JP5115341B2 - 光学部品および光学機器 - Google Patents

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光学部品および光学機器に関し、より詳細には、防塵機能を有する光学部品および光学機器に関する。
レンズ交換式デジタルカメラなどでは、撮像素子周辺の光学部品にゴミが付着し、撮影した映像にゴミが写りこむなどの問題が発生している。このような問題を解消するために、撮像素子および光学ローパスフィルタ等を封止するガラス板を設け、ガラス板に圧電素子を取り付けて振動させることによって、ゴミを除去する光学部品が開発されている(特許文献1等参照)。
しかし、従来技術のような光学部品では、光学ローパスフィルタや撮像素子を封止するためのガラス板等を新たに設ける必要があり、部品数が増加して構造が複雑になるという問題を有している。
特開2002−204379号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、塵埃などを良好に除去できる光学部品と、このような光学部品を有する光学機器を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る光学部品は、
入射した光線を2つの方向に分離する複屈折板(22,92)と、
前記光線の分離する方向である分離方向(81,84)に沿って前記複屈折板に備えられ、前記複屈折板を振動させる振動部材(20)とを有することを特徴とする。
また、例えば、前記複屈折板は、前記光線の分離方向に沿って備えられ互いに対向する一対の第1の辺(221)と、前記第1の辺と交差する方向に備えられ互いに対向する一対の第2の辺(222)とを有していてもよい。
また、例えば、前記第1の辺は、前記第2の辺よりも長くてもよい。
また、例えば、前記第2の辺は、前記第1の辺よりも長くてもよい。
また、本発明の第2の観点に係る光学部品は、
入射した光線を2つの方向に分離する第1複屈折板(22,92)と、
前記第1複屈折板の前記光線の分離方向(81,84)に沿って前記第1複屈折板に備えられ、前記第1複屈折板を振動させる振動部材(20)と、
前記第1複屈折板に対向して備えられ、入射した光線を2つの方向に分離する第2複屈折板(28,94)とを有し、
前記第1複屈折板の前記光線の分離方向に交差する方向の長さは、前記第2複屈折板の前記光線の分離方向(83,86)の長さよりも長いことを特徴とする。
また、例えば、前記第1複屈折板の前記光線の分離方向の長さは、前記第2複屈折板の前記光線の分離方向に直交する方向の長さと略同一の長さであってもよい。
また、例えば、前記第1複屈折板は、前記第1複屈折板の前記光線の分離方向に沿って備えられ互いに対向する一対の第1の辺と、前記第1の辺と交差する方向に備えられ互いに対向する一対の第2の辺とを有し、
前記第1の辺は、前記第2の辺よりも長くてもよい。
また、例えば、前記複屈折板は、結晶成長軸である第1軸(Z軸)と当該第1軸に対して直交する第2軸(Y軸)とを有する結晶構造の水晶を含む長方形の水晶板であり、前記第2の辺は、前記水晶の前記第2軸と略平行であることを特徴とする光学部品であってもよい。
本発明に係る光学機器は、上述の光学部品のうちいずれかの光学部品(14)と、前記光学部品に対向して備えられた撮像素子(12)とを含む。
また、例えば、本発明に係る光学機器は、前記複屈折板の前記振動部材が設けられていない部分に近接して備えられ撮影動作に応じて駆動可能な駆動部材(103)を有していてもよい。
なお上述の説明では、本発明をわかりやすく説明するために実施形態を示す図面の符号に対応づけて説明したが、本発明は、これに限定されるものでない。後述の実施形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替させてもよい。さらに、その配置について特に限定のない構成要件は、実施形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るカメラの全体ブロック図、
図2は、図1に示す撮像部周辺の平面図、
図3は、光学フィルタ部に取り付けられた振動部材の部分拡大図、
図4は、図2に示す撮像部のIV−IV線に沿う概略断面図、
図5は、図2に示す撮像部のV−V線に沿う概略断面図、
図6は、複屈折板を切り出す水晶の結晶軸を説明するための概略図、
図7は、複屈折板の分離方向の長さと水晶の結晶成長軸方向の長さの関係を説明するための概略図、
図8は、実施形態に係る光学フィルタ部における複屈折板と水晶の結晶成長軸との関係を示す平面図、
図9は、参考例に係る光学フィルタ部における複屈折板と水晶の結晶成長軸との関係を示す平面図、
