JP2013147964A - エンジン始動装置およびエンジン始動方法 - Google Patents

エンジン始動装置およびエンジン始動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジンの逆転を直接検出することなく、より早期にエンジンを再始動可能にする。
【解決手段】クランク信号発生手段(13)と、クランク信号に基づいてクランク軸の所定のクランク位置を特定するとともに、エンジンを始動させるエンジン制御手段(10)とを備え、エンジン制御手段は、エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させる過程において、特定した所定のクランク位置のエンジン回転数に基づいて、次の所定のクランク位置に到達する前にエンジンが逆転するか否かを推定し、逆転すると推定した後は、スタータ駆動禁止開始タイミングからスタータ駆動禁止解除タイミングまでで規定される禁止範囲、および禁止範囲外である許可範囲を設定し、エンジンの回転中にエンジンの再始動条件が成立した際には、禁止範囲内での再始動を禁止し、許可範囲での再始動を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定のアイドルストップ条件が成立すると、エンジンのアイドルストップを行い、その後、再始動条件が成立すると、エンジンを再始動させる自動アイドルストップシステムのためのエンジン始動装置およびエンジン始動方法に関するものである。
従来、自動車の燃費改善・環境負荷低減等を目的として、所定の条件が満たされると、自動でアイドルストップを行う自動アイドルストップシステムが開発されてきた。
しかしながら、エンジン逆回転時にエンジンの再始動要求が発生した場合にスタータモータにてエンジンを始動すると、スタータモータは、逆回転しているエンジンを正回転させることとなり、スタータモータに過大な負荷が作用する。このため、エンジンが逆回転しているか否かを検出する逆転検出手段にて、エンジンが何らかの原因で逆転している場合に逆転を検知して、スタータモータの駆動を禁止し、スタータモータおよびその動力伝達機構の破損を防止するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−140030号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
上述したように、特許文献1は、エンジンが逆転しているか否かを検出する逆転検出手段と、逆転が検出された場合にモータの回転を禁止する手段とを有しており、エンジンが逆転している場合には、モータを回転させないようにしている。しかしながら、この特許文献1は、エンジンの逆転を検出する逆転検出手段を設ける必要があるため、装置が複雑になり、コストがかかるという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、エンジンの逆転を直接検出することなく、より早期にエンジンを再始動可能にするエンジン始動装置およびエンジン始動方法を得ることを目的とする。
本発明に係るエンジン始動装置は、エンジンのクランク軸の基準位置を示す情報を含むクランク信号を出力するクランク信号発生手段と、クランク信号発生手段から受信したクランク信号に基づいて基準位置を判断することで、クランク軸の所定のクランク位置を特定するとともに、エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させた後、エンジンの再始動条件が成立するとエンジンを始動させるエンジン制御手段とを備えたエンジン始動装置であって、エンジン制御手段は、エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させる過程において、特定した所定のクランク位置のエンジン回転数に基づいて、次の所定のクランク位置に到達する前にエンジンが逆転するか否かを推定し、逆転すると推定した後は、スタータ駆動禁止開始タイミングからスタータ駆動禁止解除タイミングまでで規定される禁止範囲、および禁止範囲外である許可範囲を設定し、エンジンの回転中にエンジンの再始動条件が成立した際には、禁止範囲内での再始動を禁止し、許可範囲での再始動を行うものである。
また、本発明に係るエンジン始動方法は、エンジンのクランク軸の基準位置を示す情報を含むクランク信号を出力するクランク信号発生手段と、クランク信号発生手段から受信したクランク信号に基づいて基準位置を判断することで、クランク軸の所定のクランク位置を特定するとともに、エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させた後、エンジンの再始動条件が成立するとエンジンを始動させるエンジン制御手段とを備えたエンジン始動装置に適用されるエンジン始動方法であって、エンジン制御手段において、エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させる過程において、特定した所定のクランク位置のエンジン回転数に基づいて、次の所定のクランク位置に到達する前にエンジンが逆転するか否かを推定するステップと、推定するステップにより逆転すると推定された後は、スタータ駆動禁止開始タイミングからスタータ駆動禁止解除タイミングまでで規定される禁止範囲、および禁止範囲外である許可範囲を設定するステップと、エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させる過程において、エンジンの回転中にエンジンの再始動条件が成立した際には、禁止範囲内での再始動を禁止し、許可範囲での再始動を行うステップとを備えるものである。
本発明に係るエンジン始動装置およびエンジン始動方法によれば、エンジンの所定のクランク位置における回転数に基づいて次の所定のクランク位置に到達する前にエンジンが逆転するか否かを推定し、エンジン逆回転状態が発生する前に、スタータの駆動を禁止する制御を可能とすることにより、エンジンの逆転を直接検出することなく、より早期にエンジンを再始動可能にするエンジン始動装置およびエンジン始動方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1におけるエンジン始動装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1におけるエンジン始動装置の構成要素であるスタータの断面図である。 本発明の実施の形態1におけるクランク角検出装置の模式図である。 本発明の実施の形態1におけるクランク信号およびカム信号のタイミングを示すチャートである。 本発明の実施の形態1で、エンジン停止過程におけるクランク位置とエンジン回転との関係を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態1におけるエンジン停止時のエンジン再始動制御を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2で、エンジン停止過程におけるクランク位置とエンジン回転との関係を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態2で、エンジン停止過程におけるクランク位置とエンジン回転との関係を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態2におけるエンジン停止時のエンジン再始動制御を示すフローチャートである。
以下、本発明のエンジン始動装置およびエンジン始動方法の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。なお、以下では、本発明によるエンジン始動装置を三気筒エンジンに適用した場合を例に説明する。
実施の形態1.
