JP2013156604A - 光学アクセサリ取付装置および光学アクセサリ - Google Patents

光学アクセサリ取付装置および光学アクセサリ Download PDF

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豪 柴▲崎▼
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Abstract

【課題】円管状レンズ鏡筒への装着によるレンズ装置の光学特性への影響を大幅に軽減するとともに、装着に要する操作力を低く抑えて良好な操作性を実現する光学アクセサリ取付装置および光学アクセサリを提供すること。
【解決手段】レンズ鏡筒の外周部に装着される光学アクセサリ取付装置および光学アクセサリにおいて、固定筒と固定筒の中心軸周りに回動可能な操作部材と、前記固定筒または前記操作部材の内周部に当接する第一の弾性部材と第二の弾性部材を備え、前記操作部材を回動することによって、前記第一の弾性部材は前記レンズ鏡筒の外周部略全周を縮径方向に押圧し、前記第二の弾性部材は前記レンズ鏡筒外周の係合溝に円周上の一部で係合することを特徴とする構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学アクセサリ取付装置および光学アクセサリに関し、特にレンズ鏡筒の外周部に装着される光学アクセサリ取付装置および光学アクセサリに関するものである。
従来より、バヨネット構造などの複雑な構造を持たず、単純な円筒状のレンズ鏡筒の外周部に装着されるワイドコンバーター、テレサイドコンバーター等の光学アクセサリがある。または、レンズ鏡筒への取付構造を持たない光学アクセサリをレンズ鏡筒に装着するための光学アクセサリ取付装置が知られている。
これら光学アクセサリおよび光学アクセサリ取付装置には、簡便な操作でレンズ鏡筒に固定されるとともに、レンズ鏡筒に対して容易に光軸まわりに回転しないことと、レンズ鏡筒から脱落しないことが機能として求められている。
例えば、特許文献1では、基端部に径方向外側から取付ビスがねじ込まれ、取付ビスを締め付けることにより取付ビス下端に設けられた緩衝材がレンズ鏡筒の凹溝に嵌入し装着されるレンズフードが開示されている。
また、特許文献2では、内周壁に押出部を有するロック部材を回転させるよって、内周に保持される円管状係合部材の一部である係合片を弾性変形させ、係合片内周壁の突起をレンズ鏡筒外周の係合溝に係合させて装着されるカメラ付属装置が開示されている。
特開平9−211303号公報 特開2006−030750号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、円周方向の限られた一部のみでレンズ鏡筒外周部を押圧して光学アクセサリおよび光学アクセサリ取付装置を固定する。この結果、局所的な押圧力による変形でレンズ鏡筒の真円度が悪化し、光学特性が劣化すなど使用上の悪影響を及ぼすことがあった。
さらに、レンズ鏡筒の真円度悪化を低減するために、従来技術を用いて押圧部をレンズ鏡筒外周部の約全周としようとすると、特許文献1に開示の技術では構造および装着操作が極めて複雑となる。また、特許文献2の技術では係合溝に係合させるために必要な係合片の弾性変形量が大きいため、部材の機械的強度を確保すると装着に要する操作力が過大になるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、円管状レンズ鏡筒への装着によるレンズ装置の光学特性への影響を大幅に軽減するとともに、装着に要する操作力を低く抑えて良好な操作性を実現する光学アクセサリ取付装置および光学アクセサリを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の光学アクセサリ取付装置は、レンズ鏡筒の外周部に装着される光学アクセサリ取付装置であって、光学アクセサリが連結される固定筒と、前記固定筒の中心軸周りに回動可能な操作部材と、前記固定筒または前記操作部材の内周部に当接する第一の弾性部材と第二の弾性部材を備え、前記操作部材を回動することによって、前記第一の弾性部材は前記レンズ鏡筒の外周部略全周を縮径方向に押圧し、前記第二の弾性部材は前記レンズ鏡筒外周の係合溝に円周上の一部で係合することを特徴とする。
