JP2006030814A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 故障等に対する信頼性が高く、かつ光学装置の構造が簡単となる手ぶれを補正装置、及び手ぶれ補正方法等を提供する。
【解決手段】撮像レンズ1とCCD2との間に、各々が電気光学効果物質からなり、X方向とY方向との異なる方向に入射光を屈折させる一対のプリズム3,4を相前後して配置する。装置に生じた手ぶれを加速度センサによってX方向とY方向とに別々に検出し、その検出信号からXY方向の手ぶれ量をそれぞれ演算する。演算した手ぶれ量に応じた制御電圧を一対のリニアプリズム3,4に印加し双方の屈折率を変化させることによって、CCD2の入射光の光軸Oを、手ぶれをうち消すよう移動させる(補正する)。それにより、CCD2の結像面に生ずる光学像のブレを機械的動作を伴うことなく防止する。一対のプリズム3,4を、光の入射面又は射出面の一方にプリズムの頂点が複数並んだ片面リニアプリズムとして光学系部分の小型化を図る。
【選択図】 図3

Description

本発明は、手ぶれ補正機能を備えた撮像装置に関するものである。
従来、例えばデジタルカメラ等の撮像装置において撮影時の手ぶれを補正するものとしては、例えば装置本体に設けた加速度センサ等によって手ぶれ方向及び手ぶれ量の情報を取得し、それを元に手ぶれをうち消すようCCD等の撮像素子や光学系をXY方向に駆動するものとし、その場合に、撮像素子や光学系を駆動するための駆動機構のアクチュエータに圧電素子を用いるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−39350号公報
しかしながら、上述したように撮像素子や光学系をX軸及びY軸方向に駆動する構成においては、その駆動機構のアクチュエータに圧電素子を用いたとしても、手ぶれ補正に際しては撮像素子や光学系を機械的にXY方向に移動させる必要がある。そのため、装置内の構造が複雑になるとともに、衝撃が加わった場合や落下があった場合の故障等に対する信頼性が低いという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、故障等に対する信頼性が高く、かつ光学装置の構造が簡単となる手ぶれを補正装置、及び手ぶれ補正方法と、手ぶれを補正する機能を有していても装置内の構造が簡単であり、かつ故障等に対する高い信頼性を備えた撮像装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1の発明にあっては、光学系を備えた光学装置に設けられる手ぶれ補正装置であって、光学系の光路上に相前後して配置され、各々が互いに直交する第1の方向と第2の方向とに入射光を屈折させる一対の電気光学効果部材と、この一対の電気光学効果部材に電場を加える駆動手段と、光学装置における手ぶれ方向及び手ぶれ量を検出する手ぶれ検出手段と、この手ぶれ検出手段により検出された手ぶれ方向及び手ぶれ量に応じて前記駆動手段により前記一対の電気光学効果部材に加える電場を調整し、各々の電気光学効果部材の屈折率を制御する屈折率制御手段とを備えたものとした。
かかる構成においては、光学装置の使用中に手ぶれが発生したとき、手ぶれ検出手段によって手ぶれ方向及び手ぶれ量が検出されると、その検出結果に応じた電場が一対の電気光学効果部材にそれぞれ加わることにより、一対の電気光学効果部材の各々の屈折率が手ぶれ方向及び手ぶれ量に応じて制御される。したがって、入射光の光軸を、手ぶれをうち消すよう補正することができ、光学系により得られる光学像のブレを機械的動作を伴うことなく防止することができる。
また、請求項2の発明にあっては、前記一対の電気光学効果部材の少なくともいずれか一方が、光の入射面又は射出面の一方にプリズムの頂点が複数並んだ片面リニアプリズムであるものとした。かかる構成においては、光学系における光路長を短くすることができる。
また、請求項3の発明にあっては、前記一対の電気光学効果部材の少なくともいずれか一方が、光の入射面と射出面との双方にプリズムの頂点が複数並んだ両面リニアプリズムであるものとした。かかる構成においては、光学系における光路長をさらに短くすることができる。