1.用語の説明
まず始めに、本発明で用いられる用語について説明する。
係るエンジン始動装置における「エンジン」とは、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンなど、気筒内の燃焼室で燃料を爆発・燃焼させ、その力でピストンなどを作動させるものである。一般的に、自動車等のエンジンでは、このピストンの往復運動を、クランクシャフト等を介して回転運動に変換する構成を有している。なお、本発明に係るエンジン始動装置を、このようなエンジンに対して使用する場合、燃料の種類、気筒の数量、または容積、サイクル数等は、無論限定されない。
係るエンジン始動装置における「スタータ」とは、エンジンのリングギヤと噛合うピニオンギヤを有し、始動時にのみピニオンギヤを移動させエンジンリングギヤとピニオンギヤとを噛合わせてモータの回転力をエンジンに伝達し、エンジンが始動したらピニオンギヤとエンジンリングギヤとの噛合いを解除する構成を有する。
エンジンを始動させる際には、例えば、このスタータをバッテリーの電力等によって駆動し、ピニオンギヤをエンジンリングギヤに噛合わせ、モータを駆動して、その回転力をピニオンギヤからエンジンのリングギヤを介してエンジンのクランクシャフトに伝達し、エンジンを機械的に始動回転させる。
この回転中に、エンジン制御手段において、クランク信号ならびにカム信号からクランク位置および気筒を判別して、エンジンは燃料の吸入、圧縮、爆発、排気の工程が開始され、以降、エンジンは、スタータ装置を必要とせずに、自発的にこれら工程を繰り返しながら、停止命令が発生するまで回転を続ける。
さらに、係るエンジン始動装置において、「エンジンが逆回転している場合」とは、エンジンが、本発明に係るスタータによって得られる回転方向(正回転)とは異なる向きに回転している場合を指す。通常、エンジンが自発的な回転を行っている場合には、このような逆回転は発生しないが、エンジン停止過程、特にエンジンを停止した直後には、物理的にエンジンは両方向に回転可能であるから、このような逆回転が発生する。
2.本実施の形態に係るエンジン始動装置の全体構成
図1は、本発明の実施の形態1におけるエンジン始動装置の概略構成を示すブロック図である。また、図2は、本発明の実施の形態1におけるエンジン始動装置の構成要素であるスタータの断面図である。
本実施の形態に係るエンジン始動装置20は、エンジン制御手段10(ECU10)、カム信号発生手段11、リングギヤ12、クランク信号発生手段13、電磁スイッチ14、プランジャ15、ワンウェイクラッチ16、ピニオンギヤ17、およびモータ18を備えて構成されている。
エンジン制御手段10は、電磁スイッチ14への通電を制御する。電磁スイッチ14のコイル14aへの通電により、プランジャ15が吸引され、プランジャ15に係合されたレバー19を介してピニオンギヤ17を移動させ、ピニオンギヤ17をリングギヤ12と噛み合わせる。
また、プランジャ15の移動により電磁スイッチ14の内部に構成された接点14bが閉じ、モータ18へと通電され、ピニオンギヤ17を回転させ、モータ18の駆動力をエンジンに伝達する。ワンウェイクラッチ16は、出力軸9に連結され、リングギヤ12からトルクが入力された場合には空転する。
3.クランク信号の検出について
図3は、本発明の実施の形態1におけるクランク角検出装置の模式図であり、カム信号発生手段11と、クランク信号発生手段13の具体的な構成を示している。内燃機関(図示せず)は、ピストンの往復運動を回転運動に変換するクランク軸(図示せず)、燃焼室に設けられた吸気弁(図示せず)、ならびに排気弁(図示せず)を開閉するカムが設けられたカム軸(図示せず)、クランク軸の回転をカム軸に伝達する伝達手段(図示せず)、燃料を供給するインジェクタ(図示せず)、および点火プラグ等(図示せず)から構成される。なお、カム軸は、クランク軸の角速度の1/2角速度で伝達手段にて減速され、クランク軸と同期して回転する。
そして、本実施の形態1における内燃機関は、吸気行程→圧縮行程→爆発行程→排気行程の順で、各行程を繰り返す4サイクル方式である。また、各気筒は、クランク軸の回転角に換算して、240度間隔で等間隔に爆発する。
クランク信号発生手段13は、クランク軸(図示せず)と同一の角速度で同期して回転する歯車状の回転体23、および回転体23の外周部に形成された多数個の歯部23Aを検出して矩形波等の信号を出力するピックアップ24等から構成されている。
図4は、本発明の実施の形態1におけるクランク信号およびカム信号のタイミングを示すチャートである。ピックアップ24は、ピックアップ24に歯部23Aが最も近接した時にON信号を出力し、歯部23Aがピックアップ24から離れた時にOFF信号を出力することにより矩形波状の信号(パルス列信号に相当)を出力し、この信号は、エンジン制御手段10に入力される。
また、回転体23の外周部には、ほぼ全域にわたって等間隔で歯部23Aが設けられているが、一部に歯部が設けられていない欠け歯部23B、23C(以降、クランク信号の欠け歯部をクランクの基準位置と称し、欠け歯部23B、23Cは、基準位置を示す情報に相当する)が設けられている。本実施の形態1では、回転体23の外周部を36等分して、32個の歯部23Aと1歯分の欠け歯部23Bを2カ所と、2歯分の欠け歯部23Cを1カ所とを設けている。
このため、等間隔で歯部23Aが設けられた領域においては、ON信号またはOFF信号が所定の回転角毎(本実施の形態1では、10度毎の角度となる。以降、この角度を基準ステップ角と称す)に出力されるのに対して、欠け歯部23B、23Cでは、ON信号またはOFF信号が出力される時間が基準ステップ角の2倍あるいは3倍分相当の時間となる。
また、回転体23が回転する間の欠け歯間で出力されるON信号またはOFF信号の個数は、既知である。従って、エンジン制御手段10は、信号がOFF信号からON信号に変化した時点またはON信号からOFF信号に変化した時点で計数するとともに、クランク信号のタイミングの時間間隔(パルス列間隔に相当)からクランク信号の周期(欠け歯部23B、23Cにより特定されるクランク軸の位置の周期に相当)を演算でき、エンジンの回転数についても判断することが可能である。
なお、エンジン制御手段10は、クランク信号の周期の変化率に基づいて、クランク信号間のエンジン回転数を演算することにより、より精度よくエンジン回転数を得ることも可能である。
