JP2013142769A - 顕微鏡システム、オートフォーカスプログラムおよびオートフォーカス方法 - Google Patents

顕微鏡システム、オートフォーカスプログラムおよびオートフォーカス方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ステージなどの焦準部を動かしながらAFを行っても合焦位置を正確に定めることが可能な、オートフォーカス機能を備えた顕微鏡システム、オートフォーカスプログラムおよびオートフォーカス方法を提供すること。
【解決手段】被写体を載置するステージと顕微鏡の結像光学系を相対的に移動させながら、結像光学系を介して被写体を所定の時間間隔で撮像し、撮像した観察画像のコントラストの高低を示すコントラスト値を算出し、撮像した複数の観察画像のうち算出したコントラスト値が最大である最大コントラスト画像を検出し、観察画像が撮像されると、ステージと結像光学系の相対位置を検出し、検出した最大コントラスト画像に対応する検出した相対位置を、相対移動した方向と反対方向に所定値だけ移動させる補正処理を行い、補正された相対位置をフォーカスポイントとしてフォーカスする。
【選択図】図4

Description

本発明は、オートフォーカス(AF:Auto Focus)機能を備えた顕微鏡システムに関し、特に、電気制御によってステージ等の焦準部が上下左右に移動するような電動部を備え、撮像素子によって撮像した画像のコントラスト演算を行った結果から、焦点位置を定めるオートフォーカス機能を備えた顕微鏡システム、オートフォーカスプログラムおよびオートフォーカス方法に関する。
従来、撮像レンズ等の撮像光学系によって結像される被写体像を、CCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)等からなる固体撮像素子を利用して撮像し、その撮像した被写体像をデジタルデータ等の画像データとして画像の明るさの数値とともに記録媒体に記録するデジタルスチルカメラや電子カメラ等の撮像装置が広く普及している。このような撮像装置は、一般的に景色や人物等を被写体として撮像する用途以外に、生体組織や細胞等の微視的状態を撮像するために、顕微鏡に接続して使用するものも多く存在する。
また、近年の顕微鏡は、デジタルカメラを利用したオートフォーカス(AF:Auto Focus)機構を搭載し、デジタルカメラで撮像した画像を表示部で観察するという観察手法が増えてきている。
CCD等の撮像素子を有するデジタルカメラを利用したAFでは、隣接画素を比較してコントラスト演算を行い、そのコントラスト演算値が最大となる位置を合焦位置とする方法が実用化されており、コントラストAFとして知られている。
顕微鏡観察におけるコントラストAFでは、電気制御によって上下方向に移動するステージなどの焦準部の位置(以下、Z位置という)を変えて撮像を行い、その後、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)などの制御部からZ位置情報を取得して、そのZ位置情報を画像の位置情報として登録し、コントラスト演算の結果からコントラスト値が最大となる合焦位置を探す方法が広く実用化されている。
例えば、光学顕微鏡および写真撮影装置の結像光学系を介して形成される被写体の画像が、CCDカメラ等の撮像素子を介して取り込み可能となっており、光学顕微鏡のステージを移動させながら、一定のタイミングで映像信号を取り込み、その高周波成分の検出を行い、映像信号のコントラストを算出する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1で開示されたコントラストAFでは、1回のスキャンで合焦位置を精度よく探索するためにステージをゆっくりと広範囲にわたって動かさなければならなかった。よって、AF時間が長くかかっていた。そこで、上記特許文献1ではAF速度を高速化するために、ステージ速度が速い粗フォーカス動作(以下、Roughスキャンという)と、ステージ速度が遅い密フォーカス動作(以下、Fineスキャンという)という2回スキャンによるAF処理を行い、Roughスキャンで大まかな合焦位置を見つけた後に、Fineスキャンで詳細な合焦位置を見つける工夫を行っている。
上記特許文献1の2回スキャンのAFシーケンスについて、以下で説明する。なお、AFシーケンス中のステージ移動方向は、ステージが対物レンズに近づく方向をNear方向、対物レンズから遠ざかる方向をFar方向とする。
図13は、従来のステージ静止を伴うAFシーケンスを説明するための図である。
(1)AFを開始すると、AFを開始したZ位置から一定距離Wstart(m)だけステージをNear側へ移動させる。
(2)Wstart(m)だけ移動が終了したら、Roughスキャンを開始し、一定の走査範囲Wrough(m)だけステージをFar側へ動かす。この間、ステージは一定のサンプリングピッチで送りながら静止した状態で画像を取得する。そして、取得した画像についてコントラスト演算を行い、ステージのZ座標を読み出し、そのZ座標を画像の取得位置として登録する(図13中の三角印で示した点)。
(3)Wrough(m)だけ移動が終了したらRoughスキャンを終了し、ステージをNear側へ一定距離Wback(m)だけ動かし、Fineスキャンスタート位置にステージを移動させる。
(4)Wback(m)だけ移動が終了したらFineスキャンを開始し、一定の走査範囲Wfine(m)だけステージをFar側へ動かす。この間、ステージは一定のサンプリングピッチで送りながら画像を取得してコントラスト演算を行う。そして、画像を取得した後にステージのZ座標を読み出し、そのZ座標を画像の取得位置として登録する(図13中の丸印で示した点)。なお、Fineスキャンのサンプリングピッチは、Roughスキャンのサンプリングピッチよりも小さい。
(5)Wfine(m)だけ移動が終了したら、上記(2)と(4)の処理で見つけたコントラスト値が最大となるZ座標(コントラストピーク座標)へステージを移動させる。
(6)コントラストピーク座標への移動が終了したらAF処理を終了する。
以上のように従来のコントラストAF(以下、AFという)では、画像を取得するときにいったんステージを止めて撮像を行い、続いてZ位置情報を取得している。
