JP2013156072A - 組合せ計量装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分散供給部を正確に位置決めする制御が不要となり、装置小型化が可能となり、供給能力が上がり、装置全体の処理能力が向上する組合せ計量装置を提供すること。
【解決手段】組合せ計量装置1において、供給シュート4から投入された被計量物Wをその搬送路8に受けて該搬送路8のいずれか一方の端部9a,9bから投下するとともに、搬送路8の延在方向に沿って往復移動する自動供給コンベア6を有する分散供給部5と、自動供給コンベア6の下方に複数並んで設けられ、自動供給コンベア6から投下された被計量物Wを蓄積し、被計量物Wを自動供給コンベア6の移動方向と直交する方向へと搬送してカップ33に投入する複数のフィードコンベア13を有する送り部12と、フィードコンベア13間の隙間を覆う受板17と、受板17の上面18を自動供給コンベア6の移動方向に沿った方向に往復移動するスライド枠19とを有する崩し部16と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、加工食品、食肉、カット野菜などのような粘性を有する被計量物を所定量となるように組み合わせて排出する組合せ計量装置に係り、その供給部において、被計量物を安定供給するために供給位置を振り分ける組合せ計量装置に関する。
図7及び8には従来の組合せ計量装置を示している。各図に示すように、この組合せ計量装置100は、単位が比較的小さい被計量物Wが供給部101から連続して供給され、且つこの被計量物Wが水気(粘性)を有するもの(例えば、加工食品、食肉、カット野菜など)を目標値となる所定量を満たした塊にして排出するものである。このようなWETタイプの組合せ計量装置100は、その組合せ計量部102において、複数個(図例は10個)のカップ103が横に並んで列をなし、この列が縦に複数段(図例は3段)設けられている。各カップ103は、上下が開口された中空に形成され、下部には図示しないシャッタを有し、シャッタの開閉動作によって被計量物Wを下の段に落下排出する。
各カップ103は、最上段のカップ103aが計量前の被計量物Wを貯留するプールカップ、中段のカップ103bが計量カップ、下段のカップ103cが計量後の被計量物Wを一時貯留し、所定量となるように複数のカップ103cを選択的に組み合わせるためのメモリカップである。
また、組合せ計量部102の上部には、被計量物Wの供給部101が設けられている。供給部101は、均し部104と、搬送部105とを有する。均し部104は、供給装置110から供給された被計量物Wを均し、搬送部105は、横一列に並んだプールカップ103aに被計量物Wを搬送供給する。さらに、組合せ計量部102の下部には、選択されたメモリカップ103cから排出された被計量物Wを一カ所にまとめる集合部106が設けられている。所定量となった被計量物Wは排出シュート107から下部の搬送装置111に落下排出される。
上述した組合せ計量装置100において、目標値を満たすためには、各カップ103から略均等な計量値を得ることが理想である。そのためには、供給部101がプールカップ103aに対して被計量物Wを分散供給する必要がある。ところが、WETタイプの組合せ計量装置100は、被計量物Wが粘性を有するため、供給部101における分散供給を円滑に行えず、作業者が作業台104aに立って被計量物Wを均し作業しなければならないという不便があった。
このような不便を解消するものとして、下記特許文献1に開示される、図9乃至11に示すような組合せ計量装置200が提案されている。なお、図7及び8にて示した箇所と同等又は同一の箇所には同一の符号を付し、重複するような説明は省略する。図9及び10に示すように、この組合せ計量装置200は、その上部に、分散供給部201と、送り部203とを備えている。分散供給部201は、コンベア202を有し、組合せ計量装置200の幅方向に移動可能に設けられている。また、送り部203は、列をなす複数のベルトフィーダ204からなり、分散供給部201から供給された被計量物Wを、分散供給部201の移動方向と直交する方向へと搬送し、組合せ計量部102のカップ103(プールカップ103a)に投入する。分散供給部201は、常時動いており、コンベア202の両端部から、被計量物Wが不足しているベルトフィーダ204に対して被計量物Wを補充するように選択的に供給する。
