JP2013152331A - カメラ、カメラシステム、カメラボディおよびカメラ製造方法 - Google Patents

カメラ、カメラシステム、カメラボディおよびカメラ製造方法 Download PDF

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啓明 松井
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Abstract

【課題】光学的ローパスフィルタ機能をキャンセルすること。
【解決手段】カメラ20は、撮像素子103と、撮像素子103の前方に配置され異常光を第1の分離方向に所定距離だけずらして分離する第1の複屈折性光学部材104とが取付けられたパッケージ102と、第1の複屈折性光学部材104の前方に配置され、異常光を第1の分離方向と略180°ずれた第2の分離方向に略所定距離だけずらして分離する第2の複屈折性光学部材209と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、カメラ、カメラシステム、カメラボディおよびカメラ製造方法に関する。
従来、撮像素子を内蔵し、開口部に光学的ローパスフィルタが取付けられた撮像素子パッケージが知られている(特許文献1参照)。
特開2011−176674号公報
撮像素子パッケージの開発や製造にはコストがかかるため、種々のカメラに共通の撮像素子パッケージを使用することが望まれている。しかしながら、光学的ローパスフィルタ機能をなくすことで高解像度のカメラを実現する場合には、上述した光学的ローパスフィルタ付きの撮像素子パッケージを使用することができなかった。
(1)本発明によるカメラは、撮像素子と、撮像素子の前方に配置され異常光を第1の分離方向に所定距離だけずらして分離する第1の複屈折性光学部材とが取付けられたパッケージと、第1の複屈折性光学部材の前方に配置され、異常光を第1の分離方向と略180°ずれた第2の分離方向に略所定距離だけずらして分離する第2の複屈折性光学部材と、を備えることを特徴とする。
(2)本発明によるカメラシステムは、第1のカメラと第2のカメラとからなるカメラシステムであって、第1のカメラは、第1の撮像素子と、第1の撮像素子の前方に配置され、異常光を第1の分離方向に第1の所定距離だけずらして分離する第1の複屈折性光学部材とが取付けられた第1のパッケージと、第1の複屈折性光学部材の前方に配置され、異常光を第1の分離方向と異なる第2の分離方向に第2の所定距離だけずらして分離する第2の複屈折性光学部材と、第1及び第2の複屈折性光学部材の間に配置される波長板と、第1のパッケージを第1のカメラのボディに取付ける第1の取付部材と、第2の複屈折性光学部材を第1のカメラのボディに取付ける第2の取付部材と、波長板を第1のカメラのボディに取付ける第3の取付部材と、を備え、第2のカメラは、第2の撮像素子と、第2の撮像素子の前方に配置され異常光を第1の分離方向に第1の所定距離だけずらして分離する第3の複屈折性光学部材とが取付けられた第2のパッケージと、第3の複屈折性光学部材の前方に配置され、異常光を第1の分離方向と略180°ずれた第3の分離方向に略第1の所定距離だけずらして分離する第4の複屈折性光学部材と、第3及び第4の複屈折性光学部材の間に配置され、波長板と略同一の光路長を有する平行平面光学部材と、第2のパッケージを第2のカメラのボディに取付ける第4の取付部材と、第4の複屈折性光学部材を第2のカメラのボディに取付ける第5の取付部材と、平行平面光学部材を第2のカメラのボディに取付ける第6の取付部材と、を備え、第1の撮像素子と第2の撮像素子とは、同一部品であり、第1の複屈折性光学部材と第3の複屈折性光学部材とは、同一部品であり、第1のパッケージと第2のパッケージとは、同一部品であり、第1の取付部材と第4の取付部材とは、同一部品であり、第2の取付部材と第5の取付部材とは、同一部品であり、第3の取付部材と第6の取付部材とは、同一部品であることを特徴とする。
(3)本発明によるカメラボディは、第1のカメラおよび第2のカメラに使用される共通のカメラボディであって、第1の取付部材と、第2の取付部材と、第3の取付部材と、を備え、第1のカメラを構成する際には、第1の取付部材は、撮像素子と、撮像素子の前方に配置され、異常光を第1の分離方向に第1の所定距離だけずらして分離する第1の複屈折性光学部材とが取付けられたパッケージをカメラボディに取付け、第2の取付部材は、異常光を第1の分離方向と異なる第2の分離方向に第2の所定距離だけずらして分離する第2の複屈折性光学部材をカメラボディに取付け、第3の取付部材は、第1及び第2の複屈折性光学部材の間に配置される波長板をカメラボディに取付け、第2のカメラを構成する際には、第1の取付部材は、撮像素子と第1の複屈折性光学部材とが取付けられたパッケージをカメラボディに取付け、第2の取付部材は、第2の複屈折性光学部材に替えて、第1の複屈折性光学部材の前方に配置され、異常光を第1の分離方向と略180°ずれた第3の分離方向に略第1の所定距離だけずらして分離する第3の複屈折性光学部材をカメラボディに取付け、第3の取付部材は、波長板に替えて、第1及び第3の複屈折性光学部材の間に配置され、波長板と略同一の光路長を有する平行平面光学部材をカメラボディに取付けることを特徴とする。
