JP2013141686A - アイソレータ - Google Patents

アイソレータ Download PDF

Info

Publication number
JP2013141686A
JP2013141686A JP2012002747A JP2012002747A JP2013141686A JP 2013141686 A JP2013141686 A JP 2013141686A JP 2012002747 A JP2012002747 A JP 2012002747A JP 2012002747 A JP2012002747 A JP 2012002747A JP 2013141686 A JP2013141686 A JP 2013141686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
container
housing
carry
lid member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012002747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5922412B2 (ja
Inventor
Jun Oyama
潤 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kikusui Seisakusho Ltd
Original Assignee
Kikusui Seisakusho Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kikusui Seisakusho Ltd filed Critical Kikusui Seisakusho Ltd
Priority to JP2012002747A priority Critical patent/JP5922412B2/ja
Publication of JP2013141686A publication Critical patent/JP2013141686A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5922412B2 publication Critical patent/JP5922412B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0082Dust eliminating means; Mould or press ram cleaning means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

【課題】作業者が効率良く物品の搬出入作業を行なうことができ、かつ、筐体内から取り出した物品は洗浄する必要がなく、作業性が向上するアイソレータを提供する。
【解決手段】本発明に係るアイソレータは、内部を外部の雰囲気から遮断する第一筐体1と、その第一筐体1内部で物品を洗浄する洗浄領域11と、前記第一筐体1の底壁に開設され第一筐体1の内部と外部とを上下方向に連通させる縦搬出入口12と、前記縦搬出入口12を開閉する第一蓋部材14a、及び容器を要素とし、第一蓋部材14aにより前記縦搬出入口12を閉鎖すると同時に、又は閉鎖する後に、容器を取り外すことができる搬出入装置14とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、外部の雰囲気から内部が遮断された筐体を有するアイソレータに関するものである。
従来、筐体の内部で人体に何らかの影響があるもの、例えば有害成分を含むものや薬理活性が非常に強い物質を含むものを取り扱うために、筐体内部が外部の雰囲気から完全に遮断されている態様をなすアイソレータが種々提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)。
特許文献1では、回転式粉末圧縮成形機の回転盤が収納された成形室内部において、洗剤、ブラシ、スプレーガンなどの洗浄用品を使用して、手洗いする回転式粉末圧縮成形機の洗浄方法が開示されている。しかし、スプレーガンで一部の部品(金型など)を洗浄した場合、成形機内の他の部分が濡れたり、成形機内に湿気が溜まり粉体の流動性が悪くなるという問題がある。そのため、このような構成で部品を洗浄することは適切でない。
