JP2013133681A - ダンパー構造物及びその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、設置作業性の良いダンパー構造物及びその施工方法を提供する。
【解決手段】ダンパー構造物10において、上側拘束部材12は、横桁(上部構造物)3に固定される第1の後側拘束部21と、第1の後側拘束部21に対向して前方に配置され、第1の後側拘束部21との協働で上側拘束部材12を構成する第1の前側拘束部31と、で2分割して構成されている。これによって、上側拘束部材12において、各パーツ毎にすなわち第1の後側拘束部21と第1の前側拘束部31とを別々に揚重することができるので、揚重機の小型化が可能になり、上側拘束部材12の取り扱い性も向上し、その結果として、ダンパー構造物10の設置作業性を向上させることができる。このダンパー構造物10にあっては、下側拘束部材13も上側拘束部材12と同様の構成を有しており、その結果として、下側拘束部材13の構成もダンパー構造物10の設置作業性の向上に寄与することになる。
【選択図】図1

Description

本発明は、地震による振動エネルギーを効率良く吸収して、橋梁などの倒壊を防止するようにしたダンパー構造物及びその施工方法に関するものである。
従来、このような分野の技術として、特開2008−240488号公報がある。この公報に記載されたダンパー構造物は、上部構造物と下部構造物との間を掛け渡すように配置される棒状ダンパーの曲げ変形で地震による震動エネルギーを効率良く吸収することができる。このダンパー構造物は、RC(鉄筋コンクリート)部材またはPC(プレストレストコンクリート)部材からなる棒状ダンパーと、上部構造物に固定される筒状の部材であって棒状ダンパーの上端部が挿入される拘束孔を有する上側拘束部材と、下部構造物に固定される筒状の部材であって棒状ダンパーの下端部が挿入される拘束孔を有する下側拘束部材と、で構成されている。拘束孔の内面には、基部から先端部に向かって棒状ダンパーの外面から離れていくような円弧状の曲面が形成されている。このようなダンパー構造物の施工方法としては、上側拘束部材及び下側拘束部材を、上部構造物(主桁)及び下部構造物(橋脚)に埋設し、その後、埋設された上側拘束部材及び下側拘束部材の各拘束孔内に棒状ダンパーが挿入される。
特開2008−240488号公報
しかしながら、前述した従来のダンパー構造物の施工方法にあっては、上側拘束部材及び下側拘束部材を、主桁や橋脚などの建築物に埋設させる必要があるので、新設の建築物への適用は容易であるが、既設の建築物にダンパー構造物を施工するにあたっては、主桁や橋梁にドリル加工等が必要であり、上側拘束部材及び下側拘束部材の設置作業性が悪いといった問題点がある。
本発明は、設置作業性の良いダンパー構造物及びその施工方法を提供することを目的とする。
本発明は、上部構造物と下部構造物との間に配置される柱状のダンパーと、上部構造物に固定されると共に、ダンパーの上端部が挿入される上側拘束空間を有する上側拘束部材と、下部構造物に固定されると共に、ダンパーの下端部が挿入される下側拘束空間を有する下側拘束部材と、を備えたダンパー構造物であって、
上側拘束部材は、
上側拘束空間を通って上下方向に延在する第1の分割面で2分割された一方の部材であり、上部構造物に固定される第1の後側拘束部と、
第1の分割面で2分割された他方の部材であり、第1の後側拘束部に対向して前方に配置され、第1の後側拘束部との協働で上側拘束部材を構成する第1の前側拘束部と、を有し、
下側拘束部材は、
下側拘束空間を通って上下方向に延在する第2の分割面で2分割された一方の部材であり、下部構造物に固定される第2の後側拘束部と、
第2の分割面で2分割された他方の部材であり、第2の後側拘束部に対向して前方に配置され、第2の後側拘束部との協働で下側拘束部材を構成する第2の前側拘束部と、を有することを特徴とする。
このダンパー構造物において、上側拘束部材は、上部構造物に固定される第1の後側拘束部と、第1の後側拘束部に対向して前方に配置され、第1の後側拘束部との協働で上側拘束部材を構成する第1の前側拘束部と、で2分割して構成されている。これによって、上側拘束部材において、各パーツ毎にすなわち第1の後側拘束部と第1の前側拘束部とを別々に揚重することができるので、揚重機の小型化が可能になり、上側拘束部材の取り扱い性も向上し、その結果として、ダンパー構造物の設置作業性を向上させることができる。このダンパー構造物にあっては、下側拘束部材も上側拘束部材と同様の構成を有しており、その結果として、下側拘束部材の構成もダンパー構造物の設置作業性の向上に寄与することになる。更に、2分割型の上側拘束部材及び下側拘束部材を採用しているので、大きな地震によってダンパーの性能低下が発生し、交換する必要がある場合でも、上側拘束部材及び下側拘束部材を分解して、破損したダンパーを取り外すことができるので、ダンパーの交換のみで、上側拘束部材及び下側拘束部材の再利用を図ることができ、交換作業も容易に行うことができる。さらに、上側拘束部材及び下側拘束部材は、上側拘束空間及び下側拘束空間を有し、しかもこれら空間は精度良く成形される必要があるが、上側拘束部材及び下側拘束部材は、拘束空間を通って分割面で2分割されているので、型枠の脱型による拘束空間の成形が容易であり、製作コストの低減や成形精度の向上を図ることができる。
