JP2013150167A - 撮像装置、色補正方法、および色補正プログラム - Google Patents

撮像装置、色補正方法、および色補正プログラム Download PDF

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    • H04N23/75Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing optical camera components

Abstract

【課題】調光素子を用いたとしても色バランスのずれを抑制することができるようにする。
【解決手段】入射した被写体光に応じた画像信号を出力する撮像素子と、前記撮像素子に入射する被写体光の光量を調整する調光素子と、前記画像信号の色バランスを調整する色補正部と、前記色補正部に対して、光源の色温度の変化に追従して前記色バランスを自動調整する第1の調整モードと、光源の色温度の変化に追従せずに前記色バランスの調整を行う第2の調整モードとの切り替え制御を行う制御部とを備える。前記制御部は、前記第2の調整モードに切り替える場合には、前記調光素子による光量の調整値を固定の値に制御する。
【選択図】図1

Description

本開示は、例えばデジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置、ならびに、そのような撮像装置において色バランス(ホワイトバランス)の制御を行う際の色補正方法、および色補正プログラムに関する。
デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置には、光源に応じて被写体の色を正しく再現できるように、ホワイトバランス調整機能が備わっている(特許文献1参照)。ホワイトバランス調整の方法としては、光源の色温度の変化に追従して自動で調整を行うAWB(オートホワイトバランス)制御を行う方法がある。また、あらかじめ設定されたホワイトバランスの調整値に固定する、固定プリセット制御を行う方法がある。固定プリセット制御では例えば、太陽光や蛍光灯などの光源ごとに適切なホワイトバランスの調整値(ゲイン)をあらかじめ用意しておく。そして、使用者によって光源の指定が行われたときに、その指定された光源に適したホワイトバランスの調整値に固定する。
特開2006−319514号公報
ところで、デジタルスチルカメラ等の撮像装置では、通常、露出調整を行うために、機械的に被写体光の光量の調整を行う絞り(アイリス)が設けられている。このような機械式の絞りの代替機能として例えば、液晶素子を用いて電気的に光の透過率を複数の状態に調整するような液晶調光素子を用いることが考えられる。このような液晶調光素子を用いた場合においても、適切なホワイトバランスの調整が行われる必要がある。特に、固定プリセット制御を行う場合には、ホワイトバランスの調整値が固定されているため、液晶調光素子側で分光特性に変化があると、適切なホワイトバランスからの色ずれが発生してしまう。
本開示の目的は、調光素子を用いたとしても色バランスのずれを抑制することができるようにした撮像装置、色補正方法、および色補正プログラムを提供することにある。
本開示による撮像装置は、入射した被写体光に応じた画像信号を出力する撮像素子と、撮像素子に入射する被写体光の光量を調整する調光素子と、画像信号の色バランスを調整する色補正部と、色補正部に対して、光源の色温度の変化に追従して色バランスを自動調整する第1の調整モードと、光源の色温度の変化に追従せずに色バランスの調整を行う第2の調整モードとの切り替え制御を行う制御部とを備えたものである。制御部は、第2の調整モードに切り替える場合に、調光素子による光量の調整値を固定の値に制御する。
本開示による色補正方法は、撮像素子に入射する被写体光の光量を調光素子によって調整するステップと、撮像素子が出力する画像信号の色バランスを色補正部によって調整するステップと、色補正部に対して、光源の色温度の変化に追従して色バランスを自動調整する第1の調整モードと、光源の色温度の変化に追従せずに色バランスの調整を行う第2の調整モードとの切り替え制御を行うステップとを含むものである。切り替え制御を行うステップでは、第2の調整モードに切り替える場合に、調光素子による光量の調整値を固定の値に制御する。