(4)本発明によるカメラ製造方法は、第1のカメラと第2のカメラとを製造する方法であって、第1のカメラの製造方法では、第1の撮像素子と、第1の撮像素子の前方に配置され、異常光を第1の分離方向に第1の所定距離だけずらして分離する第1の複屈折性光学部材とが取付けられた第1のパッケージを、第1の取付部材によって第1のカメラのボディに取付け、第1の複屈折性光学部材の前方に配置され、異常光を第1の分離方向と異なる第2の分離方向に第2の所定距離だけずらして分離する第2の複屈折性光学部材を、第2の取付部材によって第1のカメラのボディに取付け、第1及び第2の複屈折性光学部材の間に配置される波長板を、第3の取付部材によって第1のカメラのボディに取付け、第2のカメラの製造方法では、第2の撮像素子と、第2の撮像素子の前方に配置され異常光を第1の分離方向に第1の所定距離だけずらして分離する第3の複屈折性光学部材とが取付けられた第2のパッケージを、第4の取付部材によって第2のカメラのボディに取付け、第3の複屈折性光学部材の前方に配置され、異常光を第1の分離方向と略180°ずれた第3の分離方向に略第1の所定距離だけずらして分離する第4の複屈折性光学部材を、第5の取付部材によって第2のカメラのボディに取付け、第3及び第4の複屈折性光学部材の間に配置され、波長板と略同一の光路長を有する平行平面光学部材を、第6の取付部材によって第2のカメラのボディに取付け、第1の撮像素子と第2の撮像素子とは、同一部品であり、第1の複屈折性光学部材と第3の複屈折性光学部材とは、同一部品であり、第1のパッケージと第2のパッケージとは、同一部品であり、第1の取付部材と第4の取付部材とは、同一部品であり、第2の取付部材と第5の取付部材とは、同一部品であり、第3の取付部材と第6の取付部材とは、同一部品であることを特徴とする。
本発明によれば、光学的ローパスフィルタ機能をキャンセルすることができる。
第1のカメラを側面から見た断面図である。 (a)は第1のカメラを上面から見た場合の常光線と異常光線の様子を説明する図であり、(b)は第1のカメラを側面から見た場合の常光線と異常光線の様子を説明する図である。 第2のカメラを側面から見た断面図である。 (a)は第2のカメラを上面から見た場合の常光線と異常光線の様子を説明する図であり、(b)は第2のカメラを側面から見た場合の常光線と異常光線の様子を説明する図である。 第1のカメラおよび第2のカメラの解像度と空間周波数との関係を説明する図である。 変形例1によるカメラを側面から見た断面図である。 変形例4によるカメラの常光線と異常光線の様子を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。なお、本発明に関わる機器および装置以外の一般的な機器および装置については図示と説明を省略する。本発明の一実施の形態によるカメラシステムは、光学的ローパスフィルタ機能を有するカメラ(第1のカメラと呼ぶ)と、光学的ローパスフィルタ機能を有さないカメラ(第2のカメラと呼ぶ)とからなる。なお、光学的ローパスフィルタ機能とは、被写体光のうち空間周波数の高い光を除去することにより偽色やモアレを防止する機能のことである。第2のカメラは、光学的ローパスフィルタ機能をなくすことで、第1のカメラと比較して高解像度のカメラを実現している。
図1は、第1のカメラ10を側面から見た断面図を模式的に示す。第1のカメラ10のカメラボディ100には、ボディ側マウント部101を介して、交換レンズ300が着脱可能に取付けられる。交換レンズ300には、撮影レンズ301と、ボディ側マウント部101に対応するレンズ側マウント部302が設けられている。なお、各図において、撮影レンズ301の光軸方向をz軸とする。z軸では、カメラボディ100から交換レンズ300へ向かう方向を前方向とし、逆方向を後方向とする。また、カメラの左右方向(水平方向)に対応する方向をx軸とし、カメラの上下方向(垂直方向)に対応する方向をy軸とする。
カメラボディ100の後部には、撮像素子パッケージ102が設けられている。撮像素子パッケージ102には、撮像素子103が収納されて取付けられている。また、撮像素子パッケージ102の開口部には、複屈折性を有する第1の複屈折性フィルタ104が取付けられている。撮像素子103には、撮影レンズ301を介して受光した被写体光をその強度に応じた画像信号に変換するCCDやCMOSなどの光電変換素子が二次元状に配列されている。撮像素子パッケージ102は、第1のホルダ105によってカメラボディ100に取付けられ、撮像素子103の撮像面が撮影レンズ301の予定結像面に位置するように位置決めされている。
