JP2013144746A - 熱放射性塗料及び放熱部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】平均粒子径が50nm〜300nmの一次粒子を含む二次粒子であるセラミックス粒子と、バインダーとを含む熱放射性塗料。前記二次粒子の体積平均粒子径が0.4μm〜50μmである熱放射性塗料。前記セラミックス粒子の含有率が総固形分中に15質量%〜40質量%であり、前記バインダー100質量部に対する前記セラミックス粒子の含有量が25質量部〜100質量部である請求項1又は請求項2に記載の熱放射性塗料。
【選択図】なし
Description
なお「熱放射」とは、黒体放射で知られているように、物体から電磁波、特に赤外線として熱エネルギーが放出される現象のことである。これに対して熱源から放射された電磁波によって物体の温度が上昇する現象を熱吸収という。熱放射と熱吸収とではエネルギー変換の方向が逆であり、その方向は熱力学第2法則に従う。従って物体の熱放射を有利に進行させる方法としては、物体の表面を広領域の波長で電磁波を放出可能にすること、及び物体の表面積を大きくすることが挙げられる。
ここでLED(発光ダイオード)照明装置や電子部品等の発熱体における発熱温度は、一般に70℃〜200℃程度であり、このような温度領域では、熱は赤外領域で放射される。赤外領域で選択的に熱放射するものとして各種のセラミックス粒子が知られている。これを利用してセラミックス粒子を含む塗料で発熱体の表面に塗膜を形成する放熱方法が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。さらに熱伝導性粒子粉末を含む硬化性樹脂組成物を用いて、表面に凹凸を有する放熱性硬化塗膜を形成する方法が知られている(例えば、特許文献4参照)。
本発明は、赤外領域における熱放射率が高く、効率よく放熱することが可能で、被塗布物に対する密着性に優れる塗膜を形成し得る熱放射性塗料及びその塗膜を有する放熱部材を提供することを目的とする。
<1> 平均粒子径が50nm〜300nmの一次粒子を含む二次粒子であるセラミックス粒子と、バインダーとを含む熱放射性塗料である。
本発明の熱放射性塗料は、平均粒子径が50nm〜300nmの一次粒子を含む二次粒子であるセラミックス粒子の少なくとも1種と、バインダーの少なくとも1種とを含む。前記熱放射性塗料は、必要に応じてその他の成分を更に含んでいてもよい。
セラミックス粒子が、平均粒子径が50nm〜300nmの一次粒子を含んで構成されることで、塗膜を形成した場合に優れた熱放射性及び塗膜密着性を両立することができる。これは例えば、以下のように考えることができる。すなわち、セラミックス粒子がナノ粒子の凝集体であることで、セラミックス粒子自体の表面積が大きくなる。さらに塗膜を形成した場合に塗膜の表面近傍に偏在しやすくなるため、塗膜自体の表面積も大きくなる。そのため熱放射が起きる面積が大きくなって優れた熱放射性を発現し、また塗膜の被塗布物に対する密着性が向上すると考えることができる。
前記セラミックス粒子は、平均粒子径が50nm〜300nmの一次粒子を含む二次粒子であればよい。前記セラミックス粒子が、平均粒子径が50nm未満である一次粒子からなる場合、形成される二次粒子であるセラミックス粒子の強度が不十分で塗膜を形成した際にセラミックス粒子が崩壊してしまい充分な熱放射性が得られない場合がある。また前記セラミックス粒子が、平均粒子径が300nmを超える一次粒子からなる場合、一次粒子間の凝集力が不十分で形成されるセラミックス粒子の熱放射性が不十分になる場合がある。
前記セラミックス粒子を構成する一次粒子の平均粒子径は、熱放射性の観点から、50nm〜300nmであり、70nm〜250nmであることが好ましく、100nm〜200nmであることがより好ましい。
前記セラミックス粒子は、1種単独でも2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ここで熱放射性塗料の総固形分とは、熱放射性塗料の構成成分のうち揮発性成分を除去した残分を意味する。
前記セラミックス粒子Aとセラミックス粒子Bの含有比率は特に制限されない。形成される塗膜の熱放射性と隠蔽性の観点から、セラミックス粒子Bの含有量に対するセラミックス粒子Aの含有量の比(セラミックス粒子A/セラミックス粒子B)が0.45〜3.30であることが好ましく、1.30〜3.00であることがより好ましい。
前記熱放射性塗料がその他のセラミックス粒子を含む場合、白色度、隠蔽性の観点から、その含有率はセラミックス粒子の総質量中に20質量%以下であることが好ましく、10質量%以下であることがより好ましい。
