JP2013151136A - 露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子の防塵を図ると共に発光点の位置ずれを小さくすることができる。
【解決手段】連結部材24及び環状形状の防塵用の弾性部材26を、パッケージ21を実装した電気基板22と保持部材30とでレーザ光の光束の中心軸の方向である中心軸X方向に挟み込むようにし、ビス27で連結部材24を介して電気基板22を保持部材30に締結固定した後、光学ハウジング11と板状部31とを締結する。組み付け状態においては、パッケージ21の第1の基準面21aと保持部材30の突部32の第2の基準面33とが当接し、弾性部材26は、電気基板22及び板状部31に対して圧接状態となり、X方向から見て弾性部材26がパッケージ21を囲むように位置して、パッケージ21が封止される。弾性部材26は、中心軸Xを含む任意の断面の形状が中心軸XXに対して略線対称である。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に搭載される露光装置に関する。
複写機やレーザビームプリンタ等の画像形成装置に用いられている光走査装置などの、感光ドラムを露光する露光装置においては一般に、感光ドラム上にレーザ光を照射し、静電潜像を形成する構成が採用される。具体的には、光走査装置において、光源から発せられる画像信号に応じて光偏調されたレーザ光を、回転多面鏡等の光偏向器によって偏向走査する。そして、レーザ光を所定の方向に反射させる折り返しミラーを介しながら、fθレンズ等のfθ特性を有する結像光学素子によって感光ドラム上にスポット状に結像させる。
光走査装置の光源装置に、面発光型のチップ形状のパッケージが採用される場合、このレーザパッケージを精度よく位置決めして保持する取り付け構成が必要である。レーザパッケージを保持する構成として、例えばレーザパッケージを実装する基板と筐体との間に弾性を有する連結部材を配設するものが知られている(特許文献1)。
この構成では、レーザ光の光束の中心軸の方向における連結部材の撓みによる復元力によってレーザパッケージを筐体側の基準面に圧接させて保持する。ここでいう中心軸の方向とは、レーザ光の光束の中心軸であってレーザ光を平行光に変換した際のレーザ光の進行方向に平行な方向とする。取り付けの際に、連結部材が変形することで、基板が変形することを防ぎ、レーザパッケージの垂直度を高精度に保証することができる。
このような光走査装置においては、内部に埃や塵が入り込むと、ミラーやレンズ、光偏光器、光源装置等の光路上の部品に付着して光線が一部さえぎられ、画像の一部が欠落する等の問題が生じる。このような問題に対して、接着材、弾性部材、シール材等を用いて、外部に対する光走査装置の隙間を埋め、塵埃が侵入しないようにする対策が望まれる。
また、特許文献1のように、光源が光走査装置の筐体(あるいは保持)の外側に位置する場合は、光源に塵埃が付着することによる画質の低下を抑制するために、光源に対する防塵のための構成が重要となってくる。
そこで例えば、基板が締結される保持部材と基板との間に防塵用の弾性部材を介在させてレーザパッケージの周囲の隙間を塞ぐという構成が考えられる。
特開2009−187028号公報
しかしながら、仮に、特許文献1の構成に防塵用の弾性部材を採用した場合、基板と保持部材との間で防塵用の弾性部材が押しつぶされることにより生じる反発力が、パッケージを実装した基板に対して働く。そしてこの押しつぶし力がパッケージ内部の発光点に対して不均一にかかると、発光点の位置ずれが生じ、照射位置ずれやスポット変形により画質が低下するおそれがある。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、発光素子の防塵を図ると共に発光点の位置ずれを小さくすることができる露光装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、筐体と、発光素子を備える発光部を有する光源装置とを有し、前記発光素子から出射されるレーザ光により像担持体を露光する露光装置であって、前記筐体に取り付けられる保持部材と、前記発光部が実装され、前記筐体の外側に配置される回路基板と、環状形状に形成され、前記発光素子から出射される前記レーザ光の光束の中心軸の方向において前記回路基板と前記保持部材との間に挟まれ、且つ、前記光束の中心軸の方向から見て前記発光素子を囲むように配置される防塵用の弾性部材とを有し、前記発光部の第1の基準面と前記保持部材の第2の基準面とを当接させることで、前記弾性部材が前記回路基板と前記保持部材とに対して圧接状態となって前記発光素子が封止されるように構成され、前記弾性部材の、前記光束の中心軸を含む任意の断面の形状が、前記光束の中心軸に対して略線対称であることを特徴とする。
