくしてしまう。その結果、太陽電池全体としての効率は低下する。ガラスフリット手法のもう一つの問題は、プロセスのマージンが小さいことである。グリッド線を焼成する温度サイクルでは、シリコン窒化物を通してシリコンと銀との導通を取るための熱処理を行うが、このとき銀が接合部にシャントあるいはその他の形でダメージを与えることがないようにする必要があり、プロセスマージンの小さいことが問題となる。このプロセスマージンが小さいことにより、処理時間を約30秒のオーダに、また最高焼成温度付近で温度幅を約10℃に、厳密に制限する必要がある。
金属配線コンタクトおよび多層電極構造は、誘電体層と誘電体層中に形成したコンタクト用開口部とを含む半導体基板を有する。コンタクト用開口部は、シリコン太陽電池を製造するための通電用焼結金属グリッド線の、位置合わせおよび形成用の下地グリッド線となる。導電コンタクト層は、半導体基板の誘電体層中のコンタクト用開口部の中に成膜される。金属含有インクが、半導体基板の導電コンタクト層の一部分の上に成膜され、半導体基板の誘電体層中に形成されたコンタクト用開口部に位置合わせされる。半導体基板の熱処理によって金属含有インクから通電用焼結金属グリッド線が形成される。
導電コンタクト層は、導電コンタクト層の露出部が半導体基板から除去されることによりパターニングされる。成膜された金属含有インクが導電コンタクト層の非露出部の上に保護マスクを形成し、導電コンタクト層の露出部を除去する際に、非露出部が除去されるのを防止する。半導体基板を熱処理することによって、導電コンタクト層の非露出部と金属含有インクと半導体基板とで構成される、多層電極構造および/または追加的に金属シリサイド層が形成される。
実施形態においては、半導体基板上に導電コンタクト層を成膜するステップを含む、太陽電池の多層電極構造形成方法を開示する。この方法は、金属含有インクを導電コンタクト層の一部分の上に成膜し、導電コンタクト層の露出された部分が金属含有インクに隣接するようにするステップと、導電コンタクト層の露出部分を基板から除去することによって導電コンタクト層をパターニングするステップと、を含む。
本開示は一般的に、シリコン光起電セル(シリコン太陽電池)用の多層電極構造形成のための金属配線コンタクト構造およびその方法に関する。多層電極構造形成のための金属配線コンタクト構造および方法は、半導体基板の上に成膜され、パターニングされた導電コンタクト層を有する。コンタクト用開口部は、非接触パターン形成装置によって半導体基板上に形成され、成膜された導電コンタクト層で充填される。金属含有インクが導電コンタクト層の上に成膜され、半導体基板上に形成されたコンタクト用開口部に位置合わせされる。導電コンタクト層の非露出部がその上に成膜された金属含有インクでマスクされる。導電コンタクト層は、その露出部分が半導体基板から除去されてパターニングされる。導電コンタクト層の非露出部および金属含有インクが熱処理されてエミッタ層、任意のメタルシリサイド層、および低接触抵抗金属層が形成される。さらに、金属含有インクの熱処理により半導体基板上に通電用焼結金属グリッド線が形成される。
多層電極構造の形成方法を示す図である。 多層電極構造形成用プロセス装置を示す図である。 半導体基板にコンタクト用開口部を形成するためのレーザを用いたパターニング装置を示す平面図である。 シリコンに成膜したままのNi導電層、および空気中500℃で焼成した後のAg/NiのI−V曲線を示すグラフである。 穴が形成された誘電体層表面の平面図である。 細線が形成された誘電体層表面の平面図である。 穴と細線が混合形成された誘電体層表面の平面図である。
例示の構造およびプロセスを図面を参照して説明する。ここで、同じ符号は同じ部品を示す。本開示は図1に示すように、シリコン太陽電池用の多層電極構造12を形成するための方法10に関する。方法10のそれぞれのステップを処理するプロセス装置200(
以後「装置200」と称す)を図2に示す。図2のプロセス装置200は方法10を実行するための例示であって、方法10を装置200の特定の実施形態に限定するものではないことを理解されたい。