そこで、高速にAF処理を実行するため、画像を取得する際、ステージを止めずに撮像することが考えられる。この手法を上記AFシーケンスに適用すると以下のようになる。
図14は、従来のステージ静止を伴わないAFシーケンスを説明するための図である。
(1)図13と同様、AFを開始すると、AFを開始したZ位置から一定距離Wstart(m)だけステージをNear側へ移動させる。
(2)Wstart(m)だけ移動が終了したら、Roughスキャンを開始し、一定の走査範囲Wrough(m)だけステージをFar側へ動かしながら撮像を行い、取得した画像に対してコントラスト演算を行う。このとき、画像を取得した後にステージのZ座標を読み出し、そのZ座標を画像の取得位置として登録する(図14中の三角印で示した点)。
ここで、画像を取得してからステージ座標を取得するまで時間差があるので、その時間差にステージ速度をかけた分だけ画像のZ位置情報は、画像を取得した本当の位置よりもずれることになる。なお、図14中の破線は、画像を取得した本当の位置を表している。
(3)Wrough(m)だけ移動が終了したらRoughスキャンを終了し、ステージをNear側へ一定距離Wback(m)だけ動かし、Fineスキャンスタート位置にステージを移動させる。
このとき、図13ではRoughスキャンで見つけたコントラストピーク位置を越えたところからFineスキャンを開始できるが、画像を取得した本当の位置とのずれが大きい場合には、Fineスキャンの開始点が本当のコントラストピークよりも手前になってしまう。
(4)Wback(m)だけ移動が終了したらFineスキャンを開始し、一定の走査範囲Wfine(m)だけステージをFar側へ動かしながら撮像を行い、取得した画像に対してコントラスト演算を行う。このとき、画像を取得した後にステージのZ座標を読み出し、そのZ座標を画像の取得位置として登録する(図14中の丸印で示した点)。
(5)Wfine(m)だけ移動が終了したら、上記(4)の処理で見つけたコントラスト値が最大となるZ座標(コントラストピーク座標)へステージを移動させる。
図14の場合では、本当の合焦位置よりもコントラスト値が低い場所がコントラストピーク座標となっているため、最終的なAF終了位置は偽合焦位置となってしまう。
(6)偽合焦位置への移動が終了し、AF処理が終了する。
特開平10−197784公報
しかしながら、上述のステージを止めて撮像する方法では、AFが終了するまで長時間かかってしまう、という問題点があった。
また、AF速度を高速化するためにステージを動かしながらコントラストAFを行う方法では、合焦位置を正確に定めることができない、という問題点があった。
本発明は、上述のような実状に鑑みたものであり、ステージなどの焦準部を動かしながらAFを行っても合焦位置を正確に定めることが可能な、オートフォーカス機能を備えた顕微鏡システム、オートフォーカスプログラムおよびオートフォーカス方法を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するため、下記のような構成を採用した。
すなわち、本発明の一態様によれば、本発明の顕微鏡システムは、顕微鏡における観察画像のフォーカスを行う顕微鏡システムであって、被写体を載置するステージと前記顕微鏡の結像光学系を相対的に移動させながら、前記結像光学系を介して前記被写体を所定の時間間隔で撮像する撮像手段と、前記撮像した観察画像のコントラストの高低を示すコントラスト値を算出するコントラスト値算出手段と、前記撮像した複数の観察画像のうち前記算出したコントラスト値が最大である最大コントラスト画像の検出を行う最大コントラスト画像検出手段と、前記観察画像が撮像されると、前記ステージと前記結像光学系の相対位置を検出する相対位置検出手段と、前記検出した最大コントラスト画像に対応する前記検出した相対位置を、前記相対移動した方向と反対方向に所定値だけ移動させる補正処理を行う位置補正手段と、前記補正された相対位置をフォーカスポイントとしてフォーカスするオートフォーカス手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の顕微鏡システムは、前記ステージと前記結像光学系の相対速度を算出する相対速度算出手段をさらに備え、前記位置補正手段が、前記検出した最大コントラスト画像に対応する前記検出した相対位置を、前記観察画像を撮像した撮像時刻と前記取得した相対位置の取得時刻との差分に前記相対速度を乗算した値だけ移動させることが望ましい。
また、本発明の顕微鏡システムは、前記撮像手段が、第1の時間間隔で撮像するラフスキャン手段と、前記第1の時間間隔より短い第2の時間間隔で撮像するファインスキャン手段とを備え、前記最大コントラスト画像検出手段が、前記ラフスキャン手段により撮像した観察画像を用いて第1の最大コントラスト画像を検出し、前記検出した第1の最大コントラスト画像に対応する前記検出した相対位置を含む所定範囲内について前記ファインスキャン手段により撮像した観察画像を用いて第2の最大コントラスト画像を検出することが望ましい。
また、本発明の一態様によれば、本発明のオートフォーカスプログラムは、顕微鏡における観察画像のフォーカスを行うオートフォーカスプログラムであって、コンピュータに、被写体を載置するステージと前記顕微鏡の結像光学系を相対的に移動させながら、前記結像光学系を介して前記被写体を所定の時間間隔で撮像する撮像機能と、前記撮像した観察画像のコントラストの高低を示すコントラスト値を算出するコントラスト値算出機能と、前記撮像した複数の観察画像のうち前記算出したコントラスト値が最大である最大コントラスト画像の検出を行う最大コントラスト画像検出機能と、前記観察画像が撮像されると、前記ステージと前記結像光学系の相対位置を検出する相対位置検出機能と、前記検出した最大コントラスト画像に対応する前記検出した相対位置を、前記相対移動した方向と反対方向に所定値だけ移動させる補正処理を行う位置補正機能と、前記補正された相対位置をフォーカスポイントとしてフォーカスするオートフォーカス機能とを実行させることを特徴とする。
