JP2013147992A - エンジン及びエンジン作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
インシュレータを介してシリンダの吸気口から気化器へと熱伝導する熱量を低減することができるエンジン作業機を実現する。
【解決手段】
シリンダ11の吸気口24と気化器20の間に吸気通路を形成するインシュレータ25が介在し、シリンダ11の吸気側に遮熱板5bを有するエンジンにおいて、吸気口24とインシュレータの間に少なくともインシュレータより熱伝導率が高い放熱フィン40を介在させて取り付ける。放熱フィン40は混合気の流入方向と略垂直方向に延在する平面部40aを有し、前記遮熱板5bと前記放熱フィン40の平面部40aは略平行に配置されて、放熱フィン40の端部に気化器20側に延在させたフィン上板40b、フィン側板40cを設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は主にエンジン及びこれを搭載した刈払機、送風機などの小型エンジンによって駆動される携帯型のエンジン作業機に関し、特にエンジン停止後の気化器の温度上昇を抑えることができるエンジン及びエンジン作業機を提供することにある。
刈払機やチェンソー等の小型の作業機には、特許文献1に開示されるように動力源として小型のエンジン、特に2サイクルのエンジンが広く用いられている。図13は、エンジン作業機の一例である刈払機1001の外観図である。図13に示すように、携帯型のエンジン作業機への搭載に好適な小型の2サイクルエンジンをシリンダカバー1002で覆うように構成した刈払機1001は、操作桿1005の先端に回転刃1003が取り付けられ、操作桿1005の後端にエンジンとそれを覆うシリンダカバー1002が取り付けられる。エンジンの出力は、操作桿1005内に挿通させた図示しないドライブシャフトを介して回転刃1003に伝達される。作業者は操作桿1005に取り付けられたハンドル1004を把持して刈払機1001を操作する。
刈払機1001で用いられるような小型エンジンにおいては、シリンダの熱を断熱するインシュレータを介在させて、燃料供給を行う気化器がエンジンに取り付けられている。この種の小型エンジンはエンジンの駆動軸に取り付けられた冷却ファンによってエンジンの冷却を行う強制空冷エンジンであるため、エンジン停止時においては冷却風が停止し、その後は自然空冷によってエンジンの冷却が行われる。エンジンが停止すると気化器およびインシュレータ内部における燃料と空気の混合気の流動も停止するため、混合気による気化器およびインシュレータの冷却効果がなくなるので、シリンダからインシュレータを介して気化器に熱伝導が発生し、気化器の温度が上昇する。気化器の温度上昇が大きくなり過ぎると、燃料(ガソリン)の多くが蒸発することになるため、気化器からエンジンに十分な燃料を供給することができなくなり、始動が困難になる。特に、携帯型作業機に用いられるため小型化の要求が強く、インシュレータをできるだけ短くすることが求められているこの種の小型エンジンにおいては、前述のような気化器の温度上昇を抑えることは重要な技術課題の一つである。この問題に対して、特許文献1においては、気化器とインシュレータの間に放熱フィンを介在させて取り付けることによって、気化器の自然空冷の促進がなされている。
特開2001−123888号公報
発明者らの検討によると、特許文献1の構成においては放熱フィンの温度は気化器と同程度の温度までしか上昇しないため、大気との温度差が小さい。従って、放熱フィンに生じる自然対流が弱いものとなり、自然空冷による放熱効果を十分に得られなかった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、エンジン停止後の気化器の温度上昇を抑えることができるようにしたエンジン及びエンジン作業機を提供することにある。
本発明の他の目的は、インシュレータを介してシリンダ吸気口から気化器へと伝導する熱量を低減させることができるようにしたエンジン及びエンジン作業機を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、インシュレータとシリンダの間に放熱フィンを介在させて、放熱フィンによる自然空冷効果を高めたエンジン及びエンジン作業機を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの特徴を説明すれば次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、シリンダと、シリンダ内に燃料の空気の混合気を送る気化器と、シリンダの吸気口と気化器の間に吸気通路を形成するインシュレータと、シリンダの周囲を覆うシリンダカバーを有し、シリンダカバーの一部がシリンダから気化器側への遮熱板として作用するエンジンであって、少なくともインシュレータより熱伝導率が高い放熱フィンをインシュレータに接するように設け、インシュレータと放熱フィンの接触部が遮熱板と同一平面上に位置するか、又は、放熱フィンは遮熱板より遮熱板より気化器側に位置するように配置した。放熱フィンは、インシュレータとシリンダにより挟持され、ネジ手段によってインシュレータと共にシリンダに固定(螺合)される。