半導体基板14が図1のステップ100および図2に示すように与えられる。半導体基板14は半導体基板14の表側15に成膜された誘電体層16を有する。誘電体層16は半導体基板14の表側15を部分的にあるいはほぼ全体的に覆っている。誘電体層は、約5nm〜約500nm、もしくは約20nm〜約200nm、もしくは約50nm〜約150nmの範囲の厚さを有する。半導体基板14は、誘電体層16の直下に少なくともn+エミッタ層あるいは領域(図には示さず)を含む。
図2に示すようにシリコン太陽電池形成のために半導体基板14が、基板ロード機構204によって装置200の搬送機構202に搭載される。装置200には、追加的な搬送機構202(以後「搬送機構202」と称す)、基板ロード機構204、非接触パターン形成装置208、導電コンタクト層成膜装置210、金属含有インク成膜装置212、導電コンタクト層除去装置214、および/または追加的な基板アンロード機構216(以後、「基板アンロード機構」と称す)が含まれる。基板ロード機構204および基板アンロード機構216は当業者に周知の方法で動作する。したがってここではこれ以上の詳細は述べない。
半導体基板14が基板ローディング機構204によって搬送機構202に移される前に、誘電体層16が半導体基板14の表側15に事前に形成されてもよい。さらに、半導体基板14は、n+エミッタ層あるいはn+エミッタ領域のような、1つまたは複数のドーピングされた拡散領域を含むように前処理されていてもよい。搬送機構202は図2に示すようにコンベヤ206を有することができる。搬送機構202のコンベヤ206は、上向きのベルト部分を有し、半導体基板14を、非接触パターン形成装置208、導電層成膜装置210、金属含有インク成膜装置212、導電層除去装置214、および/または基板アンロード機構216へ搬送することができる。1つの非接触パターン形成装置208、導電層成膜装置210、金属含有インク成膜装置212、導電層除去装置214、および基板アンロード機構216は、コンベヤ206の搬送方向に、例えば図2の左側から右側へというように、順番に配置されていてもよい。
本実施形態においては、半導体基板14は、シリコンおよび類似の材料などの半導体材料でできている。また、本発明の実施形態においては、半導体基板14の誘電体層16用の適切な誘電材料として、SiO2やTiO2のような酸化物、もしくは、シリコン窒化物やシリコン酸窒化物のような窒化物を含むことができる。
搬送機構202のコンベヤ206が、半導体基板14を半導体基板ロード機構204から非接触パターン形成装置208まで搬送する。図1のステップ110に示すように、1つまたは複数のコンタクト用開口部18(以後「1つまたは複数の開口部18」と称す)が、半導体基板14の上に、および半導体基板14の誘電体層16の中に形成される。
本実施形態においては、誘電体層16に形成された1つまたは複数のコンタクト用開口部18は、図5に示すような少なくとも1つあるいは複数の穴500であるか、図6に示すような少なくとも1つあるいは複数の線502であるか、図7に示すような少なくとも1つあるいは複数の穴500と少なくとも1つあるいは複数の線502の組み合わせであるか、または他の形状(図示せず)である。実施形態においては、少なくとも1つあるいは複数の穴500のそれぞれは、同一の形状、幅および直径を有している。少なくとも1つあるいは複数の穴500のそれぞれの直径は、約1μm〜約200μm、もしくは約5μm〜約100μm、もしくは約10μm〜約50μmの範囲である。少なくとも1つあ
るいは複数の穴500のそれぞれは、約0.01mm〜約2mm、もしくは約0.1mm〜約1mm、もしくは約0.2mm〜約0.5mmのピッチである。
本実施形態においては、少なくとも1つあるいは複数の線502は、誘電体層16の中の溝、すなわちトレンチである。複数の線502のそれぞれの線幅は、約1μm〜約200μm、もしくは約5μm〜約100μm、もしくは約10μm〜約50μmの範囲である。本実施形態においては、1つまたは複数のコンタクト用開口部18のそれぞれは、穴または幅の小さい線のほかに、その他の幾何形状を有する外形線を含むことができる。
1つまたは複数の開口部18は、半導体基板14の上に成膜された通電用焼結金属グリッド線用の下地グリッド線であってもよい。図1のステップ110および図2に示すように、非接触パターン形成装置208によって1つまたは複数の開口部18が誘電体層16を貫通して形成され、半導体基板14のドーピング領域を露出させて半導体基板14の表側15を開放する。