本発明によれば、発光素子の防塵を図ると共に発光点の位置ずれを小さくすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る露光装置が適用される画像形成装置の概略の構成図である。 露光装置の一例である光走査装置の斜視図である。 光源装置部の分解斜視図(図(a))、組み付け状態の光源の光束の中心軸の方向に沿う断面図(図(b))である。 本発明の第2の実施の形態に係る露光装置の一例である光走査装置の光源装置部の分解斜視図(図(a))、組み付け状態の光源装置部の光束の中心軸の方向に沿う断面図(図(b))である。 弾性部材の変形例(図(a))、保持部材の変形例(図(b))を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る露光装置が適用される画像形成装置の概略の構成図である。画像形成装置としては、複写機やプリンタ等、種類は限定されないが、本実施の形態ではフルカラーデジタル複写機を例示する。
画像形成装置は画像読取装置8を有する。画像読取装置8は、圧板86によって圧接された原稿に光を当て、折り返しミラー83−1、83−2、83−3を介して読取レンズ82によってラインセンサ81上に集光し、ラインセンサ81によって画像信号を読み取る。
画像形成装置の画像形成部10は、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの4色に分解した画像信号毎に、画像形成ステーションP(Pa、Pb、Pc、Pd)においてトナー画像を形成する。画像形成ステーションPは、露光装置の一例である光走査装置1(1a、1b、1c、1d)、像担持体である感光ドラム2(2a、2b、2c、2d)、帯電装置3(3a、3b、3c、3d)を有する。画像形成ステーションPはさらに、現像装置4(4a、4b、4c、4d)、クリーニング装置5(5a、5b、5c、5d)を有する。
感光ドラム2上に各色毎に形成されたトナー画像は、転写装置6(6a、6b、6c、6d)によって中間転写ベルト61上に転写される。各色毎のトナー像は、中間転写ベルト61上に順次重ね合わせて転写されるため、中間転写ベルト61上では、4色重ね合ったトナー像が形成される。中間転写ベルト61は、駆動ローラ62と従動ローラ63によって張架されており、クリーニング装置64によって残トナーを清掃される。
中間転写ベルト61上のトナー像は、転写ローラ65、66によってシート材S上に転写される。シート材Sは、手差し給紙カセット70または給紙カセット78、79内から、シート材Sの位置と中間転写ベルト61上のトナー像の位置とが合うよう、タイミングを合わせて搬送される。トナー像の転写されたシート材Sは、定着ローラ74によって加熱定着され、フルカラー画像が形成されたシート材Sが排紙トレー77上に排紙される。
次に、チップ形状のパッケージに光源が収納されたレーザ光源装置を使用した光走査装置1について図2を用いて説明する。
図2は、露光装置の一例である光走査装置1の斜視図である。光走査装置1は、レーザ光を偏向走査する光走査部16、レンズ12、13、18、25や折り返しミラー17等の光学部品が、筐体である光学ハウジング11に収納された構造をとる。レーザ光を出射する光源装置部20が、光学ハウジング11の外側に配設され、光源装置部20の鏡筒28が光学ハウジング11の内側に臨むよう配置される。