第1の複屈折性フィルタ104の前方には、被写体光から赤外光を除去する赤外光カットガラス106と1/4波長板107とが貼り合わされて配置されている。なお、赤外光カットガラス106が第1の複屈折性フィルタ104側に配置され、1/4波長板107がボディ側マウント部101側に配置されている。赤外光カットガラス106および1/4波長板107は、第2のホルダ108によってカメラボディ100に取付けられ、撮影レンズ301から撮像素子103までの被写体光の光路上における所定の位置に位置決めされている。
1/4波長板107の前方には、複屈折性を有する第2の複屈折性フィルタ109が配置されている。第2の複屈折性フィルタ109は、第3のホルダ110によってカメラボディ100に取付けられ、撮影レンズ301から撮像素子103までの被写体光の光路上における所定の位置に位置決めされている。また第2の複屈折性フィルタ109には、第2の複屈折性フィルタ109に付着した塵埃を除去するための振動板111が設置されている。振動板111は圧電素子によって構成される。
第1の複屈折性フィルタ104の前側表面から赤外光カットガラス106の後側表面まで、および1/4波長板107の前側表面から第2の複屈折性フィルタ109の後側表面までは、公知のスペーサ又はシール部材(不図示)によって密閉された空間が形成される。したがってこれらの空間内に外部から異物が侵入することはない。しかし、第2の複屈折性フィルタ109の前側表面はカメラボディ100内の空間に露出しているため、塵埃などの異物が付着することがある。そこで、第2の複屈折性フィルタ109に設置された振動板111を振動させることによって第2の複屈折性フィルタ109を振動させて、第2の複屈折性フィルタ109の前側表面に付着した異物を払い落とすように構成されている。なお、本実施形態では、第2の複屈折性フィルタ109と1/4波長板107とがz軸方向に間隔を有するので、第2の複屈折性フィルタ109と1/4波長板107とが密着している場合と比べて、第2の複屈折性フィルタ109を振動させやすくなっている。
第1の複屈折性フィルタ104と第2の複屈折性フィルタ109とは、略同一の複屈折性材質(たとえば水晶やリチウムナイオベイト等)および厚みでなる。ゆえに第1の複屈折性フィルタ104と第2の複屈折性フィルタ109とは、光路長および異常光線の分離距離が略同一である。また、第1の複屈折性フィルタ104による異常光線の分離方向はy軸に略平行な方向であり、第2の複屈折性フィルタ109による異常光線の分離方向はx軸に略平行な方向である。すなわち、第1の複屈折性フィルタ104による分離方向と第2の複屈折性フィルタ109による分離方向とのなす角は、略90°である。
図2(a)および(b)は、第1のカメラ10における常光線と異常光線の様子を説明する図である。図2(a)は、第1のカメラ10を上面から見た場合を示し、図2(b)は、第1のカメラ10を側面から見た場合を示す。撮影レンズ301から入射される円偏光の被写体光は、図2(a)に示すように、第2の複屈折性フィルタ109により直線偏光の常光線L1と、直線偏光の異常光線L2とに分離される。常光線L1は、第2の複屈折性フィルタ109内をz軸方向に平行に進行して射出される。異常光線L2は、第2の複屈折性フィルタ109内を結晶軸方向AR2に平行に進行してz軸に平行な方向に射出されることにより、常光線L1に対してx軸方向に距離dだけずれて分離される。
第2の複屈折性フィルタ109を透過した常光線L1および異常光線L2のそれぞれは、1/4波長板107により直線偏光から円偏光に変えられて、赤外光カットガラス106を透過して、第1の複屈折性フィルタ104に入射する。
図2(b)に示すように、第1の複屈折性フィルタ104に入射した円偏光の常光線L1は、直線偏光の常光線L3と、直線偏光の異常光線L4とに分離される。常光線L3は、第1の複屈折性フィルタ104内をz軸方向に平行に進行して射出される。異常光線L4は、第1の複屈折性フィルタ104内を結晶軸方向AR1に平行に進行してz軸に平行な方向に射出されることにより、常光線L3に対してy軸方向に距離dだけずれて分離される。また、第1の複屈折性フィルタ104に入射した円偏光の異常光線L2は、直線偏光の常光線L5と、直線偏光の異常光線L6とに分離される。常光線L5は、第1の複屈折性フィルタ104内をz軸方向に平行に進行して射出される。異常光線L6は、第1の複屈折性フィルタ104内を結晶軸方向AR1に平行に進行してz軸に平行な方向に射出されることにより、常光線L5に対してy軸方向に距離dだけずれて分離される。
このように、撮影レンズ301からの被写体光は、第2の複屈折性フィルタ109および第1の複屈折性フィルタ104により、4つの直線偏光L3〜L6に分離されて撮像素子103へ入射される。この場合、撮像素子103には、それぞれの光線が正方形形状の各頂点を形成するように被写体光が入射される。以上のようにして第1のカメラ10では、光学的ローパスフィルタ機能を実現している。