また、第1の後側拘束部は、上部構造物に端部が固定されて水平に延在する第1の棒状部材が貫通する第1の後側挿入孔を有し、第1の前側拘束部は、第1の棒状部材が貫通する第1の前側挿入孔を有し、第2の後側拘束部は、下部構造物に端部が固定されて水平に延在する第2の棒状部材が貫通する第2の後側挿入孔を有し、第2の前側拘束部は、第2の棒状部材が貫通する第2の前側挿入孔を有すると好適である。
このような構成を採用すると、簡単な構成のダンパー構造物を実現することができる。
また、第1及び第2の棒状部材には、上側拘束部材及び下側拘束部材から突出してナットが螺着される雄ネジ部が設けられていると好適である。
このような構成を採用すると、ダンパー構造物の組立て作業性を良好にすることができる。
また、下側拘束空間には、ダンパーの下端を支持する閉鎖面が形成されていると好適である。
このような構成は、ダンパー構造物の組立てに際して、ダンパーの下端を下側拘束空間内に確実に配置させることができ、ダンパーが下側拘束空間から抜け落ちることがなく、作業性の向上に寄与すると同時に、地震の際にダンパーの着座安定性に寄与する。
本発明は、上部構造物と下部構造物との間に配置される柱状のダンパーと、上部構造物に固定されると共に、ダンパーの上端部が挿入される上側拘束空間を有する上側拘束部材と、下部構造物に固定されると共に、ダンパーの下端部が挿入される下側拘束空間を有する下側拘束部材と、を備え、上側拘束部材は、前方上側拘束空間を有する第1の前側拘束部と、後方上側拘束空間を有する第1の後側拘束部とで2分割され、下側拘束部材は、前方下側拘束空間を有する第2の前側拘束部と、後方下側拘束空間を有する第2の後側拘束部とで2分割されたダンパー構造物において、
上部構造物に第1の後側拘束部を当接させる工程と、
下部構造物に第2の後側拘束部を当接させる工程と、
後方上側拘束空間及び後方下側拘束空間内にダンパーを配置させる工程と、
ダンパーの上端部が後方上側拘束空間内に配置された状態で、第1の後側拘束部に第1の前側拘束部を対向して配置させる工程と、
ダンパーの下端部が後方下側拘束空間内に配置された状態で、第2の後側拘束部に第2の前側拘束部を対向して配置させる工程と、
上部構造物と第1の前側拘束部と第1の後側拘束部とを一体化させる第1の一体化工程と、
下部構造物と第2の前側拘束部と第2の後側拘束部とを一体化させる第2の一体化工程と、を備えたことを特徴とする。
この施工方法にあっては、上側拘束部材及び下側拘束部材において、各パーツ毎にすなわち第1及び第2の後側拘束部と第1及び第2の前側拘束部とを別々に揚重することができるので、揚重機の小型化が可能になり、上側拘束部材の取り扱い性も向上し、その結果として、ダンパー構造物の設置作業性を向上させることができる。更に、2分割型の上側拘束部材及び下側拘束部材を採用しているので、大きな地震によってダンパーの性能低下が発生し、交換する必要がある場合でも、上側拘束部材及び下側拘束部材を分解して、破損したダンパーを取り外すことができるので、ダンパーの交換のみで、上側拘束部材及び下側拘束部材の再利用を図ることができ、交換作業も容易に行うことができる。
また、第1の一体化工程は、上部構造物に端部が埋設されて水平に延在する第1の棒状部材を、第1の後側拘束部に設けられた第1の後側挿入孔と第1の前側拘束部に設けられた第1の前側挿入孔とに挿入し、第1の前側挿入孔から突出した第1の棒状部材の雄ネジ部にナットを螺着させて、第1の後側拘束部に第1の前側拘束部を圧着させ、第2の一体化工程は、下部構造物に端部が埋設されて水平に延在する第2の棒状部材を、第2の後側拘束部に設けられた第2の後側挿入孔と第2の前側拘束部に設けられた第2の前側挿入孔とに挿入し、第2の前側挿入孔から突出した第2の棒状部材の雄ネジ部にナットを螺着させて、第2の後側拘束部に第2の前側拘束部を圧着させると好適である。
このような方法を採用すると、ダンパー構造物の設置作業やダンパーの交換作業を容易に行うことができる。
本発明に係るダンパー構造物は、棒状ダンパーの曲げ変形を利用して地震による震動エネルギーを効率良く吸収することができ、しかも設置作業性が極めて良い。また、本発明に係るダンパー構造物の施工方法を利用すれば、ダンパー構造物の設置作業を良好に行うことができる。