さらに、エンジン制御手段10は、クランク信号の時間間隔からエンジン回転数を演算する場合と、クランク信号の周期の変化率に基づいてクランク信号間のエンジン回転数を演算する場合とを、クランクの位置により切り替えることで、エンジン回転数を求めてもよい。このようにすると、エンジン回転数の変曲点付近の回転数の演算誤差を減少させることが可能となる。
4.気筒判別について
本実施の形態1の内燃機関において、燃料を噴射するタイミングは、圧縮行程から爆発行程に移る時のピストン上死点を基準に決定される。4サイクル方式の内燃機関では、吸気行程→圧縮行程→爆発行程→排気行程の順で、各行程がクランク位置の角度に換算して180度単位で繰り返される。従って、クランク位置のみでは、各気筒のピストンが圧縮行程時であるのか排気行程時であるのかが判別できない。
そこで、エンジン制御手段10は、気筒判別用として、カム信号発生手段11からの信号を利用する。図3に示したように、このカム信号発生手段11は、カム軸と同一の角速度でカム軸の回転と同期して回転する歯車状の第2の回転体21、第2の回転体21の外周部に形成された複数の歯部21A、21B、および複数の歯部21A、21Bを検出して矩形波状の信号を出力するピックアップ22備えて構成されている。
そして、エンジン制御手段10は、クランク信号発生手段13から出力される信号とともに、カム信号発生手段11から出力される信号を読み込んで解析することより、いずれの気筒が圧縮行程時であるのかを判別する。具体的な判別方法を、図4のタイミングチャートを用いて説明する。
エンジン制御手段10は、クランク信号基準位置である1歯欠け、1歯欠け間の区間で、カム信号を2回検出した場合には、1歯欠けのクランク位置が1番気筒のATDC(上死点後)165度と特定できる。また、エンジン制御手段10は、この欠け歯間でカム信号が検出されなかった場合には、1歯欠けのクランク位置が1番気筒のATDC(上死点後)525度と特定できる。
また、エンジン制御手段10は、クランク信号基準位置である1歯欠け、2歯欠け間の区間で、カム信号が検出されない場合には、2歯欠けの位置が1番気筒のATDC(上死点後)285度と特定できる。また、エンジン制御手段10は、この欠け歯区間でカム信号が1回検出された場合には、2歯欠けの位置が1番気筒のATDC(上死点後)645度と特定できる。
また、エンジン制御手段10は、クランク信号基準位置である2歯欠け、1歯欠け間の区間で、カム信号が1回検出された場合には、1歯欠けの位置が1番気筒のATDC(上死点後)405度と特定できる。さらに、エンジン制御手段10は、この欠け歯区間でカム信号が検出されなかった場合には、1歯欠けの位置が1番気筒のATDC(上死点後)45度と特定できる。
以上のように、エンジン制御手段10は、クランク信号とカム信号からエンジンの気筒を判別するとともに、クランク位置を把握し、この情報を基に燃料を供給し、燃料に点火して燃焼させエンジンを適正に運転する。
5.アイドルストップ時のエンジン再始動
本実施の形態1に係るアイドルストップ機構は、無駄な燃料の消費を抑制すべく、信号待ち等の、車両が短期的に停止しているときに、エンジンを自動的に停止させるとともに、走行開始指令がされたとき(例えば、アクセルペダルが踏み込まれた場合、あるいはブレーキが解除された場合)に、エンジンを自動的に再始動する。以下、エンジン回転中の再始動時の制御の詳細を説明する。
図5は、本発明の実施の形態1で、エンジン停止過程におけるクランク位置とエンジン回転との関係を示すタイムチャートである。なお、この図5中に示した「スタータ駆動可能領域」とは、スタータを駆動してスタータのピニオンを飛出させ、エンジンのリングギヤとスタータのピニオンを噛合わせ、スタータのモータの回転力をエンジンに伝達し、エンジンを始動することが可能である領域を表している。
所定のクランク位置(本実施の形態1では、ATDC5度の位置を所定のクランク位置としているが、回転変化が少なく精度よく判断可能となる回転変化の変曲点付近であればよい)におけるエンジン回転数を表すポイントを、図中にA、Bで示す。また、所定のクランク位置の回転数が、逆転をする前の位置であるか否かを判断するためにあらかじめ設定される回転数を、「所定の回転数」として図中に示す。
これにより、エンジン制御手段10は、所定のクランク位置Aのポイントでは、エンジン回転数が所定の回転数を上回っているので、次に来る所定のクランク位置Bのポイントでは、まだエンジンは逆転しないことが判別できる。さらに、エンジン制御手段10は、所定のクランク位置Bのポイントでは、エンジン回転数が所定の回転数を下回っているので、次の所定のクランク位置が来る前にエンジンが逆転すると判断可能となる。
ここで、エンジン制御手段10は、逆転すると判断した所定のクランク位置Bのポイントでのエンジン回転数の高低により、次に生じるエンジンの逆転の高低を判断することができる。具体的には、エンジン制御手段10は、所定のクランク位置Bのポイントでのエンジン回転数が高い場合(所定の判断回転数よりも大きい場合)には、エンジンの回転慣性が大きいため、エンジンの逆転が大きくなると判断できる。一方、エンジン制御手段10は、所定のクランク位置Bのポイントでのエンジン回転数が低い場合(所定の判断回転数以下の場合)には、エンジンの逆転は小さいと判断できる。
さらに、本実施の形態1のエンジン始動装置におけるエンジン制御手段10は、この所定の回転数を、エンジンの停止挙動が変化する要因となる車の状態で補正する第1の補正機能を有することができる。このような第1の補正機能を有することで、スタータの駆動可否の判定精度を向上させることが可能となる。
この第1の補正機能は、車の状態の一例として、スロットル開度に応じた回転数で、所定の回転数を補正することができる。具体的には、エンジンのスロットルが開いていると、気筒内に空気が多く入るので、エンジンの脈動が大きくなり、逆転前の所定のクランク位置の回転数が高くなる。逆に、スロットルが閉じていると、気筒内の空気が少ないので、エンジンの脈動は小さくなり、逆転前の所定のクランク位置の回転数が低くなる。