図10は、実施形態の変形例に係る光学フィルタ部における複屈折板と水晶の結晶成長軸との関係を示す平面図、
図11は、複屈折板を切り出す水晶の結晶成長軸の長さを比較した模式図、
図12は、撮像部に備えられるFPCの一例を示す模式平面図、
図13(A)〜(D)は、振動モードを示す概略図、
図14は、複屈折板に発生する歪みと曲げ振動の関係とを示す概略図である。
第1実施形態
まず、図1に基づき、本実施形態のカメラ2の全体構成について説明する。カメラ2は、カメラボディ40と、カメラボディ40に取り付けられたレンズ鏡筒42とを有する。レンズ鏡筒42は、カメラボディ40に着脱自在に装着される。なお、コンパクトカメラなどのように、レンズ鏡筒42とカメラボディ40とが一体であるカメラもあり、本実施形態に係る光学フィルタ部を備えるカメラの種類は、特に限定されない。
カメラボディ40の内部には、撮像素子12および光学フィルタ部14等を有する撮像部10が備えられている。撮像部10は、光学レンズ群48のレンズ光軸αに対して、撮像素子12および光学フィルタ部14が、略垂直に交差するように配置される。撮像部10については、後述する。
なお、カメラ2では、撮像素子12から光学レンズ群48に向かう方向をレンズ光軸α方向の前方とし、光学レンズ群48から撮像素子12に向かう方向を、レンズ光軸α方向の後方として説明を行う。
カメラボディ40の内部において、撮像部10のレンズ光軸α方向の前方には、シャッタ部材44が配置してある。シャッタ部材44のレンズ光軸α方向の前方には、ミラー46が配置してあり、そのレンズ光軸α方向の前方には、レンズ鏡筒42に内蔵してある絞り部47および光学レンズ群48が配置してある。
カメラボディ40は、ボディCPU50を内蔵している。ボディCPU50は、レンズ接点54を介してレンズCPU58に接続されている。レンズ接点54は、カメラボディ40とレンズ鏡筒42を連結し、ボディCPU50と、レンズCPU58とを電気的に接続する。ボディCPU50は、カメラボディ40に内蔵されている電源52に接続されている。電源52は、ボディCPU50等に電力を供給する。
ボディCPU50には、レリーズスイッチ51、ストロボ53、ジャイロセンサ70、表示部55、EEPROM(メモリ)60、防塵フィルタ駆動回路56、振動モード選択回路80、画像処理コントローラ59、AFセンサ72などが接続してある。画像処理コントローラ59には、インターフェース回路57を介して、撮像部10の撮像素子12(図2参照)が接続してあり、撮像素子12にて撮像された画像の画像処理を制御可能になっている。撮像素子12としては、たとえばCCDやCMOS等の固体撮像素子が用いられる。
ボディCPU50は、レンズ鏡筒42との通信機能と、カメラボディ40の制御機能を有している。例えば、ボディCPU50は、レンズ鏡筒42との装着が完全であるか否かの通信を行い、レンズCPU58から入力された焦点距離、距離情報等から目標位置を演算する。ボディCPU50は、レリーズスイッチ51が半押しであることを示す半押し信号が入力すると、AE、AFなどの撮影準備動作を行わせるための信号を、レンズCPU58に出力する。また、ボディCPU50は、レリーズスイッチ51が全押しであることを示す全押し信号が入力すると、ミラー駆動、シャッタ駆動、絞り駆動等を行わせるための信号を出力する。
表示部55は、主として液晶表示装置などで構成され、出力結果やメニューなどを表示する。
レリーズスイッチ51は、シャッタ駆動のタイミングを操作するスイッチであり、ボディCPU50に半押し、全押し等のスイッチの状態に関する信号を出力する。カメラ2は、レリーズスイッチ51が半押しである時にはAF、AE等を行い、全押しである時には、ミラーアップ、シャッタ駆動等の撮影動作を行う。
ミラー46は、構図決定の際にファインダに像を映し出すためのもので、露光中は光路から退避する。ボディCPU50からレリーズスイッチ51の情報が入力され、全押し時にミラーアップ、露光終了後にミラーダウンを行う。ミラー46は、不図示のミラー駆動部(例えばDCモータ)により駆動される。ミラー46には、サブミラー46aが連結してある。
サブミラー46aは、AFセンサに光を送るためのミラーであり、ミラー46を通過した光束を反射してAFセンサに導く。このサブミラー46aは、露光中は光路から退避する。
シャッタ部材44は、露光時間を制御する機構である。ボディCPU50からレリーズスイッチ51の情報が入力され、全押し時にシャッタ駆動を行う。不図示のシャッタ駆動部(例えばDCモータ)により駆動される。AFセンサ72は、オートフォーカス(AF)を行うためのセンサである。このAFセンサ72としては、通常CCDが用いられる。
