JP2013143993A - 化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法 - Google Patents

化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特に美しい化粧仕上がりが得られ、メイクの持続性に優れた化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法を提供すること。
【解決手段】化粧料を噴出させるノズルからなる噴出口を先端に備え、化粧料を供給するための化粧料充填部を有し、この化粧料充填部内の化粧料を霧化するための超音波振動子により霧化された化粧料を前記噴出口から外方に噴出させるためのファンを備え、前記超音波振動子とファンとの駆動源と操作スイッチ14を備え、前記噴出口から噴出される霧化された化粧料の噴出量と噴出スピードと噴出化粧料の粒子の大きさを調整することができる電気回路と、を備えた化粧用携帯噴霧器1を用いた化粧方法であって、前記化粧料充填部に、粘度が10〜900mPa・s/30℃である化粧料を充填し、前記操作スイッチを操作して、前記噴出口から噴出量と噴出スピードと噴出化粧料の粒子の大きさをコントロールした霧状の化粧料を皮膚に噴射する化粧方法。
【選択図】図1

Description

本発明は化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法であって、化粧用携帯噴霧器の出口から霧状の化粧料を皮膚に噴出して化粧を施す化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法に関する。
従来から、化粧に際して、コットン、スポンジ等のパフ、メイクブラシ等の付け具や手を使ってファンデーション等の化粧料を塗布することが行われている。
しかしながら、化粧料を均一に薄く塗る等の美しい化粧仕上がりや化粧崩れのないメイクを持続性に優れたものにするためには個人の化粧テクニックが必要であり、例えば、肌の凹凸によってファンデーションの厚さの差(発色ムラ)ができてしまう。また、ファンデーションが必要以上に入り込んでしまうため、厚化粧になり、肌への負担も増してしまいがちであった。
さらに、従来、サンスクリーン、化粧水等は重ね付けが不自然であり、この観点からファンデーション等のメーキャップ化粧料の前にプレメイクとして使用する等、化粧手順が限られてしまい化粧効率が極めて悪かった。その他、付け具に化粧料が付着し、化粧料の付着ロスが多く発生し、さらに前記付け具を用いた塗布による肌の摩擦刺激等の欠点も見られた。
これらに対して、最近、付け具に替わって、化粧用具として霧状の化粧料を利用したエアブラシが知られるようになっている(特許文献1、2参照)。
エアブラシを用いたエアブラシメイクは、化粧料を肌に吹きかけることでメイクをするもので、前記化粧効率、化粧料ロス、肌への摩擦刺激等の点で明らかな改善が見られた。
もともとエアブラシはミスト状に塗料を噴出するための絵画用品であり、絵画における、ぼかしやグラデーションの表現技術を発揮するためのものであり、前記エアブラシによるメイク技術は、この絵画技術を応用したものである。
そのため、化粧用具としてはいまだ充分なものではなく、特に、化粧の透明感、均一で自然な仕上がり等の美しい化粧仕上がり、メイクの持続性の点で不満があり、化粧用具としてのさらなる開発が要望されている。
特開2006−314832号公報 特開2010−115590号公報
本発明は上記事情に鑑みて、従来のエアブラシによる化粧方法を改善しようとするものであり、その目的は、特に美しい化粧仕上がりが得られ、メイクの持続性に優れ、重ね付けが可能である化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法を提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、使用性を損なわず、携帯性を向上させた化粧用携帯噴霧器を用いて、この化粧用携帯噴霧器に適した化粧料を霧状に皮膚に噴射して化粧を施すことにより上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、化粧料を噴出させるノズルからなる噴出口を先端に備え、前記化粧料を供給するための化粧料充填部を有し、この化粧料充填部内の化粧料を霧化するための超音波振動子を化粧料充填部の下方に設置し、霧化された化粧料を前記噴出口から外方に噴出させるためのファンを備え、前記超音波振動子とファンとの駆動源と操作スイッチを備え、前記噴出口から噴出される霧化された化粧料の噴出量と噴出スピードと噴出化粧料の粒子の大きさを調整することができる電気回路と、を備えた化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法であって、