また、有害成分を含む粉体が使用された場合、洗浄した部品を取り出す方法も開示されておらず、洗浄した部品を取り出すためには、作業者が粉塵を吸い込まないように成形機内全体を濡らすウェットダウンをして、粉塵が舞わないようにしてから扉を開ける必要がある。そのため、成形機内全体をウェットダウンさせていない状態では部品等を取り出せないという問題もある。
特許文献2では、さらに部材通し部が開示されている。しかし、特許文献1と同様にプレス内部空間で部品の洗浄作業を行った場合、同様に成形機内のほかの部分が濡れたり、成形機内に湿気が溜まり粉体の流動性が悪くなるという問題がある。
また、特許文献1と異なり部材通し部が備えられている。しかし、グラブ(グローブ)を使用して部品の出し入れをする場合、部材通し部が側壁上にあるため、片手で作業しなければならないことが多く、部品の出し入れがし難いという問題がある。
また、部材通し部はRTP(ラピッド・トランスファー・ポート)のような構造ではないため、有害成分を含む粉体が付着した部品をウェットダウンしないで取り出すと、その粉体が成形機外に漏れてしまう。そのため、部材通し部を備えていても、成形機内全体をウェットダウンさせていない状態で部品等を取り出せないという問題もある。
特許文献3では、RTPが開示されている。RTPは、作業者が立った状態で作業できるよう側壁に設けられるのが一般的である。しかし、RTPのコンテナは、回転(垂直方向への回転)させて取り付け、取り外しを行うが、その際、コンテナの中の部品が、その回転により損傷するおそれがあるという問題がある。
そして、それを防止するには緩衝性を有する容器(内部ケース)に入れてからコンテナ内に入れることになり、必要以上に大きいRTPを用いなければならず、スペース的にもコスト的にも問題がある。
また、コンテナはある程度深さのあるものを用いることがあるが、RTPが側壁に設けられると、コンテナの奥にまでグローブをはめた手が届き難いという問題もある。そのため、小さい部品を搬出入する場合コンテナの入口付近に置く必要があり、一回で複数の部品が搬出入できず、コンテナの深さが活用できないという問題もある。
そして、コンテナの深さを活用するため内部ケースを用いて一度に複数の部品を搬出入できるようにしても、コンテナを着脱する際に垂直方向に回転させることから、部品がこぼれ落ちないような内部ケースを用いなければならない。
また、RTPが側壁に設けられると、作業者は片手で作業しなければならないことが多いため、重い部品は出し入れし難いという問題がある。
また、金型などの部品に付着した有害成分を含む粉体等が暴露しないようにビニール袋に入れてからコンテナに出し入れすることがあるが、RTPの内周部には少なからず凹凸があり、そのビニール袋がその凹凸に引っかかって破れたり、部品がその凹凸により損傷するおそれがあるという問題もある。
また、RTPが側壁に設けられていると、粉体圧縮成形機で成形された成形品をコンテナ直接送り込むことができず、内部ケースに成形品を入れてからコンテナに入れなければならず作業性に問題がある。
そして、内部ケースを用いても作業者は片手でコンテナに内部ケースを入れなければならず、大量の成形品をコンテナ内に搬入できないという問題もある。
また、成形品がこぼれ落ちないような蓋等を有する内部ケースを用いる必要があり作業性に問題もある。
また、大量に成形品を取り出すためには、別途成形品を取り出すための装置を設けなければならず、スペース的にもコスト的にも問題がある。
特開昭63−299892号公報 特開2003−310713号公報 特開2005−296889号公報
本発明は、上述のような問題に着目したものであり、作業者が効率良く物品の搬出入作業を行なうことができ、かつ、筐体内から取り出した物品は洗浄する必要がなく、作業性が向上するアイソレータを提供することを目的とする。
本発明に係るアイソレータは、内部を外部の雰囲気から遮断する第一筐体と、その第一筐体内部で粉体、粘体又は液状体が付着する物品を洗浄する洗浄領域と、少なくとも前記洗浄領域で洗浄する物品を取り出すことができる、前記第一筐体の底壁に開設され前記第一筐体の内部と外部とを上下方向に連通させる縦搬出入口と、前記縦搬出入口を開閉する第一蓋部材、及び前記縦搬出入口に対して着脱自在でありその内空を前記第一筐体の内部に向けて開放できる容器を要素とし、第一蓋部材により前記縦搬出入口を閉鎖すると同時に、又は閉鎖する後に、容器を取り外すことができる搬出入装置とを備える。
ここで、「容器」とは、保形性を有する通常の容器とされるものに限定されることはなく、例えば可撓性を有する袋状のものをも含む概念である。
