JP2018133355A - 積層セラミック電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】積層セラミック電子部品について、その金属端子同士を結ぶ方向に発生する応力に対して十分な強度を確保しうる積層セラミック電子部品を提供すること。【解決手段】積層セラミック電子部品10は、積層体14と外部電極24とを有する電子部品本体12と一対の金属端子40Aとが接合材60により接続され形成されている。一対の金属端子40Aは、端子本体部50、延長部52及び実装部54により構成される。さらに、端子本体部50には、電子部品本体12の側面と対向するように延びる側面リブ部56a,56bを有する。接合材60は、側面リブ部56a,56bと側面リブ部56a,56bに対向する外部電極24との間に存在し、かつ、接合材60は、端子本体部50と外部電極24の端面中央部との間には存在しない。【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば、積層セラミックコンデンサ等を含む積層セラミック電子部品に関する。
近年の積層セラミックコンデンサの薄層化技術及び多層化技術の進展は目覚しく、アルミ電解コンデンサに匹敵する高静電容量を有したものが商品化されるようになった。
このような積層セラミックコンデンサの積層体を形成するセラミックス材料として、誘電率の比較的高いチタン酸バリウムなどの強誘電体材料が一般的に用いられているが、この強誘電体材料は圧電性及び電歪性を有する為、この強誘電体材料に電界が加わった際に応力及び機械的歪みが生じる。
そのため、電界が加わった際の応力及び機械的歪みに伴い、積層セラミックコンデンサの外部電極から基板側にこの振動が伝わるようになり、この基板全体が音響放射面となって、雑音となる振動音(鳴き)を発生するおそれを有していた。
また、一般に、電源周辺は高熱を発するため、基板は放熱性の良いアルミニウム基板が用いられる。しかしながら、電源周辺では、電源のオン/オフによる温度変化が大きく、熱膨張率の大きなアルミニウム基板上に実装した積層セラミックコンデンサには大きな熱応力が発生する。この熱応力は、積層セラミックセラミックコンデンサにクラックを発生させ、ショート不良や、発火等のトラブルを発生させる原因となる。
この対策として、たとえば、図13に記載されるように、積層セラミックコンデンサ(電子部品本体)2の外部電極4に一対の金属端子6をはんだ6aで接続することにより構成される積層セラミック電子部品1は、実装基板7と積層セラミックコンデンサ2とが間隔を隔てるようにして、金属端子6を実装基板8にはんだ付けする構成が考えられている。このような構成とすることにより、金属端子6の弾性変形によって交流電圧が加わることでセラミック層に生じる機械的歪みを吸収することができ、その振動が外部電極4を介して基板に伝達されることを抑えて雑音の発生を減少することができ、さらに、実装基板からの熱応力を緩和することができる(特許文献1参照 図20ないし図22)。
特開2004−288847号公報
しかしながら、特許文献1のような構造(図13を参照)では、金属端子6と外部電極4を接合する接合材6aにおいて、接合材の内部に空隙が発生するか、あるいは接合材内部に空隙が発生するような接合材を用いる場合に、2つの金属端子6同士を結ぶ方向に発生する応力(引張り応力)に対して、たとえば、その接合部にクラックが発生することで、十分な強度が得られない場合があった。
さらに、特許文献1のような構造(図13を参照)において示されるように、はんだ6aによって積層セラミックコンデンサ2の外部電極4と金属端子6とを接合した場合、外部電極4と金属端子6と接合部において、Snが比較的多く残留するため、車載用途など高温環境下にさらされる際に、外部電極4(下地電極層およびめっき層で構成される)のめっき層の金属が下地電極層まで拡散する。その結果、めっき層が消滅し、経時的に外部電極4と金属端子6との接合強度が低下し、外部電極4と金属端子6と接合部のクラックなどの構造欠陥が発生するという問題が懸念される。
それゆえに、この発明の主たる目的は、積層セラミック電子部品について、その金属端子同士を結ぶ方向に発生する応力に対して十分な強度を確保しうる積層セラミック電子部品を提供することである。
この発明にかかる積層セラミック電子部品は、複数の誘電体層と複数の内部電極層とが交互に積層され、積層方向に相対する第1の主面および第2の主面と、積層方向に直交する幅方向に相対する第1の側面および第2の側面と、積層方向および幅方向に直交する長さ方向に相対する第1の端面および第2の端面と、を含む積層体と、積層体の第1の端面に接続される第1の外部電極と、積層体の第2の端面に接続される第2の外部電極と、を備える電子部品本体と、第1の外部電極に接合材によって接続される第1の金属端子と、第2の外部電極に接合材によって接続される第2の金属端子と、を有する積層セラミック電子部品であって、第1の金属端子が、第1の端面に対向する端子本体部と、端子本体部に接続され実装面方向に延びる延長部と、延長部に接続され、延長部から端面同士を結んだ方向に延びる実装部と、を有し、第2の金属端子が、第2の端面に対向する端子本体部と、端子本体部に接続され実装面方向に延びる延長部と、延長部に接続され、延長部から端面同士を結んだ方向に延びる実装部と、を有し、第1の金属端子および第2の金属端子において、延長部が、電子部品本体の下面と実装部との間に隙間を形成するように設けられており、端子本体部には、電子部品本体の側面と対向するように延びるリブ部が設けられており、接合材が、少なくとも第1の金属端子のリブ部とリブ部に対向する第1の外部電極との間に存在し、かつ、接合材は、端子本体部と第1の外部電極の端面中央との間には存在せず、少なくとも第2の金属端子のリブ部とリブ部に対向する第2の外部電極との間に存在し、かつ、接合材が、端子本体部と第2の外部電極の端面中央との間には存在しない、積層セラミック電子部品である。
この発明にかかる積層セラミック電子部品は、第1の金属端子および第2の金属端子の端子本体部において、電子部品本体の主面と対向するように延びるリブ部をさらに備えることが好ましい。
また、この発明にかかる積層セラミック電子部品は、接合材が、Cu−M(MはNi、Mn、Al、Cr)合金と、Cu、Ni、Mn、Al、Cr、Sn、Au、Ag、Sb、Zn、Biのうち、少なくとも2以上から構成される金属間化合物と、Snとから構成され、接合材におけるSnの割合が、5%以下であることが好ましい。
さらに、この発明にかかる積層セラミック電子部品は、接合材が、第1の金属端子のリブ部に対向する第1の外部電極から積層体の表面に跨って配置され、そして、第2の金属端子のリブ部に対向する第1の外部電極から積層体の表面に跨って配置されることが好ましい。
この発明にかかる積層セラミック電子部品によれば、金属端子の端子本体部において、電子部品本体のそれぞれの側面と対向するように延びるリブ部が設けられており、第1の金属端子のリブ部とリブ部に対向する第1の外部電極との間に存在する接合材を用いて接合し、かつ、第1の金属端子の端子本体部と第1の外部電極の端面中央部との間に接合材を設けないようにし、同様に、第2の金属端子のリブ部とリブ部に対向する第2の外部電極との間に存在する接合材を用いて接合し、かつ、第2の金属端子の端子本体部と第2の外部電極の端面中央部との間に接合材を設けないので、引張りに対して脆弱性を示す接合材においても、比較的強い強度を示すせん断力として作用させることで、2つの金属端子同士を結ぶ方向に発生する応力(引張り応力)に対して、十分な強度を確保することが可能となる。
また、この発明にかかる積層セラミック電子部品によれば、金属端子の端子本体部において、さらに、電子部品本体のそれぞれの主面と対向するように延びるリブ部が設けられており、電子部品本体のそれぞれの主面と対向するように延びるリブ部と第1の外部電極との間に存在する接合材を用いて接合し、同様に、電子部品本体のそれぞれの主面と対向するように延びるリブ部と第2の外部電極との間に存在する接合材を用いて接合すると、2つの金属端子同士を結ぶ方向に発生する応力(引張り応力)に対して、さらに十分な強度を確保することができる。
