JP2013139970A - 送風ダクト及び乾燥機 - Google Patents

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洋輔 山本
Masanori Inoue
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Abstract

【課題】乗り物の座席への取付け及び取り外しが容易で、且つ、効率よく乾燥させることができる送風ダクト及び乾燥機を提供する。
【解決手段】温風発生機23で発生され、送風ホース24を通じて送られた温風を排出する送風ダクト11であって、送風ダクト11は、可撓性のある縫製シートで形成された両側面13、14が閉じられた中空で横長の筒状体のダクト本体12を有し、ダクト本体12は、乗り物に設置された座席上に載置可能な大きさで形成され、ダクト本体12の前記座席上に載置される底面18は平坦状に形成されており、ダクト本体12には、複数の吹き出し口19が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、温風の排出を行う送風ダクト及びこの送風ダクトを備えた乾燥機に関し、特に、洗浄した乗り物の座席の乾燥に適した送風ダクト及び乾燥機に関する。
従来、乗り物、例えば自動車において車内の洗浄を行う場合、業者は車内の座席シートやフロアシートなどを洗浄し、洗浄した自動車を夏場であれば駐車場に移動し自然乾燥させ、冬場や梅雨時期のように乾燥し難い時期は自動車を駐車場のような広い場所に移動させ、エンジンを掛けて自動車に取付けてあるエアコンを稼動し、相当時間掛けて乾燥させている。しかし、自然乾燥では乾燥するまでに相当な時間を要し、また、エアコンを使用する方法では燃料の無駄使いになるとともに、環境に対しても負荷を掛ける結果となっていた。
そのため、乾燥を行うために専用の温風乾燥機が用いられている。例えば、下記特許文献1に開示されている温風乾燥機40は、図7に示すように、所定温度の温風を生成する乾燥機本体41と、この乾燥機本体41に送風ホース43が接続されて被乾燥物に温風を吹付けて乾燥させる乾燥ノズル42とを有し、この乾燥ノズル42は所定高さの移動式のスタンド44に取外し自在に引掛けて使用されるようになっている。そして、下記特許文献1の温風乾燥機40によれば、長尺送風ホース43を用いて乾燥機本体41と乾燥ノズル42とを接続して、この乾燥機本体41から離れた場所で被乾燥物を乾燥処理ことができるため、乾燥までの時間を短縮し、また、エアコンを使用する必要がなくなるという効果を奏するものである。
なお、下記特許文献1に開示されている乾燥ノズル42では、乾燥する部分が一箇所に集中的となり、また、作業者が手動で行うため、作業員の負担が大きくなるという問題がある。そこで、現在、この問題を解決するために、自動車45の座席の乾燥専用に構成された送風ダクト49(下記特許文献1の乾燥ノズルに対応)として、図8A〜図8Cに示すように、塩化ビニル等のパイプ50で運転席46及び助手席47並びに後部座席48に対応させて作成した複数の吹き出し口51が設けられた送風ダクト49が広く使用されている。そして、車内の前後左右の部分に送風ダクト49に設けられたフック52を掛けて配置し、温風乾燥機53の温風を送風ホース54で繋ぎ、送風ダクト49の吹き出し口51から温風を排出させ乾燥が行われる。このような形状とすることで、乾燥ノズルを取り付けるだけでよく作業員の負担を減らすことができるようになる。
特開2011−027392号公報
しかし、図8に示した送風ダクト49を用いた場合では、車種によって座席シートの幅、フロアシート部の奥行き形状などが異なるため、送風ダクト49を車内で組立調整する必要が有るという問題がある。また送風ダクト49の材質として塩ビパイプなど硬い材質のパイプが使用されているため、車内への傷つきを防ぐため気をつけて作業をする必要があり、乾燥ノズルの組立調整、乾燥終了後の取外しに時間が掛かるという問題もある。
本発明者は、このような従来技術に鑑み、乾燥準備及び送風ダクトの取付け及び取外しが容易で且つ乾燥し難い局部にも効率的に温風を吹付け、短時間で効率的な乾燥が可能な縫製シートで形成された送風ダクト及びこの送風ダクトを備えた乾燥機を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様の送風ダクトは、
温風発生機で発生され、送風ホースを通じて送られた温風を排出する送風ダクトであって、
前記送風ダクトは、可撓性のある縫製シートで形成された両側面が閉じられた中空で横長の筒状体のダクト本体を有し、
前記ダクト本体は、乗り物に設置された座席上に載置可能な大きさで形成され、
前記ダクト本体の前記座席上に載置される底面は平坦状に形成されており、
