JP2013134118A - 配管溶接部の超音波探傷装置 - Google Patents

配管溶接部の超音波探傷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】溶接部を挟んで両側から超音波探傷を行う場合においても超音波同士の干渉を回避でき、さらに検査時間の短縮化が図れる配管溶接部の超音波探傷装置を提供する。
【解決手段】第1配管1および第2配管2の端面同士を突き合わせて溶接した配管溶接部3の超音波探傷装置10であって、第1配管1の外周面に配置される第1探触子11と、第2配管2の外周面に配置される第2探触子12と、第1探触子11および第2探触子12のそれぞれを連動して、溶接部3に沿って配管の周方向に移動させる移動機構24、27と、第1探触子11および第2探触子12のそれぞれの位置情報を取得する位置センサ21、22と、第1探触子11および第2探触子12で発信または受信される超音波の相互干渉を防止する干渉防止手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、配管の端面同士を突き合わせて溶接した溶接部の健全性を非破壊で検査する配管溶接部の超音波探傷装置に関する。
一般に、火力発電用プラントのボイラ配管や化学プラントの熱交換器用配管等で使用される配管のうち特に小口径の配管においては、配管の接続に際して突合せ溶接が多く用いられている。突合せ溶接は、開先加工した配管の端面同士を突き合わせて、開先に沿って溶接するものである。突合せ溶接によって接続される配管は、溶接時における溶接不良や経年使用時における劣化などを起因として溶接部にき裂やひび等の溶接欠陥が発生することがある。溶接部に欠陥が存在すると、配管の接合強度が低下したり配管からの漏えいの原因となる。したがって、配管の溶接施工後や運用中の保守点検時に、溶接部の健全性を検査するために非破壊検査が行われている。
配管溶接部の非破壊検査として、従来から放射線透過試験(RT)が広く利用されている。放射線透過試験は、検査対象部位に放射線を透過させ、材料密度によって放射線の透過する量が変化する性質を用いて配管溶接部の健全部と欠陥部とを判別する方法である。この方法は、検査時間が短く工期を短縮できるという利点がある反面、放射線の人体への影響が大きいので検査中に周囲の人払いを行う必要がある。特に、運用中の検査はほぼ不可能であった。
そこで近年は、溶接部に適用される非破壊検査の別の方法として、装置の取り扱いが容易で運用中であっても検査可能であり、さらには放射線透過試験よりも、割れ状の欠陥や微細なキズ等を精度よく検出可能なことから超音波探傷方法が普及しつつある。
例えば、特許文献1には、配管の周方向に周回リング案内部を設置し、この軌道上で走行する駆動装置本体を設け、駆動装置本体から配管の長手方向にアームを伸ばし、このアームに沿って超音波探触子を走査して超音波探傷を行うようにした超音波探傷装置が記載されている。さらにこの装置は、配管の長手方向に伸びるアームに第1の超音波探触子と第2の超音波探触子とが取り付けられており、これらの探触子によって溶接部を挟んだ両側を走査するようになっている。
また、特許文献2には、突合せ溶接した配管溶接部を超音波探傷する装置が記載されている。この装置は、超音波探触子が取り付けられた本体と、本体を配管の外周面に沿って移動可能に支持する支持体と、本体を配管の外周面に沿って移動操作するハンドルとを有する。具体的には、溶接部を跨ぐように配管上に本体を設置し、左右の超音波探触子の中間部分に溶接部を一致させた状態で本体を支持する。そして、左側の超音波探触子による検査を行った後、右側の超音波探触子による検査を行う。
特開平7−181171号公報 特開2004−294128号公報
ところで、配管の突合せ溶接は、配管の端面に例えばV字開先のような開先を設け、この開先の中に溶着金属を溶かし込むとともに配管の一部も溶け込ませて一体化する接合方法であり、配管の肉厚方向にわたって溶接継ぎ手が形成される。したがって、欠陥を見逃すことなく高精度で欠陥を検出するためには、溶接部を挟んで両側から超音波探傷を行う必要がある。
ここで、特許文献1および2に記載される装置はいずれも、2つの超音波探触子を用いて溶接部の両側から超音波探傷を行うようにしているので、精度の高い超音波探傷が可能である。