さらに、この発明にかかる積層セラミック電子部品によれば、接合材には拡散の原因となるSnが5%以下であり、融点が260℃以上の金属および金属間化合物であるため、拡散金属種がほとんど存在せず、200℃以上の高温環境下においても界面構造の変化が小さいと、高温環境下においても、経時的に外部電極と金属端子との接合強度が低下し、外部電極と金属端子との接合部のクラックなどの構造欠陥が発生するという問題を抑制することが可能となる。
さらにまた、この発明にかかる積層セラミック電子部品によれば、接合材が、第1の金属端子のリブ部に対向する第1の外部電極から積層体の第1の端面側に配置される第1の外部電極の表面一部に跨って配置され、また、接合材が、第2の金属端子のリブ部に対向する第2の外部電極から積層体の第2の端面側に配置される第2の外部電極の表面の一部に跨って配置されると、金属端子と外部電極との接合強度を強くすることができる。
この発明によれば、積層セラミック電子部品について、その金属端子同士を結ぶ方向に発生する応力に対して十分な強度を確保しうる積層セラミック電子部品が得られる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明の第1の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品の一例を示す外観斜視図である。 この発明の第1の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品を示す図1のII−II線における断面図である。 この発明の第1の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品を示す図1のIII−III線における断面図である。 この発明の第1の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品を示す図1のIV−IV線における断面図である。 この発明の第1の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品が備える金属端子を示す外観斜視図である。 この発明の第2の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品の一例を示す外観斜視図である。 この発明の第2の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品を示す図6のVII−VII線における断面図である。 この発明の第2の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品を示す図6のVIII−VIII線における断面図である。 この発明の第2の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品を示す図6のIX−IX線における断面図である。 この発明の第2の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品が備える金属端子を示す外観斜視図である。 引剥強度試験の評価のための準備工程を示し、(a)は積層セラミック電子部品の実装基板への実装状態を示し、(b)は実装基板を左右に切断した状態を示す。 引剥強度試験を評価するための実施工程を示し、(a)は実装基板の両端を治具(固定用治具と引張用治具)により保持した状態を示し、(b)は引張用治具により実装基板を引っ張った状態を示す。 従来の積層セラミックコンデンサを含む積層セラミック電子部品を示す外観斜視図である。
1.積層セラミック電子部品
(第1の実施の形態)
この発明の第1の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品について説明する。図1は、この発明の第1の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品の一例を示す外観斜視図である。図2は、この発明の第1の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品を示す図1のII−II線における断面図であり、図3は、この発明の第1の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品を示す図1のIII−III線における断面図である。図4は、この発明の第1の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品を示す図1のIV−IV線における断面図である。図5は、この発明の第1の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品が備える金属端子を示す外観斜視図である。
図1および図2に示すように、積層セラミック電子部品10は、たとえば、電子部品本体12と一対の金属端子40Aとにより構成される。電子部品本体12と一対の金属端子40Aとは、接合材60を介して接続される。
また、電子部品本体12は、直方体状の積層体14を含む。
積層体14は、積層された複数のセラミック層16と複数の内部電極層18とを有する。さらに、積層体14は、積層方向xに相対する第1の主面14aおよび第2の主面14bと、積層方向xに直交する幅方向yに相対する第1の側面14cおよび第2の側面14dと、積層方向xおよび幅方向yに直交する長さ方向zに相対する第1の端面14eおよび第2の端面14fとを有する。この積層体14には、角部および稜線部に丸みがつけられていることが好ましい。なお、角部とは、積層体の隣接する3面が交わる部分のことであり、稜線部とは、積層体の隣接する2面が交わる部分のことである。
セラミック層16は、外層部16aと内層部16bとを含む。外層部16aは、積層体14の第1の主面14a側および第2の主面14b側に位置し、第1の主面14aと最も第1の主面14aに近い内部電極層18との間に位置するセラミック層16、および第2の主面14bと最も第2の主面14bに近い内部電極層18との間に位置するセラミック層16である。そして、両外層部16aに挟まれた領域が内層部16bである。
セラミック層16は、たとえば、誘電体材料により形成することができる。誘電体材料としては、たとえば、BaTiO3、CaTiO3、SrTiO3、またはCaZrO3などの成分を含む誘電体セラミックを用いることができる。上記の誘電体材料を主成分として含む場合、所望する電子部品本体12の特性に応じて、たとえば、Mn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの主成分よりも含有量の少ない成分を添加したものを用いてもよい。
なお、積層体14に、圧電体セラミックを用いた場合、電子部品本体は、セラミック圧電素子として機能する。圧電セラミック材料の具体例としては、たとえば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)系セラミック材料などが挙げられる。
また、積層体14に、半導体セラミックを用いた場合、電子部品本体は、サーミスタ素子として機能する。半導体セラミック材料の具体例としては、たとえば、スピネル系セラミック材料などが挙げられる。
また、積層体14に、磁性体セラミックを用いた場合、電子部品本体は、インダクタ素子として機能する。また、インダクタ素子として機能する場合は、内部電極層18は、コイル状の導体となる。磁性体セラミック材料の具体例としては、たとえば、フェライトセラミック材料などが挙げられる。
焼成後のセラミック層16の厚みは、0.5μm以上10μm以下であることが好ましい。
