JP2013146132A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常状態の検出と電力変換の効率低下の抑制とを両立させる。
【解決手段】相巻線11u、11v、11wのうち、例えばU相巻線の相電圧が閾値A’未満である時間が、G1学習駆動時間の間にて規定期間Ta以上継続したとスイッチング素子駆動制御回路43が判定したときには、U相にて異常状態が生じていると判定する(S330、S340)。したがって、異常状態を検出することができる。また、相巻線11u、11v、11wのうち、例えばU相電圧がG1学習駆動時間の間において閾値A’未満であり、かつU相電圧が閾値A’未満である時間が規定期間Ta未満であるとスイッチング素子駆動制御回路43が判定したとき、正常状態であると判定して、U相巻線に対応する正極電極側スイッチング素子SW1のオンを継続させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、多相回転発電機から出力される交流電力を直流電力に変換する電力変換装置に関するものである。
従来、電力変換装置では、例えば、特許文献1に示すように、三相回転発電機の電機子巻線から出力される交流電力を直流電力に変換するものがある。
このものにおいて、バッテリの正極電極と負極電極との間で直列接続される上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子とが相毎に設けられ、相毎の上アームスイッチング素子および下アームスイッチング素子が正極電極および負極電極の間で並列に配置されている。上アームスイッチング素子に対して上アームダイオードが相毎に逆並列に配置され、下アームスイッチング素子に対して下アームダイオードが相毎に逆並列に配置されている。そして、上アームスイッチング素子と下アームスイッチング素子との間の共通接続端子が電機子巻線を構成する相巻線に相毎に接続されている。
ゲート制御部は、上アームダイオードの通電期間、および下アームダイオードの通電期間を相毎に記憶している。そして、上アームダイオードの通電期間よりも短い時間を上アームスイッチング素子のオン期間として設定する。下アームダイオードの通電期間よりも短い時間を下アームスイッチング素子のオン期間として設定する。
ゲート制御部は、上アームダイオードが通電状態になったことで、上アームスイッチング素子をオンして、その後上アームスイッチング素子のオン期間分の時間が経過すると、上アームスイッチング素子をオフする。下アームダイオードが通電状態になったことで、下アームスイッチング素子をオンして、その後下アームスイッチング素子のオン期間分の時間が経過すると、下アームスイッチング素子をオフする。このことにより、バッテリの負極電極から下アームスイッチング素子、電機子巻線、および上アームスイッチング素子を通してバッテリの正極電極に電流が流れる。これにより、電機子巻線から出力される交流電力を直流電力に変換してバッテリに与えることができる。
特開2010−110176号公報
上述の特許文献1では、上アームスイッチング素子のオン後、上アームスイッチング素子のオン期間分の時間が経過すると、上アームスイッチング素子をオフし、下アームスイッチング素子をオン後、下アームスイッチング素子のオン期間分の時間が経過すると、下アームスイッチング素子をオフすることが記載されているものの、上アームスイッチング素子がオンしているときに相電圧を検出することについて一切記載されていない。さらに、下アームスイッチング素子がオンしているときに相電圧を検出することについて一切記載されていない。
本発明は上記点に鑑みて、多相回転発電機から出力される交流電力を直流電力に電力変換する電力変換装置において、スイッチング素子がオンしているときに相電圧を検出することにより、異常状態の検出と電力変換の効率低下の抑制とを両立することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、複数の相巻線(11u、11v、11w)からなる電機子巻線(11)を備える多相回転発電機(10)から出力される交流電力を直流電力に変換する電力変換装置であって、
バッテリ(30)の正極電極と負極電極との間で直列接続される第1、第2のスイッチング素子(SW1〜SW6)が相毎に設けられ、前記相毎の第1、第2のスイッチング素子が前記正極電極および前記負極電極の間で並列に配置されている変換回路(21)と、
前記正極電極および前記負極電極のうちいずれか一方と前記相巻線との間の相電圧を前記相毎に検出する相電圧検出回路(42)と、
前記相電圧が第1閾値(A、A’)以上であると判定してから第1駆動期間の間にて、前記第1、第2のスイッチング素子のうち正極電極側スイッチング素子(SW1〜SW3)を前記相毎にオンさせる第1駆動手段(S320、S330、S340)と、
前記相電圧が前記第1閾値よりも小さい第2閾値(B、B’)未満であると判定してから第2駆動期間の間にて、前記第1、第2のスイッチング素子のうち負極電極側スイッチング素子(SW4〜SW6)を前記相毎にオンさせる第2駆動手段(S520、S530、S540)とを備え、
前記第1駆動手段が前記相毎の前記正極電極側スイッチング素子をオンさせて、かつ前記第2駆動手段が前記相毎の前記負極電極側スイッチング素子をオンさせることにより、前記負極電極から前記負極電極側スイッチング素子、前記電機子巻線、および前記正極電極側スイッチング素子を通して前記正極電極に電流が流れるようになっており、
前記相電圧検出回路の検出電圧に基づき、前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第1閾値未満である時間が前記第1駆動期間の間にて一定時間(Ta)以上継続したか否かを相毎に判定することにより、異常状態が生じているか否かを相毎に判定する第1判定手段(S400、S410)を備え、
前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第1駆動期間の間にて前記第1閾値未満になり、かつ前記ある相巻線の前記相電圧が前記第1閾値未満である時間が前記第1駆動期間の間にて一定時間(Ta)未満であると前記第1判定手段(S400、S410)が判定したとき、正常状態であるとして、前記ある相巻線に対応する前記正極電極側スイッチング素子のオンを前記第1駆動手段が継続させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1判定手段は、ある相巻線の相電圧が第1閾値未満である時間が第1駆動期間の間にて一定時間(Ta)以上継続したと判定することにより、ある相巻線に対応する相において異常状態が生じていると判定する。
これに加えて、ある相巻線の相電圧が第1駆動期間の間にて第1閾値未満になり、かつある相巻線の相電圧が第1閾値未満である時間が第1駆動期間の間にて一定時間(Ta)未満であると第1判定手段が判定したとき、正常状態であるとして、ある相巻線に対応する正極電極側スイッチング素子のオンを第1駆動手段が継続させる。このため、電力変換の効率低下の抑制することができる。
以上により、異常状態の検出と電力変換の効率低下の抑制とを両立することができる。
請求項2に記載の発明では、前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第1閾値未満である時間が前記第1駆動期間の間にて一定時間(Ta)以上継続したと前記第1判定手段が判定したときには、異常状態が生じているとして、前記ある相巻線に対応する前記正極電極側スイッチング素子をオフする第1駆動停止手段(S430)を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、前記ある相巻線の前記相電圧が前記第1閾値未満である時間が前記第1駆動期間の間にて一定時間以上継続したと前記第1判定手段(S400、S410)が判定したときには、前記ある相巻線に対応する相にて異常状態が生じている旨を電子制御装置に出力する第1通信手段(S420)を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、前記相電圧検出回路の検出電圧に基づいて、前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第2閾値(B、B’)以上である時間が前記第2駆動期間の間にて一定時間(Tb)以上継続したか否かを判定することにより、異常状態が生じているか否かを相毎に判定する第2判定手段(S600、S610)を備え、
前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第2駆動期間の間にて前記第2閾値(B、B’)以上になり、かつ前記ある相巻線の前記相電圧が前記第2閾値以上である時間が前記第2駆動期間の間にて一定時間(Tb)未満であると前記第2判定手段(S600、S610)が判定したとき、正常状態であるとして、前記ある相巻線に対応する前記負極電極側スイッチング素子のオンを前記第2駆動手段が継続させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、第2判定手段は、ある相巻線の相電圧が第2閾値(B、B’)以上である時間が第2駆動期間の間にて一定時間(Tb)以上継続したと判定することにより、ある相巻線に対応する相にて異常状態が生じていると判定する。
これに加えて、ある相巻線の相電圧が第2駆動期間の間にて第2閾値(B、B’)以上になり、かつある相巻線の相電圧が第2閾値以上である時間が第2駆動期間の間にて一定時間(Tb)未満であると第2判定手段(S600、S610)が判定したとき、正常状態であるとして、ある相巻線に対応する負極電極側スイッチング素子のオンを前記第2駆動手段が継続させる。このため、電力変換の効率低下の抑制することができる。
以上により、異常状態の検出と電力変換の効率低下の抑制とを両立することができる。
