JP6300518B2 - 加熱調理機器 - Google Patents

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本発明は、ガスコンロなどの加熱調理機器に関し、詳しくは、ガスコンロなどの加熱調理機器に載置された鍋などの調理容器(炊事具)の温度を検出することが可能で、かつ、上記調理容器が載置されたことを検出することが可能な加熱調理機器に関する。
従来、ガスコンロなどの加熱調理機器は、鍋などの調理容器の底面に接してその温度を検知する温度検出装置を備えている。
そして、このような加熱調理機器用の温度検出装置としては、例えば特許文献1に開示されているような温度検出装置が提案されている。
この特許文献1の加熱調理機器用の温度検出装置101は、図4に示すように、
(a)支持パイプ103の縦の部分(直胴部)の外周に円筒117が上下動可能に設けられ、
(b)該円筒117の上部には、調理容器(図示せず)の底面に当接する帽体104が固定されており、帽体104にサーミスタ105が取り付けられているとともに、
(c)サーミスタ105に接続されたサーミスタ用リード線130が支持パイプ103内に移動可能に挿入されており、
(d)該支持パイプ103には、帽体104の上下に伴うサーミスタ用リード線130の移動を検出するための検出装置Lが設けられた構造を有している。なお、検出装置Lは、感知スイッチ137、当接部138などから形成されている。
また、特許文献1には、図5に示すように、上記検出装置Lを、サーミスタ用リード線130の所望位置に磁力を感知してオン・オフするリードスイッチ140を設けるとともに、支持パイプ103の外周に磁界を形成する磁石142を設けて構成することが記載されている。
そして、検出装置Lをこのように構成した場合、サーミスタ105により、調理容器の温度を検出することができると同時に、サーミスタ用リード線130の移動を検出装置Lにより検出して、鍋などの調理容器がガスコンロなどの加熱調理機器の載置部に載置されたことを検出することが可能になる。
すなわち、帽体104を備えた円筒117の昇降に伴って、サーミスタ用リード線130が支持パイプ103内をその軸心方向に移動することにより、検出手段Lを構成するリードスイッチ140と、磁石142との支持パイプ103の軸芯方向に沿う方向(上下方向)における相対位置関係が、離間状態と近接状態とに変化して、リードスイッチ140が第1状態と第2状態とに切り換えられることにより、加熱調理機器の載置部に調理容器が載置された場合に、調理容器が載置されたことを検知することが可能になる。
ところで、サーミスタ用リード線130の、サーミスタ105に接続された方の端部とは反対側の端部(以下、「回路側端部」ともいう)は、電気回路(図示せず)に接続、固定されている。
そのため、帽体104を備えた円筒117の降下に伴って、サーミスタ用リード線130の、サーミスタ105に接続された方の端部に下方への押圧力が働くと、サーミスタ用リード線130は、支持パイプ103内をその軸心方向に沿って下方に移動するが、サーミスタ用リード線130の回路側端部は、電気回路の接続、固定されているため、支持パイプ103内で軸心方向に沿って下方に移動しようとした場合、帽体104を備えた円筒117の移動距離(降下距離)が大きくなると、サーミスタ用リード線130に加わる応力が大きくなり、帽体104を備えた円筒117の移動距離(降下距離)と、サーミスタ用リード線130に取り付けられたリードスイッチ140の移動距離にずれが生じ、サーミスタ105が取り付けられた帽体104の微小な移動を精度よく検出することは困難になる。
すなわち、状況によっては、サーミスタ用リード線130に取り付けられたリードスイッチ140が、必ずしも、帽体104を備えた円筒117の昇降に正確に比例して昇降しないため、加熱調理機器の載置部に調理容器が載置されたことを精度よく検知することができないという問題点がある。
特開2006−34783号公報
本発明は、上記課題を解決するものであり、複雑な構成を必要とすることなく、ガスコンロなどの調理容器(鍋などの炊事具)の温度を検出することが可能で、かつ、調理容器が載置されたことを検出することが可能な加熱調理機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の加熱調理機器は、