防塵フィルタ駆動回路56は、光学フィルタ部14に備えられた振動部材20(図2)に電気的に接続されている。防塵フィルタ駆動回路56は、所定条件を満足する場合に、ボディCPU50からの制御を受けて振動部材20を駆動する。防塵フィルタ駆動回路56は、振動部材20を駆動させ、図11B〜図11Eに示すように、第1複屈折板22に曲げ振動を発生させ、第1複屈折板22の表面に付着している塵埃などを飛ばして除去する除塵動作を行う。
なお、図1に示す光学フィルタ部14の周辺には、曲げ振動によって第1複屈折板22の表面から離れた塵埃を捕獲するために、粘着テープ等で構成される捕獲手段が配置されていても良い。
振動部材20を駆動する駆動信号の駆動周波数は、なるべく大きな振幅を第1複屈折板22に与えるために、第1複屈折板22の表面を共振させる共振周波数とすることが好ましい。共振周波数は、第1複屈折板22の形状、材質、支持の方法、振動モード等によって決まる。
本実施形態では、図1に示すように、防塵フィルタ駆動回路56には、振動モード選択回路80が接続されている。振動モード選択回路80は、ボディCPU50からの指示を受けて、防塵フィルタ駆動回路56が出力する駆動信号および駆動信号の周波数を決定する。また、防塵フィルタ駆動回路56は、振動モード選択回路80の決定に基づき、振動部材20に対して駆動信号を出力する。
すなわち、振動モード選択回路80は、防塵フィルタ駆動回路56が出力する駆動信号および駆動信号の周波数を変化させ、光学フィルタ部14の第1複屈折板22に発生する曲げ振動の次数を変化させることができる。第1複屈折板22に発生する曲げ振動については後述する。
図1に示すレンズ鏡筒42には、焦点距離エンコーダ66、距離エンコーダ64、絞り部47、絞り部47を制御するステッピングモータ(STM)68、レンズCPU58、ボディ部とのレンズ接点54、及び、単数または複数の光学レンズ群48が具備してある。レンズ接点54には、カメラボディ40からレンズ駆動系電源を供給するための接点とレンズCPU58を駆動するためのCPU電源の接点とデジタル通信用の接点とがある。駆動系電源およびCPU電源はカメラボディ40の電源52から供給される。
レンズ鏡筒42の焦点距離エンコーダ66は、レンズ群48の一構成要素であるズームレンズ群の位置情報をレンズCPU58に出力する。距離エンコーダ64は、光学レンズ群48の一構成要素であるフォーカシングレンズ群の位置情報をレンズCPU58に出力する。
レンズCPU58は、カメラボディ40との通信機能、レンズ群48の制御機能を有している。レンズCPU58は、焦点距離および被写体距離等を、レンズ接点54を介してボディCPU50に出力する。ボディCPU50からレンズ接点54を介して、レリーズ情報、AF情報が入力される。
図2、図4および図5に示すように、本実施形態に係る撮像部10は、基板16、撮像素子12、および光学フィルタ部14を有する。光学フィルタ部14は、図4に示すように、複数の光学フィルタによって構成される光学部材要素30と、第1複屈折板22とを有する。
撮像部10における基板16の中央部上面(レンズ光軸αの前方側の面)には、撮像素子12が固定してある。撮像素子12の周囲には、ケース17が配置してあり、基板16の表面に、着脱自在に、あるいは着脱不可に固定してある。
ケース17は、たとえば合成樹脂あるいはセラミックなどの絶縁体などで構成され、その上面(レンズ光軸αの前方側の面)には、図4に示す内周側取付部17aと、外周側取付部17bとが段差状に形成してある。ケース17の内周側取付部17aには、光透過性を有する光学部材要素30の外周が取り付けられる。その結果、撮像素子12の周囲は、基板16、ケース17および光学部材要素30により密封される。
図4および図5に示すように、ケース17の外周側取付部17bには、気密シール部材18を介して第1複屈折板22が配置され、第1複屈折板22は、加圧部材19によって気密シール部材18へと押圧されている。本実施形態では、加圧部材19として金属板を用い、加圧部材19の変形に起因する弾性力により、第1複屈折板22を気密シール部材18の方向へと付勢している。
第1複屈折板22における後方側(レンズ光軸αの後方側)の表面である封止面22bは、気密シール部材18を、当該封止面22bとケース17の外周側取付部17bとの間に挟んだ状態で保持されている。第1複屈折板22が、当該第1複屈折板22とケース17との間に、気密シール部材18を挟んだ状態で保持されることによって、光学部材要素30および撮像素子12が配置された空間が、第1複屈折板22によって封止される。