また、本発明の光学アクセサリは、レンズ鏡筒の外周部に装着される光学アクセサリであって、光学素子を保持するアクセサリ鏡筒と、前記アクセサリ鏡筒の中心軸周りに回動可能な操作部材と、前記アクセサリ鏡筒または前記操作部材の内周部に当接する第一の弾性部材と第二の弾性部材を備え、前記操作部材を回動することによって、前記第一の弾性部材は前記レンズ鏡筒の外周部略全周を縮径方向に押圧し、前記第二の弾性部材は前記レンズ鏡筒外周の係合溝に円周上の一部で係合することを特徴とする。
本発明によれば、円管状レンズ鏡筒への装着によるレンズ装置の光学特性への影響を大幅に軽減するとともに、装着に要する操作力を低く抑えて良好な操作性を実現する光学アクセサリ取付装置および光学アクセサリを提供することが出来る。
実施例1の光学アクセサリ取付装置の側面断面図 図1の要部詳細断面図 実施例1の光学アクセサリ取付装置の分解斜視図 実施例2の光学アクセサリ取付装置の側面断面図 図4の要部詳細断面図 実施例3の光学アクセサリの側面断面図 図6の要部詳細断面図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、図1〜図7に図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
図1は本発明が適用される光学アクセサリ取付装置の第1の実施形態における、装着時の側面断面図である。また、図2は光学アクセサリ取付装置の要部詳細断面図である。図中左方が被写体側であり、光学アクセサリ取付装置1が装着されるレンズ装置2は被写体側先端部のみ図示している。
レンズ装置2の先端部のレンズ鏡筒3は外周部に係合溝3aを有している。なお、レンズ装置2は図中右方にて図示しない撮像装置に接続されている。
光学アクセサリ取付装置1の固定筒としてのアダプタ本体4には、被写体側内径部にネジ部4aが形成されている。このネジ部4aはワイドコンバーター、テレサイドコンバーター等の光学アクセサリを結合するためのものであり、図示しないこれら光学アクセサリの外周部にも同様なネジ部が形成されている。両者を螺合させることにより、光学アクセサリをアダプタ本体4に結合することが出来る。アダプタ本体4の最内径部にはレンズ鏡筒3を挿通する嵌合部が設けられている。また、アダプタ本体4は撮像装置側内径部にもネジ部4bが形成されており、操作部材である操作リング5が螺合している。
操作リング5のネジ部5aには係止溝5bが設けられ、この係止溝5bにはアダプタ本体4に固定されネジ部内径側に突出する図1に示すストッパピン6が挿設される。この係止溝5bとストッパピン6により、ネジ部4b,5aは噛み合いが外れないように構成される。操作リング5の内周部は中心軸に対して傾きを持った当接斜面5c,5dと凹溝5eを備え、外周部の円周上一箇所には操作レバー7が固定されている。
操作リング5の内周部には第一の弾性部材としての押圧リング8と、第二の弾性部材である抜け止めストッパー9の2つがそれぞれ当接する。ここで、光学アクセサリ取付装置1の分解斜視図を図3に示す。
図示のように、押圧リング8は最内径部にレンズ鏡筒3を挿通する嵌合部を持った略円環状の形状であり、光軸方向に切り込まれた多数のスリット8aが放射状に配設されている。また、押圧リング8の外周部には操作リング5内周部の前記当接斜面5c,5dと略等しい傾きを持った当接斜面8b,8cが形成されている。