前記熱放射性塗料は、バインダーの少なくとも1種を含む。バインダーとしては、前記セラミックス粒子と共に塗膜を形成可能であれば特に制限されず、公知のバインダーから適宜選択して用いることができる。バインダーとしては、熱可塑性樹脂であっても熱硬化性樹脂であってもよい。熱可塑性樹脂としては例えば、アルキド樹脂、アミノアルキド樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、シリコンアクリル樹脂、ウレタンアクリル樹脂等を挙げることができる。
なお、平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによる標準ポリスチレン換算の重量平均分子量として測定される。
前記有機溶剤として具体的には、ブチルカルビトールアセテート、ブチルカルビトール、ブチルセロソルブ、ブチルセロソルブアセテート、ベンジルアセテート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジイソブチレート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール−2−エチルヘキサノエート−イソブチレート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール−ジ−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルグリコール、プロピレングリコールモノブチルエーテル等が挙げられる。これらの中でも、アルキレングリコール、アルキレングリコールモノアルキルエーテル及びアルキレングリコールエステルからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶剤であることが好ましく、アルキレングリコール及びアルキレングリコールエステルからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶剤であることがより好ましい。
前記熱放射性塗料が可塑剤を含む場合、その含有率は熱放射性塗料中、0.5質量%〜5質量%が好ましく、1質量%〜4質量%がより好ましく、1.5質量%〜2.5質量%がさらに好ましい。可塑剤の含有率が0.5質量%以上であると、低温時の可とう性がより向上する傾向がある。一方5質量%以下であると、乾燥性及び汚染性がより向上する傾向がある。
前記熱放射性塗料がシランカップリング剤を含む場合、その含有率は熱放射性塗料の全固形分中に、0.01質量%〜5質量%であることが好ましく、0.02質量%〜4質量%であることがより好ましく、0.03質量%〜3質量%であることがさらに好ましい。シランカップリング剤の含有率が0.01質量%以上であると、塗膜強度及び耐水性がより向上する傾向がある。一方、5質量%以下であると、塗料バランスが良好で、接着力、耐クラック性等の低下や経日増粘が抑制される傾向がある。
熱放射性塗料が粘度調整剤を含有する場合、前記粘度調整剤の含有率は、塗布方法や被塗布物の形状などに応じて適宜調節することが好ましい。具体的な含有率としては、例えば、熱放射性塗料の全質量中、1質量%〜10質量%とすることが好ましく、1質量%〜5質量%とすることがより好ましく、1質量%〜3質量%含有されることがさらに好ましい。
分散剤は、セラミックス粒子の分散時に、セラミックス粒子100質量部に対して50質量部以下で用いることが好ましく、10質量部以下で用いることがより好ましい。
また前記熱放射性塗料が、その他の成分を含む場合や、セラミックス粒子が、二酸化チタン、シリカ粒子、シリケート粒子等のその他のセラミックス粒子を含む場合、前記セラミックス粒子の分散時に加えてもよく、分散後に加えてもよい。同様に水、有機溶剤等の溶媒もセラミックス粒子の分散時に全量用いてもよく、それらの一部を分散後に加えてもよい。ただし、水や有機溶剤等の溶媒は、分散時のバインダー及びセラミックス粉末の全量100質量部に対して、分散時に少なくとも50質量部以上用いることが好ましい。溶媒の使用量が50質量部以上であると、分散時の粘度が高くなりすぎることを抑制し、特にボールミル、サンドミル、ビーズミル等で分散する場合に、容易に分散することができる。
さらに塗布後、乾燥させて塗膜を形成させる方法としては、自然乾燥、熱時乾燥、焼き付け等の方法を用いることができ、塗料性状等によって適宜選択される。
前記塗膜の表面に、セラミックス粒子に起因する凸部が観察されることが好ましい。これにより塗膜の熱放射性がより向上する。前記塗膜の表面にセラミックス粒子に起因する凸部が観察される場合、凸部の最大径の大きさは特に制限されない。凸部の最大径の大きさは、熱放射性の観点から、スプレー塗布により塗膜を形成した場合に1μm〜50μmであることが好ましく、10μm〜30μmであることがより好ましい。ここで凸部の最大径の大きさは以下のようにして測定される。前記熱放射性塗料を基材上に乾燥後の膜厚が30μmとなるようにスプレー塗布し、80℃で30分、次いで150℃で1時間乾燥後に放冷して塗膜を形成する。得られた塗膜について、走査型電子顕微鏡を用いて、凸部の外周に外接する二本の平行線群のうち、その距離が最大となる平行線間の距離を凸部の最大径とする。塗膜表面の凸部10箇所について最大径を測定し、その算術平均として凸部の最大径の平均値が算出される。