物品の搬出入を効率良く行なうための具体的な構成としては、前記第一筐体の側壁に設けられ、作業者の腕をグローブを介して挿入可能であり、この作業者の手を前記縦搬出入口に装着する前記容器の内空に届かせることができる位置に、前記グローブを有する腕挿入部を少なくとも一ヶ所備えることが望ましい。ここでグローブとは、手袋状に指先が分かれた形状に限られず、単純な袋状である態様を妨げない。
上述したアイソレータの好ましい態様としては、前記第一筐体に隣接し、内部を外部の雰囲気から遮断する第二筐体を備える粉体圧縮成形機を備え、前記第一筐体内部と第二筐体内部が連通する連通部を備えるものが挙げられる。連通部を備えるものであることにより、粉体圧縮成形機内の金型などの部品等を容易に第一筐体に移動でき、その部品等を洗浄でき作業性が向上する。また、洗浄領域と粉体圧縮成形機とを分けることにより、粉体圧縮成形機内の部品等が、部品の洗浄により濡れたり、湿気により粉体の流動性が悪くなるという問題が生じない。
また、粉体圧縮成形機の部品には、フィードシューなど片手で持ち上げるには重いものもある。しかし、縦搬出入口が下壁に備えられているため、洗浄領域で洗浄した部品等を両手を使用して容易に容器に挿入でき、搬出できる。
また、粉体圧縮成形機は、その第二筐体内部に上杵及び下杵の上下移動により臼孔内に供給される粉体を圧縮成形して成形品を製造する圧縮成形機構を備えるものが好ましい。
また、上記のアイソレータでは製造された成形品を効率良く外部へ搬出するために、前記粉体圧縮成形機により成形された成形品を前記縦搬出入口の近傍へと誘導する誘導手段を備えても良い。具体的には、粉体圧縮成形機により成形した成形品を前記容器内に直接送り込むことにより、成形品に触れることなく成形品を取り出せる。この際、取っ手を備える上面が開口したバケツタイプの内部ケースを用いることが好ましい。
また、上記のアイソレータでは、前記第一筐体内部の雰囲気と前記第二筐体内部の雰囲気を前記連通部で遮断できる遮断機構をさらに備えても良い。これにより、洗浄領域での湿気が粉体圧縮成形機の第二筐体内に及ぶことを遮断できる。また、作業者は、粉体圧縮成形機との雰囲気を遮断して作業することができ、安全に作業できる。連通部はどのような形状のものでもよく、例えば、筒状のものであってもよい。
なお、粉体とは、微小固体の集合体を言い、いわゆる顆粒や、粒体より小なる形状の粉末を含むものである。
本発明によれば、作業者が効率良く物品の搬出入作業を行なうことができ、かつ、筐体内から取り出した物品は洗浄する必要がなく、作業性が向上するアイソレータを提供できる。
本発明の一実施形態に係る正面図。 同実施形態に係る一部を破断した外観図。 同実施形態に係る内部を示す平面図。 同実施形態に係る要部を模式的に示した端面図。 図4に係る作用説明図。 同上。 同実施形態の第一変形例に係る平面図。 同実施形態の第二変形例に係る正面図。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係るアイソレータとは、その一例として、コンテインメント化された粉体圧縮成形機として利用される。粉体圧縮成形機は、粉体を圧縮成形して医薬品の錠剤、食品、又は電子部品等を製造する機械である。その粉体の原料には、人体に何らかの影響を与える成分を含む場合、例えば有害成分を含む場合や薬理活性が非常に強い物質を含む場合がある。このような成分を含む粉体を圧縮成形する場合、粉体圧縮成形機はコンテインメント化し、作業者に影響がでないようにする必要がある。
そして本実施形態に係るアイソレータは、第二筐体2内に圧縮成形機構3を備えた粉体圧縮成形機に対し、さらに洗浄領域11を備えた第一筐体1を連通部4を介して連通させたものである。具体的に本実施形態のアイソレータは、第一筐体1に隣接し、内部を外部の雰囲気から遮断する第二筐体2と、その第二筐体2内部に上杵及び下杵の上下移動により臼孔34内に供給される粉体を圧縮成形して成形品を製造する圧縮成形機構3とを備える粉体圧縮成形機を備え、前記第一筐体1内部と第二筐体2内部が連通する連通部4を備える。
ここで、本実施形態に係るアイソレータは、内部を外部の雰囲気から遮断する第一筐体1と、その第一筐体1内部で粉体等が付着する物品を洗浄する洗浄領域11と、少なくとも前記洗浄領域11で洗浄する物品を取り出すことができる、前記第一筐体1の底壁1aに開設され第一筐体1の内部と外部とを上下方向に連通させる縦搬出入口12と、前記縦搬出入口12を開閉する第一蓋部材14a、及び前記縦搬出入口12に対して着脱自在でありその内空を前記第一筐体1の内部に向けて開放できる容器14bを要素とし、第一蓋部材14aにより前記縦搬出入口12を閉鎖すると同時に、又は閉鎖する後に、容器14bを取り外すことができる搬出入装置14とを備える。本実施形態では、搬出入装置14としてRTPを用いる。
