JP3691129B2 - 作業車両のブレーキ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行装置に設けた油圧モータに一体的にブレーキを設け、該ブレーキを制動操作するブレーキバルブの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トラクタ等の作業車両にHST式変速装置を装備して、クローラー式走行装置を油圧モータによって駆動し、該油圧モータにはブレーキを一体的に設けて、該ブレーキは常時制動方向にバネ等で付勢し、油圧を供給することでブレーキを解除して走行できるようにした技術は公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術におけるブレーキは、ブレーキペダルを踏むことによって制動する走行ブレーキと、エンジンを停止して油圧の供給を停止した時に車体を停止させる駐車ブレーキを兼ねており、ブレーキペダルを踏み込んで制動させるときの踏み込み力は、直接摩擦板を押さえないために、踏み込み初期からストロークエンドまで略同じ力で操作でき、ブレーキの負荷が判りにくく、急ブレーキをかけたときには、一気に摩擦板が圧接されて、摩擦板の摩耗が激しかった。
また、急ブレーキがかかると、油圧モータと駆動スプロケットの間に設ける減速機に過負荷がかかるという不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような手段を用いる。
請求項1においては、可変容量型の左右の油圧ポンプP1・P1と左右の油圧モータM・MよりなるHST式変速装置により、左右の駆動スプロケット13・13を駆動するクローラー式走行装置Dにおいて、該油圧ポンプP1・P1の間に斜板角制御手段Gを設け、該油圧ポンプP1・P1のそれぞれの斜板を、前後進レバー30で変更することによって、作動油の吐出方向を変更すると共に、吐出量を無段階に変更し、運転部Cに設けた丸型の操向ハンドル5を回動することにより、左右の油圧ポンプP1・P1の吐出量を別々に変更し、左右の油圧モータM・Mの回転速度を変更し、該斜板角制御手段Gは、油圧ポンプP1の斜板作動軸91にトラニオンアーム92を固設し、該トラニオンアーム92はサーボスプール93に連結され、該サーボスプール93はバネによって中立位置に付勢され、サーボスプール93の周面に形成した油路93aがパイロット油路50に接続され、該サーボスプール93の一端にスプールコントロールレバー55が枢支され、該スプールコントロールレバー55の他端は操向ハンドル5に連動され、前記油圧モータMに常時制動側に作用するブレーキを内装し、該ブレーキをブレーキペダル36の操作によりブレーキバルブ76を操作して制動可能とし、該ブレーキバルブ76と、前記斜板角制御手段Gのサーボスプール93の油路93aを前記パイロット油路50にて連結し、該ブレーキバルブ76にブレーキポート43と、前記パイロット油路50を介して斜板角制御手段Gと連通された操作パイロットポート44を設け、該操作パイロットポート44に圧油を送油した時は、斜板を回動した位置で維持し、タンク側へ開放した時は、中立バネによって斜板を中立方向へ移動させ、該ブレーキポート43と操作パイロットポート44との位置を、スプール41摺動方向に偏位して配置したものである。
請求項2においては、請求項1記載の作業車両のブレーキ装置において、該ブレーキバルブ76のスプール41に、ポンプポート42とタンクポート45を隔絶するランド部を設け、該ランド部41cのタンクポート45側に徐々に開口を大きくする傾斜部41dを設けたものである。
請求項3においては、請求項1記載の作業車両のブレーキ装置において、ブレーキバルブ76のスプール41に、バネ定数の異なるバネ48・49を二重に外嵌し、ブレーキペダル36のストローク途中で踏圧荷重を二段階に変移させたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、添付の図面に示した実施例の構成を説明する。