前記化粧料充填部に、粘度が10〜900mPa・s/30℃である化粧料を充填し、前記操作スイッチを操作して、前記噴出口から噴出量と噴出スピードと噴出化粧料の粒子の大きさをコントロールした霧状の化粧料を皮膚に噴射することで化粧を施すことを特徴とする化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法である。
請求項2の発明は、化粧用携帯噴霧器に化粧料充填部内の残存化粧料の残量を検出するための検出機器を備えたことを特徴とする請求項1記載の化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法である。
請求項3の発明は、化粧用携帯噴霧器の噴出口の口径が直径0.20〜0.45mmであることを特徴とする請求項1又は2記載の化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法である。
請求項4の発明は、化粧用携帯噴霧器の総重量が300〜1800gであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法である。
請求項5の発明は、化粧料の剤型が水系又は乳化系の何れかであることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法である。
本発明に係る特定の顔料の入ったメーキャップ化粧料等、本発明の化粧料を用いれば、優れた霧状の化粧料を噴出させる優れた化粧方法が得られる。
すなわち、請求項1記載の化粧方法によれば、
(1)透明感(仕上がりの薄づき)、立体感、自然な仕上がり、毛穴やにきび跡の凹凸のカバー力(肌の凹凸に沿って均一で自然に着色できる)、肌の色ムラ(シミやそばかす等)のカバー力、 顔全体噴霧の均一さ(ムラのない仕上がり)、等の「化粧料上がり」の総合的な美しさ(以下、単に「化粧仕上がりの美しさ」という。)が非常に優れており、プロ並の美しい化粧仕上がりが素人でもできるという効果がある。
(2)手早く仕上げることができ、化粧が非常に簡便であるという効果がある。
(3)細かい(1mm単位)部分の化粧が簡単にでき、細いラインも簡単に描け、細かい作業をすることに非常に優れており、チーク、ハイライト、アイシャドウ、アイブロウ、口紅にも応用できるという効果がある。
(4)化粧崩れがなく、メイクの持続性に非常に優れているという効果がある。
(5)付け具使用による化粧の場合の付け具への化粧料の付着のような化粧料のロスが全くなく、化粧料の使用量が従来に比べて少なくて済む効果がある。
また指や付け具を使用しないため、化粧料への微生物の二次感染の心配がなく、その結果化粧料に配合する防腐剤の配合量を極めて少ないものとすることができる効果がある。
(6)コットン、スポンジ、刷毛等の付け具を用いた塗布によるような肌への摩擦刺激がなく、特に敏感肌の人に有効であるという効果がある。
(7)重ね付けが極めて自然にできるので、メイクが終わった後に化粧料の噴霧が可能になり、化粧直しなども簡単に行え、化粧効率が極めてよいという効果がある。
(8)本発明で使用する化粧料は、上記の理由から1cc程度の容量で済むため、従来の化粧料がガラス容器、樹脂容器、金属容器などに収納しておく必要があったことと比較して簡単なパウチパック容器に充填して持ち運ぶことができるようになるため、きわめて携帯性に優れた効果を発揮できる。
本発明の請求項2記載の化粧方法によれば、化粧用携帯噴霧器に化粧料充填部内の残存化粧料の残量を検出することができるため、化粧料の補充時期が分かり易くなり、充填用化粧料の準備に万全となる効果がある。また本発明の請求項3記載の化粧方法によれば、化粧用携帯噴霧器の噴出口の口径を直径0.20〜0.45mmとしたため、霧状の化粧料を効率的に噴出させることができるという効果を発揮する。
本発明の請求項4記載の化粧方法によれば、化粧用携帯噴霧器の総重量が300〜1800gと女性でも片手で無理なく保持できる重さであるため、化粧用携帯噴霧器の持ち運びが容易となるという効果を発揮する。