そこで、エンジン制御手段10内の第1の補正機能は、所定の回転数Nをスロットル開度に応じた回転数ΔNで補正し、N±ΔNを補正後の所定の回転数とするように補正することができる。なお、エンジン制御手段10内の第1の補正機能は、スロットル開度の代わりに、エンジンの吸気圧に応じて補正しても、同様に、所定の回転数を車の状態に応じて適切に補正することが可能である。
また、エンジン潤滑油の粘度は、温度により変化するため、摩擦が変化するので、油温や水温に応じて、逆転前の所定のクランク位置の回転数が変化する。そこで、エンジン制御手段10内の第1の補正機能は、車の状態として、油温や水温に基づいて所定の回転数を補正することも可能である。
例えば、エンジンが充分暖機された状態での所定の回転数Nに対し、エンジンの油温・水温が低い場合には、エンジン潤滑油の粘性が高いため回転の抵抗となり、所定の回転数はNより高くなる。このため、エンジン制御手段10内の第1の補正機能は、エンジンの水温や油温に応じた回転数ΔNで所定の回転数を補正し、N±ΔNを補正後の所定の回転数とすることができる。
また、車輪軸から変速機を介して回転力がエンジンに伝達されるため、車速に応じて、逆転前の所定のクランク位置の回転数が変化する。そこで、エンジン制御手段10内の第1の補正機能は、車の状態として、車両の車速に基づいて所定の回転数を補正することも可能である。
例えば、車速がない状態でエンジン停止命令が発生した場合の所定の回転数Nに対し、車速がある場合にエンジン停止命令が発生した場合には、車輪軸からの回転力がエンジンに伝達されるため、所定の回転数は、Nより低くなる。このため、エンジン制御手段10内の第1の補正機能は、車速に応じた回転数ΔNで所定の回転数を補正し、N−ΔNを補正後の所定の回転数とすることができる。
また、ブレーキの踏み加減により、エンジンの停止挙動が変化するため、ブレーキの踏力に応じて、逆転前の所定のクランク位置の回転数が変化する。そこで、エンジン制御手段10内の第1の補正機能は、車の状態として、ブレーキの踏力に基づいて所定の回転数を補正することも可能である。
例えば、通常のブレーキよりもブレーキを深く踏み込む急ブレーキの場合には、車輪軸が速く停止するため、エンジンの回転も早く停止し、所定の回転数Nは、高くなる。このため、エンジン制御手段10内の第1の補正機能は、ブレーキの踏力、あるいは踏込代に応じた回転数ΔNで所定の回転数を補正し、N±ΔNを補正後の所定の回転数とすることができる。なお、エンジン制御手段10内の第1の補正機能は、ブレーキの踏力の代わりに、車両の加速Gに応じて補正しても、同様に、所定の回転数を車の状態に応じて適切に補正することが可能である。
また、エンジン停止前の変速機の減速比により車軸側からエンジンに伝わる回転力が変化するため、変速機の状態に応じて、逆転前の所定のクランク位置の回転数が変化する。そこで、エンジン制御手段10内の第1の補正機能は、車の状態として、変速機の状態に基づいて所定の回転数を補正することも可能である。
例えば、変速段がエンジンのトルクを増大するようなローギヤ比の場合には、車輪軸側からの力がエンジンに伝達されやすくなる。反対にハイギヤ比の場合には、車輪軸側からの力がエンジンに伝達されにくくなる。そこで、エンジン制御手段10内の第1の補正機能は、車軸側からの力の伝達度合いを変速機のギヤ比に応じて補正回転数を補正k・ΔNし、N±k・ΔNを補正後の所定の回転数とすることができる。
さらに、電気負荷により、発電機の発電状態が変化するため、電気負荷に応じて、逆転前の所定のクランク位置の回転数が変化する。そこで、エンジン制御手段10内の第1の補正機能は、車の状態として、電気負荷に基づいて所定の回転数を補正することも可能である。
例えば、発電量が大きい場合には、エンジンを速く停止させるため、発電量が無い場合の所定の回転数Nよりも高くなる。このため、エンジン制御手段10内の第1の補正機能は、発電量に応じた回転数ΔNで所定の回転数を補正し、N±ΔNを補正後の所定の回転数とすることができる。なお、エンジン制御手段10内の第1の補正機能は、電気負荷の代わりに、車両電気負荷に応じて補正しても、同様に、所定の回転数を車の状態に応じて適切に補正することが可能である。
なお、上記では、エンジン制御手段10内の第1の補正機能は、補正量を加減算することで所定の回転数の補正を実施しているが、第1の補正機能は、この態様に限定されるものではない。車両の状態と補正後の回転数を対応させてマップ化しておき、あらかじめ記憶しておくなど、同等の態様すべてを含むものである。
さらに、図5においては、スタータ駆動領域を逸脱するタイミングを「スタータ駆動禁止開始タイミング」として示している。本実施の形態1において、このスタータ駆動禁止開始タイミングは、エンジンのクランク位置を基にして決めている。なお、このスタータ駆動禁止開始タイミングは、エンジンの回転数を基に決定することも可能である。また、このスタータ駆動禁止開始タイミングは、所定のクランク位置のBの時点からの経過時間で決めることも可能である。
また、図5においては、スタータ駆動禁止開始タイミングの後、スタータ駆動可能領域にエンジン回転数が復帰したポイントを、「スタータ駆動許可(禁止解除)タイミング」として示している。本実施の形態1において、このスタータ駆動許可(禁止解除)タイミングは、クランク位置を基にして決めている。
なお、スタータ駆動許可(禁止解除)タイミングは、スタータ駆動禁止開始タイミングから所定時間経過した時点として決めてもよく、所定のクランク位置のBの時点からの経過時間で決めることも可能である。また、このスタータ駆動許可(禁止解除)タイミングは、エンジンの回転数を基にして決定することも可能である。さらには、スタータ駆動禁止・許可(禁止解除)のタイミングは、これらの組合せによって決定することも可能である。
なお、本実施の形態1において、スタータ駆動禁止・許可(禁止解除)のタイミングの設定に関しては、スタータの駆動可能領域を基にして、スタータ駆動開始から機構部が動作するタイムラグを考慮して決定している。
次に、再始動時制御に関して、フローチャートを用いて、詳細に説明する。図6は、本発明の実施の形態1におけるエンジン停止時のエンジン再始動制御を示すフローチャートである。具体的には、エンジン停止過程において、再始動要求が発生している場合の動作を示している。
まず、ステップS601において、エンジン制御手段10は、クランク信号およびカム信号に基づいて、クランク信号が所定のクランク位置であるか否かを判断する。そして、エンジン制御手段10は、所定のクランク位置でないと判断した場合(ステップS601:NO)には、ステップS601に戻り、所定のクランク位置であると判断した場合(ステップS601:YES)には、次のステップS602に進む。