また、本発明のオートフォーカスプログラムは、前記コンピュータに、前記ステージと前記結像光学系の相対速度を算出する相対速度算出機能をさらに実行させ、前記位置補正機能が、前記検出した最大コントラスト画像に対応する前記検出した相対位置を、前記観察画像を撮像した撮像時刻と前記取得した相対位置の取得時刻との差分に前記相対速度を乗算した値だけ移動させることが望ましい。
また、本発明のオートフォーカスプログラムは、前記撮像機能が、第1の時間間隔で撮像するラフスキャン機能と、前記第1の時間間隔より短い第2の時間間隔で撮像するファインスキャン機能とを備え、前記最大コントラスト画像検出機能が、前記ラフスキャン機能により撮像した観察画像を用いて第1の最大コントラスト画像を検出し、前記検出した第1の最大コントラスト画像に対応する前記検出した相対位置を含む所定範囲内について前記ファインスキャン機能により撮像した観察画像を用いて第2の最大コントラスト画像を検出することが望ましい。
また、本発明の一態様によれば、本発明のオートフォーカス方法は、顕微鏡における観察画像のフォーカスを行うオートフォーカス方法であって、被写体を載置するステージと前記顕微鏡の結像光学系を相対的に移動させながら、前記結像光学系を介して前記被写体を所定の時間間隔で撮像し、前記撮像した観察画像のコントラストの高低を示すコントラスト値を算出し、前記撮像した複数の観察画像のうち前記算出したコントラスト値が最大である最大コントラスト画像を検出し、前記観察画像が撮像されると、前記ステージと前記結像光学系の相対位置を検出し、前記検出した最大コントラスト画像に対応する前記検出した相対位置を、前記相対移動した方向と反対方向に所定値だけ移動させる補正処理を行い、前記補正された相対位置をフォーカスポイントとしてフォーカスすることを特徴とする。
本発明は、画像を取得したZ座標を正確に定めることができ、合焦位置を正確に定めることができる、という効果を奏する。
合焦位置のずれを説明するための図である。 本発明の第1または第2の実施の形態によるAF機構を有する顕微鏡システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるAF処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 本発明の第1の実施の形態によるAF処理の流れを示すフローチャート(その2)である。 本発明の第1の実施の形態によるAFシーケンスを説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態によるAF処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 本発明の第2の実施の形態によるAF処理の流れを示すフローチャート(その2)である。 本発明の第2の実施の形態によるAF処理の流れを示すフローチャート(その3)である。 本発明の第2の実施の形態によるAFシーケンスを説明するための図である。 本発明のその他の変形例1によるAF機構を有する顕微鏡システムの構成例を示す図である。 本発明のその他の変形例2によるAF機構を有する顕微鏡システムの構成例を示す図である。 本発明のその他の変形例5によるAF処理の流れを示すフローチャートである。 従来のステージ静止を伴うAFシーケンスを説明するための図である。 従来のステージ静止を伴わないAFシーケンスを説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
上述したように、AFを高速化するには、ステージを止めずにAFを行えばよいが、その場合には、撮像終了信号を受信した後にZ位置情報を取得することになる。その結果、画像に登録されたZ位置情報は、画像を取得した時からZ位置情報を取得するまでの間にステージが移動した分だけずれた情報となる。このずれ量は、ステージの移動速度が速いほど大きくなり、合焦位置が正確に定まらないという問題が生じる。これは、画像を取得してからステージのZ座標を取得するまでの時間差にステージ移動速度をかけた分だけ、画像を取得した本当のZ座標との間にずれが生じるためである。
図1は、合焦位置のずれを説明するための図である。
図1において、(1)時刻t1で画像を取得し、(2)時刻t2でステージ位置を取得する。そして、上記(2)の時刻t2で取得したステージ位置を上記(1)の時刻t1で取得した画像のZ位置として登録する。そのため、画像を取得したときのZ位置と、CPUがZ位置を取得したときのステージのZ位置とが、時刻t2と時刻t1の時間差分ずれることになる。これは、合焦位置においてもずれることになるので、合焦位置とのずれ量は下記の式1で表される。
合焦位置とのずれ量 ΔZ(m)=(t2−t1)(s)×v(m/s) ・・・・・式1
ここで、vは、ステージの移動速度である。
上記式1より、合焦位置とのずれ量はステージ移動速度に比例して大きくなることが分かる。
合焦位置とのずれ量は、簡単のために上記式1で定義したが、正確には上記式1にサンプリング誤差ΔZsmpl(m)が加わった下記の式2となる。
合焦位置とのずれ量 ΔZ(m)=(t2−t1)(s)×v(m/s)+ΔZSmpl(m) ・・・・・式2
ここで、サンプリング誤差ΔZsmpl(m)とは、画像をサンプリングする間隔の中に本当の合焦位置がある場合の、サンプリングした画像から見つけたコントラストピーク位置と本当の合焦位置とのずれ量のことである。
(第1の実施の形態)
図2は、本発明の第1または第2の実施の形態によるAF機構を有する顕微鏡システムの構成例を示す図である。
図2において、本発明が適用される顕微鏡システムは、顕微鏡本体、カメラ24、撮影した観察画像および顕微鏡操作用GUIを表示するための表示部19、表示部19に表示された顕微鏡操作用GUIを操作するためのキーボードやマウス等のキー入力部20およびPC21を備える。
顕微鏡本体は、顕微鏡架台1、観察に用いる被写体としての標本23を載せるためのステージ2、モータ3、ステージ支持部4、モータ制御部5、対物レンズ6、ハーフミラー7、結像光学系部8、光源12、光源制御部13、ハーフミラー7から光源制御部13までを内部に持つ投光管14を備える。
カメラ24は、撮像素子9、自動露出感度調整機能を備えた撮像素子制御部10およびA/D変換部11を備える。
