JP2013155887A - 調理容器検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスコンロの使用に伴う煮こぼれ汁や油汚れなどの影響を受けることなく、調理容器の有無および調理容器の底部の温度を検出可能とする。
【解決手段】五徳上に調理容器が置かれると、感熱ヘッドを付勢するコイルバネ120のバネ長が変化する。このバネ長の変化を、電磁誘導現象を用いて検出する。バネ長の変化は、五徳上に調理容器が置かれたり外されたりする動作と連動するので、五徳上の調理容器の有無を検知することができる。また、電磁誘導現象によって検出するのであれば、リード線140で電気的に接続されていればよい。このため、ガスコンロの使用に伴う煮こぼれ汁や油汚れなどによってリード線が支持パイプ内を移動し難くなったとしても、調理容器の有無および調理容器の底部の温度を検出することが可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ガスコンロの五徳上に載置された鍋などの調理容器の有無を検知する調理容器検知装置に関する。
ガスコンロの五徳上に鍋などの調理容器が置かれると、調理容器の底部で押し下げられることによって調理容器の有無を検知し、同時に温度センサーによって調理容器の底部の温度を検出することが可能な調理容器検知装置が知られている(特許文献1、特許文献2など)。この温度センサー付きの調理容器検知装置では、調理容器の有無と、調理容器の底部の温度とを検出可能とするために、次のような構造が採用されている。
環状のコンロバーナーのほぼ中央に支持パイプが立設されており、支持パイプの上端には摺動可能な状態で感熱ヘッドが設けられている。この感熱ヘッドは、支持パイプとの間に設けられた付勢バネによって上方に付勢されて、五徳のほぼ中央の位置から五徳よりも上方に突出されている。感熱ヘッドには温度センサーが内蔵されており、温度センサーに接続されたリード線が支持パイプ内を通って支持パイプの開放端から引き出されている。また、リード線は支持パイプ内を移動自在となっており、更にリード線には、近接スイッチあるいはリードスイッチなどのスイッチが取り付けられている。このため、五徳上に調理容器が置かれると、調理容器の底部で感熱ヘッドが押し下げられて、温度センサーから引き出されたリード線が支持パイプ内を移動し、リード線とともにスイッチも移動する。そして、スイッチの移動経路には、スイッチのON/OFFを切り換える部材(当接部あるいは磁石など)が設けられている。このため、五徳上に置かれた調理容器の有無によってスイッチのON/OFFが切り換わることとなり、その結果、調理容器の有無を検出することが可能となる。また、五徳上に調理容器が置かれると、コイルバネによって感熱ヘッドが調理容器の底部に押し付けられて調理容器の底部に密着された状態となるので、感熱ヘッド内の温度センサーを用いて調理容器の底部の温度を検出することが可能となる。
特開2005−214473号公報 特開2006−034783号公報
しかし、上述した温度センサー付きの調理容器検知装置では、ガスコンロの使用に伴う煮こぼれ汁や油汚れなどの影響でリード線が支持パイプ内を自在に移動できなくなると、五徳上の調理容器の有無に対応してスイッチが移動しなくなり、その結果、調理容器の有無を正しく検知することができなくなるという問題があった。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題に対応してなされたものであり、ガスコンロの使用に伴う煮こぼれ汁や油汚れなどの影響を受けることなく、調理容器の有無および調理容器の底部の温度を常に正しく検出可能な調理容器検知装置の提供を目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の調理容器検知装置は次の構成を採用した。すなわち、
ガスコンロの五徳上に置かれた調理容器の有無を検知する調理容器検知装置において、
前記五徳上の前記調理容器が置かれる面よりも上方に突出して設けられ、温度センサーが内蔵された感熱ヘッドと、