以下、各部の構成について詳述する。
第一筐体1は、複数本の脚支柱18により床面から浮上した高さ位置に支持される。この第一筐体1は、内部に設けられた洗浄領域11と、底壁1aに設けられた縦搬出入口12と、この縦搬出入口12に着脱可能に構成される搬出入装置14と、外部の雰囲気から遮断された状態を維持すべくグローブ15aを介した状態で洗浄領域11内に腕を挿入し得る腕挿入部15と、洗浄領域11にて使用するための各種の備品を載置しておくための載置部16と、連通部4を介して連通している第二筐体2及び第一筐体1の内部を減圧するための減圧機構17とを有する。洗浄領域11は、第一筐体1内部で粉体、粘体等が付着する物品を洗浄するためのスペースである。載置部16では、洗浄する前の備品等を置いたり、洗浄した備品等を置いて乾燥させたりできる。縦搬出入口12は、本実施形態では底壁1aにおける正面視やや右側に設けられた開口に取り付けられたものであり、通常は第一蓋部材14aが取り付けられた状態である。この縦搬出入口12はこの第一蓋部材14aが取り付けられた状態で係止するための蓋止め部12aと、容器14bを係止しておくための容器止め部12bとを有する。なお本実施形態では蓋止め部12aが第一蓋部材14aを係止する構成の図示を省略する。搬出入装置14は、前記縦搬出入口12を開閉する第一蓋部材14a、及び前記縦搬出入口12に対してフランジ14b1を介して着脱自在でありその内空を前記第一筐体1の内部に向けて開放できる容器14bと、前記容器14bを前記縦搬出入口12から取り外す前に前記容器14bを閉鎖できる第二蓋部材14cと、第一蓋部材14a及び第二蓋部材14cを係合させる外向リブ14d1、内向リブ14d2からなる第一係合部14dと、第二蓋部材14c及び容器14bを係合させる外向リブ14e1、内向リブ14e2からなる第二係合部14eとを有する。腕挿入部15は、作業者の腕をグローブ15aを介して挿入可能であり、作業者が両腕を使った洗浄作業を行い易くするために、第一筐体1の側壁に左右2箇所に備えられる。特に図示右側の腕挿入部15は、この作業者の手を前記縦搬出入口12に装着する前記容器14bの内空に届かせられる位置に備えられる。具体的には前記縦搬出入口12の上方の領域に近接させて右側の腕挿入部15が備えられる。載置部16は、第一筐体1内部に洗浄領域11で洗浄する物品や備品を置くことができる、底壁1a上に形成された水平面である。そして減圧機構17は、洗浄領域11のみならず、打錠領域21をも減圧できる。これにより第一筐体1又は第二筐体2の外部に粉塵が漏れることを防止でき、また、洗浄した備品5や工具55等の物品の乾燥を促す作用をも奏する。具体的には、減圧機構17には、第一筐体1に配管系統を介して接続され内部を減圧するための真空装置17aと、この配管系統に取り付けられ、第一筐体1側の配管内雰囲気と真空装置11側の配管内雰囲気とを遮断するための雰囲気遮断弁17bとが備えられる。真空装置17a側の配管には、排気に含まれる粉体を取り除くための図示しない集塵装置が備えられていても良い。雰囲気遮断弁17bは、例えば電磁装置により作動し、第一筐体1側の雰囲気を真空装置17a側の雰囲気から切り離す。
第二筐体2は、内部に圧縮成形機構3を配した打錠領域21と、側面側の側壁2bに備えられた横搬出入口23と、この横搬出入口23に着脱可能に構成される横搬出入装置24と、正面側に面した側壁に計4箇所に亘って備えられた腕挿入部25と、連通部4を介して連通している第二筐体2及び第一筐体1の内部を減圧するための減圧機構27とを備える。打錠領域21は、主に圧縮成形機構3を取り扱うための領域であり、連通部4を介して洗浄領域11に連通しているので、圧縮成形機構3を構成する各種部品等を取り外し、洗浄領域11にて適宜洗浄できる。横搬出入口23は、本実施形態では側壁に1箇所備えられたものであり、その構造や形状は上述した縦搬出入口12を同様である。横搬出入装置24は、上記の搬出入装置14と同様の構成をなしたもので、図1にて図示されている容器24bの他図示しないが、同様の第一蓋部材、第二蓋部材、第一係合部、第二係合部を有するものであるが、具体的な説明は省略する。腕挿入部25は、第一筐体1に設けられた腕挿入部15と同様の構成をなす。この腕挿入部25はグローブ25aを介して打錠領域21内に作業者が腕を挿入し、圧縮成形機構3のメンテナンス等を行い易いよう、上下左右に2箇所ずつ、計4箇所に備えられている。そして減圧機構27は、第一筐体1側の減圧機構17同様の構成をなすものであり、上記真空装置17a及び雰囲気遮断弁17bと同じ構成をなす真空装置27a及び雰囲気遮断弁27bを備える。当該減圧機構27も減圧機構17同様、打錠領域21のみならず、洗浄領域11をも減圧できる。これにより第一筐体1又は第二筐体2の外部に粉塵が漏れることを防止でき、また、洗浄した備品5や工具55等の物品の乾燥を促す作用をも奏する。