第1複屈折板22を付勢する加圧部材19は、ケース17の外周側取付部17bに、たとえば着脱自在にビス止めされている。また、長方形状の第1複屈折板22は、ケース17の上面に形成してある位置決めピン17cにより、第1複屈折板22の短辺方向の位置決めが成されている(図2)。なお、図4および図5に示す気密シール部材18は、たとえば発泡樹脂、ゴムなどの剛性の低い材料で構成してあり、気密を確保しながら、後述する第1複屈折板22の曲げ振動の動きを吸収し、曲げ振動がケース17に伝わるのを抑制する。
第1複屈折板22には、振動部材20が取り付けられている。振動部材20は、図3に示すように、圧電素子34と、第1電極35と第2電極36とを有する。第1複屈折板22に固定されている第2電極35は、圧電素子の後面(レンズ光軸αの後方の面)に接しており、圧電素子34の前面(レンズ光軸αの前方の面)に接している第1電極との間に、圧電素子34をレンズ光軸α方向に挟んで配置されている。
第2電極36は、圧電素子34の前面に折り返された折り返し部36aを有している。第1電極35と、第2電極の折り返し部36bには、図12に示すようにFPC37が取り付けられ、FPC37を介して防塵フィルタ駆動回路56からの電力が供給される。なお、本実施形態では2つの振動部材20が第1複屈折板22に備えられているが、第1複屈折板22に備えられる振動部材20の数は1つであってもよく、また、3つ以上であっても良い。
振動部材20には、周期的な矩形波もしくはサイン波等の電圧を印加する。図1に示す防塵フィルタ駆動回路56を制御して振動部材20に周期的な電圧を印加することにより、第1複屈折板22が振動し、塵埃が第1複屈折板22の表面から受けた慣性力が塵の付着力を上回ると、塵埃は第1複屈折板22の表面から離れる。
振動部材20の周期的な駆動は、低電圧でなるべく大きな振幅を得るために、第1複屈折板22の表面を共振させる振動数で振動部材20を駆動させることが好ましい。共振する周波数は、形状と材質と支持の方法と振動モードによって決まる。
また、図2または図12に示すように、2つの振動部材20および2つのFPC37を、レンズ光軸αに平行な軸を対象軸として、略180度の回転対称となるような配置および形状としてもよい。このような配置および形状とすることによって、撮像部10を組み立てる際に用意する部品の種類を減少させ、撮像部10の組み立てを容易にするができる。すなわち、振動部材20やFPC37だけでなく、振動部材20とFFC37を組み合わせたアセンブリも1種類に統一することが可能となり、撮像部10を組み立てが容易となる。
図2に示すように、撮像部10の周辺には、ファインダ光学系100、ペンタプリズム101、AFセンサ102およびシャッタ動作に応じて駆動可能なシャッタ駆動部103等が配置されている。撮像部10の周辺に配置される部材の大きさおよび配置は、振動部材20の位置にあわせて調整され得る。
例えば、本実施形態のように、振動部材20が第1複屈折板22の長辺に沿って備えられている場合は、振動部材20が備えられていない短辺に近接するシャッタ駆動部103は、第1複屈折板22の長辺に近接するファインダ光学系100、ペンタプリズム101およびAFセンサ72等より、第1複屈折板22に近い位置に配置されても良い。また、第1複屈折板22の長辺に近接するファインダ光学系100、ペンタプリズム101およびAFセンサ72等は、小型化もしくは省略することも好ましい。これによって、図12に示すFPCを引き回すスペースが確保されるからである。
本実施形態において、図5に示す第1複屈折板22は、入射した光線を2つの方向に分離する複屈折板である。また、第1複屈折板22と撮像素子12との間に配置される光学部材要素30は、複数の光学板の積層構造であり、第2複屈折板28と、赤外線吸収ガラス板26と、水晶波長板(λ/4波長板)28との積層板で構成してある。
光学部材要素30の第2複屈折板28も、入射した光線を2つの方向に分離する複屈折板である。ただし、第2複屈折板28が光線を分離する分離方向83(図8)は、第1複屈折板22が光線を分離する分離方向81対して、略直交するように構成されている。すなわち、本実施形態では、別体である二つの複屈折板22および28により、基本的には、光学ローパスフィルタ(OLPF)を構成している。
また、図5に示す第1複屈折板22は、光学部材要素30および撮像素子12が配置された空間を封止し、光学部材要素30および撮像素子12に塵埃が付着することを防止する防塵フィルタを兼ねている。このため、本実施形態に係る撮像部10は、光学ローパスフィルタ以外の他の部品(例えばガラス板等)を追加することなく撮像素子12等を封止しているため、部品点数が抑えられ、小型でシンプルな構造となっている。
また、本実施形態では、光学ローパスフィルタを構成する部品のうち、第1複屈折板22のみを、第2複屈折板28等の他の部品に対して、レンズ光軸αに直交する面の面積を大きく形成している。すなわち、防塵フィルタを兼ねている第1複屈折板22は、気密シール部材18、振動部材20および加圧部材19等と接触する部分が必要であるため、撮像素子12等の封止される部品より、レンズ光軸αに直交する面の面積を大きくする必要がある。