一方、略円弧状の抜け止めストッパー9は、押圧リング8内周部の嵌合溝8dに嵌入し一端で図1に示すビス10により押圧リング8に固定されている。他方の端部外周部には、操作リング5内周部の前記凹溝5eの端部に当接する当接斜面9aを備えた突起部9bが形成されている。抜け止めストッパー9の突起部9bは、押圧リング8の一部に設けられた切欠き穴8eにおいて、押圧リング8の当接斜面よりも一部が突出している。また、抜け止めストッパー9の内周部には、光学アクセサリ取付装置1をレンズ装置2へ装着した際の前記係合溝3aと相対する位置に係合凸部9cが設けられている。なお、この係合凸部9cはアダプタ本体4の最内径および押圧リング8の最内径よりも大きな半径で形成されている。
このように構成された本実施例の光学アクセサリ取付装置1の、レンズ装置2への取付方法について以下に説明する。
まず、光学アクセサリ取付装置1をレンズ装置2の被写体側から嵌挿していく。このとき、アダプタ本体4と操作リング5との間のネジ部4b,5aは図2(a)のように緩んだ状態であり、操作リング5と押圧リング8との当接面には隙間が生じている。また、抜け止めストッパー9の突起部9bの一部が操作リング5内周部の凹溝5e内に退避し、抜け止めストッパー9の係合凸部9cはアダプタ本体4の最内径および押圧リング5の最内径よりも径方向外側に退避している。
次に、光学アクセサリ取付装置1をレンズ鏡筒3の光軸方向当接面3bに突き当てた状態でアダプタ本体4を保持し、操作レバー7を掴持して操作リング5を締め付け方向に回転させる。操作リング5を締め付け方向に回転させると、操作リング5はネジ部4b,5aによって被写体側へ繰出され、操作リング5内周部の凹溝5eの端部に当接している抜け止めストッパー9の突起部9bの当接斜面9aは光軸方向に押圧される。抜け止めストッパー9は押圧リング8の嵌合溝8dに嵌入し光軸方向に規制されているため、抜け止めストッパー9の円弧部9dが光軸に垂直な平面内で弾性変形し、突起部9bが当接斜面9aの傾斜に沿って径方向内側に押出される。
操作リング5と押圧リング8が当接斜面にて当接するまで操作リング5を繰出すと、図2(b)のように抜け止めストッパー9の突起部9b近傍の係合凸部9cが押圧リング8の最内径部よりも径方向内側に押出され、レンズ鏡筒3の係合溝3aに係合する。
図2(b)の状態からさらに操作リング5を締め付け方向に回転させると、押圧リング5の当接斜面5c,5dが光軸方向に押圧され、スリットとスリットに挟まれて形成される円周上多数の弾性片8fが縮径方向に弾性変形する。各弾性片8fは押圧リング8とレンズ鏡筒3との間の嵌合ガタ分だけ微小に変形すると共に、押圧部8gでレンズ鏡筒3をそれぞれ径方向外側から押圧する状態となる。この円周上に多数設けられた弾性片8fの押止により、光学アクセサリ取付装置1をレンズ装置2へ固定することが出来る。
なお、操作リング5を締め付ける操作力が不足していると、弾性片8fの押圧に伴う摩擦力が十分に得られず、外力の付加により光学アクセサリ取付装置1とレンズ装置2との相対移動が発生する。すなわち、レンズ装置2に対して光学アクセサリ取付装置1を光軸まわりに回転させることが可能な状態になりえる。しかし、本実施例の光学アクセサリ取付装置1では、操作リング5が押圧リング8に当接斜面で当接してから操作リング5を強く締め付ける段階において、すでに抜け止めストッパー9の係合凸部9cとレンズ鏡筒3の係合溝3aが係合している。このため、レンズ装置2が傾いた姿勢であっても、締め付け操作力不足により光学アクセサリ取付装置1がレンズ装置2から脱落してしまうことはない。
レンズ装置2へ固定された光学アクセサリ取付装置1を取外す方法について以下に説明する。
光学アクセサリ取付装置1をレンズ装置2から取外す際は、アダプタ本体4を保持し操作レバー7を掴持して操作リング5を取付時と逆方向に回転させる。ネジ部4b,5aを緩める方向に操作リングを回転させると、押圧リング5の当接斜面5c,5dに加えられていた光軸方向の押圧力が解除されるため、縮径方向に弾性変形していた弾性片8fが無負荷時の形状に復帰し、レンズ鏡筒3に対する押止力も解除される。