前記感熱ヘッドを上方に付勢し、且つ前記五徳上に前記調理容器が置かれるとバネ長が変化するコイルバネと、
前記コイルバネのバネ長が変化したことを電磁誘導現象を用いて検出することにより、前記調理容器の有無を検知する調理容器検知手段と、
を備えることを特徴とする。
かかる本発明の調理容器検知装置においては、温度センサーが内蔵された感熱ヘッドを、五徳上に置かれた調理容器の底部に密着させるために、感熱ヘッドはコイルバネによって上方に付勢されている。このため、五徳上に調理容器が置かれると、感熱ヘッドを上方に付勢していたコイルバネのバネ長が変化することになる。例えば、コイルバネが圧縮した状態で取り付けられることで感熱ヘッドを付勢していた場合は、調理容器が置かれることでコイルバネのバネ長が短くなる。そこで、コイルバネのバネ長の変化を、電磁誘導現象を用いて検出する。
コイルバネのバネ長の変化は、五徳上に調理容器が置かれたり、調理容器が外されたりする動作と連動する。従って、バネ長の変化を検出すれば、五徳上の調理容器の有無を検知することができる。また、詳細には後述するが、コイルバネのバネ長の変化は電磁誘導現象を用いて検出することができる。そして、電磁誘導現象を用いて検出するのであれば、支持パイプ内を自在に移動可能にリード線を設ける必要はなく、温度センサーと同様に単にリード線が電気的に接続されていればよい。このため、ガスコンロの使用に伴う煮こぼれ汁や油汚れなどの影響を受けることなく、調理容器の有無および調理容器の底部の温度を検出することが可能となる。
また、上述した本発明の調理容器検知装置においては、コイルバネのバネ長が変化したことを、次のようにして検出してもよい。先ず、コイルバネの端部に磁石を設けておく。そして、コイルバネのバネ長が変化したときに、コイルバネを形成するバネ素線の一端と他端との間で生じる電磁誘導起電力を検出する。尚、コイルバネの端部とは、磁石が形成する磁界の範囲であればよく、コイルバネの端面から内側の部分でも良いし、コイルバネの端面の外側の部分でも良いし、更には、コイルバネの端面から側方の部分でも良い。
電磁誘導起電力は、電圧あるいは電流を検出することによって容易に検出することができるので、ガスコンロの使用に伴う煮こぼれ汁や油汚れなどの影響を受けることなく、調理容器の有無を検知することが可能となる。
また、上述した本発明の調理容器検知装置においては、コイルバネのバネ長が変化したことを、次のようにして検出することもできる。先ず、コイルバネの端部にマグネットピックアップを設けておく。ここでマグネットピックアップとは、内側に磁石が設けられた電磁コイルが容器内に収納され、あるいは樹脂やセラミックスなどでモールドされて、リード線が引き出された電子部品である。そして、コイルバネのバネ長が変化したときに、マグネットピックアップ内の電磁コイルに生じる電磁誘導起電力を検出する。
このようにしても、ガスコンロの使用に伴う煮こぼれ汁や油汚れなどの影響を受けることなく、調理容器の有無を検知することが可能となる。
また、上述した本発明の調理容器検知装置においては、調理容器が五徳上に置かれたのか、あるいは五徳上から外されたのかを、電磁誘導起電力の正負の極性に基づいて判断して、調理容器の有無を検知してもよい。
五徳上に調理容器が置かれた場合と、調理容器が外された場合とでは、発生する電磁誘導起電力の正負の極性が逆になる。従って、電磁誘導起電力の正負の極性から、調理容器が置かれたのか、外されたのかを判断することができ、その結果、五徳上の調理容器の有無をより正しく検知することが可能となる。
本実施例の調理容器検知装置100を搭載したガスコンロ1の構造を示す断面図である。 感熱ヘッド110の断面を取ることによって本実施例の調理容器検知装置100の構造を示した説明図である。 本実施例の調理容器検知装置100の動作を示す説明図である。 第1変形例の調理容器検知装置200の内部構造を示す断面図である。 五徳上に調理容器が置かれた時の第1変形例の調理容器検知装置200の内部状態を示す断面図である。 第2変形例の調理容器検知装置300の内部構造を示す断面図である。 五徳上に調理容器が置かれた時の第2変形例の調理容器検知装置300の内部状態を示す断面図である。