図1はクローラー型トラクタの全体側面図、図2は同じく平面図、図3は運転部のキャビン内部平面図、図4は油圧回路図、図5は斜板角制御手段を示す図、図6はブレーキバルブの断面図、図7は同じく油圧記号を示す図、図8は同じくストローク途中を示す断面図、図9は同じく側面図、図10はブレーキペダルのストロークと荷重の関係を示す図である。
【0006】
図1、図2において全体構成から説明する。
クローラー型のトラクタは、機体フレーム1の前部にエンジンEを載置し、ボンネット2内に収納している。機体フレーム1の後端には三点リンク式の作業機装着装置Aを配置し、該作業機装着装置Aの後端に作業機Bを装着し、昇降手段4によって昇降可能としている。なお、本実施例の作業機Bはロータリ耕耘装置であり、昇降手段4は油圧シリンダーである。
【0007】
前記ボンネット2の後部にはキャビン3が配置され、該キャビン3内にハンドル5や運転席6を内装して運転部Cを構成している。該キャビン3の左右両側には燃料タンク7と作動油タンク8が配設されている。また、前記機体フレーム1の下方にはクローラー式走行装置Dを配置している。
【0008】
該クローラー式走行装置Dは、走行フレーム12を機体下方に配設し、該走行フレーム12の前端に、油圧モータMによって駆動される駆動スプロケット13を配置し、後端に緊張できるように従動輪14を配置し、走行フレーム12の下部に転動輪15・15・・・を配置し、上部にローラー16を軸支し、これら駆動スプロケット13、従動輪14、転動輪15、ローラー16の周囲にクローラー17を巻回して、左右の駆動スプロケット13・13を油圧モータM・Mによって回動させることで走行するようにしている。
【0009】
前記エンジンEの後部にはクラッチケースを介してフロントミッションケース20が固設され、該フロントミッションケース20の後部に、一対の可変容量型の油圧ポンプP1・P1と作業機用の油圧ポンプP2が直列に配置されている。 該油圧ポンプP1・P1と左右の油圧モータM・Mを、それぞれ配管によって連通して閉回路を構成しHST式変速装置としている。油圧ポンプP1・P1より油圧モータM・Mへ圧油を送油して、油圧モータM・Mを駆動するようにしている。
また、機体フレーム1の後部には、リアミッションケース21が配設され、前記フロントミッションケース20よりユニバーサルジョイント22を介してリアミッションケース21に動力が伝達される。該リアミッションケース21の後面にはPTO軸19が後方へ突出され、該PTO軸19にユニバーサルジョイント23を介して作業機Bに動力が伝達されるように構成している。
【0010】
そして、前記運転部C内は図3に示すように、前記ボンネット2の後部にフロントコラム9が設けられ、その後方に運転席6を配置し、該運転席6の右側に右レバーガイド25を設けて、ポジションレバー31やドラフトコントロールレバー33等を設け、左側にPTO変速レバー34・35等を設けている。
そして、前記フロントコラム9の上面より、丸形のハンドル5が突出され、該フロントコラム9の上面には速度計や燃料計等の操作パネル27が配置され、更に、フロントコラム9の上面の進行方向に向かって右側にアクセルレバー24が突出され、左側に前後進レバー30が突出されている。該前後進レバー30のグリップ30aには作業機昇降レバー32と副変速スイッチ37が設けられている。36はブレーキペダルである。
【0011】
次に図4において、油圧回路を説明する。
前述のように、フロントミッションケース20の後部に、一対の油圧ポンプP1・P1と作業機用及びチャージ用の油圧ポンプP2が直列に配置されて、該油圧ポンプP1・P1と、左右の油圧モータM・Mがそれぞれ連通連結されて2対の閉回路が構成されている。該油圧ポンプP1・P1の間に、斜板角制御手段Gが設けられ、油圧ポンプP1・P1のそれぞれの斜板は前記前後進レバー30の回動及びハンドル5の回動によって変更でき、この斜板を前後進レバー30で変更することによって、作動油の吐出量が無段階に変更できて、吐出方向も変更でき、前後進と主変速が同時に行える。
