JP2013141752A - スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷不良を排除するための試し印刷を不要にして、生産性を向上させることができるスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法を提供することを目的とする。
【解決手段】基板品種に応じてスクリーンマスクを交換しながら基板にクリーム半田を印刷するスクリーン印刷において、マスクホルダにスクリーンマスクが新たに装着されてマスク交換作業が行われたことを検出し、マスク交換フラグがONの状態でスクリーン印刷作業を開始するに際して、単一の基板を対象として往路方向、復路方向への2方向のスキージング動作を行う往復印刷を実行させ、その後通常の一方向印刷に移行する。これにより、マスク交換後作業開始後直ちに通常の一方向印刷を適用した場合に生じやすいペーストの充填不良を防止することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、基板にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷装置に関するものである。
電子部品実装工程において、基板上にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷する方法としてスクリーン印刷が用いられている。この方法は、印刷対象部位に応じてパターン孔が設けられたスクリーンマスクに基板を当接させ、ペーストが供給されたスクリーンマスク上でスキージを摺動させることによって、パターン孔を介して基板上にペーストを印刷するものである。
スクリーンマスクはスキージを移動させるスクリーン印刷機構の下方に設けられたマスクホルダに装着され、印刷対象とする基板品種に応じて交換される。また印刷作業を連続して実行する過程では、印刷中にスクリーンマスクに付着したクリーム半田の残渣など汚損物を取り除いて清掃するマスククリーニングが所定インターバルで実行される。このマスククリーニングに際して高い清浄度が求められる場合には、スクリーンマスクを取り外してクリーニングを実行した後、再度マスクホルダに装着される。
上述のように新たに交換されたスクリーンマスクや、高い清浄度でクリーニングが行われた後のスクリーンマスクでは、パターン孔内に印刷対象のペーストが全く存在しない状態からスクリーン印刷作業が開始される。このため、印刷作業開始後に最初の幾枚かの基板を対象として行われるスキージング動作において、パターン孔内にペーストが完全に充填されず基板に印刷されるペースト量が基準値よりも少ないかすれなどの印刷不良を生じる傾向にある。
このような不都合を極力防止するため、従来よりスクリーンマスクを交換した後に印刷作業を開始するに際し、同一の基板を対象とする印刷動作においてスキージを往復させてパターン孔内へのペーストの良好な充填状態を確保することが行われている(例えば特許文献1参照)。この特許文献例に示す従来技術においては、クリーニング工程終了後、機種切替等でスクリーンマスクを交換した後の生産開始時において、スキージの往復移動により印刷を行う例が記載されている。
特開平9−3144799号公報
しかしながら、上述の特許文献例を含めスクリーンマスクを交換した後の生産開始時にスキージを往復移動させる往復印刷を行う従来技術では、以下に述べるような不都合が避けられなかった。すなわち従来技術では生産開始に際してスキージを往復移動させるか否かは専ら作業者の操作に委ねられており、作業者が判断ミスなどの人為的原因により、本来往復印刷すべき状況において通常の一方向印刷の操作を行ってしまう場合があった。このような人為的ミスによる印刷不良を排除するためには、生産開始時にダミー基板を用いた試し印刷による品質確認をルール化するなどの処置が必要とされており、印刷作業における生産性の向上を妨げる要因の1つとなっていた。
そしてこのような不都合は、生産形態が多品種少量生産の度合いを増して生産品種切替の頻度が上昇するに伴い、さらに顕著化する傾向にあった。このように、スクリーンマスクを交換した後の生産開始時に往復印刷を適用する従来技術においては、このような印刷不良を排除するためには試し印刷が必要とされ、生産性の向上が阻害されるという課題があった。
そこで本発明は、印刷不良を排除するための試し印刷を不要にして、生産性を向上させることができるスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法を提供することを目的とする。