本開示による色補正プログラムは、撮像素子に入射する被写体光の光量を調光素子によって調整するステップと、撮像素子が出力する画像信号の色バランスを色補正部によって調整するステップと、色補正部に対して、光源の色温度の変化に追従して色バランスを自動調整する第1の調整モードと、光源の色温度の変化に追従せずに色バランスの調整を行う第2の調整モードとの切り替え制御を行うステップとを含む処理をコンピュータに実行させるものである。切り替え制御を行うステップでは、第2の調整モードに切り替える場合に、調光素子による光量の調整値を固定の値に制御する。
本開示による撮像装置、色補正方法、または色補正プログラムでは、撮像素子に入射する被写体光の光量が調光素子によって調整される。色補正部に対して、光源の色温度の変化に追従して色バランスを自動調整する第1の調整モードと、光源の色温度の変化に追従せずに色バランスの調整を行う第2の調整モードとの切り替え制御が行われる。第2の調整モードに切り替える場合には、調光素子による光量の調整値が固定の値に制御される。
本開示の撮像装置、色補正方法、または色補正プログラムによれば、光源の色温度の変化に追従せずに色バランスの調整を行う場合には、調光素子による光量の調整値を固定の値に制御するようにしたので、調光素子を用いたとしても色バランスのずれを抑制することができる。
本開示の一実施の形態に係る撮像装置の一構成例を示すブロック図である。 調光素子の一例としての液晶NDフィルタの一構成例を示す断面図である。 ホワイトバランスの制御の一例を示す流れ図である。 露出制御の概念を示すブロック図である。 露出制御の第1の例を示すプログラム線図である。 露出制御の第2の例を示すプログラム線図である。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.撮像装置の構成
2.調光素子の具体例
3.ホワイトバランスの制御動作の具体例
4.露出制御の例
5.効果
6.変形例
[1.撮像装置の構成]
図1は、本開示の一実施の形態に係る撮像装置の一構成例を示している。この撮像装置は、レンズ系3と、調光素子としての液晶NDフィルタ4と、NDフィルタドライバ5と、操作部6と、撮像素子7と、前処理回路8と、検波回路9と、制御部10と、デジタルゲイン回路11と、色補正部としてのWB(ホワイトバランス)補正回路12と、ガンマ補正回路13と、信号処理部14と、色差信号補正回路15とを備えている。
この撮像装置は、光源1(太陽光や蛍光灯など)によって照明された被写体2からの光学的な画像を撮像素子7によって電気的な画像信号に変換する、デジタルスチルカメラやビデオカメラなどである。なお、このようにして得られた画像信号は、半導体記録媒体(図示せず)に記録したり、液晶ディスプレイ等の表示装置(図示せず)に表示したりすることが可能となっている。
レンズ系3は、被写体光を撮像素子7の撮像面上に収束させるためのものである。レンズ系3には、機械的に被写体光の光量の調整を行う絞り(アイリス)が設けられている。
液晶NDフィルタ4は、撮像素子7に入射する被写体光の光量を調整するためのものであり、電気的に光の透過率を複数の状態に調整可能なND(Neutral Density)フィルタである。液晶NDフィルタ4の状態は、NDフィルタドライバ5を介して制御部10によって制御されるようになっている。なお、図1では、液晶NDフィルタ4をレンズ系3と撮像素子7との間の光路中に配置した例を示しているが、液晶NDフィルタ4の位置はこれに限らない、例えばレンズ系3の内部の光路中に配置されていても良い。
撮像素子7は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)などの固体撮像素子で構成されている。撮像素子7は、入射された被写体光を光電変換によって電気信号に変換して、得られた三原色信号(R,G,B)をアナログの画像信号として前処理回路8に供給するようになっている。