また、ハンドル5を回動して左右の吐出量を変更することで油圧モータM・Mの左右の回転速度を変更して旋回させることができる。そして、油圧モータM・Mの出力軸上には駆動スプロケット13・13が固設されて、クローラー17・17を回動することができる。
【0012】
また、油圧モータMには油圧サーボ式のブレーキ74と副変速機構75が一体的に設けられており、ブレーキ74は本発明のブレーキバルブ76を切り換えることによって作動させることができ、この切り換えは、前記ブレーキペダル36を踏むことによって制動できる。
また、エンジンEを始動させて油圧ポンプP1・P1を駆動することによって制動を解除する構成としている。前記ブレーキバルブ76にはパイロット油路50を介して前記斜板角制御手段Gと接続されている。該斜板角制御手段Gは、図5に示すように、油圧ポンプP1の斜板に連動連結した斜板作動軸91に、トラニオンアーム92の基部が固設され、該トラニオンアーム92の他端に設けた長孔にサーボスプール93に固設したピン94を挿入している。該サーボスプール93は、サーボシリンダー95内に挿入され、該サーボスプール93はサーボシリンダー95内でバネ96・96によって中立位置に付勢され、サーボスプール93の周面に形成した油路93aが前記パイロット油路50に接続されている。該サーボスプール93の一端にスプールコントロールレバー55が枢支され、該スプールコントロールレバー55の中途部は、枢支軸97によって枢支され、他端はリンクやロッド等を介してハンドル5下方に設けたステアリングボックスと連結されている。
【0013】
前記副変速機構75は変速用油圧弁77を切り換えることで流量を高低2段に変更できるようにしている。該変速用油圧弁77は電磁バルブよりなり、前記副変速スイッチ37の操作で切り換えられるようにしている。
78・78はバイパス切り換えバルブである。80は制御バルブであり、前記ポジションレバー31や作業機昇降レバー32の操作で昇降手段4を伸縮させたり、外部の油圧装置へ送油したりできるようにしている。
79はモーターであり、前記作業機昇降レバー32と接続され、該作業機昇降レバー32の操作でモーター79を駆動して、制御バルブ80のスプールを変更して、昇降手段4を伸縮して作業機Bを昇降できるようにしている。
【0014】
次に、本発明のブレーキ用制御バルブ76の構成を、図6〜図10により説明する。
ブレーキバルブ76は、バルブケース40内にスプール41を挿入し、該バルブケース40の外周部にはポンプポート42、ブレーキポート43、操作パイロットポート44、タンクポート45が設けられている。
各々のポートはスプール41の摺動方向に対して、そのポート位置を偏位させて配置している。前記ポンプポート42には、前記油圧ポンプP2から圧油が送油され、ブレーキポート43はブレーキ74を作動するシリンダーと連通されて、圧油を供給することで解除するようにしている。
操作パイロットポート44には前記パイロット油路50を介して斜板角制御手段Gと連通されて、圧油を送油することで、斜板を回動した位置で維持できるようにし、タンク側へ開放することで、中立バネ96・96によって斜板を中立方向へ移動させる。タンクポート45は油圧モータMを介してフロントミッションケース20へ連通される。
【0015】
そして、前記スプール41は棒状に構成されて、一端をブレーキペダル36にリンク等を介して連結するための連結部41aを構成してバルブケース40より突出している。スプール41の中央部は、ブレーキペダル36を踏まない状態において、ポンプポート42とブレーキポート43と操作パイロットポート44を連通するための凹部41bと、ポンプポート42とタンクポート45を隔絶するランド部41cと、該ランド部41cのタンクポート45側の側部に開口を大きくするための傾斜部41dを設け、他側に小径の段部41eを設け、スプール41他端面より軸心方向に軸穴41fが穿設されている。