請求項5に記載の発明では、前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第2閾値(B、B’)以上である時間が前記第2駆動期間の間にて一定時間(Tb)以上継続したと前記第2判定手段(S600、S610)が判定したときには、異常状態が生じているとして、前記ある相巻線に対応する前記負極電極側スイッチング素子をオフする第2駆動停止手段(S630)を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第2閾値(B、B’)以上である時間が前記第2駆動期間の間にて一定時間(Tb)以上継続したと前記第2判定手段(S600、S610)が判定したときには、前記ある相巻線に対応する相にて異常状態が生じている旨を電子制御装置に出力する第2通信手段(S420)を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、前記相電圧検出回路の検出電圧に基づき、前記相電圧が前記第1閾値(A、A’)以上である時間が一定時間(Tn)以上継続したか否かを相毎に判定することにより、異常状態が生じているか否かを相毎に判定する第3判定手段(S370、S380)を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、前記複数の相巻線のうち、ある相巻線に対応する前記相電圧が前記第1閾値(A、A’)以上である時間が一定時間(Tn)以上継続したと前記第3判定手段(S370、S380)が判定したときには、前記ある相巻線に対応する相にて異常状態が生じている旨を電子制御装置に出力する第3通信手段(S420)を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明では、前記相電圧検出回路の検出電圧に基づき、前記相電圧が前記第2閾値(B、B’)未満である時間が一定時間(Tm)以上継続したか否かを相毎に判定することにより、異常状態であるか否かを相毎に判定する第5判定手段(S570、S580)を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明では、前記複数の相巻線のうち、ある相巻線に対応する前記相電圧が前記第2閾値(B、B’)未満である時間が一定時間(Tm)以上継続したと前記第5判定手段(S570、S580)が判定したときには、前記ある相巻線に対応する相にて異常状態が生じている旨を電子制御装置に出力する第4通信手段(S620)を備えることを特徴とする。
請求項11に記載の発明では、複数の相巻線(11u、11v、11w)からなる電機子巻線(11)を備える多相回転発電機(10)から出力される交流電力を直流電力に変換する電力変換装置であって、
バッテリ(30)の正極電極と負極電極との間で直列接続される第1、第2のスイッチング素子が相毎に設けられ、前記相毎の第1、第2のスイッチング素子が前記正極電極および前記負極電極の間で並列に配置されている変換回路(21)と、
前記正極電極および前記負極電極のうちいずれか一方と前記相巻線との間の相電圧を前記相毎に検出する相電圧検出回路(42)と、
前記相電圧が第1閾値(A、A’)以上であると判定してから第1駆動期間の間に、前記第1、第2スイッチング素子のうち正極電極側スイッチング素子(SW1〜SW3)を前記相毎にオンさせる第1駆動手段(S320、S330、S340)と、
前記相電圧が前記第1閾値よりも小さい第2閾値(B、B’)未満であると判定してから第2駆動期間の間に、前記第1、第2スイッチング素子のうち負極電極側スイッチング素子(SW4〜SW6)を前記相毎にオンさせる第2駆動手段(S520、S530、S540)とを備え、
前記第1駆動手段が前記相毎の正極電極側スイッチング素子をオンさせて、かつ、前記第2駆動手段が前記相毎の前記負極電極側スイッチング素子をオンさせることにより、前記負極電極から前記負極電極側スイッチング素子、前記電機子巻線、および前記正極電極側スイッチング素子を通して前記正極電極に電流が流れるようになっており、
前記相電圧検出回路の検出電圧に基づき、前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第2閾値(B、B’)以上である時間が前記第2駆動期間の間にて一定時間(Tb)以上継続したか否かを相毎に判定することにより、異常状態が生じているか否かを相毎に判定する第2判定手段(S600、S610)と、
前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第2駆動期間の間にて前記第2閾値以上になり、かつ前記ある相巻線の前記相電圧が前記第2閾値以上である時間が前記第2駆動期間の間にて一定時間未満であると前記第2判定手段(S600、S610)が判定したとき、正常状態であるとして、前記ある相巻線に対応する前記負極電極側スイッチング素子のオンを前記第2駆動手段が継続させることを特徴とする。
請求項11に記載の発明によれば、第2判定手段は、ある相巻線の相電圧が第2閾値(B、B’)以上である時間が第2駆動期間の間にて一定時間(Tb)以上継続したと判定することにより、ある相巻線に対応する相にて異常状態が生じていると判定する。
これに加えて、ある相巻線の相電圧が第2駆動期間の間にて第2閾値(B、B’)以上になり、かつある相巻線の相電圧が第2閾値以上である時間が第2駆動期間の間にて一定時間(Tb)未満であると第2判定手段(S600、S610)が判定したとき、正常状態であるとして、ある相巻線に対応する負極電極側スイッチング素子のオンを前記第2駆動手段が継続させる。このため、電力変換の効率低下の抑制することができる。
以上により、異常状態の検出と電力変換の効率低下の抑制とを両立することができる。
請求項12に記載の発明では、前記相電圧が第1閾値(A、A’)以上になる時間を前記相毎に測定する第1測定手段(S110、S120、S130)と、
前記第1測定時間により測定される時間よりも短い時間を前記第1駆動期間として前記相毎に設定する第1設定手段(S140)と、
前記相電圧が第2閾値(B、B’)未満になる時間を前記相毎に測定する第2測定手段(S210、S220、S230)と、
前記第2測定時間により測定される時間よりも短い時間を前記第2駆動期間として前記相毎に設定する第2設定手段(S240)と、を備えることを特徴とする。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態における車載用発電システムの全体構成を示す図である。 図1の制御回路の構成を示す図である。 図1における相電圧、駆動信号のタイミングチャートである。 図1におけるU相電圧、V相電圧、W相電圧、および各スイッチング素子の駆動信号のタイミングチャートである。 図2のスイッチング素子駆動制御回路の処理全体を示すフローチャートである。 図5の素子駆動学習時間処理の一部の詳細を示すフローチャートである。 図5の素子駆動学習時間処理の一部の詳細を示すフローチャートである。 図5の素子駆動処理の一部の詳細を示すフローチャートである。 図5の素子駆動処理の一部の詳細を示すフローチャートである。 図5の素子駆動処理の一部の詳細を示すフローチャートである。 図5の素子駆動処理の一部の詳細を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。
図1、図2に、本発明の電力変換装置が適用された車載用発電システム1の一実施形態を示す。図1は本実施形態の車載用発電システム1の回路構成を示す図である。
車載用発電システム1は、オルタネータ10および電力変換装置20を備える。オルタネータ10は、固定子巻線11および界磁巻線12を備える同期式三相回転発電機である。固定子巻線11は、U相巻線11u、V相巻線11v、およびW相巻線11wを備えて電機子巻線を構成する。U相巻線11u、V相巻線11v、およびW相巻線11wが固定子鉄心(図示せず)に巻装されて固定子を構成している。本実施形態のU相巻線11u、V相巻線11v、およびW相巻線11wは、スター結線されている。界磁巻線12は、固定子鉄心の内周側に対向配置された界磁極(図示せず)に巻装されて回転子を構成している。回転子は、車両の走行用エンジンの回転出力により回転する。
電力変換装置20は、変換回路21、制御回路22u、22v、22w、および調整回路23を備える。
変換回路21は、後述するように、固定子巻線11から発生する三相交流電力を直流電力に変換するもので、スイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4、SW5、SW6、およびダイオードD1、D2、D3、D4、D5、D6を備える。
スイッチング素子SW1、SW4は、U相巻線11uに対応するもので、正極母線21aと負極母線21bとの間に直列接続されている。正極母線21aには、バッテリ30の正極電極および負荷31の正極電極が接続されている。負極母線21bには、バッテリ30の負極電極および負荷31の負極電極が接続されている。
スイッチング素子SW2、SW5は、V相巻線11vに対応するもので、正極母線21aと負極母線21bとの間に直列接続されている。スイッチング素子SW3、SW6は、W相巻線11wに対応するもので、正極母線21aと負極母線21bとの間に直列接続されている。スイッチング素子SW1、SW4、スイッチング素子SW2、SW5、およびスイッチング素子SW3、SW6は、正極母線21aと負極母線21bとの間に並列に配置されている。
スイッチング素子SW1、SW4の間の共通接続端子24uは、U相巻線11uに接続されている。スイッチング素子SW2、SW5の間の共通接続端子24vは、V相巻線11vに接続されている。スイッチング素子SW3、SW6の間の共通接続端子24wは、W相巻線11wに接続されている。
本実施形態のスイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4、SW5、SW6としては、電界効果トランジスタ、或いは絶縁ゲートバイポーラトランジスタ等が用いられる。ダイオードD1、D2、D3、D4、D5、D6は、スイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4、SW5、SW6のうち対応する1つのスイッチング素子に対して逆並列に配置されている。