図3は、第2のカメラ20を側面から見た断面図を模式的に示す。第2のカメラ20では、第1のカメラ10と共通の部材を用いながらも、第1のカメラ10と異なり光学的ローパスフィルタ機能を有さないカメラを実現している。
具体的に、第2のカメラ20は、第1のカメラ10と共通のカメラボディ100を有する。第2のカメラ20のカメラボディ100には、第1のカメラ10と同様に交換レンズ300が着脱可能に取付けられるボディ側マウント部101が設けられている。また、第2のカメラ20のカメラボディ100には、第1のカメラ10と同一の撮像素子パッケージ102、すなわち撮像素子103および第1の複屈折性フィルタ104が取付けられた撮像素子パッケージ102が、第1のカメラ10と同一の第1のホルダ105によって取付けられている。
第2のカメラ20において、第1の複屈折性フィルタ104の前方には、第1のカメラ10と同一の赤外光カットガラス106と、平行平面ガラス207とが貼り合わされて配置されている。平行平面ガラス207は、第1のカメラ10の1/4波長板107と略同一の形状、大きさおよび厚みでなる。ゆえに、赤外光カットガラス106および平行平面ガラス207は、第1のカメラ10と同一の第2のホルダ108によって、第2のカメラ20のカメラボディ100に取付けることができる。また平行平面ガラス207と1/4波長板107とは、材質が異なるものの屈折率の相違が小さく、且つ、上述したように厚みも略同一であるため、略同一の光路長を有する。
第2のカメラ20において、平行平面ガラス207の前方には、複屈折性を有する第3の複屈折性フィルタ209が配置されている。第3の複屈折性フィルタ209には、第1のカメラ10と同一の振動板111が設置されている。第3の複屈折性フィルタ209による異常光線の分離方向は、第1の複屈折性フィルタ104による異常光線の分離方向と略正反対の方向である。すなわち、第1の複屈折性フィルタ104による分離方向と第3の複屈折性フィルタ209による分離方向とのなす角は、略180°である。また、第3の複屈折性フィルタ209は、第1の複屈折性フィルタ104と略同一の材質および厚みでなるので、光路長および異常光線の分離距離dは略同一である。
さらに第3の複屈折性フィルタ209は、第1のカメラ10の第2の複屈折性フィルタ109と略同一の形状、大きさおよび厚みでなるので、第1のカメラ10と同一の第3のホルダ110によって、第2のカメラ20のカメラボディ100に取付けることができる。また第3の複屈折性フィルタ209は、第2の複屈折性フィルタ109と略同一の材質および厚みでなるので、第2の複屈折性フィルタ109と光路長が略同一である。
このように第3の複屈折性フィルタ209と第2の複屈折性フィルタ109の光路長が略同一であり、且つ、上述したように平行平面ガラス207と1/4波長板107の光路長も略同一であるため、第2のカメラ20において、ボディ側マウント部101から撮像素子103までの光路長を第1のカメラ10と同一にすることができる。
以上のように第2のカメラ20は、第1のカメラ10と共通のカメラボディ100、撮像素子パッケージ102、第1のホルダ105、第2のホルダ108、および第3のホルダ110によって構成されている。また第2のカメラ20には、第1のカメラ10の第2の複屈折性フィルタ109の代わりに第3の複屈折性フィルタ209が設けられ、1/4波長板107の代わりに平行平面ガラス207が設けられている。
図4(a)および(b)は、第2のカメラ20における常光線と異常光線の様子を説明する図である。図4(a)は、第2のカメラ20を上面から見た場合を示し、図4(b)は、第2のカメラ20を側面から見た場合を示す。撮影レンズ301から入射される円偏光の被写体光は、図4(b)に示すように、第3の複屈折性フィルタ209により直線偏光の常光線L11と、直線偏光の異常光線L12とに分離される。常光線L11は、第3の複屈折性フィルタ209内をz軸方向に平行に進行して射出される。異常光線L12は、第3の複屈折性フィルタ209内を結晶軸方向AR3に平行に進行してz軸に平行な方向に射出されることにより、常光線L11に対してy軸方向に距離dだけずれて分離される。
第3の複屈折性フィルタ209を透過した常光線L11および異常光線L12のそれぞれは、平行平面ガラス207および赤外光カットガラス106を透過して、第1の複屈折性フィルタ104に入射する。第1の複屈折性フィルタ104に入射した常光線L11は、第1の複屈折性フィルタ104内をz軸に平行な方向に進行して、射出される。第1の複屈折性フィルタ104に入射した異常光線L12は、第1の複屈折性フィルタ104内を結晶軸方向AR1に平行に進行し、常光線L11と同位置から異常光線L12が射出される。これは、第3の複屈折性フィルタ209による分離方向と第1の複屈折性フィルタ104による分離方向とが略180°異なることと、第3の複屈折性フィルタ209および第1の複屈折性フィルタ104の分離距離dが略同一であることによるものである。すなわち、第3の複屈折性フィルタ209の複屈折特性と第1の複屈折性フィルタ104の複屈折特性とが相殺されるので、第3の複屈折性フィルタ209による異常光線L12の分離距離dが、第1の複屈折性フィルタ104の分離特性により打ち消される。その結果、第3の複屈折性フィルタ209に入射した円偏光の被写体光は、異常光線が分離されることなく撮像素子103に導かれる。以上のようにして第2のカメラ20は、第1の複屈折性フィルタ104が取付けられた撮像素子パッケージ102が設けられているものの、光学的ローパスフィルタ機能をキャンセルするように構成されている。