さらに、図10に示すように、組合せ計量装置200は、送り部203の被計量物Wの搬送方向Yの先端側に攪拌部205を備えている。攪拌部205は、被計量物Wの搬送方向Yと逆方向に移動して、搬送される被計量物Wに接触してこの被計量物Wを攪拌する。このとき、攪拌部205では、往復移動体206が、攪拌体207が被計量物Wの搬送方向Yと逆方向に移動する往動時に送り部203の搬送面(ベルトフィーダ204の上面)から所定高さ離れた位置で略水平に被計量物Wに接触するように攪拌体207を移動させることにより、搬送される被計量物Wを略一定厚さにする。
特開2002−107210号公報
しかしながら、上述した組合せ計量装置200は、各プールカップ103aに対応する位置に被計量物Wを正確に投入する必要があり、分散供給部201の制御は煩雑であった。ここで、図11を参照して被計量物Wを分散供給するときの分散供給部201の動作を説明する。分残供給部201は、図11(a)に示す位置を動作開始位置とした場合、コンベア202の一端部210aが5列目の貯留部208上部に位置する。5列目の貯留部208の被計量物Wの積載高さが所定以下である場合、被計量物Wを5列目の貯留部208へと落下供給する。このとき、5列目の貯留部208の被計量物Wが所定高さ以上であることをセンサ209が検出した場合は被計量物Wを投入せず、次の列(4列目)以降への投入用としてコンベア202上に載置したままの状態とする。5列目の貯留部208の被計量物Wが所定高さ以下であることをセンサ209が検出した場合は被計量物Wを投入する。以下、図11(b)及び(c)に示すように、コンベア202の一端部210aが4乃至1列目の貯留部208上部に順次位置し、センサ209が被計量物Wの貯留状態を検出し、その積載高さが所定以下である場合には被計量物Wを該当する列の貯留部208に落下供給する動作内容で、分散供給部201は各列の貯留部208に対して分散供給動作を行う。図11(c)に示す1列目の貯留部208に対する分散供給動作が終了した後、コンベア202の他端部210bが6列目の貯留部208に位置し、当該貯留部208に対して分散供給動作を行う。すなわち、コンベア202は、一列ごとに順番に位置決めするという煩雑な制御が必要であった。
また、図9に示すように、分散供給部201を位置決めするためには正逆移動の原点Oを組合せ計量装置200の外に設ける必要があり、装置大型化の問題があった。
さらに、分散供給部201は、図11を参照して上述した制御に加えて、パルス制御によって間欠的に駆動されることから、供給能力が上がらないという問題があった。供給能力が上がらないと、供給が間に合わなくなることを防ぐために組合せ計量部102の計量能力を供給能力にあわせなければならず、装置全体として処理能力が上がらなかった。このような問題は、排出シュート107からの被計量物Wの合計排出量が大きい場合などに特に顕著となる。
そこで本発明は、上記問題点を解消するためになされたもので、分散供給部から送り部に被計量物を供給するときに、分散供給部を正確に位置決めする制御が不要となり、また、装置外に分散供給部の移動のための原点を設ける必要がないため、装置小型化が可能となり、さらに、供給能力が上がるため、装置全体の処理能力が向上する組合せ計量装置を提供することを目的としている。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明に係る請求項1記載の組合せ計量装置は、供給装置から供給された被計量物Wを、縦に並んだ複数のカップ33が横一列に並んで構成される組合せ計量部32にて、所定量となるように各列の前記カップ33を組み合わせて排出する組合せ計量装置1において、