図2に示すように、積層体14は、複数の内部電極層18として、たとえば略矩形状の複数の第1の内部電極層18aおよび複数の第2の内部電極層18bを有する。複数の第1の内部電極層18aおよび複数の第2の内部電極層18bは、積層体14の積層方向xに沿って等間隔に交互に配置されるように埋設されている。
第1の内部電極層18aおよび第2の内部電極層18bの各電極面は、金属端子40Aが延びる方向と垂直に配置されており、実装面に対しては平行になるように配置される。
第1の内部電極層18aの一端側には、積層体14の第1の端面14eに引き出された第1の引出電極部20aを有する。第2の内部電極層18bの一端側には、積層体14の第2の端面14fに引き出された第2の引出電極部20bを有する。具体的には、第1の内部電極層18aの一端側の第1の引出電極部20aは、積層体14の第1の端面14eに露出している。また、第2の内部電極層18bの一端側の第2の引出電極部20bは、積層体14の第2の端面14fに露出している。
なお、内部電極18は、実装面に対して平行になるように配置されてもよく、垂直になるように配置されてもよい。
積層体14は、セラミック層16の内層部16bにおいて、第1の内部電極層18aと第2の内部電極層18bとが対向する対向電極部22aを含む。また、積層体14は、対向電極部22aの幅方向yの一端と第1の側面14cとの間および対向電極部22aの幅方向yの他端と第2の側面14dとの間に形成される積層体14の側部(以下、「Wギャップ」という。)22bを含む。さらに、積層体14は、第1の内部電極層18aの第1の引出電極部20aとは反対側の端部と第2の端面14fとの間および第2の内部電極層18bの第2の引出電極部20bとは反対側の端部と第1の端面14eとの間に形成される積層体14の端部(以下、「Lギャップ」という。)22cを含む。
内部電極層18は、たとえば、Ni、Cu、Ag、Pd、Auなどの金属や、これらの金属の一種を含む、たとえば、Ag−Pd合金などの合金を含有している。内部電極層18は、さらにセラミック層16に含まれるセラミックスと同一組成系の誘電体粒子を含んでいてもよい。
内部電極層18の厚みは、0.1μm以上2μm以下であることが好ましい。
積層体14の第1の端面14e側および第2の端面14f側には、外部電極24が配置される。外部電極24は、第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bを有する。
第1の外部電極24aは、積層体14の第1の端面14eの表面に配置され、第1の端面14eから延伸して第1の主面14a、第2の主面14b、第1の側面14cおよび第2の側面14dのそれぞれの一部分を覆うように形成される。この場合、第1の外部電極24aは、第1の内部電極18aの第1の引出電極20aと電気的に接続される。
第2の外部電極24bは、積層体14の第2の端面14fの表面に配置され、第2の端面14fから延伸して第1の主面14a、第2の主面14b、第1の側面14cおよび第2の側面14dのそれぞれの一部分を覆うように形成される。この場合、第2の外部電極24bは、第2の内部電極18bの第2の引出電極20bと電気的に接続される。
積層体14内においては、各対向電極部22aで第1の内部電極層18aと第2の内部電極層18bとがセラミック層16を介して対向することにより、静電容量が形成されている。そのため、第1の内部電極層18aが接続された第1の外部電極24aと第2の内部電極層18bが接続された第2の外部電極24bとの間に、静電容量を得ることができる。したがって、このような構造の電子部品本体はコンデンサ素子として機能する。
第1の外部電極24aは、図2に示すように、積層体14側から順に、第1の下地電極層28aと第1の下地電極層28aの表面に配置された第1のめっき層30aとを有する。同様に、第2の外部電極24bは、積層体14側から順に、第2の下地電極層28bと第2の下地電極層28bの表面に配置された第2のめっき層30bとを有する。
第1の下地電極層28aは、積層体14の第1の端面14eの表面に配置され、第1の端面14eから延伸して第1の主面14a、第2の主面14b、第1の側面14cおよび第2の側面14dのそれぞれの一部分を覆うように形成される。
また、第2の下地電極層28bは、積層体14の第2の端面14fの表面に配置され、第2の端面14fから延伸して第1の主面14a、第2の主面14b、第1の側面14cおよび第2の側面14dのそれぞれの一部分を覆うように形成される。
第1の下地電極層28aおよび第2の下地電極層28bは、それぞれ、焼付け層、薄膜層などから選ばれる少なくとも1つを含むが、ここでは焼付け層で形成された第1の下地電極層28aおよび第2の下地電極層28bについて説明する。
焼付け層は、ガラスと金属とを含む。焼付け層の金属としては、たとえば、Cu、Ni、Ag、Pb、Ag−Pb合金、Au等から選ばれる少なくとも1つを含む。また、焼付け層のガラスとしては、B、Si、Ba、Mg、Al、Li、Zn等から選ばれる少なくとも1つを含む。焼付け層は、複数層であってもよい。焼付け層は、ガラスおよび金属を含む導電性ペーストを積層体14に塗布して焼き付けたものであり、セラミック層16および内部電極層18と同時に焼成したものでもよく、セラミック層16および内部電極層18を焼成した後に焼き付けたものでもよい。焼付け層のうちの最も厚い部分の厚みは、10μm以上50μm以下であることが好ましい。
焼付け層の表面に、導電性粒子と熱硬化性樹脂とを含む樹脂層が形成されてもよい。なお、樹脂層は、焼付け層を形成せずに積層体14上に直接形成してもよい。また、樹脂層は、複数層であってもよい。樹脂層のうちの最も厚い部分の厚みは、10μm以上150μm以下であることが好ましい。
また、薄膜層は、スパッタ法または蒸着法等の薄膜形成法により形成され、金属粒子が堆積された1μm以下の層である。
第1のめっき層30aは、第1の下地電極層28aを覆うように配置される。具体的には、第1のめっき層30aは、第1の下地電極層28aの表面の第1の端面14eに配置され、第1の下地電極層28aの表面の第1の主面14aおよび第2の主面14bならびに第1の側面14cおよび第2の側面14dにも至るように設けられていることが好ましい。
同様に、第2のめっき層30bは、第2の下地電極層28bを覆うように配置される。具体的には、第2のめっき層30bは、第2の下地電極層28bの表面の第2の端面14fに配置され、第2の下地電極層28bの表面の第1の主面14aおよび第2の主面14bならびに第1の側面14cおよび第2の側面14dにも至るように設けられていることが好ましい。
また、第1のめっき層30aおよび第2のめっき層30b(以下、単にめっき層ともいう)としては、たとえば、Cu、Ni、Sn、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Au等から選ばれる少なくとも1種の金属または当該金属を含む合金が用いられる。
めっき層は、複数層によって形成されてもよい。この場合、めっき層は、Niめっき層とSnめっき層の2層構造であることが好ましい。Niめっき層が、下地電極層の表面を覆うように設けられることで、下地電極層が金属端子40Aを接合する際のはんだによって侵食されることを防止するために用いられる。また、Niめっき層の表面に、Snめっき層を設けることにより、積層セラミックコンデンサを実装する際に、実装に用いられるはんだの濡れ性を向上させ、容易に実装することができる。
めっき層一層あたりの厚みは、1μm以上15μm以下であることが好ましい。また、めっき層は、ガラスを含まないことが好ましい。さらに、めっき層は、単位体積あたりの金属割合が99体積%以上であることが好ましい。
電子部品本体12の第1の外部電極24aおよび第2の外部電極24bには、図5に示すような一対の金属端子40Aが接合材60を介して接続される。一対の金属端子40Aは、積層セラミック電子部品10を、実装基板に実装するために設けられる。