図5は、第1のカメラ10および第2のカメラ20の解像度と空間周波数との関係を示したグラフである。図5の縦軸が解像度を示し、横軸が空間周波数を示す。線G1は、第2のカメラ20において、第1の複屈折性フィルタ104による分離方向と第3の複屈折性フィルタ209による分離方向とのなす角が180°である場合(この場合を角度ずれ0°とする)を示す。線G2は、第2のカメラ20において、第1の複屈折性フィルタ104による分離方向と第3の複屈折性フィルタ209による分離方向とのなす角が180°から5°ずれた場合(この場合を角度ずれ5°とする)である場合を示す。線G3は、第1のカメラ10の場合を示す。
図5に示すように、第2のカメラ20において、角度ずれ0°である場合と比較して角度ずれ5°である場合の方が解像度は若干低くなる。しかしながら、角度ずれ5°であっても、第1のカメラ10、すなわちローパスフィルタ機能のあるカメラと比較して解像度は全体的に十分高い。
このように第2のカメラ20では、光学的ローパスフィルタ機能をなくすことで、第1のカメラ10と比較して高解像度のカメラを実現できる。また、第2のカメラ20において、第1の複屈折性フィルタ104による分離方向と第3の複屈折性フィルタ209による分離方向とのなす角は、ちょうど180°であることが最も好ましいが、180°±5°の範囲(すなわち175°から185°までの範囲)であってもよい。すなわち、第2のカメラ20の製造時において、第1の複屈折性フィルタ104または第3の複屈折性フィルタ209の取付け角度にずれが発生した場合にも、この範囲内であれば許容することができる。
上述した第1のカメラ10について、本実施形態に関する製造方法は以下の通りである。撮像素子103と第1の複屈折性フィルタ104とが取付けられた撮像素子パッケージ102を、第1のホルダ105によって第1のカメラ10のカメラボディ100に取付ける。また、1/4波長板107と赤外光カットガラス106とを貼り合わせたものを、第2のホルダ108によって第1のカメラ10のカメラボディ100に取付ける。さらに、第2の複屈折性フィルタ109を第3のホルダ110によって第1のカメラ10のカメラボディ100に取付ける。
また第2のカメラ20について、本実施形態に関する製造方法は以下の通りである。撮像素子103と第1の複屈折性フィルタ104とが取付けられた撮像素子パッケージ102を、第1のホルダ105によって第2のカメラ20のカメラボディ100に取付ける。また、平行平面ガラス207と赤外光カットガラス106とを貼り合わせたものを、第2のホルダ108によって第2のカメラ20のカメラボディ100に取付ける。さらに、第3の複屈折性フィルタ209を第3のホルダ110によって第2のカメラ20のカメラボディ100に取付ける。
以上説明した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)第2のカメラ20は、撮像素子103と、撮像素子103の前方に配置され異常光を第1の分離方向に所定距離dだけずらして分離する第1の複屈折性フィルタ104とが取付けられた撮像素子パッケージ102と、第1の複屈折性フィルタ104の前方に配置され、異常光を第1の分離方向と略180°ずれた第2の分離方向に略所定距離dだけずらして分離する第3の複屈折性フィルタ209と、を備えるので、第1の複屈折性フィルタ104の複屈折特性が第3の複屈折性フィルタ209の複屈折特性によりキャンセルされる。したがって、第1の複屈折性フィルタ104が取付けられた撮像素子パッケージ102を用いて、光学的ローパスフィルタ機能を有さない第2のカメラ20を実現できる。ゆえに撮像素子パッケージ102を第1のカメラ10と共通にすることができるので、撮像素子パッケージの開発や製造にかかるコストを削減できる。
(2)上記(1)の第2のカメラ20において、第1の複屈折性フィルタ104及び第3の複屈折性フィルタ209間に配置される平行平面ガラス207を更に備えるように構成したので、光学的ローパスフィルタ機能を有する第1のカメラ10と、ボディ側マウント部101から撮像素子103までの光路長を合わせることができる。
(3)上記(1)または(2)の第2のカメラ20において、第1の複屈折性フィルタ104による分離方向と第3の複屈折性フィルタ209による分離方向とのなす角が175°から185°までの範囲内であるように構成したので、第1のカメラ10と比較して解像度を十分に高くすることができる。
