JP2013139929A - 冷凍装置の室外ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】アルミニウム製又はアルミニウム合金製の熱交換器を用いる冷凍装置の室外ユニットにおいて、金属腐食の影響を受けにくい冷凍装置の室外ユニットを提供する。
【解決手段】空気調和装置1の室外ユニット20は、鋼製のケーシング50と、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の室外熱交換器と、を備える。ケーシング50には天板57を含む。天板57は少なくとも下面が塗装されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍装置の室外ユニットに関する。
冷凍装置の室外ユニットにおいては、例えば特許文献1(特開2010−112645)のように、外観の劣化を防止する目的で、鋼板製のケーシングの外面に塗装を施した事例が知られている。
ところが、非塗装の鋼板製のケーシングの内面については、ケーシング外部から侵入した雨水や結露水により腐食し、冷凍装置の室外ユニットの耐久性に影響を与える場合がある。特に、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の熱交換器を冷凍装置に用いる場合には、アルミニウムが鉄との異種金属接触腐食を起こしやすいことから、腐食したケーシングから溶出した鉄イオンにより熱交換器を損傷する可能性があることを本願発明者は見い出した。
本発明の課題は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の熱交換器を用いる冷凍装置の室外ユニットにおいて、金属の腐食の影響を受けにくい冷凍装置の室外ユニットを提供することにある。
本発明の第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、冷凍装置の室外ユニットであって、鋼製のケーシングと、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の熱交換器と、を備える。ケーシングには天板を含む。天板は、少なくとも下面が塗装されている、
ここでは、鋼製の天板の下面が塗装されているため、雨や結露などの影響で天板の下面に水が付着した場合であっても腐食しにくく、腐食に伴う天板からの鉄イオンの溶出を抑えることができる。そのため、天板から鉄イオンを含有する水滴が落下し、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の熱交換器において腐食が発生することを抑制できる。
本発明の第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットにおいて、ケーシングは、熱交換器と隣接して配置される隣接側板をさらに含む。隣接側板は、少なくとも内面が塗装されている。
ここでは、熱交換器と隣接して配置される隣接側板の内面についても塗装が施されており、隣接側板の内面が腐食しにくい。そのため、隣接側板の内面から溶出した鉄イオンを含む雨水等が、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の熱交換器に付着する事態を防止することが可能で、熱交換器の腐食が発生しにくい。
また、室外ユニット移送時の振動などが原因で、隣接側板と熱交換器とが接触する可能性があるが、仮に隣接側板と熱交換器とが接触した場合であっても、鋼板そのものと熱交換器とが直接接触しないため、熱交換器に腐食による損傷が発生しにくい。
本発明の第3観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットにおいて、熱交換器と隣接側板との距離が10mm以下である。
ここでは、熱交換器と隣接側板との距離が10mm以下である場合にも、熱交換器は腐食による損傷を受けにくい。
本発明の第4観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットにおいて、ケーシングは、全ての内面が塗装されている。
ここでは、鋼製のケーシングの全ての内面が塗装されているため、ケーシングの内面全体が腐食の影響を受けにくい。その結果、ケーシングの内面からの鉄イオンの溶出が防止され、熱交換器も腐食による損傷を受けにくくなる。冷凍装置の室外ユニット全体として腐食が発生しにくく、室外ユニットの信頼性を高めることが可能である。
本発明の第5観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第4観点に係る冷凍装置の室外ユニットにおいて、ケーシングは、ケーシングの底部に配置される底フレームをさらに含む。少なくとも底フレームは、Zn−Al−Mg−Siメッキ鋼板である。
ここでは、塗膜が何らかの原因で損傷又は劣化した場合であっても、高耐食性のZn−Al−Mg−Siメッキ鋼板を底フレームに使用することで、水と接触する可能性の高い底フレームの内面が腐食しにくい。これにより、冷凍装置の室外ユニットの耐食性を向上させることができる。
本発明の第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、鋼製の天板の下面が塗装されているため、雨や結露などの影響で天板の下面に水が付着した場合であっても腐食しにくく、腐食に伴う天板からの鉄イオンの溶出を抑えることができる。そのため、天板から鉄イオンを含有する水滴が落下し、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の熱交換器において腐食が発生することを抑制できる。