この過程において操作リング5を緩め始めると弾性片8fの押圧に伴う摩擦力が低下するが、まだ抜け止めストッパー9の係合凸部9cとレンズ鏡筒3の係合溝3aが係合しているため、レンズ装置2が傾いた姿勢であっても光学アクセサリ取付装置1がレンズ装置2から脱落してしまうことはない。
さらに操作リング5を緩め方向に回転させると、操作リング5は撮像装置側へ繰出され、操作リング5と押圧リング8との当接面には隙間が生じてくる。操作リング5の後退に伴い、突起部9bの当接斜面9aの傾斜に沿って径方向内側に押出されていた抜け止めストッパー9は、円弧部9dの弾性により図2(a)に示す状態に復帰する。この状態では抜け止めストッパー9の係合凸部9cがレンズ鏡筒3の係合溝3aから退避しているため、光学アクセサリ取付装置1をレンズ装置2から被写体側へ抜き取ることが出来る。
なお、図2(a)の状態からさらに操作リング5を緩め方向に回転させると、操作リング5のネジ部5aに設けられた係止溝5bにストッパピン6が当接する。ストッパピン6が当接するとそれ以上操作リング5を緩め方向に回転することができないため、光学アクセサリ取付装置1が誤って分解してしまうことはない。
上記のように、本実施例の光学アクセサリ取付装置は、操作リングを中心軸周りに回転させる簡便な操作により、内径部に嵌挿されるレンズ鏡筒外周部を略全周から中心軸に向かって押圧し、押圧部に生じる十分な摩擦力をもってレンズ装置に装着することが出来る。
本実施例の光学アクセサリ取付装置によれば、レンズ鏡筒に加わる押圧力が略全周でほぼ均等であるため、レンズ鏡筒の真円度を大きく悪化させることがなく、光学アクセサリ取付装置の装着によるレンズ装置の光学特性への影響が大幅に軽減される。
また、装着時に略全周で弾性変形させる光学アクセサリ取付装置内径部の変形量が微小な嵌合ガタ分のみであるため、構成部材に十分な機械的強度を持たせつつ、装置装着に要する操作力を低く抑えて良好な操作性を実現することが出来る。
一方、相対的に大きく弾性変形しレンズ鏡筒外周部の係合溝に係合する係合部が円周上の一部のみであるため、上記の良好な操作性を実現する僅かな操作力で着脱時の脱落を防止することが出来る。
[実施例2]
図4は本発明が適用される光学アクセサリ取付装置の第2の実施形態における、装着時の側面断面図であり、実施例1と同一符号は同じ部材を示している。以下、実施例1と構成が異なる点について説明する。
光学アクセサリ取付装置11の固定筒としてのアダプタ本体12の最内径部にはレンズ鏡筒3を挿通する嵌合部が設けられている。また、アダプタ本体12は撮像装置側外径部に図5(b)に示すネジ部12aが形成されており、操作部材である操作リング13が螺合している。アダプタ本体12のネジ部12aよりもさらに撮像装置側には、光軸方向に切り込まれた多数のスリット12bが放射状に配設され、外周部に中心軸に対して傾きを持った当接斜面12cが形成されている。
操作リング13の内周部は、アダプタ本体12外周部の前記当接斜面12cと略等しい傾きを持った当接斜面13aと凹溝13bを備え、アダプタ本体12と抜け止めストッパー9が当接している。
略円弧状の抜け止めストッパー9は、アダプタ本体12内周部の嵌合溝12eに嵌入し一端で図4に示すビス10によりアダプタ本体12に固定されている。
このように構成された本実施例の光学アクセサリ取付装置11の、レンズ装置2への取付方法について以下に説明する。
まず、光学アクセサリ取付装置11をレンズ装置2の被写体側から嵌挿していく。このとき、アダプタ本体12と操作リング13との間のネジ部12a,13cは図5(a)のように緩んだ状態であり、操作リング13とアダプタ本体12との当接面には隙間が生じている。このため、抜け止めストッパー9の係合凸部9cはアダプタ本体12の最内径よりも径方向外側に退避している。
