JP2013141955A - 電動作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】主モータの駆動力を分岐させて走行駆動系とPTO駆動系との伝動構造及び制御の簡素化を図りながら、主モータ及び副モータの小型化をも図る。
【解決手段】主モータ20の駆動力が走行駆動系D1、PTO駆動系D2とに分岐伝動され、走行駆動系D1の遊星歯車機構40が、主モータ20から第1入力部43に伝達された動力の出力回転数を、第2入力部47に伝達される副モータ30からの動力で変速して出力するように構成され、主モータ20が作業装置を接続したPTO軸7と走行装置との双方を駆動するに足る大きさの出力を有した電動モータで構成され、副モータ30が走行装置を単独で駆動するに足る出力よりも小さい出力を有した電動モータによって構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動モータを用いて走行駆動系及びPTO駆動系の駆動を行うように構成した電動作業車に関する。
この種の電動作業車としては、下記[1]〜[3]に示す技術が知られている。
[1]走行用電動モータとPTO用電動モータとを個別に備え、それぞれのモータを各別に作動させて、走行用電動モータで走行装置を駆動し、PTO用電動モータでPTO軸を駆動するように構成された構造のトラクタ(例えば、特許文献1参照)。
[2]走行用電動モータとPTO用電動モータとを個別に備え、走行用電動モータで走行装置を駆動し、PTO用電動モータでPTO軸を駆動するように構成されているとともに、PTO駆動系から走行駆動系への動力伝達を行う無段変速装置及びその無段変速装置の変速操作を行うための変速機アクチュエータを備えて、PTO用電動モータの駆動力を走行駆動系に合流させられるように構成したトラクタ(例えば、特許文献2の特に図2,3参照)。
[3]一つの駆動用電動モータを備え、この駆動用伝動モータの出力を、PTO駆動系と走行駆動系とに分岐して伝達するように、PTO駆動系から走行駆動系への動力伝達を行う無段変速装置、及びその無段変速装置の変速操作を行うための変速機アクチュエータを備えて、駆動用電動モータの駆動力を走行駆動系にも伝達するように構成したトラクタ(例えば、特許文献2の特に図7参照)。
特開2002−225577号(段落「0011」、「0014」、図1参照) 特開2002−356116号公報(段落「0007」、「0014」、「0020」、図2、図3、図7参照)
上記[1]に記載の従来構造におけるトラクタでは、走行用電動モータとPTO用電動モータとを個別に備え、それぞれのモータを各別に作動させて走行装置やPTO軸を駆動するものであるため、次のような問題があった。
つまり、走行用電動モータで駆動される走行装置に作用する走行負荷と、PTO用電動モータに作用する作業負荷とは、走行条件や作業内容によって大きく変化する。例えば、作業装置としてロータリ耕耘装置を用いて耕耘作業を行う際には、ダウンカットするロータリ耕耘装置によって車体が押されるので、走行用電動モータには走行負荷はほとんど作用しないが、PTO用電動モータに大きな駆動負荷が作用する。逆にプラウ作業では、プラウの牽引を行うために走行用電動モータに大きな走行負荷が作用し、PTO用電動モータには牽引のための駆動負荷は作用しない。
したがって、走行用電動モータもPTO用電動モータも、それぞれが単独で走行負荷と作業負荷との双方の負荷に対応し得る程度の大きな出力を有したもので構成される必要があり、電動モータの大型化に伴うコスト増を生じる問題がある。
上記[2]に記載の従来構造におけるトラクタでは、走行用電動モータとPTO用電動モータとを個別に備え、PTO用電動モータの駆動力を走行駆動系に合流させられるようにしてあるので、走行用電動モータを小型化したとしても、プラウ作業などの走行負荷が大きい作業に対応させることができる点で有用なものである。
しかしながら、この構造のものでは、互いに異なる速度で駆動される走行駆動系とPTO軸駆動系とを同調させるために、別途無段変速装置と、その無段変速装置の作動を制御するための変速操作用のアクチュエータを要するものであるとともに、その無段変速装置の作動の制御も、走行用電動モータとPTO用電動モータとのうちのいずれの側の速度、あるいは負荷を基準にどのように変更調整するかの制御が、作業内容とも絡んで煩雑であるという問題がある。