本発明の他の特徴によれば、遮熱板と放熱フィンは混合気の流入方向と略垂直方向に延在する延在部を有し、遮熱板と放熱フィンの延在部は略平行に配置される。放熱フィンは延在部から気化器側に延びて、インシュレータおよび気化器の少なくとも一部を囲うよう延長部を有する。シリンダカバーには放熱フィンの外側を覆うサイドカバーを設けた。また、気化器と放熱フィンの間には追加遮熱板が配置して、追加遮熱板とサイドカバーと遮熱板によって放熱フィンを収納する空間を画定するように構成しても良い。
本発明のさらに他の特徴によれば、サイドカバーの少なくとも重力方向上部に放熱窓を設けた。また、気化器のインシュレータとは反対側にフィルタエレメントを取り付けるためのクリーナボディを設け、クリーナボディから気化器側に延びて少なくとも気化器の上方を含む外周を覆う追加カバー材を設け、クリーナボディと追加カバー材によって気化器を含む内部空間を形成し、クリーナボディに形成される外気吸入口を内部空間内に開口させた。尚、放熱フィンは、インシュレータに混合気の流入方向と略垂直方向に延在するフランジ部を設けて、フランジ部に取り付けるように構成しても良い。
請求項1の発明によれば、放熱フィンをインシュレータに接するように設け、エンジン停止時においてシリンダ吸気口の残留熱を積極的に放熱フィンに伝導させることで、放熱フィンの温度を高くすることができる。これにより、自然対流において熱の移動に必要な大気との温度差を大きくすることができるので、放熱フィンによって生ずる自然対流を強化することができ、自然空冷による冷却効果を大幅に高めることができる。さらに、インシュレータと放熱フィンの接触部が遮熱板と同一平面上に位置するか、又は、放熱フィンは遮熱板より気化器側に位置するように配置したので、シリンダの輻射熱を受けることで放熱フィンが過熱され、その熱で返ってシリンダ吸気口に熱を伝えるようなことがなく、放熱フィンによる放熱効果でシリンダ吸気口を効果的に冷却することが可能となる。
請求項2の発明によれば、放熱フィンは、インシュレータとシリンダにより挟持され、ネジやボルト等のネジ手段によってインシュレータと共にシリンダにネジ止めされるので、今までの製造工程と同じですみ、組立コスト上昇がほとんど無くてすむ。
請求項3の発明によれば、遮熱板と放熱フィンは重力方向の上方に延在する延在部を有し、これらは略平行に配置されるので、放熱フィンを設けるための空間が少なくてすむという効果がある。
請求項4の発明によれば、放熱フィンは延在部から気化器側に延びて、インシュレータおよび気化器の少なくとも一部を囲うよう延長部を有するので、放熱フィンの面積を大幅に向上させることができ、放熱効果を大きくすることができる。この結果、インシュレータとシリンダ吸気ポートとの温度差が小さくなり、シリンダ吸気ポートからインシュレータへの熱伝導を抑制することができ、気化器への熱伝導が低減される。
請求項5の発明によれば、シリンダカバーに放熱フィンの外側を覆うサイドカバーを設けたので、作業中の障害物との衝突から放熱フィンを保護することができる。また、作業者が外部から放熱フィンに触れることを防止でき、放熱フィンが高温化した際も作業の妨げとなることがない。
請求項6の発明によれば、気化器と放熱フィンの間に追加遮熱板を配置し、追加遮熱板とサイドカバーと遮熱板によって放熱フィンを収納する空間を隔離するので、収納する空間内の自然対流をさらに強めることによって放熱フィンによる自然空冷効果を一層高めることができる。
請求項7の発明によれば、サイドカバーの少なくとも重力方向上部に放熱窓を設けたので、サイドカバーを設けた場合でも重力方向上側に向かって上昇気流を生ずる自然空冷を妨害することがないので、放熱フィンによる放熱効果を向上させることができる。
請求項8の発明によれば、クリーナボディと追加カバー材によって気化器をも含む内部空間を形成し、クリーナボディからエアクリーナ内に空気を吸入するための吸入口を内部空間に開口させたので、内部空間を形成する壁面も含めた二重の遮音効果により、吸気音の放出を大幅に抑制することができる。
請求項9の発明によれば、インシュレータのフランジ部に放熱フィンを取り付けたので、放熱フィンによりインシュレータ自体の冷却効果が期待できる。