前処理回路8は、アナログの画像信号に対して所定の信号処理を行うものである。前処理回路8は、S/H(サンプル/ホールド)処理回路、AGC(Automatic Gain Control)回路、およびA/D変換回路を有している。前処理回路8は、これらの回路により、アナログの画像信号に対してノイズ除去や信号レベル調整を行った後、デジタルの画像信号へと変換するようになっている。このデジタルの画像信号は、検波回路9を介して制御部10に入力される。このデジタルの画像信号はまた、デジタルゲイン回路11で適切な輝度補正が行われた後に、WB補正回路12に入力される。
WB補正回路12は、画像信号のホワイトバランスを調整するものである。WB補正回路12は、画像信号に対してR,G,Bの色成分ごとに調整値(ゲイン)を乗ずることで、色成分ごとに信号レベルを調整するようになっている。ホワイトバランス調整後の画像信号は、ガンマ補正回路13に入力される。
WB補正回路12は、ホワイトバランスの調整モードとして、光源1の色温度の変化に追従してホワイトバランスを自動調整するAWB(オートホワイトバランス)モード(第1の調整モード)を有している。WB補正回路12はまた、ホワイトバランスの調整モードとして、光源1の色温度の変化に追従せずにホワイトバランスの調整を行う第2の調整モードを有している。第2の調整モードとしては、固定プリセットWBモードとワンプッシュWBモードとがある。ホワイトバランスの調整モードは、操作部6からのモード選択の操作に基づいて制御部10によって切り替え制御されるようになっている。
固定プリセットWBモードは、ホワイトバランスの調整値(ゲイン)を、あらかじめ設定された値に固定するモードである。固定プリセットWBモードでは、例えば太陽光や蛍光灯などの想定される光源1ごとに適切なホワイトバランスの調整値をあらかじめ用意しておき、使用者によって光源1の指定が行われたときに、その指定された光源1に適したホワイトバランスの調整値に固定する。また例えば、特定の撮影モードになった場合に、その撮影モード内では固定プリセットWBモードが自動的に設定されるようになっていても良い。例えば、屋外での撮影モードでは、屋外に適したホワイトバランスの調整値に固定されるような固定プリセットWBモードが自動的に設定されるようにしても良い。
ワンプッシュWBモードは、マニュアルによる調整モードであり、ホワイトバランス調整用の特定の被写体(例えば高輝度で無彩色の領域が含まれるような画像)を撮影している状態でホワイトバランスを調整した後、その調整後のホワイトバランスに固定するモードである。
ガンマ補正回路13は、ホワイトバランス調整後の画像信号に対してガンマ補正処理を行うものである。ガンマ補正処理後の画像信号は、信号処理部14に入力される。信号処理部14は、R,G,Bの画像信号を、輝度信号Yと色差信号B−Y,R−Yとに変換するようになっている。色差信号B−Y,R−Yについては、色差信号補正回路15で色再現の補正処理がなされる。その際に、前述のWB補正回路12による適切なホワイトバランスの調整値(ゲイン)が分かっているので、この結果を用いて最適な色再現補正マトリクスにより色再現の補正処理を行う。輝度信号Yと、色差信号補正回路15から出力された色差信号(B−Y)’,(R−Y)’とが最終的な出力信号となる。
最終的な出力信号に対して、符号化処理等を行うことで、例えばJPEG方式の静止画像データやMPEG方式の動画像データを得ることができる。得られた画像データは、半導体記録媒体(図示せず)等に記録することが可能である。また、最終的な出力信号を、液晶ディスプレイ等の表示装置(図示せず)に表示することも可能である。
[2.調光素子の具体例]
図2は、液晶NDフィルタ4(液晶調光素子)の断面構成例を模式的に表したものである。この液晶NDフィルタ4は、被写体光Linの入射側から被写体光Loutの出射側へと向かって、透明基板221a、透明電極222a、配向膜223a、液晶層220、配向膜223b、透明電極222bおよび透明基板221bがこの順に積層された積層構造を有している。液晶NDフィルタ4にはまた、シール剤224、スペーサ225および封止部226が設けられている。
液晶層220は液晶分子を含有する層であり、ここでは液晶分子に加えて所定の色素分子(二色性染料分子)を含有している(図2では図示の簡略化のため、液晶分子および色素分子をまとめて「分子M」として示している)。すなわち、液晶NDフィルタ4は、色素(二色性色素)を含有するゲスト−ホスト(GH)型の液晶を用いて構成されている。