また一般のヒートシンクとしては、例えば図2に示すようなアルミニウム製ヒートシンク2が挙げられる。塗装方法は上記した方法、例えばスプレー塗布で行なわれる。塗膜3は、図2に示すように熱源4と接しない部分に形成することが好ましい。一般的に金属は熱放射率が非常に低く、熱放射による放熱は期待できない。従って前記熱放射性塗料による金属表面へのコーティングは放熱に有用である。
また、非金属であっても塗膜の熱放射率より低い熱放射率である被塗装体であれば本発明の効果を期待することができる。例えば、図3に示すような太陽電池モジュール用バックシート9が挙げられる。太陽電池モジュールは例えば、タブ線8が設けられた太陽電子素子7の受光面側に充填樹脂6を介して、カバーガラスが配置され、受光面とは反対側の面に充填樹脂6を介して、塗膜3が設けられたバックシート9を配置して構成される。なお、塗膜3の形成部位は図3に示すとおり、バックシートの裏側面が好ましい。
また、LED照明、ヒートシンク、電池用ステンレス筐体等の適当な部位に、前記熱放射性塗料を塗布して形成される塗膜の平均膜厚は、熱放射性の観点から、1μm〜50μmであることが好ましく、10μm〜30μmであることがより好ましい。
表1〜表3に示すよう配合量となるように、各成分を混合し、均一になるまで攪拌脱泡機(ARE−250、株式会社シンキー製)で攪拌して熱放射性塗料をそれぞれ得た。なお、表中の数値の単位は、質量部であり、「−」は未配合であることを示す。
セラミックス粒子
・23−K(商品名):ハクスイテック株式会社製、酸化亜鉛、平均一次粒子径:120nm、体積平均粒子径5.5μm
・酸化亜鉛2種(商品名):ハクスイテック株式会社製、酸化亜鉛、平均一次粒子径:400nm、体積平均粒子径0.7μm
・TIG R−900(商品名):デュポン株式会社製、酸化チタン、平均一次粒子径:200nm、体積平均粒子径0.2μm
・JR−1000(商品名):テイカ株式会社製、酸化チタン、平均一次粒子径:1000nm、体積平均粒子径1.0μm
・プライマルAC−3001(商品名):ローム・アンド・ハースジャパン株式会社製、アクリルエマルション樹脂、固形分50%、水分散物
・リパクリル4182(商品名):ローム・アンド・ハースジャパン株式会社製、アクリルエマルション、固形分50%、水分散物
・ゼムラックYC−3623(商品名):株式会社カネカ製、アルコキシシラン変性アクリル樹脂、固形分50%、水分散物
・VESTANAT T1890(デグサ株式会社製、IPDIイソシアヌレート3量体、75質量%酢酸エチル溶液)
・CS16(商品名):チッソ石油化学株式会社製、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタジオールイソブチレート
・プロピレングリコール:和光純薬株式会社、和光一級
・ノプコ8034(商品名):サンノプコ株式会社製、疎水性シリカポリエチレングリコール
・アクアレン8021N(商品名):共栄社化学株式会社製、変性シリーコーン/シリカ
・アデカサイザーNRS−602(商品名):株式会社アデカ製、二酸化チタン
・オロタン681(商品名):ウィルバー・エリス株式会社製、ポリカルボン酸アンモニウム塩
・SNディスパーサント5029(商品名):サンノプコ株式会社製、ポリカルボン酸アンモニウム
・8032ADDITIVE(商品名):東レダウコーニング株式会社製、ポリエーテル変性シリコーン
・BYK−346(商品名):ビックケミー・ジャパン株式会社製、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン
・KBM−403(商品名):信越化学工業株式会社製、3―グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
・ラポナイドRD(商品名):ウィルバー・エリス株式会社製、含水ナトリウム−リチウム−珪酸マグネシウム
・ROZONE2000(商品名):ローム・アンド・ハースジャパン株式会社製
・SP−200(商品名):ダイセル化学株式会社製、ヒドロキシメチルセルロース
実施例1〜10及び比較例1〜2で得られた熱放射性塗料を用いて以下に示す評価項目について評価を行った。評価結果を表4〜表6に示した。
(熱放射率の測定サンプル板の作製)
大きさ40mm×40mm、厚さ1mmのアルミニウム板に、上記で得られた熱放射性塗料を、乾燥後の膜厚が40μmとなるように卓上コーターで塗布し、80℃で30分加熱乾燥後、さらに150℃で1時間乾燥させた。これにより、熱放射率の測定サンプル板をそれぞれ作製した。