上記[3]に記載の従来構造におけるトラクタでは、一つの駆動用電動モータの出力を、PTO駆動系と走行駆動系とに分岐して伝達するように構成してあるとともに、分岐された走行駆動系の途中に無段変速装置と、その無段変速装置の作動を制御するための変速操作用のアクチュエータとを備えている。
この構造では、共通の動力源である駆動用電動モータの出力で走行駆動系も駆動されるものであるため、走行駆動系とPTO軸駆動系とを同調駆動させるための煩雑な制御を要さず、単に駆動用電動モータの出力を所要速度に変速して走行駆動系へ伝達するだけの制御で済み、制御の簡素化を図れる点で有用である。
しかしながら、この構造のものでは、変速操作用のアクチュエータは無段変速装置の変速操作を行うためだけのものであり、その駆動力は走行駆動系の動力として合成されるものではないので、走行駆動系とPTO軸駆動系とに作用するすべての負荷を単一の駆動用電動モータで駆動する必要があり、駆動用電動モータとして出力の大きい大型のものを要する点で改善の余地がある。
本発明は、主モータの駆動力を走行駆動系とPTO駆動系とに分岐させることによって、伝動構造及び制御の簡素化を図りながら、走行駆動系に設けた遊星歯車機構からなる動力合成機構を別途設けた副モータからの動力で走行駆動速度を変速するとともに、副モータの動力を走行駆動系の動力に合成できるようにして、主モータ及び副モータの小型化をも図り得た電動作業車を提供することにその目的がある。
〔解決手段1〕
上記課題を解決するために講じた本発明の技術手段は、主モータから出力された駆動力が、走行装置に駆動力を伝達する走行駆動系と、機体外部に動力を取り出し可能なPTO軸に駆動力を伝達するPTO駆動系とに分岐伝動されるように構成されているとともに、前記走行駆動系に、前記主モータからの動力が伝達される第1入力部と、別途設けた副モータからの動力が伝達される第2入力部とを有した遊星歯車機構からなる動力合成機構が備えられ、この動力合成機構は、前記主モータから第1入力部に伝達された動力の出力回転数を、前記第2入力部に伝達される副モータからの動力で変速して出力するように構成されているとともに、前記主モータが作業装置を接続した前記PTO軸と前記走行装置との双方を駆動するに足る大きさの出力を有した電動モータで構成され、かつ前記副モータが前記走行装置を単独で駆動するに足る出力よりも小さい出力を有した電動モータによって構成されていることを特徴とする。
〔解決手段1にかかる発明の作用及び効果〕
上記解決手段1で示した本発明の構成によると、主モータを共通の動力源として走行駆動系とPTO駆動系とに動力が分岐伝動されるので、走行駆動系とPTO駆動系とを別々の動力源で駆動する場合に比べて、動力を合流させる際の同調変速を行いながらの駆動が必要ではなく、そのための制御や駆動構造が簡素化される。
前記主モータからの動力と別途設けた副モータからの動力は、遊星歯車機構からなる動力合成機構に入力されるものであり、その動力合成機構の制御を副モータからの動力で行うことによって、走行駆動系における変速操作が行われる。
このとき、主モータが、作業装置を接続したPTO軸と走行装置との双方を駆動するに足る大きさの出力を有した電動モータで構成され、かつ副モータが、走行装置を単独で駆動するに足る出力よりも小さい出力を有した電動モータによって構成されているので、主モータと副モータとのそれぞれを、PTO軸と走行装置との双方を駆動するに足る出力の大きいもので構成する必要はない。したがって、主モータと副モータとのそれぞれを、PTO軸と走行装置との双方を駆動するに足る出力の大きいもので構成する場合に比べて、PTO軸と走行装置との双方を支障なく駆動し得るものでありながら、副モータを、走行装置を単独で駆動するに足る出力よりも小さい出力を有したものであるように小型化することができる利点がある。
また、主モータの出力と副モータの出力とを、それらの出力の総和で、PTO軸と走行装置との双方を駆動するに足る出力の大きさであるように構成して、両モータの出力を合流させながらPTO軸と走行装置との双方を駆動するように構成することも考えられるが、このような構造に比べても、上述の構成を採用したことによって次の点で有利である。
すなわち、主モータの出力と副モータの出力とを常時合流させながら駆動する場合には、ほぼ一定の駆動速度で使用される傾向にあるPTO軸に対して、頻繁に駆動速度を変更しながら走行させる走行装置の駆動速度の変化に対応させて、PTO軸を一定速度に保つように制御し続ける必要があり、それぞれの速度検出手段を要して構造の複雑さを招くとともに、総出力が制限されている条件下での双方向の速度制御が煩雑になる傾向がある。
