JP2013156705A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報処理装置の位置検出手段は、位置を検出し、説明情報記憶手段は、説明位置情報と説明情報を対応させて記憶しており、発生手段は、検出された位置から予め定められた距離内に、説明を行うための位置である第1の説明位置を検出した場合は、説明情報記憶手段から第1の説明位置に対応している説明情報を抽出し、音として発生し、グループ判断手段は、検出された位置から第1の距離内に、第2の説明位置を検出した場合は、第1の説明位置と第2の説明位置は同じグループに属しているか否かを判断し、発生手段は、同じグループであると判断された場合は、第1の説明位置に対応している説明情報の続きを音として発生する。
【選択図】図3
Description
請求項1の発明は、情報処理装置の位置を検出する位置検出手段と、説明を行うための位置の情報である説明位置情報と説明情報を対応させて記憶している説明情報記憶手段と、前記位置検出手段によって検出された位置から予め定められた距離である第1の距離内に、説明を行うための位置である第1の説明位置を検出した場合は、前記説明情報記憶手段から該第1の説明位置に対応している説明情報を抽出し、該抽出した説明情報を音として発生する発生手段と、前記発生手段によって前記第1の説明位置に対応している説明情報を音として発生を開始した後に、前記位置検出手段によって検出された位置から第1の距離内に、前記第1の説明位置とは異なる位置であり、説明を行うための位置である第2の説明位置を検出した場合は、該第1の説明位置と該第2の説明位置は同じグループに属しているか否かを判断するグループ判断手段を具備し、前記発生手段は、前記グループ判断手段によって同じグループであると判断された場合は、前記第1の説明位置に対応している説明情報の続きを音として発生することを特徴とする情報処理装置である。
図1は、本実施の形態(第1の実施の形態、第2の実施の形態を含む)である情報端末100の外観を示す説明図である。
情報端末100は、再生&一時停止ボタン110、もう一度ボタン120、メモリーカード挿入口130、音量調節ボリューム140、電源ボタン150、イヤホン160、ストラップ170を有している。
情報端末100は、携帯可能な装置であって、操作者の操作又は情報端末100内の後述する音コンテンツ制御モジュール350、制御モジュール1200等の制御によって、対象に関する説明を複数回に分けて音として出力するものである。したがって、ある説明(第1の説明)が終わり、次の説明(第2の説明)が始まるまでの時間間隔としての待機が発生することになる。また、情報端末100は、例えば、操作者が観光地を散策する場合に用いられる観光案内装置、美術館で美術品の説明を行うガイド装置等として用いられる。
再生&一時停止ボタン110は、操作者が操作可能なボタンであり、このボタンが押された場合は、説明音を再生していないときは説明音の再生の指示になり、説明音を再生しているときは一時停止の指示になる。
もう一度ボタン120は、操作者が操作可能なボタンであり、このボタンが押された場合は、直前に再生された説明音を再生する指示になる。なお、説明音が再生されている間に押された場合はその説明音を最初から再生する指示になる。
メモリーカード挿入口130は、本実施の形態のプログラム、後述する待機に関する情報(以下、待機情報という)、音コンテンツ等を記憶したメモリーカードが挿入され、それらの情報を読み込むこと、又は情報端末100の操作履歴等の情報をそのメモリーカードに記録することが行われる。ここで、音コンテンツとしては、音を発生させるための情報であって、例えば、説明に関する情報(以下、「説明情報」という)や、BGMとしての音楽、効果音などがある。
音量調節ボリューム140は、操作者が操作可能であり、説明音の音量を調整するためのものである。
電源ボタン150は、操作者が操作可能なボタンであり、情報端末100の電源をオン・オフにするためのボタンである。
イヤホン160は、説明音を出力する。なお、イヤホン型でなく、ヘッドホン型であってもよいし、スピーカーであってもよい。
ストラップ170は、操作者の腕にかけるための吊り紐である。
中央演算装置210は、センサ装置220、音出力装置230、UI装置240、情報記憶装置250、通信装置260、電源270と接続されており、これらの装置を制御する。つまり、図3に例示する距離設定モジュール330、グループ判断モジュール340、音コンテンツ制御モジュール350、図12に例示する制御モジュール1200等のプログラムを実行する。具体的には、CPU(Central Processing Unit)等によって構成されている。
センサ装置220は、操作者の状態等を検出するためのセンサであり、例えば、加速度センサ、地磁気センサ、歩数を計数するセンサ、GPS(Global Positioning System、全地球測位システム)等の位置センサ等(これらのセンサのうちの1つ、又は組み合わせ)が該当する。センサ装置220は、情報端末100等の本体に具備されていてもよいし、イヤホン160内に備えられていてもよい。イヤホン160内に備えられていることによって、操作者の顔の状態(例えば、下又は上を向いている、頷いている等)を検出する。
UI装置240は、再生&一時停止ボタン110、もう一度ボタン120に該当するものであり、操作者による操作を検出するものである。