また、PC21は、コントラスト演算処理部15、主制御部16、記憶装置17、本発明を実現するオートフォーカスプログラムを記憶するプログラム記憶媒体18を備える。
このような構成において、主制御部16は、モータ制御部5にモータ駆動量の指示値を送り、モータ制御部5はモータ3を駆動させる。モータ3が駆動することにより、ステージ2はステージ支持部4に沿って移動する。光源12から出た光は、ハーフミラー7から対物レンズ6を経由し、ステージ2に載せられた標本23へと照射される。ステージ2に載せられた標本23から反射された光は、対物レンズ6からハーフミラー7を経由し、結像光学系部8を通って撮像素子9に至り、撮像素子9にて結像する。モータ制御部5は、プログラム記憶媒体18より主制御部16にロードされたプログラムソフトによって制御される。コントラスト演算処理部15は、撮像素子9、A/D変換部11を通じてデジタル変換された画像信号を受け取り、コントラスト演算処理をした演算結果を主制御部16に入力する。主制御部16は、入力されたコントラスト演算結果の最大値、およびコントラスト演算が最大となるときのZ座標等を記憶装置17に入力する。
キー入力部20によって表示部19に映し出された顕微鏡操作用GUI上から光源12の明るさを指示でき、主制御部16は光源制御部13に指示値を送り、光源12の明るさを調節することができる。
撮像素子制御部10は、自動露出感度調整機能(以下、AEという)を備えており、A/D変換部11から送られてきた画像の輝度データから撮像する画像の輝度値を最適にするように撮像素子9のフレームレートを制御し、カメラ24の露出感度を自動的に調整する。ただし、AF中はAEをロックし、露出感度が一定となるようにする。
上述のような構成の顕微鏡システムが、顕微鏡で観察する観察画像のオートフォーカスを行う。
カメラ24は、被写体としての標本23を載置するステージ2と前記顕微鏡の結像光学系部8を相対的に移動させながら、前記結像光学系部8を介して前記標本23を所定の時間間隔で撮像する。
コントラスト演算処理部15は、前記撮像した観察画像のコントラストの高低を示すコントラスト値を算出する。
主制御部16は、前記撮像した複数の観察画像のうち前記算出したコントラスト値が最大である最大コントラスト画像の検出を行う。また、主制御部16は、前記観察画像が撮像されると、前記ステージ2と前記結像光学系部8の相対位置を検出する。さらに、主制御部16は、前記検出した最大コントラスト画像に対応する前記検出した相対位置を、前記相対移動した方向と反対方向に所定値だけ移動させる補正処理を行い、前記補正された相対位置をフォーカスポイントとしてフォーカスする。
次に、本発明を適用したAF処理の流れを説明する。
図3および図4は、本発明の第1の実施の形態によるAF処理の流れを示すフローチャートであり、図5は、本発明の第1の実施の形態によるAFシーケンスを説明するための図である。
まず、図3のステップS101において、表示部19に表示された顕微鏡操作用GUI上からAF開始ボタンを押す(図5:(1))。ステップS101でAF開始ボタンが押されると、ステップS102において、主制御部16は撮像素子制御部10にAF開始信号を送信し、撮像素子制御部10は露出感度が一定となるように撮像素子9を制御する。
ステップS102の後、ステップS103において、AFスキャン開始位置に一定の値Wstart(m)だけステージ2を移動させる(図5:(1)−>(2))。このとき、ステージ2が移動する向きは、ステージ2が対物レンズ6へと近づく方向(Near方向)とする。
そして、ステップS103でWstart(m)だけステージ2の移動が終了したら、ステップS104において、主制御部16はモータ制御部5に現在のステージ2のZ座標を確認するコマンドを送信して、ステージ2のZ座標を取得し、AFスキャン開始位置Z_start(m)として記憶装置17に記憶させる。
次に、ステップS105において、AFスキャン終了位置Z_end(m)を計算し、記憶装置17に記憶させる。AFスキャン終了位置Z_end(m)は、AFスキャン開始位置Z_start(m)にAFスキャン範囲Wscan(m)を加えた値(Z_end=Z_start+Wscan)である。
そして、ステップS105の後、ステップS106において、主制御部16は撮像素子制御部10からカメラフレームレートf(fps)を取得し、ステップS107において、下記式3のようにしてステージ移動速度vを算出する。
ステージ移動速度 v(m/s)=f(fps)×(Wscan(m)/P) ・・・・・式3
ここで、Pは画像サンプリング数である。また、Wscan/Pは、AFスキャン範囲Wscan(m)を画像サンプリング数Pで割ることにより、1サンプリング間の距離を表わす。なお、ステージ移動速度vは、予め定められた一致の速度でもよい。
ステップS107の後、ステップS108において、ステージ2をステージ移動速度v(m/s)でFar方向へと移動させる(図5:(2))。
次に、ステップS109において、AF処理を実行する。このAF処理の詳細は、図4を用いて説明する。
図4のステップS001でAF処理が開始されると、ステップS002において、ステージ2がAFスキャン終了位置に到達したかを判断する。
未だ到達していない場合(ステップS002:No)、ステップS003において、ステージ2を移動させたまま主制御部16にて撮像素子制御部10を操作し、一定間隔で撮像を行って画像を取得する。取得した画像は画像番号index_[i]とし、画像を取得した時刻をt1_[i]として記憶装置17に記憶させる。
次に、ステップS004において、主制御部16はモータ制御部5に現在のステージ2のZ座標を確認するコマンドを送信して、ステージ2のZ座標を取得してZ_[i]とし、ステージ2のZ座標を取得した時刻をt2_[i]として記憶装置17に記録する。
また、ステップS005において、画像番号index_[i]のコントラスト演算を行い、コントラスト演算値をef_[i]として記憶装置17に記憶させる。