圧縮成形機構3は、図1、図2にその一部を図3に平面を模式的に示すように、粉体を圧縮するための既知のものであり、回転盤31の盤面に備えられた臼孔34内に充填された粉体を上杵及び下杵により圧縮成形するものである。圧縮成形機構3を用いた粉体圧縮成形機の実施例は以下の通りである。
第二筐体2の上部に位置するホッパー35から供給された粉体が、フィードシュー36により回転盤31の臼孔34内に充填される。そして、予圧ロール37及び本圧ロール38により上杵及び下杵が押圧され、臼孔34内の粉体を圧縮成形する。圧縮成形された成形品は、下杵により盤面上に押し上げられ、取出ダンパー39により成形品回収部33に取り出される。
本実施形態では、粉体等(特に有害物質を含むもの)を洗浄するための洗浄領域11には、当該粉体等が付着した備品5や工具55等を洗浄するための水や洗浄液を溜めるシンク52と、そこで洗浄された備品5や工具55等を乾燥させるために置く載置部16である棚51とが備えられている。他方図3に示すように打錠領域21には、厚み計、硬度計、電子天秤などの分析機器等(図示しない)を一時的に置くための載置部26である棚56を備えているが、これらは第一筐体1、第二筐体2内の任意の位置に配置し得る。なお、シンク52は蓋を備えるものであってもよい。これにより湿度の上昇を防止できる。また、図3の載置部16は、図2の載置部16の位置とは異なる位置に備えられているが、同じ洗浄領域11に備えられている。
内部ケースであるバケツ54は、例えば杵を複数本、縦向けに挿入できるような構成にできる。これにより杵を複数本まとめて底壁1aに備えられたRTPで搬出入できる。RTPが側壁1bでなく、底壁1aに備えられていることにより、上面が開口した内部ケース(バケツ54)であっても損傷なく搬出入できる。その他、バケツ54を用いることにより、第一筐体1内、第二筐体2内で部品等の移動が容易となる。
しかして本実施形態では図4〜図6に示すように、縦搬出入口12及び搬出入装置14による物品の搬出入を、容器14bの内部空間以外では外部の雰囲気から遮断し得るよう、搬出入装置14を以下のように扱うことにより、容器14b内の物品を搬入する。
図4は、容器14bが装着されていない状態を示す。このとき縦搬出入口12は蓋止め部12aによって第一蓋部材14aに係合する。他方第二蓋部材14cは第二係合部14eにおける外向リブ14e1・内向リブ14e2の凹凸係合等により容器14bに係合することにより、容器14b内の雰囲気は外部の雰囲気から遮断される。同図の状態から、容器14bに設けたフランジ14b1が縦搬出入口12に設けた容器止め部12bに干渉しない向きとして、容器14bを縦搬出入口12へ向けて挿入する。
図5は、容器14bを縦搬出入口12へ向けて挿入後、容器14bをほぼ水平方向に回転させ容器14b内の雰囲気が外部の雰囲気から遮断され、気密を確保した状態を示す。具体的には、第二蓋部材14cで蓋がされている容器14bを縦搬出入口12に押さえつけ、ほぼ水平方向に回転させる。回転により容器14bのフランジ14b1は、縦搬出入口12の容器止め部12bと係合する。また、第二蓋部材14cの内向リブ14d2は、第一蓋部材14aの外向リブ14d1と係合し、第一蓋部材14aと第二蓋部材14cとが一体となる。そして第一蓋部材14aと第二蓋部材14は一体として開閉できる。容器14bを縦搬出入口12から取り外すには、一体となった第一蓋部材14aと第二蓋部材14cにより蓋をしてから、上記と逆の作業をすることで、第二蓋部材14cと共に取り外せる。なお、第一蓋部材14aと第二蓋部材14cは、一部が固定されて開閉できるフラップタイプでもよい。
図6は、縦搬出入口12から一体となった第一蓋部材14aと第二蓋部材14cとを外した状態を示す。上述の通り図1〜図3において右側の腕挿入部15が縦搬出入口12近傍に設けられているので、作業者はグローブ15aを介して容器14bの底部分まで容易にアクセスし得る。