請求項10の発明によれば、エンジン停止時においてシリンダ吸気口の残留熱を積極的に放熱フィンに伝導させるようにしたエンジン作業機としたので、停止後に自然対流によって良好に冷却でき、再始動性が良くて使い易いエンジン作業機を実現できる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係るエンジン作業機1の外観を示す斜視図である。 図1のエンジン作業機1のサイドカバー32を取り外した状態の外観を示す斜視図である。 図1のエンジン作業機1のクランク軸13と垂直面における縦断面図である。 本発明の第2の実施例に係るエンジン作業機101のサイドカバーを取り外した状態の外観を示す斜視図である。 図4のエンジン作業機101のクランク軸と垂直面における縦断面図である。 本発明の第3の実施例に係るエンジン作業機201のサイドカバーを取り外した状態の外観を示す斜視図である。 図6のエンジン作業機201のクランク軸と垂直面における縦断面図である。 第3の実施例による温度の測定結果である。 本発明の第4の実施例に係るエンジン作業機301の外観を示す斜視図である。 本発明の第4の実施例に係るエンジン作業機301のサイドカバーを取り外した状態の外観を示す斜視図である。 図9のエンジン作業機301のクランク軸と垂直面における縦断面図である。 本発明の第5の実施例に係るエンジン作業機401のクランク軸と垂直面における縦断面図である。 従来のエンジン作業機の一例である刈払機1001の外観図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後、上下の方向は各図中に示す方向であるとして説明する。
図1は本発明の実施例に係るエンジン作業機1を刈払機に適用した例の側面図である。エンジン作業機1は、樹脂製のボリュートケース3に図示しないエンジンが取り付けられ、エンジンの左側側部には図示しない気化器が設けられる。気化器には、空気中の粉塵を濾過するエアフィルタ(エアクリーナ)を介して燃焼用の空気が吸引されるが、エアクリーナは所定の閉空間(エアクリーナ室)内に収容される。エアクリーナ室の一部はサイドカバー32によって閉鎖される。ボリュートケース3の下方には、エンジンを稼働させるための燃料を貯蔵する燃料タンク27が設けられる。燃料タンク27は、例えばプラスチック等の高分子樹脂の一体成形で製造されるもので、外部から燃料の残量が目視できるように半透明の材料にて製造し、開口部には燃料キャップ28が設けられる。本実施例では2サイクルのエンジンを用いるため、潤滑のためのオイルを所定比率にて混合した、いわゆる混合油が用いられる。
図示しないエンジンは、シリンダ(図示せず)が鉛直方向に配置され、シリンダ内で図示しないピストンが鉛直方向に往復運動する。シリンダが取り付けられる図示しないクランクケースは、ボリュートケース3によって保持され、シリンダ部分はシリンダカバー5によって覆われる。シリンダカバー5の上方側の開口部には後述する点火プラグとプラグキャップ15aが設けられ、後方側にはシリンダ用の冷却風を排出するための開口部5aが設けられる。エンジン作業機1の前方の出力軸には出力伝達機構(図示せず)が設けられ、ボリュートケース3の前方側は駆動軸(図示せず)を覆うように先を絞った筒状であって前方側に延びるような形状に形成される。ボリュートケース3の先端付近には、図示しない駆動軸を取り付けるための円筒形の内部形状を有する取付部3aが形成され、ボリュートケース3の下側にはエンジン作業機1を床等に置く際の支えとなる複数の脚部が形成される。
ボリュートケース3の後端側には、図示しないリコイルスタータが設けられる。リコイルスタータは公知のものを用いることができ、牽引ひもを巻回するリールをクラッチを介してエンジンのクランク軸に連結し、この牽引ひもを引くことによってエンジンを始動する。リコイルスタータはスタータカバー7によって覆われ、スタータカバー7の一部の貫通穴には牽引ひもの先端に接続されるスタータノブ19が設けられる。
エアクリーナ室は、後述するエアクリーナによって効果的な濾過を行うと共に、吸入音を低減させるための所定の閉空間であって、エンジンの排気量に応じて十分大きい容積をもつ形状とされる。クリーナ室のカバーの役割をも果たすサイドカバー32によって覆うことによってエアクリーナ室が形成される。サイドカバー32はクリーナノブ33を緩めてサイドカバー32を取り外すことによってエアクリーナ室の内部にアクセスすることができる。サイドカバー32の上壁部の一部には、内部の高温の空気を排出するための放熱窓32aが形成される。放熱窓32aをどのような形状に構成するかは任意であるが、本実施例では左右方向に延びる複数の細長いスリット状に構成される。サイドカバー32の左側の側壁部下方には、気化器に混合燃料を吸引するためのプライミングポンプ21が設けられる。
