JP2009180976A - 複眼カメラモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】複眼カメラモジュールにおいて、不要光が遮光壁に反射して、撮像領域に写り込むゴースト現象を低減する。
【解決手段】互いに光軸の異なる複数のレンズからなるレンズユニットと、前記複数のレンズに1対1に対応する複数の撮像領域を含む撮像素子と、前記レンズユニットと前記撮像素子との間に配置され、前記複数のレンズのそれぞれの光路を分離する遮光壁と、を備え、前記遮光壁は前記撮像領域の撮像面に対し所定角度で傾斜した複数の傾斜面を有し、且つ、前記遮光壁の表面には反射防止膜が設けられている複眼カメラモジュール。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話用カメラや車載用小型カメラなどに用いられ、複数の光学系と撮像素子とを備えた複眼方式のカメラモジュールに関する。
携帯電話用カメラや車載用小型カメラといったカメラモジュールは、レンズを介してCCDやCMOSセンサなどの撮像素子に被写体像を結像させることにより、被写体の画像情報を取得する装置である。近年のカメラモジュールにおいては、カラー化のみならず、より画像品質の高いカメラモジュールが要望され、その画像品質に直結する単位面積あたりの画素数は、より高画素化へと着実に進展している。
このような背景の中で、小型化するシステムに対応するカメラモジュールは、限られた狭い設置スペースに合致させる構造上の工夫のみならず、基本性能の維持向上と無欠陥の安定したカメラモジュールが求められている。
また、カメラモジュールを構成する光学レンズなどのデバイスは、従来のごとき単眼レンズを主とした光学系に対し複数のレンズを同一面に形成したもの(以下、複眼レンズと記す)も提案されている。この複眼レンズを用いたカメラモジュールは、被写体の2次元情報のみならず、被写体の3次元情報、例えば被写体までの距離を測定する機能などを付加した多機能なカメラが提案されている。また、このような複眼レンズのカメラモジュールを実現するには、レンズ毎の光路を遮断し撮像素子の撮像領域を分割する遮光壁は極力表面反射の少ない構造にしなくてはならない。これは、遮光壁表面における反射が顕著な場合には、ゴ−ストなどの画像欠陥を誘発する原因となるためである。
このような複眼方式のカメラモジュールの一例が特許文献1に開示されている。特許文献1は、撮像光学系を赤色の波長の光を受け持つレンズと、緑色の波長の光を受け持つレンズと、青色の波長の光を受け持つレンズとを平面内に並べた構成のカメラモジュールであり、撮像素子には、各レンズに対応した各波長帯域の撮像領域が設けられている。
図9は、前記カメラモジュールの分解斜視図である。被写体側から順に、絞り部材23、レンズアレイ24、遮光ブロック25、光学フィルタアレイ26、撮像素子27が配置されている。レンズアレイ24は複数のレンズ24a、24b、24c、24dを備え、絞り部材23は、レンズアレイ24の各レンズ24a−24dの光軸と一致する位置に、それぞれ絞り(開口)23a、23b、23c、23dを備えている。光学フィルタアレイ26は、レンズアレイ24の各レンズ24a−24dに対応する領域ごとに、分光特性が異なる複数の光学フィルタ26a、26b、26c、26dを備えており、撮像素子27の受光面28を覆っている。遮光ブロック25は、レンズアレイ24の隣り合うレンズ間の境界、すなわち光学フィルタアレイ26の隣り合う光学フィルタ26a−26d間の境界と一致する位置に遮光壁25aを備えている。撮像素子27は、半導体基板上に形成され、駆動回路29や信号処理回路30などが実装されている。このカメラモジュール31によれば、遮光ブロック25の遮光壁25aによって、レンズ24a−24dを通過した光線が、それぞれに対応した撮像領域に入射し隣接する撮像領域への光線侵入を防止している。
特開2003−143459号公報