また、請求項4の発明にあっては、前記一対の電気光学効果部材の入射面と射出面との双方に透明電極がそれぞれ設けられ、かつプリズムの頂点が複数並んだ入射面及び/又は射出面の透明電極が、入射光の屈折面を構成する複数の傾斜面のみを覆う複数の分割電極から構成され、前記駆動手段は、入射面と射出面との双方の前記透明電極間に所定の制御電圧を印加することにより前記一対の電気光学効果部材に電場を加えるものとした。
また、請求項5の発明にあっては、前記一対の電気光学効果部材の入射面と射出面との双方に、各々の全面を覆う透明電極がそれぞれ設けられ、前記駆動手段は、入射面と射出面との双方の前記透明電極間に所定の制御電圧を印加することにより前記一対の電気光学効果部材に電場を加えるものとした。
また、請求項6の発明にあっては、各々が互いに直交する第1の方向と第2の方向とに入射光を屈折させる一対の電気光学効果部材を光学系の光路上に相前後して配置した光学装置における手ぶれ補正方法であって、前記一対の電気光学効果部材に予め所定の電場を加えた状態で、光学装置における手ぶれ方向及び手ぶれ量を検出する工程と、この工程で検出した手ぶれ方向及び手ぶれ量に応じ、前記一対の電気光学効果部材の一方又は双方に加える電場を増減することにより各々の電気光学効果部材の屈折率を変化させる工程と含むことを特徴とする手ぶれ補正方法とした。
かかる方法においては、光学装置の使用中に手ぶれが発生したとき、一対の電気光学効果部材の各々の屈折率が手ぶれ方向及び手ぶれ量に応じて制御される。したがって、入射光の光軸を、手ぶれをうち消すよう補正することができ、光学系により得られる光学像のブレを機械的動作を伴うことなく防止することができる。
また、請求項7の発明にあっては、被写体を撮像する撮像素子を備えた撮像装置において、前記撮像素子への入射光の光路上に相前後して配置され、各々が互いに直交する第1の方向と第2の方向とに入射光を屈折させる一対の電気光学効果部材と、この一対の電気光学効果部材に電場を加える駆動手段と、撮像装置における手ぶれ方向及び手ぶれ量を検出する手ぶれ検出手段と、この手ぶれ検出手段により検出された手ぶれ方向及び手ぶれ量に応じて前記駆動手段により前記一対の電気光学効果部材に加える電場を調整し、各々の電気光学効果部材の屈折率を制御する屈折率制御手段とを備えたものとした。
かかる構成においては、例えば撮像時に手ぶれが発生したとき、手ぶれ検出手段によって手ぶれ方向及び手ぶれ量が検出されると、その検出結果に応じた電場が一対の電気光学効果部材にそれぞれ加わることにより、一対の電気光学効果部材の各々の屈折率が手ぶれ方向及び手ぶれ量に応じて制御される。したがって、撮像素子への入射光の光軸を、手ぶれをうち消すよう補正することができ、撮像素子の結像面に生ずる光学像のブレを機械的動作を伴うことなく防止することができる。
以上のように本発明の手ぶれ補正装置、及び手ぶれ補正方法においては、光学系により得られる光学像のブレを機械的動作を伴うことなく防止することができることから、故障等に対する信頼性が高く、かつ光学装置の構造を簡単にすることが可能となる。
また、一対の電気光学効果部材の少なくともいずれか一方を片面リニアプリズムとしたものでは、光学系における光路長をすることができることから、装置の小型化に有利となる。さらに一対の電気光学効果部材の少なくともいずれか一方を両面リニアプリズムとしたものでは、上記光路長をさらに短くすることができるため、装置のより一層の小型化が可能となる。
また、本発明の撮像装置においては、撮像素子の結像面に生ずる光学像のブレを機械的動作を伴うことなく防止することができることから、手ぶれを補正する機能を有していても装置内の構造が簡単であり、かつ故障等に対する高い信頼性を確保することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。本実施の形態は、図1に示した光学系を有する、本発明の手ぶれ補正装置を含むと同時に本発明の撮像装置でもあるデジタルカメラに関するものである。
図1はデジタルカメラにおける光学系の要部を示す分解斜視図であって、複数枚のレンズからなるズームレンズを含む撮像レンズ1と、その光軸O上に配置された撮像素子であるCCD2との間には、各々が板状である1対のプリズムすなわち前面プリズム3と後面プリズム4とが相前後して配置されている。双方のプリズム3,4は、光の入射面にプリズムの頂点が複数並んで形成されるとともに入射光を所定の方向に屈折させる片面リニアプリズムであり、各々による入射光の屈折方向は互いに直交する方向、すなわち前面プリズム3がX方向(第1の方向)、後面プリズム4がY方向(第2の方向)となっている。
