JP2013157495A - リード線付き電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板などに表面実装することができるリード線付き電子部品を得る。
【解決手段】リード線付き電子部品10は、基体14の両端部に外部電極26a,26bを形成した電子部品本体12を含む。電子部品本体12の外部電極26a,26bに、リード線28a,28bを取り付ける。リード線28a,28bは、外部電極26a,26bに接合される接合部30a,30bと、回路基板のランドに半田接合される実装部38a,38bとを含む。2つのリード線28a,28bの実装部38a,38bは、同一平面に直線状に接触することができるように配置される。
【選択図】図1

Description

この発明は、リード線付き電子部品に関し、特にたとえば、積層セラミックコンデンサなどの電子部品本体に基板実装用のリード線が取り付けられたリード線付き電子部品に関する。
図13は、従来のリード線付き電子部品の一例を示す図解図である。リード線付き電子部品1は、略直方体状の部品本体2を含む。部品本体2としては、たとえば積層セラミックコンデンサなどが用いられる。部品本体2の両端部には、端子電極3a,3bが形成される。積層セラミックコンデンサの場合、図14に示すように、部品本体2内において誘電体セラミック層を挟んで対向する複数の内部電極4a,4bが形成される。隣接する内部電極4a,4bのそれぞれは、部品本体2の両端面に引き出され、内部電極4aが端子電極3aに接続され、内部電極4bが端子電極3bに接続される。
部品本体2の両端面において、端子電極4a,4bのそれぞれには、リード線5a,5bが半田6a,6bによって接続される。ここで、端子電極4a,4bには、直線状のリード線5a,5bの一端側が接続され、リード線5a,5bの他端側は部品本体2から離れた位置に配置される。
このリード線付き電子部品1を回路基板に実装する場合、リード線5a,5bの他端側が、回路基板に形成されたスルーホールに挿入される。さらに、回路基板の裏面からのフローはんだ付け方式によって、リード線5a,5bが回路基板に取り付けられる(特許文献1参照)。
特開2010−192803号公報
近年、電子機器の小型化にともなって高密度実装の要求が高まっており、スルーホール実装に比べてスペースをとらない表面実装が主流となってきている。しかしながら、リード線付き電子部品は、リード線を回路基板のスルーホールに挿入する構造であるため、表面実装用途に用いることができない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、回路基板などに表面実装することができるリード線付き電子部品を提供することである。
この発明は、互いに対向する上面および下面と、互いに対向する一対の側面と、互いに対向する一対の端面とを有する基体と、基体に形成される一対の外部電極とを有する電子部品本体、および一対の外部電極のそれぞれに接合される一対のリード線を含み、一対のリード線は、外部電極に接合される接合部と、基体の下面と平行に延び、かつ、同一平面に線状に接触する実装部とを含む、リード線付き電子部品である。
一対のリード線の接合部が電子部品本体の外部電極に接合され、これらのリード線の実装部が基体の下面と平行に延び、かつ、同一平面に線状に接触することができる構成となっているため、回路基板上にリード線の実装部を載置して電子部品本体を回路基板上に保持することができる。したがって、回路基板に形成された電極上に載置されたリード線の実装部を半田接合することができ、リード線付き電子部品を回路基板に表面実装することが可能となる。
このようなリード線付き電子部品において、リード線は、基体の下面に沿って形成される支持部と、支持部の一端と実装部の一端とを接続する下側中継部とを含む構成とすることができる。
リード線付き電子部品の基体の下面を支持部で支持することにより、基体を安定して回路基板上に保持することができる。また、支持部と実装部とを下側中継部で接続することにより、基体を回路基板から浮かせた状態で表面実装することができ、実装部に加わった衝撃を吸収することができる。
支持部および下側中継部を含むリード線を用いたリード線付き電子部品において、さらに、リード線は、支持部の他端と接合部の一端とを接続する上側中継部を含む構成とすることができる。
上側中継部を形成することにより、たとえば、基体の対向する端面において外部電極にリード線の接合部を接合し、基体の下面にリード線の支持部を配置する構成とすることができる。
また、支持部および下側中継部を含むリード線を用いたリード線付き電子部品において、支持部の他端は、接合部の一端に接続されることができる。