このようなGH型の液晶(GH型液晶)は、電圧印加時における液晶分子の長軸方向の相違により、ネガ型のものとポジ型のものとに大別される。ポジ型のGH型液晶は、電圧無印加時(OFF状態)には液晶分子の長軸方向が光軸に対して垂直となり、電圧印加時(ON状態)には液晶分子の長軸方向が光軸に対して平行となるものである。一方、ネガ型のGH型液晶は、逆に、電圧無印加時には液晶分子の長軸方向が光軸に対して平行となり、電圧印加時には液晶分子の長軸方向が光軸に対して垂直となるものである。ここで、色素分子は液晶分子と同じ方向(向き)に配向するため、ポジ型の液晶をホストとして用いた場合には、電圧無印加時には光透過率が相対的に低くなる(光出射側が相対的に暗くなり)。電圧印加時には光透過率が相対的に高くなる(光出射側が相対的に明るくなる)。一方、ネガ型の液晶をホストとして用いた場合には、逆に、電圧無印加時には光透過率が相対的に高くなり(光出射側が相対的に明るくなり)、電圧印加時には光透過率が相対的に低くなる(光出射側が相対的に暗くなる)。なお、本実施の形態では、液晶層260がポジ型およびネガ型のいずれの液晶によって構成されていてもよいが、以下では、液晶層260がネガ型の液晶からなる場合について代表して説明する。
透明電極222a,222bはそれぞれ、液晶層220に対して電圧(駆動電圧V)を印加するための電極であり、例えば酸化インジウムスズ(ITO;Indium Tin Oxide)からなる。なお、これらの透明電極222a,222bと電気的に接続するための配線(図示せず)は、適宜配置すればよい。
配向膜223a,223bはそれぞれ、液晶層220内の各液晶分子を所望の方向(配向方向)に配向させるための膜である。これらの配向膜223a,223bはそれぞれ、例えばポリイミド等の高分子材料からなり、予め所定の方向にラビング(rubbing)処理が施されることによって液晶分子の配向方向が設定されるようになっている。
透明基板221aは、透明電極222aおよび配向膜223aを支持するとともに液晶層220を封止するための一方側の基板である。透明基板221bは、透明電極222bおよび配向膜223bを支持するとともに液晶層220を封止するための他方側の基板である。これらの透明基板221a,221bはそれぞれ、例えばガラス基板からなる。
シール剤224は、液晶層220内の分子M(液晶分子および色素分子)を側面側から封止するための部材であり、例えばエポキシ接着剤やアクリル接着剤等の接着剤からなる。スペーサ225は、液晶層220におけるセルギャップ(厚み)を一定に保持するための部材であり、例えば所定の樹脂材料またはガラス材料からなる。封止部226は、液晶層220内に分子Mを封入する際の封入口であるとともに、その後に液晶層220内の分子Mを外部から封止する部分である。
[3.ホワイトバランスの制御動作の具体例]
液晶NDフィルタ4の光透過率(濃度)を変化させると、分光特性が変化し、変色してしまう場合がある。一方、固定プリセットWBモードまたはワンプッシュWBモードでは、ホワイトバランスの調整値(ゲイン)が固定されるので、これらのモードで、液晶NDフィルタ4の濃度が変化すると、適切なホワイトバランスからの色ずれが発生してしまう。そこで、ホワイトバランスの調整時には、図3に示したような制御を制御部10が行うことで、AWBモード以外のモードでは液晶NDフィルタ4の濃度を固定し、色ずれを抑制する。
制御部10は、操作部6によるホワイトバランスのモード選択の指示を監視する。AWBモードが選択された場合(ステップS1;Y)には、制御部10は、WB補正回路12に対してAWBモードでの動作を行わせる(ステップS2)。AWBモードでは、液晶NDフィルタ4による調整を用いた露出制御を行う。
AWBモードが選択されなかった場合(ステップS1;N)には、制御部10は、操作部6からの指示に応じて、WB補正回路12に対して固定プリセットWBモードまたはワンプッシュWBモードでの動作を行わせる(ステップS3)。制御部10はまた、NDフィルタドライバ5に対して液晶NDフィルタ4の状態を固定する指示を行う(ステップS4)。液晶NDフィルタ4の状態を固定する方法としては、液晶NDフィルタ4による光量(濃度、光透過率)の調整値を、そのモード切り替え時点における調整値に固定する方法と、あらかじめ設定された調整値に固定する方法とがある。いずれかの方法で状態を固定する。これにより、固定プリセットWBモードまたはワンプッシュWBモードでは、液晶NDフィルタ4による調整を用いずに露出制御が行われる。