本実施形態では、非接触パターン形成装置208は、レーザベースのアブレーション(除去)装置である。この装置は十分なエネルギのレーザパルス(LP)を発生して、誘電体層16をアブレート(除去)して1つまたは複数の開口部18を形成し、金属配線する前に洗浄やその他の処理を何もすることなく、半導体基板14の表側15を露出させる。レーザアブレーションを用いる利点は、アブレーションを行った後に、半導体基板14の洗浄、乾燥の必用がないことである。洗浄および乾燥のステップの省略により、金属配線形成前の、1つまたは複数の開口部18の迅速かつ連続的なプロセスが可能となる。また、これに代わるものとして、非接触パターン形成装置208は、イオンミリング装置のような、誘電体層16に1つまたは複数の開口部18を形成する粒子ビーム発生装置であってもよい。
本実施形態においては、非接触パターン形成装置208として、図3に示すように、走査型レーザ装置300(レーザ装置300)が含まれる。この装置では、レーザ310で発生したレーザパルスLPがビーム調整光路を経て回転ミラー330に向かい、適切な走査レンズ340を通して、誘電体層16の上に所定の走査パターンで照射される。レーザ装置300は、静電プリンタ機の光受容体に静電気像を描くのに使用されるものと同様なものであってよい。このようなレーザ処理ツールのスループットは、毎秒基板1枚程度のオーダであり、これは低速ないし中速のレーザプリンタ装置の印刷速度に匹敵する。スポットサイズ、すなわち1つまたは複数の開口部18の平均直径によって、アブレーションで切除されるコンタクト用開口部317のそれぞれのサイズが決定される。このサイズは通常、直径で約5ミクロン〜約50ミクロンの範囲である。
本実施形態では、レーザ310は、パルス繰返し速度が約100KHzのオーダの、コヒーレント社モデルAVIA266−300 QスイッチNd−YAGレーザである。誘電体層の表面をアブレーションするのに必要なフルエンスは約1J/cm2のオーダであ
る。レーザ310のパルス長は約数十ナノ秒のオーダである。波長は約266nmのオーダである。短パルス、短波長のこのようなレーザでは、エネルギが表面近傍に蓄積され、半導体基板14の溶融はあったとしても短時間である。その結果、半導体基板14の拡散領域におけるドーピングプロファイルの変化は最小に抑えられる。波長が266nmのフォトンのエネルギは約4.66eVである。誘電体層16のバンドギャップは広範囲に変化するが、このフォトンのエネルギは最も透明な形態のシリコン窒化物のバンドギャップに匹敵する。この高エネルギのフォトンは表面のパッシベーション、および/またはその下の半導体基板の最表面の数ナノメートルで吸収される。ドーピング量の少ないエミッタは、燐の拡散深さが約200nmであり、シート抵抗は約100Ωのオーダで、物理的な表面ではドーパントは非縮退レベルにある。半導体基板14の材料は熱の良い伝導体であ
り、誘電体層16の表面パッシベーションの下に形成される半導体基板14の溶融部を急速に冷却する。実施形態においては、プロセス条件を適切に制御することにより、下のシリコン層の厚さ、あるいはドーピングプロファイルを大きく変化させることなく、シリコン窒化物のパッシベーションを除去することができる。
本実施形態では、レーザ装置300はフェムト秒レーザを含む。フェムト秒レーザを使用する利点は、材料が熱平衡状態になるのに要する時間よりも短い時間でレーザエネルギを蓄積できることである。そうすると、より残渣の少ない状態でパッシベーション材料を除去することができる。
本実施形態では、1つまたは複数の開口部18の形成に、他の接触方式あるいは非接触方式のパターン形成装置もしくは方法を用いることもできる。前述したように、これらのパターン形成プロセスはプロセス装置200あるいはコンベヤ206を使用しなくてもよい。例えば、インクジェット印刷、スクリーン印刷、パッド印刷、またはその他の印刷方法を用いて、半導体基板14上の誘電体層16にエッチャント材料を直接印刷して化学エッチングすることで、1つまたは複数の開口部18を形成することができる。もしくは、半導体基板14上の誘電体層16にエッチング保護マスクを直接印刷し、この基板をエッチング液に浸すことによっても化学エッチングを行うことができる。エッチング保護マスクは回転塗布法、スプレイ塗布法、あるいは蒸着で保護層を形成し、これをパターニングすることによっても形成できる。