前記供給装置から供給された前記被計量物Wを投入する供給シュート4と、
前記供給シュート4から投入された前記被計量物Wを無端ベルト7からなる搬送路8に受けて該搬送路8のいずれか一方の端部9(9a,9b)から投下するとともに、前記搬送路8の延在方向に沿って往復移動する自動供給コンベア6を有する分散供給部5と、
前記自動供給コンベア6の下方に前記各列のカップ33に対応して複数並んで設けられ、前記自動供給コンベア6から投下された前記被計量物Wを蓄積し、該被計量物Wを前記自動供給コンベア6の移動方向(X方向)と直交する方向(Y方向)へと搬送して前記カップ33に投入する複数のフィードコンベア13を有する送り部12と、
前記フィードコンベア13の間を覆う受板17と、前記受板の上面18を前記自動供給コンベア6の移動方向(X方向)に沿った方向に往復移動するスライド枠19とを有する崩し部16と、
を備えることを特徴としている。
このような構成では、供給装置から供給された被計量物Wを、供給シュート4、分散供給部5、送り部12を介して組合せ計量部32を構成する各列のカップ33へと投入する。分散供給部5は、自動供給コンベア6の搬送路8のいずれか一方の端部9(9a,9b)が目標のフィードコンベア13に位置するように搬送路8の延在方向に沿って往復移動する。移動が完了した自動供給コンベア6は、無端ベルト7の回転によって、搬送路8の端部9(9a、9b)から被計量物Wを投下する。このとき、投下された被計量物Wは、目標のフィードコンベア13を中心にその両側のフィードコンベア13,13に渡って山状に蓄積する。また、被計量物Wは、受板17の上面18にも積もる。スライド枠19は、受板17の上面18を往復移動することで被計量物Wの山を崩す。これにより、被計量物Wは、徐々に平坦となり、略均等な高さとなる。
請求項2記載の組合せ計量装置は、前記自動供給コンベア6は前記フィードコンベア13に蓄積した前記被計量物Wの高さを検出するセンサ10を備えることを特徴としている。
このような構成では、センサ10は、自動供給コンベア6の往復移動に追従して、各フィードコンベア13に蓄積した被計量物Wの高さを検出する。
請求項3記載の組合せ計量装置は、前記受板17の前記上面18は平坦に形成され、前記スライド枠19は前記受板17の前記上面18に支持されていることを特徴としている。
このような構成では、スライド枠19は、平坦な受板17の上面18を摺動する。このとき、スライド枠19と上面18との間に隙間は生じない。
請求項4記載の組合せ計量装置は、上記請求項3記載の組合せ計量装置において、前記スライド枠19が、前記受板17の前記上面18に載置される平行な複数の杆材20と、前記杆材20を連結する一対の平行な連結材21によって梯子状に形成されていることを特徴としている。
このような構成では、スライド枠19は、梯子状の一体ものとなり、往復移動するときには複数の杆材20が一括摺動する。
本発明に係る請求項1記載の組合せ計量装置によれば、崩し部において、スライド枠が受板の上面を往復移動して被計量物の山を崩すことにより、フィードコンベアに蓄積した被計量物は略均等な高さとなることから、従来のように、被計量物が不足している位置に正確に投下させるような細かい制御が不要となる。これにより、装置外に移動原点を設ける必要がなくなり、装置小型化が可能となる。また、分散供給部を正確に位置決めする必要がなくなることで供給スピードがアップする。すなわち、分散供給部の供給能力が上がる。供給能力が上がると、装置全体の処理能力向上も可能となる。
請求項2記載の組合せ計量装置によれば、被計量物が不足している位置に対して、直接的に、且つ迅速に被計量物を供給することができる。
請求項3記載の組合せ計量装置によれば、スライド枠が往復移動することにより、受板の上面の被計量物を両側のフィードコンベアに確実に振り落とすことができる。
請求項4記載の組合せ計量装置によれば、スライド枠の取り扱いが容易となる。具体的には、スライド枠の清掃や交換が容易となる。