一対の金属端子40Aは、たとえば、板状のリードフレームが用いられる。この板状のリードフレームにより形成される一対の金属端子40Aは、第1の外部電極24aまたは第2の外部電極24bと対向する一方主面42、一方主面42と対向する他方主面44(電子部品本体12とは反対側の面)および一方主面42と他方主面44との間の厚みを形成する周囲面46を有する。そして、この板状のリードフレームにより形成される一対の金属端子40Aは、断面の形状がL字形状に形成されている。このように、一対の金属端子40Aの断面の形状がL字形状に形成されると、積層セラミック電子部品10を実装基板に実装したとき、実装基板のたわみに対する耐性を向上させることができる。
金属端子40Aは、たとえば、矩形板状の端子本体部50と、端子本体部50に接続され端子本体部50から実装面方向に延びる延長部52と、延長部52に接続され延長部52から第1の端面14eおよび第2の端面14fを結んだ方向に延びる実装部54とにより構成される。この構成により、金属端子40Aを電子部品本体12と実装基板との間に介在させることで、電子部品本体12に対して、熱衝撃を加わりにくくすることができる。また、温度変化によるストレスや、実装基板の変形が生じたとしても、金属端子40Aの弾性変形によって有利に吸収することができる。
金属端子40Aの端子本体部50は、電子部品本体12の第1の端面14e側または第2の端面14fに対向して位置する部分である。金属端子40Aの端子本体部50は、たとえば電子部品本体12の第1の外部電極24aまたは第2の外部電極24bの幅と同等の大きさの矩形板状に形成され、一方の金属端子40Aの一方主面42側が第1の外部電極24aに対向して位置し、他方の金属端子40Aの一方主面42側が第2の外部電極24bに対向して位置する。
金属端子40Aの端子本体部50には、電子部品本体12のそれぞれの側面14c,14dと対向するように延びる側面リブ部56a,56bが設けられる。すなわち、金属端子40Aの側面リブ部56a,56bは、端子本体部50における幅方向yの両端辺の上端部から実装部54まで至らない部分に設けられ、積層体14の第1の端面14eと第2の端面14fとを結ぶ方向に延びる。すなわち、側面リブ部56a,56bは、端子本体部50における幅方向yの両端辺から、電子部品本体12側に直角に折り曲げられる態様で形成される。金属端子40Aの側面リブ部56a,56bの長さ方向zの長さ(積層体14の第1の端面14eと第2の端面14fとを結ぶ方向に延びる方向の長さ)は、積層体14の両主面14a,14bおよび両側面14c,14dの表面に形成されるそれぞれの外部電極24の長さ方向zの長さよりも長く形成されることが好ましい。換言すると、金属端子40Aの側面リブ部56a,56bは、積層体14の両主面14a,14bおよび両側面14c,14dの表面に形成される外部電極24を覆うように設けられていることが好ましい。これにより、熱応力の集中が緩和され、電子部品本体12に対するクラックの発生を大幅に抑制する効果が得られる。
金属端子40Aの延長部52は、電子部品本体12の下面(第2の主面14b)と実装部54との間に隙間を形成するように設けられる。金属端子40Aの延長部52は、電子部品本体12を実装する実装基板から浮かせるために設けられ、実装基板に接するまでの部分である。これにより、金属端子40Aの弾性変形によって交流電圧が加わることで、セラミック層16に生じる機械的歪みを吸収することができ、その振動が外部電極24を介して実装基板に伝達されることを抑えて、その結果、雑音(鳴き)の発生を抑制することができる。また、実装基板において生じる熱応力を延長部52によって緩和することができることから、電子部品本体12にクラックが発生することを抑制することができるので、ショート不良や、発火等の故障を防止することができる。
金属端子40Aの延長部52は、たとえば、長方形板状をしており、端子本体部50から実装面方向に積層体14の第2の主面14bと直交する高さ方向に延び、端子本体部50と一平面状に形成されている。
金属端子40Aの実装部54は、金属端子40Aの延長部52の端部から第2の主面14bに平行する長さ方向zに延びて、金属端子40Aの延長部52と直角になるように折り曲げられる。また、金属端子40Aの実装部54は、金属端子40Aの延長部52に対して、実装基板に接するように折り曲げられて形成される。なお、実装部54の折り曲げられる方向は、電子部品本体12側に曲げられてもよいし、電子部品本体12とは反対側に折り曲げられていてもよい。
金属端子40Aの実装部52の長さ方向z(積層体14の両端面14e,14fを結ぶ方向)の長さは、積層体14の第2の主面14b(実装面側)に形成される外部電極24の長さ方向z(積層体14の両端面14e,14fを結ぶ方向)の長さよりも長く形成されていてもよい。これによって、積層セラミック電子部品10を実装基板に実装する際において、積層セラミック電子部品10を下方からカメラで画像認識して部品の位置を検出する場合、電子部品本体12の外部電極24を金属端子40Aとして誤認識することを防止することができ、検出ミスを防止することができる。
金属端子40Aの実装部54の長さ方向z(積層体14の両端面14e,14fを結ぶ方向)の長さは、金属端子40Aの延長部52の積層方向x(積層体14の両主面14a,14bを結ぶ方向)の長さよりも長く形成されていてもよい。また、金属端子40Aの延長部52と金属端子40Aの実装部54とが交わる角部は、丸みがつけられていてもよい。
金属端子40Aは、端子本体と端子本体の表面に形成されるめっき膜とを有する。
端子本体は、Ni、Fe、Cu、Ag、Crまたはこれらの金属のうちの一種以上の金属を主成分として含む合金からなることが好ましい。さらに好ましくは、端子本体は、Ni、Fe、Cu、Crまたはこれらの金属のうちの一種以上の金属を主成分として含む合金からなる。具体的には、たとえば、端子本体の母材の金属をFe−42Ni合金やFe−18Cr合金とすることができる。金属端子40Aの端子本体の厚みは、0.05mm以上0.5mm以下程度であることが好ましい。端子本体を、高融点のNi、Fe、Crまたはこれらの金属のうちの一種以上の金属を主成分として含む合金により形成することにより、外部電極24の耐熱性を向上させることができる。
ここで、めっき膜は、金属端子40Aの表面全体に形成されてもよい。なお、めっき膜は、金属端子40Aの延長部52および実装部54の周囲面46においては形成されなくてもよい。これにより、積層セラミック電子部品10を実装基板にはんだを用いて実装する際に、はんだの金属端子40Aへの濡れ上がりを抑制することができる。そのため、電子部品本体12と金属端子40Aとの間(浮き部分)にはんだが濡れ上がることを抑制することができるため、浮き部分にはんだが充填されることを防止することができる。よって、浮き部分の空間を十分に確保することができる。従って、金属端子40Aの延長部52が弾性変形し易くなるため、交流電圧が加わることでセラミック層16に生じる機械的歪みをより吸収することができる。これにより、このとき生じる振動が、外部電極24を介して実装基板に伝達することを抑制することができる。従って、金属端子40Aを備えることで、より安定してアコースティックノイズ(鳴き)の発生を抑制することができる。
金属端子40Aの表面に形成されためっき膜、または、金属端子40Aの延長部52および実装部54の周囲面46に形成されためっき膜を除去する場合、その除去方法は、機械による除去(切削、研磨)、レーザートリミングによる除去、めっき剥離剤(たとえば、水酸化ナトリウム)などが考えられる。また、たとえば、金属端子40Aの延長部52および実装部54の表面にめっき膜を形成しない場合、予めめっき膜を形成しない部分をレジストで覆ったうえで、金属端子40Aの他の部分にめっき膜を形成し、その後、レジストを除去するようにしてもよい。なお、金属端子40Aの全周囲面には、めっき膜が形成されなくてもよい。
めっき膜は、たとえば、下層めっき膜と上層めっき膜とを有する。
