JP2013154461A - 加工状態を検出し極間の平均電圧を求めるワイヤ放電加工機 - Google Patents

加工状態を検出し極間の平均電圧を求めるワイヤ放電加工機 Download PDF

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Abstract

【課題】正しい加工状態に依存した平均電圧を求めることができ、電極の送り速度などを加工状態に応じて正しく制御できるワイヤ放電加工機を提供する。
【解決手段】加工電源4は、直流電圧源41、ブリッジ回路を構成する高速スイッチング素子42、電圧印加直列抵抗43を備え、数値制御装置9によって制御される加工電源制御装置8からの指令によって、給電線5,給電部6を介して極間に加工電源出力を印加する。加工状態検出装置7は、極間に発生する電圧を検出し、検出された極間に発生した電圧から加工状態判定回路によって、単位時間あたりの印加サイクル回数(q)と開放回数(r)、放電回数(s)、短絡回数(w)のデータを求め、数値制御装置9に送る。数値制御装置9は、加工状態検出装置7から送られる単位時間あたりのq,r,s,wのデータに基づいて、サーボモータ3a,3bを駆動するサーボ駆動装置10を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワイヤ放電加工機の加工状態を検出することが可能なワイヤ放電加工機に関する。
放電加工では、加工液中の電極とワークに電圧を印加して、アーク放電を発生させる。この放電の熱で、ワークが溶融すると同時に、加工液が急激に加熱され、気化爆発を起し、溶融したワークを吹き飛ばす。これを高頻度で繰返すことにより、加工が進行する。また、放電によって出来る小さな放電痕が集まって、加工面を形成するので、個々の放電痕の大きさが、面粗さを決定することになる。
このため、極間に交流高周波電圧(図1参照)を印加し、短い時間巾の放電を高い頻度で繰り返すことにより、微細な加工面が得られることが知られている。例えば、特許文献1には、1MHzから5MHzの交流高周波電圧で加工することにより、1μmRmax以下の面粗さの加工面が得られることが、開示されている。しかしながら、交流高周波電圧で加工する場合には、加工状態の詳しい検出が困難で、加工精度の点で改良の余地が大きかった。
放電加工では、一般的に極間電圧の絶対値の平均を測定して、加工状態を判断し、電極の送り速度を制御したり、加工条件を変更制御したりしている。極間の平均電圧は、概ね極間の間隙距離を表すので、極間の平均電圧が一定になるように電極の送り制御を行えば、高精度な加工形状を得ることができる。
しかし、数MHz以上の交流高周波電圧になると、平均電圧を得るための検出回路の応答が悪化し、測定誤差が大きくなるという問題がある。また、高周波になると、電圧印加回路の部品の僅かな特性バラツキも無視出来なくなるため、機械毎に加工電圧のバラツキが生じてしまう。従って、このような情報に基づいて軸の送り制御を行うと、機械ごとに加工結果が異なるという問題が発生する。このため、平均電圧を検出して制御を行うことには問題が多く、電極の送りも一定にせざるを得ないなど、加工精度向上の障害になっていた。
この対策として、特許文献2には、交流高周波に直流電圧を重畳して印加し、ローパスフィルタによって極間電圧の低周波電圧成分のみを抽出して、この電圧の変化に従って電極の送りを制御する技術が開示されている。この方法では、平均電圧がゼロにならないので、加工液として水を使用する場合には、ワークや加工機本体に電蝕を起こす恐れがある。また、ローパスフィルタを使用するので、放電状態が急変するような場合には応答が悪く、追従できない恐れがある。更に、極間の加工液の流れが変化し、加工屑の濃度が変化すると、放電状態が変化していなくとも、極間のインピーダンスが変化し、平均電圧が変動する場合があるので、平均電圧が放電頻度などの加工状態を正しく反映していないこともある。
平均電圧以外の放電特性値としては、単位時間当りの放電回数があり、これを検出して、電極の送り速度や休止時間、加工液の強さを制御する技術が特許文献3に開示されている。放電回数は、平均電圧より加工屑の密度や加工液の比抵抗などの外乱の影響を受け難い指標であり、交流高周波加工時に放電回数を判別計数する技術もが特許文献4に開示されている。
特開昭61−260915号公報 国際公開第2004/022275号 特開2002−254250号公報 特開2010−280046号公報
しかしながら、交流高周波電圧で加工する高仕上げ領域については、従来、放電回数の検出が不可能であったため、放電回数と最適電極送り制御の関係が十分解明されておらず、放電回数が計数できるようになっても、加工制御に有効に利用する具体的な手段が無かった。
そこで、本発明は、交流高周波電圧による高仕上げ加工領域において、各電圧印加サイクル毎の加工状態を判定して、その単位時間当りの回数から平均電圧を求めることにより、様々な外乱によってアナログ的な平均電圧が変動した場合にも、正しい加工状態に依存した平均電圧を求めることができ、電極の送り速度などを加工状態に応じて正しく制御できるワイヤ放電加工機を提供することを課題とする。