この光走査装置1では、光源装置部20から出射されるレーザ光により感光ドラム2を走査露光する。光源装置部20は回路基板である電気基板22によって駆動され、光源装置部20から出射されたレーザ光は、コリメータレンズ25を通って平行なレーザ光となる。平行なレーザ光は、シリンドリカルレンズ18を通って、感光ドラム2の移動方向にのみ集光され、光走査部16において回転駆動モータ16−2によって一定の速度で回転制御される回転多面鏡16−1によって偏向される。偏向されたレーザ光は、折り返しミラー17で反射し、fθ特性を持つトーリックレンズ12、13によって感光ドラム2上に所定のスポット径で結像される。
図3(a)は、光源装置部20の分解斜視図である。
光源装置部20は、電気基板22、レーザ光を出射する発光素子を備える発光部であるパッケージ21、防塵用の弾性部材26、連結部材24及び保持部材30を有する。チップ形状のパッケージ21は、発光素子として面発光型の半導体レーザチップを保持するレーザパッケージであり、複数の発光点からなる不図示の光源が収納されている。パッケージ21からはレーザ光がX方向に出射される。X方向はレーザ光の光束の中心軸であってレーザ光を平行光に変換した際のレーザ光の進行方向に平行な方向であり、以下では、光束の中心軸Xと呼ぶ。発光点が複数個あるので、光束の中心軸Xは複数の発光点の重心位置にある発光点から出射された光を表すとする。パッケージ21は電気基板22に実装され、光源は電気基板22によって駆動される。
図3(b)は、組み付け状態の光源装置部20の光束の中心軸Xの方向に沿う断面図である。
図3(a)、(b)に示すように、保持部材30は、板状部31と、板状部31から電気基板22の側に突設された突部32とを有する。突部32及び板状部31にかけて、レーザ光が通るための貫通穴が光束の中心軸Xに沿って形成されている。突部32の先端面は電気基板22に対向する第2の基準面33となっている。板状部31の2箇所にはネジ穴34が形成されている。保持部材30からは、電気基板22の反対側に鏡筒28が設けられる。光学ハウジング11には、鏡筒28が嵌合される嵌合穴11aが形成されている。
連結部材24は、弾性樹脂部材で構成され、光束の中心軸X方向から見て環状の四角形に形成される。連結部材24の内側には大穴37が形成される。連結部材24にはまた、電気基板22の側に突起部35が2箇所に形成され、各突起部35の位置にネジ穴34に対応する締結用穴36が形成されている。
弾性部材26は、穴26aを有する中空の略円筒形状、すなわち、光束の中心軸X方向から見て環状の円形形状に形成される。光束の中心軸X方向から見て、穴26aは、パッケージ21を囲める程度に十分に大きい。弾性部材26の、電気基板22に対向する面と板状部31に対向する面は、いずれも光束の中心軸Xに垂直な平面となっている。
電気基板22には、締結用穴36に対応する締結用穴29が形成される。パッケージ21は、電気基板22の、保持部材30に対向する側の面に配設される。保持部材30に対向するパッケージ21の面が第1の基準面21a(図3(b))である。光源装置部20の組み付け時には第1の基準面21aと保持部材30の突部32の第2の基準面33とが対向当接する。
光源装置部20は、次のようにして光学ハウジング11に組み付けられる。
光束の中心軸X(厳密には組み付け後に光束の中心軸Xとなるべき軸線)を中心として、保持部材30の突部32の外側に弾性部材26を配置し、さらに弾性部材26の外側に連結部材24を配置する。すなわち、突部32が弾性部材26の穴26aに囲まれ、弾性部材26が連結部材24の大穴37に囲まれるようにする。その際、何らかの方法で弾性部材26の穴26aの中心と光束の中心軸Xとを一致させる。また、連結部材24の締結用穴36と板状部31のネジ穴34との位置を合わせる。
そして、連結部材24及び弾性部材26を、パッケージ21を実装した電気基板22と保持部材30とで光束の中心軸X方向に挟み込むように電気基板22を配置する。その際、パッケージ21の第1の基準面21aと保持部材30の第2の基準面33とを対向させると共に、電気基板22の締結用穴29の位置を締結用穴36に合わせる。
次に、ビス27(27A、27B)を、締結用穴29及び締結用穴36を介してネジ穴34に螺合することで、連結部材24を介して電気基板22を保持部材30に締結固定する。このようにして光源装置部20が一体的に組み付けられる。板状部31と電気基板22とはほぼ平行になる。その後、鏡筒28を光学ハウジング11の嵌合穴11aに挿通嵌合し、光学ハウジング11と板状部31とを不図示の箇所で締結することで、光源装置部20が光学ハウジング11に固定される。