制御回路22uは、U相巻線11uに対応するもので、スイッチング素子SW1、SW4をスイッチングさせるとともに、U相電圧に応じて異常検出を行う。制御回路22vは、V相巻線11vに対応するもので、スイッチング素子SW2、SW5をスイッチングさせるとともに、V相電圧に応じて異常検出を行う。制御回路22wは、W相巻線11wに対応するもので、スイッチング素子SW3、SW6をスイッチングさせるとともに、W相電圧に応じて異常検出を行う。
本実施形態において、U相電圧とは、バッテリ30の負極電極の電位を基準とするU相巻線11uの出力電圧のことである。V相電圧とは、バッテリ30の負極電極の電位を基準とするV相巻線11vの出力電圧のことである。W相電圧とは、バッテリ30の負極電極の電位を基準とするW相巻線11wの出力電圧のことである。
制御回路22u、22v、22wは、それぞれ対応する相巻線が相違するだけで、それぞれの同一の電気回路に構成されている。そこで、制御回路22uを制御回路22u、22v、22wの代表例としてその回路構成について説明する。図2に本実施形態の制御回路22uの回路構成を示す。
制御回路22uは、ドライバ回路40、41、相電圧検出回路42、およびスイッチング素子駆動制御回路43から構成されている。ドライバ回路40は、スイッチング素子SW1をオン、オフさせるための駆動信号を出力端子G1からスイッチング素子SW1のゲート端子に出力する。ドライバ回路41は、スイッチング素子SW4をオン、オフさせるための駆動信号を出力端子G2からスイッチング素子SW4のゲート端子に出力する。
相電圧検出回路42は、入力端子Pを介して共通接続端子24uから与えられるU相電圧と第1閾値とを比較するためのヒステリシス付きのコンパレータとして機能する。
具体的には、相電圧検出回路42は、U相電圧が第1閾値以上であるか否かを判定する。第1閾値としては、ヒステリシスを持ってU相電圧の大小を判定するために、閾値A、A’が用いられている。閾値Aは閾値A’よりも高い値に設定されている。閾値Aは、バッテリ30の正極電極の電位よりも高い電位に対応する値である。閾値A’は、バッテリ30の正極電極の電位(図中B電位と記す)よりも低い電位に対応する値である。相電圧検出回路42は、U相電圧がA電圧よりも高くなると、出力信号SHのレベルをローレベルからハイレベルに変化させる一方、U相電圧がA’電圧よりも低くなると、出力信号SHのレベルをハイレベルからローレベルに変化させる(図3(a)、(b)参照)。図3(a)はU相電圧のタイミングチャート、図3(b)は相電圧検出回路42の出力信号SHのタイミングチャートである。
さらに、相電圧検出回路42は、入力端子Pを介して共通接続端子24uから与えられるU相電圧と第2閾値とを比較するためのヒステリシス付きのコンパレータとして機能する。
具体的には、相電圧検出回路42は、U相電圧が第2閾値未満であるか否かを判定する。第2閾値としては、ヒステリシスを持ってU相電圧の大小を判定するために、閾値B、B’が用いられる。閾値B、B’は、閾値A、A’よりも低い値に設定されている。閾値Bは閾値B’よりも低い値に設定されている。閾値Bは、バッテリ30の負極電極の電位(図中GND電位と記す)よりも低い電位に対応する値である(図3(a)参照)。閾値B’は、バッテリ30の負極電極の電位(図中GND電位と記す)よりも高い電位に対応する値である。相電圧検出回路42は、U相電圧が閾値Bよりも低くなると、出力信号SLのレベルをローレベルからハイレベルに変化させる一方、U相電圧が閾値B’よりも高くなると、出力信号SLのレベルをハイレベルからローレベルに変化させる。(図3(a)、(c)参照)。図3(c)は相電圧検出回路42の出力信号SLのタイミングチャートである。
なお、以下、U相電圧を検出する相電圧検出回路42をU相電圧検出回路42とし、V相電圧を検出する相電圧検出回路42をV相電圧検出回路42とし、W相電圧を検出する相電圧検出回路42をW相電圧検出回路42とする。
スイッチング素子駆動制御回路43は、相電圧検出回路42の出力信号SH、SLに応じてドライバ回路40、41をそれぞれ制御するとともに、異常状態の有無の自己診断を実施して診断結果をダイアグ出力として出力端子Dから電子制御装置に出力する。
なお、図1、図2中符号B2は正極母線21aを介してバッテリ30の正極電極に接続されている電源端子である。図1、図2中符号E2は、負極母線21bを介してバッテリ30の負極電極に接続されている電源端子である。
図1の調整回路23は、固定子巻線11から発生する三相交流電圧を制御するために、例えばW相巻線11wから入力端子Qを通して与えられるW相電圧に基づいて界磁巻線12に流す励磁電流を調整する。界磁巻線12は調整回路23の出力端子Fと電源端子E1との間に配置されている。
なお、図1中B1は、正極母線21aを介してバッテリ30の正極電極に接続されている電源端子である。図2中符号E1は、負極母線21bを介してバッテリ30の負極電極に接続されている電源端子である。
次に、本実施形態の車載用発電システム1の作動の概略について図4を参照して説明する。
図4(a)〜(m)はタイミングチャートである。(a)はU相電圧、V相電圧、W相電圧、(b)はU相電圧検出回路42の出力信号SH、(c)はU相電圧検出回路42の出力信号SL、(d)はスイッチング素子SW1の駆動信号(図中SW1駆動信号と記す)、(e)はスイッチング素子SW4の駆動信号(図中SW4駆動信号と記す)、(f)はV相電圧検出回路42の出力信号SH、(g)はV相電圧検出回路42の出力信号SL、(h)はスイッチング素子SW2の駆動信号(図中SW2駆動信号と記す)、(i)はスイッチング素子SW5の駆動信号(図中SW5駆動信号と記す)、(j)はW相電圧検出回路42の出力信号SH、(k)はW相電圧検出回路42の出力信号SL、(l)はスイッチング素子SW3の駆動信号(図中SW3駆動信号と記す)、(m)はスイッチング素子SW6の駆動信号(図中SW6駆動信号と記す)を示している。
まず、調整回路23は、界磁巻線12に界磁電流を流す。このことにより、界磁極が磁化される。このとき、回転子は、車両の走行用エンジンの回転出力により回転される。これにより、回転磁界が生じて、固定子巻線11が三相交流電圧(図4(a)参照)を発生する。
このとき、制御回路22uのスイッチング素子駆動制御回路43は、U相電圧検出回路42の出力信号SH、SLに基づいてドライバ回路40、41を制御する。これに伴い、ドライバ回路40が駆動信号をスイッチング素子SW1のゲート端子に出力し、かつドライバ回路41が駆動信号をスイッチング素子SW4のゲート端子に出力する(図4(d)、(e)参照)。このため、スイッチング素子SW1、SW4がそれぞれスイッチングする。
制御回路22vのスイッチング素子駆動制御回路43は、V相電圧検出回路42の出力信号SH、SLに基づいてドライバ回路40、41を制御する。これに伴い、ドライバ回路40が駆動信号をスイッチング素子SW2のゲート端子に出力し、かつドライバ回路41が駆動信号をスイッチング素子SW5のゲート端子に出力する(図4(h)、(i)参照)。このため、スイッチング素子SW2、SW5がそれぞれスイッチングする。
制御回路22wのスイッチング素子駆動制御回路43は、W相電圧検出回路42の出力信号SH、SLに基づいてドライバ回路40、41を制御する。これに伴い、ドライバ回路40が駆動信号をスイッチング素子SW3のゲート端子に出力し、かつドライバ回路41が駆動信号をスイッチング素子SW6のゲート端子に出力する(図4(l)、(m)参照)。このため、スイッチング素子SW3、SW6がそれぞれスイッチングする。
このとき、バッテリ30の正極電極側のスイッチング素子SW1、SW2、SW3のうちいずれか1つのスイッチング素子のオン期間と、バッテリ30の負極電極側のスイッチング素子SW4、SW5、SW6のうちいずれか1つのスイッチング素子のオン期間とが重なる。
例えば、図4に示すように、負極母線21b側のスイッチング素子SW4のオン期間と正極母線21a側のスイッチング素子SW3のオン期間とが重なる。このとき、バッテリ30の負極電極から負極母線21b、スイッチング素子SW4、固定子巻線11のU相巻線11u、W相巻線11w、スイッチング素子SW3、および正極母線21aを通してバッテリ30の正極電極に電流が流れる。これにより、固定子巻線11から発生する三相交流電力が直流電力に変換されてバッテリ30に供給されることになる。
次に、本実施形態の制御回路22u、22v、22wの作動の詳細について説明する。
制御回路22u、22v、22wは、制御対象がそれぞれ相違するだけで、同一の作動を行う。そこで、制御回路22uを制御回路22u、22v、22wのうちの代表として、この制御回路22uの作動の詳細について説明する。
図5は、制御回路22uのスイッチング素子駆動制御回路43の制御処理の全体を示すフローチャートである。スイッチング素子駆動制御回路43は、イグニッションスイッチがオンされると、制御処理の実行を開始する。
まず、ステップS10において、スイッチング素子SW1、SW4の駆動期間(すなわち、オン期間)を学習する。次に、この学習した駆動期間に基づいて
スイッチング素子SW1、SW4をスイッチングさせるとともに、故障・誤作動などの異常状態の自己診断を実施する。このとき、異常状態を検出したときには、異常状態を検出した旨をダイアグ出力として電子制御装置に出力する(ステップS11)。
ここで、異常状態を検出した旨をダイアグ出力として出力していないときには、ステップS12においてNOと判定して、ステップS11に戻る。このため、ステップS11において、自己診断で異常状態を検出しない限り、ステップS11における素子駆動・自己診断処理、およびステップS12のダイアグ出力判定のNO判定を繰り返す。
その後、ステップS11で異常状態を検出した旨をダイアグ出力としたときには、ステップS12においてYESとして、制御処理の実行を終了する。
次に、(1)素子駆動時間学習処理(ステップS10)、(2)素子駆動処理(ステップS11)の詳細について説明する。
(1)素子駆動時間学習処理(ステップS10)について、
素子駆動時間学習処理は、G1駆動時間学習処理とG2駆動時間学習処理とから構成されている。G1駆動時間学習処理は、スイッチングSW1、SW4のうち正極母線21a側のスイッチングSW1がオンしている駆動時間を学習する処理である。G2駆動時間学習処理はスイッチングSW1、SW4のうち負極母線21b側のスイッチングSW4がオンしている駆動時間を学習する処理である。