また本実施形態では図6に示すように、第一筐体1及び第二筐体2にそれぞれ横方向に複数腕挿入部15、25を備える。図示しないがこれら各腕挿入部15、25にはそれぞれグローブ15a、25aが備えられている。
第一筐体1による外部の雰囲気から遮断する性能を有効に担保するために本実施形態では、前記搬出入装置14が、前記容器14bを前記縦搬出入口12から取り外す前に前記容器14bを閉鎖できる第二蓋部材14cを備える。
物品の搬出入を効率良く行なうための具体的な構成として本実施形態では、前記第一筐体1の側壁に設けられ、作業者の腕をグローブ15aを介して挿入可能であり、この作業者の手を前記縦搬出入口12に装着する前記容器14bの内空に届かせることができる位置に、前記グローブ15aを有する腕挿入部15を備える。
さらに物品の洗浄をより効率良く且つ確実に行なうために本実施形態では、前記第一筐体1内部に前記洗浄領域11で洗浄する物品を置く載置部16、26と、前記第一筐体1の内部を減圧するための減圧機構17、27とを備える。これにより、洗浄領域11で洗浄した備品5や工具55等の金型を載置部16、26に載置した状態で減圧乾燥できる。その結果、備品5等の迅速且つ確実な乾燥を実現できる。
上述したように本実施形態のアイソレータは第一筐体1と粉体圧縮成形機の第二筐体2とを連通させているので、粉体圧縮成形機の備品5等の物品の洗浄や縦搬出入口12を介した搬出入を好適に行える。
<第一変形例>
以下に、本実施形態の各変形例について説明する。本変形例について、上記実施形態の構成要素に相当するものについては同じ符号を付すとともに、その詳細な説明を省略する。
すなわち本変形例に係るアイソレータは、図7に示すように、圧縮成形機構3により製造された成形品を効率良く外部へ搬出するために、成形品を前記縦搬出入口12の近傍へと誘導する誘導手段を備える。誘導手段は具体的には、圧縮成形機構3の成形品排出部33から縦搬出入口12に向けて装着された傾斜した樋である。これにより、成形品排出部33から排出された成形品は、縦搬出入口12に取り付けられた容器14b、具体的には容器14b内に配された成形品入れに落下する。これにより、成形品の外部への速やかな搬出が可能となる。容器14bへ成形品を直接落下させてもよい。
<第二変形例>
また上記実施形態に係るアイソレータは常に第一筐体1と第二筐体2とが連通部4を介して連通していたが、図8に示すように、例えば圧縮成形機構3の稼働中は第一筐体1を分離しておけるような態様としてもよい。
すなわち本変形例に係るアイソレータは、第一筐体1内部の雰囲気と前記第二筐体2内部の雰囲気を前記連通部4で遮断できる遮断機構7をさらに備えるものでもよい。遮断機構7としては、例えば気密性を確保するシャッター、RTPなどが挙げられる。
このようなものであれば、第一筐体1を、物品の洗浄が必要なときにのみ第二筐体2に連通させることができ、また安全性が向上する。また、本発明のアイソレータは第一筐体1及び第二筐体2が必ずしも1:1で対応するものに限られない。いずれか一方が複数有ってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では第一筐体の内部を減圧する減圧機構を第二筐体に配置する態様としていたが、減圧機構は第一筐体側に設けたり第一筐体、第二筐体両方に設けたりしても良い。また上記実施形態ではいわゆる粉体圧縮成形機に本発明を適用した態様を開示したが、外部の雰囲気を遮断する必要な種々の装置に本発明は適用できる。また減圧機構や粉体圧縮成形機の具体的な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用できる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…第一筐体
1a…第一筐体の底壁(底壁)
1b…第一筐体の側壁(側壁)
2…第二筐体
3…圧縮成形機構
4…連通部
6…誘導手段
7…遮断機構
11…洗浄領域
12…縦搬出入口
14…搬出入装置
14a…第一蓋部材
14b…容器
14c…第二蓋部材
15…腕挿入部
15a…グローブ
16…載置部
17、27…減圧機構

Claims (7)

  1. 内部を外部の雰囲気から遮断する第一筐体(1)と、
    その第一筐体(1)内部で粉体、粘体又は液状体が付着する物品を洗浄する洗浄領域(11)と、
    少なくとも前記洗浄領域(11)で洗浄する物品を取り出すことができる、前記第一筐体(1)の底壁(1a)に開設され前記第一筐体(1)の内部と外部とを上下方向に連通させる縦搬出入口(12)と、