本発明に係る組合せ計量装置を示す斜視図である。 崩し部を示す正面図である。 崩し部を示す平面図である。 均し部を示す側面図である。 (a),(b),(c)崩し部による崩し動作を示す正面図である。 均し部による均し動作を示す側面図である。 従来の組合せ計量装置を示す正面図である。 同平面図である。 他の従来の組合せ計量装置を示す正面図である。 同側面図である。 (a),(b),(c)図9及び10に示した分散供給部の動作説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1に示すように、この実施の形態(組合せ計量装置1)は、図示しない供給装置から供給された被計量物Wを後述する組合せ計量部32にて所定量となるように組み合わせて排出する。組合せ計量装置1はWETタイプであり、被計量物Wが加工食品、食肉、カット野菜などの水気(粘性)を有するものである。組合せ計量装置1は、被計量物Wが供給される上流側から順に、供給部2と、分散供給部5と、送り部12と、崩し部16と、均し部23と、組合せ計量部32と、集合排出部34とを備えて大略構成されている。
「供給部」
供給部2は、横引きコンベア3と、供給シュート4とを備えている。横引きコンベア3は、図示しない供給装置から搬送してきた被計量物Wを供給シュート4に投入する。供給シュート4は、投入された被計量物Wを、この供給シュート4の下方に設けられた分散供給部5に投入する。なお、供給シュート4には所定タイミングで被計量物Wが供給される。
「分散供給部」
分散供給部5は、ベルトコンベアからなる自動供給コンベア6を備えている。自動供給コンベア6は、供給部の供給シュート4から投入された被計量物Wを無端ベルト7の上側周回面からなる搬送路8に受けて、受けた被計量物Wを搬送路8のいずれか一方の端部9(9a,9b)から下方に設けられた送り部12に投下(分散供給)する。自動供給コンベア6は、搬送路8の延在方向(長手方向)に沿って往復移動する。なお、自動供給コンベア6は、常時動いている。
分散供給部5には自動供給コンベアの移動方向(図中のX方向)に延びる図示しない支持レールが固定されており、自動供給コンベア6はこの支持レールに直線移動自在に支持されている。支持レールにはラックが設けられており、ラックは自動供給コンベアに設けられた図示しない駆動モータのピニオンギアに噛合する。これにより、自動供給コンベア6は、駆動モータの駆動によりX方向に移動自在となる。
自動供給コンベア6の両端部9a,9bには投入検出センサが10が設けられている。投入検出センサ10は、後述する送り部12に蓄積した被計量物Wの高さを検出する。
また、自動供給コンベア6は、従来のような駆動制御のための原点を必要とせず、後述する複数のフィードコンベア13のうち、両端のフィードコンベア13に搬送路8の両端部9a,9bが一致する範囲で往復移動する。そのため、投入検出センサ10は、自動供給コンベア6の搬送路8の両端部9a,9bのそれぞれに設けられている。
投入検出センサ10に検出された送り部12における被計量物Wの高さは、高さ信号として制御部11に送られる。制御部11は、この高さ信号に基づいて、搬送路8の供給端部9a(又は9b)の位置決め、及び無端ベルト7の正逆回転を制御する。
「送り部」
送り部12は、自動供給コンベア6の下方に平行に並んで設けられた複数(図1の例は12個)のベルトコンベアからなるフィードコンベア13を備えている。各フィードコンベア13は、自動供給コンベア6から投下された被計量物Wを無端ベルト14の上側周回面からなる搬送路15に受けて、受けた被計量物WをX方向と直交する方向(図中のY方向)に搬送し、その搬送方向の先端側を組合せ計量部32に延出させている。
フィードコンベア13は、このフィードコンベア13に蓄積した被計量物WをY方向に搬送し、被計量物Wを組合せ計量部32のカップ33(プールカップ33a)に投入する。
なお、図1の例では、上述した自動供給コンベア6は、フィードコンベア13の5個分ほどの長さを有している。また、自動供給コンベア6は、その搬送路8の供給端部(一端部)9aが例えば左から7個目のフィードコンベア13上に位置するとき、他端部9bが左から1個目のフィードコンベア13上に位置する。