情報記憶装置250は、中央演算装置210が使用するプログラム、待機パラメータ、音コンテンツ等を記憶している。例えば、外部DB290からダウンロードして、それらの情報を記憶する。具体的には、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、メモリーカード挿入口130に挿入されたメモリーカード等が該当する。
通信装置260は、通信回線299を介した外部DB290との通信を行う。この他に、他の情報端末200等と通信を行うようにしてもよい。
電源270は、情報端末200内の各装置に電源を供給する。
なお、図2に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図2に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよい。また、特に、携帯電話、携帯型デジタル音楽プレイヤーなどに組み込まれていてもよい。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の距離とは、対象の位置と情報端末100等の位置間の距離が、第1の距離以下になった場合に、その対象の説明を開始するための距離である。第2の距離とは、第1の距離以内になって、説明が開始された後に、対象の位置と情報端末100等の位置間の距離が第2の距離より大きくなった場合は、その説明を中止するための距離である。ここで、第2の距離は、第1の距離より長い距離である。したがって、対象の位置と情報端末100等の位置間の距離が、第1の距離以下になった場合は、説明が開始されるが、対象の位置と情報端末100等の位置間の距離が、第1の距離より大きく場合であっても、第2の距離以内であるならば、その説明は続くことになる。なお、第2の距離以内にいる場合は、もう一度ボタン120が押された場合は、直前に再生された説明音を再生する。
プロファイル情報受付モジュール410は、距離パラメータ変更モジュール420と接続されている。プロファイル情報受付モジュール410は、操作者に関する情報を受け付ける。
状態検出結果受付モジュール430は、距離パラメータ変更モジュール420と接続されている。状態検出結果受付モジュール430は、操作者の環境に関する情報を受け付ける。
プロファイル情報受付モジュール410、状態検出結果受付モジュール430は、予め定められた情報(操作者に関する情報、その操作者の環境に関する情報)を受け付けてもよいし、情報端末100等の設定用装置を利用して、情報端末100等を利用する前にその情報を設定するようにしてもよい。
操作者に関する情報としては、例えば、性別、年齢層(世代)、視力、健常者であるか否か等がある。
操作者が情報端末100等を用いる環境に関する情報としては、例えば、天気、道路状態(アスファルト、ぬかるんでいる等)、観光施設の開場時間、混雑状況等がある。
また、音コンテンツ制御モジュール350は、グループ判断モジュール340によって同じグループであると判断された場合は、第1の説明位置に対応している説明情報の続きを音として発生するように音コンテンツ再生モジュール320を制御する。
また、音コンテンツ制御モジュール350は、グループ判断モジュール340によって同じグループではないと判断された場合は、第2の説明位置に対応している説明情報を音として発生するように音コンテンツ再生モジュール320を制御するようにしてもよい。
また、音コンテンツ制御モジュール350は、現在位置検出モジュール310によって検出された位置が、予め定められた距離である第2の距離以上に第1の説明位置又は第2の説明位置から離れた場合は、その第1の説明位置又はその第2の説明位置に対応している説明情報を音として発生させることを中止し、現在位置検出モジュール310によって検出された位置が第1の説明位置から第1の距離より離れているが第2の距離以内であって、第2の説明位置から第1の距離以内にある場合は、グループ判断モジュール340によって同じグループであると判断されたとき、第1の説明位置に対応している説明情報の続きを音として発生するように音コンテンツ再生モジュール320を制御するようにしてもよい。
音コンテンツ記憶モジュール355は、説明を行うための位置の情報である説明位置情報と説明情報を対応させて記憶している。
音コンテンツ記憶モジュール355が記憶する説明情報(以下、音コンテンツともいう)とは、音を発生させるための情報であり、例えば、音情報、その音情報に変換するためのテキスト情報等である。より具体的には、音情報として、wavデータ、MP3データ等がある。また、テキスト情報としては、テキスト情報そのものであってもよいし、wavデータ等に変換するための情報(抑揚に関する情報等)を例えばタブとして付加したもの等であってもよい。そして、テキスト情報を音声合成によって、音として発生させる。また、その音コンテンツの内容は、例えば、対象に関する説明であり、より具体的には、対象が近くにあることの説明、対象がどこにあるかの説明、対象についての説明等がある。例えば、音コンテンツ記憶モジュール355は、説明情報テーブル500、位置・対象テーブル600を記憶している。
音コンテンツ記憶モジュール355内に記憶されている説明情報テーブル500は、対象欄510、説明A欄520、説明B欄530、説明C欄540を有している。これは、1つの対象に説明として3つの説明情報が対応している場合のものである。
対象欄510は、対象識別符号を記憶する。
説明A欄520は、その対象に対応する第1の説明情報の識別符号(ファイル名称等)を記憶する。
説明B欄530は、その対象に対応する第2の説明情報の識別符号(ファイル名称等)を記憶する。
説明C欄540は、その対象に対応する第3の説明情報の識別符号(ファイル名称等)を記憶する。