上側中継部を用いずに、直接支持部と接合部とを接続することができる。このような構成とすることにより、基体の側面において外部電極にリード線の接合部を接合し、この接合部を基体の下面の支持部に接続することができる。
上述のリード線付き電子部品において、接合部は屈曲形状を有するものとすることができる。
リード線の接合部を屈曲形状とすることにより、積み重ねられた複数の電子部品本体の外部電極を接合部で同時に接合することが容易となる。
また、電子部品本体の外部電極のそれぞれに接合される接合部と、同一平面に線状に接触する実装部とを含む一対のリード線を用いたリード線付き電子部品において、リード線の接合部は略U字状に形成され、一対の端面に形成された外部電極のそれぞれに一対のリード線の接合部が接合され、それぞれのリード線は、基体から離れた位置で接合部の両端に接続される実装部を含む構成とすることができる。
さらに、電子部品本体の外部電極のそれぞれに接合される接合部と、同一平面に線状に接触する実装部とを含む一対のリード線を用いたリード線付き電子部品において、外部電極は基体の一対の端面から側面に回り込むように形成され、それぞれのリード線は基体の対向する両側面において外部電極に接合される一対の接合部を有し、基体から離れた位置で一対の接合部の一端を接続するように実装部が形成された構成とすることができる。
このように、リード線の両端部に実装部を形成したり、一対の接合部を接続する部分を実装部とすることもできる。
上述の各リード線付き電子部品において、リード線の接合部は、積み重ねられた複数の電子部品本体の外部電極に接合されることができる。
複数の電子部品本体の外部電極にリード線の接合部を接合することにより、複数の電子部品本体を接続した特性を有するリード線付き電子部品を得ることができる。
この発明によれば、電子部品本体の一対の外部電極に接合されるリード線の実装部が同一平面に線状に接触することができるため、回路基板に形成されたランドなどに実装部を半田接合することができる表面実装可能なリード線付き電子部品を得ることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明のリード線付き電子部品の一例を示す斜視図である。 図1に示すリード線付き電子部品の正面図である。 図1に示すリード線付き電子部品の側面図である。 図1に示すリード線付き電子部品に用いられる電子部品本体の一例を示す図解図である。 図4に示す電子部品本体の製造工程を示す図解図である。 図1に示すリード線付き電子部品に用いられるリード線の一例を示す斜視図である。 (A)(B)(C)は、図1に示すリード線付き電子部品の組立て工程を示す図解図である。 図7に示すリード線の折り曲げ方法を示す図解図である。 (A)はこの発明のリード線付き電子部品の他の例を示す斜視図であり、(B)はその正面図であり、(C)はその側面図であり、(D)はその上面図である。 (A)はこの発明のリード線付き電子部品のさらに他の例を示す斜視図であり、(B)はその正面図であり、(C)はその側面図であり、(D)はその上面図である。 (A)はこの発明のリード線付き電子部品の別の例を示す斜視図であり、(B)はその正面図であり、(C)はその側面図であり、(D)はその上面図である。 (A)はこの発明のリード線付き電子部品のさらに別の例を示す斜視図であり、(B)はその正面図であり、(C)はその側面図であり、(D)はその上面図である。 従来のリード線付き電子部品の一例を示す図解図である。 図13に示す従来のリード線付き電子部品に用いられる部品本体の一例を示す図解図である。
図1はこの発明のリード線付き電子部品の一例を示す斜視図であり、図2はその正面図であり、図3はその側面図である。リード線付き電子部品10は、電子部品本体12を含む。電子部品本体12としては、たとえばチップ型の積層セラミックコンデンサなどが用いられる。
電子部品本体12が積層セラミックコンデンサである場合、図4に示すように、電子部品本体12は、基体14を含む。基体14は、たとえば、互いに対向する上面と下面、互いに対向する側面および互いに対向する端面を有する直方体状に形成される。基体14は、誘電体材料で形成されたセラミック層16と内部電極18a,18bとが交互に積層された構造を有する。隣接する内部電極18a,18bは、基体12の内部でセラミック層16を挟んで対向するように形成され、それぞれ基体14の対向する端部に引き出される。つまり、内部電極18aは基体14の一方の端部に引き出され、内部電極18bは基体14の他方の端部に引き出される。