図1は、本実施例の調理容器検知装置100を搭載したガスコンロ1の構造を示す断面図である。ガスコンロ1は、コンロ本体(図示せず)の上面を覆って設けられ且つバーナー用開口4が形成された天板2と、バーナー用開口4に臨んで設けられて燃料ガスを燃焼させることによって調理容器を加熱するコンロバーナー10と、鍋などの調理容器が置かれる五徳20と、五徳20上に置かれた調理容器の有無を検知するための調理容器検知装置100などを備えている。
コンロバーナー10は、燃料ガスと空気とが混合される混合管11と、混合管11に連なる環状のバーナーボディ12と、バーナーボディ12の上に載置された環状のバーナーキャップ13などを備えている。バーナーキャップ13の外周部の下面側には複数の歯形が形成されている。また、バーナーボディ12は板金製の外筒12aと、同じく板金製の内筒12bとを有しており、外筒12aには、バーナーキャップ13の歯形が着座して複数の炎孔13fが形成される着座部12cと、着座部12cから外方に向けて斜め下方に張り出した煮こぼれカバー部12dとが形成されている。更に煮こぼれカバー部12dには、バーナー用開口4内に落下する煮こぼれ汁を受ける環状の汁受け皿14が、着脱自在に取り付けられている。また、天板2に開設されたバーナー用開口4と、汁受け皿14との間の隙間は、上方から五徳枠22で覆われており、五徳枠22には五徳20が取り付けられている。
コンロバーナー10の中央には、バーナーボディ12の内側の空間(ボディ内空間12h)およびバーナーキャップ13の内側の空間(キャップ内空間13h)を貫通するように支持パイプ18が設けられており、支持パイプ18は、コンロバーナー10が載置された支持板16に取付金具18bによって固定されている。また、支持パイプ18の上端には、略円筒形の感熱ヘッド110が、支持パイプ18に対して摺動可能に取り付けられている。詳細には後述するが、感熱ヘッド110には温度センサーやコイルバネが内蔵されており、コイルバネが感熱ヘッド110を上方に付勢する結果、感熱ヘッド110の上部が五徳20の上面(調理容器が置かれる面)よりも突出した状態となっている。従って、五徳20上に調理容器が置かれると、調理容器の底部で感熱ヘッド110が押し下げられると共に、感熱ヘッド110の上面がコイルバネによって押し付けられて調理容器の底部に密着する。このため調理容器の底部と感熱ヘッド110とが同じ温度となり、感熱ヘッド110に内蔵した温度センサーで調理容器の底部の温度を検出可能となる。また、感熱ヘッド110の温度センサーからはリード線が引き出され、リード線は支持パイプ18の内部を通って制御部190に接続されている。本実施例では、感熱ヘッド110や、支持パイプ18、感熱ヘッド110に内蔵された温度センサー、コイルバネ、制御部190などが調理容器検知装置100を構成する。
図2は、感熱ヘッド110の断面を取ることによって調理容器検知装置100の構造を示した説明図である。感熱ヘッド110は、板金によって形成された略円筒形状の内筒114と、板金製で内筒114を囲うように設けられて、内筒114の外周側壁に溶接された略円筒形状の外筒112と、略円板形状に形成されて内筒114の上端を閉塞するように溶接された金属製の集熱板116と、集熱板116の裏側に取り付けられた温度センサー118などから構成されている。尚、温度センサー118としては、いわゆるサーミスターのように温度に応じて抵抗値が変化する素子や、温度に応じて電圧を発生させる素子などを用いることができる。温度センサー118から引き出された2本のリード線150は、支持パイプ18の内部を通って制御部190(図1参照)に接続されている。
集熱板116の裏面側の中央には、中空の円柱形状の凸部116tが突設されており、温度センサー118は、凸部116tの中空の穴の奥に取り付けられている。また、集熱板116の裏面側には、凸部116tの外周に円環形のスペーサー120sが嵌め込まれ、更にスペーサー120sを介して、中空の円柱形状の永久磁石130が凸部116tに嵌め込まれている。尚、後述する理由から、スペーサー120sは、ガラスあるいはセラミックスなどの耐熱性および絶縁性を備える材料で形成されている。