(4)カメラシステムは、第1のカメラ10と第2のカメラ20とを備える。第1のカメラ10は、撮像素子103と、撮像素子103の前方に配置され異常光を第1の分離方向(y軸方向)に所定距離dだけずらして分離する第1の複屈折性フィルタ104とが取付けられた撮像素子パッケージ102と、第1の複屈折性フィルタ104の前方に配置され、異常光を第1の分離方向と異なる第2の分離方向(x軸方向)に所定距離dだけずらして分離する第2の複屈折性フィルタ109と、第1の複屈折性フィルタ104と第2の複屈折性フィルタ109の間に配置される1/4波長板107と、撮像素子パッケージ102をカメラボディ100に取付ける第1のホルダ105と、第2の複屈折性フィルタ109をカメラボディ100に取付ける第3のホルダ110と、1/4波長板107をカメラボディ100に取付ける第2のホルダ108と、を備える。第2のカメラ20は、撮像素子103および第1の複屈折性フィルタ104が取付けられた撮像素子パッケージ102と、第1の複屈折性フィルタ104の前方に配置され、異常光を第1の分離方向と略180°ずれた第3の分離方向に略所定距離dだけずらして分離する第3の複屈折性フィルタ209と、第1の複屈折性フィルタ104及び第3の複屈折性フィルタ209の間に配置され、1/4波長板107と略同一の光路長を有する平行平面ガラス207と、撮像素子パッケージ102をカメラボディ100に取付ける第1のホルダ105と、第3の複屈折性フィルタ209をカメラボディ100に取付ける第3のホルダ110と、平行平面ガラス207をカメラボディ100に取付ける第2のホルダ108と、を備える。このように、異なるカメラ(第1のカメラ10および第2のカメラ20)において、共通の撮像素子パッケージ102、第1のホルダ105、第2のホルダ108および第3のホルダ110を使用することができるので、これらの開発や製造にかかるコストを削減できる。
(5)カメラボディ100は、第1のカメラ10および第2のカメラ20に使用される共通のカメラボディであって、第1のホルダ105と、第2のホルダ108と、第3のホルダ110と、を備える。第1のカメラ10を構成する際には、第1のホルダ105は、撮像素子103および第1の複屈折性フィルタ104が取付けられた撮像素子パッケージ102をカメラボディ100に取付け、第2のホルダ108は、第2の複屈折性フィルタ109をカメラボディ100に取付け、第3のホルダ110は、1/4波長板107をカメラボディ100に取付ける。第2のカメラ20を構成する際には、第1のホルダ105は、撮像素子103および第1の複屈折性フィルタ104が取付けられた撮像素子パッケージ102をカメラボディ100に取付け、第2のホルダ108は、第3の複屈折性フィルタ209をカメラボディ100に取付け、第3のホルダ110は、平行平面ガラス207をカメラボディ100に取付ける。このように、異なるカメラ(第1のカメラ10および第2のカメラ20)において、共通のカメラボディ100を使用することができるので、カメラボディ100の開発や製造にかかるコストを削減できる。
(変形例1)
上述した実施の形態では、第1のカメラ10において、撮像素子パッケージ102、赤外光カットガラス106および1/4波長板107、第2の複屈折性フィルタ109が、それぞれ第1のホルダ105、第2のホルダ108、第3のホルダ110によってカメラボディ100に取付けられている例について説明した。しかしながら、図6に示すように、撮像素子パッケージ102、赤外光カットガラス106および1/4波長板107、第2の複屈折性フィルタ109を一つのホルダ120によってカメラボディ100に取付けるようにしてもよい。同様に、第2のカメラ20において、撮像素子パッケージ102、赤外光カットガラス106および平行平面ガラス207、第3の複屈折性フィルタ209を一つのホルダ120によってカメラボディ100に取付けるようにしてもよい。なお、各ホルダは、各図に示す形状および大きさに限定されるものではない。
(変形例2)
上述した実施の形態では、第1のカメラ10および第2のカメラ20において、赤外光カットガラス106を1/4波長板107または平行平面ガラス207に貼り合わせて配置する例について説明した。しかしながら、赤外光カットガラス106は、上述した位置に限定されるものではなく、撮像素子103よりも前方であればこの他の位置に配置するようにしてもよい。
(変形例3)
上述した実施の形態では、第1のカメラ10において、撮像素子パッケージ102、赤外光カットガラス106および1/4波長板107、第2の複屈折性フィルタ109がそれぞれz軸方向に間隔を有するように配置されている例について説明した。しかしながらこれらの光学部材は、密着するように配置されていてもよい。第2のカメラ20においても同様に、各光学部材が密着するように配置されていてもよい。
(変形例4)