ここで、光源装置部20の組み付け時において、ビス27を螺合することで、連結部材24は、板状部31と電気基板22とに挟まれ光束の中心軸X方向に圧縮される。主として連結部材24の圧縮により生じる復元力によって、パッケージ21の第1の基準面21aが第2の基準面33に押し付けられる。電気基板22を撓ませてパッケージ21を押圧するのではなく、連結部材24を撓ませることにより、電気基板22に生じる撓み力を軽減できる。これにより、電気基板22における電気素子や半田への負荷を軽減できる。また、電気基板22の変形が抑制されることで、パッケージ21の垂直度を高精度に保証することにもつながる。
光学ハウジング11に組み付けられた光源装置部20は、鏡筒28を除けば光学ハウジング11の外側に位置する。そのため、弾性部材26を設けず連結部材24を設けるだけでは、パッケージ21における光源(発光素子)の周囲に外部から塵埃が入り込む隙間が存在することになる。連結部材24は光源の周囲を覆っているが、連結部材24は樹脂材質よりなるため、形状を工夫したとしても、電気基板22や保持部材30との隙間を完全に埋めること困難であり、光源装置部20を防塵する構成が必要となる。
そこで、本実施の形態では、電気基板22と保持部材30との間の隙間に、防塵用の弾性部材26を押しつぶして配することで、光源周辺に塵埃が侵入する隙間を埋めるようにしている。
まず、弾性部材26は、光源装置部20に組み付けられていない自由状態においては、光束の中心軸X方向となる方向の厚みL2(図3(a))が、組み付け後の電気基板22と保持部材30の板状部31との間隔L1(図3(b))よりも大きい。この厚みL2の弾性部材26を電気基板22と板状部31との間隔L1にまで押しつぶすことで、弾性部材26が電気基板22と板状部31とに対して圧接状態となる。従って、電気基板22と弾性部材26との間、及び、板状部31と弾性部材26との間が封止され、密閉性が高まる。
組み付け状態においては、光束の中心軸X方向から見て、弾性部材26はパッケージ21を囲むように位置する。従って、パッケージ21は電気基板22と板状部31と穴26aとで形成される空間内に閉じ込められ、弾性部材26によって外部に対して遮蔽されることになる。
ところで、連結部材24とは別に、弾性部材26を押しつぶすことによる反発力も、電気基板22と保持部材30の板状部31に対して働く。弾性部材26が均質な素材とすれば、弾性部材26の押しつぶし力の大きさは、弾性部材26の押しつぶし量と、電気基板22及び板状部31との接触面積に依存する。
電気基板22に対して働く弾性部材26の押しつぶし力は、電気基板22の変形や位置ズレにも影響を及ぼす。電気基板22上には光源を収納したパッケージ21が実装されているため、押しつぶし力の作用の仕方によっては光源が位置ズレし、スポット径の変形や照射位置ズレが生じるおそれがある。そのため、弾性部材26による押しつぶし力は、光源を位置ズレさせないよう、光源に対して均一に働くようにする必要がある。弾性部材26の押しつぶし量、並びに弾性部材26と電気基板22及び板状部31との接触面積が、それぞれ光束の中心軸Xを中心として略均一であれば、押しつぶし力による光源の位置ズレが小さくなる。弾性部材26は、そのような要請を実現する形状となっている。
すなわち、図3(b)に示すように、弾性部材26は、光束の中心軸Xを含む任意の断面の形状が光束の中心軸Xに対して略線対称となっている。図3(b)では、2つのネジ穴34の中心を通る切断面が示されるが、弾性部材26は円形の環状であるので、光束の中心軸Xを中心としたいずれの位置での断面形状も同形状である。従って、光束の中心軸Xを中心として回転させた全周において連続して略均一となる形状となっている。
このような弾性部材26においては、押しつぶし量及び電気基板22・板状部31との接触面積が、中心軸Xを中心として略一定であるため、電気基板22に作用する弾性部材26の押しつぶし力が光源を中心として略均一となる。従って、押しつぶし力による光源の位置ズレを少なくすることができる。