前記ダクト本体には、複数の吹き出し口が形成されていることを特徴とする。
また、第2の態様の送風ダクトは、前記第1の態様の送風ダクトにおいて、前記吹き出し口は、前記ダクト本体を前記座席上に載置させたとき、少なくとも前記座席の座部及び背もたれ部に向かう部分に形成されていることを特徴とする。
また、第3の態様の送風ダクトは、前記第1又は第2の態様の送風ダクトにおいて、前記吹き出し口は、前記ダクト本体を前記座席上に載置させたとき、前記座席の下方の床部に向かうように形成されていることを特徴とする。
また、第4の態様の送風ダクトは、前記第1〜3のいずれかの態様の送風ダクトにおいて、前記吹き出し口は、前記ダクト本体を前記座席上に載置させたとき、前記座部及び前記背もたれ部とが当接する部分に向かうように形成されていることを特徴とする。
また、第5の態様の送風ダクトは、前記第1〜4のいずれかの態様の送風ダクトにおいて、前記複数の吹き出し口は、前記ダクト本体の前記筒状体の長手方向に沿って平行に形成されていることを特徴とする。
また、第6の態様の送風ダクトは、前記第1の態様の送風ダクトにおいて、前記ダクト本体は、上面側に開口を有し、前記開口には送風ホースと接続可能な接続部が形成されていることを特徴とする。
さらに、上記目的を達成するため、本発明の第7の態様の乾燥機は、温風を発生する温風発生機と、一方が前記温風発生機に接続された送風ホースと、を有する乾燥機であって、
前記送風ホースの他方には、前記第1〜6のいずれかの態様の送風ダクトが接続されていることを特徴とする。
また、第8の態様の乾燥機は、前記第7の態様の乾燥機において、前記ダクト本体は、前記送風ダクトは、少なくとも一つ設けられており、
前記送風ホースは、前記送風ダクトの数に応じて分岐される分岐点を有し、
前記分岐点には、前記送風ダクトと接続される分岐送風ホースが設けられていることを特徴とする。
また、第9の態様の乾燥機は、前記第8の態様の乾燥機において、前記分岐点は、前記分岐送風ホースが着脱自在となるように形成され、且つ、開閉バルブが設けられていることを特徴とする。
本発明は、上記構成を備えることにより、以下の優れた効果を奏する。すなわち、本発明の第1の態様の送風ダクトによれば、ダクト本体を可撓性のある縫製シートで形成された両側面が閉じられた横長の筒状体とすることで、送風がされていない状態では送風ダクトは柔軟であるため、乗り物の種類や乗り物内の広さに制限されることなく送風ダクトを容易に取り付けることができる。また、乗り物内にある、例えばコンソールBOXや運転ハンドルなど凹凸のあるものがあっても問題なく設置できる。そして、この送風ダクトに送風されることで、ダクト本体が膨らみ所定の形状に形成され、送風ダクトに形成された吹き出し口より温風を排出させることができる。さらに、送風ダクトは可撓性のある縫製シートで形成されているため、表面も柔らかく、取付けや取外しなどの作業による乗り物への損傷が抑制できる。また、この送風ダクトを乗り物内の座席シート上に置くだけで送風ダクトの設置ができ、使用できる。このとき、所定の位置に吹き出し口が向くようにできるので、所定の位置を良好に乾燥をさせることができる。なお、可撓性のある縫製シートとしては、例えば、ナイロン、ポリエステル又は布体等が上げられる。また、ダクト本体は乗り物の座席上に載置される大きさであり、また、座席上に載置されるダクト本体の底面が平坦状に形成されているので、座席上に安定して載置させることができる。
また、本発明の第2の態様の送風ダクトによれば、ダクト本体の吹き出し口が座席の座部と背もたれ部に向かって形成されているので、座部及び背もたれ部の乾燥を効率的に行うことができる。
また、本発明の第3の態様の送風ダクトによれば、ダクト本体の吹き出し口が座席の下方の床部に向かって形成されているので、床部の乾燥を効率よく行うことができる。なお、この床部には、乗車した人の靴により汚れることを抑制するために、多くの場合、例えばフロアシートが敷かれており、このフロアシートも洗浄され乾燥させる必要があるが、この送風ダクトを使用すれば、床部上に敷いたフロアシートの乾燥も同時に行うことができるようになる。
また、本発明の第4の態様の送風ダクトによれば、隙間となって乾燥のし難い座席の座部と背もたれ部とが屈曲して当接される部分に向かうように吹き出し口を形成することで、この部分を効率よく乾燥させることができる。
また、本発明の第5の態様の送風ダクトによれば、吹き出し口を整列させて形成することで、全体を平均的に乾燥させることができるようになるので、乾燥ムラを抑制することができる。
また、本発明の第6の態様の送風ダクトによれば、本発明の送風ダクトによれば、ダクト本体と送風ホースとが接続される接続部がダクト本体の上部に形成されているので、送風ホースに容易に接続できるようになる。