下層めっき膜は、端子本体の表面に形成されており、上層めっき膜は、下層めっき膜の表面に形成されている。
下層めっき膜は、Ni、Fe、Cu、Ag、Crまたはこれらの金属のうちの一種以上の金属を主成分として含む合金からなることが好ましい。さらに好ましくは、下層めっき膜は、Ni、Fe、Crまたはこれらの金属のうちの一種以上の金属を主成分として含む合金からなる。下層めっき膜を、高融点のNi、Fe、Crまたはこれらの金属のうちの一種以上の金属を主成分として含む合金により形成することにより、外部電極24の耐熱性を向上させることができる。下層めっき膜の厚みは0.2μm以上5.0μm以下程度であることが好ましい。また、下層めっき膜は、複数のめっき膜により構成されていてもよい。
上層めっき膜は、Sn、Ag、Auまたはこれらの金属のうちの一種以上の金属を主成分として含む合金からなることが好ましい。さらに好ましくは、上層めっき膜は、SnまたはSnを主成分として含む合金からなる。上層めっき膜をSnまたはSnを主成分として含む合金により形成することにより、金属端子40Aと外部電極24とのはんだ付き性を向上させることができる。上層めっき膜の厚みは、1.0μm以上5.0μm以下程度であることが好ましい。また、上層めっき膜は、複数の層により構成されてもよい。
なお、めっき膜として、1層形成の場合には、はんだ付き性のよい上層めっき膜を形成するのが好ましい。
接合材60は、第1の外部電極24aと一方の金属端子40Aの接合部とを接合し、第2の外部電極24bと他方の金属端子40Aの接合部とを接合するために用いられる。
接合材60は、一方の金属端子40Aの側面リブ部56aおよび側面リブ部56bと、側面リブ部56aおよび側面リブ部56bに対向する第1の外部電極24a(両側面14c,14d上の第1の外部電極24a)との間に存在し、かつ接合材60は、一方の金属端子40Aの端子本体部50と第1の外部電極24aの端面中央部26aとの間には存在しない。また、接合材60は、他方の金属端子40Aの側面リブ部56aおよび側面リブ部56bと、側面リブ部56aおよび側面リブ部56bに対向する第2の外部電極24b(両側面14c,14d上の第2の外部電極24b)との間に存在し、かつ接合材60は、他方の金属端子40Aの端子本体部50と第2の外部電極24bの端面中央部26bとの間には存在しない。
また、接合材60は、一方の金属端子40Aの側面リブ部56a,56bに対向する第1の外部電極24aから積層体14の第1の端面14e側に配置される第1の外部電極24aの表面一部に跨って配置されることが好ましい。また、接合材60は、他方の金属端子し40Aの側面リブ部56a,56bに対向する第2の外部電極24bから積層体14の第2の端面14f側に配置される第2の外部電極24bの表面の一部に跨って配置されることが好ましい。
さらに、接合材60は、一方の金属端子40Aの側面リブ部56a,56bに対向する第1の外部電極24aから積層体14の第1の側面14cおよび第2の側面14dの表面の一部に跨って配置されていることが好ましい(図示せず)。また、接合材60は、他方の金属端子40Aの側面リブ部56a,56bに対向する第2の外部電極24bから積層体14の第1の側面14cおよび第2の側面14dの表面の一部に跨って配置されていることが好ましい(図示せず)。これにより、一方の金属端子40Aと第1の外部電極24aとの接合強度および他方の金属端子40Aと第2の外部電極24bとの接合強度をより強くすることができる。
接合材60としては、たとえば、はんだや、シリコン樹脂あるいはエポキシ樹脂等の樹脂成分に金属粉末等の導電性粉末を配合した導電性接着剤などを用いることができる。特に、以下の特徴を持つ導電性材料によって接続すること好ましい。
導電性材料は、第1金属と、第1金属よりも融点が高く、第1金属と反応して金属間化合物を生成する第2金属とからなる金属成分を含む。導電性材料の第1金属はSnまたはSnを70質量%以上含む合金であり、第2金属はCu、Cu−Mn合金、Cu−Ni合金、Cu−Al合金、Cu−Cr合金の中から選択される少なくとも1種類以上の合金である。導電性材料の第1金属と第2金属とは、310℃以上の融点を示す金属間化合物を生成する。また、導電性材料は、第2金属として溶融した第1金属がぬれやすく、第1金属中に拡散して表面に残留しないことにより第1金属と第2金属との反応を阻害しない金属または合金で表面がコートされているものも含む(たとえば、Ag、Auなどの金属)。
接合材60(接合部)は、融点が260℃以上の金属、合金、金属間化合物及びSnまたはSn基合金から構成され、Cu−M(MはNi、Mn、Al、Cr)合金と、Cu、Ni、Mn、Al、Cr、Sn、Au、Ag、Sb、Zn、Bi等のうち、少なくとも2以上から構成される金属間化合物とSnとから構成され、Snの接合材60における割合が5%以下であることが好ましい。これにより、高温環境下においても、経時的に外部電極と金属端子との接合強度が低下し、外部電極24と金属端子40Aとの接合部のクラックなどの構造欠陥が発生するという問題を抑制することが可能となる。
この第1の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品10Aによれば、金属端子40Aの端子本体部50において、電子部品本体12のそれぞれの側面14c,14dと対向するように延びる側面リブ部56a,56bが設けられており、一方の金属端子40Aの側面リブ部56a,56bと第1の外部電極24a(両側面14c,14d上の第1の外部電極24a)との間に存在する接合材60を用いて接合し、かつ、一方の金属端子40Aの端子本体部50と第1の外部電極24aの端面中央部26aとの間に接合材60を設けないようにし、同様に、他方の金属端子40Aの側面リブ部56a,56bと第2の外部電極24b(両側面14c,14d上の第2の外部電極24b)との間に存在する接合材60を用いて接合し、かつ、他方の金属端子40Aの端子本体部50と第2の外部電極24bの端面中央部26bとの間に接合材60を設けないので、引張りに対して脆弱性を示す接合材60においても、比較的強い強度を示すせん断力として作用させることで、2つの金属端子40A同士を結ぶ方向に発生する応力(引張り応力)に対して、十分な強度を確保することが可能となる。
また、この第1の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品10Aによれば、接合材60には拡散の原因となるSnが5%以下であり、融点が260℃以上の金属および金属間化合物であるため、拡散金属種がほとんど存在せず、200℃以上の高温環境下においても界面構造の変化が小さい。従って、高温環境下においても、経時的に外部電極と金属端子との接合強度が低下し、外部電極24と金属端子40Aとの接合部のクラックなどの構造欠陥が発生するという問題を抑制することが可能となる。
さらに、この第1の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品10Aによれば、接合材60が、一方の金属端子40Aの側面リブ部56a,56bに対向する第1の外部電極24aから積層体14の第1の端面14e側に配置される第1の外部電極24aの表面一部に跨って配置され、また、接合材60が、他方の金属端子40Aの側面リブ部56a,56bに対向する第2の外部電極24bから積層体14の第2の端面14f側に配置される第2の外部電極24bの表面の一部に跨って配置されると、金属端子40Aと外部電極24との接合強度を強くすることができる。
(第2の実施の形態)