搬送機構202のコンベヤ206は図2に示すように、1つまたは複数の開口部18を有する半導体基板14を非接触パターン形成装置208から導電コンタクト層成膜装置210へと搬送する。図1のステップ120に示すように、半導体基板14および半導体基板14の表側15上の誘電体層16の上に、導電コンタクト層成膜装置210によって導電コンタクト層20が成膜される。導電コンタクト層20は、約1nm〜約2000nm、もしくは約5nm〜約1000nm、もしくは約20nm〜約200nmの膜厚範囲を有する。
導電コンタクト層成膜装置210が誘電体層16および半導体基板14の上に、導電コンタクト層20を成膜する。導電コンタクト層20は図1に示すように、誘電体層16の中の1つまたは複数の開口部18の中に、または1つまたは複数の開口部18を埋めるように成膜される。導電コンタクト層20は半導体基板14の表側15を1つまたは複数の開口部18を越えて完全あるいは実質的に覆う。本実施形態においては、導電コンタクト層20は、半導体基板14の表側15および誘電体層16の全体に亘って、ほぼ均一に、または一様に成膜される。
導電コンタクト層20は、例えば、低接触抵抗、半導体基板14または半導体基板14中のn+エミッタ層への堅牢な接着力、を有する金属薄膜層である。本実施形態においては、導電コンタクト層20が、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、および類似の導電性金属材料で構成される。導電コンタクト層成膜装置210では、スパッタリング、蒸着、CVD(化学気相堆積法)、スプレイ塗布、回転塗布、インクジェット印刷などの成膜方法によって半導体基板14の上に導電コンタクト層20が成膜される。導電コンタクト層成膜装置210でスプレイ塗布、回転塗布、インクジェット印刷などを用いる場合には、導電コンタクト層20用の適切な材料として有機金属インクあるいはナノ粒子インクが含まれる。導電コンタクト層20の成膜には、図2に示す装置200およびコンベヤ206を使用しないで処理することも可能である。
用語「ナノ粒子」とは、例えば平均粒子サイズが約1nm〜約500nmのものを言う
。例として、ナノ粒子インクの粒子は、約1nm〜約250nm、もしくは約5nm〜約150nm、もしくは約10nm〜約100nmの平均粒子サイズを有する。
搬送機構202のコンベヤ206は、導電コンタクト層20を有する半導体基板を、図2に示す導電コンタクト層成膜装置210から金属含有インク成膜装置212へと搬送する。図1のステップ130に示すように、金属含有インク成膜装置212によって金属含有インク22が導電コンタクト層20の上に成膜される。金属含有インク成膜装置212では、金属含有インク22が誘電体層16の中に形成された1つまたは複数の開口部18に位置合わせされて配列されるように、誘電体層16の中の1つまたは複数の開口部18の上にある導電コンタクト層20の上に金属含有インク22を成膜する。その結果、金属含有インク22が導電コンタクト層20の上に成膜され、導電コンタクト層20および誘電体層16中に形成された1つまたは複数の開口部18の上に金属含有インクグリッド線が形成される。さらに、半導体基板14の上の金属含有インク22が熱処理されて、誘電体層16中の1つまたは複数の開口部18に位置合わせされて配列された、焼結金属グリッド線が形成される。
金属含有インク22は図1のステップ130に示すように、誘電体層16の中の1つまたは複数の開口部18の上にある導電コンタクト層20の非露出部の上に成膜される。この結果、導電コンタクト層20の非露出部が金属含有インク22によってマスクされる、すなわち保護される。導電コンタクト層20の非露出部は金属含有インク22と半導体基板14との間に位置する。金属含有インク22は導電コンタクト層20の露出部の上には成膜されない。この結果、導電コンタクト層20の露出部は金属含有インク22で覆われない、すなわちマスクされない。
導電コンタクト層20の露出部は、1つまたは複数の非露出部および金属含有インク22に隣接する。さらに、導電コンタクト層20の露出部は、2つ以上の導電コンタクト層20の非露出部の間に位置する。さらに、導電コンタクト層20の非露出部と金属含有インク22とが、シリコン太陽電池の多層電極構造12用のグリッド線を形成する。