本願の請求項1に係る発明は、ワイヤ電極とワークとの極間に、正極性と負極性の両極性の電圧を1マイクロ秒以下の周期で、個々の電圧印加の間に、少なくとも印加時間以上の休止時間を設けて電圧を印加する電圧印加部と、前記極間に発生する極間電圧を検出する極間電圧検出部と、前記電圧印加部によって印加される電圧の印加回数を単位時間毎に計数する印加回数計数部と、前記極間電圧検出部により検出された極間電圧に基づき、極間電圧が所定の開放判定電圧レベル以上になった後、放電が発生しない開放状態を判別する開放判別部と、前記開放判別部が開放状態と判定した印加回数を単位時間毎に計数する開放回数計数部と、極間が所定の放電判定電圧レベル以上になった後、放電が発生して極間電圧が前記放電判定電圧レベル以下となる放電状態を判別する放電判別部と、前記放電判別部が放電状態と判定した印加回数を単位時間毎に計数する放電回数計数部とを備え、少なくとも予め定めた開放状態の極間電圧に対応する第1の電圧と、放電状態の極間電圧に対応する第2の電圧と、少なくとも前記印加回数計数部が計数した単位時間当りの印加回数と、前記開放回数計数部が計数した単位時間当りの開放回数と、前記放電回数計数部が計数した単位時間当りの放電回数に基づいて、前記極間の平均電圧を求めることを特徴とするワイヤ放電加工機である。
請求項2に係る発明は、前記極間の平均電圧を、
(極間平均電圧)={(開放回数)×(第1の電圧)+(放電回数)×(第2の電圧)}
/(印加回数)
により求めることを特徴とする請求項1に記載のワイヤ放電加工機である。
請求項3に係る発明は、前記開放状態、放電状態を判別する各判定電圧レベルの少なくとも1つを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項1または2のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機である。
請求項4に係る発明は、予め定めた第1の電圧または第2の電圧の少なくとも1つを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項1または2のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機である。
請求項5に係る発明は、ワイヤ電極とワークとの極間に、正極性と負極性の両極性の電圧を1マイクロ秒以下の周期で、個々の電圧印加の間に、少なくとも印加時間以上の休止時間を設けて電圧を印加する電圧印加部と、前記極間に発生する極間電圧を検出する極間電圧検出部と、前記電圧印加部によって印加される電圧の印加回数を単位時間毎に計数する印加回数計数部と、前記極間電圧検出部により検出された極間電圧に基づき、極間電圧が所定の開放判定電圧レベル以上になった後、放電が発生しない開放状態を判別する開放判別部と、前記開放判別部が開放状態と判定した印加回数を単位時間毎に計数する開放回数計数部と、極間が所定の放電判定電圧レベル以上になった後、放電が発生して極間電圧が前記放電判定電圧レベル以下となる放電状態を判別する放電判別部と、前記放電判別部が放電状態と判定した印加回数を単位時間毎に計数する放電回数計数部と、極間電圧が所定の短絡判定電圧レベル以上にならない短絡状態を判別する短絡判別部と、前記短絡判別部が短絡状態と判定した印加回数を単位時間毎に計数する短絡回数計数部とを備え、予め定めた開放状態の極間電圧に対応する第1の電圧と、放電状態の極間電圧に対応する第2の電圧と、短絡状態の極間電圧に対応する第3の電圧と、前記印加回数計数部が計数した単位時間当りの印加回数と、前記開放回数計数部が計数した単位時間当りの開放回数と、前記放電回数計数部が計数した単位時間当りの放電回数と、前記短絡回数計数部が計数した単位時間当りの短絡回数に基づいて、前記極間の平均電圧を求めることを特徴とするワイヤ放電加工機である。
請求項6に係る発明は、前記極間の平均電圧を、
(極間平均電圧)={(開放回数)×(第1の電圧)+(放電回数)×(第2の電圧)
+(短絡回数)×(第3の電圧)}/(印加回数)
により求めることを特徴とする請求項5に記載のワイヤ放電加工機である。
請求項7に係る発明は、前記開放状態、放電状態、短絡状態を判別する各判定電圧レベルの少なくとも1つを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項5または6のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機である。
請求項8に係る発明は、予め定めた第1の電圧〜第3の電圧の少なくとも1つを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項5または6のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機である。
請求項9に係る発明は、ワイヤ電極とワークとの極間に、正極性と負極性の両極性の電圧を1マイクロ秒以下の周期で、個々の電圧印加の間に、少なくとも印加時間以上の休止時間を設けて電圧を印加する電圧印加部と、前記極間に発生する極間電圧を検出する極間電圧検出部と、前記電圧印加部によって印加される電圧の印加回数を単位時間毎に計数する印加回数計数部と、前記極間電圧検出部により検出された極間電圧に基づき、極間電圧が所定の短絡判定電圧レベル以上にならない短絡状態を判別する短絡判別部と、前記短絡判別部が短絡状態と判定した印加回数を単位時間毎に計数する短絡回数計数部とを備え、少なくとも予め定めた開放及び放電状態の極間電圧に対応する第4の電圧と、少なくとも前記印加回数計数部が計数した単位時間当りの印加回数と、前記短絡回数計数部が計数した単位時間当りの短絡回数に基づいて、前記極間の平均電圧を求めることを特徴とするワイヤ放電加工機である。