スイッチング素子駆動制御回路43は、G1駆動時間学習処理とG2駆動時間学習処理とを並列的に実行する。
まず、G1駆動時間学習処理について図6を参照して説明する。図6はG1駆動時間学習処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS100において、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがハイレベルであるか否かを判定することにより、U相電圧が閾値Aよりも高いか否かを判定する。
U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがローレベルであるときには、U相電圧が閾値A’よりも低いとして、NOと判定して、ステップS100の判定を再び行う。このため、U相電圧が閾値A’より低い状態が継続すると、ステップS100のNO判定を繰り返すことになる。
その後、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがローレベルからハイレベルに変化すると、U相電圧が閾値Aより高いとして、ステップS100でYESと判定する。
次に、ステップS110において、カウンタKAをリセットする。カウンタKAは、U相電圧が閾値Aよりも高くなったタイミングから閾値A’よりも低くなるタイミングまでの期間をカウントするためのカウンタである。その後、ステップS120において、カウンタKAのカウント値をアップさせる。すなわち、カウンタKAのカウント値をインクリメントする。
次に、ステップS130において、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがローレベルであるか否かを判定することにより、U相電圧が閾値A’よりも低いか否かを判定する。
このとき、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがハイレベルであるときにはU相電圧が閾値Aよりも高いとして、ステップS130においてNOと判定して、ステップS120に戻る。このため、U相電圧が閾値Aよりも高い状態が継続すると、ステップS120のカウントアップ処理およびステップS130のNO判定処理を繰り返す。
その後、U相電圧が閾値A’よりも低くなると、ステップS130において、YESと判定する。このことにより、カウンタKAにおいて、U相電圧が閾値Aよりも高くなったタイミングからU相電圧が閾値A’よりも低くなるタイミングまでの期間をカウントすることができる。
次に、ステップS140において、カウンタKAのカウント値から所定値を引いた期間を、スイッチング素子SW1の学習駆動時間(以下、G1学習駆動時間という)として決定する。
G1学習駆動時間は、第1駆動期間に対応するもので、スイッチング素子SW1をオンさせる期間である。G1学習駆動時間として、カウンタKAのカウント値よりも短い時間が設定される理由は、誤作動等によりスイッチング素子SW1、SW4が同時にオンすることを避けるためである。
次に、G2駆動時間学習処理について図7を参照して説明する。図7はG2駆動時間学習処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS200において、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがハイレベルであるか否かを判定することにより、U相電圧が閾値Bよりも低いか否かを判定する。
U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがローレベルであるときには、U相電圧が閾値B’よりも高いとして、NOと判定して、ステップS200の判定を再び行う。このため、U相電圧が閾値B’より高い状態が継続すると、ステップS200のNO判定を繰り返すことになる。
その後、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがローレベルからハイレベルに変化すると、U相電圧が閾値Bより低くなったとして、ステップS200でYESと判定する。
次に、ステップS210において、カウンタKBをリセットする。カウンタKBは、U相電圧が閾値Bよりも低くなったタイミングから閾値B’よりも高くなるタイミングまでの期間をカウントするためのカウンタである。その後、ステップS220において、カウンタKBのカウント値をアップさせる。すなわち、カウンタKBのカウント値をインクリメントする。
次に、ステップS230において、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがローレベルであるか否かを判定することにより、U相電圧が閾値B’よりも高いか否かを判定する。
このとき、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがハイレベルであるときにはU相電圧が閾値Bよりも低いとして、ステップS230においてNOと判定して、ステップS220に戻る。このため、U相電圧が閾値Bよりも低い状態が継続すると、ステップS220のカウントアップ処理およびステップS230のNO判定処理を繰り返す。
その後、U相電圧が閾値B’よりも高くなると、ステップS230において、YESと判定する。このことにより、カウンタKBにおいて、U相電圧が閾値Bよりも低くなったタイミングからU相電圧が閾値B’よりも高くなるタイミングまでの期間をカウントすることができる。
次に、ステップS240において、カウンタKBのカウント値から所定値を引いた期間を、スイッチング素子SW4の学習駆動時間(以下、G2学習駆動時間という)として決定する。
G2学習駆動時間は、第2駆動期間に対応するもので、スイッチング素子SW4をオンさせる期間である。G2学習駆動時間として、カウンタKBのカウント値よりも短い時間が設定される理由は、誤作動等によりスイッチング素子SW1、SW4が同時にオンすることを避けるためである。
(2)素子駆動処理(ステップS11)について
素子駆動処理は、G1駆動処理およびG2駆動処理から構成されるものである。
G1駆動処理は、スイッチング素子SW1をスイッチングさせるとともに、故障・誤作動等の異常状態を検出するための処理である。G2駆動処理は、スイッチング素子SW4をスイッチングさせるとともに、故障、誤作動等の異常状態を検出するための処理である。
(2−1)
まず、G1駆動処理について説明する。図8、図9はスイッチング素子駆動制御回路43によるG1駆動処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS300において、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがハイレベルであるか否かを判定することにより、U相電圧が閾値Aよりも高いか否かを判定する。
U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがローレベルであるときには、U相電圧が閾値A’よりも低いとして、NOと判定して、ステップS300の判定を再び行う。このため、U相電圧が閾値A’より低い状態が継続すると、ステップS300のNO判定を繰り返すことになる。
その後、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがローレベルからハイレベルに変化すると、U相電圧が閾値Aより高いとして、ステップS300でYESと判定する。
次に、ステップS310において、駆動時間カウンタTAによる時間のカウントを開始させる。駆動時間カウンタTAは、スイッチング素子SW1がオンしている期間(以下、スイッチング素子SW1のオン期間という)をカウントするカウンタである。
次に、ステップS320において、ドライバ回路40によってスイッチング素子SW1をオンさせる。
このとき、負極母線21b側のスイッチング素子SW5、SW6のうちいずれか一方のスイッチング素子として例えばスイッチング素子SW5がオンすると、
バッテリ30の負極電極から、負極母線21b、スイッチング素子SW5、固定子巻線11のV相巻線11v、U相巻線11u、スイッチング素子SW1、および正極母線21aを介して正極電極に電流が流れる。このことにより、オルタネータ10の固定子巻線11から発生する交流電力を直流電力に変換してバッテリ30に供給することになる。
次に、ステップS330において、スイッチング素子SW1がオンしている期間において、U相電圧検出回路42の出力信号SHに応じて、故障・誤動作等の異常状態が生じているか否かを判定する。
具体的には、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがローレベルであるか否かを判定することにより、U相電圧が閾値A’よりも低いか否かを判定する。
このとき、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがハイレベルであるときには、U相電圧が閾値Aよりも高いとしてステップS330においてNOと判定する。このことにより、U相電圧検出回路42の出力信号SHに基づいて正常であると判定することになる。
次に、ステップS340において、駆動時間カウンタTAのカウント値は、G1学習駆動時間に比べて大きいか否かを判定することにより、スイッチング素子SW1のオン期間がG1学習駆動時間に比べて長いか否かを判定する。
ここで、駆動時間カウンタTAのカウント値がG1学習駆動時間に比べて小さいときには、スイッチング素子SW1のオン期間がG1学習駆動時間に比べて短いとして、ステップS340でNOと判定する。
これに伴い、ステップS330に戻り、U相電圧が閾値A’よりも低いか否かを判定する。このとき、U相電圧が閾値Aよりも高いときにはステップS330においてNOと判定する。その後、ステップS340において、スイッチング素子SW1のオン期間がG1学習駆動時間に比べて短いときには、NOと判定する。このため、U相電圧が閾値Aよりも高く、かつスイッチング素子SW1のオン期間がG1学習駆動時間に比べて短い状態が継続すると、ステップS330のNO判定とステップS340のNO判定とを繰り返す。