本発明の第2観点および第3観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、熱交換器で腐食が発生しにくい。
本発明の第4観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、冷凍装置の室外ユニットにおいて腐食が発生しにくく、室外ユニットの信頼性を高めることが可能になる。
本発明の第5観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、底フレームの腐食が発生しにくく、冷凍装置の室外ユニットの耐食性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る冷凍装置の室外ユニットが採用された空気調和装置の概略の冷媒回路図である。 本発明の一実施形態に係る冷凍装置の室外ユニットの概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係る冷凍装置の室外ユニットの天板を取り除いた状態での概略平面図である。 室外熱交換器の概略斜視図である。 室外熱交換器の扁平多孔管および差込フィンを鉛直方向に切断したときの部分拡大図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の冷凍装置の室外ユニットは、空気調和装置の室外ユニットとして利用される。
(1)空気調和装置の概要
(1−1)全体構成
空気調和装置1は、いわゆるセパレートタイプの空気調和装置であり、図1に示すように、室外ユニット20と、室内ユニット40と、室外ユニット20と室内ユニット40とを接続する液冷媒連絡配管71およびガス冷媒連絡配管72とを有する。
(1−2)室内ユニット
室内ユニット40は、空気調和の対象である室内に設置される。室内ユニット40は、主に、室内熱交換器41と、室内ファン42とを有する。
室内熱交換器41は、伝熱管と多数の伝熱フィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能して室内空気を加熱する。室内熱交換器41の液側は液冷媒連絡配管71に接続され、室内熱交換器41のガス側はガス冷媒連絡配管72に接続される。
室内ファン42は、図示しないモータにより回転され、室内空気を取り込んで室内熱交換器41に送風し、室内熱交換器41と室内空気との熱交換を促進する。
(1−3)室外ユニット
図2に室外ユニット20の概観斜視図を示す。室外ユニット20は、室外に設置される。室外ユニット20は、主に、アキュムレータ21、圧縮機23、四路切換弁24、室外熱交換器25、膨張弁26、液側閉鎖弁27、ガス側閉鎖弁28、および室外ファン35を、ケーシング50内に有する。アキュムレータ21、圧縮機23、四路切換弁24、室外熱交換器25、膨張弁26、液側閉鎖弁27、および、ガス側閉鎖弁28は、冷媒配管により接続される。冷媒配管による接続については後述する。
なお、室外ファン35の吹出し側に配置されるケーシング50の前板51には、図3に示すように、室外ファン35から送風される空気の吹出口51aが形成される。吹出口51aは円形の開口である。吹出口51aの開口の周縁部からは、ケーシング50の内側に向かって突出するベルマウス65が設けられる。吹出口51aのケーシング50外側には、吹出口51a全体を覆うファングリル60が取り付けられる。
(2)室外ユニットの詳細説明
以下の説明で、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「正面」、「背面」等の方向を示す表現を用いているが、特に断りのない場合、ファングリル60の配置される前板51を室外ユニット20の正面として、正面側から見た場合の方向を示す。
(2−1)冷媒配管による接続
圧縮機23の吸入口と四路切換弁24とは、吸入管81によって接続される。吸入管81には、圧縮機23の吸入口と四路切換弁24との間に、アキュムレータ21が設けられる。圧縮機23の吐出口と四路切換弁24とは、吐出管82によって接続される。四路切換弁24と室外熱交換器25のガス側とは、第1ガス冷媒管83によって接続される。室外熱交換器25と液側閉鎖弁27とは、液冷媒管84によって接続される。液冷媒管84には、室外熱交換器25と液側閉鎖弁27との間に、膨張弁26が設けられる。液側閉鎖弁27は、液冷媒連絡配管71に接続される。四路切換弁24とガス側閉鎖弁28とは、第2ガス冷媒管85によって接続される。ガス側閉鎖弁28は、ガス冷媒連絡配管72に接続される。
(2−2)圧縮機
圧縮機23はガス冷媒を吸入し、ガス冷媒を圧縮する。圧縮機23は容積式圧縮機である。
(2−3)四路切換弁
四路切換弁24は、空気調和装置1の冷房運転と暖房運転との切換時に、冷媒の流れ方向を切り換える。冷房運転時には吐出管82と第1ガス冷媒管83とを接続するとともに吸入管81と第2ガス冷媒管85とを接続する。一方、暖房運転時には吐出管82と第2ガス冷媒管85とを接続するとともに吸入管81と第1ガス冷媒管83とを接続する。
(2−4)アキュムレータ
アキュムレータ21は、冷媒を気相と液相とに分離する気液分離機能を有する。アキュムレータ21に流入する冷媒は、液相と気相とに分離され、上部空間に集まる気相の冷媒は圧縮機23に供給される。
(2−5)室外熱交換器
室外熱交換器25は、室外空気との熱交換によって内部を流れる冷媒を凝縮又は蒸発させる。室外熱交換器25は、全てがアルミニウム製又はアルミニウム合金製である。室外熱交換器25は、ケーシング50を含む鋼製部材と直接接触することがないよう、鋼製部材と適切なスペースを空けて、又は、樹脂部材等を鋼製部材と室外熱交換器25との間に設置して、ケーシング50内に配置される。