本発明のスクリーン印刷装置は、パターン孔が設けられたスクリーンマスクに基板を当接させ、ペーストが供給された前記スクリーンマスク上でスキージを摺動させることにより、前記パターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置であって、前記スクリーンマスクを着脱自在に保持するマスクホルダと、前記マスクホルダにスクリーンマスクが新たに装着されたことを検出するマスク交換検出部と、それぞれ往路方向、復路方向へのスキージング動作を行う2つのスキージおよびこれらのスキージを個別に昇降させるスキージ昇降機構とを備えたスキージヘッドと、前記スキージヘッドを往路方向、復路方向へ移動させるスキージ移動機構と、前記スキージ昇降機構および前記スキージ移動機構を制御することによりスキージング動作を行わせる印刷制御部とを備え、前記印刷制御部は、前記マスクホルダにスクリーンマスクが新たに装着されたことを前記マスク交換検出部が検出した後にスクリーン印刷作業を開始するマスク交換後作業開始に際して、単一の基板を対象として往路方向、復路方向への2方向のスキージング動作を行う往復印刷を実行させる。
本発明のスクリーン印刷方法は、パターン孔が設けられたスクリーンマスクを着脱自在に保持するマスクホルダと、前記マスクホルダにスクリーンマスクが新たに装着されたことを検出するマスク交換検出部と、それぞれ往路方向、復路方向へのスキージング動作を行う2つのスキージおよびこれらのスキージを個別に昇降させるスキージ昇降機構とを備えたスキージヘッドと、前記スキージヘッドを往路方向、復路方向へ移動させるスキージ移動機構とを備えたスクリーン印刷装置によって、前記スクリーンマスクに基板を当接させペーストが供給された前記スクリーンマスク上で前記スキージを摺動させることにより、前記パターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷方法であって、前記マスクホルダにスクリーンマスクが新たに装着されたことを前記マスク交換検出部が検出した後にスクリーン印刷作業を開始するマスク交換後作業開始に際して、前記スキージ昇降機構および前記スキージ移動機構を制御することにより、単一の基板を対象として往路方向、復路方向への2方向のスキージング動作を行う往復印刷を実行させる。
本発明によれば、マスクホルダにスクリーンマスクが新たに装着されたことを検出した後にスクリーン印刷作業を開始するマスク交換後作業開始に際して、単一の基板を対象として往路方向、復路方向への2方向のスキージング動作を行う往復印刷を実行させることにより、マスク交換後作業開始に際して通常の一方向印刷を適用した場合に生じやすいペーストの充填不良を防止することができ、印刷不良を排除するための試し印刷を不要にして、生産性を向上させることができる。
本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の側面図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の正面図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の平面図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置によるスキージング動作の説明図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷方法における印刷作業実行処理を示すフロー図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置における表示画面の説明図 本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置における表示画面の説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1、図2、図3を参照して、スクリーン印刷装置の構造を説明する。図1において、スクリーン印刷装置は、基板位置決め部1の上方にスクリーン印刷機構11を配設して構成されている。基板位置決め部1は、Y軸テーブル2、X軸テーブル3およびθ軸テーブル4を段積みし、更にその上に第1のZ軸テーブル5、第2のZ軸テーブル6を組み合わせて構成されている。
第1のZ軸テーブル5の構成を説明する。θ軸テーブル4の上面に設けられた水平なベースプレート4aの上面側には、同様に水平なベースプレート5aが昇降ガイド機構(図示省略)によって昇降自在に保持されている。ベースプレート5aは、複数の送りねじ5cをモータ5bによってベルト5dを介して回転駆動する構成のZ軸昇降機構によって昇降する。