図2は図1のエンジン作業機1のサイドカバーを取り外した状態の外観を示す斜視図である。図示しないシリンダの吸気口には、放熱フィン40を介在させてインシュレータ25が取り付けられる。インシュレータ25は吸気通路を形成して気化器を取り付けるための支持基台となるものであって、エンジン停止時にシリンダ側から伝わる熱が気化器に伝わりにくくする役目も果たす。インシュレータ25の他端には支持部37と共に後述する気化器20が取り付けられる。気化器20にはクリーナボディ31が取り付けられ、クリーナボディ31の蓋材を兼ねるサイドカバー32はクリーナノブ33を支持部37に締結することによって取り付けられる。クリーナボディ31およびサイドカバー32によって形成されるエアクリーナ室内にはフィルタエレメント39が設置されており、クリーナボディ31にはエアクリーナ室への吸入空気(外気)の取り入れ口となる吸入口36が設けられる。
シリンダの周囲にはシリンダカバー5が設けられ、側方及び上方をほぼ覆うように構成される。シリンダカバー5の一部は、後述するシリンダの吸気口24近傍まで延在し、放熱フィン40とシリンダの間の空間に介在する遮熱板5bとして機能する。放熱フィン40においては、平板状のフィン底板40aが遮熱板5bより気化器20側に延在する延在部を構成している。また、放熱フィン40は、鉛直方向に配置されるフィン底板40aの上端、及び側方端部からインシュレータ25を囲うように左方向に延長して伸ばされた延長部が形成される。延長部は、フィン上板40b、フィン側板40c、40dの3つの略長方形の平板状の部分として形成される。放熱フィン40の外周はサイドカバー32によって覆われる。エンジンを停止するとシリンダの熱の大部分が放熱フィン40から放熱される。この放熱によりサイドカバー32の内部空間が熱せられるので、サイドカバー32の上部には複数の放熱窓32a(図1参照)が設けられる。放熱フィン40は、高分子樹脂で製造されるインシュレータ25より熱伝導率が高い材質として、アルミ合金等の金属板で製造すると好ましい。放熱フィン40は、金属の薄板をプレス加工にて形状を切り出して、フィン上板40b、フィン側板40c、フィン側板40dをフィン底板40aから約90度折り曲げることによって容易に製造できる。放熱フィン40は気化器20、インシュレータ25と共に2本のネジ29a、29bによってシリンダに共締めされる。
図3は図1のエンジン作業機1のクランク軸13と垂直面における縦断面図である。エンジン本体部10は、クランクケース14と、クランクケース14の上側に略鉛直に延びるシリンダ11を有して構成される小型の2サイクル単気筒エンジンである。クランク軸13にはコンロッドを介してピストン12が連結され、ピストン12がシリンダ11の内部で上下に往復運動する。シリンダ11には燃焼用の混合気を吸引するための吸気口24が形成される。エンジンの吸入−圧縮−爆発−排気の行程は、公知の2サイクルエンジンと同じであるので、詳細な説明は省略する。本実施例では、シリンダ11は、シリンダ本体部、ヘッド部分、放熱フィンが、例えばアルミニウム合金で一体鋳造で形成され、シリンダ11の上部には点火プラグ15が取り付けられる。点火プラグ15へは図示しない点火装置から所定のタイミングにて高圧電流が供給される。
シリンダカバー5は、例えばプラスチック等の合成樹脂製のカバーであり、主に、運転時に高温になるシリンダ11を覆うことにより作業者がそれらに直接触れないようにするものである。本実施例のシリンダカバー5は、インシュレータ25の上側部分において、空気を介してシリンダ11からの熱が放熱フィン40に伝わりにくいように、遮熱板5bの機能をも兼ねている。シリンダカバー5の後方側には多数の通風口が形成される。エンジン本体部10にはインシュレータ25を介して気化器20が設けられ、気化器20の左側には、クリーナボディ31が取り付けられる。シリンダ11の気化器20とは反対側にマフラー16が設けられる。マフラー16は効果的な排気音低減を行うために縦方向にサイズを大きくしてその容積をできるだけ大きく確保している。マフラー16の内部には排気ガスの浄化のために触媒18が設けられる。マフラー16は、2本のマフラー締結ボルト17によってシリンダ11に直接固定される。クランクケース14の下側には燃料タンク27が配置される。
本実施例のサイドカバー32は、クリーナボディ31の開口部を覆うことによりエアクリーナ室を画定する、いわゆるエアクリーナ室の蓋としての機能と、インシュレータ25、気化器20を覆うカバーとしての機能と、インシュレータ25及び気化器20と燃料タンク27を隔離するための隔離板としての機能を有する。そのため、サイドカバー32の下側壁32cは燃料タンク27の上側をクランクケース14の近傍付近まで延びるように構成される。このようなエンジン作業機1においては、運転中にシリンダ11を中心とする各部品が高温になるため、クランク軸13に取り付けられた図示しない冷却ファンの冷却風による強制空冷が行われる。エンジン本体部10の運転が停止するとクランク軸13の停止により冷却風も停止するため、エンジン作業機1に蓄えられた残留熱は自然空冷によって大気に放出されることになる。