後述する室外ファン35によりケーシング50外から取り込まれた室外空気は、室外熱交換器25を通過したのち、ケーシング50に形成された吹出口51aからケーシング外へ排出される。
室外熱交換器25は、扁平多孔管93、差込フィン94およびヘッダ91,92を有する。図4は、室外熱交換器25の概略斜視図である。
室外熱交換器25は、図3のように、ケーシング50の背面側に沿って、後述する仕切板58の端部付近から左方に延び、ケーシング50の左後方角部付近でその方向を変え、後述する左側板54に沿って前方に延びる。
図5は、扁平多孔管93および差込フィン94を鉛直方向に切断したときの部分拡大図である。扁平多孔管93は、伝熱面となる上下の平面部と、冷媒が流れる複数の内部流路93aとを有している。扁平多孔管93は、平面部を上下に向けた状態で、間隔をあけて複数段配列される。差込フィン94は、図5に示す形状のフィンであり、扁平多孔管93に接している。両ヘッダ91,92の間に配列された複数段の扁平多孔管93に対して差込フィン94を差し込めるように、差込フィン94には、水平に細長く延びる複数の切り欠き94aが形成されている。これらの差込フィン94の切り欠き94aの形状は、図5に示すように、扁平多孔管93の断面の外形にほぼ一致している。
ヘッダ91,92は、上下方向に複数段配列された扁平多孔管93の両端に連結される。ヘッダ91,92は、扁平多孔管93を支持する機能と、冷媒を扁平多孔管93の内部流路93aに導く機能と、内部流路93aから出てきた冷媒を集合させる機能とを有している。
(2−6)膨張弁
膨張弁26は、冷媒圧力や冷媒流量の調節を行うために設けられ、冷房運転時および暖房運転時のいずれにおいても、冷媒を膨張させる機能を有する。
(2−7)閉鎖弁
液側閉鎖弁27およびガス側閉鎖弁28は、それぞれ、液冷媒連絡配管71およびガス冷媒連絡配管72に接続される。通常運転時においては、両閉鎖弁27,28は開いた状態にある。
(2−8)室外ファン
室外ファン35は、水平方向に送風するファンである。室外ファン35は、モータ35aにより回転され、室外空気をケーシング50の外部から取り込む。取り込まれた室外空気は、室外熱交換器25を通過したのち、ケーシング50に形成された吹出口51aからケーシング50の外へ排出される。すなわち、室外ファン35が回転することで、概ね図3中の矢印のように空気が移動する。
(2−9)ケーシング
ケーシング50は、前板51と左側板54とが一体に形成された左ケーシング部材151、底板52、右前板55、右後板56、天板57、および仕切板58から構成される。
(2−9−1)ケーシングの材質および塗装
左ケーシング部材151、右前板55、右後板56、天板57および仕切板58には、溶融亜鉛めっき鋼板が使用される。底板52には、Zn−Al−Mg−Siメッキ鋼板が使用される。底板52には、具体的にはZn−11%Al−3%Mg−0.2%Siメッキ鋼板が使用される。
左ケーシング部材151、右前板55および右後板56の外面には、防錆のための塗装が施されている。天板57は、外面および内面(上面および下面)に、防錆のための塗装が施されている。塗装には、例えば、ポリエステル樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、フッ素樹脂塗料が使用される。底板52および仕切板58は非塗装である。
(2−9−2)左ケーシング部材
左ケーシング部材151は、平面視において略L字形状に形成される板状部材であり、前板51と左側板54とが一体に成形されている。左ケーシング部材151は、底板52から天板57まで略鉛直上方に延びる。左ケーシング部材151と、底板52および天板57とは、それぞれネジ等により固定される。
前板51は、ケーシング50の左側正面を構成する板状部材である。前板51には、室外ファン35から送風される空気の吹出口51aが形成されている。吹出口51aは円形の開口である。吹出口51aの開口の周縁部からは、ケーシング50の内側に向かって突出するベルマウス65が設けられる。吹出口51aのケーシング50外側には、ファングリル60が取り付けられる。
左側板54は、ケーシング50の左側面を構成する部材であり、室外熱交換器25の前後方向に延びる部分と対面する。左側板54と室外熱交換器25との最小距離は10mm以下である。左側板54には、室外ファン35によってケーシング50内に吸入される空気の吸入口54aが形成される。
(2−9−3)底板
底板52は、ケーシング50の下面を構成する略直方形状の板状部材である。底板52の周縁部には、上向きに延びる図示しない折曲部が設けられている。折曲部には、左ケーシング部材151、右前板55、右後板56、および仕切板58がネジ等により固定される。
(2−9−4)右前板
右前板55は、ケーシング50の右前面及び右側面の前部を構成する板状部材である。右前板55は、底板52から天板57まで略鉛直上方に延び、底板52とネジ等により固定される。また、右前板55の左端部は、左ケーシング部材151の前板51の右端部と、ネジ等により固定される。
(2−9−5)右後板
右後板56は、ケーシング50の右背面及び右側面の後部を構成する板状部材である。右後板56は、底板52から天板57まで略鉛直上方に延び、底板52および天板57と、それぞれネジ等により固定される。左ケーシング部材151の左側板54の後端部と、右後板56の背面側端部との左右方向間には、室外ファン35によってケーシング50内に吸入される空気の吸入口53aが形成される。
(2−9−6)天板
