JP2007094083A - 撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 撮影光学系ユニットの小型化およびコストの低減化が図られた撮影装置を提供する。
【解決手段】 撮影光学系1に備えられた、入射してきた被写体光の光路上に配備された液晶偏向素子3に、手ぶれ検出部10で検出されたぶれの検出結果に応じた電圧を手ぶれ補正制御部9で印加し、印加された電圧に応じて液晶偏向素子3で光路を偏向することにより、CCD132の撮像面上の被写体像のぶれを補正する。
【選択図】 図2
【解決手段】 撮影光学系1に備えられた、入射してきた被写体光の光路上に配備された液晶偏向素子3に、手ぶれ検出部10で検出されたぶれの検出結果に応じた電圧を手ぶれ補正制御部9で印加し、印加された電圧に応じて液晶偏向素子3で光路を偏向することにより、CCD132の撮像面上の被写体像のぶれを補正する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、撮像面上に結像した被写体像を読み取って画像信号を生成する撮像素子を備えた撮影装置に関する。
撮影装置の一つであるカメラでは、写真撮影にあたり、そのカメラに備えられたレリーズ釦の押下時等に手ぶれが発生すると、撮像面上に結像した被写体像がぶれてその被写体像に基づいて生成される画像の画質が低下するため、手ぶれをキャンセルするように補正するということが行なわれている。
例えば、特許文献1には、ジャイロセンサ等の角速度検出手段で手ぶれの量を検出し、検出された手ぶれの量に応じて撮影レンズの一部である補正レンズを光軸に対して垂直方向にシフトさせることで、手ぶれを補正する技術が提案されている。
特開平6−82869号公報
上述した特許文献1に提案された技術では、手ぶれを補正するにあたり、撮影レンズの一部である補正レンズを光軸に対して垂直方向にシフトさせるためのシフト機構やモータ等を備えた駆動部が必要とされる。このため、駆動部の構成は複雑であり、またサイズも比較的大きく、このような駆動部が撮影光学系ユニットに組み込まれるため、撮影光学系ユニットが大型化するとともにコストもアップするという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、撮影光学系ユニットの小型化およびコストの低減化が図られた撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の撮影装置は、撮像面上に結像した被写体像を読み取って画像信号を生成する撮像素子を備えた撮影装置において、
この撮影装置のぶれを検出する手ぶれ検出部と、
液晶を用い、入射してきた被写体光の光路上に配備され印加電圧に応じて光路を偏向することにより上記撮像面上の被写体像のぶれを補正する液晶偏向素子と、
上記手ぶれ検出部でのぶれの検出結果に応じて上記液晶偏向素子を制御する手ぶれ補正制御部とを備えたことを特徴とする。
この撮影装置のぶれを検出する手ぶれ検出部と、
液晶を用い、入射してきた被写体光の光路上に配備され印加電圧に応じて光路を偏向することにより上記撮像面上の被写体像のぶれを補正する液晶偏向素子と、
上記手ぶれ検出部でのぶれの検出結果に応じて上記液晶偏向素子を制御する手ぶれ補正制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明の撮影装置は、入射してきた被写体光の光路上に配備された液晶偏向素子に、手ぶれ検出部で検出されたぶれの検出結果に応じた電圧を手ぶれ補正制御部で印加し、印加された電圧に応じてその液晶偏向素子で光路を偏向することにより、撮像面上の被写体像のぶれを補正するものである。ここで、液晶偏向素子は薄型で且つ低コストであり、このような液晶偏向素子が撮影光学系ユニットに組み込まれて撮像面上の被写体像のぶれが補正される。従って、従来の、補正レンズを光軸に対して垂直方向にシフトさせるシフト機構やモータ等を備えた駆動部が組み込まれた撮影光学系ユニットを具備する技術と比較し、撮影光学系ユニットの小型化およびコストの低減化が図られる。
ここで、上記液晶偏向素子が、光路を偏向するとともにレンズ作用を成すものであることが好ましい。
このような液晶偏向素子を備えると、撮像面上の被写体像のぶれを補正するとともに撮影レンズの役割をも担うことができ、従って撮影光学系ユニットのさらなる小型化およびさらなるコストの低減化を図ることができる。
本発明によれば、撮影光学系ユニットの小型化およびコストの低減化が図られた撮影装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の撮影装置の第1実施形態であるカメラの外観図である。
図1(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は側面図、(d)は背面図である。