「崩し部」
崩し部16は、受板17と、スライド枠18とを備えており、送り部12のフィードコンベア13上の中途位置、具体的には、自動供給コンベア6が被計量物Wを投下する位置に設けられている。図2及び3に示すように、受板17は、金属製であり、その上面18が平坦な断面略コ字形に形成され、平行に並んだフィードコンベア13間(の隙間)を覆うように設けられている。
スライド枠19は、各受板17の上面18に載置される平行な複数の杆材20と、これらの杆材20を連結するX方向に平行に延びた一対の連結材21とによって梯子状に一体形成されている。杆材20は、上向きに凸の断面略三角形に形成されている。また、スライド枠19の一端部はアクチュエータ22に接続されており、組合せ計量装置1の稼動中はX方向に常時往復移動する。このとき、受板17の上面18に支持される杆材20は、上面18を摺動しながらその面内をX方向に往復移動する。なお、杆材20が受板17の上面18を摺動するため、杆材20と受板17の上面18との間に隙間は発生しない。スライド枠19が往復移動すると、全ての受板17の上面18において各杆材20が被計量物Wを両側のフィードコンベア13のいずれかへと振り分ける動作を行う。
また、スライド枠19は、アクチュエータ22に対して着脱自在に取り付けられている。そのため、スライド枠19がアクチュエータ22から取り外されると、スライド枠19は、受板17の上面18に載置されているだけであり、一体ものであるため、組合せ計量装置1から簡単に取り出すことができる。したがって、スライド枠19の取り扱い、具体的にはスライド枠19の清掃や交換は容易となる。
さらに、スライド枠19は、テフロン(登録商標)製である。そのため、金属製の受板17の上面18を摺動しても、金属同士が摺動するときのような金属粉などの異物が発生することがないため、食品などを扱う上で非常に衛生的であり、また、安全である。
「均し部」
均し部23は、フィードコンベア13上における搬送方向の先側に設けられている。図4に示すように、均し部23は、フィードコンベア13に搬送されている被計量物Wを略均等な厚さとなるように均すための均し板24と、均し板24を所定軌跡で移動させる往復動作手段25と、均し板24をリンク部26を介して駆動する駆動モータ27とを備えている。均し板24は、複数並んだフィードコンベア13に応じたピッチで複数の均し片28を備えている。これらの均し片28は、互いに所定の隙間を有している。
駆動モータ27は、フィードコンベア13の搬送動作に連動して均し板24を回転駆動する。これにより、往復動作手段25において、偏芯カム29が回転し、リンク部26が均し板24を高さ方向に上下動させる。これに加えて、支持体30には揺動アーム31が連結されているため、均し板24は、往復で異なる軌跡となって移動する。
このような均し部23を備えることにより、作業者などが人手で被計量物Wを均し作業する必要がなくなり、これに伴い人件費などを抑えることができる。
「組合せ計量部」
図1に示すように、組合せ計量部32は、上下が開口された中空に形成され、下部に図示しないシャッタを有するカップ33が、縦(Z方向)に3段並んで、横(X方向)に12列の列をなして設けられている。各カップ33は、最上段がプールカップ33a、中段が計量カップ33b、下段がメモリカップ33cである。なお、各カップ33a,33b,33cは、シャッタの開閉動作によって被計量物Wを下の段に落下排出する。
プールカップ33aは、計量前の被計量物Wを所定量貯留した後に排出する。計量カップ33bは、このカップ33bに収容した被計量物Wの重量をロードセルなどの秤量手段で計量する。メモリカップ33cは、計量後の被計量物を一時貯留し、所望する目標重量を満たす複数のカップ33cを選択的に組み合わせるために用いる。なお、計量カップ33b及びメモリカップ33cを組み合わせる対象として設定することで組合せに参加可能なカップ数を増やすこともできる。このようなカップの組合せ設定や、上述したスライド枠の駆動、その他の各部の駆動制御などは制御部11が統括制御する。
「集合排出部」