双方のプリズム3,4は、電界を加えると加えた電界の二乗に屈折率変化が比例する効果を2次の電気光学効果(カー効果)が得られる所定の電気光学効果物質(例えば通信用の光変調器として用いられている各種の透明な光学結晶)により形成されている。そして、双方のプリズム3,4には、図2(a)に示したように光の入射面3a,4aと射出面3b,4bとに屈折率の変化を制御する制御電圧を印加するための透明電極5が設けられている。なお、透明電極5の配置形態は任意であり、図示しように本実施の形態においては入射面3a,4a側の透明電極5を、入射面3a,4aにおいて入射光の屈折面を構成する各々の傾斜面のみを覆う複数の分割電極5a,5a,5a,・・・によって構成したが、同図(b)に示したように、入射面3a,4a側の透明電極5を射出面3b,4bと同様に、その表面全域を覆う単一のものとしてもよい。
ここで、双方のプリズム3,4の屈折率は、上述したように制御電圧(電界)の二乗に比例するため、制御電圧の調整により屈折率を変化させることにより、結果として撮像レンズ1によりCCD2の結像面(受光面)に収束される被写体光の光軸がXY方向(上下左右)に位置調整可能となっている。また、図3は、双方のプリズム3,4の屈折率を調整可能範囲の最小値とした場合(同図a)と、最大値とした場合(同図b)における光軸Oの移動(屈折)状態を示す、上記光学系を横から見たときの模式図であって、CCD2は、その結像面における有効画素領域の中心Pが、双方のプリズム3,4の屈折率を調整可能範囲の中間値とした場合に屈折する光軸Oと一致する位置に配置されている。
図4は、双方のプリズム3,4における屈折率Nと、光線Lの入射角θ1及び屈折角θ4との関係を示す図である。ここで、
θ1=90°−α
のとき、
sinθ1=Nsinθ2
θ3=θ1−θ2
sinθ4=Nsinθ3
であるため、
例えばN0=.0、N=1.4〜1.6、α=75°では、
=1.4の時、
θ1=15°
θ2=10.65°
θ3=4.35°
θ4=6.09°
となり、
=1.6の時、
θ1=15°
θ2=9.31°
θ3=5.69°
θ4=9.13°
となる。
また、双方のプリズム3,4においては、各々の入射面3a,4aに複数並んで形成されたプリズムの頂点の高さΔTと、プリズムの頂点の間隔(以下、プリズムピッチという。)P(図5参照)とが以下のように設定されている。
すなわち高さΔT及びプリズムピッチPは、撮像レンズ1の焦点距離によって変化する被写界深度の最小深度に合わせて(本実施の形態においては絞りが固定とする。)、図5に示したCCD2の結像面2aにおけるA点とB点のピント差と、結像面2aでの被写界深度との関係が
(ピント差)≦(被写界深度)
となるよう設定されている。
ここで
ΔT−(ΔT×N÷N)≦(被写界深度)
であり、また、高さΔTとプリズムピッチPとの関係は、
tanθ=ΔT÷P ∴ΔT=P×tanθ
であり、かつプリズムピッチPは、下記条件
P×tanθ×N÷N ≦(被写界深度)
を満たすように設定されている。
一方、図6は、以上の光学系を備えたデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。このデジタルカメラにおいて、被写体像は撮像レンズ1、前面プリズム3及び後面プリズム4を介してCCD2の結像面に結像される。CCD2はTG(Timing Generator)7により駆動され、各画素の蓄積電荷レベルに応じたアナログの撮像信号をアナログ処理部8に出力する。
アナログ処理部8は、CCD2から入力した撮像信号に含まれるノイズを除去する相関二重サンプリング(CDS:Correlated Double Sampling)回路と、ノイズが除去された撮像信号に所定のゲインを乗じるゲイン調整(AGC:Auto Gain Control)アンプ、ゲイン調整後の撮像信号を10ビット等のデジタル信号に変換するADコンバータ等から構成され、デジタルデータ化した撮像信号をDSP/CPU9に出力する。DSP/CPU9に出力された撮像信号は、アドレス・データバス10を介して順次DRAM11に送られ、画素データとして蓄積される。