本発明の請求項5記載の化粧方法によれば、化粧料の剤型が水系又は乳化系の何れかであるため、塗布された化粧料が経時で化粧崩れがなく、メイクの持続性が非常に優れている上に、化粧を落とす際、化粧料を簡単に除去することができるという効果を発揮する。
本実施形態に係る化粧用携帯噴霧器を示した斜視図である。 本実施形態に係る化粧用携帯噴霧器の縦断面概略図である。 本実施形態に係る化粧用携帯噴霧器の機構の概略図である。
以下、図面を参照して本発明の化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法の実施の形態を説明する。
なお、本明細書で説明する化粧方法には、医療行為は含まれない。
本発明に係る化粧用携帯噴霧器1は、図1〜図3に示すように、霧化された化粧料を噴出させるノズル11からなる噴出口(以下、単に「ノズル11」という。)を先端に備え、さらに前記化粧料を保持して供給する化粧料充填部12と、前記霧化された化粧料の噴出量と噴出スピードと噴出化粧料の粒子の大きさを調整する電気回路13と操作スイッチ14と、前記化粧料充填部12の化粧料を霧化するための超音波振動子15が化粧料充填部12の下方に配置されており、霧化された化粧料を前記ノズル11から外方に噴出させるためのファン16とが備えられている。図中、符号20はノズルカバーで、化粧量噴出時の噴出状況を確実なものにするとともにノズル11先端の保護を目的に設置されるものである。
前記の超音波振動子15及びファン16の電源は、例えばバッテリー17から電気エネルギの供給を受けており、モーター18などを介してファン16が回転し、その回転により起される風で霧化された化粧料がノズル11から目的の部位に噴出することとなる。
バッテリー17からの電気エネルギは、別途用意する前記の電気回路13と操作スイッチ14の指示信号に基づき、レベル(程度)の強弱の調整を受けながらファン16の回転スピードを調整したり、超音波振動子15の振動のレベルを調整しながら、最適な状態の霧化された化粧料を提供し、最適なスピードと最適な量の霧化された化粧料を目的の部位に噴出させたり、その噴出を停止させたりする。
前記の電気回路13は、ファン16の回転スピードを調整(変化)させるための電気的信号を指令できる構成になっており、かつ超音波振動子15が超音波を発振する際の発振に関する調整(変化)するための電気的信号を指令できる構成になっている。
これらの電気的信号は、操作スイッチ14の指示信号により発せられる。
超音波による化粧料の霧化は、超音波エネルギを化粧料充填部12の化粧料の液面に集中させて、そのエネルギで液滴を飛散させることで行われる。そのため超音波振動子15は液面に向かって設置され、強力な超音波を発振すると、音圧が高い中心位置で液面に波が立ち、さらに超音波エネルギが集中して水柱を作り出す。このとき、水柱の表面では表面波が発生し、この表面の定在波はキャピラリー波と称される細かい波で、この波の先端(波頭)から液滴が霧として飛散し、この原理により化粧料の霧化が行われる。
超音波による化粧料の霧化は、粒子の大きさと霧化量を独立して制御することができ、霧化量は超音波振動子への入力の大きさを電気的に変化することで制御が可能であり、粒子の大きさは超音波の周波数を変化させることで制御することができる。この場合、周波数が高いほど粒子は小さくなる方向に変化する。
次いで、化粧用携帯噴霧器1を用いた本発明の化粧方法について説明する。
化粧用携帯噴霧器1の化粧料充填部12に、噴出(噴霧)させる所望の化粧料を所定量、例えば、化粧料を蓄蔵したパウチパックから5〜6滴投入し、化粧用携帯噴霧器1を手に持ち、先端を顔等の噴霧したい部位に向けて操作スイッチ14をONの方向にスライドさせると、ノズル11から霧化された化粧料の噴霧が開始され、化粧料充填部12内の霧化状態にされた化粧料が噴出する。
噴霧に当たっては、先端のノズル11を顔等の噴霧したい部位に向けて、操作スイッチ14のスライド幅を操作して、超音波振動子15の振動の強弱やファン16の回転の強弱を調整しながら円を描くように吹きつける。ON方向に小さくスライドさせると噴出量は少なく、ポイントメイクや細いラインを描く際に使える。ON方向に大きくスライドさせると噴出量が多く、広範囲の化粧に使用できる。例えば、気になるポイントには操作スイッチ14を小さくスライドさせ、顔に近づけて吹きつける。また、広範囲には操作スイッチ14を大きくスライドさせ、顔から離して吹きつける。これらを繰り返し、噴出量をコントロールした霧状の化粧料を皮膚に噴射して化粧を施して、化粧する。