しかしながら、溶接部を挟んで両側から超音波探傷を行うと、2つの探触子にて発信若しくは受信される超音波同士が相互に干渉してしまい、受信するエコーの強度が増減することによって正確に欠陥を検知できないことがある。特許文献1および2に記載される装置では、干渉を回避するために片側ずつ超音波探触子を走査して超音波探傷を行うようにしているが、これでは検査に時間がかかってしまうという問題があった。特に、ボイラや熱交換器等には多数の配管が用いられるので、配管1本当たりの検査時間の長さが全体の工期に与える時間的影響は大きい。また、上記したように、超音波探傷検査は放射線透過試験に比べて時間を要するため、超音波探傷を用いつつもできるだけ短い検査時間で溶接部の検査を行う技術が求められている。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、溶接部を挟んで両側から超音波探傷を行う場合においても超音波同士の干渉を回避でき、さらに検査時間の短縮化が図れる配管溶接部の超音波探傷装置を提供することを目的とする。
本発明に係る配管溶接部の超音波探傷装置は、第1配管および第2配管の端面同士を突き合わせて溶接した配管溶接部の超音波探傷装置であって、前記第1配管の外周面に配置される第1探触子と、前記第2配管の外周面に配置される第2探触子と、前記第1探触子および前記第2探触子のそれぞれを連動して、前記溶接部に沿って前記配管の周方向に移動させる移動機構と、前記第1探触子および前記第2探触子のそれぞれの位置情報を取得する位置センサと、前記第1探触子および前記第2探触子で発信または受信される超音波の相互干渉を防止する干渉防止手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1探触子および第2探触子を移動機構によって連動して移動させるとともに、干渉防止手段で第1探触子および第2探触子で発信または受信される超音波の相互干渉を防止するようにしている。これにより、超音波同士の干渉を回避しつつ、一方の探触子が配管を約一周する時間で溶接部の両側を超音波探傷することができ、検査時間の短縮化が図れる。従来のように一方の探触子で配管周囲を走査した後、他方の探触子で走査する場合に比べた場合、検査時間を約半分程度まで短くすることができる。
上記配管溶接部の超音波探傷装置において、前記第1探触子および前記第2探触子は、前記配管の長手方向に複数の振動子が配列された直線型フェーズドアレイ探触子であることが好ましい。
このように、第1探触子および第2探触子として、配管の長手方向に複数の振動子が配列された直線型フェーズドアレイ探触子を用いることで、探触子を配管の長手方向に走査することなく、溶接部の肉厚方向の欠陥状況を検出することができる。
上記配管溶接部の超音波探傷装置において、前記第1探触子および前記第2探触子は、前記配管の長手方向および周方向に複数の振動子が配列された格子型フェーズドアレイ探触子であることが好ましい。
このように、第1探触子および第2探触子として、配管の長手方向および周方向に複数の振動子が配列された格子型フェーズドアレイ探触子を用いることで、第1探触子および第2探触子の配管の周方向の移動機構を簡素化できるとともに、探触子を配管の長手方向に走査することなく、溶接部の肉厚方向の欠陥状況を検出することができる。
上記配管溶接部の超音波探傷装置において、前記干渉防止手段は、前記第1探触子と前記第2探触子の周方向位置を異ならせる手段であることが好ましい。
このように、第1探触子と第2探触子の周方向位置を異ならせることによって、第1探触子と第2探触子とで同時に超音波を発信または受信した場合であっても互いに干渉し合うことがないので、検査時間をより一層短縮化できる。
上記配管溶接部の超音波探傷装置において、前記第1探触子および前記第2探触子が前記溶接部を挟んで対向して配置され、前記干渉防止手段は、前記第1探触子と前記第2探触子の超音波発信タイミングをずらすタイミング制御手段であることが好ましい。
これは、タイミング制御手段によって、第1探触子と第2探触子の超音波発信タイミングをずらすことで超音波の相互干渉を回避する構成としており、これにより第1探触子および第2探触子は溶接部を挟んで対向配置でき、装置構成を簡素化できる。また、本構成によれば、第1探触子および第2探触子は溶接部を挟んで対向配置できることから、TOFD(Time of Flight Diffraction)法による超音波探傷を適用することも可能となる。
あるいは、上記配管溶接部の超音波探傷装置において、前記第1探触子および前記第2探触子が、前記配管の周方向に等間隔で複数設けられ、前記移動機構は、少なくとも前記配管の周方向に隣り合う探触子間の距離だけ前記第1探触子および前記第2探触子を移動させるようにしてもよい。
このように、配管の周方向に等間隔で複数の第1探触子および第2探触子を設けることによって、配管溶接部の全周を検査する際に、少なくとも配管の周方向に隣り合う探触子間の距離だけ移動させればよく、よって検査時間のより一層の短縮化が可能となる。