この発明の第2の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品について説明する。図6は、この発明の第2の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品の一例を示す外観斜視図である。図7は、この発明の第2の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品を示す図6のVII−VII線における断面図であり、図8は、この発明の第2の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品を示す図6のVIII−VIII線における断面図である。図9は、この発明の第2の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品を示す図6のIX−IX線における断面図である。図10は、この発明の第2の実施の形態にかかる積層セラミック電子部品が備える金属端子を示す外観斜視図である。なお、この実施の形態にかかる積層セラミック電子部品10Bは、一対の金属端子40Bの構成が、一対の金属端子40Aと異なる構成であることを除いて、図1を用いて説明した積層セラミック電子部品10Aと同様の構成を有する。従って、図1に示した積層セラミック電子部品10Aと同一部分には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6示す積層セラミック電子部品10Bに用いられる金属端子40Bは、図10に示すように、金属端子40Aとは異なり、さらに、端子本体部50において、電子部品本体12のそれぞれの主面14a,14bと対向するように延びる主面リブ部58a,58bが設けられる。すなわち、金属端子40Bの主面リブ部58aは、端子本体部50における積層方向xの上端部から積層体14の第1の端面14eと第2の端面14fとを結ぶ方向に延びる。また、金属端子40Bの主面リブ部58bは、端子本体部50における積層方向xの下端部から積層体14の第1の端面14eと第2の端面14fとを結ぶ方向に延びる。金属端子40Bの主面リブ部58a,58bの長さ方向zの長さ(積層体14の第1の端面14eと第2の端面14fとを結ぶ方向に延びる方向の長さ)は、積層体14の両主面14a,14bおよび両側面14c,14dの表面に形成されるそれぞれの外部電極24の長さ方向zの長さよりも長く形成されることが好ましい。換言すると、金属端子40Aの主面リブ部58a,58bは、積層体14の両主面14a,14bおよび両側面14c,14dの表面に形成される外部電極24を覆うように設けられていることが好ましい。
第1の外部電極24aと一方の金属端子40Bとは接合材60により接合され、第2の外部電極24bと他方の金属端子40Bとは接合材60により接合される。
接合材60は、一方の金属端子40Bの側面リブ部56aおよび側面リブ部56bと、側面リブ部56aおよび側面リブ部56bに対向する第1の外部電極24a(両側面14c,14d上の第1の外部電極24a)との間に存在する。また、接合材60は、一方の金属端子40Bの主面リブ部58aおよび主面リブ部58bと、主面リブ部58aおよび主面リブ部58bに対向する第1の外部電極24a(両主面14a,14b上の第1の外部電極24a)との間に存在する。さらに、接合材60は、一方の金属端子40Bの端子本体部50と第1の外部電極24aの端面中央部26aとの間には存在しない。同様に、接合材60は、他方の金属端子40Bの側面リブ部56aおよび側面リブ部56bと、側面リブ部56aおよび側面リブ部56bに対向する第2の外部電極24b(両側面14c,14d上の第2の外部電極24b)との間に存在する。また、接合材60は、他方の金属端子40Bの主面リブ部58aおよび主面リブ部58bと、主面リブ部58aおよび主面リブ部58bに対向する第2の外部電極24b(両主面14a,14b上の第2の外部電極24b)との間に存在する。さらに、接合材60は、他方の金属端子40Bの端子本体部50と第2の外部電極24bの端面中央部26bとの間には存在しない。
また、接合材60は、一方の金属端子40Bの側面リブ部56a,56bに対向する第1の外部電極24aから積層体14の第1の端面14e側に配置される第1の外部電極24aの表面の一部に跨って配置されることが好ましく、さらに、他方の金属端子40Bの主面リブ部58a,58bに対向する第1の外部電極24aから積層体14の第1の端面14e側に配置される第1の外部電極24aの表面の一部に跨って配置されることが好ましい。
また、接合材60は、他方の金属端子し40Bの側面リブ部56a,56bに対向する第2の外部電極24bから積層体14の第2の端面14f側に配置される第2の外部電極24bの表面の一部に跨って配置されることが好ましく、さらに、他方の金属端子40Bの主面リブ部58a,58bに対向する第2の外部電極24bから積層体14の第2の端面14f側に配置される第2の外部電極24bの表面の一部に跨って配置されることが好ましい。
さらに、接合材60は、一方の金属端子40Bの側面リブ部56a,56bに対向する第1の外部電極24aから積層体14の第1の側面14cおよび第2の側面14dの表面の一部に跨って配置されていることが好ましい(図示せず)。さらに、一方の金属端子40Bの主面リブ部58a,58bに対向する第1の外部電極24aから積層体14の第1の主面14aおよび第2の主面14bの表面の一部に跨って配置されることが好ましい(図示せず)。これにより、一方の金属端子40Bと第1の外部電極24aとの接合強度をより強くすることができる。
また、接合材60は、他方の金属端子40Bの側面リブ部56a,56bに対向する第2の外部電極24bから積層体14の第1の側面14cおよび第2の側面14dの表面の一部に跨って配置されていることが好ましい(図示せず)。さらに、他方の金属端子40Bの主面リブ部58a,58bに対向する第2の外部電極極24bから積層体14の第1の主面14aおよび第2の主面14bの表面の一部に跨って配置されることが好ましい(図示せず)。これにより、他方の金属端子40Bと第2の外部電極24bとの接合強度をより強くすることができる。
積層セラミック電子部品10Aに対して、金属端子40Bを備える積層セラミック電子部品は、図5に示す金属端子40Aと同様の作用効果を奏するとともに、次の効果を奏する。
すなわち、金属端子40Bの端子本体部50において、電子部品本体12のそれぞれの側面14c,14dと対向するように延びる側面リブ部56a,56bが設けられ、さらに、電子部品本体12のそれぞれの主面14a,14bと対向するように延びる主面リブ部58a,58bが設けられており、一方の金属端子40Bの側面リブ部56a,56bと第1の外部電極24a(両側面14c,14d上の第1の外部電極24a)との間に存在する接合材60を用いて接合し、また、一方の金属端子40Bの主面リブ部58a,58bと第1の外部電極24a(両主面14a,14b上の第1の外部電極24a)との間に存在する接合材60を用いて接合し、さらに、一方の金属端子40Bの端子本体部50と第1の外部電極24aの端面中央部26aとの間に接合材60を設けないようにし、同様に、他方の金属端子40Bの側面リブ部56a,56bと第2の外部電極24b(両側面14c,14d上の第2の外部電極24b)との間に存在する接合材60を用いて接合し、また、他方の金属端子40Bの主面リブ部58a,58bと第2の外部電極24b(両主面14a,14b上の第2の外部電極24b)との間に存在する接合材60を用いて接合し、さらに、他方の金属端子40Bの端子本体部50と第2の外部電極24bの端面中央部26bとの間に接合材60を設けないので、2つの金属端子40B同士を結ぶ方向に発生する応力(引張り応力)に対して、さらに十分な強度を確保することができる。
2.積層セラミック電子部品の製造方法
次に、以上の構成からなる積層セラミック電子部品の製造方法の一実施の形態について、積層セラミック電子部品10Aを例にして説明する。
まず、セラミックグリーンシート、内部電極層18を形成するための内部電極用導電性ペーストおよび外部電極24を形成するための外部電極用導電性ペーストが準備される。なお、セラミックグリーンシート、内部電極用導電性ペーストおよび外部電極用導電性ペーストには、有機バインダおよび溶剤が含まれるが、公知の有機バインダや有機溶剤を用いることができる。