調理機器本体の固定部に固定される固定側支持部材と、温度センサと熱的に結合された当接体を備える移動側支持体であって、前記固定側支持部材に対して上下動可能に設けられた移動側支持体と、前記移動側支持体を前記固定側支持部材に対して上方向に付勢する付勢手段としての圧縮コイルばねとを備え、調理容器の底面に当接した前記当接体が前記移動側支持体の上下動可動範囲において前記調理容器の上下動に追随して上下動して前記調理容器の底面に当接するように構成された温度検出装置を備えた加熱調理機器であって、
加熱部と、前記加熱部への加熱エネルギー供給量を調節する制御部とを備え、かつ、
前記固定側支持部材に、前記圧縮コイルばねの下端に当接して前記圧縮コイルばねの下端を支持するとともに、磁性体としても機能する座金が配設されており、
前記移動側支持体にコイルが配設されており、
前記制御部が、前記コイルに所定の交流電圧を印加したときに前記コイルに通流する電流を検出して、前記コイルの前記交流電圧に対するインピーダンスを測定できるように構成されており、
測定した前記インピーダンスが所定のインピーダンスより大きい値である場合に、前記調理容器が前記当接体上に載置されることにより前記移動側支持体が下方に移動した、前記調理容器の載置状態であることを検出するように構成されていること
を特徴としている。
また、本発明の他の加熱調理機器は、
調理機器本体の固定部に固定される固定側支持部材と、温度センサと熱的に結合された当接体を備える移動側支持体であって、前記固定側支持部材に対して上下動可能に設けられた移動側支持体と、前記移動側支持体を前記固定側支持部材に対して上方向に付勢する付勢手段としての圧縮コイルばねとを備え、調理容器の底面に当接した前記当接体が前記移動側支持体の上下動可動範囲において前記調理容器の上下動に追随して上下動して前記調理容器の底面に当接するように構成された温度検出装置を備えた加熱調理機器であって、
加熱部と、前記加熱部への加熱エネルギー供給量を調節する制御部とを備え、かつ、
前記固定側支持部材の下部の外周にリング状の磁性体が配設されているとともに、
前記移動側支持体の下部の外周にコイルが配設されており、
前記制御部が、前記コイルに所定の交流電圧を印加したときに前記コイルに通流する電流を検出して、前記コイルの前記交流電圧に対するインピーダンスを測定できるように構成されており、
測定した前記インピーダンスが所定のインピーダンスより大きい値である場合に、前記調理容器が前記当接体上に載置されることにより前記移動側支持体が下方に移動した、前記調理容器の載置状態であることを検出するように構成されていること
を特徴としている。
上述のように、本発明の加熱調理機器は、鍋などの調理機器の温度を検出する温度出装置を備えるとともに、加熱部と、加熱部への燃料ガスなどの加熱エネルギー供給量を調節する制御部と、固定側支持部材に配設され、圧縮コイルばねの下端に当接して圧縮コイルばねの下端を支持するとともに、磁性体としても機能するを構成する座金と、移動側支持体に配設されたコイルとを備えており、制御部が、コイルに所定の交流電圧を印加したときに前記コイルに通流する電流を検出して、コイルの交流電圧に対するインピーダンスを測定できるように構成されており、測定したインピーダンスが所定のインピーダンスより大きい値である場合に、調理容器が当接体上に載置されることにより移動側支持体が下方に移動した、「調理容器の載置状態」であることを検出するように構成されているので、複雑な構成を必要とすることなく、ガスコンロなどの調理容器(鍋などの炊事具)の温度を検出することが可能で、かつ、調理容器が載置されたことを検出することが可能な加熱調理機器を提供することが可能になる。
すなわち、本発明の加熱調理機器によれば、温度出装置を利用して、鍋などの調理容器が載置されたことを検出するための複雑な構成や基材を必要とせずに、調理容器が載置されたことを確実に検出することが可能になる。