図1(a)〜(c)に示すカメラ100は、撮像面上に結像した被写体像を読み取って画像信号を生成する撮像素子を備えたデジタルカメラである。
図1(d)に示すように、本実施形態のカメラ100の背面にはユーザがこのカメラ100を使用するときに種々の操作を行なうための操作部120が設けられている。
この操作部120には、カメラ100を作動させるための電源投入用の電源スイッチ121、撮影と再生とを自在に切り替える撮影・再生切替レバー122、オート撮影やマニュアル撮影等を選択するための撮影モードダイヤル123、各種のメニューの設定や選択あるいはズームを行なうための十字スイッチ124、閃光発光用のスイッチ125、および十字スイッチ124で選択されたメニューの実行やキャンセル等を行なうための実行/キャンセルスイッチ126が備えられている。
また、カメラ100の背面には、撮影画像や再生画像等を表示するための画像表示LCD102と、操作の手助けを行なうための操作表示LCD103が備えられている。
さらに、図1(b)に示すように、このカメラ100の上面にはレリーズ釦104が配備されている。このレリーズ釦104によって撮影の開始指示がカメラ100の内部に備えられた、後述するメインCPUへと伝えられる。このカメラ100では撮影・再生切替レバー122によって撮影と再生との切り替えが自在になっていて、撮影を行なうときにはユーザによって撮影・再生切替レバー122が撮影側122aに切り替えられ、再生を行なうときには撮影・再生切替レバー122が再生側122bに切り替えられる。また、図1(a)に示すように、カメラ100の上面には、閃光を発光する閃光発光管105aを有する閃光発光装置105が配備されている。
さらに、図1(c)に示すように、カメラ100の側面には、このカメラ100により撮影された被写体の画像信号をテレビやプロジェクタ等に出力するためのケーブルが接続される映像出力端子106と、このカメラ100により撮影された被写体の画像信号をUniversal Serial Bus(USB)端子が備えられたパーソナルコンピュータ等に出力し、およびこのようなパーソナルコンピュータ等からカメラ100に画像信号を入力するためのケーブルが接続されるUSB端子107と、ACアダプタからの直流電圧が入力される直流電圧入力端子108とが備えられている。
図2は、図1に示すカメラの回路構成を示すブロック図である。
このカメラ100には、撮影光学系1が備えられている。この撮影光学系1は、撮影レンズ部101と絞り部材2から構成されている。撮影レンズ部101は、液晶を用いた液晶偏向素子3と、複数のレンズからなるズーム群101_1と、フォーカス群101_2とから構成されている。
液晶偏向素子3の構成については後述するが、この液晶偏向素子3は、入射してきた被写体光の光路上に配備され印加電圧に応じて光路を偏向することにより、後述するCCD132の撮像面上に結像される被写体像のぶれを補正する。
絞り部材2は、絞り径の調整が自在な部材である。
また、このカメラ100には、ズーム群101_1を駆動するズーム駆動部5と、フォーカス群101_2を駆動するフォーカス駆動部6と、絞り部材2を駆動する絞り駆動部7と、ズーム群101_1の位置を検出するズーム位置検出部8とが備えられている。
さらに、このカメラ100には、このカメラ100のぶれを検出する手ぶれ検出部10と、この手ぶれ検出部10でのぶれの検出結果に応じて液晶偏向素子3を制御する手ぶれ補正制御部9が備えられている。
また、このカメラ100には、撮影光学系1を経由して入射してきた被写体光を結像させてアナログの画像信号に変換する撮像素子であるCCD132が備えられている。
さらに、このカメラ100には、CCD132からのアナログ画像信号をディジタルの画像データにA/D変換するA/D部133と、A/D部133からのデジタルの画像データが表わす被写体像のホワイトバランスを合わせるとともにその被写体像の階調特性における直線の傾き(γ)を調整し、さらにデジタルの画像信号を増幅する白バランス・γ処理部134が備えられている。
また、カメラ100には、白バランス・γ処理部134からの画像データを格納するバッファメモリ135が備えられている。
さらに、カメラ100には、CG(クロックジェネレータ)部136と、測光・測距用CPU137と、充電・発光制御部138と、通信制御部139と、YC処理部140と、電源141とが備えられている。
CG部136は、CCD132を駆動するための駆動信号、A/D部133,白バランス・γ処理部134を制御する制御信号、および通信制御部139を制御する制御信号を出力する。また、このCG部136には、後述するメインCPU145からのシャッタ制御信号、および測光・測距用CPU137からの制御信号が入力される。