これに比べて、本発明のものでは、動力合成機構が分岐された走行駆動系に備えられたものであり、副モータの制御を行うだけで、速度変更の要求頻度が高い走行装置での変速を簡単に行うことのできる。また、分岐後の走行駆動系での変速であるため、走行速度の変更がPTO軸の駆動速度には影響しないので、前述したような双方向での動力の合流に伴う速度制御を行う場合に比べて変速のための副モータ及び主モータの制御が簡単になる点で有利である。
副モータは走行装置の変速操作のために用いられるものであるが、遊星歯車機構からなる動力合成機構の第2入力部へ入力されるものであるため、走行装置の駆動のためには全く役立たないという訳ではなく、僅かではあるが合成動力として走行装置の駆動のためにも補助的に役立つので、より一層、両モータの動力を有効に利用し易い駆動構造を得られる利点がある。
〔解決手段2〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記PTO駆動系に、前記主モータからPTO軸への駆動力を断続するPTOクラッチが設けられていることを特徴とする。
〔解決手段2にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段2にかかる発明によると、主モータからPTO軸への駆動力をPTOクラッチによって断続することができるので、主モータからの出力の全部を走行駆動系に伝達することができる。
これによって、作業装置がプラウのように牽引する作業を行うものであってPTO軸の駆動回転を必要としない作業装置である場合、走行駆動系における駆動力を、PTO駆動系と同時駆動する場合に比べて増強することができる利点がある。
〔解決手段3〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記走行駆動系に、前記動力合成機構よりも伝動下手側に前後進変速装置が設けられていることを特徴とする。
〔解決手段3にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段3にかかる発明によると、動力合成機構での前後進変速が必要でなく、動力合成機構での制御を簡素化し得るとともに、一定した車速での前後進を繰り返しながら作業を行う際の前後進変速操作が容易となる利点がある。
〔解決手段4〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記走行駆動系に、前記動力合成機構から出力された走行速度を変速する副変速装置が設けられていることを特徴とする。
〔解決手段4にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段4にかかる発明によると、副変速装置による変速比に相当する変速比分だけ、動力合成機構側での減速比を少なくすることができ、動力合成機構の小型化を図る上で有利である。
〔解決手段5〕
前記PTO駆動系に、前記主モータからPTO軸への駆動力を変速するPTO変速装置が設けられていることを特徴とする。
〔解決手段5にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段5にかかる発明によると、走行駆動系の速度に影響を与えずにPTO駆動系の変速を行うことができるので、定速走行中にPTO軸の駆動速度を変更して、作業負荷に応じた作業装置の駆動速度を得ることが容易に行える利点がある。
また、主モータをフル回転にセットしてPTO変速や走行駆動系の変速を行うことができ、主モータの動力を最大限に有効利用し易い点でも有効である。
電動トラクタの全体側面図である。 電動トラクタの全体平面図である。 動力伝達系統を示す線図である。 制御形態を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態として、電動作業車の一例である電動トラクタに適用した場合の例を図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1,2に示すように、電動トラクタは操向輪としての左右の前輪1Fと非操向輪である左右の後輪1Rとで支持された車体フレーム2を備えている。この車体フレーム2のうちの前方側に位置する前部フレーム部分2Aの上部に、ボンネット3Aを備えた原動部3が設けられ、前記前輪1Fと後輪1Rとの間における車体前後方向での中間部に位置する中間フレーム部分2Bの上面側に搭乗運転部4の搭乗部フロア4Aが設けられている。