しかし、第1複屈折板22のみを大きくすることによって、封止されている第2複屈折板28等は、撮像素子12の受光面(光電交換を行う面)と略同一またはわずかに広い面積とすることができる。したがって、本実施形態では、光学ローパスフィルタ全体を防塵フィルタとする場合にくらべて、第2複屈折板28等で構成される光学部材要素30を小型化することができる。
なお、光学部材要素30を構成する光学板のうち、水晶波長板24は、直線偏光を円偏光に変えることができる光学板であり、赤外線吸収板26は、赤外線を吸収する機能を有する。光学ローパスフィルタは、二つの複屈折板22,28の間に、赤外線吸収板26および水晶波長板24が積層されている形態であってもよいが、本発明に係る光学フィルタ部14はこれに限定されない。
第1複屈折板22および第2複屈折板28のような入射光を分離方向に分離する複屈折板は、一般的には、図6に示すような水晶32から、特定の角度で切り出された水晶板を用いる。水晶32は、人工の水晶でもよいし天然水晶でもよい。
図6(A)に示すように、水晶32は、結晶成長軸であるZ軸と、そのZ軸に対して相互に垂直なX軸およびY軸を有する。X軸とは、例えば、Z軸に対して直交する電気軸である。また、Y軸とは、例えば、Z軸に対して直交する機械軸である。本実施形態では、図6(B)に示すように、水晶32のZ軸に対して、X軸の矢印に向けて時計回り方向にθ=約+45度の角度の面が平板の平面となるように切り出した平板を、複屈折板22,28として用いる。ただし、平板の切り出し角度は、θ=約+45度に限定されず、θ=約−45度もしくはその他の角度であってもよい。
本実施形態に係る第1複屈折板22を、レンズ光軸α方向の前面からみた場合、第1複屈折板22におけるZ軸,Y軸およびX軸が、図8(a)に示す状態になるように配置されている。すなわち、本実施形態に係る第1複屈折板22は、0度方向(分離方向81)の複屈折を有しており、光軸αに沿って入射する光線を分離方向81に分離する。
また、本実施形態に係る第2複屈折板28を、レンズ光軸α方向の前面からみた場合、第2複屈折板28におけるZ軸,Y軸およびX軸が、図8(b)に示す状態になるように配置されている。すなわち、本実施形態に係る第2複屈折板28は、90度方向(分離方向83)の複屈折を有しており、光軸αに沿って入射する光線を第2複屈折板28の分離方向83に分離する。
第1複屈折板22は、長辺の長さがL1であり、短辺の長さがL5である。第2複屈折板28は、長辺の長さがL6であり、短辺の長さがL2である。例えば図示実施例において、長さL1と長さL6とは略同一の長さである。第1複屈折板22において、長さL7は、振動部材20が設けられていない部分の長さであり、長さL2と略同一の長さである。長さL8は、振動部材20が設けられた部分の長さである。第1複屈折板22の短辺の長さL5は、2つの長さL8分だけ、第2複屈折板28の短辺の長さL2よりも長くなっている。
図9(a)、(b)において、第1複屈折板122は、長辺の長さがL12であり、短辺の長さがL3である。第2複屈折板128は、長辺の長さがL4であり、短辺の長さがL9である。第1複屈折板122において、長さL10は、振動部材20が設けられていない部分の長さであり、長さL11は、振動部材20が設けられた部分の長さである。例えば図示実施例において、長さL12は、長さL4、L1およびL6と略同一の長さである。長さL10は、長さL9、L7及びL2と略同一の長さである。長さL11は、長さL8と略同一の長さである。
本実施形態に係る第1複屈折板22には、図8(a)に示すように、第1複屈折板22の分離方向81に沿って振動部材20が備えられている。これによって、本実施形態に係る光学ローパスフィルタは、Z軸方向の長さがより短い水晶から複屈折板22,28を切り出すことが可能となり、複屈折板22,28に必要な製造時間および製造コストを削減することができる。
すなわち、図7に示すように、複屈折板22,28を水晶32から切り出す場合、必要とされるZ軸方向の長さLzは、図8に示す複屈折板22,28の分離方向81,83の長さL1,L2によって決定される。図8(a)に示す第1複屈折板22の分離方向81の長さは、長さL1であり、第1複屈折板22を切り出す水晶32に必要とされるZ軸方向の長さLzは、図11に示すように、長さLz1である。また、図8(b)に示す第2複屈折板28の分離方向83の長さは、長さL2であり、第2複屈折板28を切り出す水晶32に必要とされるZ軸方向の長さLzは、図11に示すように、長さLz2である。