測光・測距用CPU137は、撮影レンズ部101,絞り部材2を、ズーム駆動部5,フォーカス駆動部6,絞り駆動部7で駆動するとともにズーム位置検出部8で検出することにより測光や測距を行ない、CG部136および充電・発光制御部138を制御する。さらに、この測光・測距用CPU137は、後述するメインCPUとの間でデータ通信を行なう。
充電・発光制御部138は,閃光発光管105aを発光させるために電源141からの電力の供給を受けて図示しない閃光発光用のコンデンサを充電したり、その閃光発光管105aの発光を制御する。
通信制御部139には、図1(c)に示すUSB端子107が備えられており、この通信制御部139は、カメラ100により撮影された被写体の画像信号をUSB端子が備えられたパーソナルコンピュータ等の外部装置に出力し、およびこのような外部装置からカメラ100に画像信号を入力することにより、その外部装置との間のデータ通信を担うものである。
また、このカメラ100には、図1(c)に示す映像出力端子106が備えられており、YC処理部140は、バッファメモリ135に格納された画像データをバスライン142を介して読み出し、輝度信号(Y)と色信号(C)に分離されたカラー映像信号YCを生成する。生成されたカラー映像信号YCは、上記映像出力端子106から出力される。
電源141は、このカメラ100の各部に電力を供給する。
さらに、カメラ100には、圧縮・伸長&ID抽出部143と、I/F部144が備えられている。圧縮・伸長&ID抽出部143は、バッファメモリ135に格納された画像データを、バスライン142を介して読み出して圧縮し、I/F部144を経由してメモリカード200に格納する。また、圧縮・伸長&ID抽出部143は、メモリカード200に格納された画像データの読み出しにあたり、メモリカード200固有の識別番号(ID)を抽出し、そのメモリカード200に格納された画像データを読み出して伸長し、バッファメモリ135に格納する。
また、カメラ100には、メインCPU145と、EEPROM146と、YC/RGB変換部147と、表示用のドライバ148とが備えられている。
メインCPU145は、このカメラ100全体の制御を行なう。また、このメインCPU145は、手ぶれ検出部10から出力される手ぶれ信号を入力し、入力された手ぶれ信号の大きさに応じた手ぶれ補正信号を手ぶれ補正制御部9に送出する。手ぶれ補正制御部9は、この手ぶれ補正信号に基づいて液晶偏向素子3を制御する。尚、液晶偏向素子3の制御の詳細については後述する。
EEPROM146には、このカメラ100固有の固体データ等が格納されている。
YC/RGB変換部147は、YC処理部140で生成されたカラー映像信号YCを3色のRGB信号に変換して表示用のドライバ148を経由して画像表示LCD102に出力する。
図3は、図2に示す液晶偏向素子の断面図である。
図3に示す液晶偏向素子3は、第1の液晶素子3_1と第2の液晶素子3_2から構成されている。
第1の液晶素子3_1には、スペーサ31と、スペーサ31を介して互いに対向して配置された平板状の透明基板32,33と、透明基板32,33の内面に配備された透明電極34,35と、透明電極34,35の内面に配備された配光膜36,37と、スペーサ31および配光膜36,37からなる空間に封入された液晶38とが備えられている。液晶38は液晶分子38aを有する。また、透明電極34,35には、液晶分子38aの配列の方向を調整する電圧Vが印加される。
第2の液晶素子3_2は、第1の液晶素子3_1と比較し、透明電極35が透明電極350に置き換えられている点が異なっている。尚、透明電極34,35,350については後述する。
第1の液晶素子3_1および第2の液晶素子3_2を構成する透明基板32,33は、入射される光の波長帯域に対して高い透過率を有する材料で形成され、ガラスや高分子フイルム等を用いることができる。
また、透明電極34,35,350は、電圧Vが印加される電極パターンを有する。電極パターンの構造については後述するが、この電極パターンの構造およびこの電極パターンに印加される電圧Vの大きさに応じて、液晶分子38aの配列の方向を自在に調整することができる。
配光膜36,37は、透明電極34,35,350に電圧Vが印加されていないときに液晶分子38aを所定の配列の方向にさせておくためのものである。
ここで、液晶偏向素子3の実施例について説明する。本実施例では、ガラス基板上に透明電極34,35,350としてインジウムスズオキサイド(ITO)をスパッタにより付けた。その上に、配光膜36,37としてポリイミド膜(日産化学製)を塗布、焼成したのち、ラビング処理した。40μmのスペーサ31(積水化学製)でサンドイッチ状に挟んだ素子中に液晶ZLI−1132(メルク製)を注入し封止した。
図4は、図3に示す液晶偏向素子を構成する第1の液晶素子の断面形状を、電極の構造とともに示す図である。