そして、前記車体フレーム2は、その後方側に位置する後部フレーム部分2Cが後輪1Rを支持するミッションケース5によって兼用されるように構成してあり、ミッションケース5は前記搭乗部フロア4Aを備えた車体フレーム2の中間フレーム部分2Bの後方側に一体に連結されている。これらの前部フレーム部分2A、中間フレーム部分2B、及び後部フレーム部分2Cが一体化されて車体フレーム2が構成されている。
前記ミッションケース5の後端の上部には、油圧式のリフトシリンダ(図示せず)の作動で昇降揺動する左右一対のリフトアーム6が配設され、ミッションケース5の後面よりも後方側へ突出させて、作業用の動力をミッションケース5の外部へ取り出し可能な後部PTO軸7を装備してある。
これにより、この電動トラクタは、その後部にロータリ耕耘装置やプラウなどの作業装置(図示せず)を昇降駆動可能に連結することができ、かつ、ロータリ耕耘装置などの駆動型の作業装置に供給する動力の取り出しが可能であるように構成してある。
また、前記ミッションケース5の下部前方から前方側へ向けて前輪駆動軸8が延出されていて、この前輪駆動軸8を介して前輪1Fに駆動力が伝達されるように構成してある。
前記車体フレーム2の前部に設けられた原動部3には、エネルギー発生源として、充放電式のバッテリ9、及びそのバッテリ9から電力を供給される装置の制御を行う駆動制御装置10が、前記ボンネット3Aに内装された状態で備えられている。
前記充放電式のバッテリ9から電力が供給される装置は、後述する第1電動モータ20(主モータに相当する)、及び第2電動モータ30(副モータに相当する)、ならびに油圧ポンプ12を駆動する第3電動モータ11などであり、これらが前記駆動制御装置10の指令に基づいて駆動制御されるように構成してある。
前記リフトシリンダなどの各種の油圧アクチュエータは、第3電動モータ11で駆動した油圧ポンプ12からのオイルの流量などを電磁制御弁(図示せず)などの各種の油圧機器を前記駆動制御装置10で制御することによって駆動される。
〔搭乗運転部〕
前記車体前後方向での中間部に位置する中間フレーム部分2Bの上面側には、前記搭乗部フロア4Aを備える搭乗運転部4が設けられている。
搭乗運転部4には、運転座席13、及び前輪操舵用のステアリングホイール14が備えられているとともに、走行機体の操縦ならびに、走行駆動系、及びPTO駆動系等の各種の操作対象機器を操作するための各種の操作具が装備されている。
すなわち、ステアリングホイール14が備えられた操縦塔15の左横側部に前後進変速レバー16が備えられているとともに、その前後進変速レバー16の操作位置を検出する前後進センサ16a(図4参照)が備えられている。
そして、前後進変速レバー16の機体前方側への揺動操作で後述する前後進変速装置50が前進側へ切り換え操作され、後方側への揺動操作で機体後進側へ切り換え操作されるように、前後進変速レバー16の前後進切り換え操作を検出する前後進センサ16aの検出信号に基づいて駆動制御装置10が前後進変速装置50の変速用油圧アクチュエータ(図外)を操作する制御信号を出力する。つまり、変速用油圧アクチュエータへの圧油供給を制御する電磁制御弁(図外)の作動を制御するように前記駆動制御装置10から制御信号が出力されるように構成してある。
搭乗部フロア4Aには、図2に示すように、左右各別に踏み込むことによって左右の後輪1R,1Rを各別に制動操作することが可能な一対のブレーキペダル17,17が搭乗部フロア4Aの右側前方箇所に装備されている。この一対のブレーキペダル17,17は復帰付勢されているとともに、互いに連結及び連結解除可能に構成してあって、連結された状態で同時にも踏み込み操作可能に構成されている。
また、搭乗部フロア4Aの左側方には、左右の前輪1F及び後輪1Rを制動する状態と制動を解除する状態とに、踏み込み操作の都度切換可能な駐車ブレーキペダル18が装備されている。
前記ブレーキペダル17,17の後方側における搭乗部フロア4Aの右横側方箇所に、非踏み込み状態での中立位置から踏み込み操作量に応じて、踏み込み操作量が多いほど高速であるように前記第2電動モータ30の駆動速度を変更操作するための変速用ペダル19が配設されている。この変速用ペダル19の踏み込み操作量が変速位置センサ19a(図4参照)によって検出され、その検出信号が前記駆動制御装置10に入力されて、駆動制御装置10からの制御信号に基づいて後述する第2電動モータ30が駆動されるように構成されている。