また、本発明の他の加熱調理機器のように、固定側支持部材の下部の外周にリング状の磁性体が配設され、移動側支持体の下部の外周にコイルが配設された構成とした場合にも、上述の本発明の加熱調理機器の場合と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の実施形態にかかる加熱調理機器(ガスコンロ)の要部を示す断面図である。 (a)は本発明の実施形態にかかる加熱調理器に用いられている温度検出装置の要部構成を示す図であって、移動側支持体がその移動範囲の最も上方に位置する状態を示す一部切欠き正面図であり、(b)は移動側支持体がその移動範囲において下方に移動した状態を示す一部切欠き正面図である。 本発明の他の実施形態にかかる加熱調理器に用いられている他の温度検出装置の要部構成を示す一部切欠き正面図である。 従来の加熱調理機器用の温度検出装置の構成を示す図である。 従来の加熱調理機器用の温度検出装置の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を示して、その特徴とするところを詳しく説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる加熱調理機器(ガスコンロ)の要部を示す断面図である。
また、図2(a)は、本発明の実施形態にかかる加熱調理器(ガスコンロ)に用いられている温度検出装置の要部構成を示す図であって、移動側支持体がその移動範囲の最も上方に位置する状態を示す一部切欠き正面図、図2(b)は、移動側支持体がその移動範囲において下方に移動した状態を示す一部切欠き正面図である。
この本発明の実施形態にかかる加熱調理器(ガスコンロ)に用いられている温度検出装置1は、図1に示すように、ガスコンロ(加熱調理機器)のバーナ部に配設されて、調理容器(鍋など)2の温度を検出するために用いられる温度検出装置である。
なお、ガスコンロおよびそのバーナ部の構成は既に周知であることから、詳細な構造は、図示を省略して、その要部構成を図1に示している。
ガスコンロには、1台のバーナ部または横方向に並ぶ2台のバーナ部、あるいはそれ以上のバーナ部を備えたものなどがあるが(図示省略)、ここでは温度検出装置1を備えた1つのバーナ部について、その構造を以下に説明する。
図1に示すように、バーナ部においては、混合管33の先端に環状のバーナベース41が連結されている。また、バーナベース41の上部には環状のバーナキャップ5が着脱自在に載置されている。そして、バーナベース41およびバーナキャップ5の略中心には、上下に貫通するように挿入孔4が設けられている。
バーナキャップ5の周縁には溝が形成され、バーナキャップ5がバーナベース41に載置されると、バーナベース41とバーナキャップ5との間に外方に向けて炎を形成する複数の炎口(図示せず)が周方向に沿って間隔を隔てて形成されるように構成されている。
また、前記バーナキャップ5は、ガスコンロのトッププレート11に形成されたバーナ用開口部内の略中心に位置するように設けられ、このバーナ用開口部の周縁のトッププレート11には、調理容器2を載置するための五徳12が設けられている。
次に、このコンロ部に配設された温度検出装置1について説明する。図2(a)、図2(b)は、温度検出装置1の一部切欠き正面図である。
この実施形態の温度検出装置1は、図2(a),(b)に示すように、コンロ本体(調理機器本体)の固定部3(図1)に固定される円筒状の固定側支持部材56と、この固定側支持部材56に上下スライド移動可能に外嵌装着された円筒状の移動側支持体53とを備えている。
移動側支持体53の上端に設けられた当接体51の下面側には、フランジ部62aと、フランジ部の下面から下方に垂下形成された筒状収納部62bとを備える温度センサ固定部材62が配設されており、この温度センサ固定部材62の筒状収納部62bに、温度センサとしてのサーミスタ57が組み込まれている。
そして、サーミスタ57は、サーミスタ用リード線15を介してコンロ本体内の制御部(バルブ制御装置)50(図1)に接続されており、例えば、当接体51の温度が設定値以上に上昇したことが検知されると、ガスバルブを自動閉止して空焚きを防止するよう構成されている。
また、前記移動側支持体53は、図2(a),(b)に示すように、外筒(被覆保護筒)63を一体化した多重筒状に構成されており、付勢手段(この実施形態では圧縮コイルばね)54により構成される付勢手段によって上方に付勢されるとともに、固定側支持部材56の上端に座金65が嵌め込まれ、カシメによって固定されている。