音コンテンツ制御モジュール350は、説明情報テーブル500を用いて、対象識別符号に対応する説明情報の識別符号を抽出して、音コンテンツ記憶モジュール355からその説明情報を抽出し、音コンテンツ再生モジュール320によってその説明情報を音として発生させる。
音コンテンツ記憶モジュール355内に記憶されている位置・対象テーブル600は、位置欄610、対象欄620を有している。
位置欄610は、対象の位置情報を記憶する。現在位置検出モジュール310が検出する位置情報であり、例えば、緯度、経度である。
対象欄620は、その位置にある対象の対象識別符号を記憶する。
音コンテンツ制御モジュール350は、現在位置検出モジュール310が検出した位置情報に対応する対象の対象識別符号を、位置・対象テーブル600から抽出する。なお、位置欄610内の位置情報と現在位置検出モジュール310が検出する位置情報との対応については、図8を用いて説明する。
また、説明情報テーブル500と位置・対象テーブル600を合体してもよい。すなわち、説明情報テーブル500の対象欄510を位置・対象テーブル600の位置欄610としてもよい。
例えば、利用者800から説明ポイント890までの距離830が、距離A:810内にある場合は、近いと判断して、利用者800に対して対象説明ポイント890に対応付けられている説明情報を音として発生させる。
説明対象物980は、距離A:910又は距離B:920(距離A:910の2倍又は距離B:920の2倍)より大きいため、説明ポイント990が複数(説明ポイント991、説明ポイント992、説明ポイント993)設置されている。利用者900が利用者901の位置から移動線999に沿って進んでいくと、距離A:911内に説明ポイント991が入ってくる。すると、前述したように、説明ポイント991に対応付けられた説明が始まる。
そして、利用者900が利用者902の位置へ移動した場合は、距離B:922内に説明ポイント991があるため、未だ説明ポイント991に対応付けられた説明が続いている。利用者900が利用者902の位置から移動線999に沿って進んでいくと、距離A:912内に説明ポイント992が入ってくる。すると、説明ポイント991と説明ポイント992のグループが抽出されて、同じグループであるか否かが判断される。この場合は、同じグループであると判断される。そのため、距離A:911内に説明ポイント992が入ってきたとしても、説明ポイント992に対応付けられた説明が最初から始まることなく、説明ポイント991の説明が続くことになる。
同様に、利用者900が利用者903の位置へ移動した場合は、距離B:923内に説明ポイント992があるため、未だ説明ポイント991に対応付けられた説明が続いている。利用者900が利用者903の位置から移動線999に沿って進んでいくと、距離A:913内に説明ポイント993が入ってくる。すると、説明ポイント992と説明ポイント993のグループが抽出されて、同じグループであるか否かが判断される。この場合は、同じグループであると判断される。そのため、距離A:913内に説明ポイント993が入ってきたとしても、説明ポイント993に対応付けられた説明が最初から始まることなく、説明ポイント991の説明が続くことになる。
ステップS1002では、現在位置検出モジュール310が、位置を検出する。
ステップS1004では、音コンテンツ制御モジュール350が、距離A内に説明ポイントがあるか否かを判断し、ある場合はステップS1006へ進み、それ以外の場合はステップS1002へ戻る。
ステップS1006では、グループ判断モジュール340が、その説明ポイントと直前の説明ポイントのグループは同じであるか否かを判断し、同じ場合はステップS1008へ進み、それ以外の場合はステップS1010へ進む。
ステップS1008では、音コンテンツ制御モジュール350が、現在の説明をそのまま続ける。
ステップS1010では、音コンテンツ制御モジュール350が、距離A内にある説明ポイントにおける説明を開始する。
また、ステップS1006以降の処理を、現在位置が第2の距離以上に直前の説明ポイント又は現在の説明ポイントから離れているか否かの判断を行い、離れていると判断した場合は、直前の説明ポイント又は現在の説明ポイントに対応している説明情報を音として発生させることを中止するようにしてもよい。そして、現在位置が直前の説明ポイントから第1の距離より離れているが第2の距離以内であって、現在位置が現在の説明ポイントから第1の距離以内にあって、かつ、直前の説明ポイントと現在の説明ポイントが同じグループであると判断されたとき、直前の説明ポイントに対応している説明情報の続きを音として発生するようにしてもよい。
また、現在位置が直前の説明ポイントから第1の距離以内であって、現在位置が現在の説明ポイントから第1の距離以内にあって、かつ、直前の説明ポイントと現在の説明ポイントが同じグループであると判断されたとき、直前の説明ポイントに対応している説明情報の続きを音として発生するようにしてもよい。
また、現在位置が第2の距離以上に直前の説明ポイント及び現在の説明ポイントから離れているか否かの判断を行い、離れていると判断した場合は、直前の説明ポイント及び現在の説明ポイントに対応している説明情報を音として発生させることを中止するようにしてもよい。
ステップS1102では、プロファイル情報受付モジュール410が、プロファイル情報を受け付ける。又は、状態検出結果受付モジュール430が、状態を検出する。
ステップS1104では、距離パラメータ変更モジュール420が、距離パラメータを変更する。