そして、セラミックグリーンシート上に、たとえば、所定のパターンで内部電極用導電性ペーストを印刷し、セラミックグリーンシートには、内部電極パターンが形成される。なお、内部電極用導電性ペーストは、スクリーン印刷やグラビア印刷などの公知の方法により印刷することができる。
次に、内部電極パターンが印刷されていない外層用セラミックグリーンシートが所定枚数積層され、その上に、内部電極パターンが印刷されたセラミックグリーンシートが順次積層され、その上に、外層用セラミックグリーンシートが所定枚数積層され、積層体シートが作製される。続いて、この積層体シートは、静水圧プレスなどの手段により積層方向xに圧着させて、積層体ブロックを作製する。
その後、積層体ブロックが所定の形状寸法に切断され、生の積層体チップが切り出される。このとき、バレル研磨などにより生の積層体の角部や稜部に丸みをつけてもよい。続いて、切り出された生の積層体チップが焼成され、積層体14が生成される。なお、生の積層体チップの焼成温度は、セラミックの材料や内部電極用導電性ペーストの材料に依存するが、900℃以上1300℃以下であることが好ましい。
次に、外部電極24の焼付け層を形成するために、たとえば、積層体14の表面に第1の端面14eから露出している第1の内部電極18aの第1の引出電極部20aの露出部分に外部電極用導電性ペーストが塗布されて焼き付けられ、また、同様に、外部電極24の焼付け層を形成するために、たとえば、積層体14の第2の端面14fから露出している第2の内部電極18bの第2の引出電極部20bの露出部分に外部電極用導電性ペーストが塗布されて焼き付けられ、焼付け層が形成される。このとき、焼き付け温度は、700℃以上900℃以下であることが好ましい。なお、必要に応じて、焼付け層の表面に1層以上のめっき層が形成され、外部電極24が形成され、電子部品本体12が製造される。
続いて、本発明にかかる積層セラミック電子部品の製造方法における金属端子の取り付け工程について、説明する。
まず、所望の一対の金属端子40Aが準備される。
次に、準備された一方の金属端子40Aは、電子部品本体12の第1の外部電極24aに接合材60によって取り付けられる。このとき、一方の金属端子40Aの端子本体部50と第1の外部電極24aの端面中央部26aとの間には接合材60は設けない。同様に、準備された他方の金属端子40Aは、電子部品本体12の第2の外部電極24bに接合材60によって取り付けられる。このとき、他方の金属端子40Aの端子本体部50と第2の外部電極24bの端面中央部26bとの間に接合材60は設けない。
接合材60としては、たとえば、はんだや、シリコン樹脂あるいはエポキシ樹脂等の樹脂成分に金属粉末等の導電性粉末を配合した導電性接着剤などを用いることができる。特に、以下の特徴を持つ導電性材料によって接続すること好ましい。
導電性材料は、第1金属と、第1金属よりも融点が高く、第1金属と反応して金属間化合物を生成する第2金属とからなる金属成分を含む。導電性材料の第1金属はSnまたはSnを70質量%以上含む合金であり、第2金属はCu、Cu−Mn合金、Cu−Ni合金、Cu−Al合金、Cu−Cr合金の中から選択される少なくとも1種類以上の合金である。導電性材料の第1金属と第2金属とは、310℃以上の融点を示す金属間化合物を生成する。また、導電性材料は、第2金属として溶融した第1金属がぬれやすく、第1金属中に拡散して表面に残留しないことにより第1金属と第2金属との反応を阻害しない金属または合金で表面がコートされているものも含む(たとえば、Ag、Auなどの金属)。
接合材60(接合部)は、融点が260℃以上の金属、合金、金属間化合物及びSnまたはSn基合金から構成され、Cu−M(MはNi、Mn、Al、Cr)合金と、Cu、Ni、Mn、Al、Cr、Sn、Au、Ag、Sb、Zn、Bi等のうち、少なくとも2以上から構成される金属間化合物とSnから構成され、Snの接合材60における割合が5%以下であることが好ましい。
なお、残留Sn率は、低融点金属成分の量、活性剤量、加熱条件を調整することで制御する。
上述のようにして、図1に示す積層セラミック電子部品10Aが製造される。
3.実験例
次に、本発明にかかる積層セラミック電子部品10A、10Bについて、金属端子の引剥強度の評価の実験を行った。
まず、実験に用いた試料は、実施例として、実施例1および実施例2の試料を準備した。また、比較例として、比較例1の試料を準備した。試料数は、実施例1、実施例2、比較例1それぞれ、5個作製した。
まず、上述した積層セラミック電子部品の製造方法にしたがって、以下のような仕様の電子部品本体(積層セラミックコンデンサ)を作製した。
チップサイズ(設計値):長さ×幅×高さ=5.0mm×5.0mm×2.7mm
セラミック層の材料:BaTiO3
容量:17μF
定格電圧:DC35V
外部電極の構造:下地電極層(焼付け層)とめっき層とを含む構造
下地電極層(焼き付け層)の材料:導電性金属(Cu)とガラス成分を含む電極
下地電極層の厚み:端面中央部で100μm
めっき層:Niめっき(厚み:3μm以上6μm以下)とSnめっき(3μm以上6μm以下)の2層構造
実施例1において、作製された電子部品本体に接合される一対の金属端子は、第1の実施の形態にかかる金属端子40Aとした。金属端子40Aの仕様は以下の通りである。
金属端子の構造:端子本体部、延長部および実装部を備え、端子本体部には側面リブ部を備える。
金属端子:端子本体とめっき膜とによる2層構造
端子本体:Cu系材料(Cu−8Sn合金)
めっき膜:Niめっき膜(厚み:1μm以上2μm以下)とSnめっき膜(2μm以上4μm以下)の2層構造
延長部の長さ:1mm
接合材の材料:Sn−10Sb合金
接合材の構造:接合材は、側面リブ部と側面リブ部に対向する外部電極との間に存在し、金属端子の端子本体部と外部電極の端面中央部との間には存在しない。
電子部品本体に対する金属端子の接合は、以下の通りとした。まず、金属端子の側面リブ部にのみディスペンサーを用いて接合材を塗布した。その後、電子部品本体を垂直に立てた状態で、電子部品本体の第1の端面側に一方の金属端子をリフロー接合した。同様に、電子部品本体の第2の端面側に他方の金属端子をリフロー接合した。
実施例2において、作製された電子部品本体に接合される一対の金属端子は、第2の実施の形態にかかる金属端子40Bとした。金属端子40Bの仕様は以下の通りである。
金属端子の構造:端子本体部、延長部および実装部を備え、端子本体部には側面リブ部および主面リブ部を備える。
金属端子:端子本体とめっき膜とによる2層構造
端子本体:Cu系材料(Cu−8Sn)
めっき膜:Niめっき膜(厚み:1μm以上2μm以下)とSnめっき膜(2μm以上4μm以下)の2層構造
延長部の長さ:1mm
接合材の材料:Sn−10Sb合金
接合材の構造:接合材は、側面リブ部と側面リブ部に対向する外部電極との間に存在し、主面リブ部と主面リブ部に対向する外部電極との間に存在し、金属端子の端子本体部と外部電極の端面中央部との間には存在しない。
電子部品本体に対する金属端子の接合は、以下の通りとした。まず、金属端子の側面リブ部および主面リブ部にのみディスペンサーを用いて接合材を塗布した。その後、電子部品本体を垂直に立てた状態で、電子部品本体の第1の端面側に一方の金属端子をリフロー接合した。同様に、電子部品本体の第2の端面側に他方の金属端子をリフロー接合した。
また、比較例にかかる積層セラミック電子部品に用いられる金属端子は、図13に示すような従来の金属端子であり、端子本体部、延長部および実装部のみを有し、側面リブ部や主面リブ部を有しない。そして、接合材は、電子部品本体の端面全体に存在し、金属端子の端子本体部と外部電極とが接合材を介して接続されている。金属端子のその他の構成は、実施例1および実施例2の構造と同様とした。
(評価用実装体の作製方法)
実装基板として、アルミナ基板のCu電極上にSn−10Sb合金のはんだペーストを塗布し、金属端子が取り付けられた積層セラミック電子部品を実装した。アルミナ基板の寸法は、15mm×8mm、厚みは635μmとし、Cu電極の厚みは35μmとした。