前記段部41eには止輪46を摺動自在に外嵌し、止輪47はスプール41端部に外嵌固定している。該止輪46・47の間のスプール41上にバネ48を外嵌し、該バネ48よりも長い(バネ定数の異なる)バネ49を、バルブケース40のタンクポート45側より穿設した挿入穴の壁面40aと前記止輪47との間に介装している。
【0016】
このような構成において、ブレーキペダル36を踏み込まない状態では、ポンプポート42とブレーキポート43と操作パイロットポート44が凹部41bを介して連通され、ブレーキ74に圧油が送油されて制動されない状態となっており、操作パイロットポート44から斜板角制御手段Gにも圧油が送油されて、前後進レバー30の回動した状態を維持するようにしている。
ブレーキペダル36を踏み込むと、図6において、スプール41が右へ摺動されて、まず、ランド部41cが操作パイロットポート44を塞ぎ送油が停止され、更にスプール41が摺動されると、操作パイロットポート44が傾斜部41dにおいてタンクポート45と連通して、前後進レバー30の回動した状態を維持するための圧が徐々に低下され、斜板角制御手段Gは中立バネ96・96の力によって斜板を中立方向へ移動して走行速度を低下させる。
【0017】
そして、更にスプール41が摺動されると、図8に示すように、ブレーキポート43がランド部41cによって塞がれ、ここまではブレーキペダル36による踏み込みはバネ49に抗して押すことになり、その荷重は図10に於けるLの位置である。そして、更にブレーキペダル36を踏み込む場合には、バネ48・49のバネ力に抗して踏み込まなければならず、操作力が重く感じるようになり二段モーションとなる。
そして、スプール41の摺動によって、ブレーキポート43から傾斜部41d、軸穴41fを介してタンクポート45と連通し、徐々にブレーキ74の解除圧を低下させて、制動力を高め、ストロークエンドではブレーキポート43とタンクポート45が連通されてフルブレーキ制動となる。
【0018】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したことにより次のような効果を奏する。
即ち、請求項1の如く、可変容量型の左右の油圧ポンプP1・P1と左右の油圧モータM・MよりなるHST式変速装置により、左右の駆動スプロケット13・13を駆動するクローラー式走行装置Dにおいて、該油圧ポンプP1・P1の間に斜板角制御手段Gを設け、該油圧ポンプP1・P1のそれぞれの斜板を、前後進レバー30で変更することによって、作動油の吐出方向を変更すると共に、吐出量を無段階に変更し、運転部Cに設けた丸型の操向ハンドル5を回動することにより、左右の油圧ポンプP1・P1の吐出量を別々に変更し、左右の油圧モータM・Mの回転速度を変更し、該斜板角制御手段Gは、油圧ポンプP1の斜板作動軸91にトラニオンアーム92を固設し、該トラニオンアーム92はサーボスプール93に連結され、該サーボスプール93はバネによって中立位置に付勢され、サーボスプール93の周面に形成した油路93aがパイロット油路50に接続され、該サーボスプール93の一端にスプールコントロールレバー55が枢支され、該スプールコントロールレバー55の他端は操向ハンドル5に連動され、前記油圧モータMに常時制動側に作用するブレーキを内装し、該ブレーキをブレーキペダル36の操作によりブレーキバルブ76を操作して制動可能とし、該ブレーキバルブ76と、前記斜板角制御手段Gのサーボスプール93の油路93aを前記パイロット油路50にて連結し、該ブレーキバルブ76にブレーキポート43と、前記パイロット油路50を介して斜板角制御手段Gと連通された操作パイロットポート44を設け、該操作パイロットポート44に圧油を送油した時は、斜板を回動した位置で維持し、タンク側へ開放した時は、中立バネによって斜板を中立方向へ移動させ、該ブレーキポート43と操作パイロットポート44との位置を、スプール41摺動方向に偏位して配置したので、ブレーキペダル操作時に操作パイロットポート、ブレーキポートが順次タンクポートと連通し、制動時のショックが緩和される。
【0019】