そして、所定量の噴霧により化粧が終了したら、操作スイッチ14の電源を「オフ」(OFF)にして霧化された化粧料の供給を止める。
本発明に用いる化粧料は、粘度を10〜900mPa・s/30℃にコントロールする必要がある。
本発明に用いる化粧料には、粉体は含んでも含まなくてもよいが、含む場合は、その粒子径が30μm以下のものを配合する必要がある。
なお、上記粘度は、東京計器製のB型粘度計を用いて30℃で測定した値である。
本発明に用いる化粧料の粘度が上記範囲外であると、化粧するに当たって適当な霧が得られず、優れた化粧効果、特に美しい化粧仕上がりが得られない。
また、粉体の粒子径が30μmより大きくなると目詰まりを起こすなど、この場合も適当な霧が得られず、化粧効果に支障をきたす。
粉体を含む場合の、粉体の粒子径は0.1〜30μmが好ましい。
粘度を上記範囲にする手段は特に限定されず、公知の方法が採用されるが、必要に応じて、例えば増粘剤、油ゲル化剤を配合して調整することが好ましい。
増粘剤としては、例えば、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等が挙げられる。増粘剤は1種又は2種以上が任意に選択されて配合することができる。
油ゲル化剤としては、例えば、デキストリン脂肪酸エステル、金属石けん、有機変性粘土鉱物等が挙げられる。油ゲル化剤は、1種又は2種以上が任意に選択されて配合することができる。
上記範囲の粉体を配合する場合は、例えば、マイカ、タルク、カオリン、セリサイト(絹雲母)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、酸化アルミニウム、硫酸バリウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛、雲母チタン(酸化チタンコーテッドマイカ)、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス、窒化ホウ素、有機色素(赤色226号、青色404号等)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、セルロース粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等が挙げられる。粉体は、1種又は2種以上が任意に選択されて配合することができる。
粉体の含有量は、特に限定されないが、化粧料全量中10質量%以下であることが好ましい。特に、化粧料がファンデーションである場合、5〜9質量%であることが好ましい。
本発明において、粉体を配合する場合は、粉末分散剤を配合することが化粧料の安定性のために好ましい。粉末分散剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリアクリル酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム等が挙げられる。
本発明における化粧料には、前記成分の他に、化粧料、医薬部外品、医薬組成物等に通常用いられる他の成分を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。前記任意配合成分としては、例えば、油分、界面活性剤、保湿剤、多価アルコール、低級アルコール、糖類、紫外線吸収剤、アミノ酸類、ビタミン類、美白剤,皮膚賦活剤,血行促進剤,等の薬剤、植物抽出物、有機酸、有機アミン、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、酸化防止剤、抗菌剤、防腐剤、収斂剤、清涼剤、香料、水等を挙げることができる。
本発明の化粧料は常法に従って製造することができ、その剤型、形態としては、特に限定されないが、水系又は乳化系が好ましく、メーキャップ化粧料、乳液、化粧水等が挙げられる。具体的には、リキッド(乳化)ファンデーション、サンスクリーン、化粧水、エッセンス等が挙げられる。
これによれば、塗布された化粧料が経時で化粧崩れがなく、メイクの持続性が非常に優れている上に、化粧を落とす際、化粧料を簡単に除去することができる。
前記乳化系としては、水中油型(O/W型)の乳化物がさらに好ましい。
リキッドファンデーションの場合、粉体が配合され、粉体としては顔料が好ましい。