請求項10に係る発明は、前記極間の平均電圧を、
(極間平均電圧)={(印加回数)-(短絡回数)}×(第4の電圧)/(印加回数)
により求めることを特徴とする請求項9に記載のワイヤ放電加工機である。
請求項11に係る発明は、前記短絡状態を判別する判定電圧レベルを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項9または10のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機である。
請求項12に係る発明は、前記予め定めた第4の電圧を、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項9または10のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機である。
本発明により、交流高周波電圧による高仕上げ加工領域において、各電圧印加サイクル毎の加工状態を判定して、その単位時間当りの回数から平均電圧を求めることにより、様々な外乱によってアナログ的な平均電圧が変動した場合にも、正しい加工状態に依存した平均電圧を求めることができ、電極の送り速度などを加工状態に応じて正しく制御できるワイヤ放電加工機を提供できる。
ワイヤ放電加工機の概略構成図である。 ワイヤ電極1と被加工物2との間の極間に、正極性と負極性の両極性の電圧を1マイクロ秒以下の周期で、個々の電圧印加の間に、少なくとも印加時間以上の休止時間を設けて電圧を印加する例を説明する図である。 図2の極間電圧印加方法を用いた加工における開放、放電、短絡の各状態の判別方法を説明する図である。 加工状態検出装置に含まれる加工状態判定回路の一例を説明する図である。 図4の加工状態判定回路のタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本発明は、正負両極性の電圧印加の間に、少なくとも印加時間以上の休止時間を設けて、電圧波形を台形波状にして加工すると共に、個々の電圧印加毎に、極間状態を開放、放電、短絡などに分別して計数し、その回数に基づいて平均加工電圧を算出して、加工状態を認識し、電極送り速度などの制御を行うワイヤ放電加工機である。
図1は、ワイヤ放電加工機の概略構成図である。ワイヤ放電加工機内の放電加工部には、ワイヤ電極1の走行路に加工槽(図示せず)が配置されている。加工槽は加工液で満たされている。ワイヤ電極1と被加工物2とは、加工電圧供給ケーブルである給電線5を介してワイヤ放電加工用の高周波電源装置である加工電源4に接続されている。
加工電源4は、直流電圧源41、ブリッジ回路を構成する高速スイッチング素子42、電圧印加直列抵抗43を備えている。電圧印加直列抵抗43は、加工電源4からの出力電流を制限すると共に、加工電源4と極間との振動を抑制する効果も合わせ持っている。加工電源4は、加工電源制御装置8からの指令によって、ワイヤ電極1と被加工物2との間の極間に加工電源出力(図2参照)を、給電線5,給電部6を介してワイヤ電極1に印加する。被加工物2は加工電源4に給電線5を介して接続されている。なお、図1において簡単のため一方の極性のみ図示している。
加工電源制御装置8は、数値制御装置9から印加時間、休止時間、および検出時間に関する指令を受ける。加工電源制御装置8は、数値制御装置9からの指令に基づいて加工電源4を制御する。加工電源制御装置8は、検出時間に対応してパルスを1印加サイクル毎に発生する。なお、印加時間、休止時間、および検出時間については、図2,図3を用いて後述する。
加工状態検出装置7は、ワイヤ電極1と被加工物2との間の極間に発生する電圧を検出する。検出された極間に発生した電圧から加工状態検出装置7に含まれる加工状態判定回路(図4参照)によって、単位時間あたりの印加サイクル回数と開放回数、放電回数、短絡回数が求められる。これら単位時間あたりの印加サイクル回数(q)と開放回数(r)、放電回数(s)、短絡回数(w)のデータは数値制御装置9に送られる。
数値制御装置9は、加工状態検出装置7から送られる単位時間あたりの印加サイクル回数と開放回数、放電回数、短絡回数に基づいて、サーボ駆動装置10を制御する。サーボ駆動装置10によってサーボモータ3a,3bを駆動し、ワイヤ電極1と被加工物2とを相対的に移動させることによって、被加工物2に放電加工を行う。
図2は、ワイヤ電極1と被加工物2との間の極間に、正極性と負極性の両極性の電圧を1マイクロ秒以下の周期で、個々の電圧印加の間に、少なくとも印加時間以上の休止時間を設けて電圧を印加する例を説明する図である。図2(1)は図1に示される高速スイッチング素子42のオン指令を表している。図2(2)は加工電源4から出力される加工電源出力の波形である。図2(3)は(2)の加工電源出力によって生じる極間11に印加される極間電圧の波形である。図2では正極性と負極性が交互に印加されているが、正極性が2回以上連続してもよいし、負極性が2回以上連続してもよい。この方式では、極間11および給電線5に浮遊容量が存在するために、放電が発生しない場合には電圧の低下が無視できる程度であるため、休止時間中は電圧波形がほぼ平坦となり、極間電圧波形は概ね台形状となる。