次に、光学アクセサリ取付装置11をレンズ鏡筒3の光軸方向当接面3bに突き当てた状態でアダプタ本体12を保持し、操作リング13を締め付け方向に回転させる。操作リング13とアダプタ本体12が当接斜面にて当接するまで操作リング13を繰出すと、図5(b)のように抜け止めストッパー9の突起部9b近傍の係合凸部9cがレンズ鏡筒3の係合溝3aに係合する。図5(b)の状態からさらに操作リング13を締め付け方向に回転させると、アダプタ本体12の当接斜面12cが光軸方向に押圧され、スリットとスリットに挟まれて形成される円周上多数の弾性片12dが縮径方向に弾性変形する。この円周上に多数設けられた弾性片12dの押止により、光学アクセサリ取付装置11をレンズ装置2へ固定することが出来る。
光学アクセサリ取付装置を11レンズ装置2から取外す際は、実施例1と同様にアダプタ本体12を保持し操作リング13を取付時と逆方向に回転させる。ネジ部12a,13cを緩める方向に操作リング13を回転させると、レンズ鏡筒3に対する押止力および抜け止めストッパー9とレンズ鏡筒3との係合を解除することができる。
上記のように、本実施例の光学アクセサリ取付装置は、操作リングを中心軸周りに回転させる簡便な操作により、内径部に嵌挿されるレンズ鏡筒外周部を略全周から中心軸に向かって押圧し、押圧部に生じる十分な摩擦力をもってレンズ装置に装着することが出来る。
本実施例の光学アクセサリ取付装置によれば、レンズ鏡筒に加わる押圧力が略全周でほぼ均等であるため、レンズ鏡筒の真円度を大きく悪化させることがなく、光学アクセサリ取付装置の装着によるレンズ装置の光学特性への影響が大幅に軽減される。
また、装着時に略全周で弾性変形させる光学アクセサリ取付装置内径部の変形量が微小な嵌合ガタ分のみであるため、構成部材に十分な機械的強度を持たせつつ、装置装着に要する操作力を低く抑えて良好な操作性を実現することが出来る。
一方、相対的に大きく弾性変形しレンズ鏡筒外周部の係合溝に係合する係合部が円周上の一部のみであるため、上記の良好な操作性を実現する僅かな操作力で着脱時の脱落を防止することが出来る。
さらに、本実施例の光学アクセサリ取付装置は、アダプタ本体に弾性片を形成することによって少ない部品点数で構成することができる。
[実施例3]
図6は本発明が適用される光学アクセサリの実施形態における、装着時の側面断面図であり、実施例1と同一符号は同じ部材を示している。以下、実施例1と構成が異なる点について説明する。
光学素子15を保持するアクセサリ鏡筒16は、最内径部にレンズ鏡筒を挿通する嵌合部が設けられている。また、アクセサリ鏡筒の16撮像装置側内周部には、中心軸に対して傾きを持った当接斜面16aと凹部16dが配設され、第一の弾性部材としての押圧リング17と、第二の弾性部材である抜け止めストッパー9がそれぞれ当接している。アクセサリ鏡筒16の撮像装置側外径部にはネジ部16bが形成されており、操作部材である操作リング18が螺合している。アクセサリ鏡筒のネジ部16bには係止溝16cが設けられ、この係止溝16cには操作リング18に固定されネジ部内径側に突出するストッパピンが19挿設される。
操作リング18は押圧リング17と光軸方向に当接するフランジ部18aを有し、外周部の円周上一箇所には操作レバー7が固定されている。
押圧リング17は最内径部にレンズ鏡筒3を挿通する嵌合部を持った略円環状の形状であり、光軸方向に切り込まれた多数のスリット17aが放射状に配設されている。また、押圧リング17の外周部にはアクセサリ鏡筒16内周部の前記当接斜面16aと略等しい傾きを持った当接斜面17bが形成されている。
略円弧状の抜け止めストッパー9は、押圧リング17内周部の嵌合溝17cに嵌入し一端で押圧リング17に固定されている。
上記のように構成される本実施例の光学アクセサリ14は、前述の実施例1、実施例2の光学アクセサリ取付装置と同様な操作により、レンズ装置への取付および取外しを行うことが出来る。すなわち、操作リングを中心軸周りに回転させる簡便な操作により、内径部に嵌挿されるレンズ鏡筒外周部を略全周から中心軸に向かって押圧し、押圧部に生じる十分な摩擦力をもってレンズ装置に装着することが出来る。