天板57は、ケーシング50の上面を構成する略直方形状の板状部材である。天板57の周縁部は、下向きに折り曲げられた折曲部57aを有する。折曲部には、左ケーシング部材151および右後板56がネジ等により固定される。
(2−9−7)仕切板
仕切板58は、ケーシング50の底板52から天板57まで略鉛直上方に延びる板状部材である。仕切板58は、その下部が底板52とネジ等により固定される。仕切板58は、図3に示すように、平面視において弧状の形状を有する。仕切板58は、ケーシング50の内部を送風機室S1と、機械室S2とに分割する。
送風機室S1は、左ケーシング部材151および仕切板58に側面を囲まれて形成された空間であり、主に室外ファン35および室外熱交換器25が配置される。機械室S2は、右前板55、右後板56および仕切板58で側面を囲まれて形成された空間であり、圧縮機23、四路切換弁24や、電装ユニット等が配置される。
(2−10)ファングリル
ファングリル60は、室外ファン35に人間の手指や異物が接触することを防止する略直方形状のカバー部材である。ファングリル60は、左ケーシング部材151の前板51の吹出口51a全体をカバーするように、ケーシング50の外側に取り付けられる。
(3)特徴
(3−1)
本実施形態にかかる空気調和装置1の室外ユニット20は、鋼製のケーシング50と、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の室外熱交換器25と、を備える。ケーシング50には天板57を含む。天板57は、全ての面が塗装されている。
ここでは、鋼製の天板57の下面(内面)が塗装されているため、天板57の下面に雨や結露などの影響で水が付着した場合であっても腐食しにくく、天板57からの鉄イオンの溶出を抑えることができる。そのため、天板57から鉄イオンを含有する水滴が落下し、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の室外熱交換器25において腐食が発生することを抑制できる。
(3−2)
本実施形態にかかる空気調和装置1の室外ユニット20では、ケーシング50は、ケーシング50の底部に配置される底フレームとしての底板52を有する。底板52は、Zn−Al−Mg−Siメッキ鋼板である。
Zn−Al−Mg−Siメッキ鋼板は耐食性に優れており、水と接触する可能性の高い底板52の内面が腐食しにくい。これにより、空気調和装置1の室外ユニット20の耐食性を向上させることができる。
(4)変形例
以下に本実施形態の変形例を示す。なお、複数の変形例を適宜組み合わせてもよい。
(4−1)変形例A
上記の実施形態に示された室外ユニット20は、空気調和装置1に使用されるものであるが、これに限定されるものではなく、その他の冷凍装置に使用されるものであってもよい。
(4−2)変形例B
上記の実施形態に示された空気調和装置1の室外ユニット20では、ケーシング50を構成する部材のうち、天板57だけが全ての面に塗装が施されていたが、室外熱交換器25と隣接する隣接側板、具体的には左側板54、の内面が塗装されることがさらに望ましい。
これにより、左側板54の内面が腐食しにくくなり、左側板54の内面から溶出した鉄イオンを含む雨水等が、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の室外熱交換器25に付着する事態を防止することが可能で、室外熱交換器25の腐食が発生しにくい。
また、室外ユニット20の移送時の振動などを原因として、左側板54が室外熱交換器25と接触する可能性があるが、仮に左側板54と室外熱交換器25とが接触した場合であっても、鋼板そのものと室外熱交換器25とが直接接触しないため、室外熱交換器25に腐食による損傷が発生しにくい。
特に、上記の実施形態に示された空気調和装置1の室外ユニット20では、室外熱交換器25と左側板54との最小距離が10mm以下と近接している。このため、ケーシング50に吹き込んだ雨水などが左側板54に付着し、さらに飛散して室外熱交換器25に付着しやすい。
ところが、左側板54の内面に塗装を施すことで、左側板54の内面における腐食の発生を抑制できる。このため、左側板54から鉄イオンを含有する雨水等が飛散し、室外熱交換器25を腐食させる事態を避けることが容易になる。
(4−3)変形例C
さらに、空気調和装置1の室外ユニット20では、ケーシング50を構成する部材の全ての内面が塗装されていることがより望ましい。
これにより、ケーシング50の内面全体が腐食の影響を受けにくい。その結果、ケーシング50の内面からの鉄イオンの溶出が防止され、室外熱交換器25も腐食による損傷を受けにくくなる。その結果、空気調和装置1の室外ユニット20全体として腐食が発生しにくくなり、室外ユニット20の信頼性を高めることができる。
なお、この場合にも底板52は、Zn−Al−Mg−Siメッキ鋼板であることが望ましい。
底板52の塗膜が何らかの原因で損傷又は劣化した場合であっても、高耐食性のZn−Al−Mg−Siメッキ鋼板を底フレームに使用することで、水と接触する可能性の高い底フレームの内面が腐食しにくい。これにより、冷凍装置の室外ユニットの耐食性を向上させることができる。
(4−4)変形例D
上記の実施形態に示された空気調和装置1の室外ユニット20では、底板52を除き、ケーシング50には溶融亜鉛めっき鋼板が使用されているが、これに限定されるものではない。例えば、ケーシング50は、全てZn−Al−Mg−Siメッキ鋼板で製造されてもよい。
これにより、ケーシング50の耐食性がさらに高くなり、室外熱交換器25の腐食もさらに抑制することが容易になる。
1 空気調和装置(冷凍装置)
20 室外ユニット
25 室外熱交換器(熱交換器)