なお、図2(a)に示す、移動側支持体53がその移動範囲において最も上方に位置する状態(すなわち、移動側支持体53が上下動可能な範囲の最上方位置にある状態)では、座金65が移動側支持体53の下端側に設けられた小径部53aに当接して、移動側支持体53の上方への移動が規制されるように構成されている。
そして、図2(b)に示す、移動側支持体53がその移動範囲において下方に移動した状態では、座金65がと、移動側支持体53の下端側に設けられた小径部53aとの間に間隙が形成されることになる。
次に、この実施形態の加熱調理機器に用いられている温度検出装置1の特徴的な構成について説明する。
この実施形態にかかる加熱調理機器に用いられている温度検出装置1においては、座金65として、公知の磁性体(例えば、フェライト、ネオジウムなど)からなる座金が用いられている。なお、磁性体としては、磁化された強磁性体、すなわち磁石を用いることも可能である。
また、温度センサ固定部材62を構成するフランジ部62aやサーミスタ57が組み込まれた筒状収納部62bは銅などの非磁性体により構成されており、筒状収納部62bの下端の外周にはコイル70が配設されている。
コイル70は、サーミスタ用リード線15とは別の配線(図示せず)を介してコンロ本体内の制御部(バルブ制御装置)50(図1)に接続されており、制御部50からコイル70に所定の交流電圧を印加したときにコイル70に通流する電流を検出して、コイル70の交流電圧に対するインピーダンスを測定できるように構成されている。
<ガスコンロへの調理容器の載置状態の検出>
この実施形態の加熱調理機器に用いられている温度検出装置1においては、上述のように、コイル(磁気検出部)70が、上述のようにサーミスタ用リード線15とは別の配線(図示せず)を介してコンロ本体内の制御部(バルブ制御装置)50に接続されているとともに、制御部50からコイル70に所定の交流電圧を印加したときにコイル70に通流する電流を検出して、コイルの前記交流電圧に対するインピーダンスを測定できるように構成されている。
ところで、ガスコンロ(加熱調理機器)に調理容器2が載置されず、移動側支持体53がその移動範囲において最も上方に位置して、コイル70が上述の座金(「磁性体」ともいう)65から離れて位置する図2(a)の状態と比較して、調理容器2が載置されて、移動側支持体53が下方に移動して、コイル70が磁性体(座金)65に近接して位置する図2(b)の状態の方が、コイル70の交流電圧に対するインピーダンスが大きくなる。
つまり、コイル70に所定の交流電圧を印加して、そのときのコイル70に通流される電流を検出することで、コイル70の交流電圧に対するインピーダンスを測定することが可能であり、測定したコイル70のインピーダンスが小さい値から大きい値に変化することを検出することで、移動側支持体53が下方に移動したことを検出することが可能になる。
そして、この実施形態にかかる加熱調理機器においては、上述のように、制御部50からコイル70に所定の交流電圧を印加したときにコイル70に通流する電流を検出することができるように構成されているので、コイル70に通流する電流を検出することで、コイル70の交流電圧に対するインピーダンスを測定することにより、ガスコンロ(加熱調理機器)に調理容器2が載置されたことを検出することができる。すなわち、測定したコイルのインピーダンスが所定のインピーダンスより大きい値である場合に、移動側支持体53が下方に移動した状態、すなわち、ガスコンロ(加熱調理機器)に調理容器2が載置された状態であることを検出することができる。
<別実施形態>
図3は、本発明の実施形態にかかる加熱調理機器に用いられる他の温度検出装置1Aを示す図である。
この温度検出装置1Aは、図3に示すように、座金65とは別にリング状の磁性体66を固定側支持部材56の下部の外周に備え、コイル70を、筒状収納部62bの下部の外周に備えている。
そして、移動側支持体53がその移動範囲において最も上方に位置するときに、コイル70が磁性体66から離れて位置するように構成し、特に図示しないが、調理容器2が載置されて、移動側支持体53が下方に移動したときに、コイル70が磁性体66に近接して位置するように構成されている。
他の構成は図2(a),(b)に示した温度検出装置1の場合と同様であり、図3において、図2(a),(b)と同一符号を付した部分は、同一または相当する部分を示す。