本実施の形態によれば、パッケージ21を囲むように配置される環状形状の防塵用の弾性部材26が、電気基板22と板状部31との間に挟まれ圧接状態となってパッケージ21(ひいてはそれが備える発光素子)を封止するので、光源の防塵を図ることができる。また、弾性部材26の光束の中心軸Xを含む任意の断面の形状が光束の中心軸Xに対して略線対称であるので、パッケージ21における発光点の位置ずれを小さくすることができる。
また、電気基板22と板状部31とが、弾性樹脂部材である連結部材24を介して締結されるので、電気基板22における電気素子や半田への負荷を軽減すると共に、パッケージ21の垂直度の精度を高めることができる。
ところで、弾性部材26は、押しつぶされた状態で電気基板22に接触しているため、電気基板22と弾性部材26との間の摺擦により静電気が発生する。電気基板22は光源を含むパッケージ21を実装しているため、静電気による電気ノイズでレーザ光量が変化してしまうおそれがある。
そこで、弾性部材26の材質としては、シールを確保できる弾性材であることのほか、導電性が高いもの、乃至、低抵抗の材質を採用するのが望ましい。それと共に、弾性部材26を電気的に接地された部材と接触させる。弾性部材26は、導電性・低抵抗材質であるため、静電気が発生してもそれを逃がすことができる。また、電気的に接地された部材と接触しているため、静電気をアースに逃がし、電気基板22に電気ノイズとして影響しにくいようにすることができる。
このような導電性・低抵抗の材質として、弾性部材26にガスケットを用いることもできる。ガスケットは、気密性を持たせるための固定用シール材であり、導電性を持つ封止用品の一般部材として入手可能である。
(第2の実施の形態)
図4(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る露光装置の光源装置部の分解斜視図である。図4(b)は、組み付け状態の光源装置部の光束の中心軸Xの方向に沿う断面図である。
本発明の第2の実施の形態における光源装置部20は、第1の実施の形態の光源装置部20に対して、弾性部材26の形状と、弾性部材26の位置を規定する位置決め部を保持部材30に設けた点が主に異なる。光源装置部20において、電気基板22、パッケージ21、連結部材24については、弾性部材26の形状や寸法の相違に基づく違いはあるが、基本的構成は第1の実施の形態のものと同様である。
図4(a)、(b)に示すように、第2の実施の形態における弾性部材26は、ドーナツ形状である。この弾性部材26も、光束の中心軸Xを含む任意の断面の形状が光束の中心軸Xに対して略線対称で、光束の中心軸Xを中心として回転させた全周において連続して略均一でもある。
一方、保持部材30の板状部31には、位置決め部として、弾性部材26の座面となる円形で環状の凹溝31aが形成されている。凹溝31aに弾性部材26が嵌合されることで、光束の中心軸Xに垂直な方向における保持部材30に対する弾性部材26の位置が規制される。これにより、両面テープや接着材等の固定材を用いることなく、弾性部材26の中心が光束の中心軸X中心に正確に一致するよう弾性部材26の位置決めを容易に行うことができる。組み付け状態においては、光束の中心軸X方向から見て、弾性部材26はパッケージ21を囲むように位置する。
電気基板22と板状部31との間隔L1、自由状態における弾性部材26の光束の中心軸X方向の厚みL2の関係については、第1の実施の形態と同様である。ただし、間隔L1には、電気基板22と凹溝31aの底部との距離が相当する。
本実施の形態によれば、光源の防塵を図ると共に発光点の位置ずれを小さくすることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、弾性部材26の位置決め部(凹溝31a)を設けたので、光束の中心軸Xに対する弾性部材26の対称性を確保するのが容易となり、発光点の位置ずれを小さくする効果をより確実に発揮することができる。
なお、弾性部材26として、一般部品であるOリングも採用可能である。Oリングは封止用の機械部品であり、隙間を密閉する用途に適した部材である。また、多種多様な種類・形状が存在し、安価に入手可能である。