前記変速用ペダル19は、図示しないが、周知のペダルロック手段を用いて、踏み込み操作された任意の位置で位置固定可能に構成されており、所定踏み込み量を維持した状態で第2電動モータ30を所定回転数で駆動できるように構成してある。
前記ペダルロック手段は、任意の所定量だけ踏み込まれた変速用ペダル19の動作軌跡内に侵入して係合可能なロック片を備えていて、任意の所定位置に踏み込まれた状態の変速用ペダル19にロック片を係合させることで変速用ペダル19の踏み込まれた位置を固定できるように構成してある。前記ロック片は変速用ペダル19の動作軌跡から退去するロック解除側に付勢されていて、変速用ペダル19への係合は手動操作で行うが、その係合は変速用ペダル19を少し踏み込むことで自動的に外れてロック解除状態となように構成されている。
運転座席13の左横側部における左操作パネル24Lの前部側部分には、第1電動モータ20を操作する速度設定レバー25と、ミッションケース5内の副変速装置60を操作する副変速レバー26とが左右に併設されている。
運転座席13に近い側に設けられた速度設定レバー25は、前後方向に揺動操作可能に構成されていて、前方側へ操作されるほど第1電動モータ20が高速で回転駆動されるように構成されており、操作された位置で安定的に位置保持されるように構成してある。
運転座席13から遠い側に設けられた副変速レバー26は、前記速度設定レバー25と同様に、前後方向に揺動操作可能に構成されていて、後述する副変速装置60のシフトギヤ69を中央の中速位置から前方側へ揺動させて低速位置に、又は後方側へ揺動させて高速位置にシフト操作可能であるように、周知の機械的な連係手段(図示せず)によって機械的に連係させて構成してある。
前記左操作パネル24Lの後部側部分には、リフトアーム6を昇降駆動する油圧式のリフトシリンダ(図示せず)を操作するための昇降操作レバー27を前後揺動操作自在に構成して設けてある。
この昇降操作レバー27の後方側への操作でリフトアーム6が上昇操作され、前方側への揺動操作でリフトアーム6が下降操作されるように、昇降操作レバー27の操作位置を検出する昇降センサ27aの検出信号が駆動制御装置10に入力され、駆動制御装置10の指令に基づいてリフトシリンダが伸縮操作され、リフトアーム6が昇降作動される。
前記右操作パネル24Rの前部側部分には、前記ミッションケース5内に設けられたPTOクラッチ70を操作するためのPTOクラッチレバー28と、ミッションケース5内に設けられたPTO変速装置71を操作するためのPTO変速レバー29とが設けられている。
運転座席13に近い側に設けられたPTOクラッチレバー28を前方側へ揺動操作してPTOクラッチ70を入り操作し、後方側へ操作して切り操作するように構成されている。運転座席13から遠い側に設けられたPTO変速レバー29を、最前方側へ揺動させた正転高速と、その位置よりも後方側へ順に揺動させて正転低速、逆転低速、逆転高速の4段に切り換え操作可能に構成されている。
〔ミッションケース〕
車体フレーム2の中間フレーム部分2Bの後方側に一体に接続されていて、車体フレーム2の後部フレーム部分2Cを兼用するところのミッションケース5は、図3に示すように構成されている。
ミッションケース5の前壁5Aの前方側の中間フレーム部分2Bの内部に第1電動モータ20と第2電動モータ30とが装備されており、そのうち第1電動モータ20の出力軸21が、ミッションケース5の前側に設けた分岐ボックス5aに導入され、分岐ボックス5a内で、出力ギヤ21a、PTO入力ギヤ22a、走行入力ギヤ23aを介して、PTO入力軸22と走行入力軸23とに、第1電動モータ20の駆動力が分岐伝動されるように構成してある。
ミッションケース5内では、走行入力軸23を備える走行駆動系D1に、遊星歯車機構40、前後進変速装置50、副変速装置60を備え、副変速装置60からの出力が後輪差動機構32、及び前輪駆動軸8に伝達され、左右の後輪1R,1R、及び前輪1F,1Fが駆動されるように構成してある。
PTO入力軸22を備えるPTO駆動系D2には、PTOクラッチ70、及びPTO変速装置71が備えられ、PTO変速装置71からの出力がPTO軸7に伝達されるように構成してある。
〔走行駆動系〕