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。配合量は特に断りのない限り質量%である。
また、実施例の化粧料は、いずれも常法にて製造した。実施例の説明に先立ち本発明で用いた効果試験方法、評価基準などについて説明する。以下に本発明における各効果試験項目を示した。
試験方法
20名の専門パネルによる使用テストを行い、下記の評価項目それぞれについて、下記の評価点基準に基づいて評価した。次いで、各人がつけた評価点の平均点を計算し、下記評価基準に基づいて評価した。
(効果項目)
1.「化粧仕上がりの美しさ」
透明感(仕上がりの薄づき)、立体感、自然な仕上がり、毛穴やにきび跡の凹凸のカバー力、肌の色ムラ(シミやそばかす等)のカバー力(肌の凹凸に沿って均一で自然に着色できる)、顔全体噴霧の均一さ(ムラのない仕上がり)等の総合的な美しさを判断した結果を「化粧仕上がりの美しさ」とした。
2.「化粧の簡便さ」
「化粧が簡便」とは、手早く仕上げることができることをいう。
3.「細かい作業」
「細かい作業」とは、細かい(1mm単位)部分の化粧が簡単にでき、細いラインも簡単に描けることをいう。
4.「メイクの持続性」
「メイクの持続性」とは、化粧崩れがなく、メイクが長時間続くことをいう。
5.他の効果項目
他の効果項目として、「化粧料のロスのなさ」、「摩擦刺激のなさ」、「重ね付けの状態(メイクが終わった後の噴霧による重ね付けが自然にできるかどうか)について行った。
(評価点基準)
4点:非常に優れている。
3点:優れている。
2点:普通(どちらともいえない。)。
1点:劣る。
0点:非常に劣る。
(評価基準)
◎:平均点が3点を超える。
○:平均点が2点超3点以下である。
△:平均点が1点以上2点以下である。
×:平均点が1点未満である。
[実施例1〜2]
表1に示した成分、配合量の処方(配合量合計100質量%)の「水溶性乳化(O/W型)ファンデーション(実施例1;色調ナチュラル、実施例2;色調カラメル)」を、図1の化粧用携帯噴霧器を用いて化粧を行なった。
なお、用いた化粧用携帯噴霧器の重量600g、噴出口(ノズル)の口径;直径0.4mmであった。
Figure 2013143993
(注1)粒子径;30μm以下(平均0.25μm)
(注2)粒子径;30μm以下(5〜10μm)
(注3)粒子径;30μm以下(10μm前後)
(注4)粒子径;30μm以下(10μm前後)
(注5)粒子径;30μm以下(10μm前後)
化粧方法
先に説明した「化粧用携帯噴霧器1を用いた化粧方法」に基づいて化粧した。
化粧中、ファンデーションの詰まりは観察されなかった。
効果
上記実施例1〜2につき効果試験を行い、その評価結果を表2に示した。
Figure 2013143993
(効果結果)
・化粧仕上がりの美しさが非常に優れており、プロ並の美しい化粧仕上がりが素人でもできることが分かる。
・化粧が非常に簡便であることが分かる。
・細かい作業をすることに非常に優れていることが分かる。
・メイクの持続性に非常に優れていることが分かる。
・化粧料のロスがなく、化粧料の使用量が少なくて充分であることが分かる。
・摩擦による刺激がないことが分かる。
・重ね付けが自然にできるので、化粧効率がよいことが分かる。
・その他、上記実施例1、2のファンデーションの洗浄について、いずれも一度の泡洗顔で完全に洗浄ができた。
[実施例3、4]
表3及び4に示した成分、配合量の処方(配合量合計100質量%)の「アフターメイクアップサンスクリーン(実施例3;O/W型、水溶性、SPF25、実施例4;W/O型、油溶性、SPF25)」を、図1の化粧用携帯噴霧器を用いて化粧を行なった。
なお、用いた化粧用携帯噴霧器の重量600g、噴出口(ノズル)の口径;直径0.4mmであった。
Figure 2013143993
Figure 2013143993
(注1)粒子径;30μm以下(5μm前後)
(注2)粒子径;30μm以下(2.5μm以下)
(注3)粒子径;30μm以下
(注4)粒子径;30μm以下(平均0.25μm)
化粧方法
先に説明した「化粧用携帯噴霧器1を用いた化粧方法」に基づいて化粧した。
化粧中、サンスクリーンの詰まりは観察されなかった。
効果
上記実施例3〜4につき効果試験を行い、その評価結果を表5に示した。
Figure 2013143993
(効果結果)
・化粧仕上がりの美しさが非常に優れており、プロ並の美しい化粧仕上がりが素人でもできることが分かる。
・化粧が非常に簡便であることが分かる。
・細かい作業をすることに非常に優れていることが分かる。