その後、スイッチング素子SW1のオン期間がG1学習駆動時間に比べて長くなると、ステップS340でYESと判定する。これに伴い、ステップS350に進んで、ドライバ回路40によってスイッチング素子SW1をオフする。
ここで、スイッチング素子SW1をオフにしているにも関わらず、故障・誤作動等により、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがハイレベルを維持する場合がある。
そこで、次の図9のステップS360〜S380では、スイッチング素子SW1の駆動停止後にて故障・誤作動等の異常状態が生じているか否かを判定する。
具体的には、ステップS360に進んで、停止カウンタSaのカウントを開始する。停止カウンタSaは、スイッチング素子SW1がオフしている期間をカウントするカウンタである。
次に、ステップS370において、スイッチング素子SW1がオフしている期間において、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがローレベルであるか否かを判定することにより、U相電圧が閾値A’よりも低いか否かを判定する。
ここで、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがローレベルであるときには、U相電圧が閾値A’よりも低いとしてYESと判定する。このことにより、U相電圧検出回路42の出力信号SHに基づいてU相にて正常であると判定することになる。その後、G1駆動処理の実行を終了する。
このように、図8のステップS330でNOと判定し、かつ図9のステップS370でYESと判定した場合には、U相電圧検出回路42の出力信号SHに基づいて、U相にて正常であると判定することになる。
さらに、図9のステップS360にて停止カウンタSaのカウントを開始した後のステップS370において、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがハイレベルであるときには、U相電圧が閾値Aよりも高いとしてNOと判定する。
これに伴い、ステップS380において、停止カウンタSAのカウント値が規定値よりも小さいか否かを判定することにより、U相電圧が閾値Aよりも高い期間が規定時間Tnよりも長いか否かを判定する。
ここで、停止カウンタSBのカウント値が規定値よりも小さいときには、U相電圧が閾値Aよりも高い期間が規定時間Tnよりも短いとしてステップS380でNOと判定する。
このため、スイッチング素子SW1がオフしているにも関わらず、U相電圧が閾値Aよりも高く、かつ停止カウンタSAのカウント値が規定値よりも小さい状態が継続すると、ステップS370のNO判定、およびステップS380のNO判定を繰り返す。
その後、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがハイレベルである状態が規定時間Tn以上継続すると、ステップS380でYESと判定する。すなわち、スイッチング素子SW1をオフしても、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがハイレベルである状態が規定時間Tn以上継続すると、U相にて異常状態が生じていると判定することになる。
異常状態の原因としては、(a)U相電圧が閾値A’よりも低いときにU相電圧検出回路42の誤作動でU相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルが規定時間Tn以上継続してハイレベルになる。(b)U相巻線11uが天絡する。(c)スイッチング素子SW1が誤作動・故障により共通接続端子24uおよび正極母線21aの間を短絡している状態が考えられる。
次いで、ステップS420において、U相で異常状態が生じていると判定した旨をダイアグ出力として出力端子Dから電子制御装置(図示省略)に出力する。その後、ステップS430にてスイッチング素子SW1の駆動をオフして、G1駆動処理の実行を終了する。
また、上述したステップS380において、U相電圧が閾値Aよりも高い期間が規定時間Tnよりも短いとしてNOと判定した後のステップS370で、U相電圧が閾値A’よりも低くなると、YESと判定する。すなわち、電磁波ノイズ等によりU相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルが一時的にハイレベルになったものの、その後、ローレベルになった場合には、正常状態であるとして、ステップS370でYESと判定して、G1駆動処理の実行を終了することになる。
また、図8のステップS330において、スイッチング素子SW1がオンしている期間にて、U相電圧が閾値A’よりも低くなるとYESと判定する。これに伴い、図9のステップS390に進んで、L時間カウンタLAによる時間のカウントを開始させる。L時間カウンタLAは、スイッチング素子SW1のオン期間中に、U相電圧が閾値A’よりも低い期間をカウントするカウンタである。
次に、ステップS400において、L時間カウンタLAのカウント値が規定値よりも小さいか否かを判定することにより、U相電圧が閾値A’よりも低い期間が規定時間Taよりも短いか否かを判定する。
ここで、L時間カウンタLAのカウント値が規定値よりも小さいときには、U相電圧が閾値A’よりも低い期間が規定時間Taよりも短いとして、ステップS400においてYESと判定する。
次に、ステップS410において、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがハイレベルであるか否かを判定することにより、U相電圧が閾値Aよりも高いか否かを判定する。
ここで、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがローレベルであるときには、U相電圧が閾値A’よりも低いとしてNOと判定して、ステップS400に戻る。
その後、U相電圧が閾値A’よりも低い状態が規定期間Ta以上継続すると、L時間カウンタLAのカウント値が規定値よりも大きいとしてステップS400においてNO判定する。このことにより、U相にて異常状態が生じていると判定することになる。
異常状態の原因として、(a)U相電圧が閾値Aよりも高いときにU相電圧検出回路42の誤作動でU相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルが規定期間Ta以上継続してローレベルになる。(b)U相巻線11uが地絡する。(c)スイッチング素子SW4が誤作動・故障により共通接続端子24uおよび負極母線21bの間を短絡している状態が考えられる。
本実施形態では、規定時間Taとしては、スイッチング素子SW4が共通接続端子24uおよび負極母線21bの間を短絡した状態が規定時間Taに亘って継続してもスイッチング素子SW4が壊れない程度の時間が設定されている。
次に、ステップS420において、U相にて異常状態が生じていると判定した旨をダイアグ出力として出力端子Dから電子制御装置(図示省略)に出力する。その後、ステップS430にてスイッチング素子SW1の駆動を停止して、G1駆動処理の実行を終了する。
また、上述のステップS410において、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルがハイレベルになったときには、U相電圧が閾値Aよりも高いとして、YESと判定する。すなわち、U相電圧検出回路42の出力信号SHの信号レベルが電磁波ノイズ等により一時的にローレベルになっても、その後ハイレベルになったときには、正常状態になったと判定することになる。その後、図8のステップS340に戻る。
このことにより、スイッチング素子SW1がオンしている期間にて、U相電圧検出回路42の誤作動等によりU相電圧が閾値A’よりも低くなったと判定しても、その後、U相電圧が閾値Aよりも高くなったと判定すると、正常状態であるとして、その後、ステップS340でYESと判定するまで、スイッチング素子SW1のオンを継続することになる。
(2−2)
まず、G2駆動処理について説明する。図10、図11はスイッチング素子駆動制御回路43によるG2駆動処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS500において、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがハイレベルであるか否かを判定することにより、U相電圧が閾値Bよりも低いか否かを判定する。
U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがローレベルであるときには、U相電圧が閾値B’よりも高いとして、NOと判定して、ステップS500の判定を再び行う。このため、U相電圧が閾値B’より高い状態が継続すると、ステップS500のNO判定を繰り返すことになる。
その後、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがローレベルからハイレベルに変化すると、U相電圧が閾値Bより低いとして、ステップS500でYESと判定する。
次に、ステップS510において、駆動時間カウンタTBによる時間のカウントを開始させる。駆動時間カウンタTBは、スイッチング素子SW4がオンしている期間(以下、スイッチング素子SW4のオン期間という)をカウントするカウンタである。
次に、ステップS520において、ドライバ回路41によってスイッチング素子SW4をオンさせる。
このとき、正極母線21a側のスイッチング素子SW2、SW3のうちいずれか一方のスイッチング素子として例えばスイッチング素子SW2がオンすると、
バッテリ30の負極電極から、負極母線21b、スイッチング素子SW4、固定子巻線11のU相巻線11u、V相巻線11v、スイッチング素子SW2、正極母線21aを介して正極電極に電流が流れる。このことにより、オルタネータ10の固定子巻線11から発生する交流電力を直流電力に変換してバッテリ30に供給することになる。