しかしながら、従来の図9に示すような撮像装置では、レンズ24a−24dに入射する光線の入射角度が大きくなると、レンズ24a−24dを通過した光線もそれに応じて光線の角度が大きくなり、撮像領域に対し結像位置より外れた光線が、直接撮像領域に入射しないものの撮像領域を分割する遮光壁25aに反射し、撮像された映像に反射像が写り込む(ゴースト像)という課題が発生していた。
この反射によるゴースト像の影響は、レンズ24a−24dに入射する光線の角度を規制する事でも低減することで可能であった。具体的には、レンズ24a−24dの被写体側にフードを設けそのフードを厚くし入射する光線の角度を制限することで低減することが可能であった。しかしながら、フードを厚くすると画角が狭くなるという機能上の課題とともに、カメラモジュール自体が厚くなるという問題があった。
一方、反射像が撮像領域に写り込まないように撮像領域を設定することでもゴースト像を低減することができるが、この場合には、不要に多い画素を有する撮像素子を用いるか、逆に撮像領域を小さく制限せざるを得なくなり性能低下の要因となってしまう。
本発明は、前記のような従来の問題を解決するものであり、不要入射光が撮像領域に写り込むことを防止しつつ、小型高性能の複眼カメラモジュールを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の複眼カメラモジュールは、互いに光軸の異なる複数のレンズからなるレンズユニットと、前記複数のレンズに1対1に対応する複数の撮像領域を含む撮像素子と、前記レンズユニットと前記撮像素子との間に配置され、前記複数のレンズのそれぞれの光路を分離する遮光壁とを備え、前記遮光壁は前記撮像領域の撮像面に対し所定角度で傾斜した複数の傾斜面を有し、且つ、前記遮光壁の表面には反射防止膜が設けられている。
本発明によれば、不要入射光が撮像領域に写り込むことを防止し、ゴーストなどの画像上の欠陥がなく、小型高性能の複眼カメラモジュールを実現できる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態の複眼カメラモジュールの遮光壁の構成を示す斜視図である。図1において、遮光壁1には複数の突起部が形成されており、各突起部は、撮像素子側(図では下方側)の面2と、レンズ側(図では上方)の面3とによって形成されている。本実施形態では、面2は撮像素子の撮像面と平行であり、面3は撮像面に対し所定角度θだけ傾斜した面である。また、面2および面3からなる突起部は、図1のようにZ方向に複数形成されており、また、遮光壁の両面に同じように形成されている。
図2は、図1におけるA部の拡大図である。遮光壁1表面には、表面を覆うように反射防止膜4が形成されている。
図3は、カメラモジュールに組み込む前の遮光壁の斜視図である。図3における遮光壁5、6は、本実施の形態で説明する4眼方式のカメラモジュ−ルに搭載するものであり、4眼方式では撮像領域を4分割するため、前記遮光壁5、6の中央部には、それぞれ交差させるための交差溝5a、6aが形成されている。
図4は遮光壁5、6を撮像素子上に組み込んだ状態の斜視図である。図4において、遮光壁はそれぞれの中央部で交差して組み合わされ、十字形状の遮光ブロック7として用いられる。遮光ブロック7は、撮像素子8に対し図4のX方向とY方向のほぼ中心に載置され、撮像素子8の撮像領域をほぼ等分に4分割する位置に配置される。これにより、4つの撮像領域8a、8b、8c、8dが形成される。
尚、遮光ブロック7は、本実施の形態では2枚の遮光壁5、6を別々に作製し交差溝5a、6aで一体化したが、これに限定するものではなく一体構造で作製しても構わない。
図5は、本実施の形態の複眼カメラモジュールの分解斜視図である。図5において、9はレンズアレイ、10は光学フィルタアレイ、11は基板、12は撮像素子、13は上鏡筒、7は遮光ブロック、14は外筒部である。説明の便宜のために、図示したようなXYZ直交座標系を設定する。Z軸は、撮像素子12の有効画素領域のほぼ中心を通り、これと垂直な軸とする。X軸およびY軸は、Z軸と直交し、外筒部14に収納された遮光ブロック7の各遮光壁に平行な軸とする。