第2の実施の形態である情報処理装置は、音コンテンツを音として出力する装置であって、図12の例に示すように、現在位置検出モジュール310、音コンテンツ再生モジュール320、距離設定モジュール330、グループ判断モジュール340、制御モジュール1200、待機手動解除指示モジュール1260、状態検出モジュール1270、待機ログ解析モジュール1280を有している。
なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し、第1の実施の形態と同等の処理を行う。そのため重複した説明を省略する。ただし、第2の実施の形態における処理についての説明を行う。
この待機解除処理において、待機制御モジュール1230は、現在位置検出モジュール310によって検出された位置が予め定められた位置にある場合は、待機の解除を行わないよう制御するようにしてもよい。つまり、対象の近くには未だ到達していない場合に、その動作を検出してしまった場合は、説明を始めるべきではないので、現在位置検出モジュール310が検出した位置情報を用いて、「予め定められた位置」(例えば、対象からxメートル以上離れていること等)に情報端末100等(操作者)がある場合は、待機を解除しない。つまり、説明を開始することはしないように制御する。
音コンテンツ再生モジュール320は、制御モジュール1200と接続されている。
距離設定モジュール330は、現在位置検出モジュール310、制御モジュール1200と接続されている。
グループ判断モジュール340は、現在位置検出モジュール310、制御モジュール1200と接続されている。
状態検出モジュール1270が、イヤホン160内に備えられていることによって、操作者の顔の状態(例えば、下又は上を向いている、頷いている等)を検出するようにしてもよい。
また、状態検出モジュール1270は、マイクと音声認識モジュールを用いて会話している人数を検出するようにしてもよい。また、ブルートゥースの通信機能を用いて、周囲にある情報端末100等の台数を検出するようにしてもよい。つまり、ブルートゥースによる通信可能となっている装置の個数を検出する。このことは、一人に1台の情報端末100等を所持している場合は、人数を検出することにもなる。
例えば、状態検出モジュール1270は、加速度センサによって、操作者が動いている否かを検出するようにしてもよい。地磁気センサによって、操作者がどの方向に移動しているかを検出するようにしてもよい。歩数センサによって、操作者の歩数を検出するようにしてもよい。また、加速度センサ又は歩数センサによって、操作者の歩行が止まっている時間を検出してもよい。また、現在位置検出モジュール310が検出した位置情報と組み合わせることによって、GPSよりも詳細な操作者の位置情報を検出するようにしてもよい。
待機パラメータ決定モジュール1210は、プロファイル情報受付モジュール1310、待機パラメータ抽出モジュール1320、待機パラメータ記憶モジュール1330、状態検出結果受付モジュール1340、待機パラメータ補正モジュール1350を有している。
操作者の属性としては、例えば、性別、年齢層(世代)、視力、健常者であるか否か等がある。
操作者が情報端末100等を用いる環境に関する属性としては、例えば、天気、道路状態(アスファルト、ぬかるんでいる等)、観光施設の開場時間、混雑状況等がある。
待機パラメータ記憶モジュール1330は、待機パラメータ抽出モジュール1320と接続されており、操作者等の属性と、説明(説明情報の出力)と次の説明の間である待機に関する情報である待機パラメータとを対応付けて記憶している。
状態検出結果受付モジュール1340は、待機パラメータ抽出モジュール1320、待機パラメータ補正モジュール1350と接続されており、状態検出モジュール1270によって検出された操作者の状態を受け付ける。
待機パラメータ補正モジュール1350は、状態検出結果受付モジュール1340と接続されており、状態検出結果受付モジュール1340によって受け付けられた操作者の状態に基づいて、待機パラメータ抽出モジュール1320によって抽出された待機パラメータを補正する。例えば、状態検出モジュール1270によって会話が行われていることが検出された場合は、待機時間を長くするように補正し、又は状態検出モジュール1270によって検出された会話している人数に応じて待機時間を補正する。また、例えば、状態検出モジュール1270によって検出された歩行が止まっている時間に応じて、待機時間を長くするように補正する。なお、待機パラメータ記憶モジュール1330は、情報端末100の外部において通信回線を介して接続された記憶装置であってもよい。すなわち、この場合、待機パラメータ抽出モジュール1320は、プロファイル情報受付モジュール1310によって受け付けられた属性に基づいて、外部に接続された待機パラメータ記憶モジュール1330から待機情報を抽出してもよい。
音コンテンツ記憶モジュール355は、対象に関する第1の説明情報、第2の説明情報、第3の説明情報を記憶している。ここで、第1の説明情報は、対象を説明するにあたって事前に行われる説明に関する情報であり、具体的には、例えば、対象が近くにあることの説明や、説明の始まりを知らせる合図等が該当する。説明の始まりを知らせる合図とは、例えば、「ポーン」という音等であって、このような効果音を発生させて操作者に説明の始まりを知覚させてもよい。第2の説明情報は、第1の説明情報の発生の後に行われる説明であって、その対象を操作者に探させるための説明に関する情報であり、具体的には、例えば、対象がどこにあるかの説明が該当する。第3の説明情報は、第2の説明情報の発生の後に行われる説明であって、その対象の説明に関する情報であり、具体的には、例えば、その対象そのものについての説明が該当する。