次に、ステップS530において、スイッチング素子SW4がオンしている期間において、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがローレベルであるか否かを判定することにより、U相電圧が閾値B’よりも高いか否かを判定する。
このとき、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがハイレベルであるときには、U相電圧が閾値Bよりも低いとしてステップS530においてNOと判定する。このことにより、U相電圧検出回路42の出力信号SLに基づいて正常であると判定することになる。
次に、ステップS540において、駆動時間カウンタTBのカウント値は、G2学習駆動時間に比べて大きい否かを判定することにより、スイッチング素子SW4のオン期間がG2学習駆動時間に比べて長いか否かを判定する。
ここで、駆動時間カウンタTBのカウント値がG2学習駆動時間に比べて小さいときには、スイッチング素子SW4のオン期間がG2学習駆動時間に比べて短いとして、ステップS540でNOと判定する。
これに伴い、ステップS530に戻り、U相電圧が閾値B’よりも高いか否かを判定する。このとき、U相電圧が閾値Bよりも低いときにはステップS530においてNOと判定する。その後、ステップS540において、スイッチング素子SW4のオン期間がG2学習駆動時間に比べて短いときには、NOと判定する。このため、U相電圧が閾値Bよりも低く、かつスイッチング素子SW4のオン期間がG2学習駆動時間に比べて短い状態が継続すると、ステップS530のNO判定とステップS540のNO判定とを繰り返す。
その後、スイッチング素子SW4のオン期間がG2学習駆動時間に比べて長くなると、ステップS540でYESと判定する。これに伴い、ステップS550に進んで、ドライバ回路41によってスイッチング素子SW4をオフする。
ここで、スイッチング素子SW4をオフにしているにも関わらず、故障・誤作動等により、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがハイレベルを維持する場合がある。
そこで、次の図11のステップS560〜S580では、スイッチング素子SW4の駆動停止後にて故障・誤作動等の異常状態が生じているか否かを判定する。
具体的には、ステップS560に進んで、停止カウンタSBのカウントを開始する。停止カウンタSBは、スイッチング素子SW4がオフしている期間をカウントするカウンタである。
次に、ステップS570において、スイッチング素子SW4がオフしている期間にて、故障・誤動作等の異常状態が生じているか否かについてU相電圧検出回路42の出力信号SLに応じて判定する。
具体的には、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがローレベルであるか否かを判定することにより、U相電圧が閾値B’よりも高いか否かを判定する。
ここで、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがローレベルであるときには、U相電圧が閾値B’よりも高いとしてYESと判定する。このことにより、U相電圧検出回路42の出力信号SLに基づいてU相にて正常であると判定することになる。その後、G2駆動処理の実行を終了する。
このように、図10のステップS530でNOと判定し、かつ図11のステップS570でYESと判定すると、U相電圧検出回路42の出力信号SLに基づいてU相にて正常であると判定することになる。
さらに、上述のステップS570において、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがハイレベルであるときには、U相電圧が閾値Bよりも低いとしてNOと判定する。
これに伴い、ステップS580において、停止カウンタSBのカウント値が規定値よりも長いか否かを判定することにより、U相電圧が閾値Bよりも低い期間が規定時間Tmよりも長いか否かを判定する。
ここで、停止カウンタSBのカウント値が規定値よりも小さいときには、U相電圧が閾値Bよりも低い期間が規定時間Tmよりも短いとしてステップS580でNOと判定する。
このため、スイッチング素子SW4がオフしているにも関わらず、U相電圧が閾値Bよりも低く、かつ停止カウンタSBのカウント値が規定時間Tmよりも短い状態が継続すると、ステップS570のNO判定、およびステップS580のNO判定を繰り返す。その後、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがハイレベルである状態が規定時間Tm以上継続すると、ステップS580でYESと判定する。すなわち、スイッチング素子SW4をオフしても、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがハイレベルである状態が規定時間Tm以上継続すると、U相にて異常状態が生じていると判定することになる。
異常状態の原因としては、(a)U相電圧が閾値B’よりも高いときにU相電圧検出回路42の誤作動でU相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルが規定時間Tm以上継続してハイレベルになる。(b)U相巻線11uが地絡する。(c)スイッチング素子SW4が誤作動・故障により共通接続端子24uおよび負極母線21bの間を短絡している状態が考えられる。
次いで、ステップS620で、U相において異常状態が生じていると判定した旨をダイアグ出力として出力端子Dから電子制御装置(図示省略)に出力する。その後、ステップS630にてスイッチング素子SW4の駆動を停止する。すなわち、スイッチング素子SW4をオフして、G2駆動処理の実行を終了する。
また、ステップS580において、U相電圧が閾値Bよりも低い期間が規定時間Tmよりも短いとしてNOと判定した後のステップS570で、U相電圧が閾値B’よりも高くなると、YESと判定する。
すなわち、電磁波ノイズ等によりU相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルが一時的にハイレベルになったものの、その後、ローレベルになった場合には、正常状態であるとして、ステップS570でYESと判定して、G2駆動処理の実行を終了することになる。
また、図10のステップS530において、スイッチング素子SW4がオンしている期間にて、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがローレベルであるときには、U相電圧が閾値B’よりも高いとしてYESと判定する。これに伴い、図11のステップS590に進んで、L時間カウンタLBによる時間のカウントを開始させる。L時間カウンタLBは、スイッチング素子SW4のオン期間中に、U相電圧が閾値B’よりも高い期間をカウントするカウンタである。
次に、ステップS600において、L時間カウンタLBのカウント値が規定値よりも小さいか否かを判定することにより、U相電圧が閾値B’よりも高い期間が規定時間Tbよりも短いか否かを判定する。
ここで、L時間カウンタLBのカウント値が規定値よりも小さいときには、U相電圧が閾値B’よりも高い期間が規定時間Tbよりも短いとして、ステップS600においてYESと判定する。
次に、ステップS610において、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがハイレベルであるか否かを判定することにより、U相電圧が閾値Bよりも低いか否かを判定する。
ここで、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがローレベルであるときには、U相電圧が閾値B’よりも高いとしてNOと判定して、ステップS600に戻る。
その後、U相電圧が閾値B’よりも高い状態が規定期間Tb以上継続すると、L時間カウンタLBのカウント値が規定値よりも大きいとしてステップS600においてNO判定する。このことにより、U相において異常状態が生じていると判定することになる。
異常状態の原因として、(a)U相電圧が閾値Bよりも低いときにU相電圧検出回路42の誤作動でU相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルが規定時間Tb以上継続してローレベルになる。(b)U相巻線11uが天絡する。(c)スイッチング素子SW1が誤作動・故障により共通接続端子24uおよび正極母線21aの間を短絡している状態が考えられる。
本実施形態では、規定時間Tbとしては、スイッチング素子SW1が共通接続端子24uおよび正極母線21aの間を短絡した状態を規定時間Tbに亘って継続してもスイッチング素子SW1が壊れない程度の時間が設定されている。
次に、ステップS620において、異常状態が生じていると判定した旨をダイアグ出力として出力端子Dから電子制御装置(図示省略)に出力する。その後、ステップS630にてスイッチング素子SW4の駆動を停止する。すなわち、スイッチング素子SW4をオフする。
また、上述のステップS610において、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルがハイレベルになったときには、U相電圧が閾値Bよりも低いとして、YESと判定する。すなわち、U相電圧検出回路42の出力信号SLの信号レベルが電磁波ノイズ等により一時的にローレベルになっても、その後ハイレベルになったときには、正常状態になったと判定することになる。その後、図10のステップS540に戻る。
このことにより、スイッチング素子SW4がオンしている期間にて、U相電圧検出回路42の誤作動等によりU相電圧が閾値B’よりも高くなったと判定しても、その後、U相電圧が閾値Bよりも低くなったと判定すると、その後、ステップS540でYESと判定するまで、スイッチング素子SW4のオンを継続することになる。
以上説明した本実施形態によれば、U相電圧検出回路42、V相電圧検出回路42、およびW相電圧検出回路42のうち、ある相の相電圧検出回路42の出力信号SHがG1学習駆動時間の間にて規定期間Ta以上継続してローレベルになったときには、スイッチング素子駆動制御回路43は、ある相の相電圧がG1学習駆動時間の間にて規定期間Ta以上継続して閾値A’未満になったとして、ある相において異常状態が生じていると判定する。したがって、G1学習駆動時間の間において、電圧検出回路42の出力信号SHを相毎に検出することにより、異常状態の検出することができる。