次に、図2の極間電圧印加方法を用いた加工における開放、放電、短絡の各状態の判別方法を、図3にて説明する。ここで、正極性または負極性の電圧を印加開始し、印加停止して次に正極性または負極性の電圧を印加開始するまでの期間を1印加サイクルとし、T1は各印加サイクルの印加開始を時間の起点とし、各印加サイクルおいて状態判定を行うまでの時間を表す。V1は開放判定電圧レベルであって、T1の終了時点において極間電圧の絶対値が、開放判定電圧レベルV1以上の場合に、開放状態と判定する。V2は放電判定電圧レベルであって、電圧印加開始後、一旦この放電判定電圧レベルV2以上となった後、T1の終了時点において極間電圧の絶対値が、放電判定電圧レベルV2以下になった場合を放電状態と判定する。V3は短絡判定電圧レベルであって、電圧印加開始からT1の終了時点までの間、一度も短絡判定電圧レベルV3以上にならなかった場合を短絡状態と判定する。
なお、図3(2)では、T1の終了時刻は1印加サイクルの終了時刻としているが、図3(3)に示すように、1印加サイクルの印加時間後であって休止時間内のいずれかの時点である極間11への電圧印加のある一定時間後としても差し支えない。また、図3では、判定電圧レベルの絶対値がV1>V2>V3と記載されているが、V1≧V2且つV1≧V3の条件さえ満たせば、適宜に設定して構わない。一般には、加工電源電圧が高い程、印加時間が長い程、あるいは、ワーク板厚が薄いほど、開放電圧、放電後の電圧、短絡電圧が高くなる傾向があるので、各判定電圧もそれに応じて、高く設定する方が、誤判定を防止することができる。
図4は加工状態検出装置7に含まれる加工状態判定回路の一例、図5はそのタイミングチャートである。本実施形態では、簡単のため一方の極性のみに付いて記載しているが、他方の極性についても同様にして加工状態判定を行い、その計数値を合算することにより両極性電圧印加についても加工状態回数を計数することが可能である。加工電源制御装置8に含まれる電圧印加タイミング発生器14からは、加工電源4に含まれる高速スイッチング素子42(図1参照)をオン状態にするための電圧印加指令(a)、SRラッチのリセット指令(b)、判定時刻指令(c)の各信号が出力される。なお、リセット指令(b)およびT1の終了時刻で出力される判定時刻指令(c)の各信号は図5に示されるようにいずれもワンショットパルス信号である。
図5に示されるタイミングチャートに従い、動作を説明する。電圧印加指令(a)がオンすると極間11に電圧が印加され、極間電圧分圧器12の出力(d)が上昇する。信号(d)が開放判定電圧レベルV1、放電判定電圧レベルV2、短絡判定電圧レベルV3以上になると、これに対応してコンパレータ21,22,23の各々の出力(e)、(g)、(k)がHIレベルとなる。これによって、SRラッチ25,26がセットされ、SRラッチ25のQ端子からの出力(i)はHI、SRラッチ26の*Q端子からの出力(m)はLOとなる。更にコンパレータ22の出力(g)はインバータ24によって反転され、信号(h)はLOとなる。この状態が判定時刻まで持続し、判定時刻指令パルス(c)が出力されると、ANDゲート27の出力(f)はHI、ANDゲート28の出力の出力(j)およびANDゲート29の出力(n)はLOとなって、カウンタ31およびカウンタ32だけが計数され、印加サイクル回数(q)と開放回数(r)が+1される。
その後、リセット指令(b)が電圧印加タイミング発生器14から出力されると、SRラッチ25,26はリセットされ、SRラッチ25のQ端子からの出力(i)はLO、SRラッチ26の*Q端子からの出力(m)はHIとなるが、この例では、コンパレータ22,23の出力がHIであるので、再度SRラッチ25,26がセットされ出力(i)はHI、出力(m)はLOに戻る。
その後、電圧印加タイミング発生器14から再度電圧印加指令(a)が出力され、極間電圧は開放判定電圧レベルV1以上の状態を維持する。この後、放電が発生すると、極間電圧はアーク電圧程度まで急落し、コンパレータ21,22,23の出力(e)、(g)、(k)は、いずれもLOとなる。この時、電圧印加指令(a)は既にLOになっており、高速スイッチング素子42はオフしているので、少なくとも、次の電圧印加まで、この状態が維持される。次の判定時刻に到達すると、電圧印加タイミング発生器14から判定時刻指令パルス(c)が出力される。今回は、コンパレータ21の出力(e)がLOであるので、ANDゲート27の出力もLO、またSRラッチ26の出力(m)もLOで、ANDゲート29の出力(n)もLOなので、カウンタ32,34は計数されない。一方、ANDゲート28は、入力(h)、(i)がHIなので、出力もHIとなり、カウンタ33が計数される。以上のように、今回は、カウンタ31,33だけが計数され、印加サイクル回数(q)と放電回数(s)が+1される。