このような基体14を得るために、図5に示すように、積層体20が準備される。積層体20は、複数のセラミックグリーンシート22を積層することにより形成される。セラミックグリーンシート22の材料としては、BaTiO3、CaTiO3、SrTiO3、CaZrO3などの主成分からなる誘電体セラミック材料に周知の有機バインダや有機溶剤を添加したものが用いられる。また、これらの主成分にMn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの副成分を添加したものを用いてもよい。セラミックグリーンシート22の厚みは、焼成後の内部電極18a,18b間のセラミック層16の厚みが0.5〜10μmになるように設定することが好ましい。
複数のセラミックグリーンシート22上には、内部電極パターン24a,24bが交互に形成される。隣接する内部電極パターン24a,24bは、セラミックグリーンシート22を挟んで対向するように形成される。そして、一方の内部電極パターン24aは、セラミックグリーンシート22の長手方向の一端側に引き出され、他方の内部電極パターン24bは、セラミックグリーンシート22の長手方向の他端側に引き出される。
内部電極パターン24a,24bの材料としては、たとえば、Ni,Cu,Ag,Pd,Ag−Pd合金,Au、もしくは、これらのいずれか1つを主成分とする合金が用いられる。内部電極パターン24a,24bの厚みは、焼成後の内部電極18a,18bの厚みが0.3〜2.0μmとなるように設定することが好ましい。
内部電極パターン24a,24bが形成されたセラミックグリーンシート22を積層し、それを挟むようにして内部電極パターンの形成されていないセラミックグリーンシート22を積層して、積層体20が形成される。実際には、内部電極パターン24a,24bを形成した大きいセラミックグリーンシート22を積層し、それを挟むようにして、内部電極パターンのない大きいセラミックグリーンシートを積層してカットすることにより、図5に示すような積層構造を有する積層体20が得られる。セラミックグリーンシート22を積層する際、必要に応じて、静水圧プレスなどの方法が用いられる。得られた積層体20はバレル研磨され、積層体20のコーナー部および稜部に丸みが形成される。
さらに、積層体20を焼成することにより、セラミック層16および内部電極18a,18bを有する基体14が得られる。焼成温度は、セラミックグリーンシート22や内部電極パターン24a,24bの材料にもよるが、900〜1300℃であることが好ましい。
得られた基体14の両端面に、外部電極26a,26bが形成される。外部電極26a,26bは、基体14の両端面から基体14の上面、下面および側面に回り込むように形成される。ここで、基体14の両端面には、隣接する内部電極18a,18bが交互に引き出されているため、基体14の両端面に形成された外部電極26a,26bには、それぞれ内部電極18a,18bが接続される。したがって、外部電極26a,26b間に、静電容量が形成される。
外部電極26a,26bを形成する際には、予め基体14の両端部に焼結金属やめっき、スパッタ、蒸着などによって外部電極下地層が形成される。外部電極下地層の材料としては、たとえばNi,Cu,Ag,Pd,Ag−Pd合金、Au、もしくは、これらのいずれか1つを主成分とする合金が用いられる。たとえば、このような材料を用いた導電性ペーストが準備され、浸漬法などによって、この導電性ペーストを基体14の両端部に塗布し、700〜900℃の温度で焼き付けることにより、外部電極下地層が形成される。なお、焼成前の積層体20に導電性ペーストを塗布し、積層体20の焼成と同時に外部電極下地層を焼き付けてもよい。
外部電極下地層は、めっき層で被覆される。めっき層の材料としては、たとえば、Ni,Cu,Au,Sn、もしくは、これらのいずれか1つを主成分とする合金が用いられる。外部電極下地層の厚みは、10〜50μmになるように設定することが好ましい。また、めっき層1層当たりの厚みは、1〜10μmになるように設定することが好ましい。このようにして基体14の端部に外部電極26a,26bを形成することにより、電子部品本体12が形成される。
電子部品本体12の外部電極26a,26bには、それぞれリード線28a,28bが取り付けられる。リード線28a,28bとしては、たとえばFe,Cu、またはこれらの合金などで形成された芯線の表面をSn含有被膜で被覆したものが用いられる。芯線は、通常、径が0.3〜1mmのものが用いられる。Sn含有被膜の材質としては、Sn含有率が60質量%以上のもの、たとえば98Sn−2Bi,97.5Sn−2.5Ag,97.5Sn−2.5Cu,95Sn−5Pb,60Sn−40Pbなどが用いられる。また、Sn含有被膜の厚みは0.1〜5μmであることが好ましい。