これに加えて、U相電圧検出回路42、V相電圧検出回路42、およびW相電圧検出回路42のうち、ある相の相電圧検出回路42の出力信号SLがG2学習駆動時間の間にて規定期間Tb以上継続してローレベルになったときには、スイッチング素子駆動制御回路43は、ある相の相電圧がG2学習駆動時間の間にて規定期間Tb以上継続して閾値B’よりも大きくなったとして、ある相において異常状態が生じていると判定する。したがって、G2学習駆動時間の間において、電圧検出回路42の出力信号SLを相毎に検出することにより、異常状態を相毎に検出することができる。
以上により、スイッチング素子SW1〜SW6のいずれかのスイッチング素子がオンしているときに、電圧検出回路42の出力信号SH、SLを相毎に検出することにより、異常状態を相毎に検出することができる。
本実施形態では、G1学習駆動時間の終了後にて、ある相の相電圧検出回路42の出力信号SHがハイレベルである期間が規定時間Tm以上であるときには、スイッチング素子駆動制御回路43は、G1学習駆動時間の終了後にも関わらず、ある相の相電圧検出回路42の出力信号SHが継続してハイレベルを維持しているとして、ある相において異常状態が生じていると判定する。
これに加えて、G2学習駆動時間の終了後にて、ある相の相電圧検出回路42の出力信号SLがハイレベルである期間が規定時間Tn以上であるときには、スイッチング素子駆動制御回路43は、G2学習駆動時間の終了後にも関わらず、ある相の相電圧検出回路42の出力信号SLが継続してハイレベルを維持しているとして、ある相において異常状態は生じていると判定する。
以上により、スイッチング素子SW1〜SW6のいずれかのスイッチング素子の駆動終了後に、電圧検出回路42の出力信号SH、SLを相毎に検出することにより、異常状態を相毎に検出することができる。したがって、スイッチング素子SW1〜SW6の異常を早期に検出することができるので、スイッチング素子SW1〜SW6のうち正極母線21a側スイッチング素子と負極母線21b側スイッチング素子とが同時にオンすることを回避することが可能になる。
本実施形態では、U相電圧検出回路42、V相電圧検出回路42、およびW相電圧検出回路42のうち、ある相の相電圧検出回路42の出力信号SHがG1学習駆動時間の間にてローレベルになり、かつある相の相電圧検出回路42の出力信号SHがローレベルである期間がG1学習駆動時間の間にて規定期間Ta未満であるときには、スイッチング素子駆動制御回路43は、ある相の相電圧がG1学習駆動時間の間にて閾値A’未満になり、かつある相の相電圧が閾値A’未満である期間がG1学習駆動時間の間にて規定期間Ta未満であると判定する。このため、電磁波ノイズ等により、相電圧検出回路42の出力信号SHが一時的にハイレベルからローレベルに変化しても、その後、出力信号SHがハイレベルに戻った場合には、正常であるとして、ある相に対応するスイッチング素子のオンを継続させることにより、電力変換の効率低下の抑制することができる。
本実施形態では、U相電圧検出回路42、V相電圧検出回路42、およびW相電圧検出回路42のうち、ある相の相電圧検出回路42の出力信号SLがG2学習駆動時間の間にてローレベルになり、かつある相の相電圧検出回路42の出力信号SLがローレベルである期間がG2学習駆動時間の間にて規定期間Tb未満であるときには、スイッチング素子駆動制御回路43は、ある相の相電圧がG2学習駆動時間の間にて閾値B’よりも大きくなり、かつある相の相電圧が閾値B’よりも大きい期間がG2学習駆動時間の間にて規定期間Tb未満であると判定する。このため、電磁波ノイズ等により、相電圧検出回路42の出力信号SLが一時的にハイレベルからローレベルに変化しても、その後、出力信号SLがハイレベルに戻った場合には、正常であるとして、ある相に対応するスイッチング素子のオンを継続させることにより、電力変換の効率低下の抑制することができる。
以上により、本実施形態では、異常状態の検出と電力変換の効率低下の抑制とを両立することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、U相電圧、V相電圧、およびW相電圧のそれぞれ基準電位を、バッテリ30の負極電極の電位として、相電圧検出回路42がバッテリ30の負極電極と相巻線(11v、11u、11w)との間の電圧を相電圧として検出した例について説明したが、これに限らず、U相電圧、V相電圧、およびW相電圧のそれぞれ基準電位をバッテリ30の正極電極の電位として、相電圧検出回路42がバッテリ30の正極電極と相巻線(11v、11u、11w)との間の電圧を相電圧として検出してもよい。
上記実施形態では、オルタネータ10として、同期式三相回転発電機を用いた例について説明したが、これに代えて、三相以外の複数相の回転発電機を用いてもよい。
上記実施形態では、ステップS350の処理終了後において、相電圧検出回路42の出力信号SHがハイレベルである期間のカウントを開始して、このカウントされた期間が基準時間以上であるとき、ステップS380で異常状態であるとしてYESと判定する例について説明したが、これに代えて、次の(1)、(2)のようにしてもよい。
(1)ステップS300で相電圧が閾値A以上であるとしてYESと判定してから、相電圧検出回路42の出力信号SHがハイレベルである期間のカウントを開始して、このカウントされた期間が基準時間以上であるとき、ステップS380で異常状態であるとしてYESと判定する。
例えば、ステップS300でU相電圧が閾値A以上であるとしてYESと判定してから、U相電圧検出回路42の出力信号SHがハイレベルである期間が規定期間以上継続したか否かを相毎に判定することにより、U相において異常状態が生じているか否かを判定することになる。
(2)ステップS320において、正極母線側のスイッチング素子SW1、SW2、SW3のうち、あるスイッチング素子をオンさせてから、相電圧検出回路42の出力信号SHがハイレベルである期間のカウントを開始して、このカウントされた期間が基準時間以上であるとき、ステップS380で異常状態であるとしてYESと判定する。
例えば、スイッチング素子SW1をオンさせてから、U相電圧検出回路42の出力信号SHがハイレベルである期間が規定期間以上継続したか否かを相毎に判定することにより、U相において異常状態が生じているか否かを判定することになる。
上記実施形態では、ステップS550の処理終了後において、ステップS570、S580において、相電圧が閾値B’よりも小さい期間が規定時間Tm以上継続したか否かを相毎に判定することにより、異常状態であるか否かを相毎に判定する例について説明したが、これに限らず、次の(3)、(4)のようにしてもよい。
(3)ステップS500で相電圧が閾値B未満であるとしてYESと判定してから、相電圧が閾値B未満である期間が一定期間以上継続したか否かを相毎に判定することにより、異常状態が生じているか否かを相毎に判定してもよい。
例えば、ステップS500でU相電圧が閾値B未満であるとしてYESと判定してから、U相電圧検出回路42の出力信号SLがハイレベルである期間が規定期間以上継続したか否かを相毎に判定することにより、U相において異常状態が生じているか否かを判定することになる。
(4)ステップS520において、負極母線側のスイッチング素子SW4、SW5、SW6のうち、あるスイッチング素子をオンさせてから、U相電圧検出回路42の出力信号SLがハイレベルである期間が一定期間以上継続したか否かを相毎に判定することにより、異常状態が生じているか否かを相毎に判定してもよい。
例えば、スイッチング素子SW4をオンさせてからU相電圧が閾値B未満である期間が一定期間以上継続したか否かを相毎に判定することにより、U相において異常状態が生じているか否かを判定してもよい。
上記実施形態では、固定子巻線11として、U相巻線11u、V相巻線11v、およびW相巻線11wがスター結線されたものを用いた例について説明したが、これに代えて、固定子巻線11として、U相巻線11u、V相巻線11v、およびW相巻線11wがΔ結線されたものを用いてもよい。
次に、上記実施形態と特許請求の範囲との対応関係について説明する。
ステップS320、S330、S340が第1駆動手段に対応し、ステップS520、S530、S540が第2駆動手段に対応し、ステップS400、S410が第1判定手段に対応し、ステップS600、S610が第2判定手段に対応し、ステップS370、S380が第3判定手段に対応し、ステップS570、S580が第5判定手段に対応し、ステップS430が第1駆動停止手段に対応し、ステップS630が第2駆動停止手段に対応し、ステップS420が第1〜第4の通信手段に対応し、ステップS110、S120、S130が第1測定手段に対応し、ステップS140が第1設定手段に対応し、ステップS210、S220、S230が第2測定手段に対応し、ステップS240が第2設定手段に対応する。
1 車載用発電システム
10 オルタネータ
11 固定子巻線(電機子巻線)
11u U相巻線
11v V相巻線
11w W相巻線
12 界磁巻線
20 電力変換装置
21 変換回路
21a 正極母線
21b 負極母線
22u 制御回路
22v 制御回路
22w 制御回路
23 調整回路
30 バッテリ
31 負荷
40 ドライバ回路
41 ドライバ回路
42 相電圧検出回路
43 スイッチング素子駆動制御回路
SW1 スイッチング素子(正極電極側スイッチング素子)
SW2 スイッチング素子(正極電極側スイッチング素子)
SW3 スイッチング素子(正極電極側スイッチング素子)
SW4 スイッチング素子(負極電極側スイッチング素子)
SW5 スイッチング素子(負極電極側スイッチング素子)
SW6 スイッチング素子(負極電極側スイッチング素子)
D1 ダイオード
D2 ダイオード
D3 ダイオード
D4 ダイオード
D5 ダイオード
D6 ダイオード

Claims (12)