図4には、第1の液晶素子3_1を構成する配光膜36,37と、それら配光膜36,37の外面に配備された透明電極34,35が示されている。透明電極34は、この透明電極34全体を覆うように形成された電極パターン34aを有する。一方、透明電極35は、水平方向に形成されたストライプ状の電極パターン35aを有する。ここで、例えば電極パターン34aをグラウンド電位に維持するとともに電極パターン35aの上部から下部にかけて値が徐々に小さく(もしくは大きく)なるような電圧を印加することにより、入射光を光軸に対して垂直方向(図4の上下方向)に偏向するプリズム効果を実現することができる。
図5は、図3に示す液晶偏向素子を構成する第2の液晶素子の断面形状を、電極の構造とともに示す図である。
図5に示す第2の液晶素子3_2は、図4に示す第1の液晶素子3_1と比較し、水平方向に形成されたストライプ状の電極パターン35aを有する透明電極35に代えて、垂直方向に形成されたストライプ状の電極パターン350aを有する透明電極350が配置されている点が異なっっている。ここで、例えば電極パターン34aをグラウンド電位に維持するとともに電極パターン350aの左部から右部にかけて値が徐々に小さく(もしくは大きく)なるような電圧を印加することにより、入射光を光軸に対して水平方向(図4の左右方向)に偏向するプリズム効果を実現することができる。
図6は、図3に示す液晶偏向素子の分解斜視図である。
図6には、液晶偏向素子3を構成する第1の液晶素子3_1と第2の液晶素子3_2が示されている。第1の液晶素子3_1に入射された光線Aは、図4を参照して説明したように、透明電極35の電極パターン35aに印加される電圧の大きさに応じて、光軸に対して垂直方向に角度αだけ変更されて光線Bとして出射される。この光線Bは、第2の液晶素子3_2に入射される。第2の液晶素子3_2に入射された光線Bは、図5を参照して説明したように、透明電極350の電極パターン350aに印加される電圧の大きさに応じて、光軸に対して水平方向に角度βだけ変更されて光線Cとして出射される。
本実施形態のカメラ100は、入射してきた被写体光の光路上に配備された液晶偏向素子3に、手ぶれ検出部10で検出されたぶれの検出結果と撮影レンズ101の焦点距離に応じた電圧を手ぶれ補正制御部9で印加し、印加された電圧に応じて液晶偏向素子3で光路を偏向することにより、CCD132の撮像面上の被写体像のぶれを補正するものである。ここで、液晶偏向素子3は薄型で且つ低コストであり、撮影光学系1には、この液晶偏向素子3が組み込まれて撮像面上の被写体像のぶれが補正される。従って、従来の、補正レンズを光軸に対して垂直方向にシフトさせるシフト機構やモータ等を備えた駆動部が組み込まれた撮影光学系ユニットを具備する技術と比較し、撮影光学系ユニットの小型化およびコストの低減化が図られる。
図7は、図4に示す第1の液晶素子に代わる液晶素子の断面形状を、電極の構造とともに示す図である。
図7に示す液晶素子3_10は、図4に示す液晶素子3_1と比較し、全体を覆うように形成された電極パターン34aを有する透明電極34に代えて、水平方向に形成されたストライプ状の電極パターン35aを有する透明電極35が配備されている点が異なっている。ここで、例えば2つの電極パターン35a,35aの上部から下部にかけて共に値が徐々に小さく(もしくは大きく)なるような電圧を印加することにより、入射光を光軸に対して垂直方向(図7の上下方向)に自在に且つ素早く偏向するプリズム効果を実現することができる。このような液晶素子3_10を有する液晶偏向素子で被写体像のぶれを補正してもよい。
図8は、図5に示す第2の液晶素子に代わる液晶素子の断面形状を、電極の構造とともに示す図である。
図8に示す液晶素子3_20は、図5に示す液晶素子3_2と比較し、全体を覆うように形成された電極パターン34aを有する透明電極34に代えて、垂直方向に形成されたストライプ状の電極パターン350aを有する透明電極350が配備されている点が異なっている。ここで、例えば2つの電極パターン350a,350aの左部から右部にかけて共に値が徐々に小さく(もしくは大きく)なるような電圧を印加することにより、入射光を光軸に対して水平方向(図8の左右方向)に自在に且つ素早く偏向するプリズム効果を実現することができる。このような液晶素子3_20を有する液晶偏向素子で被写体像のぶれを補正してもよい。
図9は、本発明の撮影装置の第2実施形態であるカメラの回路構成を示すブロック図である。
尚、この図9に示すカメラ400の外観図は、図1に示すカメラ100の概観図と同じであるため、図示省略する。
図9に示すカメラ400は、図1に示すカメラ100と比較し、図1に示すカメラ100を構成する撮影光学系1および手ぶれ補正制御部9が、撮影光学系1_1および手ぶれ補正制御部420に置き換えられている点が異なっている。
図9に示す撮影光学系1_1は、光路を偏向するとともにレンズ作用を成す液晶偏向素子410と、ズーム群101_11と、フォーカス群101_2と、絞り部材2とから構成されている。