このように構成することで、磁性体66の位置をバーナ部(加熱部)から遠ざけて、磁性体66の温度上昇を抑制することができる。したがって、磁性体として強磁性体を用いた場合にも、磁性体(強磁性体)の温度がキュリー温度付近に近づくことによる透磁率の低下を抑制して、調理容器の載置を確実に検出することが可能になる。
また、特に図示しないが、固定側支持部材56にコイルを設け、移動側支持体53に磁性体を設けるように構成することも可能である。
本発明はさらにその他の点においても上記実施形態に限定されるものではなく、コイルや磁性体の形状や構造、固定側支持部材、移動側支持体、当接体、温度センサ(サーミスタ)などの各部材の具体的な構成、本発明の温度検出装置が適用される加熱調理機器の構成などに関し、本発明の範囲内において各種の変形を加えることが可能である。
1,1A 温度検出装置
2 調理容器(鍋など)
3 調理機器本体の固定部
4 挿入孔
5 バーナキャップ
11 トッププレート
12 五徳
15 サーミスタ用リード線
33 混合管
41 バーナベース
50 制御部(バルブ制御装置)
51 当接体
53 移動側支持体
53a 移動側支持体の小径部
54 圧縮コイルばね(付勢手段)
56 固定側支持部材
57 温度センサ(サーミスタ)
62 温度センサ固定部材
62a フランジ部
62b 筒状収納部
63 外筒(被覆保護筒)
65 座金(磁性体)
66 磁性体
70 コイル

Claims (2)

  1. 調理機器本体の固定部に固定される固定側支持部材と、温度センサと熱的に結合された当接体を備える移動側支持体であって、前記固定側支持部材に対して上下動可能に設けられた移動側支持体と、前記移動側支持体を前記固定側支持部材に対して上方向に付勢する付勢手段としての圧縮コイルばねとを備え、調理容器の底面に当接した前記当接体が前記移動側支持体の上下動可動範囲において前記調理容器の上下動に追随して上下動して前記調理容器の底面に当接するように構成された温度検出装置を備えた加熱調理機器であって、
    加熱部と、前記加熱部への加熱エネルギー供給量を調節する制御部とを備え、かつ、
    前記固定側支持部材に、前記圧縮コイルばねの下端に当接して前記圧縮コイルばねの下端を支持するとともに、磁性体としても機能する座金が配設されており、
    前記移動側支持体にコイルが配設されており、
    前記制御部が、前記コイルに所定の交流電圧を印加したときに前記コイルに通流する電流を検出して、前記コイルの前記交流電圧に対するインピーダンスを測定できるように構成されており、
    測定した前記インピーダンスが所定のインピーダンスより大きい値である場合に、前記調理容器が前記当接体上に載置されることにより前記移動側支持体が下方に移動した、前記調理容器の載置状態であることを検出するように構成されていること
    を特徴とする加熱調理機器。
  2. 調理機器本体の固定部に固定される固定側支持部材と、温度センサと熱的に結合された当接体を備える移動側支持体であって、前記固定側支持部材に対して上下動可能に設けられた移動側支持体と、前記移動側支持体を前記固定側支持部材に対して上方向に付勢する付勢手段としての圧縮コイルばねとを備え、調理容器の底面に当接した前記当接体が前記移動側支持体の上下動可動範囲において前記調理容器の上下動に追随して上下動して前記調理容器の底面に当接するように構成された温度検出装置を備えた加熱調理機器であって、
    加熱部と、前記加熱部への加熱エネルギー供給量を調節する制御部とを備え、かつ、
    前記固定側支持部材の下部の外周にリング状の磁性体が配設されているとともに、
    前記移動側支持体の下部の外周にコイルが配設されており、
    前記制御部が、前記コイルに所定の交流電圧を印加したときに前記コイルに通流する電流を検出して、前記コイルの前記交流電圧に対するインピーダンスを測定できるように構成されており、
    測定した前記インピーダンスが所定のインピーダンスより大きい値である場合に、前記調理容器が前記当接体上に載置されることにより前記移動側支持体が下方に移動した、前記調理容器の載置状態であることを検出するように構成されていること
    を特徴とする加熱調理機器。
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