本発明では、第1探触子および第2探触子を移動機構によって連動して移動させるとともに、干渉防止手段で第1探触子および第2探触子で発信または受信される超音波の相互干渉を防止するようにしている。これにより、超音波同士の干渉を回避しつつ、一方の探触子が配管を約一周する時間で溶接部の両側を超音波探傷することができ、検査時間の短縮化が図れる。
本発明の第1実施形態に係る超音波探傷装置の全体構成図である。 図1の探触子配置を示す平面図である。 図1の超音波探傷装置で実施される超音波探傷を概念的に示す断面図である。 直線型フェーズドアレイ探触子を示す図である。 格子型フェーズドアレイ探触子を示す図である。 探触子の配置例を示す図であり、(A)は溶接部の両側に探触子を1個ずつ配置した場合、(B)は溶接部の両側に探触子を2個ずつ配置した場合、(C)は溶接部の両側に探触子を3個ずつ配置した場合、(D)は溶接部の両側に探触子を4個ずつ配置した場合をそれぞれ示す。 移動機構の変形例を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る超音波探傷装置の全体構成図である。 図8の探触子配置を示す平面図である。 図8の超音波探傷装置で実施される超音波探傷を概念的に示す断面図である。 超音波照射の発信タイミングの一例を示す図である。 TOFD法を用いた超音波探傷を概念的に示す断面図である。
以下、添付図面に従って本発明の実施形態について説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
[第1実施形態]
図1乃至3を参照して、本発明の第1実施形態に係る超音波探傷装置について説明する。なお、図1は本発明の第1実施形態に係る超音波探傷装置の全体構成図で、図2は図1の探触子配置を示す平面図で、図3は図1の超音波探傷装置で実施される超音波探傷を概念的に示す断面図である。
本実施形態の超音波探傷装置における検査対象は、火力発電用プラントのボイラ配管や化学プラントの熱交換器用配管等で使用される配管の突合せ溶接部である。具体的には、第1配管1と第2配管2の端面にそれぞれV字開先1a、2aを設けて、これらの端面を突き合わせて溶接した溶接部3が検査対象となる。
超音波探傷装置10は、主として、第1探触子11および第2探触子12と、第1探触子11および第2探触子12をそれぞれ移動させる第1移動機構24および第2移動機構27と、第1探触子11の第1位置センサ21および第2探触子12の第2位置センサ22と、探触子11、12および位置センサ21、22に接続される探傷器30とを備える。
第1探触子11および第2探触子12は、例えば、探傷面(配管外周面)から斜めに超音波を入射し、反射波または屈折波を受信する一振動子型の探触子を用いることができる。第1探触子11と第2探触子12とは、配管周方向における位置が互いに異なるように配置されている。
第1移動機構24は、後述する移動制御部33からの指令に基づいて、第1探触子11を、第1配管1の外周面に面した状態で溶接部3に沿って周方向に移動させる。例えば図示されるように、第1移動機構24は、第1の配管に着脱自在に取り付けられるリング状ガイドレール25と、このガイドレール25に第1探触子11を支持しながら該第1探触子11を周方向に移動させるアーム26とを有していてもよい。
第2移動機構27は、後述する移動制御部33からの指令に基づいて、第2探触子12を、第2配管2の外周面に面した状態で溶接部3に沿って周方向に移動させる。第2移動機構27は第1移動機構24と同様に、リング状ガイドレール28と、アーム29とを有していてもよい。なお、第1移動機構24および第2移動機構27は上記構成に限定されるものではなく、第1探触子11および第2探触子12を配管の周方向に移動させる機構であればどのような構成であってもよい。
上記の第1移動機構24と第2移動機構27とは互いに連動して動作する。連動した動作とは、これらの移動機構の速度が一致していなくてもよく、また時間差をもって動作してもよいが、動作する期間の少なくとも一部が重なっていることをいう。ただし、どのような場合であっても、第1探触子11と第2探触子12とが、配管周方向に異なるような相対位置関係に維持されるようになっている。
また、第1移動機構24および第2移動機構27は、同期して動作することが好ましい。すなわち、第1移動機構24による第1探触子11の移動速度と、第2移動機構27による第2探触子12の移動速度とが同一であり、且つ移動と停止のタイミングが一致していることが好ましい。