図10は、図9に示す液晶偏向素子の断面図である。
図10に示す液晶偏向素子410は、図3を参照して説明した第1の液晶素子3_1および第2の液晶素子3_2と、第3の液晶素子411から構成されている。ここで、第1の液晶素子3_1および第2の液晶素子3_2は、前述したように光路を偏向する液晶素子であり、また第3の液晶素子411はレンズ作用を成す液晶素子である。この第3の液晶素子411は、ズームレンズを構成する複数のレンズの一部を担っている。このため、ズーム群101_11の構成が簡素化されている。
図11は、第3の液晶素子の断面形状を、電極の構造とともに示す図である。
図11には、第3の液晶素子411を構成する配光膜36,37と、それら配光膜36,37の外面に配備された透明電極34,412が示されている。透明電極34は、この透明電極34全体を覆うように形成された電極パターン34aを有する。一方、透明電極412は、複数の同心円状の電極パターン412aを有する。また、配光膜37は、液晶分子38aの配向方向が電極パターン412aに応じて異なるように配向処理されている。ここで、例えば電極パターン34aをグラウンド電位に維持するとともに複数の同心円状の電極パターン412aの周辺部から中央部にかけて値が徐々に小さく(もしくは大きく)なるような電圧を印加することにより、凹状(もしくは凸状)のレンズ機能を実現することができる。本実施形態では、この第3の液晶素子411でズームレンズの一部が実現されている。
本実施形態のカメラ400には、上述したように、光路を偏向するための第1の液晶素子3_1および第2の液晶素子3_2と、レンズ機能を実現するための第3の液晶素子411とからなる液晶偏向素子410が備えられている。また、このカメラ400には、手ぶれ補正制御部420が備えられている。この手ぶれ補正制御部420は、手ぶれ検出部10でのぶれの検出結果と撮影レンズ101の焦点距離に応じて第1の液晶素子3_1および第2の液晶素子3_2を制御するとともに、ズームレンズの一部の機能が実現されるように第3の液晶素子411を制御する。このため、1つの液晶偏向素子410で、手ぶれ補正とレンズ機能を行なうことができ、従って撮影光学系ユニットのさらなる小型化およびさらなるコストの低減化が図られたカメラ400が提供される。
図12は、図9に示す液晶偏向素子とは異なる、さらに構成が簡素化された液晶偏向素子の断面図である。
図12に示す液晶偏向素子510には、この液晶偏向素子510を構成する配光膜36,37と、それら配光膜36,37の外面に配備された透明電極34,511が示されている。透明電極34は、この透明電極34全体を覆うように形成された電極パターン34aを有する。一方、透明電極511は、マトリックス状の電極パターン511aを有する。ここで、例えば電極パターン34aをグラウンド電位に維持するとともにマトリックス状の電極パターン511aそれぞれに異なる値の電圧Vを印加することにより、1つの液晶偏向素子510で手ぶれ補正機能とレンズ機能との双方の機能を実現することができる。
1,1_1 撮影光学系
2 絞り部材
3,410,510 液晶偏向素子
3_1,3_2,3_10,3_20,411 液晶素子
5 ズーム駆動部
6 フォーカス駆動部
7 絞り駆動部
8 ズーム位置検出部
9,420 手ぶれ補正制御部
10 手ぶれ検出部
31 スペーサ
32,33 透明基板
34,35,350,412,511 透明電極
34a,35a,350a,412a,511a 電極パターン
36,37 配光膜
38 液晶
38a 液晶分子
100,400 カメラ
101 撮影レンズ部
101_1,101_11 ズーム群
101_2 フォーカス群
102 画像表示LCD
103 操作表示LCD
104 レリーズ釦
105 閃光発光装置
105a 閃光発光管
106 映像出力端子
107 USB端子
108 直流電圧入力端子
120 操作部
121 電源スイッチ
122 撮影・再生切替レバー
123 撮影モードダイヤル
124 十字スイッチ
125 閃光発光用スイッチ
126 実行/キャンセルスイッチ
132 CCD
133 A/D部
134 白バランス・γ処理部
135 バッファメモリ
136 CG部
137 測光・測距用CPU
138 充電・発光制御部
139 通信制御部
140 YC処理部
141 電源
142 バスライン
143 圧縮・伸長&ID抽出部
144 I/F部
145 メインCPU
146 EEPROM
147 YC/RGB変換部
148 ドライバ
200 メモリカード
2 絞り部材
3,410,510 液晶偏向素子
3_1,3_2,3_10,3_20,411 液晶素子
5 ズーム駆動部
6 フォーカス駆動部
7 絞り駆動部
8 ズーム位置検出部
9,420 手ぶれ補正制御部
10 手ぶれ検出部
31 スペーサ
32,33 透明基板
34,35,350,412,511 透明電極
