JP2013142425A - シールリング - Google Patents
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Abstract
【課題】摺動摩耗の抑制を図ったシールリングを提供する。
【解決手段】軸200の外周に設けられた環状溝210に装着され、相対的に回転する軸200とハウジング300との間の環状隙間を封止して、密封対象流体が存在する高圧側領域(H)と低圧側領域(L)とを隔てるシールリング100において、高圧側領域(H)に露出する面から環状溝210の側面に対して摺動する面に連通する貫通孔110と、環状溝210の側面に摺動する側の側面のうち貫通孔110の開口部からずれた位置において、低圧側領域(L)に露出する位置から内周面側に向かって高圧側領域(H)には届かない位置まで延びる溝120と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図6
【解決手段】軸200の外周に設けられた環状溝210に装着され、相対的に回転する軸200とハウジング300との間の環状隙間を封止して、密封対象流体が存在する高圧側領域(H)と低圧側領域(L)とを隔てるシールリング100において、高圧側領域(H)に露出する面から環状溝210の側面に対して摺動する面に連通する貫通孔110と、環状溝210の側面に摺動する側の側面のうち貫通孔110の開口部からずれた位置において、低圧側領域(L)に露出する位置から内周面側に向かって高圧側領域(H)には届かない位置まで延びる溝120と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図6
Description
本発明は、相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止するシールリングに関するものである。
従来、相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止するシールリングが知られている。図13を参照して、従来例に係るシールリングについて説明する。図13は従来例に係るシールリングの使用状態を示す模式的断面図である。
シールリング500は、軸200の外周に設けられた環状溝210に装着され、相対的に回転する軸200とハウジング300との間の環状隙間を封止して高圧側領域(H)と低圧側領域(L)とを隔てる機能を発揮する。ここで、シールリング500は、高圧側領域(H)中の密封対象流体の流体圧力によって、環状溝210の側面と、ハウジング300における軸孔の内周面310に対して密接した状態を維持することにより、シール性を発揮する。また、シールリング500は、軸200とハウジング300の相対回転時に、環状溝210の側面や、ハウジング300における軸孔の内周面310に対して摺動するため、潤滑膜(油膜など密封対象流体による膜)が安定的に形成されるか否かが耐久性に大きく影響する。
特に、シールリング500と環状溝210の側面との間に如何に潤滑膜を安定的に形成させることができるかが重要な課題となっている。何故なら、潤滑膜が形成されないと摺動抵抗が高くなるだけでなく、摺動摩耗により生じた摩耗粉や、異物などが摺動部に介在してしまうと摺動摩耗がより一層促進されてしまい、寿命が著しく低下してしまう。特に、軸200がアルミニウム合金などの軟質材の場合には、上記のような問題がより一層顕著になる。
本発明の目的は、摺動摩耗の抑制を図ったシールリングを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
本発明のシールリングは、
軸の外周に設けられた環状溝に装着され、相対的に回転する前記軸とハウジングとの間の環状隙間を封止して、密封対象流体が存在する高圧側領域と低圧側領域とを隔てるシールリングにおいて、
高圧側領域に露出する面から前記環状溝の側面に対して摺動する面に連通する貫通孔と、
前記環状溝の側面に摺動する側の側面のうち前記貫通孔の開口部からずれた位置において、低圧側領域に露出する位置から内周面側に向かって高圧側領域には届かない位置まで延びる溝と、
を備えることを特徴とする。
軸の外周に設けられた環状溝に装着され、相対的に回転する前記軸とハウジングとの間の環状隙間を封止して、密封対象流体が存在する高圧側領域と低圧側領域とを隔てるシールリングにおいて、
高圧側領域に露出する面から前記環状溝の側面に対して摺動する面に連通する貫通孔と、
前記環状溝の側面に摺動する側の側面のうち前記貫通孔の開口部からずれた位置において、低圧側領域に露出する位置から内周面側に向かって高圧側領域には届かない位置まで延びる溝と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、貫通孔が設けられていることにより、シールリングと環状溝の側面との摺動部に対して密封対象流体が送られる。これにより、この摺動部に対して、密封対象流体による潤滑膜を安定的に形成させることが可能となる。また、溝が設けられていることにより、上記の摺動部に侵入した異物や摩耗粉を低圧側領域に排出させることができ、摺動部に異物や摩耗粉が介在したままの状態になってしまうことを抑制できる。
前記溝は、内周面側から外周面側に向かって、シールリングに対する前記環状溝の側面の摺動方向に傾斜しているとよい。
これにより、溝内に送り込まれた異物や摩耗粉を効果的に低圧側領域に排出させることが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、摺動摩耗の抑制を図ることができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1〜図6を参照して、本発明の実施例1に係るシールリングについて説明する。