第1位置センサ21および第2位置センサ22は、第1探触子11および第2センサ12の配管周方向の位置をそれぞれ検出する。位置センサとしては、例えば、回転量、回転角度または回転位置を計測するロータリエンコーダを用いることができる。なお、第1位置センサ21および第2位置センサ22のいずれか一方のみを設けた構成としてもよく、この場合、一つの位置センサによって第1移動機構24および第2移動機構27のいずれか一方の位置のみを検出し、検出した位置情報に基づいて各移動機構の相対位置関係から他方の位置を算出してもよい。
探傷器30は、信号処理部31と位置情報取得部32と移動制御部33とを有している。
信号処理部31は、探触子11、12から超音波を発信させる励起指令を生成する。この指令に基づいて、探触子11、12では所定のタイミングで超音波パルスを発信する。また、信号処理部31は、探触子11、12が受信した溶接部3からの超音波反射信号に基づいて、溶接部3の欠陥を検出する。欠陥とは、例えば、溶接部のき裂、ひび、割れ、空隙(ブローホール、ピンホール等)などである。このとき、信号処理部31は、位置センサ21、22からの位置情報に基づいて、探触子11、12で検出した欠陥の位置を特定することが好ましい。
上記した構成を有する超音波探傷装置10においては、まず移動制御部33に位置センサ21、22からの位置情報が入力される。移動制御部33は、位置情報に基づいて第1探触子11および第2探触子12の各位置を求め、所定位置に到達したとき、第1移動機構24および第2移動機構27に停止指令を出力する。これにより、アーム26、29が停止して第1探触子11および第2探触子12が所定位置に配置される。信号処理部31は、移動制御部33からの停止指令を受けて励起指令を生成する。第1探触子11および第2探触子12は、この励起指令に基づいて超音波を溶接部3に向かって同時に発信する。
次いで、第1探触子11および第2探触子12は、溶接部3で反射した超音波反射信号を受信する。信号処理部31には、第1探触子11および第2探触子12からの超音波反射信号が入力される。そして、信号処理部31では、超音波反射信号を受信した後に、移動制御部33に移動開始指令を出力し、これに応じて移動制御部33では再び第1移動機構24および第2移動機構27に移動指令を出力する。これによって、第1移動機構24および第2移動機構27は第1探触子11および第2探触子12を配管周方向に所定距離だけ連動して移動させる。これを繰り返すことによって、溶接部3の配管周方向における複数の超音波反射信号が受信される。この複数の超音波反射信号に基づいて、溶接部3の欠陥を検出する。このとき、位置センサ21、22で取得される位置情報を用いて、溶接部3の欠陥位置を特定することができる。検出した波形や欠陥位置等の検査結果は、表示部35に表示させてもよい。
なお、ここでは第1探触子11および第2探触子12において超音波を発信または停止する際に、探触子11、12の周方向走査を停止させるようにしているが、探触子11、12を周方向に走査しながら超音波を発信または停止してもよい。
以上説明したように、本実施形態では、第1探触子11および第2探触子12を移動機構24、27によって連動して移動させるとともに、第1探触子11と第2探触子12の周方向位置を異ならせるようにしたので、第1探触子11および第2探触子12から発信される超音波同士の干渉を回避しつつ、一方の探触子が配管を約一周する時間で溶接部3の両側を超音波探傷することができ、検査時間の短縮化が図れる。従来のように一方の探触子で配管周囲を走査した後、他方の探触子で走査する場合に比べた場合、検査時間を約半分程度まで短くすることができる。
なお、上述の第1実施形態では、一例として、第1探触子11および第2探触子12が一振動子型の探触子である場合について説明したが、これらの探触子は、図4および図5に示すようにフェーズドアレイ探触子であってもよい。ここで、図4は直線型フェーズドアレイ探触子を示す図で、図5は格子型フェーズドアレイ探触子を示す図である。
図4において、第1探触子13および前記第2探触子14は、配管の長手方向に複数の振動子が配列された直線型フェーズドアレイ探触子となっている。フェーズドアレイ探触子は、複数の振動子におけるパルス電圧のタイミングをずらすことによって、超音波の方向を変化させ、焦点深度を変えて探傷することが可能となっている。したがって、第1探触子13、第2探触子14を配管の長手方向に走査することなく、溶接部3の肉厚方向の欠陥状況を検出することができる。この場合においても、第1探触子13と第2探触子14とは、配管周方向位置が異なるように配置される。