このとき、シリンダ11の残留熱はインシュレータ25を介して気化器20にも伝わることになるが、本実施例の構成ではシリンダ11の吸気口24付近から放熱フィン40のフィン底板40aに熱伝導によって移動し、更にフィン上板40b、フィン側板40c、40dに熱伝導によって移動する。このような作用により、放熱フィン40はシリンダ11の吸気口24近傍付近とほぼ同等の温度まで高温化されるため、大気温度と大きな温度差が生じ、放熱フィン40から大気への強い自然対流が発生する。通常、自然対流は放熱材と大気との温度差が大きいほど促進されるため、放熱フィン40においては高い自然空冷効果を得ることができる。また、放熱フィン40は遮熱板5bによりシリンダ11の輻射熱から保護されているので、放熱フィン40は吸気口24付近の熱だけを積極的に放熱することが可能となる。これにより、吸気口24近傍の温度が素早く低減されるため、放熱フィン40を介して吸気口24からインシュレータ25へと伝導する熱量が低減されるので、インシュレータ25の他端に接続される気化器20の温度上昇が低減される。
放熱フィン40の外周はサイドカバー32によって保護されるので、放熱フィン40への障害物の衝突を防止できる。また、外部から放熱フィン40に触れることがないので、作業の妨げとなることもない。サイドカバー32の上部には放熱窓32aが設けられるので、放熱フィン40によって発生した自然対流の気流は放熱窓32aよりスムーズに大気に放出される。また、放熱フィン40はフィン底板40aからインシュレータ25を囲うようにフィン上板40b、フィン側板40c、40dが延在しており、このようにシリンダ11の軸方向(ピストン12の運動方向)とほぼ垂直に延長される延長部によって表面積を増大させているので、放熱フィン40から大気への自然空冷の効果をその分だけ増大させることができ、より一層気化器20の温度上昇を低減することが可能となる。
本実施例では放熱フィン40を保護するカバー材としてサイドカバー32を利用したが、放熱フィン40を覆う部分をシリンダカバー5によって形成しても良い。また、放熱窓32aはサイドカバー32の上部のみに設けているが上部だけに限られずに、放熱効果を考慮して側面や底面側に追加して設けてもよい。さらに、本実施例では遮熱板5bはシリンダカバー5の一部として形成されているが、シリンダカバー5とは別部品にて遮熱板を形成して、遮熱板を追加してシリンダカバー又はその他の箇所に固定するように形成してもよい。さらに、放熱フィン40とシリンダ11は直接接するのではなく、ガスケット等を介在させて固定するようにしても良い。図3においては参照符号を付していないが、放熱フィン40とシリンダ11の間には紙製のガスケットが設けられている。
次に図4および図5を用いて、本発明の第2の実施例について説明する。図4は第2の実施例に係るエンジン作業機101のサイドカバーを取り外した状態の外観を示す斜視図である。第2の実施例において第1の実施例と異なる部分は違う参照符号を付しており、同じ参照符号の部分は第1の実施例と同じ部品を用いることができる。第2の実施例においては、第1の実施例と構成上異なるのは、インシュレータ125と放熱フィン140だけである。従って、第1の実施例のエンジン作業機1から、インシュレータ125と放熱フィン140だけを交換すれば第2の実施例のエンジン作業機101が実現できる。本実施例では、インシュレータ125にフランジ部125a(図5参照)が設けられ、放熱フィン140はフランジ部125aに複数のネジ126によって固定される。放熱フィン140の基本的な形状は第1の実施例の放熱フィン40とほぼ同等であり、アルミ合金製の板状部材から形成され、フィン上板140b、フィン側板140c、140dの形状は同じである。但し、フィン底板140aの形状は、固定位置の関係から第1の実施例のフィン底板40aの形状とは異なる。
図5は図4のエンジン作業機101のクランク軸と垂直面における縦断面図である。図5に示すように、インシュレータ125の吸気通路の軸方向とほぼ垂直方向に延在するフランジ部125aが形成される。フランジ部125aを形成する軸方向位置は、フランジ部125aに放熱フィン140を気化器20側から取り付けた際に、放熱フィン140が遮熱板5bと接しないように所定の距離を隔てて、かつ、できるだけシリンダ11に近くなるように配置する。フランジ部125aの大きさは、フランジ部125aの外周部において上端側が遮熱板5bの下端に接するか、又はきわめて接近するような形状に構成すると良い。このように本実施例においては、インシュレータ125において放熱フィン140が遮熱板5bを介在させて吸気口24の近傍に設けられているので、シリンダ11の残留熱がインシュレータ125を介して放熱フィン140に効果的に伝わって、放熱フィン140の温度が高められる。従って、インシュレータ125から気化器20側へのシリンダ11の残留熱の伝導を大幅に抑えることができ、シリンダ11も効果的に自然冷却できる。