DSP/CPU9は、デジタルカメラの各部を制御するとともに、画像データの圧縮・伸張を含む各種のデジタル信号処理機能を備えており、DRAM11に蓄積された画素を、所定の画像処理ブロック単位で読み出し、R,G,B毎のデジタルの画像データを生成し、輝度(Y)信号・色差(Cb,Cr)信号の画像データへ変換し、さらに変換後の画像データに基づきビデオ信号を生成して液晶モニタ12へ送る。液晶モニタ12は、カラー表示可能な液晶表示器及びその駆動回路とを含み、ビデオ信号に基づく画像すなわちスルー画像等を表示する。また、操作補助用として機能選択時の処理メニュー表示や設定用の図形若しくはアイコン等の表示を行う。
また、DSP/CPU9は、画像記録時においては画像処理ブロック単位のY,Cb,Crの画像データを所定の方式で圧縮符号化し、記録されている静止画像の再生時には伸張復号化する。撮影時に圧縮符号化された画像データは、静止画データとして内蔵フラッシュメモリ13や、カードインターフェース14を介して着脱自在な各種メモリーカード15に記録される。
キー入力部16は、図示しない電源キー、記録/再生のモード切替スイッチ、シャッターキー、ズームキー、メニューキー等の各種キーにより構成され、ユーザーによるキー操作に応じた操作信号をDSP/CPU9に送る。例えば記録モードでシャッターキーが押された撮影操作時には、それを示すトリガー信号をDSP/CPU9に出力する。
手振れ検出部17は、デジタルカメラにおけるXY方向(上下左右方向)の加速度をそれぞれ検出する加速度センサと、そのセンサ出力をデジタル信号に変換するA/Dコンバータとを含み、デジタル信号に変換後のXY方向の加速度(手ぶれ検出信号)をDSP/CPU9に出力する。プリズム駆動部18は本発明の駆動手段であって、DSP/CPU10から送られる制御信号に基づき、前述した前面プリズム3及び後面プリズム4に所定の制御電圧(例えば0〜100V/mmの範囲の電界を加えるための電圧)を印加し、結果として双方のプリズム3,4の屈折率を変化させる。
また、前記内蔵フラッシュメモリ13には、圧縮後の画像データを記憶する画像記憶領域とは別にプログラム領域が確保されており、そのプログラム領域に、DSP/CPU9に前述した各部の制御を行わせるためのプログラムや、それに要するデータが格納されている。そして、本実施の形態においては、DSP/CPU9が上記プログラムに従い動作することにより本発明の手ぶれ検出手段、屈折率制御手段として機能する。
次に、以上の構成からなるデジタルカメラにおける本発明の動作を説明する。図7は、電源オンの状態において、記録モードが設定されている間にDSP/CPU9が実行する手ぶれ補正処理を示すフローチャートである。
DSP/CPU9は記録モードが設定されると、まず、プリズム駆動部18によって、前面プリズム3及び後面プリズム4に、各々の屈折率を調整可能範囲の中間値とするための基準となる制御電圧を印加する(ステップS1)。次に、手ぶれ検出部17から送られる手ぶれ検出信号に基づき装置本体のXY方向の手ぶれ量をそれぞれ演算し(ステップS2)、X方向の手ぶれ量に応じた前面プリズム3の屈折率と、Y方向の手ぶれ量に応じた後面プリズム4の屈折率、すなわち装置本体に生じた手ぶれを打ち消すようにCCD2の結像面に入射する被写体光の光軸Oの位置を移動させることができる各々の屈折率を演算し(ステップS3)、さらに、演算した各々の屈折率を得るために必要な制御電圧を演算する(ステップS4)。そして、ここで演算した制御電圧に向け、プリズム駆動部18から前面プリズム3及び後面プリズム4に印加している印加電圧(動作開始当初は、基準となる制御電圧)を増減させる(ステップS5)。これにより、CCD2の結像面に生じる被写体の光学像のぶれが防止される。以後、前述したステップS2〜S5の動作が繰り返し行われる。したがって、記録モードにおいて手ぶれのない画像、すなわちユーザーによるシャッター操作に応じて記録される画像、及び撮影待機時点で表示されるスルー画像を得ることができる。
以上のように本実施の形態においては、前面プリズム3及び後面プリズム4の屈折率を制御することにより、CCD2の結像面に生じる被写体の光学像のぶれを機械的動作を伴うことなく防止するため、手ぶれを補正機能を有していてもデジタルカメラの本体内の構造を簡単なものとすることができる。また、同様の理由により動作不良等の故障が発生する確率が極めて低く、高い信頼性を確保することができる。