[4.露出制御の例]
図4は、露出制御の概念を示している。制御部10は、検波回路9を介して輝度情報(明るさ情報)を取得し(ステップS11)、複数の露出調整部を制御する(ステップS13〜S16)ことで、AE(Automatic Exposure)制御を行う(ステップS17)。制御部10は、撮影時の露出調整を行うための第1の露出調整部として液晶NDフィルタ4を用いる(ステップS16)。また、液晶NDフィルタ4以外の第2の露出調整部として、シャッタ速度、前処理回路8におけるAGCゲインの制御、およびレンズ系3の絞り値の制御を用いる(ステップS13〜S15)。ただし、上述したように、AWBモード以外のモードでは、液晶NDフィルタ4の濃度を固定する指示を行う(ステップS12)ので、露出調整部として液晶NDフィルタ4による調整を用いずに露出制御を行う。AWBモードでは、全ての露出調整部を用いて露出制御を行う。
図5は、AE制御におけるプログラム線図の第1の具体例を示している。図5において、縦軸は絞り値(F値)、横軸はシャッタ速度、斜線はEV値(Exposure Value)を示している。ここでは、液晶NDフィルタ4を、相対的に濃度が高い場合(A)と、相対的に濃度が低い場合(B)との2つの状態に調整可能な場合を例にしている。AWBモード以外のモードでは、液晶NDフィルタ4の濃度に応じて、図5の2種類のプログラム線図のいずれかの状態に固定される。AWBモードでのAE制御では、液晶NDフィルタ4の濃度に応じて、図5の2種類のプログラム線図の状態が適宜切り替わるようにすれば良い。
図6は、AE制御におけるプログラム線図の第2の具体例を示している。図6では、液晶NDフィルタ4の濃度を高い値に固定した場合(A)と、液晶NDフィルタ4の濃度を低い値に固定した場合(B)と、濃度を固定しない場合(C)との3つに分けてプログラム線図を示している。なお、濃度を固定する場合(A),(B)は、AWBモード以外のモード(ワンプッシュWBモードまたは固定プリセットWBモード)でのAE制御である。濃度を固定しない場合(C)は、AWBモードでのAE制御である。図6において、横軸はEV値、上段の縦軸はシャッタ速度、中段の縦軸は絞り値(F値)、下段の縦軸は感度(前処理回路8におけるAGCゲイン)を示している。明るさ(EV値)に応じた制御領域を(i),(ii),(iii)とすると、各領域での制御状態は以下のようになる。
(i) 液晶NDフィルタ4の濃度の状態に関わらず、感度を変化(追従)させてAE制御を行う。
(ii) 液晶NDフィルタ4の濃度の状態が(A),(B)の場合には、シャッタ速度を変化させてAE制御を行う。濃度の状態が(C)の場合には、絞り値を変化させてAE制御を行う。
(iii) 液晶NDフィルタ4の濃度の状態が(A),(B)の場合にはAE制御の限界となる。濃度の状態が(C)の場合には、シャッタ速度を変化させてAE制御を行う。
[5.効果]
以上説明したように、本実施の形態に係る撮像装置によれば、光源1の色温度の変化に追従せずにホワイトバランスの調整を行う場合(AWBモード以外のモード)には、液晶NDフィルタ4による光量の調整値を固定の値に制御するようにしたので、液晶NDフィルタ4の変色に起因する色バランスのずれを抑制することができる。
[6.変形例]
本開示による技術は、上記実施の形態の説明に限定されず種々の変形実施が可能である。
例えば、上記実施の形態では、画像信号に対してR,G,Bの色成分ごとにホワイトバランスの調整を行うようにしたが、ホワイトバランスの調整対象はR,G,Bに限らず、他の色成分を調整対象としても良い。
また例えば、上記実施の形態では、GH型の液晶を用いた液晶調光素子を例に挙げて説明したが、この場合には限られず、GH型の液晶以外の液晶を用いた液晶調光素子を用いるようにしてもよく、さらには液晶調光素子以外の調光素子であってもよい。