図1〜図6を参照して、本発明の実施例1に係るシールリングについて説明する。
<シールリング>
特に、図1〜図5を参照して、本発明の実施例1に係るシールリング100の構成について説明する。図1,3は本実施例に係るシールリング100の側面図であり、両側面のうち、図1は一方の側面を示し、図3は他方の側面を示している。図2はシールリング100の外周面側から見た図を示している。図4は図1中のAA断面図であり、図5は図1中のBB断面図である。
特に、図1〜図5を参照して、本発明の実施例1に係るシールリング100の構成について説明する。図1,3は本実施例に係るシールリング100の側面図であり、両側面のうち、図1は一方の側面を示し、図3は他方の側面を示している。図2はシールリング100の外周面側から見た図を示している。図4は図1中のAA断面図であり、図5は図1中のBB断面図である。
本実施例に係るシールリング100は、PTFEなどの樹脂製の環状部材であり、周方向の1か所にカット部(合口)Cが設けられている。本実施例においては、両側面側及び外周面側のいずれもステップ状に切断された特殊ステップカットの場合を示しているが、カット部Cについては各種の公知技術を採用し得る。
そして、本実施例に係るシールリング100においては、両側面を連通する貫通孔110が複数設けられている。また、シールリング100における両側面には、それぞれ溝120が複数設けられている。これら複数の溝120は、貫通孔110の開口部からずれた位置において、外周面から内周面側に向かって内周面には届かない位置まで延びるように構成されている。
<シールリングの動作>
特に、図6を参照して、本実施例に係るシールリング100の動作について説明する。図6は本実施例に係るシールリングの使用状態を示す一部破断斜視図であり、メカニズムが分かり易いように透視図にて示している。
特に、図6を参照して、本実施例に係るシールリング100の動作について説明する。図6は本実施例に係るシールリングの使用状態を示す一部破断斜視図であり、メカニズムが分かり易いように透視図にて示している。
本実施例に係るシールリング100は、軸200の外周に設けられた環状溝210に装着され、相対的に回転する軸200とハウジング300との間の環状隙間を封止して、油などの密封対象流体が存在する高圧側領域(H)と低圧側領域(L)とを隔てる機能を発揮する。ここで、シールリング100は、高圧側領域(H)中の密封対象流体の流体圧力によって、環状溝210の側面と、ハウジング300における軸孔の内周面310に対して密接した状態を維持することにより、シール性を発揮する。また、シールリング100は、軸200とハウジング300の相対回転時に、環状溝210の側面や、ハウジング300における軸孔の内周面310に対して摺動する。
本実施例に係るシールリング100に設けられた貫通孔110は、高圧側領域(H)に露出する面から環状溝210の側面に対して摺動する面に連通するように構成されている。また、シールリング100の両側面にそれぞれ設けられた溝120のうち一方の側面(摺動する面側の側面)に設けられた溝120は、低圧側領域(L)に露出する位置から内周面側に向かって高圧側領域(H)には届かない位置まで延びるように構成されている。
以上のように構成されるシールリング100においては、高圧側領域(H)中の密封対象流体が貫通孔110を介して、シールリング100と環状溝210との摺動部に送られる。これにより、これらの摺動部には密封対象流体による潤滑膜(油膜等)が安定的に形成される。また、潤滑膜中に侵入した異物や摩耗粉などは溝120に送られて、溝120を介して低圧側領域(L)に排出される(図6中の矢印参照)。
<本実施例に係るシールリングの優れた点>
以上説明したように、本実施例に係るシールリング100によれば、貫通孔110を設けたことによって、シールリング100と環状溝210との摺動部に安定的に潤滑膜を形成させることができる。また、溝120を設けたことによって、潤滑膜中に侵入した異物や摩耗粉やスラッジなどを低圧側領域(L)に排出させることができる。これにより、摺動部に異物等が侵入したままの状態になってしまうことを抑制できる。
以上説明したように、本実施例に係るシールリング100によれば、貫通孔110を設けたことによって、シールリング100と環状溝210との摺動部に安定的に潤滑膜を形成させることができる。また、溝120を設けたことによって、潤滑膜中に侵入した異物や摩耗粉やスラッジなどを低圧側領域(L)に排出させることができる。これにより、摺動部に異物等が侵入したままの状態になってしまうことを抑制できる。
このように、貫通孔110を設けたことと溝120を設けたこととが相俟って、シールリング100と環状溝210との摺動性を相乗的に高めることができる。これにより、摺動摩耗を効果的に抑制でき、摺動部付近の温度上昇を効果的に抑制できる。なお、摺動によって加熱された密封対象流体は、溝120を介して低圧側領域(L)に排出されることで放熱されるので、摺動部付近の温度上昇が抑制される。また、温度上昇を抑制できることに伴って、密封対象流体が油である場合の炭化を抑制し、かつスラッジの発生をより一
層抑制できる効果も発揮される。更に、本実施例においては、溝120は、高圧側領域(H)には露出していないため、密封対象流体の漏れ量を必要最低限に抑えることができる。
層抑制できる効果も発揮される。更に、本実施例においては、溝120は、高圧側領域(H)には露出していないため、密封対象流体の漏れ量を必要最低限に抑えることができる。
<その他>
本実施例においては、シールリング100の両側面に溝120を設ける場合の構成について示したが、摺動性を高める効果を得るためには、一方の側面(環状溝210の側面と摺動する側の側面)に溝120が設けられていればよい。ただし、本実施例のように両側面に溝120を設けておけば、装着時に方向性を考えなくても良いので、装着作業が容易となる。また、高圧側と低圧側が交互に入れ替わるような装置に用いられる場合には、本実施例に係るシールリング100を用いれば、どちら側が高圧になっても摺動性を高める効果が得られる。