そして、ef_[i]が過去最大の値ならば(ステップS006:Yes)、ステップS007において、コントラストピーク値ef_peak、ピークZ座標Z_peak(m)、ピーク画像取得時刻t1_peak、ピークZ座標取得時刻t2_peakを更新し、ステップS008において、インデックス番号iを1インクリメントする。他方、ステップS006でef_[i]が過去最大値でなければ(ステップS006:No)、ステップS008に移動する。
以降、AFスキャン終了位置に到達したと判定されるまで(ステップS002:Yes)、ステップS003からステップS008までの処理を繰り返す(図5:(2)−>(3))。
そして、AFスキャン終了位置に到達後(図5:(3))、図3のステップS110において、ピークZ座標を見つけた時にステージ2が移動していた方向と反対方向(この場合はNear方向)へ、以下のようにピークZ座標をずらす補正処理を行い、補正したピークZ座標を下記式4のようにZ_final(m)とする(図5:(4))。
ピークZ座標 Z_final(m)=Z_peak(m)−(t2_peak−t1_peak)(s)×v(m/s) ・・・・・式4
上記の式4において、ピークZ座標取得時刻t2_peakからピーク画像取得時刻t1_peakを引いた値(t2_peak−t1_peak)は、画像を取得してからステージ位置を取得するまでの時間差を表しており、その値にステージ移動速度v(m/s)をかけることで、画像取得位置からステージ位置を取得した位置までの距離が算出される。そして、その距離分、ピークZ座標Z_peak(m)をNear側に移動させることで、正確な合焦位置を算出することができる。
そして、ステップS110の処理が終了した後、ステップS111において、ステージ2をZ_final(m)へ移動させ(図5:(3)−>(5))、ステップS112において、本処理を終了する(図5:(5))。
これにより、画像取得位置とステージ位置のずれを無くすことができ、合焦位置を正確に定めることができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態における顕微鏡システムは、図2を用いて説明した第1の実施の形態における顕微鏡システムと同様である。
図6、図7および図8は、本発明の第2の実施の形態によるAF処理の流れを示すフローチャートであり、図9は、本発明の第2の実施の形態によるAFシーケンスを説明するための図である。
まず、図6のステップS201において、表示部19に表示された顕微鏡操作用GUI上からAF開始ボタンを押す(図9:(1))。ステップS201でAF開始ボタンが押されると、ステップS202において、主制御部16は撮像素子制御部10にAF開始信号を送信し、撮像素子制御部10は露出感度が一定となるように撮像素子9を制御する。
ステップS202の後、ステップS203において、Roughスキャン開始位置に一定の値Wstart(m)だけステージ2を移動させる(図9:(1)−>(2))。このとき、ステージ2が移動する向きは、ステージ2が対物レンズ6へと近づく方向(Near方向)とする。
そして、ステップS203でWstart(m)だけステージ2の移動が終了したら、ステップS204において、主制御部16はモータ制御部5に現在のステージ2のZ座標を確認するコマンドを送信して、ステージ2のZ座標を取得し、Roughスキャン開始位置Z_rstart(m)として記憶装置17に記憶させる。
次に、ステップS205において、Roughスキャン終了位置Z_rend(m)を計算し、記憶装置17に記憶させる。Roughスキャン終了位置Z_rend(m)は、Roughスキャン開始位置Z_rstart(m)にRoughスキャン範囲Wrough(m)を加えた値(Z_rend=Z_rstart+Wrough)である。
そして、ステップS205の後、ステップS206において、主制御部16は撮像制御部10からカメラフレームレートf(fps)を取得し、ステップS207において、下記式5のようにしてステージ移動速度v_rough(m/s)を算出する。
ステージ移動速度 v_rough(m/s)=f(fps)×(Wrough(m)/Prough) ・・・・・式5
ここで、ProughはRoughスキャンの画像サンプリング数である。また、Wrough/Proughは、Roughスキャン範囲Wrough(m)をRoughスキャンの画像サンプリング数Proughで割ることにより、1サンプリング間の距離を表わす。
ステップS207の後、ステップS208において、Roughスキャン処理を実行する。このRoughスキャン処理の詳細は、図7を用いて説明する。
まず、図7のステップS301でRoughスキャン処理が開始されると、ステップS302において、Roughスキャン終了位置Z_rend(m)の値をAFスキャン終了位置Z_end(m)にコピーする。
次に、ステップS303において、ステージ2をステージ移動速度v_rough(m/s)でFar方向へと移動させ(図9:(2))、ステップS304において、図7を用いて説明した第1の実施の形態におけるAF処理(図7のステップS001乃至ステップS009)を実行する(図9:(2)−>(3))。
そして、Roughスキャン終了位置に到達後(図9:(3))、ステップS305において、Roughスキャン処理を終了する。
次に、図6のステップS209において、ピークZ座標を見つけた時にステージ2が移動していた方向と反対方向(この場合はNear方向)へ、以下のようにピークZ座標をずらす補正処理をし、補正したピークZ座標を下記式6のようにZ_rpeak(m)とする(図9:(4))。
ピークZ座標 Z_rpeak(m)=Z_peak(m)−(t2_peak−t1_peak)(s)×v_rough(m/s) ・・・・・式6
上記の式6において、ピークZ座標取得時刻t2_peakからピーク画像取得時刻t1_peakを引いた値(t2_peak−t1_peak)は、画像を取得してからステージ位置を取得するまでの時間差を表しており、その値にステージ移動速度v_rough(m/s)をかけることで、画像取得位置からステージ位置を取得した位置までの距離が算出される。そして、その距離分、ピークZ座標Z_rpeak(m)をNear側に移動させることで、正確な合焦位置を算出することができる。