走行駆動系D1に設けられる遊星歯車機構40は、前記走行入力軸23の駆動力が伝達されるサンギヤ43(第1入力部に相当する)と、サンギヤ43の周囲に等間隔を隔てて分散して位置する3個の遊星ギヤ44とを備えるとともに、支軸45を介して各遊星ギヤ44を回転自在に支持するキャリヤ46と、3個の遊星ギヤ44に噛合うリングギヤ47(第2入力部に相当する)と、キャリヤ46の回転動力が伝えられる出力軸48とを備えて構成してある。
遊星歯車機構40のリングギヤ47の外周側には、ミッションケース5の前壁5Aの前方側の中間フレーム部分2Bの内部に設けた第2電動モータ30の出力軸31の延出端に設けた出力ギヤ31aと噛合するギヤ部が形成されている。
したがってリングギヤ47は、第2電動モータ30の駆動力によってその回転速度を制御され、遊星歯車機構40には、前記走行入力軸23の駆動力が伝達されるサンギヤ43と、リングギヤ47との双方に駆動力が伝達され、その合成力が出力軸48から出力される。
ただし、サンギヤ43に駆動力を伝える第1電動モータ20は、標準的な負荷の作用するロータリ耕耘装置(図示せず)などの作業装置が接続された前記PTO軸7と、標準的な負荷が作用する走行状態での、前輪1F,1F及び後輪1R,1Rとの双方を駆動するに足る大きさの出力を有した大容量の電動モータであるのに対して、リングギヤ47に駆動力を伝える第2電動モータ30は、それ単独では、標準的な走行負荷が作用する走行状態、例えば何らの作業負荷も伴わずに平坦な路面を走行する状態での、前輪1F,1F及び後輪1R,1Rを駆動するに足る大きさの出力よりも小さい出力を有した小型のもので構成されている。
つまり、遊星歯車機構40は、第1電動モータ20から出力する駆動力をサンギヤ43に入力して、各遊星ギヤ44、リングギヤ47、及びキャリヤ46を介して変速して出力する変速装置としての役割を果たすとともに、その変速出力を得るためにリングギヤ47を操作する第2電動モータ30の駆動力を前記第1電動モータ20の駆動力に合成して、出力軸48から出力する動力合成機構としての役割をも果たすように構成されている。
遊星歯車機構40の出力軸48から動力伝達される入力軸51を備えた前後進変速装置50は、入力軸51の駆動力を前進クラッチ52、伝動ギヤ53及び前進出力ギヤ54を介して出力軸55に伝達する前進伝動部と、入力軸51の駆動力を後進クラッチ56、伝動ギヤ57、逆転ギヤ58及び後進出力ギヤ59を介して出力軸55に伝達する後進伝動部とを備えて構成しある。
従って、前後進変速装置50は、前進クラッチ52が入り状態に操作され、後進クラッチ56が切り状態に操作されることにより、前進状態になり、遊星歯車機構40の出力軸48から入力軸51に伝達された駆動力を、前進伝動部によって前進駆動力に変換して出力軸55から副変速装置60の入力軸62に出力する。前後進変速装置50は、前進クラッチ52が切り状態に操作され、後進クラッチ56が入り状態に操作されることにより、後進状態になり、遊星歯車機構40の出力軸48から入力軸51に伝達された駆動力を、後進伝動部によって後進駆動力に変換して出力軸55から副変速装置60の入力軸62に出力する。
図3に示すように、副変速装置60は、前後進変速装置50の出力軸55にジョイント61を介して一体回転自在に連結された入力軸62と、この入力軸62に一体回転自在に設けた第1ギヤ63、第2ギヤ64及び第3ギヤ65と、第1ギヤ63に噛合った状態で出力軸66に相対回転自在に設けた低速ギヤ67と、第3ギヤ65に噛合った状態で出力軸66に相対回転自在に設けた高速ギヤ68と、出力軸66に一体回転自在に設けた伝動筒軸69aと、この伝動筒軸69aに一体回転及びシフト操作自在に設けたシフトギヤ69とを備えて構成してある。
副変速装置60は、シフトギヤ69が伝動筒軸69aに沿わせてシフト操作されてシフトギヤ69のボス部が低速ギヤ67のボス部と伝動筒軸69aにわたって係合されると、前後進変速装置50から入力軸62に伝達された駆動力を、第1ギヤ63、低速ギヤ67、シフトギヤ69、伝動筒軸69aを介して出力軸66に伝達するように低速状態になる。
副変速装置60は、シフトギヤ69がシフト操作されてシフトギヤ69の外周側に設けてある歯部が第2ギヤ64に咬合されると、前後進変速装置50から入力軸62に伝達された駆動力を、第2ギヤ64、シフトギヤ69、伝動筒軸69aを介して出力軸66に伝達するように中速状態になる。
副変速装置60は、シフトギヤ69が伝動筒軸69aに沿わせてシフト操作されてシフトギヤ69のボス部が高速ギヤ68のボス部と伝動筒軸69aにわたって係合されると、前後進変速装置50から入力軸62に伝達された駆動力を、第3ギヤ65、高速ギヤ68、シフトギヤ69、伝動筒軸69aを介して出力軸66に伝達するように高速状態になる。