本実施例においては、シールリング100の両側面に溝120を設ける場合の構成について示したが、摺動性を高める効果を得るためには、一方の側面(環状溝210の側面と摺動する側の側面)に溝120が設けられていればよい。ただし、本実施例のように両側面に溝120を設けておけば、装着時に方向性を考えなくても良いので、装着作業が容易となる。また、高圧側と低圧側が交互に入れ替わるような装置に用いられる場合には、本実施例に係るシールリング100を用いれば、どちら側が高圧になっても摺動性を高める効果が得られる。
(実施例2)
図7には、本発明の実施例2が示されている。上記実施例1では、溝が径方向に真っ直ぐに伸びた場合の構成を示したが、本実施例においては溝が径方向に対して傾斜した場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図7には、本発明の実施例2が示されている。上記実施例1では、溝が径方向に真っ直ぐに伸びた場合の構成を示したが、本実施例においては溝が径方向に対して傾斜した場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図7は本発明の実施例2に係るシールリングの側面図の一部である。本実施例に係るシールリング100aも、上記実施例1と同様に複数の貫通孔110と複数の溝120aが設けられている。本実施例においては、溝120aの伸びる向きのみが実施例1とは異なっている。すなわち、本実施例に係る溝120aは、内周面側から外周面側に向かって、シールリング100aに対する環状溝210の側面の摺動方向(図中矢印方向)に傾斜するように構成されている。
これにより、溝120a内に導かれた異物や摩耗粉やスラッジ等はよりスムーズに低圧側領域(L)に排出される。従って、シールリング100aと環状溝210との摺動部に異物等が侵入したままの状態になってしまうことをより一層抑制できる。
(実施例3)
図8には、本発明の実施例3が示されている。上記実施例1では、貫通孔がシールリングの両側面を連通するように構成された場合を示したが、本実施例においては、貫通孔がシールリングの内周面から一方の側面に連通するように構成された場合を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については、その説明は省略する。
図8には、本発明の実施例3が示されている。上記実施例1では、貫通孔がシールリングの両側面を連通するように構成された場合を示したが、本実施例においては、貫通孔がシールリングの内周面から一方の側面に連通するように構成された場合を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については、その説明は省略する。
図8は本発明の実施例3に係るシールリングの模式的断面図である。なお、当該断面図は上述した図1中のBB断面に相当する。本実施例においても、上記実施例1と同様に、シールリング100bには複数の貫通孔110bと複数の溝(図8では不図示)が設けられている。なお、溝については、実施例1または実施例2に示されたものと同一の構成である。本実施例においては、貫通孔110bのみが実施例1または実施例2と異なっている。すなわち、本実施例に係る貫通孔110bは、シールリング100bの内周面から一方の側面に連通するように構成されている。
本実施例における貫通孔110bの場合にも、上記実施例1,2と同様に、高圧側領域(H)に露出する面から環状溝210の側面に対して摺動する面に連通するので、上記各実施例と同様の効果を得ることができる。
(実施例4)
図9には、本発明の実施例4が示されている。本実施例においては、外周側だけでなく内周側にも溝を設けた場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図9には、本発明の実施例4が示されている。本実施例においては、外周側だけでなく内周側にも溝を設けた場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図9は本発明の実施例4に係るシールリングの側面図の一部である。本実施例に係るシールリング100cも、上記実施例1と同様に複数の貫通孔110が設けられている。なお、これら複数の貫通孔110に関しては、上記実施例3で示したように、シールリングの内周面から一方の側面に連通するように構成された貫通孔110bを採用することもできる。
また、本実施例に係るシールリング100cには、上記実施例1と同様に、貫通孔110の開口部からずれた位置において、外周面から内周面側に向かって内周面には届かない位置まで延びる複数の溝120bが設けられている。これら複数の溝120bは、実施例1の場合と同様に、低圧側領域(L)に露出する位置から内周面側に向かって高圧側領域(H)には届かない位置まで延びるように構成されている。なお、これらの複数の溝120bに関しては、上記実施例2で示した傾斜した溝120aを採用することもできる。
そして、本実施例に係るシールリング100cの場合には、内周面から外周面側に向かって外周面には届かない位置まで延びる複数の溝120cが設けられている。これら複数の溝120は、高圧側領域(H)に露出する位置から外周面側に向かって低圧側領域(L)には届かない位置まで延びるように構成されている。
本実施例に係るシールリング100cによれば、上記実施例1の場合と同様の効果が得られ、また、内周面側にも複数の溝120cを設けたことにより、内周面側にも十分に潤滑膜を形成させることができる。従って、より一層、摺動部全体に亘って潤滑膜を形成させることができる。なお、内周面側に設けられた複数の溝120cは、低圧側領域(L)には届かない位置まで延びるように構成されているので、密封対象流体の漏れ量を必要最低限に抑えることができる。