その後、リセット指令(b)が電圧印加タイミング発生器14から出力されると、SRラッチ25,26はリセットされ、その出力(i)はLO、(m)はHIとなる。そして、再度電圧印加指令(a)が出力されるが、極間11が短絡状態で極間電圧が上がらず、開放判定電圧レベルV1、放電判定電圧レベルV2、短絡判定電圧レベルV3いずれにも到達しない場合は、リセット後の状態がそのまま維持される。このまま次の判定時刻T1に到達し、電圧印加タイミング発生器14から判定時刻指令パルス(c)が出力されると、ANDゲート27〜29の入力は、インバータ24の出力(h)とSRラッチ26の出力(m)だけがHIで、その他は、LOである。この結果、ANDゲート27の出力(f)およびANDゲート28の出力(j)はLO、ANDゲート29の出力(n)のみがHIとなり、カウンタ34が計数され、印加サイクル回数(q)と短絡回数(w)が+1される。以上のようにして、電圧印加の各サイクル毎に加工状態がカウンタによって計数される。
次に、上記カウンタ31,32,33,34によって計数された、単位時間当りの印加サイクル回数(q)、開放回数(r)、放電回数(s)、短絡回数(w)から極間の平均電圧を求める方法について、説明する。
図2を用いて説明したように、電圧印加回路の出力は、概ね台形波状となるが、電圧印加時間や、電圧印加直列抵抗43、極間11の電気定数などによって、極間電圧のピーク値は、直流電圧源41の電圧と同じになるとは限らず、従って、極間開放時の電圧も変化するので、予め測定して制御装置に記憶させておく。これを第1の電圧と呼ぶ。また、放電状態になった場合も、放電発生のタイミングによって、1サイクルの平均電圧は変化するので、概略平均的な値を、予め制御装置に記憶させておく。これを第2の電圧と呼ぶ。更に、短絡状態の場合も、極間電圧が完全にゼロになる訳では無く、ワイヤ電極1、被加工物2間の接触電圧やワイヤ電極1の電気抵抗やインダクタンスによる誘起電圧が計測される。この電圧も加工電源電圧や、ワイヤ径、ワーク板厚、材質などによって変化するが、第1や第2の電圧程には変動しない。これを第3の電圧とする。これら、各計数値と予め記憶しておく電圧から極間平均電圧は、以下の式に従って、計算される。
(極間平均電圧)={(開放回数)×(第1の電圧)+(放電回数)×(第2の電圧)
+(短絡回数)×(第3の電圧)}/(印加サイクル回数)
上記の例では、開放、放電、短絡の全ての状態に基づいて、平均電圧を計算したが、一般に短絡時の電圧(第3の電圧)は、その他の電圧に比べてかなり小さいので、短絡を無視して簡略化し、以下の式で計算しても、概ね同じような結果を得ることができる。
(極間平均電圧)={(開放回数)×(第1の電圧)+(放電回数)×(第2の電圧)}
/(印加サイクル回数)
図2では、極間電圧は、台形波状になっているが、実際の回路では、電圧印加部と極間との間で振動が発生して、電圧が上がった後、一定にならず、低下するように見えたり、放電しても、電圧がゼロまで低下せず、アーク電圧程度を維持したりする場合がある。そのため、実際のワイヤ放電加工機においては、開放状態と放電状態を確実に見分けることが難しい場合もある。一方で、短絡状態では、前述のように、極間電圧は比較的低い電圧に保たれるので、短絡状態と開放・放電状態を判定するのは、問題が少ない。そこで、平均電圧の検出精度は前記2つの方法より劣るが、短絡状態のみを検出して、誤判定の起き難い極間平均電圧を求める方法もある。
(極間平均電圧)={(印加サイクル回数)-(短絡回数)}×(第4の電圧)/(印加
サイクル回数)
ここで、第4の電圧は、開放状態と放電状態における極間11の平均的な電圧であるが、前述のように放電状態の電圧は変動が大きいので、開放状態の電圧で代表させても良く、その場合であっても極端に大きな誤差は生じない。
なお、誤判定を低減するため、前記開放状態、放電状態、短絡状態を判別する各判定電圧レベルの少なくとも1つを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変としたり、予め定めた第1〜第4の電圧の少なくとも1つを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることが望ましい。
以上のようにして、交流高周波電圧による高仕上げ加工領域において、各電圧印加サイクル毎の加工状態を判定して、その単位時間当りの回数から平均電圧を求めることにより、様々な外乱によってアナログ的な平均電圧が変動した場合にも、正しい加工状態に依存した平均電圧を求めることができ、電極の送り速度などを加工状態に応じて正しく制御できるようになる。
1 ワイヤ電極
2 被加工物
3a,3b サーボモータ
4 加工電源
41 直流電圧源
42 高速スイッチング素子
43 電圧印加直列抵抗
5 給電線
6 給電部
7 加工状態検出装置
8 加工電源制御装置
9 数値制御装置
10 サーボ駆動装置
11 極間
12 極間電圧分圧器
13 ドライバ回路
14 電圧印加タイミング発生器

21,22,23 コンパレータ
24 インバータ
25,26 SRラッチ
27,28,29 ANDゲート

31,32,33,34 カウンタ

a 電圧印加指令
b リセット指令
c 判定時刻指令

V1 開放判定電圧レベル
V2 放電判定電圧レベル
V3 短絡判定電圧レベル
T1 判定時刻

q 印加サイクル回数
r 開放回数
s 放電回数
w 短絡回数