50 ケーシング
52 底板(底フレーム)
54 左側板(隣接側板)
57 天板
特開2010−112645
本発明は、冷凍装置の室外ユニットに関する。
冷凍装置の室外ユニットにおいては、例えば特許文献1(特開2010−112645)のように、外観の劣化を防止する目的で、鋼板製のケーシングの外面に塗装を施した事例が知られている。
ところが、非塗装の鋼板製のケーシングの内面については、ケーシング外部から侵入した雨水や結露水により腐食し、冷凍装置の室外ユニットの耐久性に影響を与える場合がある。特に、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の熱交換器を冷凍装置に用いる場合には、アルミニウムが鉄との異種金属接触腐食を起こしやすいことから、腐食したケーシングから溶出した鉄イオンにより熱交換器を損傷する可能性があることを本願発明者は見い出した。
本発明の課題は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の熱交換器を用いる冷凍装置の室外ユニットにおいて、金属の腐食の影響を受けにくい冷凍装置の室外ユニットを提供することにある。
本発明の第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、冷凍装置の室外ユニットであって、鋼製のケーシングと、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の熱交換器と、を備える。ケーシングには天板を含む。ケーシングは、熱交換器と隣接して配置される隣接側板と、隣接側板以外の側板と、をさらに含む。天板は、下および上面が塗装されている。隣接側板は、内面および外面が塗装されている。隣接鋼板以外の側板は、内面が非塗装で、外面だけが塗装される。
ここでは、鋼製の天板の下面が塗装されているため、雨や結露などの影響で天板の下面に水が付着した場合であっても腐食しにくく、腐食に伴う天板からの鉄イオンの溶出を抑えることができる。そのため、天板から鉄イオンを含有する水滴が落下し、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の熱交換器において腐食が発生することを抑制できる。
また、本発明に係る冷凍装置の室外ユニットは、ケーシングは、熱交換器と隣接して配置される隣接側板をさらに含む。隣接側板は、内面が塗装されている。
ここでは、熱交換器と隣接して配置される隣接側板の内面についても塗装が施されており、隣接側板の内面が腐食しにくい。そのため、隣接側板の内面から溶出した鉄イオンを含む雨水等が、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の熱交換器に付着する事態を防止することが可能で、熱交換器の腐食が発生しにくい。
また、室外ユニット移送時の振動などが原因で、隣接側板と熱交換器とが接触する可能性があるが、仮に隣接側板と熱交換器とが接触した場合であっても、鋼板そのものと熱交換器とが直接接触しないため、熱交換器に腐食による損傷が発生しにくい。
本発明の第観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第観点に係る冷凍装置の室外ユニットにおいて、熱交換器と隣接側板との距離が10mm以下である。
ここでは、熱交換器と隣接側板との距離が10mm以下である場合にも、熱交換器は腐食による損傷を受けにくい
発明の第3観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第観点又は第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットにおいて、ケーシングは、ケーシングの底部に配置される底フレームをさらに含む。少なくとも底フレームは、Zn−Al−Mg−Siメッキ鋼板である。
ここでは、塗膜が何らかの原因で損傷又は劣化した場合であっても、高耐食性のZn−Al−Mg−Siメッキ鋼板を底フレームに使用することで、水と接触する可能性の高い底フレームの内面が腐食しにくい。これにより、冷凍装置の室外ユニットの耐食性を向上させることができる。
本発明の第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、鋼製の天板の下面が塗装されているため、雨や結露などの影響で天板の下面に水が付着した場合であっても腐食しにくく、腐食に伴う天板からの鉄イオンの溶出を抑えることができる。そのため、天板から鉄イオンを含有する水滴が落下し、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の熱交換器において腐食が発生することを抑制できる。
本発明の第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、熱交換器で腐食が発生しにくい
発明の第観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、底フレームの腐食が発生しにくく、冷凍装置の室外ユニットの耐食性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る冷凍装置の室外ユニットが採用された空気調和装置の概略の冷媒回路図である。 本発明の一実施形態に係る冷凍装置の室外ユニットの概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係る冷凍装置の室外ユニットの天板を取り除いた状態での概略平面図である。 室外熱交換器の概略斜視図である。 室外熱交換器の扁平多孔管および差込フィンを鉛直方向に切断したときの部分拡大図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の冷凍装置の室外ユニットは、空気調和装置の室外ユニットとして利用される。