待機パラメータ記憶モジュール1330は、第1の待機に関する情報である第1の待機パラメータ、第2の待機に関する情報である第2の待機パラメータを記憶している。ここで、「第1の待機」は、第1の説明情報の発生終了から第2の説明情報の発生開始までの間であり、「第2の待機」は、第2の説明情報の発生終了から第3の説明情報の発生開始までの間である。
待機パラメータ抽出モジュール1320は、プロファイル情報受付モジュール1310によって受け付けられた属性(操作者の属性、操作者が情報端末100等を用いる環境に関する属性のいずれか一方又は両方)に基づいて、待機パラメータ記憶モジュール1330から第1の待機パラメータ、第2の待機パラメータを抽出する。
待機制御モジュール1230は、待機パラメータ補正モジュール1350によって補正された第1の待機パラメータに基づいて、音コンテンツ再生モジュール320による第1の説明と第2の説明の間を制御し、待機パラメータ補正モジュール1350によって補正された第2の待機パラメータに基づいて、音コンテンツ再生モジュール320による第2の説明と第3の説明の間を制御する。
待機パラメータ記憶モジュール1330に記憶されている待機パラメータテーブル1400は、属性欄1410、待機時間A欄1420、待機A(BGM)欄1430、待機時間B欄1440、待機B(BGM)欄1450を有している。これは、1つの対象に対して3つの説明情報がある場合(2回の待機が発生する場合)である。
属性欄1410は、操作者の属性又は操作者が情報端末100等を用いる環境に関する属性を記憶する。例えば、前述したように、操作者の属性として、性別、年齢層、視力、健常者であるか否か等がある。操作者が情報端末100等を用いる環境に関する属性として、天気、道路状態(アスファルト、ぬかるんでいる等)、観光施設の開場時間、混雑状況等がある。また、待機時間A欄1420は複数あってもよい。複数の属性に対応するためである。また、複数の属性がある場合は、その組み合わせの分だけ、待機パラメータが必要である。つまり、待機パラメータテーブル1400の行数が増えることとなる。
待機A(BGM)欄1430は、第1の待機中に音コンテンツ再生モジュール320で発生させる音コンテンツ(例えば、BGM)の識別子を記憶する。
待機時間B欄1440は、その対象、属性における第2の待機時間を記憶する。
待機B(BGM)欄1450は、第2の待機中に音コンテンツ再生モジュール320で発生させる音コンテンツ(例えば、BGM)の識別子を記憶する。
ステップS1502では、プロファイル情報受付モジュール1310が、プロファイル情報を受け付ける。
ステップS1504では、待機パラメータ抽出モジュール1320が、待機パラメータを抽出し、待機パラメータを決定する。
ステップS1506からステップS1520までの処理は、音声ガイドに関する処理である。つまり、説明情報を音として発生させる処理、待機を制御する処理を行う。
ステップS1508では、現在位置検出モジュール310が、現在の位置情報を取得する。
ステップS1510では、音コンテンツ制御モジュール350が、説明ポイント接近判断処理を行う。図8を用いて前述したような判断を行う。つまり、利用者800から説明ポイント890までの距離830が、距離A:810内にある場合は、近いと判断する。それ以外の場合は、遠いと判断する。
ステップS1512では、音コンテンツ制御モジュール350が、ステップS1510の判定結果を判断し、遠い場合はステップS1508へ戻り、近い場合はステップS1514へ進む。
ステップS1516では、待機制御モジュール1230が、待機制御処理を行う。この処理については、図22の例を用いて後述する。
ステップS1518では、音コンテンツ制御モジュール350が、音声情報2の再生処理(第2の説明情報の発生)を行う。
ステップS1522では、待機ログ解析モジュール1280が、待機ログを集計する。例えば、待機手動解除指示モジュール1260によって待機が解除された場合は、その待機時間を検出し、その属性のログとして記憶する。
ステップS1524では、音コンテンツ制御モジュール350が、待機パラメータの生成処理を行う。例えば、ステップS1522で記憶されたログに基づいて、その属性における待機パラメータを新しく生成する。そして、ステップS1504の処理へ戻る。
また、待機が3つ以上ある場合は、ステップS1516とステップS1518(音声情報N再生処理、N≧3)の組を複数挿入してもよい。
図16、図17は、待機時間と人数の関係例を示すグラフである。これは、横軸に待機時間、縦軸に人数をとり、その待機時間をとった人数をプロットしたものであり、基本的な待機分布図である。これの作成については、N人の手動解除(再生&一時停止ボタン110を再生ボタンとして押した場合)による対象別の待機解除時間をサンプリング集計し、結果を基本待機分布として算出したものである。また、図17の例は、世代別などの属性別に基本分布を作成したものである。
待機パラメータ決定テーブル1800は、対象欄1810、ポーズID欄1820、T3(s)欄1830を有している。対象欄1810は、対象の対象識別符号を記憶する。ポーズID欄1820は、待機の識別符号を記憶する。T3(s)欄1830は、待機時間を記憶する。