この対策として、特許文献2には、交流高周波に直流電圧を重畳して印加し、ローパスフィルタによって極間電圧の低周波電圧成分のみを抽出して、この電圧の変化に従って電極の送りを制御する技術が開示されている。この方法では、平均電圧がゼロにならないので、加工液として水を使用する場合には、ワークや加工機本体に電蝕を起こす恐れがある。また、ローパスフィルタを使用するので、放電状態が急変するような場合には応答が悪く、追従できない恐れがある。さらに、加工形状によって極間の加工液の流れが変化し、極間に滞留する加工屑の濃度が変化すると、放電状態が変化していなくとも、極間のインピーダンスが変化し、平均電圧が変動する場合があるので、平均電圧が放電頻度などの加工状態を正しく反映していないこともある。
平均電圧以外の放電特性値としては、単位時間当りの放電回数があり、これを検出して、電極の送り速度や休止時間、加工液の強さを制御する技術が特許文献3に開示されている。放電回数は、平均電圧より加工屑の密度や加工液の比抵抗などの外乱の影響を受け難い指標であり、交流高周波加工時に放電回数を判別計数する技術もが特許文献4に開示されている。
本願の請求項1に係る発明は、ワイヤ電極とワークとの極間に、正極性と負極性の両極性の電圧を1マイクロ秒以下の周期で、個々の電圧印加の間に、少なくとも印加時間以上の休止時間を設けて電圧を印加する電圧印加部と、前記極間に発生する極間電圧を検出する極間電圧検出部と、前記電圧印加部によって印加される電圧の印加サイクル回数を単位時間毎に計数する印加サイクル回数計数部と、前記極間電圧検出部により検出された極間電圧に基づき、極間電圧が所定の開放判定電圧レベル以上になった後、放電が発生しない開放状態を判別する開放判別部と、前記開放判別部が開放状態と判定した電圧の印加サイクル回数を、開放回数として、単位時間毎に計数する開放回数計数部と、極間が所定の放電判定電圧レベル以上になった後、放電が発生して極間電圧が前記放電判定電圧レベル以下となる放電状態を判別する放電判別部と、前記放電判別部が放電状態と判定した電圧の印加サイクル回数を、放電回数として、単位時間毎に計数する放電回数計数部とを備え、少なくとも予め定めた開放状態の極間電圧に対応する第1の電圧と、放電状態の極間電圧に対応する第2の電圧と、少なくとも前記印加サイクル回数計数部が計数した単位時間当りの印加サイクル回数と、前記開放回数計数部が計数した単位時間当りの開放回数と、前記放電回数計数部が計数した単位時間当りの放電回数に基づいて、前記極間の平均電圧を求めることを特徴とするワイヤ放電加工機である。
請求項2に係る発明は、前記極間の平均電圧を、
(極間平均電圧)={(開放回数)×(第1の電圧)+(放電回数)×(第2の電圧)} /(印加サイクル回数)
により求めることを特徴とする請求項1に記載のワイヤ放電加工機である。
請求項3に係る発明は、前記開放状態、放電状態を判別する各判定電圧レベルの少なくとも1つを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項1または2のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機である。
請求項4に係る発明は、予め定めた第1の電圧または第2の電圧の少なくとも1つを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項1または2のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機である。
請求項5に係る発明は、ワイヤ電極とワークとの極間に、正極性と負極性の両極性の電圧を1マイクロ秒以下の周期で、個々の電圧印加の間に、少なくとも印加時間以上の休止時間を設けて電圧を印加する電圧印加部と、前記極間に発生する極間電圧を検出する極間電圧検出部と、前記電圧印加部によって印加される電圧の印加サイクル回数を単位時間毎に計数する印加サイクル回数計数部と、前記極間電圧検出部により検出された極間電圧に基づき、極間電圧が所定の開放判定電圧レベル以上になった後、放電が発生しない開放状態を判別する開放判別部と、前記開放判別部が開放状態と判定した電圧の印加サイクル回数を、開放回数として、単位時間毎に計数する開放回数計数部と、極間が所定の放電判定電圧レベル以上になった後、放電が発生して極間電圧が前記放電判定電圧レベル以下となる放電状態を判別する放電判別部と、前記放電判別部が放電状態と判定した電圧の印加サイクル回数を、放電回数として、単位時間毎に計数する放電回数計数部と、極間電圧が所定の短絡判定電圧レベル以上にならない短絡状態を判別する短絡判別部と、前記短絡判別部が短絡状態と判定した電圧の印加サイクル回数を、短絡回数として、単位時間毎に計数する短絡回数計数部とを備え、予め定めた開放状態の極間電圧に対応する第1の電圧と、放電状態の極間電圧に対応する第2の電圧と、短絡状態の極間電圧に対応する第3の電圧と、前記印加サイクル回数計数部が計数した単位時間当りの印加回数と、前記開放回数計数部が計数した単位時間当りの開放回数と、前記放電回数計数部が計数した単位時間当りの放電回数と、前記短絡回数計数部が計数した単位時間当りの短絡回数に基づいて、前記極間の平均電圧を求めることを特徴とするワイヤ放電加工機である。
請求項6に係る発明は、前記極間の平均電圧を、