導電コンタクト層20の非露出部の上に金属含有インク22を成膜することによって、高導電性の通電金属配線が形成される。この通電金属配線は、誘電体層16中の1つまたは複数の開口部18と導電コンタクト層20の非露出部とで構成される低抵抗のコンタクト部を介して、下部の半導体基板14と結合する。金属含有インク22の下の導電コンタクト層20の非露出部はバリア層となって、金属含有インク22が半導体基板14の中へ拡散することを防ぐ。
金属含有インク成膜装置212は、金属含有インク22を導電コンタクト層20の上に成膜するための、スクリーン印刷型装置、押出し型ディスペンサ装置、パッド印刷装置、インクジェット印刷装置、およびそれらに類似したものを含むことができる。金属含有インク成膜装置212を用いて金属含有インク22を成膜することによって、導電層20の上の、および誘電体層16中の1つまたは複数の開口部18を覆う、金属配線22を高精度に配置することができる。成膜された金属含有インクは、約0.1μm〜約1000μm、もしくは約5μm〜約500μm、もしくは約10μm〜約100μmの膜厚範囲を有する。
金属含有インク22を導電コンタクト層20の非露出部上へ成膜するのに、スクリーン印刷型装置を利用することができる。スクリーン印刷型装置は、半導体基板14上へ金属含有インク22を高精度かつ高効率に成膜する機構を提供することができる。また、スクリーン印刷型装置は、金属含有インク22を導電層20に精度よく成膜して、金属含有インク22を誘電体層20中の1つまたは複数の開口部18と位置合わせして配列すること
ができるという従来法にはない利点がある。
本実施形態においては、金属含有インク成膜装置212として、導電コンタクト層20の上に金属含有インク22を成膜する、押出し方式のディスペンサ装置が含まれる。結果として、一緒に押出される透明材料によって両側を支持された、高アスペクト比の押出金属線を備える前面コンタクトセル方式デバイス用のグリッド線を、金属含有インク22で形成することができる。
金属含有インク22は高分子バインダ樹脂すなわち有機ビヒクルと、金属の粒子(あるいは粉)あるいは剥片と、溶媒中の任意のガラスフリットと、を含む。金属粒子あるいは金属剥片用の材料は、例えば銀、錫、ニッケル、銅、あるいはその他の金属材料などである。実施形態では、金属含有インクが乾燥されると、高分子バインダ樹脂によって、半導体基板14から導電コンタクト層20の露出部を除去する際の化学エッチング液に対する化学的耐性が乾燥した金属含有インクに与えられる。この機能材料用の適切な高分子材料としては、エチルセルロース、ポリメチルメタアクリレート(以後「PMMA」)、ウッドロジン、フェノール樹脂、ポリメタアクリレート、および類似のものなどのセルロース高分子が含まれる。金属含有インク22は、約5%〜約98%、もしくは約20%〜約90%、もしくは約50%〜約80%の重量パーセントの金属粒子もしくは金属剥片を有する。
金属含有インク成膜装置212は、金属含有インク22を導電コンタクト層20の上に直接印刷するための、インクジェット型ディスペンサ装置を含む。インクジェット型ディスペンサ装置を介して、導電コンタクト層20の上に直接印刷すると、金属含有インク22は、インク中に懸濁された金属のナノ粒子を有する極微小相の金属インクとなる。あるいはまた、金属含有インク22は、1つまたは複数の有機金属化合物の溶液を有する金属有機物インクであってもよい。
金属含有インク22は導電コンタクト層20の上にパターン状に成膜することができる。パターニングした金属含有インク22は、追加的な金属粒子をめっきするためのシードとして使用し、シリコン太陽電池用のバルクの金属グリッド線を形成することができる。例としては、1つまたは複数の有機金属化合物を有する金属含有インク22の薄層がインクジェット印刷で導電層20の上に形成され、この薄層の金属含有インク22の上に追加の金属粒子を被着して、通電金属グリッド線が形成される。この方式では、成膜される金属含有インクは約1nmほどの薄さでよい。
搬送機構202のコンベヤ206が、導電コンタクト層20および金属含有インク22を有する半導体基板14を、図2に示す金属含有インク成膜装置212から、導電コンタクト層除去装置214へと搬送する。導電コンタクト層除去装置214は、半導体基板14と金属含有インク22の間に挿設された導電コンタクト層20をパターニングする。図1のステップ140に示すように、導電コンタクト層20の露出された部分を半導体基板14から除去することにより、導電コンタクト層がパターニングされる。