この副変速装置60には、図示しない機械的な連係機構を介して副変速レバー26が連係されていて、その副変速レバー26の揺動操作が伝達されることにより、副変速レバー26の操作位置に応じた変速操作が行われるように構成してある。
図3に示すように、副変速装置60の出力軸66は、前輪出力ギヤ66aを介して前輪駆動軸8の入力ギヤ8aに噛合し、かつ後輪出力ギヤ66bを介して後輪差動機構32に動力伝達するように構成されている。
前記前輪駆動軸8の前端側には前輪差動機構33が備えてあり、その前輪差動機構33を介して左右の前輪1F,1Fに駆動力が伝達されるように構成してある。
〔PTO駆動系〕
PTO駆動系D2に設けられるPTOクラッチ70は、PTO入力軸22を介して第1電動モータ20から出力する駆動力が伝達され、PTOクラッチレバー28の入り切り操作でその駆動力が断続されるように構成されている。
PTO駆動系D2に設けられるPTO変速装置71は、入力軸72に伝達された動力を、出力軸73と、逆転軸74とのそれぞれに支持された変速ギヤ、正逆切換用シフトギヤ75、及び高低変速用シフトギヤ76を介して、正転高速、正転低速、逆転低速、逆転高速の4段に変速操作可能に構成され、PTO変速レバー29の操作によって各変速段に切換操作可能に構成されている。このPTO変速レバー29の変速操作は、図示しない機械的な連係機構を介してPTO変速装置71に伝達され、PTO変速レバー29の操作位置に応じた変速操作が行われるように構成してある。
前記PTOクラッチレバー28の入り切り操作は、PTOクラッチレバー28の操作位置を検出するPTOクラッチセンサ28aによって検出され、その検出信号が駆動制御装置10に入力されるように構成してあり、PTOクラッチレバー28がクラッチ入り側へ操作されたことの検出結果に基づいてPTOクラッチ70が入り状態となり、PTOクラッチレバー28がクラッチ切り側へ操作されたことの検出結果に基づいてPTOクラッチ70が切り状態となるように構成してある。
PTOクラッチ70は、摩擦板を圧接する押圧ピストンなどの油圧アクチュエータを備え、その油圧アクチュエータへの圧油供給を制御する電磁制御弁の作動を制御するように前記駆動制御装置10から制御信号が出力されるように構成してある。
〔駆動制御装置〕
図4に示すように、駆動制御装置10は、モータ制御手段100と、電磁弁制御手段101と備えたマイクロコンピュータて構成されており、所定の制御用プログラムがEEPROMに記憶されている。
この駆動制御装置10に対して、変速用ペダル19の操作量を検出する変速位置センサ19aの検出信号、前後進切換レバー16の操作位置を検出する前後進センサ16aの検出信号、速度設定レバー25の操作位置を検出する速度設定センサ25aの検出信号、PTOクラッチレバー28の操作位置を検出するPTOクラッチセンサ28aの検出信号、リフトアーム6を昇降揺動させる昇降操作レバー27の操作位置を検出する昇降センサ27aの検出信号が入力されるように構成されている。
また、この駆動制御装置10の出力側には、第1電動モータ20、第2電動モータ30、第3電動モータ11、ならびに電磁制御弁が接続されていて、モータ制御手段100からの制御指令によって、第1電動モータ20、第2電動モータ30、及び第3電動モータ11が制御され、電磁弁制御手段101からの制御指令によって各種の電磁制御弁が制御されるように構成されている。
つまり、変速用ペダル19の踏み込みによる操作量を検出するセンサ19aの検出信号が駆動制御装置10のモータ制御手段100に入力され、そのモータ制御手段100から出力される指令に基づいて第2電動モータ30の駆動が制御される。
また、速度設定レバー25の操作位置を検出する速度設定センサ25aの検出信号が前記モータ制御手段100に入力され、そのモータ制御手段100から出力される指令に基づいて第1電動モータ20の駆動が制御される。
そして、リフトアーム6を昇降揺動させる昇降操作レバー27の操作位置を検出する昇降センサ27aの検出信号が前記モータ制御手段100に入力され、モータ制御手段100から出力される指令に基づいて第3電動モータ11の駆動が制御される。
また、前後進切換レバー16の操作位置を検出するセンサ16aの検出信号が前記電磁弁制御手段101に入力されると、電磁弁制御手段101から出力される指令に基づいて、前後進変速装置50の油圧アクチュエータを、前後進切換レバー16の操作位置に対応した状態に作動させるように、電磁制御弁の作動を制御する。