ある対象における待機時間の分布を参照して、ある人の手動解除による待機時間(つまり、利用者の履歴)がその分布の何%の地点に位置するかを抽出する。例えば、Aさんの待機時間は、その対象の分布において67%の地点にいるとする。この場合、Aさんが未だ体験していない対象についての待機パラメータとして、その対象の分布における67%の地点に位置する待機時間とする。図20に例示するような分布の場合、67%に位置するのは3.2秒であるので、Aさんの待機時間を3.2秒に設定する。また、図20に例示した分布を示すテーブルとして分布テーブル1900を用いてもよい。
図19は、分布テーブル1900のデータ構成例を示す説明図である。分布テーブル1900は、分布値欄1910、Tc(s)欄1920を有している。分布値欄1910は、分布値を記憶しており、Tc(s)欄1920は、その分布値における待機時間を記憶している。分布テーブル1900を参照して、分布値欄1910内の67(%)に対応する待機時間をTc(s)欄1920から抽出する。
図21は、操作者の属性に応じた待機時間の設定例を示す説明図である。縦軸にある人の手動解除による待機時間の平均待機時間からのずれをとり、横軸にその日の旅行時間をとり、旅行時間と待機時間のずれの対応をプロットしたグラフである。一般的に、一日の旅行時間が長くなるにつれて、疲れてしまい、待機時間の平均待機時間からのずれが大きくなる傾向がみられる。このグラフから、補正量を次のような式で求めるようにしてもよい。
y=ax+b
なお、yは待機時間、xはその日の旅行時間、aは係数、bはその属性における平均待機時間である。
ステップS2202では、待機制御モジュール1230が、待機パラメータ(待機パラメータテーブル1400の待機A(BGM)欄1430又は待機B(BGM)欄1450)にしたがって、待機状態音の再生処理を音コンテンツ制御モジュール350に行わせる。
ステップS2204では、待機制御モジュール1230が、事前の待機補正処理を行う。例えば、前述したステップS1514の処理を、待機制御モジュール1230が待機ログ解析モジュール1280に行わせてもよい。
ステップS2208では、待機制御モジュール1230が、ステップS2206の判定結果を判断し、近い場合はステップS2210へ進み、遠い場合はステップS2216へ進む。
また、ステップS2212では、待機制御モジュール1230が、待機における後半の期間であると判断した場合であって、状態検出モジュール1270によって、その対象の説明を始めてもよい動作を検出した場合は、待機解除指示があったと判断するようにしてもよい。
なお、待機制御モジュール1230は、その対象の説明を始めてもよい動作を検出した場合であっても、現在位置検出モジュール310によって検出された位置と対象との距離が予め定められた距離以上である場合は、待機解除指示はなかったと判断するようにしてもよい。
ステップS2216では、待機制御モジュール1230が、待機状態音の停止処理を音コンテンツ制御モジュール350に行わせる。そして、図15に例示したフローチャートのステップS1518の処理に戻る。なお、ステップS2208で遠いと判断して、このステップS2216の処理を行った場合は、図15に例示したフローチャートのステップS1522の処理に戻る。
図23(a)は、時系列で処理の内容例を示したものであり、A−0:2302は第1の説明情報を音として発生させていること、待機−1:2304は第1の待機をしている状態であること、A−1:2306は第2の説明情報を音として発生させていること、待機−2:2308は第2の待機をしている状態であること、A−2:2310は第3の説明情報を音として発生させていることを示している。
図23(b)の例に示すように、利用者2360は、対象2370の近くに来たとする。この場合、図15の例に示すフローチャート内のステップS1512で近いと判断される。そして、第1の説明情報として「近くに石碑があります」という音声がイヤホン160から流れる(図23(a)のA−0:2302)。
そして、第1の待機(図23(a)の待機−1:2304)があった後に、第2の説明情報として「石碑は、目の前に立つ樹木の下にあります」という音声がイヤホン160から流れる(図23(a)のA−1:2306)。
利用者2360が近場を探して石碑を見つけるまでの間、つまり、第2の待機(図23(a)の待機−2:2308)があった後に、第3の説明情報として「この石碑は、1120年に・・・」という音声がイヤホン160から流れる(図23(a)のA−2:2310)。
ステップS2402では、音コンテンツ制御モジュール350が、第1の説明情報である「お知らせコンテンツ」を再生する。
ステップS2404では、待機制御モジュール1230が、第1の待機(ポーズ)制御を行う。
第1の待機時間(待機パラメータが補正された後の第1の待機時間であってもよい)が過ぎる、待機制御モジュール1230によって待機が解除される、又は、ステップS2406で、操作者によって、情報端末100の再生&一時停止ボタン110が再生ボタンとして押されることがあると、ステップS2408へ進む。
ステップS2410では、待機制御モジュール1230が、第2の待機(ポーズ)制御を行う。
第2の待機時間(待機パラメータが補正された後の第2の待機時間であってもよい)が過ぎる、待機制御モジュール1230によって待機が解除される、又は、ステップS2412で、操作者によって、情報端末100の再生&一時停止ボタン110が再生ボタンとして押されることがあると、ステップS2414へ進む。
ステップS2414では、音コンテンツ制御モジュール350が、第3の説明情報である「対象の詳細説明コンテンツ」を再生する。