パターン形成の一方法として、半導体基板14が導電コンタクト層除去装置214を介して化学エッチング液に晒される。半導体基板14が導電コンタクト層20の露出された部分を除去するために化学エッチング液に晒されて、導電コンタクト層20がパターニングされる。化学エッチング液が、導電コンタクト層20の露出された部分を化学的に反応させ溶解して半導体基板14から除去することによって、導電コンタクト層20をパターニングする。
半導体基板14は、約0.5秒〜約30分の範囲のある時間、化学エッチング液に晒さ
れる。化学エッチング液は望ましくは、金属含有インク22、および金属含有インク22でマスクされ保護されている導電コンタクト層20の非露出部に損傷を与えない。
本実施形態においては、導電コンタクト層20の露出部を除去するための適切な化学エッチング液として、塩化第二鉄エッチング液、フッ化水素酸、硝酸、燐酸、および類似のものが含まれる。ここでも、半導体基板14上の導電コンタクト層20のパターニングに、装置200もしくはコンベヤ206を使う必要はない。
搬送機構202のコンベヤ206が、導電コンタクト層20の非露出部および金属含有インク22を有する半導体基板14を、導電コンタクト層除去装置214から基板アンロード機構216へと搬送する。以下の説明にしたがって金属含有インク成膜装置212および導電層除去装置214による処理が終了した後、基板アンロード機構216は、半導体基板14をコンベヤ206から取り外す。
次に半導体基板14を熱処理するために、半導体基板14が基板アンロード機構216から熱処理システム218へ搬送される。半導体基板14は、約200℃〜約1000℃、約400℃〜約900℃、もしくは約500℃〜約850℃の間のある温度で熱処理され、それによって金属含有インクが金属粒子の焼結構造へ変わる。金属含有インク22中の溶媒は、熱処理中に蒸発あるいは分解する。
ここで、金属粒子の焼結構造は電気めっきで得られる構造とは明らかに異なる。電気めっきにおいては、分子レベルから金属が積層される。しかし焼結構造においては、金属含有インク22中の金属粒子が、半導体基板14の熱処理中に溶解して液相になることはない。熱処理中に金属含有インク22の中では金属粒子間での固体反応が起きる。金属含有インク22中の金属粒子が焼結して相互に結合し、通電金属構造のような密な金属構造を形成する。結果として、熱処理装置218での半導体基板14の熱処理の後、金属含有インク22から導電コンタクト層20の上に通電できる焼結金属グリッド線が形成される。
半導体基板14が熱処理装置218で熱処理されると、通電できる焼結金属のグリッド線と導電コンタクト層20と半導体基板14とによって多層電極構造12が形成される。結果として薄い導体/半導体層、およびエミッタ層が形成される。導電コンタクト層20として、ニッケル、コバルト、チタン、タンタル、タングステン、モリブデンなどの金属が使用される場合、熱処理中あるいは熱処理後に、ニッケルシリサイドのような、任意の金属シリサイド層が導電コンタクト層20と半導体基板14との界面に形成される。
半導体基板14の熱処理によって形成された通電用焼結金属グリッド線を含む多層電極構造12によって、半導体基板14と通電用焼結金属グリッド線との間の接触抵抗および接触面積が低減される。その結果、半導体基板14の金属含有インク/導電層からなる多層電極構造12が、多層電極構造12を含むシリコン太陽電池の絶対効率を約0.5%〜約3%向上させる。これはシリコン太陽電池を相対的に約4%〜約20%改良することになる。
多層電極構造12と半導体基板14とは、従来のシリコン太陽電池の接触面積に比べると約50分の1〜約400分の1に減少した接触面積を有する。接触面積が減少すると、半導体基板14と導電コンタクト層20および金属含有インク22の間の再結合が減少する。多層電極構造12は軽微にドーピングされたエミッタ層の使用を含むことができ、その結果、青色波長に対する応答および光吸収が改良される。これらすべての改良により効率向上がもたらされる。さらに、多層電極構造12と半導体基板14との間の接触比抵抗は、約10-1Ω・cm2未満〜約10-8Ω・cm2、もしくは約10-2Ω・cm2未満〜約