そして、ステップS209の処理が終了した後、ステップS210において、Fineスキャン開始位置Z_fstart(m)を算出する。Fineスキャン開始位置は、補正後のRoughスキャンピーク位置Z_rpeak(m)からNear側に、Roughスキャン1フレーム分だけステージ2を移動した位置から開始する。下記の式7のようにして計算する。
Fineスキャン開始位置 Z_fstart(m)=Z_rpeak(m)−(Wrough(m)/Prough) ・・・・・式7
Roughスキャン1フレーム分だけNear側に移動することにより、Roughスキャンのフレーム間で取りこぼした可能性のあるコントラストピークを、Fineスキャンで詳細に調べることができる。
そして、ステップS210の後、ステップS211において、Fineスキャン終了位置Z_fend(m)を計算し、記憶装置17に記憶させる。Fineスキャン終了位置Z_fend(m)は、Fineスキャン開始位置Z_fstart(m)にFineスキャン範囲Wfine(m)を加えた値(Z_fend=Z_fstart+Wfine)である。
ステップS211の後、ステップS212において、ステージ2をZ_fstart(m)の位置へ移動させる(図9:(3)−>(5))。
そして、ステップS213において、Fineスキャン開始位置に到達後、下記の式8によりステージ移動速度v_fine(m/s)を算出する。
ステージ移動速度 v_fine(m/s)=f(fps)×(Wfine(m)/Pfine) ・・・・・式8
ここで、PfineはFineスキャン画像のサンプリング数である。また、Wfine/Pfineは、Fineスキャン範囲Wfine(m)をFineスキャン画像のサンプリング数Pfineで割ることにより、1サンプリング間の距離を表わす。
このFineスキャン時のステージ移動速度v_fine(m/s)は、Roughスキャン時のステージ移動速度v_rough(m/s)よりも遅く(v_fine<<v_rough)、FineスキャンではRoughスキャンよりも詳細な画像サンプリングを行うことができる。
ステップS213の後、ステップS214において、Fineスキャン処理を実行する。このFineスキャン処理の詳細は、図8を用いて説明する。
まず、図8のステップS401でFineスキャン処理が開始されると、ステップS402において、Fineスキャン終了位置Z_fend(m)の値をAFスキャン終了位置Z_end(m)にコピーする。
次に、ステップS403において、ステージ2を移ステージ移動速度v_fine(m/s)でFar方向へと移動させ(図9:(5))、ステップS404において、図7を用いて説明した第1の実施の形態におけるAF処理(図7のステップS001乃至ステップS009)を実行する(図9:(2)−>(3))。
そして、Fineスキャン終了位置に到達後(図9:(6))、ステップS405において、Fineスキャンを終了する。
次に、図6のステップS215において、Fineスキャンで見つけたピークZ位置Z_peak(m)の値を、最終Z位置Z_final(m)にコピーする。
そして、ステップS215の処理が終了した後、ステップS216において、ステージ2をZ_final(m)の位置へ移動させて(図9:(6)−>(7))、ステップS217において、AFを終了する(図9:(7))。
上述の第1の実施の形態では1回のスキャンしか行っていないため、スキャンスピードを遅くして広範囲の画像を取得しなければならなかった。そのため、AF時間が長くなってしまった。そこで、本第2の実施の形態のように、Roughスキャンで大まかにコントラストピークの位置を探した後に、Fineスキャンで詳細なコントラストピークの位置を探すことで、1回だけのスキャンよりも高速かつ高精度にコントラストピーク位置を探すことができるようになった。
さらに本第2の実施の形態では、Roughスキャンで見つけたコントラストピーク位置を補正し、その補正したコントラストピーク位置からRoughスキャンの1サンプリング区間分Near側に移動した場所をFineスキャン開始位置とすることにより、Roughスキャンで取りこぼした可能性のあるコントラストピークを探すAF処理となっている。このFineスキャン位置を決める処理を加えることにより、短い区間で確実に真のコントラストピークを見つけることが可能となる。
(第2の実施の形態の変形例1)
次に、上記第2の実施の形態の変形例1について説明する。
本変形例は、上述の第2の実施の形態を説明するために用いた図6のステップS214のFineスキャン処理が終了した後、後述するステップS218およびステップS219の処理を加える例である。上記第2の実施の形態におけるFineスキャンでは、ステージ2はRoughスキャンに比べてゆっくりと動かしているため、画像を取得した時のステージ位置と、Z座標を取得したときのステージ位置とのずれは少ない。しかしながら、ステップS218およびステップS219の処理を加えることにより、より高精度に合焦位置を定めることができる。
すなわち、ステップS214でFineスキャン処理が終了後、ステップS218において、ピークZ座標を見つけた時にステージ2が移動していた方向と反対方向(この場合はNear方向)へ、以下のようにピークZ座標をずらす補正処理をし、補正したピークZ座標を下記の式9のようにZ_fpeak(m)とする(図9:(4))。
ピークZ座標 Z_fpeak(m)=Z_peak(m)−(t2_peak−t1_peak)(s)×v_fine(m/s) ・・・・・式9
上記の式9において、ピークZ座標取得時刻t2_peakからピーク画像取得時刻t1_peakを引いた値(t2_peak−t1_peak)は、画像を取得してからステージ位置を取得するまでの時間差を表しており、その値にステージ移動速度v_fine(m/s)をかけることで、画像取得位置からステージ位置を取得した位置までの距離が算出される。そして、その距離分、ピークZ座標Z_peak(m)をNear側に移動させることで、正確な合焦位置を算出することができる。
そして、ステップS218の処理が終了後、ステップS219において、正したピークZ位置Z_fpeak(m)の値を、最終Z位置Z_final(m)にコピーする。
ステップS219の後は、第2の実施の形態と同様、ステップS216において、ステージ2をZ_final(m)の位置へ移動させて(図9:(6)−>(7))、ステップS217において、AFを終了する(図9:(7))。