    前記縦搬出入口(12)を開閉する第一蓋部材(14a)、及び前記縦搬出入口(12)に対して着脱自在でありその内空を前記第一筐体(1)の内部に向けて開放できる容器(14b)を要素とし、第一蓋部材(14a)により前記縦搬出入口(12)を閉鎖すると同時に、又は閉鎖する後に、容器(14b)を取り外すことができる搬出入装置(14)と
    を備えるアイソレータ。
  2. 前記搬出入装置(14)が、前記容器(14b)を前記縦搬出入口(12)から取り外す前に前記容器(14b)を閉鎖できる第二蓋部材(14c)を備える請求項1記載のアイソレータ。
  3. 前記容器(14b)の内部に搬出入できる、取っ手を備える上部が開口した内部ケース(54)を備える請求項1又は2記載のアイソレータ。
  4. 前記粉体圧縮成形機により成形された成形品を前記縦搬出入口(12)の近傍へと誘導する誘導手段(6)を備える請求項1、2又は3記載のアイソレータ。
  5. 前記第一筐体(1)内部に前記洗浄領域(11)で洗浄する物品を置く載置部(16,26)と、
    前記第一筐体(1)の内部を減圧するための減圧機構(17,27)とを備える請求項1、2、3又は4記載のアイソレータ。
  6. 前記第一筐体(1)に隣接し、内部を外部の雰囲気から遮断する第二筐体(2)を備える粉体圧縮成形機を備え、
    前記第一筐体(1)内部と第二筐体(2)内部が連通する連通部(4)を備える請求項1、2、3、4又は5記載のアイソレータ。
  7. 前記第一筐体(1)内部の雰囲気と前記第二筐体(2)内部の雰囲気を前記連通部(4)で遮断できる遮断機構(7)をさらに備える請求項5又は6記載のアイソレータ。
JP2012002747A 2012-01-11 2012-01-11 アイソレータ Active JP5922412B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012002747A JP5922412B2 (ja) 2012-01-11 2012-01-11 アイソレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012002747A JP5922412B2 (ja) 2012-01-11 2012-01-11 アイソレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013141686A true JP2013141686A (ja) 2013-07-22
JP5922412B2 JP5922412B2 (ja) 2016-05-24

Family

ID=49038542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012002747A Active JP5922412B2 (ja) 2012-01-11 2012-01-11 アイソレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5922412B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017500280A (ja) * 2013-10-22 2017-01-05 ダウ アグロサイエンシィズ エルエルシー 農薬組成物および関連する方法
JP2017501112A (ja) * 2013-10-22 2017-01-12 ダウ アグロサイエンシィズ エルエルシー 農薬組成物および関連する方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04279838A (ja) * 1991-03-08 1992-10-05 Tabata Eng:Yugen スライド標本用の2分割自動染色装置
JP2001327873A (ja) * 2000-05-23 2001-11-27 Hosokawa Micron Corp アイソレータ及びそこからの生成物取出方法
JP2005296889A (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Dalton Corp アイソレーター
JP2011194448A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Kikusui Seisakusho Ltd ゲート及びそれを用いた粉体圧縮成形機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04279838A (ja) * 1991-03-08 1992-10-05 Tabata Eng:Yugen スライド標本用の2分割自動染色装置