(極間平均電圧)={(開放回数)×(第1の電圧)+(放電回数)×(第2の電圧)
+(短絡回数)×(第3の電圧)}/(印加サイクル回数)
により求めることを特徴とする請求項5に記載のワイヤ放電加工機である。
請求項7に係る発明は、前記開放状態、放電状態、短絡状態を判別する各判定電圧レベルの少なくとも1つを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項5または6のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機である。
請求項8に係る発明は、予め定めた第1の電圧〜第3の電圧の少なくとも1つを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項5または6のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機である。
請求項9に係る発明は、ワイヤ電極とワークとの極間に、正極性と負極性の両極性の電圧を1マイクロ秒以下の周期で、個々の電圧印加の間に、少なくとも印加時間以上の休止時間を設けて電圧を印加する電圧印加部と、前記極間に発生する極間電圧を検出する極間電圧検出部と、前記電圧印加部によって印加される電圧の印加サイクル回数を単位時間毎に計数する印加サイクル回数計数部と、前記極間電圧検出部により検出された極間電圧に基づき、極間電圧が所定の短絡判定電圧レベル以上にならない短絡状態を判別する短絡判別部と、前記短絡判別部が短絡状態と判定した電圧の印加サイクル回数を、短絡回数として、単位時間毎に計数する短絡回数計数部とを備え、少なくとも予め定めた開放及び放電状態の極間電圧に対応する第4の電圧と、少なくとも前記印加サイクル回数計数部が計数した単位時間当りの印加サイクル回数と、前記短絡回数計数部が計数した単位時間当りの短絡回数に基づいて、前記極間の平均電圧を求めることを特徴とするワイヤ放電加工機である。
請求項10に係る発明は、前記極間の平均電圧を、
(極間平均電圧)={(印加サイクル回数)-(短絡回数)}×(第4の電圧)/(印加サイクル回数)
により求めることを特徴とする請求項9に記載のワイヤ放電加工機である。
請求項11に係る発明は、前記短絡状態を判別する判定電圧レベルを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項9または10のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機である。
請求項12に係る発明は、前記予め定めた第4の電圧を、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項9または10のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本発明は、正負両極性の電圧印加の間に、少なくとも印加時間以上の休止時間を設けて、電圧波形を台形波状にして加工すると共に、個々の電圧印加サイクル毎に、極間状態を開放状態、放電状態、短絡状態などに分別して、各状態の回数を計数し、その回数に基づいて平均加工電圧を算出して、加工状態を認識し、電極送り速度などの制御を行うワイヤ放電加工機である。
図1は、ワイヤ放電加工機の概略構成図である。ワイヤ放電加工機内の放電加工部には、ワイヤ電極1の走行路に加工槽(図示せず)が配置されている。加工槽は加工液で満たされている。ワイヤ電極1と被加工物2とは、加工電圧供給ケーブルである給電線5を介してワイヤ放電加工用の高周波電源装置である加工電源4に接続されている。

Claims (12)

  1. ワイヤ電極とワークとの極間に、正極性と負極性の両極性の電圧を1マイクロ秒以下の周期で、個々の電圧印加の間に、少なくとも印加時間以上の休止時間を設けて電圧を印加する電圧印加部と、
    前記極間に発生する極間電圧を検出する極間電圧検出部と、
    前記電圧印加部によって印加される電圧の印加回数を単位時間毎に計数する印加回数計数部と、
    前記極間電圧検出部により検出された極間電圧に基づき、
    極間電圧が所定の開放判定電圧レベル以上になった後、放電が発生しない開放状態を判別する開放判別部と、
    前記開放判別部が開放状態と判定した印加回数を単位時間毎に計数する開放回数計数部と、
    極間が所定の放電判定電圧レベル以上になった後、放電が発生して極間電圧が前記放電判定電圧レベル以下となる放電状態を判別する放電判別部と、
    前記放電判別部が放電状態と判定した印加回数を単位時間毎に計数する放電回数計数部とを備え、
    少なくとも予め定めた開放状態の極間電圧に対応する第1の電圧と、放電状態の極間電圧に対応する第2の電圧と、少なくとも前記印加回数計数部が計数した単位時間当りの印加回数と、前記開放回数計数部が計数した単位時間当りの開放回数と、前記放電回数計数部が計数した単位時間当りの放電回数に基づいて、前記極間の平均電圧を求めることを特徴とするワイヤ放電加工機。
  2. 前記極間の平均電圧を、
    (極間平均電圧)={(開放回数)×(第1の電圧)+(放電回数)×(第2の電圧)}
    /(印加回数)
    により求めることを特徴とする請求項1に記載のワイヤ放電加工機。