レンズアレイ9は、それぞれ単レンズである4つのレンズ9a、9b、9c、9dを有する。4つのレンズ9a−9dは、XY面と平行な同一平面上に配置されている。4つのレンズ9a−9dの各光軸はZ軸と平行であり、各光軸はXY面に平行な仮想の長方形の4つの頂点を通るように配置されている。レンズ9a−9dは、光の3原色のうち、赤、青、緑のいずれかの波長帯域の光に対して要求されるMTF等の光学仕様を満足するよう設計されている。具体的には、レンズ9aは赤色、レンズ9bは緑色、レンズ9cは緑色、レンズ9dは青色の各波長帯域の光に最適に設計されている。レンズ9a−9dは、ガラス又はプラスチックなどの材料を用いて一体に形成されている。
被写体(図示せず)からの光は、各レンズ9a−9dを通過し、光学フィルタアレイ10を通過した後、撮像素子12上に結像する。光学フィルタアレイ10は、レンズアレイ9と撮像素子12との間に配置されている。光学フィルタアレイ10は、レンズアレイ9と同じように、XY面と平行な同一平面上に配置された4つの光学フィルタ10a、10b、10c、10dを備えている。4つの光学フィルタ10a−10dは、それぞれ赤、緑、青のうちのいずれかの波長帯域の光のみを透過する。具体的には、光学フィルタ10aは赤色、光学フィルタ10bは緑色、光学フィルタ10cは緑色、光学フィルタ2dは青色の各波長帯域の光を透過させる。なお、赤外線をカットする必要がある場合には、光学フィルタ10a−10dは、その特性を付加したものでもよい。4つの光学フィルタ10a−10dは、4つレンズ9a−9dの各光軸上にそれぞれ配置されている。
撮像素子12は、CCD等の撮像センサであり、縦横方向に2次元配列された多数の画素を備えている。撮像素子12の有効画素領域は、4つの撮像領域12a、12b、12c、12dにほぼ等分されている。なお、この構成に限らず、視差量を考慮した非均一の領域としてもよい。4つの撮像領域12a−12dは、4つレンズ9a−9dの各光軸上にそれぞれ配置されている。
以上の構成により、4つの撮像領域12a−12d上のそれぞれに、赤、緑、青のうちのいずれかの波長成分のみからなる被写体像が独立して形成されることになる。具体的には、レンズ9aを通過した被写体からの光のうち、赤色の波長帯域光のみが、光学フィルタ10aを通過して撮像領域12a上に赤色の波長成分のみからなる被写体像を結像する。同様に、レンズ9bを通過した被写体からの光のうち、緑色の波長帯域光のみが、光学フィルタ10bを通過して撮像領域12b上に緑色の波長成分のみからなる被写体像を結像する。レンズ9cを通過した被写体からの光のうち、緑色の波長帯域光のみが、光学フィルタ10cを通過して撮像領域12c上に緑色の波長成分のみからなる被写体像を結像する。レンズ9dを通過した被写体からの光のうち、青色の波長帯域光のみが、光学フィルタ10dを通過して撮像領域12d上に青色の波長成分のみからなる被写体像を結像する。
撮像素子12の撮像領域12a−12dを構成する各画素は、入射した被写体からの光を光電変換し、光の強度に応じた電気信号(図示せず)をそれぞれ出力する。撮像素子12から出力された電気信号は、様々な信号処理が施され、映像処理される。例えば、緑色の波長帯域光が入射する撮像領域12b及び12cが撮像した2つの画像からこれらの画像間の視差量を求めることができる。このことにより、4つの撮像領域12a−12dがそれぞれ撮像した4つの画像間の視差量を求める。また、これらの視差量を考慮して、赤、緑、青の3色の画像を合成して1つのカラー画像を作成することができる。また、撮像領域12b及び12cが撮像した2つの画像を比較し、画像間の視差量を用いて、被写体までの距離を測定することもできる。これらの処理はデジタル信号プロセッサ(DSP、図示せず)等を用いて行うことができる。
上鏡筒13は、その下面にレンズアレイ9を保持して固定している。レンズアレイ9と、これを保持する上鏡筒13とで、レンズモジュール15が構成されている。さらに、保持されたレンズアレイ9の4つレンズ9a−9dの各光軸が通過する位置に4つの絞り(開口)13a、13b、13c、13dが形成されている。上鏡筒13は光を透過しない材料で形成しており、絞り13a−13d以外から不要な外光がレンズ9a−9dに入射するのを遮蔽するようにしている。