JP2001327873A (ja) * 2000-05-23 2001-11-27 Hosokawa Micron Corp アイソレータ及びそこからの生成物取出方法
JP2005296889A (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Dalton Corp アイソレーター
JP2011194448A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Kikusui Seisakusho Ltd ゲート及びそれを用いた粉体圧縮成形機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017500280A (ja) * 2013-10-22 2017-01-05 ダウ アグロサイエンシィズ エルエルシー 農薬組成物および関連する方法
JP2017501112A (ja) * 2013-10-22 2017-01-12 ダウ アグロサイエンシィズ エルエルシー 農薬組成物および関連する方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5922412B2 (ja) 2016-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI746204B (zh) 門開閉系統及具備門開閉系統之載入埠
JP2020501933A5 (ja)
KR20190102180A (ko) 세척, 소독 및 건조 시스템
JP6435156B2 (ja) 錠剤包装装置
JP5922412B2 (ja) アイソレータ
ITBO20070549A1 (it) Giostra di supporto e pesatura per contenitori.
KR20190129348A (ko) 폐기물 압축장치
JP2008012427A (ja) 建材撤去装置
US7140856B2 (en) Method for producing tablets with tablet presses protected from the environment and protective device for such tablet presses
US20060182541A1 (en) Semiconductor container opening/closing apparatus and semiconductor device manufacturing method
JPH0796940B2 (ja) 物体取扱設備および方法
JP6251839B1 (ja) 暴露防止箱、及び暴露防止箱を備えた作業台付排気装置
US20210145748A1 (en) Processing system for powders, and method for decontamination of such a processing system
US8337776B1 (en) Closed-loop waste disposal system for enhanced safety
JP2008143675A (ja) 粉体供給装置、および内袋を備えた容器からの粉体供給方法
WO2021243834A1 (zh) 高密闭胶囊填充机
JP2004189467A (ja) 投入装置および投入口カバー並びに投入方法
CA2872418A1 (en) Processing system for powders, and method for processing powders
KR20100001193U (ko) 수지 공급 장치
JP6570699B2 (ja) 錠剤包装装置
JP2015193054A (ja) 気液分離器、及び、基板処理装置
CN212402194U (zh) 一体化上料料斗
CN212369297U (zh) 高密闭胶囊填充机
JP2014117721A (ja) 粉体供給容器
KR20230147537A (ko) 아이솔레이터

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5922412

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250