  3. 前記開放状態、放電状態を判別する各判定電圧レベルの少なくとも1つを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項1または2のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機。
  4. 予め定めた第1の電圧または第2の電圧の少なくとも1つを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項1または2のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機。
  5. ワイヤ電極とワークとの極間に、正極性と負極性の両極性の電圧を1マイクロ秒以下の周期で、個々の電圧印加の間に、少なくとも印加時間以上の休止時間を設けて電圧を印加する電圧印加部と、
    前記極間に発生する極間電圧を検出する極間電圧検出部と、
    前記電圧印加部によって印加される電圧の印加回数を単位時間毎に計数する印加回数計数部と、
    前記極間電圧検出部により検出された極間電圧に基づき、極間電圧が所定の開放判定電圧レベル以上になった後、放電が発生しない開放状態を判別する開放判別部と、
    前記開放判別部が開放状態と判定した印加回数を単位時間毎に計数する開放回数計数部と、
    極間が所定の放電判定電圧レベル以上になった後、放電が発生して極間電圧が前記放電判定電圧レベル以下となる放電状態を判別する放電判別部と、
    前記放電判別部が放電状態と判定した印加回数を単位時間毎に計数する放電回数計数部と、
    極間電圧が所定の短絡判定電圧レベル以上にならない短絡状態を判別する短絡判別部と、
    前記短絡判別部が短絡状態と判定した印加回数を単位時間毎に計数する短絡回数計数部とを備え、
    予め定めた開放状態の極間電圧に対応する第1の電圧と、放電状態の極間電圧に対応する第2の電圧と、短絡状態の極間電圧に対応する第3の電圧と、前記印加回数計数部が計数した単位時間当りの印加回数と、前記開放回数計数部が計数した単位時間当りの開放回数と、前記放電回数計数部が計数した単位時間当りの放電回数と、前記短絡回数計数部が計数した単位時間当りの短絡回数に基づいて、前記極間の平均電圧を求めることを特徴とするワイヤ放電加工機。
  6. 前記極間の平均電圧を、
    (極間平均電圧)={(開放回数)×(第1の電圧)+(放電回数)×(第2の電圧)
    +(短絡回数)×(第3の電圧)}/(印加回数)
    により求めることを特徴とする請求項5に記載のワイヤ放電加工機。
  7. 前記開放状態、放電状態、短絡状態を判別する各判定電圧レベルの少なくとも1つを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項5または6のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機。
  8. 予め定めた第1の電圧〜第3の電圧の少なくとも1つを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項5または6のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機。
  9. ワイヤ電極とワークとの極間に、正極性と負極性の両極性の電圧を1マイクロ秒以下の周期で、個々の電圧印加の間に、少なくとも印加時間以上の休止時間を設けて電圧を印加する電圧印加部と、
    前記極間に発生する極間電圧を検出する極間電圧検出部と、
    前記電圧印加部によって印加される電圧の印加回数を単位時間毎に計数する印加回数計数部と、
    前記極間電圧検出部により検出された極間電圧に基づき、極間電圧が所定の短絡判定電圧レベル以上にならない短絡状態を判別する短絡判別部と、
    前記短絡判別部が短絡状態と判定した印加回数を単位時間毎に計数する短絡回数計数部とを備え、
    少なくとも予め定めた開放及び放電状態の極間電圧に対応する第4の電圧と、少なくとも前記印加回数計数部が計数した単位時間当りの印加回数と、前記短絡回数計数部が計数した単位時間当りの短絡回数に基づいて、前記極間の平均電圧を求めることを特徴とするワイヤ放電加工機。
  10. 前記極間の平均電圧を、
    (極間平均電圧)={(印加回数)-(短絡回数)}×(第4の電圧)/(印加回数)
    により求めることを特徴とする請求項9に記載のワイヤ放電加工機。
  11. 前記短絡状態を判別する判定電圧レベルを、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項9または10のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機。
  12. 前記予め定めた第4の電圧を、前記電圧印加部の電源電圧、ワーク板厚、ワイヤ径、ワーク材質の少なくともいずれか1つに従って、可変とすることを特徴とする請求項9または10のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機。
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