支持パイプ18は、上端付近で拡径された後に、管端が縮径されることによって上端面がほぼ平らに形成されている。支持パイプ18の拡径された部分は、内筒114の内側に挿入されて、内筒114の軸方向に移動可能となっている。また、内筒114の下端側は縮径されており、支持パイプ18の拡径部分が内筒114内に挿入された状態で内筒114が移動しても、支持パイプ18から外れないようになっている。更に、内筒114内には、金属製のコイルバネ120が少し圧縮された状態で収納されており、このため感熱ヘッド110は、コイルバネ120によって常に上方に付勢された状態となっている。尚、コイルバネ120の下端と支持パイプ18の上端面との間には、円環形状のスペーサー122sが設けられており、このスペーサー122sも、コイルバネ120の上端に設けられたスペーサー120sと同様に、ガラスあるいはセラミックスなどの耐熱性および絶縁性を備える材料で形成されている。
また、内筒114の内側(コイルバネ120との間)には、耐熱性および絶縁性を備える樹脂材料(テフロン(登録商標)など)で形成された円筒形状のスペーサー120tが挿入されている。尚、スペーサー120tを挿入する替わりに、テフロン(登録商標)やセラミックスなどの絶縁体による皮膜を、内筒114の内周面に形成することとしても良い。このように、コイルバネ120の周囲を絶縁性のある材料で囲うのは、本実施例の調理容器検知装置100ではコイルバネ120を単なるバネとしてだけでなく、後述するように電磁コイルとして利用するためである。すなわち、本実施例では、金属製のコイルバネ120を形成するバネ素線の一端および他端のそれぞれにリード線140が接続されており、リード線140は支持パイプ18の内部を通って制御部190(図1参照)に接続されている。
このような構造を有する本実施例の調理容器検知装置100においては、五徳20上に調理容器が置かれると、調理容器の底部がコイルバネ120の力に抗して感熱ヘッド110を押し下げる。その結果、集熱板116が調理容器の底部に押し付けられて、温度センサー118で調理容器の底部の温度を正しく計測することができる。また、コイルバネ120の上端付近には、コイルバネ120とほぼ同軸に永久磁石130が設けられており、コイル状に巻回されてコイルバネ120を形成するバネ素線の両端からは、それぞれリード線140が引き出されて制御部190に接続されている。このため、以下のようなメカニズムによって、五徳20上に置かれた調理容器の有無を検知することができる。尚、本実施例においては、永久磁石130と、リード線140と、リード線140が接続された制御部190とが、本発明における「調理容器検知手段」に対応する。
図3は、本実施例の調理容器検知装置100が五徳20上の調理容器の有無を検知する動作を示した説明図である。図3(a)は五徳20上に調理容器が置かれていない状態(鍋無し時)を表しており、図3(b)は調理容器が置かれた状態(鍋有り時)を表している。尚、図3では、図示が煩雑となることを避けるために、調理容器の有無の検知に係わる部品を太い実線で表示し、それ以外の部品は細い実線で表示している。
図3(a)に示されるように、鍋無し時には、コイルバネ120によって感熱ヘッド110が上限まで移動しており、コイルバネ120のバネ長が長くなっている。また、コイルバネ120の上端付近には永久磁石130が設けられており、永久磁石130の周囲には磁場が形成されている。図3中に破線で示した矢印は、磁場によって生じた磁束を表している。尚、磁場の向き(図中の矢印の向き)は永久磁石130の磁極の向きに依存しており、図示した例では永久磁石130の下側がN極、上側がS極に着磁された場合が示されている。永久磁石130の上側がN極、下側がS極に着磁されている場合は、磁場の向き(図中の矢印の向き)が逆向きになる。