図6は、本実施の形態に係る複眼カメラモジュールにおいて、レンズ光軸を通る断面における光の経路を示す図である。なお、図6は、図5のカメラモジュールにおいて、レンズ9a、9bを通りYZ面に平行な面における光線を示す図である。
被写体からの入射光16a−16dは、16aから16dに向けて順に光線の入射角度が大きくなっている。図6においては、入射光16aから16bまでの光線が撮像できるよう撮像領域を設定しており、16c、16dは不要な斜入射光である。
図5で説明したように、撮像面12a−12bには略垂直なZ方向に、遮光ブロック7を立設している。また、遮光ブロック7の両面には、複数の傾斜面17が形成されている。傾斜面17は撮像領域12a−12bの撮像面に対して傾斜しており、より具体的には各傾斜面17は、遮光ブロック7から離れるにつれて、撮像素子12に向かうように傾斜した傾斜面である。この傾斜面において、図6の本実施の形態に係る構成では、入射光16cは傾斜面17で反射し、その反射光16crは外筒部14の内面で反射され、撮像領域12aの外側に結像する。同様に、入射光の角度が大きい光線16dについては、レンズ9a、フィルタ10aを通過した後、傾斜面17で反射した後、フィルタ10aで反射され、その反射光16drは外筒部14の内面で反射され、撮像領域12aの外側に結像する。このように、入射光16bより大きい入射角度の光線16c、16dについては、その反射光が撮像領域12aに写りこむことはない。
また、外筒部14の中空部は、撮像素子12に向かにつれて、外側に広がるように傾斜しているとともに、少なくとも撮像素子12を囲む部分においては、撮像素子12の外形より大きくなっている。このことにより、レンズ9b、フィルタ10bを通る入射光のうち、入射光16dより入射角度が大きい入射光が、外筒部14の内面に当たることを防止している。また、入射光が、外筒部14の内面に当たる構成であっても、中空部は撮像素子12を囲む部分では、撮像素子12の外形より大きくなっているので、外筒部14の反射光が撮像領域12bの外側に結像するようにすることができる。
以上説明したように、遮光壁の傾斜面により、不要光の反射方向を制御して、撮像領域に写り込まないようにすることが可能であるが、本実施の形態において特に重要なのは、傾斜面の端部、即ち傾斜面によって形成される突起部の先端部分に反射防止膜を形成していることである。
一般に、高精度に遮光壁を成型したしたとしても、突起部の先端は完全なエッジとはならず、ある程度の丸みを有する形状になってしまう。このような丸みを有する先端部における不要光の反射は、傾斜面における反射のように制御することが困難であり、様々な方向に散乱されて撮像領域に写り込んでしまう。
これに対し、本実施の形態のように、突起部の先端部に反射防止膜を形成することにより、先端部における反射を低減し、撮像領域への写り込みを低減することが可能となる。即ち、大部分の不要光に対しては、傾斜面の角度を設定することにより撮像領域外に反射するようにし、反射方向を制御することが困難な先端部に入射する不要光については、反射防止膜によりできるだけ反射を低減するものである。
なお、本実施の形態では、反射防止膜を、傾斜面を含む遮光壁の全面に形成したが、先端部の近傍のみに形成しても良い。特に、反射防止膜に光を散乱させる作用がある場合には、突起部の先端部近傍のみに形成する方が、傾斜面における散乱光が撮像領域に写り込むことを防止できるため好ましい。
反射防止膜としては、一般的なものを用いることが可能であり、例えば、所定の厚みを有する誘電体膜や、複数の誘電体膜を積層したものが用いられる。
以上説明した本実施の形態によれば、撮像領域に、これと対応しないレンズからの光線が入射するのを防止できることに加えて、撮像領域を外れる入射角度の大きな入射光が、遮光壁で反射して撮像領域に写りこむゴースト像を解消できることになる。よって、入射角度の大きい光線が入射しないよう画角を制限するため、別途フードを用いる必要がなくなり、カメラモジュールの小型、低コスト化が可能になる。また、遮光壁からの反射光を撮像領域に写り込まないように、多くの不要画素を有する大型の撮像素子を用いる必要がなく、撮像領域を不用意に縮小する必要もない。この点においても、カメラモジュールの小型化、低コスト化が可能になる。