上述した実施の形態のカメラシステムに、光学的ローパスフィルタ機能を強調した第3のカメラを更に設けるようにしてもよい。図7は、第3のカメラ30を側面から見た場合における常光線と異常光線の様子を説明する図である。第3のカメラ30には、第2のカメラ20における第3の複屈折性フィルタ209の代わりに、複屈折性を有する第4の複屈折性フィルタ309が設けられる。また第3のカメラ30には、第4の複屈折性フィルタ309以外は、第2のカメラ20と共通の部材が設けられる。
第4の複屈折性フィルタ309は、第1の複屈折性フィルタ104および第3の複屈折性フィルタ209と略同一の材質および厚みでなるので、光路長および異常光線の分離距離dは略同一である。また第4の複屈折性フィルタ309による異常光線の分離方向は、第1の複屈折性フィルタ104による異常光線の分離方向と略同一である。
図7に示すように、撮影レンズ301から入射される円偏光の被写体光は、第4の複屈折性フィルタ309により直線偏光の常光線L21と、直線偏光の異常光線L22とに分離される。常光線L21は、第4の複屈折性フィルタ309内をz軸方向に平行に進行して射出される。異常光線L22は、第4の複屈折性フィルタ309内を結晶軸方向AR4に平行に進行してz軸に平行な方向に射出されることにより、常光線L21に対してy軸方向に距離dだけずれて分離される。
第4の複屈折性フィルタ309を透過した常光線L21および異常光線L22のそれぞれは、平行平面ガラス207および赤外光カットガラス106を透過して、第1の複屈折性フィルタ104に入射する。
第1の複屈折性フィルタ104に入射した常光線L21は、第1の複屈折性フィルタ104内をz軸方向に平行に進行して撮像素子103へ射出される。また第1の複屈折性フィルタ104に入射した異常光線L22は、第1の複屈折性フィルタ104内を結晶軸方向AR1に平行に進行してz軸に平行な方向に射出される。ここで異常光線L22は、第4の複屈折性フィルタ309および第1の複屈折性フィルタ104によってそれぞれ略同一の方向に距離dだけ分離されているので、第1の複屈折性フィルタ104から射出される時点で常光線L21に対して距離2dだけ分離されることとなる。すなわち、第3のカメラ30では、異常光線が、第1のカメラ10と比較して、y軸方向に2倍の距離だけ分離される。ゆえに第3のカメラ30は、第1のカメラ10と比較して光学的ローパスフィルタ機能を強めることができる。
なお、第3のカメラ30では、光学的ローパスフィルタ機能が強調される分、解像度が低くなる。したがって第3のカメラ30は、たとえば、静止画よりも解像度を低くして撮影される場合が多い動画の撮影用カメラとして用いることができる。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。また、上記実施形態に各変形例の構成を適宜組み合わせてもかまわない。
10…第1のカメラ、20…第2のカメラ、100…カメラボディ、102…撮像素子パッケージ、103…撮像素子、104…第1の複屈折性フィルタ、105…第1のホルダ、106…赤外光カットガラス、107…1/4波長板、108…第2のホルダ、109…第2の複屈折性フィルタ、110…第3のホルダ、207…平行平面ガラス、209…第3の複屈折性フィルタ

Claims (6)

  1. 撮像素子と、前記撮像素子の前方に配置され異常光を第1の分離方向に所定距離だけずらして分離する第1の複屈折性光学部材とが取付けられたパッケージと、
    前記第1の複屈折性光学部材の前方に配置され、異常光を前記第1の分離方向と略180°ずれた第2の分離方向に略前記所定距離だけずらして分離する第2の複屈折性光学部材と、
    を備えることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記第1及び第2の複屈折性光学部材の間に配置される平行平面光学部材を更に備えることを特徴とするカメラ。
  3. 請求項1または2に記載のカメラにおいて、
    前記第1の分離方向と前記第2の分離方向とのなす角は、175°から185°までの範囲内であることを特徴とするカメラ。
  4. 第1のカメラと第2のカメラとからなるカメラシステムであって、
    前記第1のカメラは、
    第1の撮像素子と、前記第1の撮像素子の前方に配置され、異常光を第1の分離方向に第1の所定距離だけずらして分離する第1の複屈折性光学部材とが取付けられた第1のパッケージと、
    前記第1の複屈折性光学部材の前方に配置され、異常光を前記第1の分離方向と異なる第2の分離方向に第2の所定距離だけずらして分離する第2の複屈折性光学部材と、
    前記第1及び第2の複屈折性光学部材の間に配置される波長板と、
    前記第1のパッケージを前記第1のカメラのボディに取付ける第1の取付部材と、
    前記第2の複屈折性光学部材を前記第1のカメラのボディに取付ける第2の取付部材と、
    前記波長板を前記第1のカメラのボディに取付ける第3の取付部材と、を備え、
    前記第2のカメラは、