(第2の実施の形態の変形例2)
次に、上記第2の実施の形態の変形例2について説明する。
上述した第2の実施の形態における、ステップS214のFineスキャン処理中で行うAF処理(図8中のステップS404)においては、特許文献1で開示された技術と同様にステージ2をピッチ送りでAF処理を行ってもよい。すなわち、ステージ2をステージ移動速度v_fineでFar側へ送り、画像を撮影するときにいったんステージ2を止め、撮像信号受信後にステージ位置を取得するといったAF動作になる。
以上第1の実施の形態及び第2の実施の形態を説明してきたが、上述した第1の実施の形態または第2の実施形態において、下記のその他の変形例1乃至その他の変形例5のように、顕微鏡システムの構成やAF動作を変更することもできる。なお、下記のその他の変形例1乃至その他の変形例5は1つ以上を組合せて実施してもよく、上述した第1、第2の実施の形態、第2の実施の形態の変形例1または変形例2と組み合わせてもよい。
(その他の変形例1)
図10は、本発明のその他の変形例1によるAF機構を有する顕微鏡システムの構成例を示す図である。
図10に示した顕微鏡システムは、透明の生体サンプルを観察するような場合に適用される顕微鏡システムである。図2に示した第1または第2の実施の形態による顕微鏡システムとは、顕微鏡本体の構成が相違している。すなわち、光源12がステージ2の下側に位置し、ステージ2の中央にあいた穴から光を透過させる、いわゆる倒立型顕微鏡を備えている。
(その他の変形例2)
図11は、本発明のその他の変形例2によるAF機構を有する顕微鏡システムの構成例を示す図である。
図11に示した顕微鏡システムは、図2に示した第1または第2の実施の形態による顕微鏡システムと、顕微鏡本体の構成が相違している。すなわち、AFを行う場合、モータ3を駆動することにより、ステージ2ではなく投光管14を投光管支持部22に沿って移動させる。なお、投光管14を移動させる場合には、対物レンズ6がステージ2に近づく方向をNear方向、対物レンズ6がステージ2から遠ざかる方向をFar方向とする。
(その他の変形例3)
下記の定数は、対物レンズ6の倍率ごとに異なる値を持つことができる。また、顕微鏡本体の投光管14やカメラ24の構造に光学ズーム機構を備えている場合には、対物レンズ6の倍率と光学ズームの倍率を掛け合わせた総合倍率に応じて異なる値を持つことができる。そして、そのような異なる値を持つ場合には、記憶装置17から対物レンズ6の倍率や総合倍率に応じた値を読み出すことができる。
定数:Wstart(m):AFを開始するとAFスキャン開始位置またはRoughスキャン開始位置まで移動する一定量のこと。対物レンズ6は倍率ごとに作動距離(WD)が異なり、対物レンズ6の倍率が高倍であるほどWDが小さくなる。そのため、Wstart(m)が対物レンズ6にかかわらず一律に大きな値であると、高倍の対物レンズ6がセットされている場合に、標本23と対物レンズ6が衝突する可能性がある。それを回避するため、対物レンズ6ごとにWstart(m)の値を変える。
定数:Wscan(m)、Wrough(m)、Wfine(m):AFを行うスキャン範囲のこと。対物レンズ6の倍率または総合倍率が低倍と高倍では、焦点深度の範囲が異なり、高倍になるほど焦点深度は狭くなる。逆に低倍になるほど焦点深度は広くなる。AFスキャン範囲がどの倍率でも一定であると、例えば低倍でAFをかけた場合に、AFスキャン範囲が短すぎて合焦位置にたどり着けない可能性がある。そのような問題を回避するため、Wscan(m)、Wrough(m)、Wfine(m)の値を適切に変える。
定数:P、Prough、Pfine:画像のサンプリング数のこと。この値が多いほどAFスキャン中にたくさんの画像をサンプリングするので、コントラストピーク位置を見つける精度が向上する。一方、ステージ2はゆっくりと動くことになるので、AF時間は長くかかってしまう。対物レンズ6の倍率や総合倍率によって、焦点深度の値が異なり、高倍ほど焦点深度は狭く、低倍ほど焦点深度は広い。よって、高倍では画像サンプリング数は多くし、画像のサンプリング間隔を短くしないと、コントラストピーク位置を見つけることが困難となる。他方、低倍でサンプリング数を多くしてしまうと、AF時間が長くなってしまう。このようなことを回避するため、倍率に応じて画像のサンプリング数を変更する。
(その他の変形例4)
Near方向とFar方向の向きを逆にしてもよい。ステージ2を動かしてAFを行う場合、対物レンズ6に近づく方向がFar側、遠ざかる方向がNear側となる。他方、投光管14を動かしてAFを行う場合には、ステージ2に近づく方向がFar側、遠ざかる方向がNear側となる。
(その他の変形例5)
図12は、本発明のその他の変形例5によるAF処理の流れを示すフローチャートである。
図4の(a)で囲った範囲の処理を図12の(b)に置き換えて、AF処理の終了判定を変更してもよい。図12の処理に変更することにより、AF探索範囲の最後まで画像をサンプリングしなくてもAFを終了することができるので、AF時間を短縮することが可能となる。
具体的には下記のような処理を実行する。
すなわち、図4のステップS008の処理の後、ステップS010において、コントラスト演算値ef_[i]が、コントラストピーク値ef_peakの半分を下回ったかどうかを判定する。判定が真であれば(ステップS010:Yes)、ステップS009において、AF処理を終了して呼び出し元に戻る。他方、判定が偽であれば(ステップS010:No)、ステップS002の処理に進む。ステップS002以降の処理は、図4と同様である。
以上本発明を適用した各実施の形態を説明してきたが、本発明は、以上に述べた各実施の形態等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または形状を取ることができる。