このように、本実施形態に係る第1複屈折板22および第2複屈折板28を切り出す水晶32に必要とされるZ方向の長さLzは、それぞれ長さLz1と長さLz2である。
それに対して、図9(a)に示すように、分離方向181と直交する方向に沿って振動部材20が備えられている参考例に係る第1複屈折板122を有する光学ローパスフィルタでは、Z軸方向の長さLzがより長い水晶32から、複屈折板を切り出す必要がある。
すなわち、図9(a)に示す第1複屈折板122の分離方向181の長さは、長さL3であり、第1複屈折板122を切り出す水晶32に必要とされるZ軸方向の長さLzは、図11に示すように、長さLz3である。参考例に係る第1複屈折率板122では、第1複屈折率板122の分離方向181と略直交する方向に沿って振動部材20が備えられているため、振動部材20の取付しろの分(L11)だけ、分離方向181の長さが大きくなっている。
したがって、参考例に係る第1複屈折板122を切り出す水晶32に必要とされるZ軸方向の長さLz3は、実施形態に係る第2複屈折板28を切り出す水晶32に必要とされるZ軸方向の長さLz2より大きくなる(図11)。
また、図9(b)に示すように、参考例に係る第2複屈折板128の分離方向83の長さは長さL4である。図8(a)に示すように、実施形態に係る第1複屈折板22では、振動部材20が第1複屈折板22の分離方向81に沿って備えられているために、分離方向81に沿う方向に振動部材20の取り付けしろ(L8)を設ける必要がない。したがって、参考例に係る第2複屈折板128の分離方向183の長さL4と、実施形態に係る第1複屈折板22の分離方向81の長さL1は、略同一とすることができる。したがって、参考例に係る第2複屈折板128を切り出す水晶32に必要とされるZ軸方向の長さLzは、図11に示すように、長さLz1にほぼ等しい。
このように、参考例に係る第1複屈折板122および第2複屈折板128を切り出す水晶32に必要とされるZ方向の長さLzは、それぞれ長さLz3と長さLz1である。
実施形態と参考例とで、複屈折板を切り出す水晶32に必要とされるZ軸方向の長さLzを比較すると、長さLz2が、長さLz3に対して小さい分だけ、実施形態の方が、水晶32に必要とされるZ軸方向の長さLzが小さい。すなわち、実施形態に係る光学フィルタ部14では、振動部材20が第1複屈折板22の分離方向81に沿って備えられているため、Z軸方向の長さLzがより小さい水晶30から、複屈折板22,28を得ることができる。
図6または図7に示す水晶32は、Z軸方向に結晶成長するため、Z軸方向の長さが大きいほど、結晶成長に時間がかかり、生産性が低下したり、コスト高となる傾向がある。本実施形態に係る複屈折板22,28は、Z軸方向の長さがより小さい水晶32から切り出すことができるため、生産効率が良く、コストも低い。
図8に示すように、本実施形態に係る第1複屈折板22および第2複屈折板28は、分離方向81,83に沿って備えられた一対の辺と、分離方向81,83と交差する方向に備えられた一対の辺とを有する矩形平板形状であるが、本発明に係る複屈折板81,82の形状としてはこれに限定されず、多角形もしくは円形平板形状であってもよい。
なお、本実施形態において、図8に示す第1複屈折板22の分離方向81に交差する方向の長さL5は、第2複屈折板28の分離方向83の長さL2より長くなっているが、これは、振動部材20が第1複屈折板22の分離方向に沿って備えられているためである。第1複屈折板22の分離方向81に直交する方向には、振動部材20を取り付けるための取り付けしろ(長さL8)を設ける必要があるからである。
また、本実施形態において、第1複屈折板22の分離方向81の長さL1は、第2複屈折板28の分離方向83に交差する方向の長さL6と略同一の長さとすることができる。これは、振動部材20が、第1複屈折板22の分離方向に沿って備えられているため、第1複屈折板22の分離方向には、振動部材20を取り付けるための取り付けしろ(長さL8)を設ける必要がないからである。
また、図8(a)に示すように、第1複屈折板22の分離方向81に沿って備えられ互いに対向する一対の辺221は、当該一対の辺221と交差する方向に備えられ互いに対向する一対の辺222よりも長くてもよい。振動部材20を、第1複屈折板22における長辺221に沿って備えることになり、より長い振動部材20を第1複屈折板22に取り付けることができるからである。