本実施例の光学アクセサリによれば、レンズ鏡筒に加わる押圧力が略全周でほぼ均等であるため、レンズ鏡筒の真円度を大きく悪化させることがなく、光学アクセサリの装着によるレンズ装置の光学特性への影響が大幅に軽減される。
また、装着時に略全周で弾性変形させる光学アクセサリ内径部の変形量が微小な嵌合ガタ分のみであるため、構成部材に十分な機械的強度を持たせつつ、装置装着に要する操作力を低く抑えて良好な操作性を実現することが出来る。
一方、相対的に大きく弾性変形しレンズ鏡筒外周部の係合溝に係合する係合部が円周上の一部のみであるため、上記の良好な操作性を実現する僅かな操作力で着脱時の脱落を防止することが出来る。
さらに、本実施例の光学アクセサリは、操作リングの操作領域とネジ部およびアクセサリ鏡筒の当接斜面が光軸方向の位置においてに重なる構造であるため、光軸方向にコンパクトな外形状とすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
11・・・光学アクセサリ取付装置
3・・・レンズ鏡筒
3c・・・係合溝
4,12・・・アダプタ本体
5,13,18・・・操作リング
8,17・・・押圧リング
9・・・抜け止めストッパー
14・・・光学アクセサリ
16・・・アクセサリ鏡筒

Claims (8)

  1. レンズ鏡筒の外周部に装着される光学アクセサリ取付装置において、光学アクセサリが連結される固定筒と、前記固定筒の中心軸周りに回動可能な操作部材と、前記固定筒または前記操作部材の内周部に当接する第一の弾性部材と第二の弾性部材を備え、前記操作部材を回動することによって、前記第一の弾性部材は前記レンズ鏡筒の外周部全周を縮径方向に押圧し、前記第二の弾性部材は前記レンズ鏡筒外周の係合溝に円周上の一部で係合することを特徴とする光学アクセサリ取付装置。
  2. 前記第一の弾性部材に当接する前記固定筒または前記操作部材の当接面と、第一の弾性部材の当接面の少なくともいずれか一方に、中心軸に対する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光学アクセサリ取付装置。
  3. 前記第二の弾性部材に当接する前記固定筒または前記操作部材の当接面と、第二の弾性部材の当接面の少なくともいずれか一方に、中心軸に対する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学アクセサリ取付装置。
  4. 前記固定筒と前記第一の弾性部材が同一部材で構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の光学アクセサリ取付装置。
  5. レンズ鏡筒の外周部に装着される光学アクセサリにおいて、光学素子を保持するアクセサリ鏡筒と、前記アクセサリ鏡筒の中心軸周りに回動可能な操作部材と、前記アクセサリ鏡筒または前記操作部材の内周部に当接する第一の弾性部材と第二の弾性部材を備え、前記操作部材を回動することによって、前記第一の弾性部材は前記レンズ鏡筒の外周部全周を縮径方向に押圧し、前記第二の弾性部材は前記レンズ鏡筒外周の係合溝に円周上の一部で係合することを特徴とする光学アクセサリ。
  6. 前記第一の弾性部材に当接する前記アクセサリ鏡筒または前記操作部材の当接面と、第一の弾性部材の当接面の少なくともいずれか一方に、中心軸に対する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の光学アクセサリ。
  7. 前記第二の弾性部材に当接する前記アクセサリ鏡筒または前記操作部材の当接面と、第二の弾性部材の当接面の少なくともいずれか一方に、中心軸に対する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の光学アクセサリ。
  8. 前記アクセサリ鏡筒と前記第一の弾性部材が同一部材で構成されることを特徴とする請求項5乃至請求項7の何れか1項に記載の光学アクセサリ。
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