なお、上述の各実施の形態で用いた変数Z_start、Z_rstart、Z_fstart、Z_end、Z_rend、Z_fend、i、ef_peak、Z_peak、Z_rpeak、Z_fpeak、Z_final、t1_peak、t2_peak、index_[i] 、t1_[i] 、t2_[i] 、ef_[i] 、Z_[i] 、v、v_rough、v_fine、f等は、PC21に電源が投入され、プログラム記憶媒体18が作動すると全て0(ゼロ)に初期化され、従前に記憶した値を全て消去するものとする。
1 顕微鏡架台
2 ステージ
3 モータ
4 ステージ支持部
5 モータ制御部
6 対物レンズ
7 ハーフミラー
8 結像光学系部
9 撮像素子
10 撮像素子制御部
11 A/D変換部
12 光源
13 光源制御部
14 投光管
15 コントラスト演算処理部
16 主制御部
17 記憶装置
18 プログラム記憶媒体
19 表示部
20 キー入力部
21 PC
23 標本
24 カメラ

Claims (7)

  1. 顕微鏡における観察画像のフォーカスを行う顕微鏡システムであって、
    被写体を載置するステージと前記顕微鏡の結像光学系を相対的に移動させながら、前記結像光学系を介して前記被写体を所定の時間間隔で撮像する撮像手段と、
    前記撮像した観察画像のコントラストの高低を示すコントラスト値を算出するコントラスト値算出手段と、
    前記撮像した複数の観察画像のうち前記算出したコントラスト値が最大である最大コントラスト画像の検出を行う最大コントラスト画像検出手段と、
    前記観察画像が撮像されると、前記ステージと前記結像光学系の相対位置を検出する相対位置検出手段と、
    前記検出した最大コントラスト画像に対応する前記検出した相対位置を、前記相対移動した方向と反対方向に所定値だけ移動させる補正処理を行う位置補正手段と、
    前記補正された相対位置をフォーカスポイントとしてフォーカスするオートフォーカス手段と、
    を備えることを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 前記ステージと前記結像光学系の相対速度を算出する相対速度算出手段と、
    をさらに備え、
    前記位置補正手段は、前記検出した最大コントラスト画像に対応する前記検出した相対位置を、前記観察画像を撮像した撮像時刻と前記取得した相対位置の取得時刻との差分に前記相対速度を乗算した値だけ移動させる、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  3. 前記撮像手段は、第1の時間間隔で撮像するラフスキャン手段と、前記第1の時間間隔より短い第2の時間間隔で撮像するファインスキャン手段とを備え、
    前記最大コントラスト画像検出手段は、前記ラフスキャン手段により撮像した観察画像を用いて第1の最大コントラスト画像を検出し、前記検出した第1の最大コントラスト画像に対応する前記検出した相対位置を含む所定範囲内について前記ファインスキャン手段により撮像した観察画像を用いて第2の最大コントラスト画像を検出する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の顕微鏡システム。
  4. 顕微鏡における観察画像のフォーカスを行うオートフォーカスプログラムであって、
    コンピュータに、
    被写体を載置するステージと前記顕微鏡の結像光学系を相対的に移動させながら、前記結像光学系を介して前記被写体を所定の時間間隔で撮像する撮像機能と、
    前記撮像した観察画像のコントラストの高低を示すコントラスト値を算出するコントラスト値算出機能と、
    前記撮像した複数の観察画像のうち前記算出したコントラスト値が最大である最大コントラスト画像の検出を行う最大コントラスト画像検出機能と、
    前記観察画像が撮像されると、前記ステージと前記結像光学系の相対位置を検出する相対位置検出機能と、
    前記検出した最大コントラスト画像に対応する前記検出した相対位置を、前記相対移動した方向と反対方向に所定値だけ移動させる補正処理を行う位置補正機能と、
    前記補正された相対位置をフォーカスポイントとしてフォーカスするオートフォーカス機能と、
    を実行させることを特徴とするオートフォーカスプログラム。
  5. 前記コンピュータに、
    前記ステージと前記結像光学系の相対速度を算出する相対速度算出機能と、
    をさらに実行させ、
    前記位置補正機能は、前記検出した最大コントラスト画像に対応する前記検出した相対位置を、前記観察画像を撮像した撮像時刻と前記取得した相対位置の取得時刻との差分に前記相対速度を乗算した値だけ移動させる、ことを特徴とする請求項4に記載のオートフォーカスプログラム。
  6. 前記撮像機能は、第1の時間間隔で撮像するラフスキャン機能と、前記第1の時間間隔より短い第2の時間間隔で撮像するファインスキャン機能とを備え、
    前記最大コントラスト画像検出機能は、前記ラフスキャン機能により撮像した観察画像を用いて第1の最大コントラスト画像を検出し、前記検出した第1の最大コントラスト画像に対応する前記検出した相対位置を含む所定範囲内について前記ファインスキャン機能により撮像した観察画像を用いて第2の最大コントラスト画像を検出する、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のオートフォーカスプログラム。
  7. 顕微鏡における観察画像のフォーカスを行うオートフォーカス方法であって、
    被写体を載置するステージと前記顕微鏡の結像光学系を相対的に移動させながら、前記結像光学系を介して前記被写体を所定の時間間隔で撮像し、
    前記撮像した観察画像のコントラストの高低を示すコントラスト値を算出し、
    前記撮像した複数の観察画像のうち前記算出したコントラスト値が最大である最大コントラスト画像を検出し、
    前記観察画像が撮像されると、前記ステージと前記結像光学系の相対位置を検出し、
    前記検出した最大コントラスト画像に対応する前記検出した相対位置を、前記相対移動した方向と反対方向に所定値だけ移動させる補正処理を行い、
    前記補正された相対位置をフォーカスポイントとしてフォーカスする、
    ことを特徴とするオートフォーカス方法。
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