・メイクの持続性に非常に優れていることが分かる。
・化粧料のロスがなく、化粧料の使用量が少なくて充分であることが分かる。
・摩擦による刺激がないことが分かる。
・重ね付けが自然にできるので、化粧効率がよいことが分かる。
・その他、実施例3の水溶性サンスクリーンは、メイクが終わった後に噴霧が可能であり、自然なメイクができた。また、一度の泡洗顔で完全に肌上からの洗浄が可能であった。
・さらに、実施例4の油溶性サンスクリーンも、メイクが終わった後に噴霧が可能であり、噴霧後はファンデーションを固定化し、汗や涙に強く、特に夏用の化粧料である。また、ファンデーションを固定化するための樹脂が強固に肌上に残るため洗浄はオイルクレンジングと泡洗顔料のダブル使用が必要であった。
[実施例5]
表6に示した成分、配合量の処方(配合量合計100質量%)の「ミスト化粧水(メイク後に使用する、アフターメイクアップミスト)」を、図1の化粧用携帯噴霧器1を用いて化粧を行なった。
なお、用いた化粧用携帯噴霧器の重量600g、噴出口(ノズル)の口径;直径0.4mmであった。
Figure 2013143993
化粧方法
先に説明した「化粧用携帯噴霧器1を用いた化粧方法」に基づいて化粧した。
化粧中、化粧水の詰まりは観察されなかった。
なお、実施例5の化粧水は、メイク前に噴霧してもよいが、メイク後乾燥を感じた時にも使用できる両用の化粧料水である。
効果
上記実施例5につき効果試験を行い、その評価結果を表7に示した。
Figure 2013143993
(効果結果)
・化粧仕上がりの美しさが非常に優れており、プロ並の美しい化粧仕上がりが素人でもできることが分かる。
・化粧が非常に簡便であることが分かる。
・細かい作業をすることに非常に優れていることが分かる。
・メイクの持続性に非常に優れていることが分かる。
・化粧料のロスがなく、化粧料の使用量が少なくて充分であることが分かる。
・摩擦による刺激がないことが分かる。
・重ね付けが自然にできるので、化粧効率がよいことが分かる。
本発明によれば、化粧方法を施す分野で利用可能である。
1 化粧用携帯噴霧器
11 ノズル
12 化粧料充填部
13 電解回路
14 操作スイッチ
15 超音波振動子
16 ファン
17 バッテリー
18 モーター
20 ノズルカバー

Claims (5)

  1. 化粧料を噴出させるノズルからなる噴出口を先端に備え、前記化粧料を供給するための化粧料充填部を有し、この化粧料充填部内の化粧料を霧化するための超音波振動子を化粧料充填部の下方に設置し、霧化された化粧料を前記噴出口から外方に噴出させるためのファンを備え、前記超音波振動子とファンとの駆動源と操作スイッチを備え、前記噴出口から噴出される霧化された化粧料の噴出量と噴出スピードと噴出化粧料の粒子の大きさを調整することができる電気回路と、を備えた化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法であって、
    前記化粧料充填部に、粘度が10〜900mPa・s/30℃である化粧料を充填し、前記操作スイッチを操作して、前記噴出口から噴出量と噴出スピードと噴出化粧料の粒子の大きさをコントロールした霧状の化粧料を皮膚に噴射することで化粧を施すことを特徴とする化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法。
  2. 化粧用携帯噴霧器に化粧料充填部内の残存化粧料の残量を検出するための検出機器を備えたことを特徴とする請求項1記載の化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法。
  3. 化粧用携帯噴霧器の噴出口の口径が直径0.20〜0.45mmであることを特徴とする請求項1又は2記載の化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法。
  4. 化粧用携帯噴霧器の総重量が300〜1800gであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法。
  5. 化粧料の剤型が水系又は乳化系の何れかであることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の化粧用携帯噴霧器を用いた化粧方法。

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