具体的には、液晶調光素子以外の調光素子としては、以下の方式の調光素子が挙げられる。すなわち、例えば、サーモクロミズム(実用例:マグカップ、ポリマーシート等)やサーモトロピックに使用されるゲル物質を用いた調光素子、フォトクロミック(実用例:紫外線によって変化するサングラス等)における材料を用いた調光素子、ガスクロミック(実用例:窓ガラス等)における水素ガス等を用いた調光素子、エレクトロクロミック(実用例:窓ガラス等)におけるWO3(酸化タングステン),Nb25(酸化ニオブ),
NiO(酸化ニッケル),Cr23(酸化クロム)等を用いた調光素子などが挙げられる。
また、上記実施の形態で説明した信号処理(ホワイトバランスの制御処理等)は、ハードウェア(回路)で行われるようにしてもよいし、あるいはソフトウェア(プログラム)で行われるようにしてもよい。ソフトウェアで行われるようにした場合、そのソフトウェアは、各信号処理機能(ホワイトバランスの制御処理機能等)をコンピュータ(撮像装置内のマイクロコンピュータ等)により実行させるためのプログラム群で構成される。各プログラムは、例えば、専用のハードウェアに予め組み込まれて用いられてもよいし、汎用のパーソナルコンピュータなどにネットワークや記録媒体からインストールして用いられてもよい。
また例えば、本技術は以下のような構成を取ることができる。
(1)
入射した被写体光に応じた画像信号を出力する撮像素子と、
前記撮像素子に入射する被写体光の光量を調整する調光素子と、
前記画像信号の色バランスを調整する色補正部と、
前記色補正部に対して、光源の色温度の変化に追従して前記色バランスを自動調整する第1の調整モードと、光源の色温度の変化に追従せずに前記色バランスの調整を行う第2の調整モードとの切り替え制御を行う制御部と
を備え、
前記制御部は、前記第2の調整モードに切り替える場合には、前記調光素子による光量の調整値を固定の値に制御する
撮像装置。
(2)
前記調光素子は、電気的に光の透過率を複数の状態に調整可能なNDフィルタである
上記(1)に記載の撮像装置。
(3)
前記制御部は、前記第2の調整モードに切り替える場合には、前記調光素子による光量の調整値を、そのモード切り替え時点における調整値に固定する制御を行う
上記(1)または(2)に記載の撮像装置。
(4)
前記制御部は、前記第2の調整モードに切り替える場合には、前記調光素子による光量の調整値を、あらかじめ設定された調整値に固定する制御を行う
上記(1)または(2)に記載の撮像装置。
(5)
前記色補正部は、前記第2の調整モードでは、前記色バランスを、あらかじめ設定された色バランスに固定する調整を行う
上記(1)ないし(4)のいずれか1つに記載の表示装置。
(6)
前記色補正部は、前記第2の調整モードでは、特定の被写体を撮影している状態で色バランスを調整し、以後、その調整後の色バランスに固定する調整を行う
上記(1)ないし(4)のいずれか1つに記載の表示装置。
(7)
前記調光素子は、撮影時の露出調整を行うための第1の露出調整部を構成し、
撮影時の露出調整を行うための第2の露出調整部をさらに有し、
前記第1の調整モードでは、前記第1の露出調整部と前記第2の露出調整部との双方を用いて露出調整を行い、
前記第2の調整モードでは、前記第2の露出調整部によって露出調整を行う
上記(1)ないし(6)のいずれか1つに記載の表示装置。
(8)
入射した被写体光に応じた画像信号を撮像素子が出力するステップと、
前記撮像素子に入射する被写体光の光量を調光素子によって調整するステップと、
前記画像信号の色バランスを色補正部によって調整するステップと、
前記色補正部に対して、光源の色温度の変化に追従して前記色バランスを自動調整する第1の調整モードと、光源の色温度の変化に追従せずに前記色バランスの調整を行う第2の調整モードとの切り替え制御を行うステップと
を含み、
前記切り替え制御を行うステップでは、前記第2の調整モードに切り替える場合に、前記調光素子による光量の調整値を固定の値に制御する
色補正方法。
(9)
入射した被写体光に応じた画像信号を撮像素子が出力するステップと、
前記撮像素子に入射する被写体光の光量を調光素子によって調整するステップと、
前記画像信号の色バランスを色補正部によって調整するステップと、
前記色補正部に対して、光源の色温度の変化に追従して前記色バランスを自動調整する第1の調整モードと、光源の色温度の変化に追従せずに前記色バランスの調整を行う第2の調整モードとの切り替え制御を行うステップと
を含む処理をコンピュータに実行させ、