次に、ステップS602において、エンジン制御手段10は、所定のクランク位置でのエンジン回転数が、所定の回転数を下回っているか否かを判断する。そして、エンジン制御手段10は、エンジン回転数が所定の回転数を下回っていないと判断した場合(ステップS602:NO)には、ステップS601に戻り、下回っていると判断した場合(ステップS602:YES)には、次のステップS603に進む。
次に、ステップS603において、エンジン制御手段10は、エンジン回転数がスタータの駆動許可範囲内であるか否かを判断する。そして、エンジン制御手段10は、エンジン回転数がスタータの駆動許可範囲内であると判断した場合(ステップS603:YES)には、ステップS604に進み、スタータの電磁スイッチ14への通電を開始する。
電磁スイッチ14のコイル14aへの通電により、プランジャ15が吸引され、プランジャ15に係合されたレバー19を介してピニオンギヤ17が移動し、ピニオンギヤ17がリングギヤ12と噛み合うこととなる。
また、プランジャ15の移動により電磁スイッチ14の内部に構成された接点14bが閉じ、モータ18へと通電され、ピニオンギヤ17を回転させ、モータ18の駆動力をエンジンに伝達する。
そして、スタータを駆動した後、ステップS605に進み、エンジン制御手段10は、エンジンの完爆を判断する。ここで、エンジン制御手段10は、完爆したと判断する(ステップS605:YES)と、次のステップS606に進み、スタータを停止し再始動時制御を終了する。
一方、先のステップS603において、エンジン回転数が駆動許可範囲外(ステップS603:NO)であると判断した場合には、エンジン制御手段10は、ステップS607に進む。そして、ステップS607において、エンジン制御手段10は、エンジンが逆転時のスタータ駆動禁止領域に入っているか否かを判断し、エンジン逆転時のスタータ駆動禁止領域でないと判断した場合(ステップS607:NO)には、ステップS603に戻る。一方、エンジン逆転時のスタータ駆動禁止領域内であると判断した場合(ステップS607:YES)には、エンジン制御手段10は、次のステップS608に進む。
そして、ステップS608において、エンジン制御手段10は、スタータ駆動許可(禁止解除)タイミングになったか否かを判断する。ここで、エンジン制御手段10は、駆動が許可(禁止解除)されたと判断した場合(ステップS608:YES)には、ステップS604に進み、スタータを駆動してエンジンを始動し、エンジンが完爆する(ステップS605)とスタータを停止して(ステップS606)再始動制御を終了する。
一方、先のステップS608において、駆動が許可(禁止解除)されなかったと判断した場合(ステップS608:NO)には、エンジン制御手段10は、ステップS608に戻り、スタータ駆動が許可(禁止解除)されたか否かを判断する。
なお、上記は、ステップS601、S602により、所定のクランク位置の回転数が、所定の回転数以下となったか否かを判断する場合について説明したが、所定の回転数以下の領域において所定のクランク位置を検出したか否かを判断することも可能であり、同様の効果を得ることができる。
以上のように、実施の形態1によれば、エンジンの所定のクランク位置(例えば、各気筒のTDC位置)における回転数が、所定の回転数以下か否かを判断することによって、係るエンジン逆回転状態が発生する前に、スタータの駆動を禁止する制御を行っている。従って、スタータに過度な負荷が生ずることがなく、スタータの破損を未然に防ぐことが可能となる。さらに、スタータやエンジンリングギヤの伝達機構の破損を未然に防ぐことが可能となる。
また、スタータ駆動禁止期間中にエンジンを再始動する命令が発せられた場合には、エンジンのリングギヤとピニオンギヤとが噛合える状態であること(例えば、スタータ駆動禁止成立から所定時間経過した後であること)を判断することで、スタータの駆動禁止を解除して、エンジンを始動する制御を行う。従って、エンジンが完全に停止する前にスタータを駆動してエンジンを始動することができ、早期にエンジンを始動することが可能となる。
なお、上記は、エンジンのリングギヤとピニオンギヤとが噛合える状態であることを、スタータ駆動禁止成立から所定時間経過した後として判断する場合について説明したが、エンジンの回転数が所定の回転数以内となった場合として判断することも可能である。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、エンジン停止時のエンジン再始動制御において、エンジン回転数を所定の回転数と比較する処理を行う場合について説明した。これに対して、本実施の形態2では、エンジン停止時のエンジン再始動制御において、エンジン回転数を所定の回転数と比較する代わりに、エンジン回転数が所定の回転数範囲内にあるかを判断する処理を行う場合について説明する。
図7、図8は、本発明の実施の形態2で、エンジン停止過程におけるクランク位置とエンジン回転との関係を示すタイムチャートである。より具体的には、図7は、所定のクランク位置におけるエンジン回転数を表すポイントBが、所定の回転数範囲内に入った場合のタイムチャートを表している。これに対し、図8は、所定のクランク位置におけるエンジン回転数を表すポイントDが、所定の回転数範囲内に入らず、所定の回転数範囲の下限を下回った場合のタイムチャートを表している。
次に、図7、図8のように、所定の回転数に範囲を設けた場合の動作について、フローチャートを用いて詳細に説明する。図9は、本発明の実施の形態2におけるエンジン停止時のエンジン再始動制御を示すフローチャートである。具体的には、エンジン停止過程において、再始動要求が発生している場合の動作を示している。なお、図9中、ステップS601、S603〜S608は、先の実施の形態1における図6と同じ動作を表しており、動作の異なるステップS901、S902を中心に、以下に説明する。
ステップS901において、エンジン制御手段10は、所定のクランク位置でのエンジン回転数が、所定の回転数範囲内に入っているか否かを判断する。そして、エンジン制御手段10は、エンジン回転数が所定の回転数範囲内である(図7におけるポイントBに相当)と判断した場合(ステップS901:YES)には、ステップS603に進み、以降、先の図6と同じ動作を行う。