なお、上記各実施の形態において、弾性部材26に採用可能な形状は、光束の中心軸Xを含む任意の断面の形状が光束の中心軸Xに対して略線対称であればよい。図5(a)に弾性部材26の変形例を示す。例えば、図5(a)に示すように、光束の中心軸X方向から見て四角形の環状形状であってもよい。この例の場合、弾性部材26の光束の中心軸Xを含む断面形状は、切断位置によって変化するが、対称性は維持される。従って、光源に働くモーメントに偏りがなく、発光点の位置ずれが大きくなることがない。
また、弾性部材26は、断面の形状が光束の中心軸Xに対して略線対称であれば、光束の中心軸X方向の端面が必ずしも平坦でなくてもよい。
ところで、第2の実施の形態では、弾性部材26の位置決め部として凹溝31aを例示したが、これに限るものではない。例えば、第1の実施の形態における保持部材30の変形例を図5(b)に示す。保持部材30の板状部31に、弾性部材26の穴26aに嵌合的な位置決め用の係合部38を設ける。係合部38は、図5(b)に例示するように、突部32の根本に一体に形成されるが、突部32は別に突設してもよい。係合部38はまた、光束の中心軸Xを中心として連続した環状であるが、間欠的に形成したものであってもよい。弾性部材26の穴26aが係合部38に嵌合されて、弾性部材26の光束の中心軸Xに対する位置が容易に規定される。
なお、図5(b)の例とは逆に、弾性部材26の外側を囲むような位置決め用の係合部を板状部31に設けてもよい。あるいは、弾性部材26のうち板状部31に対向する面に、複数の凹部を光束の中心軸Xに対して対称な位置に設け、これらの凹部に嵌合するピンを板状部31に突設してもよい。
なお、上記各実施の形態において、電気基板22に生じる撓み力を軽減する観点からは、連結部材24の構成は例示したものに限定されない。例えば、特許文献1に記載されている弾性連結部材174のように、電気基板22と板状部31とに対して別々の位置で締結される弾性部材であってもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
1 光走査装置
11 光学ハウジング
20 光源装置部
21 パッケージ
21a 第1の基準面
22 電気基板
26 弾性部材
30 保持部材
31a 凹溝
33 第2の基準面

Claims (5)

  1. 筐体と、発光素子を備える発光部を有する光源装置とを有し、前記発光素子から出射されるレーザ光により像担持体を露光する露光装置であって、
    前記筐体に取り付けられる保持部材と、
    前記発光部が実装され、前記筐体の外側に配置される回路基板と、
    環状形状に形成され、前記発光素子から出射される前記レーザ光の光束の中心軸の方向において前記回路基板と前記保持部材との間に挟まれ、且つ、前記光束の中心軸の方向から見て前記発光素子を囲むように配置される防塵用の弾性部材とを有し、
    前記発光部の第1の基準面と前記保持部材の第2の基準面とを当接させることで、前記弾性部材が前記回路基板と前記保持部材とに対して圧接状態となって前記発光素子が封止されるように構成され、
    前記弾性部材の、前記光束の中心軸を含む任意の断面の形状が、前記光束の中心軸に対して略線対称であることを特徴とする露光装置。
  2. 前記弾性部材の、前記光束の中心軸を含む断面の形状が、前記光束の中心軸を中心として回転させた全周において連続して略均一であることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記発光部は、面発光型の半導体レーザチップを保持するレーザパッケージであることを特徴とする請求項1または2記載の露光装置。
  4. 前記光束の中心軸に垂直な方向における前記弾性部材の位置を決めるための位置決め部が、前記保持部材に設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の露光装置。
  5. 前記光束の中心軸を中心とする前記弾性部材の外側において、前記回路基板と前記保持部材とが弾性樹脂部材を介して締結されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の露光装置。
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