しかも、本実施の形態においては、前面プリズム3及び後面プリズム4が片面リニアプリズムであるため、それらを一般的なくさび形のプリズムとする場合に比べ、光学系においてCCD2に至る入射光の光路長(図1に示したものでは、撮像レンズ1とCCD2との距離)を短くすることができる。よって、デジタルカメラの小型化に極めて有利である。なお、前面プリズム3及び後面プリズム4(の形状)を一般的なくさび形のプリズム形状とした場合であっても、先に述べた本体内における構造の簡素化や、高い信頼性の確保は可能である。
また、前面プリズム3及び後面プリズム4は、光の入射面と射出面との双方にプリズムの頂点が複数並んだ両面リニアプリズムとしてもよい。図8は、図4に対応する図であって、両面リニアプリズムにおける屈折率Nと、光線Lの入射角θ1及び屈折角θ5との関係は以下のようになる。すなわち
θ1=90°−α
のとき、
sinθ1=Nsinθ2
θ3=θ1−θ2+(90°−α)
sinθ4=Nsinθ3
θ5=θ4−(90°−α)
であるため、片面リニアプリズムについての説明と同様、例えばN=1.0、N=1.4〜1.6、α=75°では、
=1.4の時、
θ1=15°
θ2=10.65°
θ3=19.35°
θ4=27.64°
θ5=12.64°
となり、
=1.6の時、
θ1=15°
θ2=9.31°
θ3=20.69°
θ4=34.42°
θ5=19.42°
となる。
つまり、電気光学効果により制御可能な屈折率の範囲が同一である場合、片面リニアプリズムに比べ、より大きな手ぶれ補正量(CCD2の結像面に入射する被写体光の光軸Oの移動量)を得ることができる。そのため、前面プリズム3及び後面プリズム4を両面リニアプリズムとした場合においては、光学系においてCCD2に至る入射光の光路長をより一層短くすることができる。よって、デジタルカメラの更なる小型化が可能となる。
また、本実施の形態においては、前面プリズム3及び後面プリズム4の双方を片面リニアプリズムとしたが、双方のプリズム3,4のいずれか一方のみを片面リニアプリズムとしたり、或いは両面リニアプリズムとしたりしてもよい。その場合であっても、双方のプリズム3,4を一般的なくさび形のプリズムとする場合に比べると、光学系においてCCD2に至る入射光の光路長をより一層短くすることができるため、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、両面リニアプリズムを使用する場合においても、その入射面と射出面とにそれぞれ設ける透明電極は、前述したように、入射光の屈折面を構成する各々の傾斜面のみを覆う複数の分割電極によって構成しても、その表面全域を覆う単一のものとしても構わない。
一方、本実施の形態においては、記録モードが設定されている間にDSP/CPU9に前述した手ぶれ補正処理を継続的に実施させるようにしたが、以下のようにしてもよい。例えばデジタルカメラに一般にハーフシャッターと呼ばれている撮影予告操作機能を設けた場合には、記録モードにおいてシャッターキーが半押しされた時点で前述した手ぶれ補正処理を開始させ、シャッターキーが半押しされた後、その状態が解除されたら手ぶれ補正処理を停止させるようにしてもよい。
さらに、前述した手ぶれ補正処理とは別に、シャッターキーによる撮影操作、半押し後の全押し操作に応じた撮像時には、露光時間内に、CCD2の結像面に入射する被写体光の光軸Oが縦横1画素弱移動するように、前面プリズム3及び後面プリズム4の屈折率を変化させる処理を行わせれば、双方のプリズム3,4をローパスフィルターとして機能させることができる。
また、以上の説明においては、本発明を主として静止画像を撮影し記録するデジタルカメラに適用した場合を述べたが、これ以外にも、本発明はデジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話機等の他の撮像装置にも用いることができる。
さらに、本発明の手ぶれ補正装置は、上記撮像装置以外にも光学系を備えた他の光学装置、例えば双眼鏡や望遠鏡や顕微鏡に採用することができる。その場合においても、光学系により得られる光学像のブレを機械的動作を伴うことなく防止することができることから、それらの光学装置に手ぶれ防止機能を設けたとしても、故障等に対する高い信頼性を確保することができ、かつ光学装置の構造を簡単にすることができる。