一方、ステップS901において、エンジン制御手段10は、エンジン回転数が所定の回転数範囲外であると判断した場合(ステップS901:NO)には、ステップS902に進み、エンジン回転数が所定の回転数範囲の下限を下回ったかを判断する。そして、エンジン制御手段10は、エンジン回転数が所定の回転数範囲の下限を下回っていないと判断した場合(ステップS902:NO)には、エンジン回転数が所定の回転数範囲の上限を上回っている(図7におけるポイントA、図8におけるポイントCに相当)と判断し、ステップS601に戻る。
一方、先のステップS902において、エンジン制御手段10は、エンジン回転数が所定の回転数範囲の下限を下回った(図8におけるポイントDに相当)と判断した場合(ステップS902:YES)には、ステップS603に進み、スタータの駆動可否を判断する。
図8に示したように、ポイントDを通過した後に、一旦、スタータ駆動許可範囲に入った場合は、このタイミング以降、いつでも再始動要求があれば、すぐにエンジンを始動する動作に入ることが可能となる。なお、このスタータの駆動許可判断は、クランク位置で判断してもよく、エンジンの回転数であってもよく、また、エンジン回転数が所定の回転数範囲の下限を下回った時点からの経過時間であっても同様の判断が可能となる。
先の実施の形態1で説明したように、所定のクランク位置でのエンジン回転数が所定の回転数以下であるか否かでエンジンの逆転を判断する場合には、エンジンが逆転することを考慮するため、禁止区間(図5におけるスタータ駆動禁止タイミングからスタータ駆動許可(禁止解除)タイミングの区間に相当)が発生する。
これに対して、本実施の形態2のように、エンジンの逆転を所定のクランク位置でのエンジン回転数が所定の回転数範囲内であるか否かでエンジンの逆転を判断することで、図8に示すように、所定のクランク位置でのエンジン回転数が所定の回転数範囲内の下限を下回った場合には、逆転を考慮しなくてもよくなり、より早期にエンジンを始動することが可能となる。
なお、上記は、ステップS601、S901、S902により、所定のクランク位置のエンジン回転数が所定の回転数範囲内となったか否か、そしてエンジン回転数が所定の回転数範囲内の下限を下回ったか否かを判断する場合について説明した。これに対して、所定の回転数範囲の領域において、所定のクランク位置を検出したか否かを判断し、そして、所定の回転数範囲内で所定のクランク位置が検出されず、所定の回転数範囲の下限を下回って所定のクランク位置を検出するか否か判断することも可能であり、同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施の形態2のエンジン始動装置におけるエンジン制御手段10は、所定のクランク位置の回転数によって、スタータの駆動可否の判断条件(スタータ駆動許可・禁止タイミング)を補正する第2の補正機能を有することができる。このような第2の補正機能を有することで、精度よくスタータの駆動可否を判断することが可能となる。
上述したように、エンジンの逆転の大きさは、所定のクランク位置のエンジン回転数が高ければ、エンジンの回転慣性が大きいため、逆転の回転数は大きくなり、反対に、所定のクランク位置のエンジン回転数が低ければ、逆転の回転数は小さくなる。
このため、この第2の補正機能は、所定のクランク位置の回転数が高い場合には、スタータの駆動可否の判断条件を以下のように補正することができる。すなわち、エンジン制御手段10内の第2の補正機能は、判断基準がクランク位置の場合には、エンジン回転数が高いことでエンジンの回転変化が大きいので、禁止タイミングは早めに補正し、許可タイミングは遅らせるように補正する。
また、エンジン制御手段10内の第2の補正機能は、経過時間を判断基準とする場合には、禁止タイミングは経過時間を短くするように補正し、許可タイミングは禁止タイミングからの経過時間が短くなるように補正する。
また、エンジン制御手段10内の第2の補正機能は、エンジン回転数を判断基準とする場合には、エンジン回転数が高いことでエンジン回転の変化が大きいので、禁止タイミングは回転数が高くなる方向に補正し、許可タイミングは回転数が低くなる方向に補正する。
反対に、所定のクランク位置の回転数が低い場合には、エンジン制御手段10内の第2の補正機能は、前記の補正とは逆の補正をすることとなる。このような第2の補正機能により、精度よくスタータの駆動禁止可否を補正することが可能となる。
なお、上記では、補正量を増減して補正を実施しているが、第2の補正機能は、この態様に限定されるものではない。所定のクランク位置の回転数に応じた補正後の値をマップ化しておき、あらかじめ記憶しておくなど、同等の態様すべてを含むものである。
以上のように、実施の形態2によれば、エンジンの所定のクランク位置(例えば、各気筒のTDC位置)における回転数が、所定の回転数範囲内か否かを判断することによって、係るエンジン逆回転状態が発生する前に、スタータの駆動を禁止する制御を行っている。従って、スタータに過度な負荷が生ずることがなく、スタータの破損を未然に防ぐことが可能となる。さらに、スタータやエンジンリングギヤの伝達機構の破損を未然に防ぐことが可能となる。
また、スタータ駆動禁止期間中にエンジンを再始動する命令が発せられた場合には、エンジンのリングギヤとピニオンギヤとが噛合える状態であること(例えば、スタータ駆動禁止成立から所定時間経過した後であること)を判断することで、スタータの駆動禁止を解除して、エンジンを始動する制御を行う。従って、エンジンが完全に停止する前にスタータを駆動してエンジンを始動することができ、早期にエンジンを始動することが可能となる。
さらに、所定のクランク位置でのエンジン回転数が、所定の回転数範囲内にはなく、所定の回転数範囲内の下限を下回ってしまっていた場合には、逆転を考慮しなくてもよくなり、より早期にエンジンを始動することが可能となる。
10 エンジン制御手段(ECU)、11 カム信号発生手段、13 クランク信号発生手段、21 回転体、21A 歯部、21B 歯部、22 ピックアップ、23A 歯部、23B 欠け歯部(1歯欠け部)、23C 欠け歯部(2歯欠け部)、24 ピックアップ。

Claims (25)