10-8Ω・cm2、もしくは約10−4Ω・cm2未満〜約10-8Ω・cm2となる。
本実施形態では、方法10は、裏面接触方式太陽電池用の多層電極構造形成にも利用することができる。すなわち、1つまたは複数のp領域、および/または1つまたは複数のn領域が半導体基板14の裏面に形成される場合、半導体基板14の裏面電極形成に、この方法10を半導体基板14の裏面に適用することができる。また、成膜された金属含有インク22は、エッチングの後でアセトンなどの溶液を用いて除去することができる。この結果、成膜された金属含有インク22は一般に導体層20の非露出部に対する保護マスクとして考えられ、あるいは導電層除去装置214で導電層20の露出部分を除去する間は非導電性であるともみなされる。
上に述べたように、導電コンタクト層は熱処理の前にパターニングすることができる。または、熱処理の後に導電コンタクト層をパターニングすることもできる。
ここに開示した多層電極構造および多層電極構造を形成する方法は、太陽電池以外の多層電極構造形成に使用することができる。また、低接触抵抗と高電流通電電極が必要とされる任意の電気・電子デバイスに対しても使用することができる。
ここで開示された方法は、下層の第1の機能層材料上の一部分に成膜され、第1の機能材料のパターニングのための保護マスクとして使用されかつ最終機能構造の一部分となる、第2の機能層材料を含む、任意の機能構造あるいは機能デバイスの形成に用いることもできる。
本発明の実施形態を説明するために以下の実施例を示す。
シリコン半導体基板は、窒化物誘電体層の形成された表側を有する。この窒化物誘電体層に複数の穴が形成される。複数の穴のそれぞれは、約20μmの直径を有し、ピッチが約0.25mmである。ニッケルの導電コンタクト層がこの窒化物誘電体層の上および窒化物誘電体層中に形成された複数の穴の中に成膜される。ニッケルの導電コンタクト層は約100nmの膜厚を有する。
銀の金属含有インクがスクリーン印刷によってニッケルの導電コンタクト層の上に成膜され、窒化物誘電体層中に形成された複数の穴に位置合わせされて配列される。ニッケルの導電コンタクト層の非露出部分は、シリコン半導体基板と銀の金属含有インクとの間に挿設されている。ニッケルの導電コンタクト層の露出部分は、複数の穴および銀の金属含有インクの間に位置している。ニッケルの導電コンタクト層は、シリコン半導体基板からニッケルの導電コンタクト層の露出部分を除去することによりパターニングされる。
シリコン半導体基板を塩化第二鉄溶液に浸漬し、ニッケルの導電コンタクト層の露出部分をシリコン半導体基板からエッチング除去する。シリコン半導体基板上のニッケルの導電コンタクト層の非露出部分および銀の金属含有インクが、シリコン基板上に銀のグリッド線を形成する。シリコン基板を約500℃で加熱して熱処理を行い、通電できる焼結銀のグリッド線を有する、銀/ニッケル多層電極構造が形成される。
銀/ニッケル多層電極の接触抵抗は、約25.4mmの長さを有する配線に対して、約0.03Ω未満である。さらに銀/ニッケル多層電極は、約121mmの長さの標準のラインに対しては、約0.0063Ω未満の接触抵抗である。これは、標準のスクリーン印刷した銀グリッド線の接触抵抗の約0.0055Ωと同等であるが、実施例1の銀/ニッケル多層電極構造の接触面積は、標準のスクリーン印刷した銀グリッド線の約100分の1以下である。
実施例2の銀/ニッケル多層電極を、窒化物誘電体層に穴や開口部がないことを除いて、実施例1の銀/ニッケル多層電極と同様の手順によって作製した。実施例2の銀/ニッケル多層電極では、銀/ニッケル多層電極とシリコン半導体基板との間にオーミックコンタクトを持たず、接触抵抗は約25.4mmの長さの配線に対して約15Ω以上である。実施例1と2の結果を比較すると、ニッケル導電コンタクト層によって、銀の金属含有インクがシリコン半導体基板および/または窒化物誘電体層へ拡散することを防止する有効なバリア層が形成されていることがわかる。
ニッケル導電コンタクト層は、通常の約0.5Ω・cmの比抵抗を有する軽くドーピングされたシリコンウェーハであるシリコン半導体基板上に、スパッタリングで成膜した。銀の金属含有インクをニッケル導電コンタクト層の非露出部分の上に成膜し、シリコン半導体基板の誘電体層中の穴に位置合わせした。ニッケル導電コンタクト層の露出部分を、塩化第二鉄溶液でエッチングして基板から除去して、ニッケル導電コンタクト層のパターニングを行った。ニッケル導電コンタクト層と銀の金属含有インクとを有するシリコン半導体基板を、空気中500℃で加熱処理し、銀/ニッケル多層電極および通電用焼結銀グリッド線を形成した。