長い振動部材は、短い振動部材よりも大きい振動力を発生させることができるため、第1複屈折板22を強く振動させて、より効果的な塵埃除去を行うことができる。また、図3に示すように、本実施形態に係る圧電素子34には、第2電極36の折り返し部36bに相当する無効部分(電圧が印加されない部分)を有する。しかし、振動部材20の長さが長くなると、圧電素子34全体に対する無効部分の割合を減らすことができ、圧電素子をより効率良く変形させることができる。第1複屈折板22の短辺と長辺の長さの比は特に限定されないが、長辺の長さは、短辺の長さの1.1倍以上とすることが好ましい。例えば、長辺の長さを短辺の長さの1.1倍以上にすれば、分離方向81に略平行な振動の腹を有する振動の共振周波数と、分離方向81に略垂直な振動の腹を有する振動の共振周波数を適切に分離できるからである。
あるいは、図10(a)に示す本実施形態の変形例に係る第1複屈折板92のように、第1複屈折板92の分離方向84に沿って備えられ互いに対向する一対の辺223は、当該一対の辺223と交差する方向に備えられ互いに対向する一対の辺224よりも短くてもよい。変形例の場合、振動部材20を第1複屈折板92における短辺223に沿って備えることになる。
第1複屈折板92は、長辺の長さがL22であり、短辺の長さがL20である。第2複屈折板94は、長辺の長さがL21であり、短辺の長さがL23である。第1複屈折板92において、長さL24は、振動部材20が設けられていない部分の長さであり、長さL25は、振動部材20が設けられた部分の長さである。
例えば、図示実施例において、長さL24は、長さL21、L1およびL6と略同一の長さである。長さL20は、長さL23、L7及びL2と略同一の長さである。長さL25は、長さL8と略同一の長さである。
図10(a)および(b)に示す変形例の場合でも、第1複屈折板92の分離方向84に沿って、振動部材20が備えられているため、第1複屈折板92の分離方向84には、振動部材20の取り付けしろ(長さL25)を設ける必要がない。したがって、図8(a)および(b)と同様に、Z軸方向の長さがより短い水晶32から複屈折板92,94を得ることができる。また、振動部材20を第1複屈折板92における短辺に沿って備える場合は、第1複屈折板92の面積をより小さくできる。
次に、主として図13に基づき、図2、図5および図8等に示した実施形態に係る第1複屈折板22の振動モードについて説明する。なお、図13は、第1複屈折板22および振動部材20を、図5と同様に、第1複屈折板22の短辺側からみた模式断面図である。
本実施形態では、図1に示す振動モード選択回路80から防塵フィルタ駆動回路56に信号を送り、たとえば図13(A)および図13(B)に示すように、第1複屈折板22を、第1複屈折板22における分離方向81に略直交し、第1複屈折板22の短辺に沿う方向に沿って6次曲げ振動モードで振動させる。6次曲げ振動モードの節96は、第1複屈折板22の短辺に沿う方向に7つであり、それらの節96は、第1複屈折板22の分離方向81(図8(a))に対して略平行になる。
また、図13(A)および図13(B)に示すように、各振動の節96の間には、第1複屈折板22の分離方向81(図8(a))に平行であって、第1複屈折板22の一方の短辺から他方の短辺まで連続する振動の腹98が発生する。また、振動の腹98および振動の節96の位置は、図13(A)および図13(B)に示すように、振動モードが変化しない場合には、変化しない。
振動モードを変える場合には、図1に示す振動モード選択回路80から防塵フィルタ駆動回路56に信号を送り、振動モードを変化させる。たとえば駆動周波数を高くすることで、図13(C)および図13(D)に示すように、第1複屈折板22を、第1複屈折板22における分離方向81に略直交し、第1複屈折板22の短辺に沿う方向に沿って、7次曲げ振動モードで振動させることができる。
7次曲げ振動モードの節96は、第1複屈折板22の短辺に沿う方向に8つであり、それらの節96は、第1複屈折板22の分離方向81(図8(a))に対して平行になる。また、各振動の節96の間には、第1複屈折板22の分離方向81(図8(a))に平行であって、第1複屈折板22の一方の短辺から他方の短辺まで連続する振動の腹98が発生する。振動の腹98および振動の節96の位置は、図13(C)および図13(D)に示すように、振動モードが変化しない場合には、変化しない。
図13(A)〜図13(D)に示すように、振動モードを変化させることで、第1複屈折板22における節96の位置を変化させることができる。その結果、ある特定の振動モードでは、第1複屈折板22の表面において、節96の位置に吹き飛ばされずに残っていた塵埃などが、他の振動モードでは、節96の位置が変化することから振動の加速度で吹き飛ばされることになる。その結果として、第1複屈折板22の外面全域に渡りゴミ除去が可能になる。