集合排出部34は、メモリカップ33cの下方に位置する揺動ホッパ35と、集合コンベア36と、排出シュート37とを備えている。揺動ホッパ35は、Y方向に揺動することで、メモリカップ33cから落下排出された被計量物Wを複数の集合コンベア36に振り分ける。ベルトコンベアからなる集合コンベア36は、Y方向に二つずつ設けられ、被計量物Wを装置中央に向けて集合させるように搬送し、排出シュート37に投入する。排出シュート37は、集合コンベア36によって集合された被計量物Wの塊を組合せ計量装置1の下部に配設された排出装置38に落下排出する。
ここから、上述した組合せ計量装置1の特に崩し部16の動作を説明する。
供給部2の供給シュート4に被計量物Wが投入されると、供給シュート4は、更に投入された被計量物Wを自動供給コンベア6の搬送路8に投入する。
図5(a)に示すように、自動供給コンベア6は、目標となるフィードコンベア13上の位置に搬送路8の供給端部(一端部9a)が一致するようにX方向に往復移動する。移動が完了した自動供給コンベア6は、無端ベルト7の回転によって、搬送路8の一端部9aから被計量物Wを目標位置付近に投下する。投下された被計量物Wは、目標とされたフィードコンベア13を中心にその両側のフィードコンベア13,13に渡って山状となる。
このとき、図5(b)に示すように、被計量物Wは、受板17の上面18にも積もる。受板17の上面18に積もった被計量物Wは、受板17の上面18のその面内にてX方向に往復移動する崩し部16のスライド枠19によって崩される。崩された被計量物Wは、図5(c)に示すように、両側のフィードコンベア13に徐々に振り分けられ、各フィードコンベア13上で略均等な高さとなる。
このように、組合せ計量装置1は、従来では一つ一つのフィーダ(フィードコンベア)に正確に投下していた被計量物Wを、目標のフィードコンベア13を中心に大量にまとめて山状になることもかまわずに投下する。これにより、送り部12への被計量物Wの供給スピードが大幅にアップする。受板17の上面18を含めて複数のフィードコンベア13に渡って山状に積もった被計量物Wは、それぞれの受板17の上面18で杆材20を摺動させるスライド枠19によって、徐々に崩され、最終的にはそれぞれのフィードコンベア13上で略均等な高さ(すなわち、量)となる。このように、組合せ計量装置1は、崩し部16によって、送り部12に対する大量の被計量物Wの一括供給を実現している。
このような崩し部16の動作により、各フィードコンベア13には常時一定量の被計量物Wが貯留されるようになる。そして、フィードコンベア13は、被計量物Wを組合せ計量部32のプールカップ33aに向けて搬送する。フィードコンベア13の搬送方向(Y方向)の先側には均し部23があり、被計量物Wは、均し部23の均し板24によって、フィードコンベア13上で高さ(厚さ)が更に略均等化された後にプールカップ33aに落下排出される。
均し板24は、その往動時には図4に示すように、フィードコンベア13の搬送方向と逆方向に移動する。このとき、均し板24の均し片28の下端部は、フィードコンベア13の搬送路15の面の高さ位置よりも所定高さ上方位置(距離L)を略水平に移動する(図中のA1方向)。均し片28は互いに所定間隔を有しており、被計量物Wの厚さが距離L程度で略均等となるように被計量物Wを均す。
また、均し板24は、その復動時には図6に示すように、フィードコンベア13の搬送方向と同方向に移動する。このとき、均し片28の下端部は、往動時の軌跡よりも所定高さ上方位置を移動する。これにより、均し片28は、被計量物Wにほとんど接触せずにその厚さを維持させたまま往動開始前の状態に復帰する(図中のA2方向)。
以上説明したような動作を繰り返すことにより、均し部23はフィードコンベア13に搬送される被計量物Wの厚さを略均等化することができる。これにより、フィードコンベア13は、組合せ計量部32の各プールカップ33aに略一定量ずつ被計量物Wを供給可能となる。