    第2の撮像素子と、前記第2の撮像素子の前方に配置され異常光を前記第1の分離方向に前記第1の所定距離だけずらして分離する第3の複屈折性光学部材とが取付けられた第2のパッケージと、
    前記第3の複屈折性光学部材の前方に配置され、異常光を前記第1の分離方向と略180°ずれた第3の分離方向に略前記第1の所定距離だけずらして分離する第4の複屈折性光学部材と、
    前記第3及び第4の複屈折性光学部材の間に配置され、前記波長板と略同一の光路長を有する平行平面光学部材と、
    前記第2のパッケージを前記第2のカメラのボディに取付ける第4の取付部材と、
    前記第4の複屈折性光学部材を前記第2のカメラのボディに取付ける第5の取付部材と、
    前記平行平面光学部材を前記第2のカメラのボディに取付ける第6の取付部材と、を備え、
    前記第1の撮像素子と前記第2の撮像素子とは、同一部品であり、
    前記第1の複屈折性光学部材と前記第3の複屈折性光学部材とは、同一部品であり、
    前記第1のパッケージと前記第2のパッケージとは、同一部品であり、
    前記第1の取付部材と前記第4の取付部材とは、同一部品であり、
    前記第2の取付部材と前記第5の取付部材とは、同一部品であり、
    前記第3の取付部材と前記第6の取付部材とは、同一部品であることを特徴とするカメラシステム。
  5. 第1のカメラおよび第2のカメラに使用される共通のカメラボディであって、
    第1の取付部材と、
    第2の取付部材と、
    第3の取付部材と、を備え、
    前記第1のカメラを構成する際には、
    前記第1の取付部材は、撮像素子と、前記撮像素子の前方に配置され、異常光を前記第1の分離方向に前記第1の所定距離だけずらして分離する第1の複屈折性光学部材とが取付けられたパッケージを前記カメラボディに取付け、
    前記第2の取付部材は、異常光を前記第1の分離方向と異なる第2の分離方向に第2の所定距離だけずらして分離する第2の複屈折性光学部材を前記カメラボディに取付け、
    前記第3の取付部材は、前記第1及び第2の複屈折性光学部材の間に配置される波長板を前記カメラボディに取付け、
    前記第2のカメラを構成する際には、
    前記第1の取付部材は、前記撮像素子と前記第1の複屈折性光学部材とが取付けられた前記パッケージを前記カメラボディに取付け、
    前記第2の取付部材は、前記第1の複屈折性光学部材の前方に配置され、異常光を前記第1の分離方向と略180°ずれた第3の分離方向に略前記第1の所定距離だけずらして分離する第3の複屈折性光学部材を前記カメラボディに取付け、
    前記第3の取付部材は、前記第1及び第3の複屈折性光学部材の間に配置され、前記波長板と略同一の光路長を有する平行平面光学部材を前記カメラボディに取付けることを特徴とするカメラボディ。
  6. 第1のカメラと第2のカメラとを製造する方法であって、
    前記第1のカメラの製造方法では、
    第1の撮像素子と、前記第1の撮像素子の前方に配置され、異常光を第1の分離方向に第1の所定距離だけずらして分離する第1の複屈折性光学部材とが取付けられた第1のパッケージを、第1の取付部材によって前記第1のカメラのボディに取付け、
    前記第1の複屈折性光学部材の前方に配置され、異常光を前記第1の分離方向と異なる第2の分離方向に第2の所定距離だけずらして分離する第2の複屈折性光学部材を、第2の取付部材によって前記第1のカメラのボディに取付け、
    前記第1及び第2の複屈折性光学部材の間に配置される波長板を、第3の取付部材によって前記第1のカメラのボディに取付け、
    前記第2のカメラの製造方法では、
    第2の撮像素子と、前記第2の撮像素子の前方に配置され異常光を前記第1の分離方向に前記第1の所定距離だけずらして分離する第3の複屈折性光学部材とが取付けられた第2のパッケージを、第4の取付部材によって前記第2のカメラのボディに取付け、
    前記第3の複屈折性光学部材の前方に配置され、異常光を前記第1の分離方向と略180°ずれた第3の分離方向に略前記第1の所定距離だけずらして分離する第4の複屈折性光学部材を、第5の取付部材によって前記第2のカメラのボディに取付け、
    前記第3及び第4の複屈折性光学部材の間に配置され、前記波長板と略同一の光路長を有する平行平面光学部材を、第6の取付部材によって前記第2のカメラのボディに取付け、
    前記第1の撮像素子と前記第2の撮像素子とは、同一部品であり、
    前記第1の複屈折性光学部材と前記第3の複屈折性光学部材とは、同一部品であり、
    前記第1のパッケージと前記第2のパッケージとは、同一部品であり、
    前記第1の取付部材と前記第4の取付部材とは、同一部品であり、
    前記第2の取付部材と前記第5の取付部材とは、同一部品であり、
    前記第3の取付部材と前記第6の取付部材とは、同一部品であることを特徴とするカメラ製造方法。
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