ベースプレート5aには垂直フレーム5eが立設されており、垂直フレーム5eの上端部には基板搬送機構8が保持されている。基板搬送機構8は基板搬送方向(X方向−−図1において紙面垂直方向)に平行に配設された2条の搬送レールを備えており、これらの搬送レールによって印刷対象の基板10の両端部を支持して搬送する。第1のZ軸テーブル5を駆動することにより、基板搬送機構8によって保持された状態の基板10を、基板搬送機構8とともにスクリーン印刷機構11に対して昇降させることができる。図2、図3に示すように、基板搬送機構8は上流側(図2、図3において左側)および下流側に延出し、上流側から搬入された基板10は基板搬送機構8によって搬送され、さらに基板位置決め部1によって位置決めされる。そしてスクリーン印刷機構11によって印刷が行われた後の基板10は、基板搬送機構8によって下流側に搬出される。
第2のZ軸テーブル6の構成を説明する。基板搬送機構8とベースプレート5aの中間には、水平なベースプレート6aが昇降ガイド機構(図示省略)に沿って昇降自在に配設されている。ベースプレート6aは、複数の送りねじ6cをモータ6bによってベルト6dを介して回転駆動する構成のZ軸昇降機構によって昇降する。ベースプレート6aの上面には、上面に基板10を保持する下受け面が設けられた基板下受部7が配設されている。
第2のZ軸テーブル6を駆動することにより、基板下受部7は基板搬送機構8に保持された状態の基板10に対して昇降する。そして基板下受部7の下受け面が基板10の下面に当接することにより、基板下受部7は基板10を下面側から支持する。基板搬送機構8の上面にはクランプ機構9が配設されている。クランプ機構9は、左右対向して配置された2つのクランプ部材9aを備えており、一方側のクランプ部材9aを駆動機構9bによって進退させることにより、基板10を両側からクランプして固定する。
次に基板位置決め部1の上方に配設されたスクリーン印刷機構11について説明する。図1,図2において、マスク枠12aにはスクリーンマスク12が展張されており、スクリーンマスク12には、基板10において印刷対象となる電極10aの形状・位置(図3参照)に対応して、パターン孔12bが設けられている。図2、図3に示すように、マスク枠12aはX方向の両端側をマスクホルダ18によって着脱自在に保持されており、さらにマスクホルダ18は縦フレーム20から内側方向に延出したブラケット20aによって保持されている。
一方側のマスクホルダ18にはマスク検出センサ19が配設されており、マスク検出センサ19はマスクホルダ18に設けられた検出孔18aを介してマスク枠12aがマスクホルダ18に装着されているか否かを検出する。本実施の形態においては、マスク検出センサ19がマスク枠12aを検出する検出結果に基づいて、スクリーンマスク12が新たに交換されたことを検出するようにしている。なおマスク検出センサ19としては、光学センサのほかに機械的なリミットスイッチなど各種の検出手段を用いることができる。
スクリーンマスク12上にはスキージヘッド13が配設されている。スキージヘッド13は、水平な移動プレート14に、それぞれスキージホルダ17に保持された2つのスキージ16A,16Bを個別に昇降させるスキージ昇降機構15A,15Bを配設した構成となっている。スキージ昇降機構15A,15Bを駆動することによりスキージホルダ17とともに2つのスキージ16A,16Bは個別に昇降して、スクリーンマスク12の上面に当接する。ここで、スキージ16A,16Bはスキージング方向が反対向きとなるように配設されており、1つのスキージヘッド13によって往路方向、復路方向へのスキージング動作が可能となっている。
図2に示すように、縦フレーム20上にはガイドレール21がY方向に配設されており、ガイドレール21にスライド自在に嵌合したスライダ22は、結合部材23を介して移動プレート14の両端に結合されている。これにより、スキージヘッド13はY方向にスライド自在となっている。移動プレート14は、ナット25、送りねじ24および送りねじ24を回転駆動するスキージ移動用モータ(図示省略)より成るスキージ移動機構26によりY方向に水平移動する。スキージ移動機構26を正逆駆動することによりスキージヘッド13は往復動し、これにより2つのスキージ16A、16Bを用いた往復印刷が可能となっている。
次に図4を参照して、スクリーン印刷機構11によるスキージング動作について説明する。まず基板搬送機構8によって基板10が印刷位置に搬入されると、第2のZ軸テーブル6を駆動して基板下受部7を上昇させ(矢印a)、図4(a)に示すように、基板10の下面を下受けするとともに、基板10をクランプ部材9aによって挟み込んでクランプする。そしてこの状態で基板位置決め部1を駆動して基板10をスクリーンマスク12に対して位置合わせする。