さらに、本発明の第7の態様の乾燥機によれば、前記第1〜6のいずれかの態様の送風ダクトの効果を奏することができる乾燥機を得ることができる。
また、本発明の第8の態様の乾燥機によれば、1つの温風発生機に複数の送風ダクトを設けることができるので、1つの乗り物に複数の座席があっても、一台の温風発生機により対応することができ、効率よく乾燥させることができる。
また、本発明の第9の態様の乾燥機によれば、一本の送風ホースに複数の分岐点を設けることで、分岐送風ホースの数を自由に選択でき、また、分岐送風ホースが接続されていない分岐点では、開閉バルブを閉じることで温風が漏れるのを抑制することができる。
実施形態の乾燥機を自動車に使用した場合の斜視図である。 図2Aは図1のIIA−IIA線での断面図であり、図2Bは図2AのIIB−IIB線での断面図である。 図3Aは実施形態の送風ダクトの斜視図である、図3Bは図1の車体を除いた状態を示す斜視図であり。 図4Aは送風ダクトの上面図であり、図4Bは底面図であり、図4Cは正面図である。 図5Aは図4AのVA−VA線での断面図であり、図5Bは送風ダクトの側面図である。 図6Aは自動車に載置された送風ダクトの使用状態を示す上面図であり、図6Bは底面図であり、図6Cは側面図である。 従来例を示す斜視図である。 図8Aは他の従来例を示す側面図であり、図8Bは一部断面の上面図であり、図8Cは従来例の乾燥ノズルである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための送風ダクト及びこの送風ダクトを備えた乾燥機を例示するものであって、本発明をこの送風ダクト及びこの送風ダクトを備えた乾燥機に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
[実施形態]
図1〜図6を参照して、実施形態にかかる乾燥機について説明する。実施形態の乾燥機10は、図1、図2に示すように、温風を発生させる温風発生機23と、内部に温風を送通させる中空の送風ホース24と、送られた温風を排出させる送風ダクト11とで構成されている。なお、実施形態の乾燥機10では、送風ダクト11が2つ用いられているので、送風ホース24の中部に分岐点25が設けられ、この分岐点25に送風ホース24とは別に分岐送風ホース26が接続されている。なお、実施形態で使用される温風発生機は公知のものであるので、詳細な説明は省略する。そして、この送風ダクト11は自動車27の座席31に載置して使用される。
図2〜図5を参照して、送風ダクト11について説明する。送風ダクト11は、温風発生機23から送られた温風を所定の箇所に排出させるものである。実施形態の送風ダクト11は、図3Aに示すように、両側面13、14が閉じられた中空で横長の筒状体のダクト本体12と、このダクト本体12の上面15側に開口20が形成され、この開口20に送風ホース24と接続される接続部21が設けられている。また、このダクト本体12に送られた温風を乾燥が行われる部分に排出させる複数個の吹き出し口19a、19b、19c(以下、まとめて「吹き出し口19」ともいう)が形成されている。
そして、送風ダクト11は、図3Bに示すように、乗り物、例えば自動車27の運転席28、助手席29及び後部座席30(以下、まとめて「座席31」ともいう)に載置させ、送風ホース24等を接続して使用される。このとき、送風ダクト11は、横に並んだ座席のすべてに載置できるような大きさに形成されており、図3Bでは、運転席28と助手席29に1つ、後部座席30に1つの送風ダクト11がそれぞれ載置されている。
ダクト本体12は、両側面13、14が閉じられた中空で横長の筒状体であり、その筒状体の底面18は、座席31に安定して載置しやすいように平坦状に形成されている。なお、ダクト本体12を座席31に載置させたとき、自動車27の前方に向く側を前方側面16、後方に向く側を後方側面17とし、座部32に載置される側を底面18、上方に向く面を上面15とする。このダクト本体12は可撓性のある縫製シートで形成されており、この縫製シートの形成材料としてはナイロン、ポリエステル又は布材等が上げられる。これにより、ダクト本体12は柔軟性を有するようになっている。そのため、ダクト本体12は、送風されていない状態では、折り畳むことも可能となり、少ないスペースで収納することができる。さらに、表面も柔らかく、取付けや取外しなどの作業による乗り物への損傷が抑制でき、また、ダクト本体に送風され膨らんだ際にも、車内を傷つけることを抑制することができる。
また、ダクト本体12の上面15に形成された接続部21は、送風ホース24が接続されたときには外れないように固定され、また、送風ホース24の着脱が容易にできるようにされている。実施形態の送風ダクト11では、図5Aに示すように、接続部21への送風ホースの固定は着脱自在なテープ22を巻きつけることで行われている。なお、接続部21への送風ホースの固定手段としては、他の公知のものを使用することもできる。