永久磁石130はコイルバネ120の内側に設けられているので、永久磁石130から出た磁束は、初めのうちはコイルバネ120の内側を他端に向かって進行する。しかし鍋無し時は、図3(a)に示すようにコイルバネ120のバネ長が長いので、多くの磁束がコイルバネ120の側面から外側に出てしまう。これに対して鍋有り時は、図3(b)に示すようにコイルバネ120のバネ長が短くなるので、永久磁石130から出た磁束の多くがコイルバネ120の内側を通過して反対側の端面から出るようになる。このため、コイルバネ120の内側を通過する磁束は、鍋無し時には少なく、鍋有り時には多くなる。
そして、ファラデーの電磁誘導の法則によれば、電磁コイル(ここではコイルバネ120)の内側を通過する磁束が増減すると、電磁コイルにはその磁束の増減を打ち消す方向の起電力(電磁誘導起電力)が発生する。従って、五徳20上に調理容器を置くと、図3(a)に示した鍋無し時の状態から図3(b)の鍋有り時の状態に変化するので、コイルバネ120の内側を通過する磁束が増加して、磁束の増加を打ち消す方向の起電力がコイルバネ120に発生する。また、五徳20上に置かれた調理容器を外すと、図3(b)に示した鍋有り時の状態から図3(a)の鍋無し時の状態に変化するので、コイルバネ120の内側を通過する磁束が減少して、コイルバネ120には磁束の減少を打ち消す方向の起電力が発生する。尚、ここでいう「磁束の増減」とは、正確には「磁界の強さが変化すること」を意味している。
そこで、コイルバネ120の両端から引き出したリード線140を制御部190(図1参照)に接続して、コイルバネ120に生じた起電力を検出することで、五徳20上に調理容器が置かれたこと、あるいは五徳20上から調理容器が外されたことを検出する。こうすれば、調理容器の有無を検知することが可能となる。また、上述した説明から明らかなように、五徳20上に調理容器が置かれた場合と五徳20上から調理容器が外された場合とでは、コイルバネ120に生じる起電力の正負の極性が逆になる。このため、検出された起電力の極性によって、調理容器が置かれたのか外されたのかを正しく判断することができる。尚、起電力の極性は、調理容器が置かれた時と外された時とで逆になるが、正負何れの極性になるかは、永久磁石130の着磁方向によって決定される。
以上の説明から明らかなように、本実施例の調理容器検知装置100では、感熱ヘッド110に内蔵された温度センサー118およびコイルバネ120が制御部190と電気的に接続されていれば、調理容器の底部の温度および調理容器の有無を検知できる。このため、たとえ煮こぼれ汁や油汚れなどの影響でリード線140,150が支持パイプ18内を移動し難くなったとしても何ら影響を受けることなく、調理容器の底部の温度および調理容器の有無を検知可能となる。
また、本実施例の調理容器検知装置100は、調理容器の底部に感熱ヘッド110の集熱板116を押し付けるためのコイルバネ120を、調理容器の有無を検知するための電磁コイルとして利用する。このため、調理容器の底部の温度を検出するための構成に対して、永久磁石130と、コイルバネ120に接続されるリード線140と、コイルバネ120を絶縁するためのスペーサー類とを追加するだけの単純な構造で調理容器の有無を検知することが可能となる。
尚、以上の説明では、永久磁石130はコイルバネ120の上部(集熱板116の裏面側)に取り付けられているものとした。しかし、図3を用いて説明した調理容器の有無を検知するメカニズムから明らかなように、永久磁石130はコイルバネ120の下部(スペーサー122sの上)に設けても良い。また、永久磁石130は、コイルバネ120の端面からコイルバネ120の内部に挿入された状態で設けられているものとして説明したが、コイルバネ120の端面付近であれば、コイルバネ120の外側に永久磁石130を設けても良い。
上述した本実施例の調理容器検知装置100には幾つかの変形例が存在する。以下ではこれら変形例について、本実施例の調理容器検知装置100との相違点を中心として簡単に説明する。
上述した実施例の調理容器検知装置100では、感熱ヘッド110を構成する内筒114の内部にコイルバネ120が設けられているものとして説明した。しかしコイルバネ120は、感熱ヘッド110を上方に向けて付勢することができれば十分であり、感熱ヘッド110の下方に設けることもできる。そして、コイルバネ120が感熱ヘッド110の下方に設けられている場合でも、コイルバネ120を電磁コイルとして利用することで、五徳20上に置かれた調理容器の有無を検知することができる。