34a,35a,350a,412a,511a 電極パターン
36,37 配光膜
38 液晶
38a 液晶分子
100,400 カメラ
101 撮影レンズ部
101_1,101_11 ズーム群
101_2 フォーカス群
102 画像表示LCD
103 操作表示LCD
104 レリーズ釦
105 閃光発光装置
105a 閃光発光管
106 映像出力端子
107 USB端子
108 直流電圧入力端子
120 操作部
121 電源スイッチ
122 撮影・再生切替レバー
123 撮影モードダイヤル
124 十字スイッチ
125 閃光発光用スイッチ
126 実行/キャンセルスイッチ
132 CCD
133 A/D部
134 白バランス・γ処理部
135 バッファメモリ
136 CG部
137 測光・測距用CPU
138 充電・発光制御部
139 通信制御部
140 YC処理部
141 電源
142 バスライン
143 圧縮・伸長&ID抽出部
144 I/F部
145 メインCPU
146 EEPROM
147 YC/RGB変換部
148 ドライバ
200 メモリカード
Claims (2)
- 撮像面上に結像した被写体像を読み取って画像信号を生成する撮像素子を備えた撮影装置において、
この撮影装置のぶれを検出する手ぶれ検出部と、
液晶を用い、入射してきた被写体光の光路上に配備され印加電圧に応じて光路を偏向することにより前記撮像面上の被写体像のぶれを補正する液晶偏向素子と、
前記手ぶれ検出部でのぶれの検出結果に応じて前記液晶偏向素子を制御する手ぶれ補正制御部とを備えたことを特徴とする撮影装置。 - 前記液晶偏向素子が、光路を偏向するとともにレンズ作用を成すものであることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005284254A JP2007094083A (ja) | 2005-09-29 | 2005-09-29 | 撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005284254A JP2007094083A (ja) | 2005-09-29 | 2005-09-29 | 撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007094083A true JP2007094083A (ja) | 2007-04-12 |
Family
ID=37979875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005284254A Withdrawn JP2007094083A (ja) | 2005-09-29 | 2005-09-29 | 撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007094083A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016117604A1 (ja) * | 2015-01-23 | 2016-07-28 | 国立大学法人大阪大学 | 液晶素子、偏向素子、液晶モジュール、及び電子機器 |
JP2017187788A (ja) * | 2017-06-02 | 2017-10-12 | スタンレー電気株式会社 | 2次元走査装置、及び、撮像装置 |
CN116170687A (zh) * | 2022-11-30 | 2023-05-26 | 维沃移动通信有限公司 | 镜头组件、防抖拍摄方法和装置、电子设备和存储介质 |
-
2005
- 2005-09-29 JP JP2005284254A patent/JP2007094083A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016117604A1 (ja) * | 2015-01-23 | 2016-07-28 | 国立大学法人大阪大学 | 液晶素子、偏向素子、液晶モジュール、及び電子機器 |
JPWO2016117604A1 (ja) * | 2015-01-23 | 2017-10-19 | 国立大学法人大阪大学 | 液晶素子、偏向素子、液晶モジュール、及び電子機器 |
US10095081B2 (en) | 2015-01-23 | 2018-10-09 | Osaka University | Liquid crystal element, deflection element, liquid crystal module, and electronic device |
JP2017187788A (ja) * | 2017-06-02 | 2017-10-12 | スタンレー電気株式会社 | 2次元走査装置、及び、撮像装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081202 |