次に図6および図7を用いて本発明の第3の実施例について説明する。図6は第3の実施例に係るエンジン作業機201のサイドカバーを取り外した状態の外観を示す斜視図である。第3の実施例において第1の実施例と異なる部分は違う参照符号を付しており、同じ参照符号の部分は第1の実施例と同じ部品を用いることができる。第3の実施例においては、第1の実施例と構成上異なるのは、クリーナボディ231である。クリーナボディ231は、エアクリーナ室を形成する空間を形成する箱状の形状だけでなく、箱状部分からインシュレータ側に延在する追加カバー材235が接続された形で一体に成形される。追加カバー材235は、放熱フィン40の内側に沿うように形成され、フィン上板40b、フィン側板40c、40dと小隙間を形成する。また、追加カバー材235は気化器20の少なくとも上側、前側、及び後側の周囲を覆うように構成され、追加カバー材235によってサイドカバー32の内部にさらにカバー部材が構成されて二重容器のような構成とされる。エアクリーナ室に配置されるフィルタエレメント39や、吸入口36の形状は第1の実施例と同じである。
図7は第3の実施例のエンジン作業機201のクランク軸と垂直面における縦断面図である。エアクリーナ室の吸入口36はサイドカバー32にて画定される内部空間234側に開口しており、サイドカバー32の内部空間234から空気を吸入するよう構成される。従って、エンジン作業機201の吸気音は吸入口36から追加カバー材235によって側面及び上面が画定される内部空間234へ放出されるので、内部空間234を形成する壁面による遮音効果により、吸気音の放出を一層抑制することができる。また、追加カバー材235の上壁のシリンダ11側端部と放熱フィン40との間に小隙間250を形成し、フィン底板40aからの自然対流による上昇気流を内部空間234から上側に排出可能に構成したので、小隙間250を通った熱が放熱窓32aを介して効果的に外部に排出される。このように本実施例では放熱フィン40による自然空冷の効果を得ながら、追加カバー材235を付加したことによる吸気音の放出を効果的に抑制することが可能となる。
図8は、第3の実施例を用いて発明者が行った温度を測定した結果のグラフである。測定は排気量21ccの刈払機用エンジンを用いて行い、刈払機の先端にエンジンが最大出力にて運転されるよう負荷をつけた上で、エンジンを最大出力にて約10分間連続運転させた後、エンジンのスイッチをOFFにしてクランク軸13の回転を急停止させた時の各部の温度を記録するという方法で行った。測定箇所は図7に示すようにA、B、C、Dであり、Aは気化器20の下端付近、Bはインシュレータ25と気化器20の接触部、Cは放熱フィン40とインシュレータ25の接触部、Dは放熱フィン40のフィン上板40bの先端(最左端)の温度を示す。尚、放熱フィン40の材質はアルミ製であり、インシュレータ25の材質はフェノール樹脂である。
図8のごとく、エンジンの運転が時間Xにおいて停止されると強制冷却およびインシュレータ内の吸入通路を吸入空気および燃料が流動することによる冷却効果が失われるため、各部の温度上昇が始まる。Aは時間Xから約30分後の時間Yに最高温度となり、雰囲気温度に対する温度上昇は14Kとなる。ここで、BとCを比較すると、CはBに対して時間Xから時間Yまで常に10〜50℃程度、高い温度を維持していることがわかった。これにより、インシュレータ25において、吸気口24から気化器20にかけて大きな温度分布が形成され、Bの温度が低く維持されることが確認できる。従って、Bの位置に放熱フィン40を取り付けた場合、放熱フィン40の温度も低く維持されることになる。ニュートンの冷却法則によれば、熱伝達における熱移動量は空気と物体の温度差に比例するため、放熱フィン40の温度が低いほど、外気への放熱量が小さくなることが理解される。従って、第3の実施例のごとく、放熱フィン40の温度が高く維持されるよう、吸気口24の近傍に配置されるよう構成すれば、放熱フィン40から外気への放熱量が大きくなるため、インシュレータ25および気化器20への熱伝導が抑制されることも理解され、高い放熱効果を得られることがわかる。また、DとCを比較すると、Dは時間Xから時間YにかけてCより約5℃低い温度を維持して推移している。これにより、放熱フィン40においてはCからDまで熱が伝わっており、放熱フィン40全体の温度が高く維持され、放熱フィン40全体で効果的に放熱がなされていることが確認できる。
なお、放熱フィン40を取り去った状態で同一の実験を行った場合、気化器20の雰囲気温度に対する温度上昇が19Kとなり、放熱フィン40によって気化器20の温度上昇を抑制できる効果を確認できた。