リード線28aは、図6に示すように、基体14の一方の側面寄りの位置において、電子部品本体12の外部電極26aに接合される接合部30aを含む。接合部30aは、図1ないし図3に示すように、基体14の上面側から下面側に延びるようにして、基体14の一方の端面に形成された外部電極26aに接合される。さらに、リード線28aは、接合部30aから直交して折れ曲がるように、上側中継部32aが形成される。上側中継部32aは、基体14の端面から下面に向かって折れ曲がるように形成される。そして、リード線28aの上側中継部32aは、基体14の一方の端面側から他方の端面側に向かうように、基体14の下面に形成された外部電極26aに沿って形成される。
また、上側中継部32aから直交して折れ曲がるように、支持部34aが形成される。支持部34aは、基体14の一方の側面寄りの位置から他方の側面寄りの位置まで延びるようにして、基体14の下面に形成された外部電極26aに沿って形成される。さらに、基体14の他方の側面寄りの位置において、支持部34aから直交して折れ曲がるように、下側中継部36aが形成される。下側中継部36aは、基体14の下面に直交して基体14から離れるように延びて形成される。また、基体14から離れた位置において、下側中継部36aから直交して折れ曲がるように、実装部38aが形成される。実装部38aは、支持部34aに平行して延びるように形成される。
同様に、他方のリード線28bは、基体14の他方の端面において、電子部品本体12の外部電極26bに接合される接合部30bを含む。さらに、リード線28bは、接合部30bから基体14の下面に延びる上側中継部32b、基体14の下面において外部電極26bに沿って延びる支持部34b、支持部34bから基体14の下方に延びる下側中継部36b、下側中継部36bから支持部34bに平行に延びる実装部38bを含む。
リード線28a,28bの接合部30a,30bは、半田(図示せず)によって外部電極26a,26bに接合される。また、リード線28a,28bの上側中継部32a,32bおよび支持部34a,34bは、基体14の下面において、外部電極26a,26bに半田で接合されてもよいし、接合されなくてもよい。さらに、リード線付き電子部品10を回路基板(図示せず)などに実装する際に、リード線28a,28bの実装部38a,38bが回路基板のランドなどに半田接合される。また、必要に応じて、電子部品本体12およびリード線28a,28bの接合部30a,30b、上側中継部32a,32b、支持部34a,34bを被覆するように外装用樹脂にディップした後、乾燥させることにより、樹脂外装材を形成してもよい。樹脂外装材の材質としては、たとえば、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂などを用いることができる。
このリード線28a,28bを作製するために、図7(A)に示すように、長尺状のリード線40が準備され、リード線40の先端部分がクランク状に折り曲げられる。次に、図7(B)に示すように、リード線40のクランク状部分が下側に向かうように、リード線40が折り曲げられる。さらに、図7(C)に示すように、クランク状部分から離れた位置でリード線40がU字状に折り返され、クランク状部分が上側に配置される。このクランク状部がリード線28a,28bの接合部30a,30bおよび上側中継部32a,32bとなり、クランク状部から延びるU字状部分が支持部34a,34b、下側中継部36a,36b、実装部38a,38bとなる。なお、リード線40の折り曲げは、図8に示すように、リード線40に平板42を当て、平板42の端部においてリード線40を折り曲げることによって行われる。
次に、リード線40の上側中継部32a,32bおよび支持部34a,34bに相当する部分に電子部品本体12を載置し、リード線40の接合部30a,30bに相当する部分が、電子部品本体12の外部電極26a,26bに半田接合される。そして、長尺状のリード線40が切断されて、得られたリード線付き電子部品10が包装される。
このようにして得られたリード線付き電子部品10は、回路基板(図示せず)などに取り付けられる。このとき、リード線28a,28bの実装部38a,38bは、それぞれ基体14の下面に沿って配置される支持部34a,34bに平行に延びているため、リード線28a,38bの実装部38a,38bどうしも平行に配置されている。そのため、2つの実装部38a,38bは、同一平面に線状に接触することができ、平面状の回路基板に線状に接触することができる。したがって、リード線28a,28bを回路基板に形成されたスルーホールに挿入することなく、回路基板に形成されたランドに実装部38a,38bを半田接合することができ、リード線付き電子部品10の表面実装が可能となる。したがって、このリード線付き電子部品10を用いれば、電子機器の小型化に対応する高密度実装の要求に応えることができる。