図4には、このような第1変形例の調理容器検知装置200の内部構造が例示されている。尚、図4は、五徳20上に調理容器が置かれていない状態を示している。図示した第1変形例の調理容器検知装置200においても、前述した実施例の調理容器検知装置100と同様に、感熱ヘッド210は内筒214と、外筒212と、集熱板216と、温度センサー218とを備えている。また、支持パイプ18の上端部分は拡径されて、内筒214の内部に摺動可能な状態で挿入されており、支持パイプ18が抜けないように内筒214の下端側が縮径されている。
更に第1変形例では、感熱ヘッド210を上方に付勢するコイルバネ220が、感熱ヘッド210の下方に設けられている。すなわち、内筒214の下端側には、耐熱性および絶縁性を備える樹脂で形成されたバネ受け220sが嵌め込まれており、支持パイプ18にも、耐熱性および絶縁性を備える樹脂で形成されたバネ受け222sが嵌め込まれている。そして、2つのバネ受け220s,220sの間に、金属製のコイルバネ220が少し押し縮められた状態で装着される。このためコイルバネ220は、感熱ヘッド210を上方に付勢する。また、上側のバネ受け220sの裏側には、コイルバネ220の内側に円筒形の永久磁石230が設けられており、コイルバネ220を形成するバネ素線の両端からはリード線140が引き出されている。尚、第1変形例においては、永久磁石230と、コイルバネ220から引き出されたリード線140と、リード線140が接続された制御部190とが、本発明における「調理容器検知手段」に対応する。
このような第1変形例の調理容器検知装置200は、五徳20上に調理容器が置かれると、調理容器の底部が感熱ヘッド210を押し下げ、その結果、バネ受け220sを介してコイルバネ220が圧縮されて、図5に示した状態となる。そしてこの状態は、永久磁石230とコイルバネ220との位置関係でいえば図3(b)に示した状態と同じであり、永久磁石230から出る磁束の多くがコイルバネ220の内側を通過する。これに対して、図4に示すように、五徳20上に調理容器が置かれておらずコイルバネ220のバネ長が長くなった状態は図3(a)に示した状態と同じであって、永久磁石230から出る磁束の多くがコイルバネ220の側面から外側に抜けてしまう。このため第1変形例の調理容器検知装置200においても、五徳20上に調理容器が置かれたり、調理容器が外されたりする度に、コイルバネ220の内側を通過する磁束が増減してコイルバネ220に起電力が発生する。そこで、コイルバネ220の両端から引き出したリード線140を制御部190(図1参照)に接続して、コイルバネ220で生じた起電力を検出することにより、五徳20上の調理容器の有無を検知することが可能となる。
また、上述した第1変形例の調理容器検知装置200では、内筒214の内部にコイルバネ220や永久磁石230を組み込む必要がないので、感熱ヘッド210を細くすることができる。その結果、小径のコンロバーナー10に対しても調理容器検知装置200を容易に組み込むことが可能となる。更に、上述した第1変形例の調理容器検知装置200では、炎によって加熱される調理容器の底部から離れた位置に永久磁石230を設けることができる。このため、ガスコンロ1の使用中の永久磁石230の温度が低くなり、熱による磁力の低下が起きにくくなる。その結果、安価な永久磁石230を使用することが可能となるので、調理容器検知装置200およびガスコンロ1を安価に製造することが可能となる。
また、上述した実施例および変形例では、感熱ヘッド110(あるいは感熱ヘッド210)を付勢するためのコイルバネ120(あるいはコイルバネ220)を電磁コイルとして利用し、電磁コイルに生じる電磁誘導現象に基づいて、コイルバネ120(コイルバネ220)のバネ長の変化を検出した。しかし、コイルバネ120(コイルバネ220)のバネ長の変化を、電磁誘導現象に基づいて検出する方法は、コイルバネ120(コイルバネ220)を電磁コイルとして利用する方法に限られるものではない。例えば、マグネットピックアップを用いてバネ長の変化を検出してもよい。