この後、図4(b)に示すように、第1のZ軸テーブル5を駆動して基板10を基板搬送機構8とともに上昇させて(矢印b)、スクリーンマスク12の下面に当接させる。これにより、スキージヘッド13によるスキージングにおいて、基板10がスクリーンマスク12に対して位置決め固定される。そしてこの状態で、スキージ昇降機構15Aを駆動して、ペーストであるクリーム半田Sが供給されたスクリーンマスク12に対してスキージ16Aを下降させる(矢印c)。次いでスキージ移動機構26を駆動して、スキージヘッド13を往路方向(矢印d)に移動させることにより、スキージ16Aがスクリーンマスク12上で摺動して、パターン孔12bを介して基板10にはクリーム半田Sが往路印刷される。
この往路印刷が終了したならば、図4(c)に示すように、スキージ昇降機構15Aを駆動してスキージ16Aを上昇させる(矢印e)とともに、スキージ昇降機構15Bを駆動してスキージ16Bを下降させる(矢印f)。そしてスキージ移動機構26を駆動して、スキージヘッド13を復路方向(矢印g)に移動させることにより、スキージ16Bがスクリーンマスク12上で摺動して、パターン孔12bを介して基板10にはクリーム半田Sが復路印刷される。
次に図5を参照して、制御系の構成を説明する。図5において、印刷制御部30は演算処理機能を有するCPUであり、記憶部31に記憶されたプログラムやデータに基づき、以下の各部の動作・処理を制御する。記憶部31には、印刷動作プログラム31a、印刷条件データ31b、マスク交換フラグデータ31cおよび印刷作業モードデータ31dが記憶されている。印刷動作プログラム31aは、基板位置決め部1によって基板10を保持しスキージヘッド13にスキージング動作を行わせるための動作プログラムである。印刷条件データ31bは、スキージング時のスキージヘッド13の移動速度や印圧値など、スクリーン印刷を実行するためのマシンパラメータのデータである。本実施の形態では、スクリーンマスク12を新たに交換した後のマスク交換後作業開始に際して往復印刷を反復実行する回数が、マシンパラメータとして予め設定される。
マスク交換フラグデータ31cは、マスクホルダ18にスクリーンマスク12が新たに装着された後、未だスクリーン印刷動作が開始されていないマスク交換後の状態であることを示すマスク交換フラグを記憶する。マスク交換フラグデータ31cがONであれば、マスク交換後未だスクリーン印刷動作が実行されていない状態であり、マスク交換フラグデータ31cがOFFであれば、マスク交換後既にスクリーン印刷動作が実行されていることを示す。印刷作業モードデータ31dは、後述するモード設定部36によって設定される印刷作業モードを示すデータである。
機構制御部32は、印刷制御部30に制御されて基板搬送機構8、基板位置決め部1、スキージ昇降機構15A、15B、スキージ移動機構26を駆動する。これにより、基板10を対象とした基板搬送作業、位置決め作業、スクリーン印刷作業が実行される。すなわち、印刷制御部30は、スキージ昇降機構15A,15Bおよびスキージ移動機構26を制御することにより、スキージ16A、16Bにスキージング動作を行わせる。
マスク交換検出部33は、マスク検出センサ19によるマスク枠12aの検出結果に基づいて、マスクホルダ18にスクリーンマスク12が新たに装着されたことを検出する。この検出結果は、マスク交換フラグデータ31cとして記憶部31に記憶され、マスク交換検出部33はマスク交換後に印刷が開始されたならば、マスク交換フラグをリセットする処理を行う。操作・入力部34はキーボードやタッチパネルなどの入力装置であり、装置を稼働させるための操作指令や、記憶部31へ記憶されるデータの入力を行う。表示部35は液晶パネルなどの表示装置であり、操作・入力部34による入力操作の案内画面や各種の報知画面の表示を行う。
モード設定部36は、印刷作業モード設定のための処理を行う。ここで印刷作業モードとは、スクリーンマスク12が新たに装着された後のマスク交換後作業開始に際して、単一の基板10を対象として往路方向もしくは復路方向への1方向のスキージング動作のみを行う印刷パターン(一方向印刷パターン)と、往路方向と復路方向のスキージングを併せて行う印刷パターン(往復印刷パターン)とのいずれを実行するかを規定する作業モードである。この印刷作業モードを設定することにより、作業者の手動操作により一方向印刷パターンと往復印刷パターンとのいずれかを選択的に実行させる手動操作モードと、作業者の操作を要することなく往復印刷パターンを自動的に実行する自動モードのいずれかが予め設定される。そして設定内容は印刷作業モードデータ31dとして記憶部31に記憶される。
印刷条件設定部37は、スクリーン印刷を実行するための印刷条件を規定するマシンパラメータを設定する処理を行う。本実施の形態では、スクリーンマスク12を新たに交換した後のマスク交換後作業開始に際して往復印刷を反復実行する回数が、マシンパラメータとして予め設定され、印刷条件データ31bとして記憶部31に記憶される。