(1)空気調和装置の概要
(1−1)全体構成
空気調和装置1は、いわゆるセパレートタイプの空気調和装置であり、図1に示すように、室外ユニット20と、室内ユニット40と、室外ユニット20と室内ユニット40とを接続する液冷媒連絡配管71およびガス冷媒連絡配管72とを有する。
(1−2)室内ユニット
室内ユニット40は、空気調和の対象である室内に設置される。室内ユニット40は、主に、室内熱交換器41と、室内ファン42とを有する。
室内熱交換器41は、伝熱管と多数の伝熱フィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能して室内空気を加熱する。室内熱交換器41の液側は液冷媒連絡配管71に接続され、室内熱交換器41のガス側はガス冷媒連絡配管72に接続される。
室内ファン42は、図示しないモータにより回転され、室内空気を取り込んで室内熱交換器41に送風し、室内熱交換器41と室内空気との熱交換を促進する。
(1−3)室外ユニット
図2に室外ユニット20の概観斜視図を示す。室外ユニット20は、室外に設置される。室外ユニット20は、主に、アキュムレータ21、圧縮機23、四路切換弁24、室外熱交換器25、膨張弁26、液側閉鎖弁27、ガス側閉鎖弁28、および室外ファン35を、ケーシング50内に有する。アキュムレータ21、圧縮機23、四路切換弁24、室外熱交換器25、膨張弁26、液側閉鎖弁27、および、ガス側閉鎖弁28は、冷媒配管により接続される。冷媒配管による接続については後述する。
なお、室外ファン35の吹出し側に配置されるケーシング50の前板51には、図3に示すように、室外ファン35から送風される空気の吹出口51aが形成される。吹出口51aは円形の開口である。吹出口51aの開口の周縁部からは、ケーシング50の内側に向かって突出するベルマウス65が設けられる。吹出口51aのケーシング50外側には、吹出口51a全体を覆うファングリル60が取り付けられる。
(2)室外ユニットの詳細説明
以下の説明で、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「正面」、「背面」等の方向を示す表現を用いているが、特に断りのない場合、ファングリル60の配置される前板51を室外ユニット20の正面として、正面側から見た場合の方向を示す。
(2−1)冷媒配管による接続
圧縮機23の吸入口と四路切換弁24とは、吸入管81によって接続される。吸入管81には、圧縮機23の吸入口と四路切換弁24との間に、アキュムレータ21が設けられる。圧縮機23の吐出口と四路切換弁24とは、吐出管82によって接続される。四路切換弁24と室外熱交換器25のガス側とは、第1ガス冷媒管83によって接続される。室外熱交換器25と液側閉鎖弁27とは、液冷媒管84によって接続される。液冷媒管84には、室外熱交換器25と液側閉鎖弁27との間に、膨張弁26が設けられる。液側閉鎖弁27は、液冷媒連絡配管71に接続される。四路切換弁24とガス側閉鎖弁28とは、第2ガス冷媒管85によって接続される。ガス側閉鎖弁28は、ガス冷媒連絡配管72に接続される。
(2−2)圧縮機
圧縮機23はガス冷媒を吸入し、ガス冷媒を圧縮する。圧縮機23は容積式圧縮機である。
(2−3)四路切換弁
四路切換弁24は、空気調和装置1の冷房運転と暖房運転との切換時に、冷媒の流れ方向を切り換える。冷房運転時には吐出管82と第1ガス冷媒管83とを接続するとともに吸入管81と第2ガス冷媒管85とを接続する。一方、暖房運転時には吐出管82と第2ガス冷媒管85とを接続するとともに吸入管81と第1ガス冷媒管83とを接続する。
(2−4)アキュムレータ
アキュムレータ21は、冷媒を気相と液相とに分離する気液分離機能を有する。アキュムレータ21に流入する冷媒は、液相と気相とに分離され、上部空間に集まる気相の冷媒は圧縮機23に供給される。
(2−5)室外熱交換器
室外熱交換器25は、室外空気との熱交換によって内部を流れる冷媒を凝縮又は蒸発させる。室外熱交換器25は、全てがアルミニウム製又はアルミニウム合金製である。室外熱交換器25は、ケーシング50を含む鋼製部材と直接接触することがないよう、鋼製部材と適切なスペースを空けて、又は、樹脂部材等を鋼製部材と室外熱交換器25との間に設置して、ケーシング50内に配置される。
後述する室外ファン35によりケーシング50外から取り込まれた室外空気は、室外熱交換器25を通過したのち、ケーシング50に形成された吹出口51aからケーシング外へ排出される。
室外熱交換器25は、扁平多孔管93、差込フィン94およびヘッダ91,92を有する。図4は、室外熱交換器25の概略斜視図である。
室外熱交換器25は、図3のように、ケーシング50の背面側に沿って、後述する仕切板58の端部付近から左方に延び、ケーシング50の左後方角部付近でその方向を変え、後述する左側板54に沿って前方に延びる。
図5は、扁平多孔管93および差込フィン94を鉛直方向に切断したときの部分拡大図である。扁平多孔管93は、伝熱面となる上下の平面部と、冷媒が流れる複数の内部流路93aとを有している。扁平多孔管93は、平面部を上下に向けた状態で、間隔をあけて複数段配列される。差込フィン94は、図5に示す形状のフィンであり、扁平多孔管93に接している。両ヘッダ91,92の間に配列された複数段の扁平多孔管93に対して差込フィン94を差し込めるように、差込フィン94には、水平に細長く延びる複数の切り欠き94aが形成されている。これらの差込フィン94の切り欠き94aの形状は、図5に示すように、扁平多孔管93の断面の外形にほぼ一致している。