銀/ニッケル多層電極はショットキバリアを形成し、オーミックコンタクトとはならなかった。ショットキバリアの形成によって、銀/ニッケル多層電極のI−V曲線からショットキバリア高さを算出でき、このシリコン半導体基板と銀/ニッケル多層電極の界面特性が決定できる。図4は、銀の金属含有インクでおおわれた、シリコン半導体基板上のニッケル導電コンタクト層について、成膜したまま(スパッタリングにより)と約500℃で熱処理したもののI−V曲線のグラフを示すものである。
図4に示すように、成膜したままのニッケルの状態(銀の金属含有インクを塗布する前)と銀/ニッケル多層電極を約500℃で加熱処理した後(通電用焼結金属グリッド線を形成した後)とでは、I−V曲線に大きな違いは見られない。また、成膜したままのニッケル導電コンタクト層と、銀/ニッケル多層電極を加熱し通電用焼結金属グリッド線を形成した後のバリア高さの例は、それぞれ約0.58eVと約0.60eVである。ニッケル導電コンタクト層とシリコン半導体基板との間の通常のバリア高さは、約0.61eVであり、ニッケルシリサイド層とシリコンとの間は約0.67eVである。
実施例のバリア高さと通常のバリア高さとの比較により、銀/ニッケル多層電極を空気中で加熱しても、ニッケルもしくはニッケルシリサイドとシリコンとの間の界面は、ニッケル導電層のアニールで起きることのあるニッケル導電層の酸化などの劣化による破壊が起きていないことが確認される。さらに、空気中での銀/ニッケル多層電極の加熱後、実施例のバリア高さはわずかに増加し、銀/ニッケル多層電極とシリコン半導体基板との間にニッケルシリサイドが形成されることを示唆している。さらにまた、銀の金属含有インクがニッケル導電層を保護している可能性がある。それは、銀の金属含有インクが下層のニッケル導電コンタクト層を保護し、銀の金属含有インク中の有機物の分解が局所的な還元雰囲気すなわち不活性雰囲気を形成している可能性があるからである。それ故に、ニッケル導電コンタクト層および銀の金属含有インクは、ニッケル導電コンタクト層あるいはニッケルシリサイド/シリコン界面を変化させることなく、空気中で加熱することができる。その結果、銀/ニッケル多層電極の接触抵抗を小さく保ったまま、シリコン太陽電池用のコンタクト材料としてニッケル導電層を使用することができる。
10 方法
12 多層電極構造
14 半導体基板
15 半導体基板表側
16 誘電体層
18 開口部
20 導電コンタクト層
200 装置
202 搬送機構
204 基板ロード機構
206 コンベヤ
208 非接触パターニング装置
210 導電層成膜装置
212 金属含有インク成膜装置
214 導電層除去装置
216 基板アンロード機構
218 熱処理装置
300 レーザ装置
310 レーザ
330 回転ミラー
340 走査レンズ
317 コンタクト用開口部
500 穴
502 線

Claims (2)

  1. 半導体基板上の金属配線コンタクト構造であって、
    前記半導体基板への1つまたは複数の開口部を含むパターニングされた誘電体層と、
    前記1つまたは複数の開口部に対して位置合わせされた通電用焼結金属グリッド線と、
    前記通電用焼結金属グリッド線と前記パターニングされた誘電体層との間に、前記通電用焼結金属グリッド線に対して位置合わせされて配設された、パターニングされた導電コンタクト層と、
    を含むことを特徴とする金属配線コンタクト構造。
  2. 層のパターニング方法であって、
    基板上に層を成膜するステップと、
    前記層の一部分の上に金属含有インクを成膜し、前記層の露出された部分を前記金属含有インクに隣接させるステップと、
    前記成膜された金属含有インクを保護マスクとして用いて、前記層の前記露出された部分を前記基板から除去することによって、前記層をパターニングするステップと、
    前記金属含有インクを除去するステップと、
    を含むことを特徴とする層のパターニング方法。
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