次に、本実施の形態のスクリーン印刷装置によるスクリーン印刷作業の実行処理フローを、図7のフローに則して各図を参照しながら説明する。図6において、自動生産開始に先立って、まず生産開始前設定操作が実行される(ST1)。ここでは、まず印刷作業モード設定処理1Aが実行される。すなわち、図7に示すメイン画面38を表示部35に表示させ、このメイン画面38上で「作業モード設定」38aを操作することにより、図8(a)に示す作業モード設定画面39が表示される。ここで「自動印刷」39aを操作することにより、作業者の操作を要することなく往復印刷を自動的に実行する自動モードが設定され、「手動操作」39bを操作することにより、作業者の手動操作により一方向印刷と往復印刷とのいずれかを選択的に実行させる手動操作モードが設定される。そして設定結果は、印刷作業モードデータ31dとして記憶部31に記憶される。
次いで印刷条件設定処理1Bが実行される。すなわち、メイン画面38上で「印刷条件設定」38bを操作することにより、図8(b)に示す印刷条件設定画面40が表示される。ここでは、設定対象の印刷条件として、マスク交換後作業開始に際して実行される往復印刷の反復実行回数を示す「往復印刷回数」40aを設定する例を示しており、回数設定欄40bに所望の回数を入力することにより、印刷条件設定部37によって往復印刷の反復実行回数が設定指示され、印刷条件データ31bとして記憶部31に記憶される。
上述の設定操作が終了したならば、自動生産が開始される(ST2)。すなわち、メイン画面38上で「自動生産開始」38dを操作することにより、以下の処理が自動的に実行される。まず、作業モードの設定が自動モードであるか否かが印刷作業モードデータ31dを参照することにより判断され(ST3)、作業モードの設定が自動モードであるならば、マスク交換フラグデータ31cを参照してマスク交換フラグがONであるか否かが判断される(ST4)。
ここでマスク交換フラグがONであれば、マスク交換後未だスキージング動作が実行されていない状態であると判断され、クリーム半田Sのパターン孔12b内への良好な充填を確保するために、スクリーン印刷作業を往復印刷から開始する(ST6)。すなわち、マスクホルダ18にスクリーンマスク12が新たに装着されたことをマスク交換検出部33が検出した後にスクリーン印刷作業を開始するマスク交換後作業開始に際して、単一の基板10を対象として往路方向、復路方向への2方向のスキージング動作を行う往復印刷を実行させる。そしてマスク交換フラグがOFFであれば、マスク交換後に既にスキージング動作が実行されており、1回のスキージング動作のみでクリーム半田Sのパターン孔12b内への充填が確保されると判断して、スクリーン印刷作業を通常の一方向印刷から開始する(ST8)。
また(ST3)において、自動モードの設定がなされておらず、手動操作モードの設定となっている場合には、作業者の判断によって実行すべき印刷パターンを選択する(ST7)。この場合には、図8(c)に示す印刷パターン設定画面41が自動的に表示される。なお、メイン画面38の「印刷パターン選択」38cを操作することによっても印刷パターン設定画面41を表示させることができる。作業者は、印刷パターン設定画面41上で手動によって「一方向印刷」41a、「往復印刷」41bのいずれかを操作する。これにより、作業者が状況に応じて選択した一方向印刷パターン、往復印刷パターンのいずれかが実行される。
すなわち(ST7)において往復印刷パターンが選択されたならば(ST6)に移行し、一方向印刷パターンが選択されたならば(ST8)に移行する。そしていずれの場合においても、複数の基板10を対象としてスクリーン印刷作業を連続して実行する通常作業においては、往路または復路のいずれかによる一方向印刷が実行される。そして所定枚数の基板10を対象としたスクリーン印刷作業が完了することによりメイン画面38に戻り、ここで「生産終了」38eを操作することにより、スクリーン印刷作業を終了する。
上記説明したように、本実施の形態に示すスクリーン印刷では、マスクホルダ18にスクリーンマスク12が新たに装着されたことを検出した後にスクリーン印刷作業を開始するマスク交換後作業開始に際して、単一の基板10を対象として往路方向、復路方向への2方向のスキージング動作を行う往復印刷を実行させるようにしている。これにより作業者が判断ミスなどの人為的原因により、本来往復印刷すべき状況において通常の一方向印刷の操作を行ってしまう人為的ミスによる印刷不良、すなわちマスク交換後作業開始に際して通常の一方向印刷を適用した場合に生じやすいペーストの充填不良を確実に防止することができる。したがって、このような人為的ミスに起因する印刷不良を排除するために従来は必須とされた試し印刷を不要にして、生産性を向上させることができる。