ヘッダ91,92は、上下方向に複数段配列された扁平多孔管93の両端に連結される。ヘッダ91,92は、扁平多孔管93を支持する機能と、冷媒を扁平多孔管93の内部流路93aに導く機能と、内部流路93aから出てきた冷媒を集合させる機能とを有している。
(2−6)膨張弁
膨張弁26は、冷媒圧力や冷媒流量の調節を行うために設けられ、冷房運転時および暖房運転時のいずれにおいても、冷媒を膨張させる機能を有する。
(2−7)閉鎖弁
液側閉鎖弁27およびガス側閉鎖弁28は、それぞれ、液冷媒連絡配管71およびガス冷媒連絡配管72に接続される。通常運転時においては、両閉鎖弁27,28は開いた状態にある。
(2−8)室外ファン
室外ファン35は、水平方向に送風するファンである。室外ファン35は、モータ35aにより回転され、室外空気をケーシング50の外部から取り込む。取り込まれた室外空気は、室外熱交換器25を通過したのち、ケーシング50に形成された吹出口51aからケーシング50の外へ排出される。すなわち、室外ファン35が回転することで、概ね図3中の矢印のように空気が移動する。
(2−9)ケーシング
ケーシング50は、前板51と左側板54とが一体に形成された左ケーシング部材151、底板52、右前板55、右後板56、天板57、および仕切板58から構成される。
(2−9−1)ケーシングの材質および塗装
左ケーシング部材151、右前板55、右後板56、天板57および仕切板58には、溶融亜鉛めっき鋼板が使用される。底板52には、Zn−Al−Mg−Siメッキ鋼板が使用される。底板52には、具体的にはZn−11%Al−3%Mg−0.2%Siメッキ鋼板が使用される。
左ケーシング部材151、右前板55および右後板56の外面には、防錆のための塗装が施されている。天板57は、外面および内面(上面および下面)に、防錆のための塗装が施されている。塗装には、例えば、ポリエステル樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、フッ素樹脂塗料が使用される。底板52および仕切板58は非塗装である。
(2−9−2)左ケーシング部材
左ケーシング部材151は、平面視において略L字形状に形成される板状部材であり、前板51と左側板54とが一体に成形されている。左ケーシング部材151は、底板52から天板57まで略鉛直上方に延びる。左ケーシング部材151と、底板52および天板57とは、それぞれネジ等により固定される。
前板51は、ケーシング50の左側正面を構成する板状部材である。前板51には、室外ファン35から送風される空気の吹出口51aが形成されている。吹出口51aは円形の開口である。吹出口51aの開口の周縁部からは、ケーシング50の内側に向かって突出するベルマウス65が設けられる。吹出口51aのケーシング50外側には、ファングリル60が取り付けられる。
左側板54は、ケーシング50の左側面を構成する部材であり、室外熱交換器25の前後方向に延びる部分と対面する。左側板54と室外熱交換器25との最小距離は10mm以下である。左側板54には、室外ファン35によってケーシング50内に吸入される空気の吸入口54aが形成される。
(2−9−3)底板
底板52は、ケーシング50の下面を構成する略直方形状の板状部材である。底板52の周縁部には、上向きに延びる図示しない折曲部が設けられている。折曲部には、左ケーシング部材151、右前板55、右後板56、および仕切板58がネジ等により固定される。
(2−9−4)右前板
右前板55は、ケーシング50の右前面及び右側面の前部を構成する板状部材である。右前板55は、底板52から天板57まで略鉛直上方に延び、底板52とネジ等により固定される。また、右前板55の左端部は、左ケーシング部材151の前板51の右端部と、ネジ等により固定される。
(2−9−5)右後板
右後板56は、ケーシング50の右背面及び右側面の後部を構成する板状部材である。右後板56は、底板52から天板57まで略鉛直上方に延び、底板52および天板57と、それぞれネジ等により固定される。左ケーシング部材151の左側板54の後端部と、右後板56の背面側端部との左右方向間には、室外ファン35によってケーシング50内に吸入される空気の吸入口53aが形成される。
(2−9−6)天板
天板57は、ケーシング50の上面を構成する略直方形状の板状部材である。天板57の周縁部は、下向きに折り曲げられた折曲部57aを有する。折曲部には、左ケーシング部材151および右後板56がネジ等により固定される。
(2−9−7)仕切板
仕切板58は、ケーシング50の底板52から天板57まで略鉛直上方に延びる板状部材である。仕切板58は、その下部が底板52とネジ等により固定される。仕切板58は、図3に示すように、平面視において弧状の形状を有する。仕切板58は、ケーシング50の内部を送風機室S1と、機械室S2とに分割する。
送風機室S1は、左ケーシング部材151および仕切板58に側面を囲まれて形成された空間であり、主に室外ファン35および室外熱交換器25が配置される。機械室S2は、右前板55、右後板56および仕切板58で側面を囲まれて形成された空間であり、圧縮機23、四路切換弁24や、電装ユニット等が配置される。
(2−10)ファングリル
ファングリル60は、室外ファン35に人間の手指や異物が接触することを防止する略直方形状のカバー部材である。ファングリル60は、左ケーシング部材151の前板51の吹出口51a全体をカバーするように、ケーシング50の外側に取り付けられる。
(3)特徴
(3−1)