図6は、このような第2変形例の調理容器検知装置300の内部構造を示す断面図である。尚、図6は、五徳20上に調理容器が置かれていない状態を示している。図示されるように第2変形例の調理容器検知装置300においても、感熱ヘッド310は内筒314と、外筒312と、集熱板316と、温度センサー318とを備えている。支持パイプ18の上端部分は拡径されて、摺動可能な状態で内筒314の内部に挿入されており、更に、支持パイプ18が抜けないように内筒314の下端側が縮径されている。また、図2に示した実施例の調理容器検知装置100と同様に、内筒314の中には金属製のコイルバネ320が少し圧縮された状態で収納されている。もっとも、第2変形例ではコイルバネ320を電磁コイルとして利用するわけではないので、コイルバネ320を電気的に絶縁する必要はなく、スペーサー120s,122s,120tは設けられていない。その代わりに第2変形例では、コイルバネ320の下端付近(図示した例では、内筒314に挿入された支持パイプ18の端面上でコイルバネ320の内側の位置)に、マグネットピックアップ330が設けられている。また、マグネットピックアップ330からは、2本のリード線140が引き出されて制御部190に接続されている。尚、第2変形例においては、マグネットピックアップ330と、マグネットピックアップ330から引き出されたリード線140と、リード線140が接続された制御部190とが、本発明における「調理容器検知手段」に対応する。
ここで、マグネットピックアップ330は、電線を巻回して形成した電磁コイルの内側に永久磁石が挿入されて、全体が絶縁材料によって形成されたケース内に収容(あるいは全体がモールド)され、電磁コイルの両端からリード線140が引き出された構造となっている。このマグネットピックアップ330は次のように動作する。先ず、マグネットピックアップ330の永久磁石は周囲に磁界を形成するが、このときの磁界の強さは、永久磁石が発生する磁束の密度(磁束密度)と、その磁束が通過する空間の透磁率(ここでは「周囲の透磁率」と呼ぶことにする)とに依存する。従って、マグネットピックアップ330の近くを、空気とは透磁率が大きく異なる物体(例えば鉄線など)が通過すると「周囲の透磁率」が変化し、この結果、永久磁石が形成する磁界の強さが変化する。その結果、マグネットピックアップ330の電磁コイルを通過する磁束が増減することとなり、ファラデーの電磁誘導の法則によって電磁コイルに電磁誘導起電力が発生する。このことから明らかなように、コイルバネ320の端面近くにマグネットピックアップ330を設けておけば、コイルバネ320のバネ長が変化したことをマグネットピックアップ330で検出することが可能となる。
図7には、五徳20上に調理容器が置かれた時の第2変形例の調理容器検知装置300の内部状態が示されている。五徳20上に調理容器が置かれると調理容器の底部が感熱ヘッド310を押し下げて、コイルバネ320のバネ長が短くなる。このように、コイルバネ320のバネ長が短い状態では、マグネットピックアップ330の周囲にはコイルバネ320のバネ素線が多数存在する。一方、図6に示したように、五徳20上に調理容器が置かれておらず、コイルバネ320のバネ長が長くなった状態では、マグネットピックアップ330の周囲に存在するコイルバネ320のバネ素線は少なくなる。このため、調理容器を五徳20上に置いたり五徳20から外したりすると、コイルバネ320のバネ長の変化に応じてマグネットピックアップ330の「周囲の透磁率」が変化し、マグネットピックアップ330内の電磁コイルに電磁誘導起電力が発生する。従って、この起電力を検出することで、コイルバネ320のバネ長が変化したことを検出することができ、その結果、五徳20上の調理容器の有無を検知することができる。