  1. 複数の相巻線(11u、11v、11w)からなる電機子巻線(11)を備える多相回転発電機(10)から出力される交流電力を直流電力に変換する電力変換装置であって、
    バッテリ(30)の正極電極と負極電極との間で直列接続される第1、第2のスイッチング素子(SW1〜SW6)が相毎に設けられ、前記相毎の第1、第2のスイッチング素子が前記正極電極および前記負極電極の間で並列に配置されている変換回路(21)と、
    前記正極電極および前記負極電極のうちいずれか一方と前記相巻線との間の相電圧を前記相毎に検出する相電圧検出回路(42)と、
    前記相電圧が第1閾値(A、A’)以上であると判定してから第1駆動期間の間にて、前記第1、第2のスイッチング素子のうち正極電極側スイッチング素子(SW1〜SW3)を前記相毎にオンさせる第1駆動手段(S320、S330、S340)と、
    前記相電圧が前記第1閾値よりも小さい第2閾値(B、B’)未満であると判定してから第2駆動期間の間にて、前記第1、第2のスイッチング素子のうち負極電極側スイッチング素子(SW4〜SW6)を前記相毎にオンさせる第2駆動手段(S520、S530、S540)とを備え、
    前記第1駆動手段が前記相毎の前記正極電極側スイッチング素子をオンさせて、かつ前記第2駆動手段が前記相毎の前記負極電極側スイッチング素子をオンさせることにより、前記負極電極から前記負極電極側スイッチング素子、前記電機子巻線、および前記正極電極側スイッチング素子を通して前記正極電極に電流が流れるようになっており、
    前記相電圧検出回路の検出電圧に基づき、前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第1閾値未満である時間が前記第1駆動期間の間にて一定時間(Ta)以上継続したか否かを相毎に判定することにより、異常状態が生じているか否かを相毎に判定する第1判定手段(S400、S410)を備え、
    前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第1駆動期間の間にて前記第1閾値未満になり、かつ前記ある相巻線の前記相電圧が前記第1閾値未満である時間が前記第1駆動期間の間にて一定時間(Ta)未満であると前記第1判定手段(S400、S410)が判定したとき、正常状態であるとして、前記ある相巻線に対応する前記正極電極側スイッチング素子のオンを前記第1駆動手段が継続させることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第1閾値未満である時間が前記第1駆動期間の間にて一定時間(Ta)以上継続したと前記第1判定手段が判定したときには、異常状態が生じているとして、前記ある相巻線に対応する前記正極電極側スイッチング素子をオフする第1駆動停止手段(S430)を備えることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記ある相巻線の前記相電圧が前記第1閾値未満である時間が前記第1駆動期間の間にて一定時間以上継続したと前記第1判定手段(S400、S410)が判定したときには、前記ある相巻線に対応する相にて異常状態が生じている旨を電子制御装置に出力する第1通信手段(S420)を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記相電圧検出回路の検出電圧に基づいて、前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第2閾値(B、B’)以上である時間が前記第2駆動期間の間にて一定時間(Tb)以上継続したか否かを判定することにより、異常状態が生じているか否かを相毎に判定する第2判定手段(S600、S610)を備え、
    前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第2駆動期間の間にて前記第2閾値(B、B’)以上になり、かつ前記ある相巻線の前記相電圧が前記第2閾値以上である時間が前記第2駆動期間の間にて一定時間(Tb)未満であると前記第2判定手段(S600、S610)が判定したとき、正常状態であるとして、前記ある相巻線に対応する前記負極電極側スイッチング素子のオンを前記第2駆動手段が継続させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電力変換装置。
  5. 前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第2閾値(B、B’)以上である時間が前記第2駆動期間の間にて一定時間(Tb)以上継続したと前記第2判定手段(S600、S610)が判定したときには、異常状態が生じているとして、前記ある相巻線に対応する前記負極電極側スイッチング素子をオフする第2駆動停止手段(S630)を備えることを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第2閾値(B、B’)以上である時間が前記第2駆動期間の間にて一定時間(Tb)以上継続したと前記第2判定手段(S600、S610)が判定したときには、前記ある相巻線に対応する相にて異常状態が生じている旨を電子制御装置に出力する第2通信手段(S420)を備えることを特徴とする請求項4または5に記載の電力変換装置。
  7. 前記相電圧検出回路の検出電圧に基づき、前記相電圧が前記第1閾値(A、A’)以上である時間が一定時間(Tn)以上継続したか否かを相毎に判定することにより、異常状態が生じているか否かを相毎に判定する第3判定手段(S370、S380)を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の電力変換装置。
  8. 前記複数の相巻線のうち、ある相巻線に対応する前記相電圧が前記第1閾値(A、A’)以上である時間が一定時間(Tn)以上継続したと前記第3判定手段(S370、S380)が判定したときには、前記ある相巻線に対応する相にて異常状態が生じている旨を電子制御装置に出力する第3通信手段(S420)を備えることを特徴とする請求項7に記載の電力変換装置。
  9. 前記相電圧検出回路の検出電圧に基づき、前記相電圧が前記第2閾値(B、B’)未満である時間が一定時間(Tm)以上継続したか否かを相毎に判定することにより、異常状態が生じているか否かを相毎に判定する第5判定手段(S570、S580)を備えることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の電力変換装置。
  10. 前記複数の相巻線のうち、ある相巻線に対応する前記相電圧が前記第2閾値(B、B’)未満である時間が一定時間(Tm)以上継続したと前記第5判定手段(S570、S580)が判定したときには、前記ある相巻線に対応する相にて異常状態が生じている旨を電子制御装置に出力する第4通信手段(S620)を備えることを特徴とする請求項9に記載の電力変換装置。
  11. 複数の相巻線(11u、11v、11w)からなる電機子巻線(11)を備える多相回転発電機(10)から出力される交流電力を直流電力に変換する電力変換装置であって、
    バッテリ(30)の正極電極と負極電極との間で直列接続される第1、第2のスイッチング素子が相毎に設けられ、前記相毎の第1、第2のスイッチング素子が前記正極電極および前記負極電極の間で並列に配置されている変換回路(21)と、
    前記正極電極および前記負極電極のうちいずれか一方と前記相巻線との間の相電圧を前記相毎に検出する相電圧検出回路(42)と、
    前記相電圧が第1閾値(A、A’)以上であると判定してから第1駆動期間の間に、前記第1、第2スイッチング素子のうち正極電極側スイッチング素子(SW1〜SW3)を前記相毎にオンさせる第1駆動手段(S320、S330、S340)と、
    前記相電圧が前記第1閾値よりも小さい第2閾値(B、B’)未満であると判定してから第2駆動期間の間に、前記第1、第2スイッチング素子のうち負極電極側スイッチング素子(SW4〜SW6)を前記相毎にオンさせる第2駆動手段(S520、S530、S540)とを備え、
    前記第1駆動手段が前記相毎の正極電極側スイッチング素子をオンさせて、かつ、前記第2駆動手段が前記相毎の前記負極電極側スイッチング素子をオンさせることにより、前記負極電極から前記負極電極側スイッチング素子、前記電機子巻線、および前記正極電極側スイッチング素子を通して前記正極電極に電流が流れるようになっており、
    前記相電圧検出回路の検出電圧に基づき、前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第2閾値(B、B’)以上である時間が前記第2駆動期間の間にて一定時間(Tb)以上継続したか否かを相毎に判定することにより、異常状態が生じているか否かを相毎に判定する第2判定手段(S600、S610)と、
    前記複数の相巻線のうち、ある相巻線の前記相電圧が前記第2駆動期間の間にて前記第2閾値以上になり、かつ前記ある相巻線の前記相電圧が前記第2閾値以上である時間が前記第2駆動期間の間にて一定時間未満であると前記第2判定手段(S600、S610)が判定したとき、正常状態であるとして、前記ある相巻線に対応する前記負極電極側スイッチング素子のオンを前記第2駆動手段が継続させることを特徴とする電力変換装置。
  12. 前記相電圧が第1閾値(A、A’)以上になる時間を前記相毎に測定する第1測定手段(S110、S120、S130)と、
    前記第1測定時間により測定される時間よりも短い時間を前記第1駆動期間として前記相毎に設定する第1設定手段(S140)と、
    前記相電圧が第2閾値(B、B’)未満になる時間を前記相毎に測定する第2測定手段(S210、S220、S230)と、
    前記第2測定時間により測定される時間よりも短い時間を前記第2駆動期間として前記相毎に設定する第2設定手段(S240)と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載の電力変換装置。
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