次に図9〜11を用いて本発明の第4の実施例について説明する。本発明の第4の実施例に係るエンジン作業機301の外観を示す斜視図である。第4の実施例においては、第1の実施例と構成上異なるのは主に、シリンダカバー305、サイドカバー332、放熱フィン340(図11参照)である。第4の実施例においては、放熱フィン340は基本的に平板状に形成され、インシュレータ25を取り付ける部分だけがシリンダ11側に窪むように凹状に形成される。図9はエンジン作業機301の外観を示す斜視図である。外観から見るとサイドカバー332の形状は第1の実施例のサイドカバー32(図1参照)とほとんど同じような輪郭を有する。しかしながら、放熱窓327がシリンダカバー305と一体に構成された収納部326に形成される点が異なり、また放熱窓327の形状は左右方向に長いのでは無く、前後方向に長いスリット状に形成される。
図10はエンジン作業機301のサイドカバー332を取り外した状態の外観を示す斜視図である。インシュレータ25、気化器20、エアクリーナ室内の構成は第1の実施例と同じであり、同一部品を用いることができる。サイドカバー332を取り外した状態では、放熱フィン340は露出せず収納部326に覆われた状態である。収納部326はシリンダ11とクリーナボディ31の間であって鉛直方向に延在する追加遮熱板326aが構成される。追加遮熱板326aは放熱フィン340と気化器20の間を遮熱する作用を果たすものであって、インシュレータ25の上側及び前後両側の側面と微小距離を隔てて沿うように構成される。このように本実施例ではシリンダカバー305と一体成形される追加遮熱板326aを有する収納部326が形成され、遮熱板305a(図11参照)、追加遮熱板326a、及び収納部326の上側及び前後側面輪郭部によって放熱フィン340を収納し得る収納空間337(図11で後述)が形成される。
図11はエンジン作業機301のクランク軸と垂直面における縦断面図である。ここで、放熱フィン340の形状が図1の放熱フィン40と比べると、インシュレータ25を囲うように延在するフィン上板やフィン側板が形成されず基本的に平板状に形成される。放熱フィン340が位置する収納空間337の上部には開口部となる放熱窓327が設けられ、放熱フィン340の自然対流による上昇気流は放熱窓327より大気に放出されるので、効果的に自然空冷を行うことができる。シリンダカバー305には収納部326(図10参照)が付加される形になるが、収納部326はプラスチック等の高分子樹脂の一体成形によりシリンダカバー305と一体的に製造される。収納部326の主目的は収納空間337を形成するためであるので、収納部326の製造方法はこれだけに限られずに、シリンダカバー305と別体部品で構成して、シリンダカバー305に固定するように構成しても良いし、収納部326をサイドカバー332側と一体的に製造することによって構成しても良い。本実施例では気化器20とインシュレータ25がエアクリーナ室からその上面及び前面、後面が延在して収納部326に当接されるサイドカバー332により覆われるので、吸入口36から内部空間334に放出される吸気音を効果的に遮断することができるため、吸気音を効果的に低減することが可能となる。また、追加遮熱板326aを用いて放熱フィン340の収容される収納空間337と隔離されるので、エンジンを停止した際にシリンダ11から伝わる残留熱が気化器20側に伝わり気化器20が温度上昇することを効果的に防止できる。
次に図12を用いて本発明の第5の実施例について説明する。図12は第5の実施例に係るエンジン作業機401のクランク軸と垂直面における縦断面図である。第5の実施例において第4の実施例と異なるのは、追加遮熱板425aがインシュレータ425と一体で成形されることと、それに伴うサイドカバー432の形状であり、追加遮熱板425aはシリンダカバー405と当接するよう形成される。放熱フィン340の形状は第4の実施例と同じであり、放熱フィン340を収容する実質的な閉空間437が形成され、その上部に放熱窓427が形成される。インシュレータ425から吸入方向と垂直方向に延びる追加遮熱板425aは、インシュレータ425の上方向、前後方向側面に限らずに下方向にまで延びるように構成される。このように構成することにより、閉空間437の下側空気流入口437a付近の対流を効果的に整流できる。このように構成したことにより第4の実施例と同様の効果を得ることに加えて、追加遮熱板425aがインシュレータ425と一体で成形されているため、追加遮熱板425aによるインシュレータ425の自然空冷の効果も発生するので、より一層、インシュレータ425を介した気化器20への熱伝導を抑制することができる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば上述の実施例では、エンジン作業機の例として刈払機の例を用いて説明したが、刈払機だけでなくチェンソー、カッター等のその他の任意のエンジン作業機においても適用できる。