本発明に係るデジタルカメラが有する光学系の要部を模式的に示す分解斜視図である。 前面及び後面プリズムへの給電構造を示す模式図である。 前面及び後面プリズムの屈折率の変化に伴う被写体光の光軸の変化を示す図である。 前面及び後面プリズムの光学的構造を示す部分拡大図である。 前面及び後面プリズムにおけるプリズムの頂点の高さとプリズムピッチとを示す図である。 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 デジタルカメラにおける手ぶれ補正処理の手順を示すフローチャートである。 前面及び後面プリズムの他の形態を示す図4に対応する図である。
符号の説明
1 撮像レンズ
2 CCD
2a 結像面
3 前面プリズム(片面リニアプリズム)
3a 入射面
3b 射出面
4 後面プリズム(片面リニアプリズム)
4a 入射面
4b 射出面
5 透明電極
5a 分割電極
9 DSP/CPU
12 液晶モニタ
13 内蔵フラッシュメモリ
O 光軸

Claims (7)

  1. 光学系を備えた光学装置に設けられる手ぶれ補正装置であって、
    光学系の光路上に相前後して配置され、各々が互いに直交する第1の方向と第2の方向とに入射光を屈折させる一対の電気光学効果部材と、
    この一対の電気光学効果部材に電場を加える駆動手段と、
    光学装置における手ぶれ方向及び手ぶれ量を検出する手ぶれ検出手段と、
    この手ぶれ検出手段により検出された手ぶれ方向及び手ぶれ量に応じて前記駆動手段により前記一対の電気光学効果部材に加える電場を調整し、各々の電気光学効果部材の屈折率を制御する屈折率制御手段と
    を備えたことを特徴とする手ぶれ補正装置。
  2. 前記一対の電気光学効果部材の少なくともいずれか一方が、光の入射面又は射出面の一方にプリズムの頂点が複数並んだ片面リニアプリズムであることを特徴とする請求項1記載の手ぶれ補正装置。
  3. 前記一対の電気光学効果部材の少なくともいずれか一方が、光の入射面と射出面との双方にプリズムの頂点が複数並んだ両面リニアプリズムであることを特徴とする請求項1記載の手ぶれ補正装置。
  4. 前記一対の電気光学効果部材の入射面と射出面との双方に透明電極がそれぞれ設けられ、かつプリズムの頂点が複数並んだ入射面及び/又は射出面の透明電極が、入射光の屈折面を構成する複数の傾斜面のみを覆う複数の分割電極から構成され、
    前記駆動手段は、入射面と射出面との双方の前記透明電極間に所定の制御電圧を印加することにより前記一対の電気光学効果部材に電場を加えることを特徴とする請求項2又は3記載の手ぶれ補正装置。
  5. 前記一対の電気光学効果部材の入射面と射出面との双方に、各々の全面を覆う透明電極がそれぞれ設けられ、
    前記駆動手段は、入射面と射出面との双方の前記透明電極間に所定の制御電圧を印加することにより前記一対の電気光学効果部材に電場を加えることを特徴とする請求項2又は3記載の手ぶれ補正装置。
  6. 各々が互いに直交する第1の方向と第2の方向とに入射光を屈折させる一対の電気光学効果部材を光学系の光路上に相前後して配置した光学装置における手ぶれ補正方法であって、
    前記一対の電気光学効果部材に予め所定の電場を加えた状態で、光学装置における手ぶれ方向及び手ぶれ量を検出する工程と、
    この工程で検出した手ぶれ方向及び手ぶれ量に応じ、前記一対の電気光学効果部材の一方又は双方に加える電場を増減することにより各々の電気光学効果部材の屈折率を変化させる工程と
    を含むことを特徴とする手ぶれ補正方法。
  7. 被写体を撮像する撮像素子を備えた撮像装置において、
    前記撮像素子への入射光の光路上に相前後して配置され、各々が互いに直交する第1の方向と第2の方向とに入射光を屈折させる一対の電気光学効果部材と、
    この一対の電気光学効果部材に電場を加える駆動手段と、
    撮像装置における手ぶれ方向及び手ぶれ量を検出する手ぶれ検出手段と、
    この手ぶれ検出手段により検出された手ぶれ方向及び手ぶれ量に応じて前記駆動手段により前記一対の電気光学効果部材に加える電場を調整し、各々の電気光学効果部材の屈折率を制御する屈折率制御手段と
    を備えたことを特徴とする撮像装置。

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