なお、2つのリード線28a,28bの実装部38a,38bは、必ずしも平行に配置される必要はなく、同一平面に線状に接触するように形成されていればよい。たとえば、2つの実装部38a,38bの一端側の間隔が狭く、他端側の間隔が広くなるように配置されていても、実装部38a,38bが回路基板のランドに線状に接触していれば、リード線付き電子部品10を回路基板に表面実装することができる。
さらに、このリード線付き電子部品10の場合、リード線28a,28bの支持部34a,34b、下側中継部36a,36bおよび実装部38a,38bがU字状に形成されているため、このU字状部分が衝撃を吸収するクッションの機能を果たす。そのため、たとえば回路基板にたわみなどが発生しても、電子部品本体12への機械的ダメージを小さくすることができる。
なお、表面実装可能な電子部品として、電子部品本体12の外部電極26a,26bに板状の金属端子を接合し、電子部品本体12を回路基板から浮かせた状態で、金属端子を回路基板に半田接合できるものがある。しかしながら、リード線は板状の金属端子に比べて安価であり、金属端子を用いたものに比べて、電子部品のコストダウンを図ることができる。
また、図9(A)〜(D)に示すように、複数の電子部品本体12を積み重ねることができる。この場合、リード線28a,28bの接合部30a,30bが、V字状に屈曲した形状に形成されて、基体14の端面に形成された外部電極26a,26bに接合される。ここで、最下段の電子部品本体12の一方の外部電極26aには、基体14の一方の側面寄りの位置で接合部30aが接合され、中段の電子部品本体12の外部電極26aには、基体14の他方の側面寄りの位置で接合部30aが接合され、最上段の電子部品本体12の外部電極26aには、基体14の一方の側面寄りの位置で接合部30aが接合されている。
なお、図9のリード線付き電子部品10の場合、複数の電子部品本体12の他方の外部電極26bでは、一方の外部電極26aと逆向きに接合部30bが配置されている。つまり、最下段の電子部品本体12の他方の外部電極26bには、基体14の他方の側面側寄りの位置で接合部30bが接合され、中段の電子部品本体12の外部電極26bには、基体14の一方の側面寄りの位置で接合部30bが接合され、最上段の電子部品本体12の外部電極26bには、基体14の他方の側面寄りの位置で接合部30bが接合されている。したがって、リード線28a,28bの実装部38a,38bは、基体14の反対の側面寄りの位置から、互いに逆向きに延びるように配置されている。
このリード線付き電子部品10では、リード線28a,28bの接合部30a,30bを屈曲した形状とすることにより、積み重ねられた複数の電子部品本体12と接合部30a,30bとをバランスよく接合することができる。
また、図10(A)〜(D)に示すように、上側中継部がなく、接合部30a,30bと支持部34a,34bとが直接接続されてもよい。このリード線付き電子部品10では、接合部30a,30bが鉤状に形成される。そして、2つの電子部品本体12が積み重ねられ、上側の電子部品本体12の上面および一方の側面において、接合部30a,30bが外部電極26a,26bに接合される。また、下側の電子部品本体12の一方の側面において接合部30a,30bが外部電極26a,26bに接合され、下側の電子部品本体12の下面において支持部34a,34bが外部電極26a,26bに接合される。
図10のリード線付き電子部品10では、U字状に形成された接合部30a,30bと支持部34a,34bとで、積み重ねられた電子部品本体12を挟み込むように保持しているため、2つの電子部品本体12が安定してリード線28a,28bに保持される。
さらに、図11(A)〜(D)に示すように、リード線28a,28bの接合部30a,30bをU字状に形成し、U字状の接合部30a,30bの両端部に実装部38a,38bが形成されてもよい。この場合、実装部38a,38bは、U字状の接合部30a,30bの内側に向かって折れ曲がるようにして形成される。そして、U字状の接合部30a,30bが、複数の基体14の両端面において、外部電極26a,26bに接合される。
図11のリード線付き電子部品10では、基体14の両端面において、U字状の接合部30a,30bが外部電極26a,26bに接合されるため、接合面積を大きくとることができ、電子部品本体12とリード線28a,28bとの固着力を大きくすることができる。