  1. エンジンのクランク軸の基準位置を示す情報を含むクランク信号を出力するクランク信号発生手段と、
    前記クランク信号発生手段から受信した前記クランク信号に基づいて前記基準位置を判断することで、前記クランク軸の所定のクランク位置を特定するとともに、エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させた後、エンジンの再始動条件が成立するとエンジンを始動させるエンジン制御手段と
    を備えたエンジン始動装置であって、
    前記エンジン制御手段は、エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させる過程において、特定した前記所定のクランク位置のエンジン回転数に基づいて、次の所定のクランク位置に到達する前にエンジンが逆転するか否かを推定し、逆転すると推定した後は、スタータ駆動禁止開始タイミングからスタータ駆動禁止解除タイミングまでで規定される禁止範囲、および前記禁止範囲外である許可範囲を設定し、エンジンの回転中に前記エンジンの再始動条件が成立した際には、前記禁止範囲内での再始動を禁止し、前記許可範囲での再始動を行う
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  2. 請求項1に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させる過程において、前記所定のクランク位置のエンジン回転数が、所定の回転数以下であると判断した場合には、次の所定のクランク位置に到達する前にエンジンが逆転すると判断する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  3. 請求項1に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させる過程において、エンジン回転数が所定の回転数以下になった状態で所定のクランク位置に到達したと判断した場合には、次の所定のクランク位置に到達する前にエンジンが逆転すると判断する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  4. 請求項1に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させる過程において、前記所定のクランク位置のエンジン回転数が、所定の回転数範囲内であると判断した場合には、次の所定のクランク位置に到達する前にエンジンが逆転すると判断する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  5. 請求項4に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させる過程において、前記所定のクランク位置の前記エンジン回転数が、前記所定の回転数範囲内に入らずに前記所定の回転数範囲の下限を下回った場合には、エンジンは逆転しない、もしくはエンジンが逆転したとしても前記許可範囲内での逆転であると判断する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  6. 請求項1に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させる過程において、前記エンジン回転数が所定の回転数範囲内になった状態で所定のクランク位置に到達したと判断した場合には、次の所定のクランク位置に到達する前にエンジンが逆転すると判断する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  7. 請求項6に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させる過程において、前記所定の回転数範囲内で前記所定のクランク位置が検出されず、前記所定の回転数範囲の下限を下回ったところで所定のクランク位置が検出された場合には、エンジンは逆転しない、もしくはエンジンが逆転したとしても前記許可範囲内での逆転であると判断する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンが逆転すると判断した際の前記所定のクランク位置におけるエンジン回転数に基づいて、逆転時の回転数の大きさを推定し、推定した前記逆転時の回転数の大きさに応じて前記許可範囲および前記禁止範囲を補正する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のエンジン始動装置において、
    前記所定のクランク位置は、TDC付近の位置である
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  10. 請求項2または3に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、前記所定の回転数を、車両ならびにエンジンの状態で補正する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンの回転数を、特定した前記クランク軸の位置の周期に基づいて算定する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  12. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンの回転数を、特定した前記クランク軸の位置の周期の変化率に基づいて算定する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  13. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンの回転数を、特定した前記クランク軸の位置の周期に基づいて算定する場合と、特定した前記クランク軸の位置の周期の変化率に基づいて算定する場合とを、前記クランク軸の位置に応じて切り替える