このような第2変形例の調理容器検知装置300では、調理容器の底部の温度を検出するための構成(感熱ヘッド310、コイルバネ320、温度センサー318など)に対して、更に、マグネットピックアップ330と、リード線140とを追加するだけの単純な構造で調理容器の有無を検知することが可能となる。
尚、上述した第2変形例の調理容器検知装置300では、コイルバネ320の下端から挿入された状態でマグネットピックアップ330が設けられているものとして説明した。しかし、コイルバネ320のバネ長が変化することによってマグネットピックアップ330の「周囲の透磁率」が変化しさえすれば、電磁誘導起電力が発生するのでこれを検知することができる。従って、マグネットピックアップ330は、コイルバネ320の下端よりも下方に、あるいはコイルバネ320の横側に設けても良い。
以上、本実施例および各種変形例の調理容器検知装置100,200,300について説明したが、本発明は上記の実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
1…ガスコンロ、 2…天板、 4…バーナー用開口、
10…コンロバーナー、 11…混合管、 12…バーナーボディ、
12a…外筒、 12b…内筒、 12c…着座部、
12d…煮こぼれカバー部、 12h…ボディ内空間、 13…バーナーキャップ、
13f…炎孔、 13h…キャップ内空間、 14…汁受け皿、
16…支持板、 18…支持パイプ、 18b…取付金具、
20…五徳、 22…五徳枠、 100…調理容器検知装置、
110…感熱ヘッド、 112…外筒、 114…内筒、
116…集熱板、 116t…凸部、 118…温度センサー、
120…コイルバネ、 120s…スペーサー、 120t…スペーサー、
122s…スペーサー、 130…永久磁石、 140…リード線、
150…リード線、 190…制御部、 200…調理容器検知装置、
210…感熱ヘッド、 212…外筒、 214…内筒、
216…集熱板、 218…温度センサー、 220…コイルバネ、
220s…バネ受け、 222s…バネ受け、 230…永久磁石、
300…調理容器検知装置、 310…感熱ヘッド、 312…外筒、
314…内筒、 316…集熱板、 318…温度センサー、
320…コイルバネ、 330…マグネットピックアップ

Claims (4)

  1. ガスコンロの五徳上に置かれた調理容器の有無を検知する調理容器検知装置において、
    前記五徳上の前記調理容器が置かれる面よりも上方に突出して設けられ、温度センサーが内蔵された感熱ヘッドと、
    前記感熱ヘッドを上方に付勢し、且つ前記五徳上に前記調理容器が置かれるとバネ長が変化するコイルバネと、
    前記コイルバネのバネ長が変化したことを電磁誘導現象を用いて検出することにより、前記調理容器の有無を検知する調理容器検知手段と、
    を備えることを特徴とする調理容器検知装置。
  2. 請求項1に記載の調理容器検知装置において、
    前記調理容器検知手段は、
    前記コイルバネの端部に設けられた磁石を備え、
    前記コイルバネを形成するバネ素線の一端と他端との間で生じる電磁誘導起電力を検出することによって、前記コイルバネのバネ長が変化したことを検出する
    ことを特徴とする調理容器検知装置。
  3. 請求項1に記載の調理容器検知装置において、
    前記調理容器検知手段は、
    前記コイルバネの端部に設けられたマグネットピックアップを備え、
    前記マグネットピックアップに生じる電磁誘導起電力を検出することによって、前記コイルバネのバネ長が変化したことを検出する
    ことを特徴とする調理容器検知装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の調理容器検知装置において、
    前記調理容器検知手段は、前記調理容器が前記五徳上に置かれたのか、該五徳上から外されたのかを、前記電磁誘導起電力の正負の極性に基づいて判断することによって、該調理容器の有無を検知する
    ことを特徴とする調理容器検知装置。
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