前記切り替え制御を行うステップでは、前記第2の調整モードに切り替える場合に、前記調光素子による光量の調整値を固定の値に制御する
色補正プログラム。
1…光源、2…被写体、3…レンズ系、4…液晶NDフィルタ(調光素子)、5…NDフィルタドライバ、6…操作部、7…撮像素子、8…前処理回路、9…検波回路、10…制御部、11…デジタルゲイン回路、12…WB補正回路(色補正部)、13…ガンマ補正回路、14…信号処理部、15…色差信号補正回路。

Claims (9)

  1. 入射した被写体光に応じた画像信号を出力する撮像素子と、
    前記撮像素子に入射する被写体光の光量を調整する調光素子と、
    前記画像信号の色バランスを調整する色補正部と、
    前記色補正部に対して、光源の色温度の変化に追従して前記色バランスを自動調整する第1の調整モードと、光源の色温度の変化に追従せずに前記色バランスの調整を行う第2の調整モードとの切り替え制御を行う制御部と
    を備え、
    前記制御部は、前記第2の調整モードに切り替える場合には、前記調光素子による光量の調整値を固定の値に制御する
    撮像装置。
  2. 前記調光素子は、電気的に光の透過率を複数の状態に調整可能なNDフィルタである
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、前記第2の調整モードに切り替える場合には、前記調光素子による光量の調整値を、そのモード切り替え時点における調整値に固定する制御を行う
    請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、前記第2の調整モードに切り替える場合には、前記調光素子による光量の調整値を、あらかじめ設定された調整値に固定する制御を行う
  5. 前記色補正部は、前記第2の調整モードでは、前記色バランスを、あらかじめ設定された色バランスに固定する調整を行う
    請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記色補正部は、前記第2の調整モードでは、特定の被写体を撮影している状態で色バランスを調整し、以後、その調整後の色バランスに固定する調整を行う
    請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記調光素子は、撮影時の露出調整を行うための第1の露出調整部を構成し、
    撮影時の露出調整を行うための第2の露出調整部をさらに有し、
    前記第1の調整モードでは、前記第1の露出調整部と前記第2の露出調整部との双方を用いて露出調整を行い、
    前記第2の調整モードでは、前記第2の露出調整部によって露出調整を行う
    請求項1に記載の撮像装置。
  8. 撮像素子に入射する被写体光の光量を調光素子によって調整するステップと、
    前記撮像素子が出力する画像信号の色バランスを色補正部によって調整するステップと、
    前記色補正部に対して、光源の色温度の変化に追従して前記色バランスを自動調整する第1の調整モードと、光源の色温度の変化に追従せずに前記色バランスの調整を行う第2の調整モードとの切り替え制御を行うステップと
    を含み、
    前記切り替え制御を行うステップでは、前記第2の調整モードに切り替える場合に、前記調光素子による光量の調整値を固定の値に制御する
    色補正方法。
  9. 撮像素子に入射する被写体光の光量を調光素子によって調整するステップと、
    前記撮像素子が出力する画像信号の色バランスを色補正部によって調整するステップと、
    前記色補正部に対して、光源の色温度の変化に追従して前記色バランスを自動調整する第1の調整モードと、光源の色温度の変化に追従せずに前記色バランスの調整を行う第2の調整モードとの切り替え制御を行うステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させ、
    前記切り替え制御を行うステップでは、前記第2の調整モードに切り替える場合に、前記調光素子による光量の調整値を固定の値に制御する
    色補正プログラム。
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