なお、ステップS2416では、ステップS2402又はステップS2404の処理中に、操作者によって、情報端末100のもう一度ボタン120が押されると、「お知らせコンテンツ」を再生する。同様に、ステップS2408又はステップS2410の処理中に、操作者によって、情報端末100のもう一度ボタン120が押されると、「対象の所在説明コンテンツ」を再生する。ステップS2414の処理中に、操作者によって、情報端末100のもう一度ボタン120が押されると、「対象の詳細説明コンテンツ」を再生する。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
<A1>
操作者又は該操作者の環境に関する属性を受け付ける受付手段と、
属性と、説明と次の説明の間である待機に関する情報である待機情報とが対応付けて記憶された待機情報記憶装置から、前記受付手段によって受け付けられた属性に基づいて、前記操作者に対して説明を行う場合における待機情報を抽出する抽出手段と、
説明情報を記憶する説明情報記憶手段と、
前記説明情報記憶手段に記憶されている説明情報を音として発生する発生手段と、
前記操作者の状態を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された操作者の状態に基づいて、前記抽出手段によって抽出された待機情報を補正する補正手段と、
前記補正手段によって補正された待機情報に基づいて、前記発生手段によって説明情報を音として発生し終わってから次の説明情報を音として発生するまでの間の時間を制御する制御手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。
前記説明情報記憶手段は、対象に対する第1の説明に関する第1の説明情報、第2の説明に関する第2の説明情報、第3の説明に関する第3の説明情報を記憶しており、
前記第1の説明情報は、前記対象を説明するにあたって事前に行われる説明に関する情報であって、
前記第2の説明情報は、前記第1の説明の後に行われる説明であって、前記対象を操作者に探させるための説明に関する情報であって、
前記第3の説明情報は、前記第2の説明の後に行われる説明であって、前記対象の説明に関する情報であり、
前記待機情報記憶装置は、第1の待機に関する情報である第1の待機情報、第2の待機に関する情報である第2の待機情報を記憶しており、
前記第1の待機は、前記第1の説明と前記第2の説明の間であり、
前記第2の待機は、前記第2の説明と前記第3の説明の間であり、
前記抽出手段は、前記待機情報記憶装置から前記第1の待機情報、前記第2の待機情報を抽出し、
前記検出手段は、前記第1の待機における前記操作者の第1の状態を検出し、前記第2の待機における該操作者の第2の状態を検出し、
前記補正手段は、前記第1の待機情報を前記第1の状態に基づいて補正し、前記第2の待機情報を前記第2の状態に基づいて補正し、
前記制御手段は、前記補正手段によって補正された第1の待機情報に基づいて、前記発生手段による第1の説明と第2の説明の間を制御し、前記補正手段によって補正された第2の待機情報に基づいて、前記発生手段による第2の説明と第3の説明の間を制御する
ことを特徴とする<A1>に記載の情報処理装置。
前記検出手段は、会話の有無又は会話している人数を検出し、
前記補正手段は、前記検出手段によって会話が行われていることが検出された場合は、待機時間を長くするように補正し、又は前記検出手段によって検出された会話している人数に応じて待機時間を補正する
ことを特徴とする<A1>又は<A2>に記載の情報処理装置。
前記検出手段は、前記操作者の歩行が止まっている時間を検出し、
前記補正手段は、前記検出手段によって検出された歩行が止まっている時間に応じて、待機時間を長くするように補正する
ことを特徴とする<A1>から<A3>のいずれか一項に記載の情報処理装置。
前記制御手段は、前記待機中であって、予め定められた時点から前記次の説明までの期間内にある場合に、前記検出手段によって予め定められた動作を検出したときは、該待機を解除して、該次の説明を開始するように制御する
ことを特徴とする<A1>から<A4>のいずれか一項に記載の情報処理装置。
前記情報処理装置の位置を検出する位置検出手段
をさらに具備し、
前記制御手段は、前記位置検出手段によって検出された位置が予め定められた位置にある場合は、前記待機の解除を行わないように制御する
ことを特徴とする請求項<A5>に記載の情報処理装置。
前記制御手段は、説明と次の説明の間に、待機である旨を示す音を前記発生手段に発生させるように制御する
ことを特徴とする請求項<A1>から<A6>のいずれか一項に記載の情報処理装置。
情報処理装置と待機情報記憶装置とを含み、
前記待機情報記憶装置は、操作者又は該操作者の環境に関する属性と、説明と次の説明の間である待機に関する情報である待機情報とを対応付けて記憶し、
前記情報処理装置は、
前記属性を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受け付けられた属性に基づいて、前記操作者に対して説明を行う場合における待機情報を、前記待機情報記憶装置から抽出する抽出手段と、
説明情報を記憶する説明情報記憶手段と、
前記説明情報記憶手段に記憶されている説明情報を音として発生する発生手段と、
前記操作者の状態を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された操作者の状態に基づいて、前記抽出手段によって抽出された待機情報を補正する補正手段と、