(実施例5)
図10〜図12には、本発明の実施例5が示されている。本実施例においては、貫通孔の形状を変更した場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図10〜図12には、本発明の実施例5が示されている。本実施例においては、貫通孔の形状を変更した場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図10は本発明の実施例5に係るシールリングの側面図の一部である。図11は図10中のDD断面図であり、図12は図10中のEE断面図である。
本実施例においては、上記実施例1と同様に、シールリング100dには、複数の貫通孔100c,100dと、複数の溝120が設けられている。複数の溝120については、上記実施例1の場合と同様の構成である。ただし、これらの複数の溝120に関しては、上記実施例2で示した傾斜した溝120aを採用することもできる。
そして、本実施例においては、貫通孔100cは、高圧側領域(H)に露出する側は径が小さく、摺動部側は径が大きな段付きの孔で構成されている。また、貫通孔100dは、高圧側領域(H)に露出する側は径が小さく、摺動部側は径が大きなテーパ状の孔で構成されている。
本実施例に係るシールリング100dによれば、上記実施例1の場合と同様の効果が得られ、また、貫通孔100c,100dは高圧側領域(H)に露出する側は径が小さく、摺動部側は径が大きく構成されているので、摺動部側に対して、より広範囲に密封対象流
体を供給できる。従って、より一層、摺動部全体に亘って潤滑膜を形成させることができる。
体を供給できる。従って、より一層、摺動部全体に亘って潤滑膜を形成させることができる。
なお、シールリングに形成する貫通孔に関しては、全てを段付きの孔で構成された貫通孔100cとしてもよいし、全てをテーパ状の孔で構成された貫通孔100dとしてもよいし、これらを適宜組み合わせてもよい。
100,100a,100b,100c,100d シールリング
110,110b,100c,100d 貫通孔
120,120a,120b 溝
120c 溝
200 軸
210 環状溝
300 ハウジング
310 内周面
C カット部
110,110b,100c,100d 貫通孔
120,120a,120b 溝
120c 溝
200 軸
210 環状溝
300 ハウジング
310 内周面
C カット部
Claims (2)
- 軸の外周に設けられた環状溝に装着され、相対的に回転する前記軸とハウジングとの間の環状隙間を封止して、密封対象流体が存在する高圧側領域と低圧側領域とを隔てるシールリングにおいて、
高圧側領域に露出する面から前記環状溝の側面に対して摺動する面に連通する貫通孔と、
前記環状溝の側面に摺動する側の側面のうち前記貫通孔の開口部からずれた位置において、低圧側領域に露出する位置から内周面側に向かって高圧側領域には届かない位置まで延びる溝と、
を備えることを特徴とするシールリング。 - 前記溝は、内周面側から外周面側に向かって、シールリングに対する前記環状溝の側面の摺動方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のシールリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012002103A JP2013142425A (ja) | 2012-01-10 | 2012-01-10 | シールリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012002103A JP2013142425A (ja) | 2012-01-10 | 2012-01-10 | シールリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013142425A true JP2013142425A (ja) | 2013-07-22 |
Family
ID=49039105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012002103A Pending JP2013142425A (ja) | 2012-01-10 | 2012-01-10 | シールリング |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2013142425A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170109048A (ko) * | 2015-03-16 | 2017-09-27 | 엔오케이 가부시키가이샤 | 실 링 |
-
2012
- 2012-01-10 JP JP2012002103A patent/JP2013142425A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20170109048A (ko) * | 2015-03-16 | 2017-09-27 | 엔오케이 가부시키가이샤 | 실 링 |
US10190689B2 (en) | 2015-03-16 | 2019-01-29 | Nok Corporation | Seal ring |
KR101951585B1 (ko) * | 2015-03-16 | 2019-02-22 | 엔오케이 가부시키가이샤 | 실 링 |
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