本実施形態にかかる空気調和装置1の室外ユニット20は、鋼製のケーシング50と、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の室外熱交換器25と、を備える。ケーシング50には天板57を含む。天板57は、全ての面が塗装されている。
ここでは、鋼製の天板57の下面(内面)が塗装されているため、天板57の下面に雨や結露などの影響で水が付着した場合であっても腐食しにくく、天板57からの鉄イオンの溶出を抑えることができる。そのため、天板57から鉄イオンを含有する水滴が落下し、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の室外熱交換器25において腐食が発生することを抑制できる。
(3−2)
本実施形態にかかる空気調和装置1の室外ユニット20では、ケーシング50は、ケーシング50の底部に配置される底フレームとしての底板52を有する。底板52は、Zn−Al−Mg−Siメッキ鋼板である。
Zn−Al−Mg−Siメッキ鋼板は耐食性に優れており、水と接触する可能性の高い底板52の内面が腐食しにくい。これにより、空気調和装置1の室外ユニット20の耐食性を向上させることができる。
(4)変形例
以下に本実施形態の変形例を示す。なお、複数の変形例を適宜組み合わせてもよい。
(4−1)変形例A
上記の実施形態に示された室外ユニット20は、空気調和装置1に使用されるものであるが、これに限定されるものではなく、その他の冷凍装置に使用されるものであってもよい。
(4−2)変形例B
上記の実施形態に示された空気調和装置1の室外ユニット20では、ケーシング50を構成する部材のうち、天板57だけが全ての面に塗装が施されていたが、室外熱交換器25と隣接する隣接側板、具体的には左側板54、の内面が塗装されることがさらに望ましい。
これにより、左側板54の内面が腐食しにくくなり、左側板54の内面から溶出した鉄イオンを含む雨水等が、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の室外熱交換器25に付着する事態を防止することが可能で、室外熱交換器25の腐食が発生しにくい。
また、室外ユニット20の移送時の振動などを原因として、左側板54が室外熱交換器25と接触する可能性があるが、仮に左側板54と室外熱交換器25とが接触した場合であっても、鋼板そのものと室外熱交換器25とが直接接触しないため、室外熱交換器25に腐食による損傷が発生しにくい。
特に、上記の実施形態に示された空気調和装置1の室外ユニット20では、室外熱交換器25と左側板54との最小距離が10mm以下と近接している。このため、ケーシング50に吹き込んだ雨水などが左側板54に付着し、さらに飛散して室外熱交換器25に付着しやすい。
ところが、左側板54の内面に塗装を施すことで、左側板54の内面における腐食の発生を抑制できる。このため、左側板54から鉄イオンを含有する雨水等が飛散し、室外熱交換器25を腐食させる事態を避けることが容易になる。
(4−3)変形例C
さらに、空気調和装置1の室外ユニット20では、ケーシング50を構成する部材の全ての内面が塗装されていることがより望ましい。
これにより、ケーシング50の内面全体が腐食の影響を受けにくい。その結果、ケーシング50の内面からの鉄イオンの溶出が防止され、室外熱交換器25も腐食による損傷を受けにくくなる。その結果、空気調和装置1の室外ユニット20全体として腐食が発生しにくくなり、室外ユニット20の信頼性を高めることができる。
なお、この場合にも底板52は、Zn−Al−Mg−Siメッキ鋼板であることが望ましい。
底板52の塗膜が何らかの原因で損傷又は劣化した場合であっても、高耐食性のZn−Al−Mg−Siメッキ鋼板を底フレームに使用することで、水と接触する可能性の高い底フレームの内面が腐食しにくい。これにより、冷凍装置の室外ユニットの耐食性を向上させることができる。
(4−4)変形例D
上記の実施形態に示された空気調和装置1の室外ユニット20では、底板52を除き、ケーシング50には溶融亜鉛めっき鋼板が使用されているが、これに限定されるものではない。例えば、ケーシング50は、全てZn−Al−Mg−Siメッキ鋼板で製造されてもよい。
これにより、ケーシング50の耐食性がさらに高くなり、室外熱交換器25の腐食もさらに抑制することが容易になる。
1 空気調和装置(冷凍装置)
20 室外ユニット
25 室外熱交換器(熱交換器)
50 ケーシング
52 底板(底フレーム)
54 左側板(隣接側板)
57 天板
特開2010−112645

Claims (5)

  1. 天板(57)を含む鋼性のケーシング(50)と、
    アルミニウム製又はアルミニウム合金製の熱交換器(25)と、
    を備え、
    前記天板は、少なくとも下面が塗装されている、
    冷凍装置(1)の室外ユニット(20)。
  2. 前記ケーシングは、前記熱交換器と隣接して配置される隣接側板(54)をさらに含み、
    前記隣接側板は、少なくとも内面が塗装されている、
    請求項1に記載の室外ユニット。
  3. 前記熱交換器と前記隣接側板との距離が10mm以下である、
    請求項2に記載の室外ユニット。
  4. 前記ケーシングは、全ての内面が塗装されている、
    請求項1に記載の室外ユニット。
  5. 前記ケーシングは、前記ケーシングの底部に配置される底フレーム(52)をさらに含み、
    少なくとも前記底フレームは、Zn−Al−Mg−Siメッキ鋼板である、
    請求項4に記載の室外ユニット。
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