(引剥強度評価方法)
図11および図12に引剥強度試験の評価方法の模式図を示す。図11は、引剥強度試験の評価のための準備工程を示し、(a)は積層セラミック電子部品の実装基板への実装状態を示し、(b)は実装基板を左右に切断した状態を示す。図12は、引剥強度試験を評価するための実施工程を示し、(a)は実装基板の両端を治具(固定用治具と引張用治具)により保持した状態を示し、(b)は引張用治具により実装基板を引っ張った状態を示す。
ここでは、実施例1の試料について引剥強度試験を行う場合について説明する。
まず、図11(a)に示すように、実装基板70に試料となる積層セラミック電子部品10Aを、接合材60を用いて実装した。そして、図11(b)に示すように、試料である積層セラミック電子部品10Aの下部に位置する実装基板70を切断線Xに沿って、ワイヤーソーで切断した。
続いて、図12(a)に示すように、実装基板70の一方端側を固定用治具72aにより固定し、実装基板70の他方端側を引張用治具72bにより固定し、引張用治具72bを上方(矢印Fの方向)に引っ張った。そして、図12(b)に示すように、金属端子40Aが電子部品本体12から外れるまで、上方に引張り、金属端子40Aが外れたときの最大強度の平均値を引剥強度として評価した。なお、引張用治具72bの引張り速度は、0.5mm/秒とした。
同様の方法で、実施例2および比較例1の各試料に対しても、引剥強度試験を行った。
以上の、金属端子の引剥強度の評価の実験結果を表1に示す。
Figure 2018133355
比較例1の試料は、側面リブ部や主面リブ部の形成されない金属端子が用いられており、その試料を用いた引剥強度は、30Nであった。
一方、実施例1の試料は、金属端子に側面リブ部が設けられ、側面リブ部と外部電極(側面上の外部電極)との間で金属端子と外部電極とを接合材により接合し、かつ、端子本体部と外部電極の端面中央部との間に接合材を設けていないため、その試料の引剥強度は、44.9Nであり、比較例1よりも良好な強度が得られた。実施例1の試料の構成により、引張りに対して脆弱性を示す接合材においても、比較的強い強度を示すせん断力として作用させることで、2つの金属端子同士を結ぶ方向に発生する応力(引張り力)に対して、十分な強度を確保しうることが確認された。
さらに、実施例2の試料は、金属端子に側面リブ部だけでなく、さらに、主面リブ部が設けられ、側面リブ部と外部電極(側面上の外部電極)との間、および主面リブ部と外部電極(主面上の外部電極)との間で金属端子と外部電極とを接合材により接合し、かつ、端子本体部と外部電極の端面中央部との間に接合材を設けていないため、その試料の引剥強度は、90Nであり、比較例1や実施例1よりも良好な強度が得られた。
さらに、各試料の外部電極と金属端子との接合部には拡散の原因となるSnが5%以下であり、ほとんどの融点が260℃以上の金属及び金属間化合物であるため、拡散金属種がほとんど存在せず、200℃以上の高温環境下においても界面構造の変化が小さい。したがって、高温環境下においても、経時的に外部電極と金属端子との接合強度が低下し、外部電極と金属端子との接合部のクラックなどの構造欠陥が発生するという問題を抑制することが可能となることが確認された。
なお、この発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変形される。また、電子部品本体のセラミック層の厚み、層数、対向電極面積および外形寸法は、これに限定されるものではない。
本実施の形態にかかる金属端子40Aおよび金属端子40Bでは、側面リブ部56a,56bが形成されているが、これに限るものではなく、金属端子には、主面リブ部58a,58bのみが形成されるようにしてもよい。
また、本実施の形態にかかる積層セラミック電子部品10Aおよび10Bでは、電子部品本体12は、1つだけ含まれているが、これに限るものではなく、電子部品本体12は、2段以上積み重ねられていてもよい。
10A,10B 積層セラミック電子部品
12 電子部品本体
14 積層体
16 セラミック層
16a 外層部
16b 内層部
18 内部電極層
18a 第1の内部電極層
18b 第2の内部電極層
20a 第1の引出電極部
20b 第2の引出電極部
22a 対向電極部
22b 側部(Wギャップ)
22c 端部(Lギャップ)
24 外部電極
24a 第1の外部電極
24b 第2の外部電極
26a,26b 端面中央部
28a,28b 下地電極層
30a,30b めっき層
40A,40B 金属端子
50 端子本体部
52 延長部
54 実装部
56a,56b 側面リブ部
58a,58b 主面リブ部
60 接合材
70 実装基板
72a 固定用治具
72b 引張用治具

Claims (4)

  1. 複数の誘電体層と複数の内部電極層とが交互に積層され、積層方向に相対する第1の主面および第2の主面と、積層方向に直交する幅方向に相対する第1の側面および第2の側面と、積層方向および幅方向に直交する長さ方向に相対する第1の端面および第2の端面と、を含む積層体と、
    前記積層体の第1の端面に接続される第1の外部電極と、前記積層体の前記第2の端面に接続される第2の外部電極と、を備える電子部品本体と、
    前記第1の外部電極に接合材によって接続される第1の金属端子と、前記第2の外部電極に接合材によって接続される第2の金属端子と、
    を有する積層セラミック電子部品であって、
    前記第1の金属端子は、前記第1の端面に対向する端子本体部と、前記端子本体部に接続され実装面方向に延びる延長部と、前記延長部に接続され、前記延長部から前記端面同士を結んだ方向に延びる実装部と、を有し、
    前記第2の金属端子は、前記第2の端面に対向する端子本体部と、前記端子本体部に接続され実装面方向に延びる延長部と、前記延長部に接続され、前記延長部から前記端面同士を結んだ方向に延びる実装部と、を有し、
    前記第1の金属端子および前記第2の金属端子において、
    前記延長部は、前記電子部品本体の下面と前記実装部との間に隙間を形成するように設けられており、
    前記端子本体部には、前記電子部品本体の側面と対向するように延びるリブ部が設けられており、
    前記接合材は、
    少なくとも前記第1の金属端子の前記リブ部と前記リブ部に対向する前記第1の外部電極との間に存在し、かつ、前記接合材は、前記端子本体部と前記第1の外部電極の端面中央との間には存在せず、
    少なくとも前記第2の金属端子の前記リブ部と前記リブ部に対向する前記第2の外部電極との間に存在し、かつ、前記接合材は、前記端子本体部と前記第2の外部電極の端面中央との間には存在しない、積層セラミック電子部品。
  2. 前記第1の金属端子および前記第2の金属端子の前記端子本体部には、前記電子部品本体の主面と対向するように延びるリブ部をさらに備える、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
  3. 前記接合材は、Cu−M(MはNi、Mn、Al、Cr)合金と、Cu、Ni、Mn、Al、Cr、Sn、Au、Ag、Sb、Zn、Biのうち、少なくとも2以上から構成される金属間化合物と、Snとから構成され、
    前記接合材におけるSnの割合が、5%以下である、請求項1または請求項2に記載の積層セラミック電子部品。
  4. 前記接合材は、
    前記第1の金属端子の前記リブ部に対向する前記第1の外部電極から前記積層体の表面に跨って配置され、そして、
    前記第2の金属端子の前記リブ部に対向する前記第1の外部電極から前記積層体の表面に跨って配置される、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の積層セラミック電子部品。
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