前記補正手段によって補正された待機情報に基づいて、前記発生手段によって説明情報を音として発生し終わってから次の説明情報を音として発生するまでの間の時間を制御する制御手段
を含むことを特徴とする情報処理システム。
コンピュータを、
操作者又は該操作者の環境に関する属性を受け付ける受付手段と、
属性と、説明と次の説明の間である待機に関する情報である待機情報とが対応付けて記憶された待機情報記憶装置から、前記受付手段によって受け付けられた属性に基づいて、前記操作者に対して説明を行う場合における待機情報を抽出する抽出手段と、
説明情報を記憶する説明情報記憶手段と、
前記説明情報記憶手段に記憶されている説明情報を音として発生する発生手段と、
前記操作者の状態を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された操作者の状態に基づいて、前記抽出手段によって抽出された待機情報を補正する補正手段と、
前記補正手段によって補正された待機情報に基づいて、前記発生手段によって説明情報を音として発生し終わってから次の説明情報を音として発生するまでの間の時間を制御する制御手段
として機能させるための情報処理プログラム。
320…音コンテンツ再生モジュール
330…距離設定モジュール
340…グループ判断モジュール
345…位置・グループ記憶モジュール
350…音コンテンツ制御モジュール
355…音コンテンツ記憶モジュール
410…プロファイル情報受付モジュール
420…距離パラメータ変更モジュール
430…状態検出結果受付モジュール
1200…制御モジュール
1210…待機パラメータ決定モジュール
1230…待機制御モジュール
1260…待機手動解除指示モジュール
1270…状態検出モジュール
1280…待機ログ解析モジュール
Claims (5)
- 情報処理装置の位置を検出する位置検出手段と、
説明を行うための位置の情報である説明位置情報と説明情報を対応させて記憶している説明情報記憶手段と、
前記位置検出手段によって検出された位置から予め定められた距離である第1の距離内に、説明を行うための位置である第1の説明位置を検出した場合は、前記説明情報記憶手段から該第1の説明位置に対応している説明情報を抽出し、該抽出した説明情報を音として発生する発生手段と、
前記発生手段によって前記第1の説明位置に対応している説明情報を音として発生を開始した後に、前記位置検出手段によって検出された位置から第1の距離内に、前記第1の説明位置とは異なる位置であり、説明を行うための位置である第2の説明位置を検出した場合は、該第1の説明位置と該第2の説明位置は同じグループに属しているか否かを判断するグループ判断手段
を具備し、
前記発生手段は、前記グループ判断手段によって同じグループであると判断された場合は、前記第1の説明位置に対応している説明情報の続きを音として発生する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記発生手段は、前記グループ判断手段によって同じグループではないと判断された場合は、前記第2の説明位置に対応している説明情報を音として発生する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記発生手段は、前記位置検出手段によって検出された位置が、予め定められた距離である第2の距離以上に第1の説明位置又は第2の説明位置から離れた場合は、該第1の説明位置又は該第2の説明位置に対応している説明情報を音として発生させることを中止し、
前記位置検出手段によって検出された位置が前記第1の説明位置から第1の距離より離れているが第2の距離以内であって、前記第2の説明位置から第1の距離以内にある場合は、前記グループ判断手段によって同じグループであると判断されたとき、前記第1の説明位置に対応している説明情報の続きを音として発生し、
前記第2の距離は、前記第1の距離より長い距離である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 操作者又は該操作者の環境に関する情報を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受け付けられた属性に基づいて、前記第1の距離又は前記第2の距離を変更させる変更手段
をさらに具備することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
情報処理装置の位置を検出する位置検出手段と、
説明を行うための位置の情報である説明位置情報と説明情報を対応させて記憶している説明情報記憶手段と、
前記位置検出手段によって検出された位置から予め定められた距離である第1の距離内に、説明を行うための位置である第1の説明位置を検出した場合は、前記説明情報記憶手段から該第1の説明位置に対応している説明情報を抽出し、該抽出した説明情報を音として発生する発生手段と、
前記発生手段によって前記第1の説明位置に対応している説明情報を音として発生を開始した後に、前記位置検出手段によって検出された位置から第1の距離内に、前記第1の説明位置とは異なる位置であり、説明を行うための位置である第2の説明位置を検出した場合は、該第1の説明位置と該第2の説明位置は同じグループに属しているか否かを判断するグループ判断手段
として機能させ、
前記発生手段は、前記グループ判断手段によって同じグループであると判断された場合は、前記第1の説明位置に対応している説明情報の続きを音として発生する
ことを特徴とする情報処理プログラム。
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