PTOクラッチレバー28の操作位置を検出するPTOクラッチセンサ28aの検出信号が前記電磁弁制御手段101に入力されると、電磁弁制御手段101から出力される指令に基づいて、PTOクラッチ70の油圧アクチュエータを、PTOクラッチレバー28の操作位置に対応した状態に作動させるように、その油圧アクチュエータを操作する電磁制御弁の作動を制御する。
〔他の実施形態の1〕
上述の実施形態では、外部電源によって充電されるバッテリ9を備え、バッテリ9に蓄えられた電力で第1電動モータ20や第2電動モータ30、及び第3電動モータ11を駆動するように構成したものを示したが、これに限らず、例えば、水素吸収燃料を改質器を通して燃料電池に供給する電源発生装置を車体に搭載して、その電源発生装置で発生する電力によってバッテリ9を充電するように構成されたものであっても良い。
その他の構成は、前述した実施形態と同様に構成すればよい。
〔他の実施形態の2〕
上述の実施形態では、走行駆動系D1に、前後進変速装置50や副変速装置60を一体的に設けたものを示したが、これに限らず、副変速装置60を省略したもの、あるいは前後進変速装置50と副変速装置60とをともに省略したものであっても良い。
その他の構成は、前述した実施形態と同様に構成すればよい。
〔他の実施形態の3〕
上述の実施形態では、PTO駆動系D2に、PTOクラッチ70とPTO変速装置71との双方を備えた構造のものを示したが、これに限らず、例えばPTO変速装置71を省略したものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様に構成すればよい。
〔他の実施形態の4〕
上述の実施形態では、遊星歯車機構40のサンギヤ43に第1電動モータ20の動力を入力させるように構成した構造のものを示したが、これに限らず、遊星歯車機構40のキャリヤ47に第1電動モータ20の動力を入力させて、サンギヤ43から出力するように構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様に構成すればよい。
本発明に係る電動作業車は、実施の形態で示したようにトラクタに適用して電動トラクタとしたものに限らず、芝刈り機や乗用草刈機、乗用田植機、及び運搬車など、PTO軸を備える各種の電動作業車に適用することができる。
1F,1R 走行装置
7 PTO軸
10 駆動制御装置
20 主モータ(第1電動モータ)
30 副モータ(第2電動モータ)
40 遊星歯車機構
43 第1入力部(サンギヤ)
47 第2入力部(リングギヤ)
50 前後進変速装置
60 副変速装置
70 PTOクラッチ
71 PTO変速装置
D1 走行駆動系
D2 PTO駆動系

Claims (5)

  1. 主モータから出力された駆動力が、走行装置に駆動力を伝達する走行駆動系と、機体外部に動力を取り出し可能なPTO軸に駆動力を伝達するPTO駆動系とに分岐伝動されるように構成されているとともに、
    前記走行駆動系に、前記主モータからの動力が伝達される第1入力部と、別途設けた副モータからの動力が伝達される第2入力部とを有した遊星歯車機構からなる動力合成機構が備えられ、
    この動力合成機構は、前記主モータから第1入力部に伝達された動力の出力回転数を、前記第2入力部に伝達される副モータからの動力で変速して出力するように構成されているとともに、
    前記主モータが作業装置を接続した前記PTO軸と前記走行装置との双方を駆動するに足る大きさの出力を有した電動モータで構成され、かつ前記副モータが前記走行装置を単独で駆動するに足る出力よりも小さい出力を有した電動モータによって構成されている電動作業車。
  2. 前記PTO駆動系に、前記主モータからPTO軸への駆動力を断続するPTOクラッチが設けられている請求項1記載の電動作業車。
  3. 前記走行駆動系に、前記動力合成機構よりも伝動下手側に前後進変速装置が設けられている請求項1又は2記載の電動作業車。
  4. 前記走行駆動系に、前記動力合成機構から出力された走行速度を変速する副変速装置が設けられている請求項1〜3のいずれか一項記載の電動作業車。
  5. 前記PTO駆動系に、前記主モータからPTO軸への駆動力を変速するPTO変速装置が設けられている請求項1〜4のいずれか一項記載の電動作業車。
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