吹き出し口19aは、図4及び図5に示すように、送風ダクト11内に送られた温風を乾燥させる部分に向かって吹き出すことができるように開口されている。図4Aはダクト本体12を上方からみた図であり、吹き出し口19aは、ダクト本体12が座席31に載置されたときに背もたれ部33側に向く後方側面17と上面15との中間に形成されている。そして、温風がこの吹き出し口19aから排出されることによって、背もたれ部33の乾燥を行うことができるようになっている。なお、この吹き出し口19aはダクト本体12の横方向に一列に並んで形成されている。このようにすることで、背もたれ部33に一様に温風を排出させることができ、乾燥ムラを抑制することができ、効率よく乾燥することができるようになる。
図4Bはダクト本体12を下側からみた図であり、2列の吹き出し口19b、19cが形成されている。そのうちの一方の吹き出し口19bは、ダクト本体12が座席31に載置されたときに座部32と背もたれ部33とが屈曲して当接されることで形成される隙間部分34に向かうように、ダクト本体12の底面18と後方側面17との間に形成されている。この座席31の隙間部分34は、折り曲げられているため乾燥し難い部分であるが、この部分に向かうように吹き出し口19bを形成することで、隙間部分34の乾燥を効率よく行うことができる。なお、この部分の吹き出し口19bも横一列に形成されている。
また、図4Bの他方の吹き出し口19cは、図4Cにも示すように、ダクト本体12が座席31に載置されたときに座席31の下方の床部35に向かうように、ダクト本体12の底面18と前方側面16の間に形成されている。この床部35に向かうように吹き出し口19cが形成されることで、座席31と共に床部35の乾燥をおこなうことができる。この例では、床部35は乗車する人の靴で汚れるのを抑制するためにフロアシート36が配置されていることが多いが、このフロアシート36も一緒に乾燥させることができる。また、この吹き出し口19cも横に一列に形成されている。
また、図5Aに示すように、ダクト本体12に形成される各吹き出し口19の開口の大きさは、乾燥させる部分によって変更することができる。例えば、吹き出し口19の近傍を広く乾燥したり、より多くの風量で乾燥を行う必要があったりする場合は、開口を大きく形成し、また、多少遠方まで乾燥を行う場合は開口を小さめに形成してより遠くまで排出できるようにすることもできる。なお、ダクト本体12は、送風されることにより膨らむので、その膨張に耐えられるように吹き出し口19を形成する必要がある。なお、この吹き出し口19の形成場所は上記の場合のみに限られず、乾燥を行いたい場所や用途に応じて適宜に選択、変更することができる。
次に、実施形態の乾燥機10の使用態様について説明する。実施形態の乾燥機10は、上述したように、送風ダクト11を用いて洗浄した自動車27等の乗り物の座席等の乾燥を行うものである(図1参照)。そして、乾燥機10の組み立ては、図3Bに示すように、温風を発生させる温風発生機23に発生した温風が送られる送風ホース24が接続され、この送風ホース24に送風ダクト11に設けられた接続部21を接続させることにより行われる。なお、実施形態の乾燥機10では、送風ダクト11が2つ設けられているので、送風ホース24の中間部に分岐点25を設け、この分岐点25に分岐送風ホース26及び2つの送風ダクト11を接続し、2つの送風ダクト11のそれぞれに1つの温風発生機23を用いて送風することができるようになっている。
まず、送風ダクト11を座席31の上に載置する。この載置の方法は、送風が行われていない柔軟な状態の送風ダクト(図示省略)を座席31の上に前後方向を確認して載置させる。このとき、送風ダクトは柔軟であるので、車外及び車内への損傷を抑制することができる。なお、送風ダクト11と送風ホース24及び分岐送風ホース26の接続は送風ダクト11を座席31の上に載置させてからでも可能である。
次に、送風ダクト11に送風を行い、乾燥が行われる。このとき、送風された温風によりダクト本体12が膨らんで所定の形状になり、ダクト本体12に形成された吹き出し口19が乾燥を行う方向に向くようになる。なお、図6Aに示すように、車内にはハンドル37等の凹凸したものが設けられているが、ダクト本体12は、柔軟であるので、膨らんでもその部分が変形するため、問題なく乾燥を行うことができる。また、ダクト本体12は柔軟であるため、膨らんだ際に車内に傷がつくことを抑制することができる。