上記のような原理で熱放射率を求めるために、放射率測定器TSS−5X(ジャパンセンサー株式会社製、波長域2μm〜22μm)を使用した。また、測定は25℃の環境下、アクリルケース内で行った。
上記で得られた熱放射性塗料について、卓上コーターでPETフィルム(帝人(株)製ピューレックスA−31)の離型処理されていない面にアプリケータで、乾燥後の膜厚が25μmとなるように塗工し、80℃で30分加熱乾燥後、150℃で1時間乾燥させた。
この塗膜のエアー面について、タッキング試験機(レスカ(株)製、TAC−II)を用いて、JIS Z3284に準ずる方法(プローブ径5.1mmφ、引き剥がし速度10mm/s、接触荷重1N、接触時間1s)でタック強度を、40℃と80℃において測定した。
このとき、タック強度が試験条件下40℃のとき0.1N以下であり、80℃のとき1.0N以下であるものを合格とする。
上記で得られた熱放射性塗料について、大きさ40mm×40mm、厚さ1mmのアルミニウム板に熱放射性塗料を卓上コーターで塗装し、80℃で30分加熱乾燥後、150℃で1時間乾燥して塗膜を形成し、評価用サンプルをそれぞれ作製した。尚、塗膜の厚さは乾燥後に40μmとなるよう調整した。
JIS K5600に準じて、得られた評価用サンプルの塗膜部分のみを1mmの間隔で縦横方向ともに平行にカットし、10×10の計100マスの切り込みを付けた。この格子パターン部にセロハンテープ(ニチバン株式会社製、「ニチバン」は登録商標。)を強く圧着させてから引き剥がし、塗膜における格子パターンの剥離の有無を観察し、下記評価基準に従って評価した。
(評価基準)
A:剥離がなかった
B:1〜10マスの剥離があった。
C:11マス以上の剥離があった。
上記で得られた塗料について、大きさ40mm×40mm、厚さ1mmのアルミニウム板に熱放射性塗料を卓上コーターで塗装し、80℃で30分加熱乾燥後、150℃で1時間乾燥して塗膜を形成して、評価用の塗装済みAl板をそれぞれ作製した。尚、塗膜の厚さは乾燥後に40μmとなるよう調整した。
この塗装済みAl板を10mm×10mmのサイズに切り取り、10mm×10mmサイズのヒーター(120℃に到達するよう調整済み)上にTIM材(αGEL(タイカ(株)製、COH−6000LVC)を介して密着させた。またAl板塗装表面上の中心に熱電対を接着剤(LOCTITE443、硬化剤LOCTITE7452)で固定した。温度測定は、室温状態でヒーターの電源を入れ、その1時間後に、熱電対で測定された温度を
読み取った。
このときヒーターの温度120℃から10℃以上の温度低減できたものを合格とする。
Al板塗装表面温度測定で作製した、評価用の塗装済みAl板について、分光式色差計(日本電色製、SE2000)を用いて、光線波長400nm〜700nm、測定角度45度の条件で白色度を測定した。
Claims (8)
- 平均粒子径が50nm〜300nmの一次粒子を含む二次粒子であるセラミックス粒子と、バインダーとを含む熱放射性塗料。
- 前記二次粒子の体積平均粒子径が0.4μm〜50μmである請求項1に記載の熱放射性塗料。
- 前記セラミックス粒子の含有率が総固形分中に15質量%〜40質量%であり、前記バインダー100質量部に対する前記セラミックス粒子の含有量が25質量部〜100質量部である請求項1又は請求項2に記載の熱放射性塗料。
- 水と、(ポリ)アルキレングリコール、(ポリ)アルキレングリコールアルキルエーテル、及び(ポリ)アルキレングリコールエステルからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶剤とを含み、前記有機溶剤の含有率が総質量中に20質量%以下である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の熱放射性塗料。
- 前記セラミックス粒子が酸化亜鉛粒子である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の熱放射性塗料。
- 体積平均粒子径が0.1μm〜1.0μmである酸化亜鉛粒子を更に含む請求項5に記載の熱放射性塗料。
- スプレー塗布にて塗膜を形成した場合に、波長域2μm〜22μmにおける前記塗膜の熱放射率が0.93以上である請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の熱放射性塗料。
- 基材と、前記基材上に設けられた請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の熱放射塗料の塗膜とを有する放熱部材。
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