さらに、組合せ計量部32では、各プールカップ33aに略一定量ずつ被計量物Wが供給されることにより、カップ33a内の被計量物Wの貯留状態が安定するため、プールカップ33aの下段の計量カップ33bに対する一回の被計量物Wの排出量を各カップ33aで略均一にすることができる。これにより、組合せ計量部32における組合せ計量精度が向上し、装置全体の処理能力が向上するようになる。特に少量計量時など、各フィードコンベア13に搬送される被計量物Wの搬送量を少量化する必要があるときに、均し部23を備えることにより、フィードコンベア13が搬送する被計量物Wに塊が生じず、逆に塊を解かす作用があるため、安定供給を実現することができる。
上述した実施の形態によれば、崩し部16において、スライド枠19が受板17の上面18を往復移動して被計量物Wの山を崩すことにより、フィードコンベア13に蓄積した被計量物Wは略均等な高さとなることから、従来のように、被計量物Wが不足している位置に正確に投下させるような細かい制御が不要となる。これにより、装置外に移動原点を設ける必要がなくなり、装置小型化が可能となる。また、分散供給部5を正確に位置決めする必要がなくなることで供給スピードがアップする。すなわち、分散供給部5の供給能力が上がる。供給能力が上がると、装置全体の処理能力向上も可能となる。
また、自動供給コンベア6が投入検出センサ10を備えることにより、被計量物Wが不足している位置に対して、直接的に、且つ迅速に被計量物Wを供給することができる。
さらに、スライド枠19が往復移動することにより、受板17の上面18の被計量物Wを両側のフィードコンベア13,13に確実に振り落とすことができる。
また、スライド枠19の取り扱いが容易となる。具体的には、スライド枠19の清掃や交換が容易となる。
1…組合せ計量装置
4…供給シュート
5…分散供給部
6…自動供給コンベア
7…無端ベルト
8…搬送路
9…搬送路の端部
10…センサ(投入検出センサ)
12…送り部
13…フィードコンベア
16…崩し部
17…受板
18…受板の上面
19…スライド枠
20…杆材
21…連結材
32…組合せ計量部
33…カップ
W…被計量物

Claims (4)

  1. 供給装置から供給された被計量物(W)を、縦に並んだ複数のカップ(33)が横一列に並んで構成される組合せ計量部(32)にて、所定量となるように各列の前記カップを組み合わせて排出する組合せ計量装置(1)において、
    前記供給装置から供給された前記被計量物を投入する供給シュート(4)と、
    前記供給シュートから投入された前記被計量物を無端ベルト(7)からなる搬送路(8)に受けて該搬送路のいずれか一方の端部(9)から投下するとともに、前記搬送路の延在方向に沿って往復移動する自動供給コンベア(6)を有する分散供給部(5)と、
    前記自動供給コンベアの下方に前記各列のカップに対応して複数並んで設けられ、前記自動供給コンベアから投下された前記被計量物を蓄積し、該被計量物を前記自動供給コンベアの移動方向と直交する方向へと搬送して前記カップに投入する複数のフィードコンベア(13)を有する送り部(12)と、
    前記フィードコンベアの間を覆う受板(17)と、前記受板の上面(18)を前記自動供給コンベアの移動方向に沿った方向に往復移動するスライド枠(19)とを有する崩し部(16)と、
    を備えることを特徴とする組合せ計量装置。
  2. 前記自動供給コンベア(6)は前記フィードコンベア(13)に蓄積した前記被計量物(W)の高さを検出するセンサ(10)を備えることを特徴とする請求項1記載の組合せ計量装置。
  3. 前記受板(17)の前記上面(18)は平坦に形成され、前記スライド枠(19)は前記受板の前記上面に支持されていることを特徴とする請求項1又は2記載の組合せ計量装置。
  4. 前記スライド枠(19)が、前記受板(17)の前記上面(18)に載置される平行な複数の杆材(20)と、前記杆材を連結する一対の平行な連結材(21)によって梯子状に形成されていることを特徴とする請求項3記載の組合せ計量装置。
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