また、図12(A)〜(D)に示すように、リード線28a,28bは、それぞれ基体14の両側面で外部電極26a,26bに接合される接合部30a,30bを有するものであってもよい。一方のリード線28aは、2つの直線状の接合部30aを有し、これらの接合部30aの一端が連結されるように、実装部38aが形成される。したがって、リード線28aは、全体としてU字状に形成され、その両端部が接合部30aとなる。そして、これらの接合部30aが、複数の基体14の対向する側面において、外部電極26aに接合される。さらに、下側の基体14から離れた位置において基体14の下面に平行となるように、2つの接合部30aの一端が連結され、この連結部が実装部38aとなる。
同様に、他方のリード線28bは、2つの直線状の接合部30bを有し、これらの接合部30bの一端が連結されるように、実装部38bが形成される。したがって、U字状のリード線28bの両端側の接合部30bが、複数の基体14の両側面において外部電極26bに接合され、下側の基体14から離れた位置において基体14の下面に平行となるように、2つの接合部30bを連結する実装部38bが形成される。
図12に示すリード線付き電子部品10では、リード線28a,28bはU字状に形成されており、折り曲げ箇所が少なく、リード線28a,28bの加工が容易である。そのため、リード線付き電子部品10のコストダウンを図ることができる。
以上のように、この発明のリード線付き電子部品10では、電子部品本体12の外部電極26a,26bに接合される接合部30a,30bと、同一平面に線状に接触することができる実装部38a,38bとを有するリード線28a,28bが用いられている。したがって、リード線28a,28bを回路基板のスルーホールに挿入することなく、回路基板に形成されたランドにリード線28a,28bの実装部38a,38bを半田接合することができる。このように、この発明のリード線付き電子部品10は、回路基板に表面実装することができる。
この発明にかかるリード線付き電子部品は、積層セラミックコンデンサを電子部品本体としたものだけでなく、たとえば、チップ型抵抗、チップ型インダクタ、チップ型サーミスタなどのような、他のチップ型の電子部品本体を用いたリード線付き電子部品にも適用することができる。
10 リード線付き電子部品
12 電子部品本体
14 基体
26a,26b 外部電極
28a,28b リード線
30a,30b 接合部
32a,32b 上側中継部
34a,34b 支持部
36a,36b 下側中継部
38a,38b 実装部
40 半田

Claims (8)

  1. 互いに対向する上面および下面と、互いに対向する一対の側面と、互いに対向する一対の端面とを有する基体と、前記基体に形成される一対の外部電極とを有する電子部品本体、および
    一対の前記外部電極のそれぞれに接合される一対のリード線を含み、
    一対の前記リード線は、前記外部電極に接合される接合部と、前記基体の下面と平行に延び、かつ、同一平面に線状に接触する実装部とを含む、リード線付き電子部品。
  2. 前記リード線は、前記基体の下面に沿って形成される支持部と、前記支持部の一端と前記実装部の一端とを接続する下側中継部とを含む、請求項1に記載のリード線付き電子部品。
  3. さらに、前記リード線は、前記支持部の他端と前記接合部の一端とを接続する上側中継部を含む、請求項2に記載のリード線付き電子部品。
  4. 前記支持部の他端は、前記接合部の一端に接続される請求項2に記載のリード線付き電子部品。
  5. 前記接合部は屈曲形状を有することを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のリード線付き電子部品。
  6. 前記リード線の前記接合部は略U字状に形成され、一対の前記端面に形成された前記外部電極のそれぞれに一対の前記リード線の前記接合部が接合され、それぞれの前記リード線は、前記基体から離れた位置で前記接合部の両端に接続される前記実装部を含む、請求項1に記載のリード線付き電子部品。
  7. 前記外部電極は前記基体の一対の前記端面から前記側面に回り込むように形成され、
    それぞれの前記リード線は前記基体の対向する両側面において前記外部電極に接合される一対の前記接合部を有し、前記基体から離れた位置で一対の前記接合部の一端を接続するように前記実装部が形成された、請求項1に記載のリード線付き電子部品。
  8. 前記リード線の前記接合部は、積み重ねられた複数の前記電子部品本体の前記外部電極に接合される、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のリード線付き電子部品。
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