また、請求項2の如く、スプールの外周に傾斜部を設けたので、ブレーキポートからタンクポートへの急激な開放が抑えられて、少しずつリークし、急ブレーキがかかることを防止することができた。
【0020】
また、請求項3の如く、ブレーキペダルを戻す方向へ付勢するバネを二重としたので、ブレーキペダルを踏む動作は二段モーションとして、ストロークエンドで急に重く感じることができ、ブレーキの負荷を足で容易に判別することができ、緩ブレーキと急ブレーキの操作フィーリングがよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 クローラー型トラクタの全体側面図である。
【図2】 同じく平面図である。
【図3】 運転部のキャビン内部平面図である。
【図4】 油圧回路図である。
【図5】 斜板角制御手段を示す図である。
【図6】 ブレーキバルブの断面図である。
【図7】 同じく油圧記号を示す図である。
【図8】 同じくストローク途中を示す断面図である。
【図9】 同じく側面図である。
【図10】 ブレーキペダルのストロークと荷重の関係を示す図である。
【符号の説明】
P 油圧ポンプ
M 油圧モータ
36 ブレーキペダル
41 スプール
41d 傾斜部
42 ポンプポート
43 ブレーキポート
44 操作パイロットポート
45 タンクポート
48・49 バネ
50 パイロット油路
76 ブレーキバルブ

Claims (3)

  1. 可変容量型の左右の油圧ポンプP1・P1と左右の油圧モータM・MよりなるHST式変速装置により、左右の駆動スプロケット13・13を駆動するクローラー式走行装置Dにおいて、
    該油圧ポンプP1・P1の間に斜板角制御手段Gを設け、該油圧ポンプP1・P1のそれぞれの斜板を、前後進レバー30で変更することによって、作動油の吐出方向を変更すると共に、吐出量を無段階に変更し、
    運転部Cに設けた丸型の操向ハンドル5を回動することにより、左右の油圧ポンプP1・P1の吐出量を別々に変更し、左右の油圧モータM・Mの回転速度を変更し、
    該斜板角制御手段Gは、油圧ポンプP1の斜板作動軸91にトラニオンアーム92を固設し、該トラニオンアーム92はサーボスプール93に連結され、該サーボスプール93はバネによって中立位置に付勢され、サーボスプール93の周面に形成した油路93aがパイロット油路50に接続され、
    該サーボスプール93の一端にスプールコントロールレバー55が枢支され、該スプールコントロールレバー55の他端は操向ハンドル5に連動され、
    前記油圧モータMに常時制動側に作用するブレーキを内装し、該ブレーキをブレーキペダル36の操作によりブレーキバルブ76を操作して制動可能とし、該ブレーキバルブ76と、前記斜板角制御手段Gのサーボスプール93の油路93aを前記パイロット油路50にて連結し、
    該ブレーキバルブ76にブレーキポート43と、前記パイロット油路50を介して斜板角制御手段Gと連通された操作パイロットポート44を設け、該操作パイロットポート44に圧油を送油した時は、斜板を回動した位置で維持し、タンク側へ開放した時は、中立バネによって斜板を中立方向へ移動させ、
    該ブレーキポート43と操作パイロットポート44との位置を、スプール41摺動方向に偏位して配置したことを特徴とする作業車両のブレーキ装置。
  2. 請求項1記載の作業車両のブレーキ装置において、該ブレーキバルブ76のスプール41に、ポンプポート42とタンクポート45を隔絶するランド部を設け、該ランド部41cのタンクポート45側に徐々に開口を大きくする傾斜部41dを設けたことを特徴とする作業車両のブレーキ装置。
  3. 請求項1記載の作業車両のブレーキ装置において、ブレーキバルブ76のスプール41に、バネ定数の異なるバネ48・49を二重に外嵌し、ブレーキペダル36のストローク途中で踏圧荷重を二段階に変移させたことを特徴とする作業車両のブレーキ装置。
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