なお、振動部材20の駆動周波数に応じて第1複屈折板22が曲げ振動を行うと、図14に示すように、第1複屈折板22の内部では、分離方向81と直交し、X軸と略平行な方向に、圧縮歪みと引張歪みが発生する。それに対して、複屈折板22において、分離方向81に直交する方向に圧縮および引張歪みを発生させる場合、分離方向81に沿う方向に圧縮および引張歪みを発生させる場合(例えば図9(a)の変形例)に比べて、弾性率が高い。したがって、分離方向81に沿って振動部材20を配置することによって、所定の次数で第1複屈折板22を振動させるための共振周波数が高くなり、第1複屈折板22の表面で大きな加速度が得られやすく、効果的に塵埃を除去することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るカメラの全体ブロック図である。 図2は、図1に示す撮像部周辺の平面図である。 図3は、光学フィルタ部に取り付けられた振動部材の部分拡大図である。 図4は、図2に示す撮像部のIV−IV線に沿う概略断面図である。 図5は、図2に示す撮像部のV−V線に沿う概略断面図である。 図6は、複屈折板を切り出す水晶の結晶軸を説明するための概略図である。 図7は、複屈折板の分離方向の長さと水晶の結晶成長軸方向の長さの関係を説明するための概略図である。 図8は、実施形態に係る光学フィルタ部における複屈折板と水晶の結晶成長軸との関係を示す平面図である。 図9は、参考例に係る光学フィルタ部における複屈折板と水晶の結晶成長軸との関係を示す平面図である。 図10は、実施形態の変形例に係る光学フィルタ部における複屈折板と水晶の結晶成長軸との関係を示す平面図である。 図11は、複屈折板を切り出す水晶の結晶成長軸の長さを比較した模式図である。 図12は、撮像部に備えられるFPCの一例を示す模式平面図である。 図13は、振動モードを示す概略図である。 図14は、複屈折板に発生する歪みと曲げ振動の関係とを示す概略図である。
符号の説明
10… 撮像部
12… 撮像素子
14… 光学フィルタ部
20… 振動部材
22,92… 第1複屈折板
28,94… 第2複屈折板
32… 水晶
81,83,84,86… 分離方向
103… シャッタ駆動部
Lz… Z軸方向の長さ

Claims (10)

  1. 入射した光線を2つの方向に分離する複屈折板と、
    前記光線の分離する方向である分離方向に沿って前記複屈折板に備えられ、前記複屈折板を振動させる振動部材とを有することを特徴とする光学部品。
  2. 請求項1に記載された光学部品であって、
    前記複屈折板は、前記光線の分離方向に沿って備えられ互いに対向する一対の第1の辺と、前記第1の辺と交差する方向に備えられ互いに対向する一対の第2の辺とを有することを特徴とする光学部品。
  3. 請求項2に記載された光学部品であって、
    前記第1の辺は、前記第2の辺よりも長いことを特徴とする光学部品。
  4. 請求項2に記載された光学部品であって、
    前記第2の辺は、前記第1の辺よりも長いことを特徴とする光学部品。
  5. 入射した光線を2つの方向に分離する第1複屈折板と、
    前記第1複屈折板の前記光線の分離方向に沿って前記第1複屈折板に備えられ、前記第1複屈折板を振動させる振動部材と、
    前記第1複屈折板に対向して備えられ、入射した光線を2つの方向に分離する第2複屈折板とを有し、
    前記第1複屈折板の前記光線の分離方向に交差する方向の長さは、前記第2複屈折板の前記光線の分離方向の長さよりも長いことを特徴とする光学部品。
  6. 請求項5に記載された光学部品であって、
    前記第1複屈折板の前記光線の分離方向の長さは、前記第2複屈折板の前記光線の分離方向に直交する方向の長さと略同一の長さであることを特徴とする光学部品。
  7. 請求項5に記載された光学部品であって、
    前記第1複屈折板は、前記第1複屈折板の前記光線の分離方向に沿って備えられ互いに対向する一対の第1の辺と、前記第1の辺と交差する方向に備えられ互いに対向する一対の第2の辺とを有し、
    前記第1の辺は、前記第2の辺よりも長いことを特徴とする光学部品。
  8. 請求項2、請求項3、請求項4及び請求項7のうち何れか1項に記載された光学部品であって、
    前記複屈折板は、結晶成長軸である第1軸と当該第1軸に対して直交する第2軸とを有する結晶構造の水晶を含む長方形の水晶板であり、
    前記第2の辺は、前記水晶の前記第2軸と略平行であることを特徴とする光学部品。
  9. 請求項1から請求項8までの何れか1項に記載された光学部品と、前記光学部品に対向して備えられた撮像素子とを含む光学機器。
  10. 請求項9に記載された光学機器であって、
    前記複屈折板の前記振動部材が設けられていない部分に近接して備えられ撮影動作に応じて駆動可能な駆動部材を有する光学機器。
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