従って、実施形態の送風ダクト11は、車種や車内の広さにも限定されることなく、同一の送風ダクト11を様々な場所の乾燥に使用することができるので、使用場所により別の形状の送風ダクトを用意する必要がなくなる。そのため、実施形態の乾燥機10は、自動車に限られず、座席のある乗り物、大型のバスやトラック、電車、飛行機等の座席の乾燥や、遊園地やテーマパーク等にある遊具の座席の乾燥も行うことができる。また、送風ダクトは2つに限られず、1つでも使用でき、また分岐点を増やすことで送風ホース及び分岐送風ホースの数を3つ以上で使用することもできる。その際、分岐点に開閉バルブを設けることで分岐送風ホースが接続されていない分岐点では、開閉バルブを閉じることで温風が漏れるのを抑制することができる。
そして、温風発生機23から温風が送られ、図6A及び図6Bに示すように、送風ダクト11の各吹き出し口19から吹き出され、図5B及び図6Cに示すように、座席31及びフロアシート36の各部分に吹き付けられて乾燥が行われる。
乾燥が完了したら、送風ダクト11を車内から取り外す。この取り外し方法は、温風発生機からの送風を止めることで送風ダクト11は柔軟になるので容易に取出すことができ、また、取り出しの際に車内及び車外に傷がつくのを抑制することができる。以上で、実施形態の乾燥機を用いた車内の乾燥が終了する。
また、実施形態の乾燥機10を使用することにより、乗り物の座席等の乾燥を季節や天候に左右されることなく安定して行うことができる。また、座席、フロアシートに温風を一定時間当てることで、これらに生息するダニ等の害虫を駆除させることができるため、乗り物の清掃時の害虫駆除に用いることもできる。
10:乾燥機
11:送風ダクト
12:ダクト本体
13、14:側面
15:上面
16:前方側面
17:後方側面
18:底面
19:吹き出し口
20:開口
21:接続部
22:テープ
23:温風発生機
24:送風ホース
25:分岐点
26:分岐送風ホース
27:自動車
28:運転席
29:助手席
30:後部座席
31:座席
32:座部
33:背もたれ部
34:隙間部分
35:床部
36:フロアシート
37:ハンドル

Claims (9)

  1. 温風発生機で発生され、送風ホースを通じて送られた温風を排出する送風ダクトであって、
    前記送風ダクトは、可撓性のある縫製シートで形成された両側面が閉じられた中空で横長の筒状体のダクト本体を有し、
    前記ダクト本体は、乗り物に設置された座席上に載置可能な大きさで形成され、
    前記ダクト本体の前記座席上に載置される底面は平坦状に形成されており、
    前記ダクト本体には、複数の吹き出し口が形成されていることを特徴とする送風ダクト。
  2. 前記吹き出し口は、前記ダクト本体を前記座席上に載置させたとき、少なくとも前記座席の座部及び背もたれ部に向かう部分に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の送風ダクト。
  3. 前記吹き出し口は、前記ダクト本体を前記座席上に載置させたとき、前記座席の下方の床部に向かうように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の送風ダクト。
  4. 前記吹き出し口は、前記ダクト本体を前記座席上に載置させたとき、前記座部及び前記背もたれ部とが当接する部分に向かうように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の送風ダクト。
  5. 前記複数の吹き出し口は、前記ダクト本体の前記筒状体の長手方向に沿って平行に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の送風ダクト。
  6. 前記ダクト本体は、上面側に開口を有し、前記開口には送風ホースと接続可能な接続部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の送風ダクト。
  7. 温風を発生する温風発生機と、一方が前記温風発生機に接続された送風ホースと、を有する乾燥機であって、
    前記送風ホースの他方には、前記温風を排出する前記請求項1〜6のいずれかに記載の送風ダクトが接続されていることを特徴とする乾燥機。
  8. 前記送風ダクトは、少なくとも一つ設けられており、
    前記送風ホースは、前記送風ダクトの数に応じて分岐される分岐点を有し、
    前記分岐点には、前記送風ダクトと接続される分岐送風ホースが設けられていることを特徴とする請求項7に記載の乾燥機。
  9. 前記分岐点は、前記分岐送風ホースが着脱自在となるように形成され、且つ、開閉バルブが設けられていることを特徴とする請求項8に記載の乾燥機。
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