図5は、格子型フェーズドアレイ探触子15を示しており、この探触子15は、配管の長手方向および周方向に複数の振動子が配列され、これらが一体化された構成となっている。同図に示す探触子15は、一例として断面が半円形となるように複数の振動子が配列されているが、配列はこれに限定されるものではなく、中心角が180°以下の円弧状配列であればよい。本実施形態においてこの探触子15を用いる場合、第1探触子および第2探触子は、配管の周方向に探触子15が重ならないように配置するか、あるいは探触子15が重なる場合、後述するように、第1探触子と第2探触子とで対向する振動子の超音波発信タイミングをずらすようにする。なお、図4および図5では、位置センサ21、22や移動機構24、27や探傷器30は省略している。
このように、第1探触子および第2探触子として、配管の長手方向および周方向に複数の振動子が配列された格子型フェーズドアレイ探触子15を用いることで、第1探触子および第2探触子の配管の周方向の移動機構を簡素化できるとともに、探触子を配管の長手方向に走査することなく、溶接部の肉厚方向の欠陥状況を検出することができる。
また、上述の第1実施形態では、第1探触子11および第2探触子12が溶接部3の両側に1個ずつ設けられた場合について説明したが、これらの探触子11、12をそれぞれ複数個ずつ設けてもよい。その場合、図6の探触子の配置例に示すように、第1探触子11および第2探触子12が、配管の周方向に等間隔で複数設けられ、移動機構(図1参照)は、少なくとも配管の周方向に隣り合う探触子間の距離だけ第1探触子11および第2探触子12を移動させる。
具体的には、図6(A)は図1と同様に、溶接部3の両側に探触子を1個ずつ配置した場合である。この場合、配管の全周を走査しようとすると、探触子11、12は周方向に360°回転させなければならない。これに対して、図6(B)は溶接部3の両側に第1探触子11A、11Bおよび第2探触子12A、12Bを2個ずつ配置した場合であり、この場合、探触子11、12を周方向に180°回転させるだけで配管の全周を走査することができる。また、図6(C)は溶接部3の両側に第1探触子11A〜11Cおよび第2探触子12A〜12Cを3個ずつ配置した場合であり、この場合、探触子11、12を周方向に120°回転させるだけで配管の全周を走査することができる。さらにまた、図6(D)は溶接部3の両側に第1探触子11A〜11Dおよび第2探触子12A〜12Dを4個ずつ配置した場合であり、この場合、探触子11、12を周方向に90°回転させるだけで配管の全周を走査することができる。
このように、配管の周方向に等間隔で複数の第1探触子11および第2探触子12を設けることによって、溶接部3の全周を検査する際に、少なくとも配管の周方向に隣り合う探触子間の距離だけ移動させればよく、よって検査時間のより一層の短縮化が可能となる。
また、上述の第1実施形態では、第1探触子11および第2探触子12を移動させる第1移動機構24および第2移動機構27をそれぞれ設けた場合について説明したが、いずれか一方の移動機構のみを備える構成としてもよい。これは、図7に示すように、第1探触子11と第2探触子12とを、これらの周方向位置が異なるようにして連結部材40で連結している。これにより、第1移動機構24で第1探触子11を移動させる時は、連結部材40で連結された第2探触子12が同時に移動するようになっている。このように、第1探触子11および第2探触子12を互いに連結部材40で連結することによって、移動機構の部品点数を減らし、簡素化することができる。また、第1探触子11と第2探触子12とが同時に移動するので、位置センサは一方のみに設置すればよい。
[第2実施形態]
次に、図8乃至図11を参照して、第2実施形態に係る超音波探傷装置について説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と共通する部材には同一の符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図8は本発明の第2実施形態に係る超音波探傷装置の全体構成図で、図9は図8の探触子配置を示す平面図で、図10は図8の超音波探傷装置で実施される超音波探傷を概念的に示す断面図で、図11は超音波照射の発信タイミングの一例を示す図である。
超音波探傷装置10’は、第1実施形態と同様に、主として、第1探触子11および第2探触子12と、第1探触子11および第2探触子12を移動させる移動機構24と、第1探触子11および第2探触子12を連結する連結部材41と、位置センサ21と、探触子11、12および位置センサ21に接続される探傷器30とを備える。
本実施形態においては、第1探触子11と第2探触子12とが、溶接部3を挟んで対向して配置されている。さらに、信号処理部31が、第1探触子と第2探触子の超音波発信タイミングをずらすタイミング制御手段34を有している。