1 エンジン作業機 3 ボリュートケース
3a 取付部 5 シリンダカバー
5a 開口部 5b 遮熱板
7 スタータカバー 10 エンジン本体部
11 シリンダ 12 ピストン
13 クランク軸 14 クランクケース
15 点火プラグ 15a プラグキャップ
16 マフラー 17 マフラー締結ボルト
18 触媒 19 スタータノブ
20 気化器 21 プライミングポンプ
24 吸気口 25 インシュレータ
27 燃料タンク 28 燃料キャップ
29a、29b ネジ 31 クリーナボディ
32 サイドカバー 32a 放熱窓
32c 下側壁 33 クリーナノブ
36 吸入口 37 支持部
39 フィルタエレメント 40 放熱フィン
40a フィン底板 40b フィン上板
40c、40d フィン側板
101 エンジン作業機 125 インシュレータ
125a フランジ部 126 ネジ
140 放熱フィン 140a フィン底板
140b フィン上板 140c フィン側板
201 エンジン作業機 231 クリーナボディ
234 内部空間 235 追加カバー材
250 小隙間
301 エンジン作業機 305 シリンダカバー
305a 遮熱板 326 収納部
326a 追加遮熱板 327 放熱窓
332 サイドカバー 334 内部空間
337 収納空間 340 放熱フィン
401 エンジン作業機 405 シリンダカバー
425 インシュレータ 425a 追加遮熱板
427 放熱窓 432 サイドカバー
437 閉空間 437a 下側空気流入口
1001 刈払機 1002 シリンダカバー
1003 回転刃 1004 ハンドル
1005 操作桿
A〜D 温度測定箇所

Claims (10)

  1. シリンダと、前記シリンダ内に燃料の空気の混合気を送る気化器と、
    前記シリンダの吸気口と前記気化器の間に吸気通路を形成するインシュレータと、
    前記シリンダの周囲を覆うシリンダカバーを有し、前記シリンダカバーの一部がシリンダから前記気化器側への遮熱板として作用するエンジンであって、
    少なくとも前記インシュレータより熱伝導率が高い放熱フィンを前記インシュレータに接するように設け、
    前記インシュレータと放熱フィンの接触部が前記遮熱板と同一平面上に位置するか、又は、前記放熱フィンは前記遮熱板より気化器側に位置するように配置したことを特徴とするエンジン。
  2. 前記放熱フィンは、前記インシュレータと前記シリンダにより挟持されることを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  3. 前記遮熱板と前記放熱フィンは重力方向の上下方向に延在する延在部を有し、
    前記遮熱板と前記放熱フィンの前記延在部は略平行に配置されることを特徴とする請求項2に記載のエンジン。
  4. 前記放熱フィンは前記延在部から前記気化器側に延びて、前記インシュレータおよび気化器の少なくとも一部を囲うよう延長部を有することを特徴とする請求項3に記載のエンジン。
  5. 前記シリンダカバーに前記放熱フィンの外側を覆うサイドカバーを設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のエンジン。
  6. 前記気化器と前記放熱フィンの間に追加遮熱板を配置し、前記追加遮熱板と前記サイドカバーと前記遮熱板によって前記放熱フィンを収納する空間を画定することを特徴とする請求項5に記載のエンジン。
  7. 前記サイドカバーの少なくとも重力方向上部に放熱窓を設けたことを特徴とする請求項6に記載のエンジン。
  8. 前記気化器の前記インシュレータとは反対側にフィルタエレメントを取り付けるためのクリーナボディを設け、
    前記クリーナボディから前記気化器側に延びて少なくとも前記気化器の上方を含む外周を覆う追加カバー材を設け、前記クリーナボディと前記追加カバー材によって前記気化器を含む内部空間を形成し、
    前記クリーナボディの外気吸入口は前記内部空間内に開口することを特徴とする請求項6又は7に記載のエンジン。
  9. 前記インシュレータに前記混合気の流入方向と略垂直方向に延在するフランジ部を設け、
    前記フランジ部に前記放熱フィンを取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  10. 請求項1から9の何れか一項に記載のエンジンを備えたことを特徴とするエンジン作業機。
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