なお、傾斜角度や先端角が設計通りに作製できれば、本実施の形態のような反射防止膜を形成しなくても問題はないが、実際問題としては、ミクロン単位の制御が必要となり、どのような作製手段を講じたとしても実現するには精度上の高いハードルを越えなくてはならない。よって、本実施の形態1の遮光壁は反射を抑制する有用な手段を提供できるものである。
以下、図7を参照しながら、上記した先端部の形状について説明する。
図7は、遮光壁の突起部の先端形状を示す断面図である。図7において、平行面18と傾斜面19によって形成される突起部は、素材が樹脂製の場合、射出成形などの技術で作製されるが、突起部の先端21は、できるだけ尖っている方が、不要光の撮像領域への写り込み防止効果が高い。
図8は、先端21の拡大図であるが、量産性に優れる射出成形に限定して考えた場合、ある曲率(図中Rで示す)をもった状態で成形されることが予想される。
このような場合、傾斜面が設計通りであったとしても、撮像領域への不要光の写り込みを制御することが難しい。実験的に突起部先端の反射による撮像領域への写り込みの影響を評価した結果、先端の曲率Rが5μm以上の場合には、先端における反射の影響を無視できなくなる。そのため、突起部の先端の曲率が5μm以上の場合において、先端近傍に反射防止膜を形成することが特に有効である。
本発明の複眼カメラモジュールは、携帯電話に搭載する小型カメラや車載用の周辺監視カメラなど、被写体を捕らえ画像情報として表示する装置として有用である。
本発明の実施の形態における遮光壁の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態における遮光壁の突起部先端の拡大図 本発明の実施の形態における遮光壁の概略図 本発明の実施の形態における遮光壁と撮像素子の組図 本発明の実施の形態における複眼カメラモジュールの斜視図 本発明の実施の形態におけるレンズ光軸を通る断面における光線図 本発明の実施の形態における遮光壁の突起部先端の断面図 本発明の実施の形態における突起部の先端の拡大図 従来例の複眼カメラモジュールの分解斜視図
符号の説明
1 遮光壁
2 傾斜面
3 傾斜面
4 反射防止膜
5,6 遮光壁
7 遮光ブロック
8 撮像素子
9 レンズアレイ
10 光学フィルタアレイ
11 基板
12 撮像素子
13 上鏡筒
14 外筒部
15 レンズモジュール
16a,16b,16c,16d 入射光
17 傾斜面
18 傾斜面
19 傾斜面
20 遮光壁
21 突起部先端
22 反射防止膜
23 絞り部材
24 レンズアレイ
25 遮光ブロック
26 光学フィルタアレイ
27 撮像素子
28 受光面
29 駆動回路
30 信号処理回路
31 カメラモジュール

Claims (4)

  1. 互いに光軸の異なる複数のレンズからなるレンズユニットと、
    前記複数のレンズに1対1に対応する複数の撮像領域を含む撮像素子と、
    前記レンズユニットと前記撮像素子との間に配置され、前記複数のレンズのそれぞれの光路を分離する遮光壁と、を備え、
    前記遮光壁は前記撮像領域の撮像面に対し所定角度で傾斜した複数の傾斜面を有し、且つ、前記遮光壁の表面には反射防止膜が設けられている、複眼カメラモジュール。
  2. 前記遮光壁の表面には、前記複数の傾斜面により複数の突起部が形成されており、前記突起部の先端は5μm以上の曲率を有し、前記先端部に前記反射防止膜が設けられている、請求項1に記載の複眼カメラモジュール。
  3. 前記傾斜面は、前記撮像面に対し平行な第1面と前記撮像面に対し所定角度で傾斜した第2面とからなり、前記突起部は前記第1面および前記第2面によって形成される、請求項1または2に記載の複眼カメラモジュール。
  4. 前記傾斜面は、前記撮像面に対しそれぞれ所定角度で交差する第1面および第2面からなり、前記突起部は前記第1面および前記第2面によって形成される、請求項1または2に記載の複眼カメラモジュール。
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