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  14. 請求項2ないし4、6、8ないし13のいずれか1項に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、前記所定のクランク位置に到達する前にエンジンが逆転すると判断した後に、所定のタイミングにおいて、再始動の可否を判断する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  15. 請求項14に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンのクランク位置が所定位置となったタイミングを前記所定のタイミングとして、前記再始動の可否を判断する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  16. 請求項14に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンが逆転すると判断した時点から所定の経過時間後のタイミングを前記所定のタイミングとして、前記再始動の可否を判断する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  17. 請求項14に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンの回転数があらかじめ決められた値以下に到達したタイミングを前記所定のタイミングとして、前記再始動の可否を判断する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  18. 請求項14に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンのクランク位置が所定位置となったタイミング、エンジンが逆転すると判断した時点から所定の経過時間後のタイミング、およびエンジンの回転数があらかじめ決められた値以下に到達したタイミングの組み合わせで判断する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  19. 請求項5または7に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、前記エンジンが逆転しない、もしくはエンジンが逆転したとしても前記許容範囲内での逆転であると判断した後に、所定のタイミングにおいて、再始動の可否を判断する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  20. 請求項19に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンのクランク位置が所定位置となったタイミングを前記所定のタイミングとして、前記再始動の可否を判断する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  21. 請求項19に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、前記エンジンが逆転しない、もしくはエンジンが逆転したとしても前記許容範囲内での逆転であると判断した時点から所定の経過時間後のタイミングを前記所定のタイミングとして、前記再始動の可否を判断する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  22. 請求項19に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンの回転数があらかじめ決められた値以下に到達したタイミングを前記所定のタイミングとして、前記再始動の可否を判断する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  23. 請求項14ないし22のいずれか1項に記載のエンジン始動装置において、
    前記エンジン制御手段は、エンジンが逆転すると判断した際、または前記エンジンが逆転しない、もしくはエンジンが逆転したとしても前記許容範囲内での逆転であると判定した際の、前記所定のクランク位置におけるエンジン回転数により、逆転時の回転数の大きさを推定し、推定した前記逆転時の回転数の大きさに応じて前記所定のタイミングを補正する
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  24. 請求項1ないし23のいずれか1項に記載のエンジン始動装置において、
    前記スタータは、始動時にピニオンを移動させてエンジンリングギヤに噛合わせスタータの回転力をエンジンに伝達することでエンジンを始動し、始動時以外はピニオンとエンジンリングギヤとの噛合いは外れているタイプのスタータである
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  25. エンジンのクランク軸の基準位置を示す情報を含むクランク信号を出力するクランク信号発生手段と、
    前記クランク信号発生手段から受信した前記クランク信号に基づいて前記基準位置を判断することで、前記クランク軸の所定のクランク位置を特定するとともに、エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させた後、エンジンの再始動条件が成立するとエンジンを始動させるエンジン制御手段と
    を備えたエンジン始動装置に適用されるエンジン始動方法であって、
    前記エンジン制御手段において、
    エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させる過程において、特定した前記所定のクランク位置のエンジン回転数に基づいて、次の所定のクランク位置に到達する前にエンジンが逆転するか否かを推定するステップと、
    前記推定するステップにより逆転すると推定された後は、スタータ駆動禁止開始タイミングからスタータ駆動禁止解除タイミングまでで規定される禁止範囲、および前記禁止範囲外である許可範囲を設定するステップと、
    エンジンへの停止条件が成立してエンジンを停止させる過程において、エンジンの回転中に前記エンジンの再始動条件が成立した際には、前記禁止範囲内での再始動を禁止し、前記許可範囲での再始動を行うステップと
    を備えることを特徴とするエンジン始動方法。
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