本発明のスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法は、印刷不良を排除するための試し印刷を不要にして、生産性を向上させることができるという効果を有し、基板にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷する分野に有用である。
1 基板位置決め部
10 基板
11 スクリーン印刷機構
12 スクリーンマスク
12a マスク枠
12b パターン孔
13 スキージヘッド
15A,15B スキージ昇降機構
16A,16B スキージ
18 マスクホルダ
19 マスク検出センサ
26 スキージ移動機構
S クリーム半田

Claims (6)

  1. パターン孔が設けられたスクリーンマスクに基板を当接させ、ペーストが供給された前記スクリーンマスク上でスキージを摺動させることにより、前記パターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置であって、
    前記スクリーンマスクを着脱自在に保持するマスクホルダと、
    前記マスクホルダにスクリーンマスクが新たに装着されたことを検出するマスク交換検出部と、
    それぞれ往路方向、復路方向へのスキージング動作を行う2つのスキージおよびこれらのスキージを個別に昇降させるスキージ昇降機構とを備えたスキージヘッドと、
    前記スキージヘッドを往路方向、復路方向へ移動させるスキージ移動機構と、
    前記スキージ昇降機構および前記スキージ移動機構を制御することによりスキージング動作を行わせる印刷制御部とを備え、
    前記印刷制御部は、前記マスクホルダにスクリーンマスクが新たに装着されたことを前記マスク交換検出部が検出した後にスクリーン印刷作業を開始するマスク交換後作業開始に際して、単一の基板を対象として往路方向、復路方向への2方向のスキージング動作を行う往復印刷を実行させることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  2. 前記マスク交換後作業開始に際して、単一の基板を対象として往路方向もしくは復路方向への1方向のスキージング動作のみを行う一方向印刷と前記往復印刷とを作業者の手動操作により選択的に実行させる手動操作モードと、前記往復印刷を自動的に実行する自動モードのいずれを選択するかを予め設定するモード設定部を備えたことを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷装置。
  3. 前記往復印刷の反復実行回数を設定指示する印刷条件設定部を備えたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のスクリーン印刷装置。
  4. パターン孔が設けられたスクリーンマスクを着脱自在に保持するマスクホルダと、前記マスクホルダにスクリーンマスクが新たに装着されたことを検出するマスク交換検出部と、それぞれ往路方向、復路方向へのスキージング動作を行う2つのスキージおよびこれらのスキージを個別に昇降させるスキージ昇降機構とを備えたスキージヘッドと、前記スキージヘッドを往路方向、復路方向へ移動させるスキージ移動機構とを備えたスクリーン印刷装置によって、前記スクリーンマスクに基板を当接させペーストが供給された前記スクリーンマスク上で前記スキージを摺動させることにより、前記パターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷方法であって、
    前記マスクホルダにスクリーンマスクが新たに装着されたことを前記マスク交換検出部が検出した後にスクリーン印刷作業を開始するマスク装着後作業開始に際して、前記スキージ昇降機構および前記スキージ移動機構を制御することにより、単一の基板を対象として往路方向、復路方向への2方向のスキージング動作を行う往復印刷を実行させることを特徴とするスクリーン印刷方法。
  5. 前記マスク交換後作業開始に際して、単一の基板を対象として往路方向もしくは復路方向への1方向のスキージング動作のみを行う一方向印刷と前記往復印刷とを作業者の手動操作により選択的に実行させる手動操作モードと、前記往復印刷を自動的に実行する自動モードのいずれを選択するかを予め設定するモード設定工程を含むことを特徴とする請求項4記載のスクリーン印刷方法。
  6. 前記マスク交換後作業開始に先立って、前記往復印刷の反復実行回数を設定指示する印刷条件設定工程をさらに含むことを特徴とする請求項4または5のいずれかに記載のスクリーン印刷方法。
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