すなわち、図11に示すように、タイミング制御手段34では、第1探触子11の発信タイミングから遅延させて第2探触子12の発信タイミングを設定している。したがって、図10(A)に示すように第1探触子11で超音波を発信させて超音波反射信号を受信した後、(B)に示すように、第1探触子11における超音波の発信を停止して、第2探触子12で超音波を発信させて超音波反射信号を受信する。そして、図11に示すように、第2探触子12の受信終了次から次の第1探触子11の超音波発信時までの間で、移動機構24によって探触子11、12を移動させる。
このように、タイミング制御手段34によって、第1探触子11と第2探触子12の超音波発信タイミングをずらすことで超音波の相互干渉を回避することができる。またこれにより、第1探触子11および第2探触子12は溶接部3を挟んで対向配置でき、装置構成を簡素化できる。
さらにまた、本構成によれば、第1探触子および第2探触子は溶接部を挟んで対向配置できることから、TOFD(Time of Flight Diffraction)法による超音波探傷を行なうことも可能となる。TOFD法は、例えば、「溶接技術」平成10年9月号別冊に、『TOFD 新しい超音波探傷法とその活用』と題して開示されている。具体的にTOFD法は、図12に示すように、送信用探触子17と受信用探触子18を向かい合わせて配置し、送信用探触子17から縦波を伝播させ、内在する傷の上端、及び下端で発生した回析波を受信用探触子18で受信して、この受信信号を用いて解析を行う方法である。
なお、第1探触子11としてフェーズドアレイ型の送信用探触子17を用い、第2探触子12としてフェーズドアレイ型の受信用探触子18を用いることが好ましい。
このように、回折波を用いるTOFD法とフェーズドアレイとを組み合わせて適用することによって、簡便で高精度な超音波探傷が可能となり、欠陥を見逃す可能性も低減できる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、上述の第1実施形態および第2実施形態を適宜組み合わせてもよいし、各種の改良や変形を行ってもよいのはいうまでもない。
1 第1配管
2 第2配管
3 溶接部
10 超音波探傷装置
11、11A〜11D 第1探触子
12、12A〜12D 第2探触子
21 第1位置センサ
22 第2位置センサ
24 第1移動機構
27 第2移動機構
30 探傷器
31 信号処理部
32 位置情報取得部
33 移動制御部
34 タイミング制御手段
40、41 連結部材

Claims (6)

  1. 第1配管および第2配管の端面同士を突き合わせて溶接した配管溶接部の超音波探傷装置であって、
    前記第1配管の外周面に配置される第1探触子と、
    前記第2配管の外周面に配置される第2探触子と、
    前記第1探触子および前記第2探触子のそれぞれを連動して、前記溶接部に沿って前記配管の周方向に移動させる移動機構と、
    前記第1探触子および前記第2探触子のそれぞれの位置情報を取得する位置センサと、
    前記第1探触子および前記第2探触子で発信または受信される超音波の相互干渉を防止する干渉防止手段とを備えることを特徴とする配管溶接部の超音波探傷装置。
  2. 前記第1探触子および前記第2探触子は、前記配管の長手方向に複数の振動子が配列された直線型フェーズドアレイ探触子であることを特徴とする請求項1に記載の配管溶接部の超音波探傷装置。
  3. 前記第1探触子および前記第2探触子は、前記配管の長手方向および周方向に複数の振動子が配列された格子型フェーズドアレイ探触子であることを特徴とする請求項1に記載の配管溶接部の超音波探傷装置。
  4. 前記干渉防止手段は、前記第1探触子と前記第2探触子の周方向位置を異ならせる手段であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の配管溶接部の超音波探傷装置。
  5. 前記第1探触子および前記第2探触子が前記溶接部を挟んで対向して配置され、
    前記干渉防止手段は、前記第1探触子と前記第2探触子の超音波発信タイミングをずらすタイミング制御手段であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の配管溶接部の超音波探傷装置。
  6. 前記第1探触子および前記第2探触子が、前記配管の周方向に等間隔で複数設けられ、
    前記移動機構は、少なくとも前記配管の周方向に隣り合う探触子間の距離だけ前記第1探触子および前記第2探触子を移動させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の配管溶接部の超音波探傷装置。
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