本発明に係るダンパー構造物の一実施形態を示す断面図である。 ダンパー構造物の上側拘束部材を示す斜視図である。 ダンパー構造物の下側拘束部材を示す斜視図である。 橋脚及び横桁にアンカーボルトを植設した状態を示す断面図である。 橋脚及び横桁に第1及び第2の後側拘束部を設置した状態を示す断面図である。 第1及び第2の後側拘束部を掛け渡すように棒状ダンパーを設置した状態を示す断面図である。 橋脚に第2の前側拘束部を設置した状態を示す断面図である。 横桁に第1の前側拘束部を設置した状態を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るダンパー構造物及びその施工方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、橋梁1において、橋脚(下部構造物)2と横桁(上部構造物)3との間には、地震による振動エネルギーを効率よく吸収することができように、地震に対する橋梁1の耐震補強として利用されるダンパー構造物10が備えられている。このダンパー構造物10は、既存の橋であっても、新設の橋であっても採用することが可能であり、また、橋以外であっても適用することができる。
図1〜図3に示すように、ダンパー構造物10は、横桁3と橋脚2との間に配置された棒状ダンパー11と、横桁3に固定されると共に、下方に向かってラッパ状に開放された上側拘束空間S1を有し、上側拘束空間S1内に棒状ダンパー11の上部が挿入される上側拘束部材12と、橋脚2に固定されると共に、上方に向かってラッパ状に開放された下側拘束空間S2を有し、下側拘束空間S2内に棒状ダンパー11の下部が挿入される下側拘束部材13と、を備えている。そして、ダンパー構造物10は、後述するようなアンカーボルト(棒状部材)23,43とナット60,61,63,65によって、横桁3及び橋脚2に固定される。
ダンパー構造物10における棒状ダンパー11は、鉄筋籠が埋設された棒状のコンクリート部15をポリエチレン管16で覆ったものである。このポリエチレン管16は、棒状ダンパー11の全長に渡って延在し、これによって、ポリエチレン管16は、上側拘束空間S1から下側拘束空間S2に渡って延在することになる。
このように、棒状ダンパー11は、鉄筋が埋設された棒状のコンクリート部15をポリエチレン管16で覆ったものであるので、このダンパー構造物10を海浜地域で適用した場合、棒状ダンパー11の表面から塩分が浸透し難く、鉄筋の腐食が問題になり難く、棒状ダンパー11の耐久性を向上させ、ダンパー構造物10の海浜地区における高耐久性、高耐候性が得られる。
また、ポリエチレン管16でコンクリート部15が被覆されているので、繰り返しの曲げ変形でコンクリート部15が圧壊しても、ポリエチレン管16がコンクリート部15を拘束するため、断面欠損を防ぐことができる。よって、繰返しの変形に対して耐力が低下しにくく、安定したダンパー履歴特性を実現できる。
また、ポリエチレン管16は、変形性能に富むため、繰返し変形に対してポリエチレン管16自体が損傷を受け難い。また、市販されているポリエチレン管は、元来、水圧等の内圧に対する基準があるため、安定したコンクリート拘束効果が期待できる。
また、コンクリート部15が剥落することがないので、下側拘束部材13の下側拘束空間S2内にコンクリート部15の破片が入ることもなく、期待通りのダンパー性能を維持させることができる。
さらに、ポリエチレン管16は、外型枠として利用することができるので、このポリエチレン管16の端から鉄筋を挿入させた後、コンクリート部15を流し込むだけで、棒状ダンパー11を簡便に製作することができる。この場合、外型枠を兼ねるポリエチレン管16の脱型作業が不要となり、棒状ダンパー11の製作効率を向上させている。
図2に示すように、ダンパー構造物10における上側拘束部材12は、上側拘束空間S1を通って上下方向に延在する第1の分割面P1で2分割された一方の部材であり、横桁3に固定される第1の後側拘束部21と、第1の分割面P1で2分割された他方の部材であり、第1の後側拘束部21に対向して前方に配置され、第1の後側拘束部21との協働で上側拘束部材12を構成する第1の前側拘束部31と、を有している。
鉄筋コンクリートからなる矩形の第1の後側拘束部21は、横桁(上部構造物)3に端部が固定されて水平に延在する第1の棒状部材23を貫通させるための第1の後側挿入孔21aを有する。雄ネジ部23aが形成された第1の棒状部材23は、コンクリートへの植設が可能なアンカーボルトであり、第1の後側挿入孔21aは、第1の後側拘束部21を水平方向に貫通し、第1の後側挿入孔21aの前端には、矩形のアンカープレート24の設置を可能にした矩形の凹部21bが形成されている。このアンカープレート24の中央には、第1の棒状部材23の挿入を可能にしたボルト挿入孔24aが形成されている。4個の第1の後側挿入孔21aは、矩形の第1の後側拘束部21の各コーナに配置され、それぞれの第1の後側挿入孔21aに第1の棒状部材23が挿入される。
さらに、第1の後側拘束部21の第1の分割面P1には、下方に向かってラッパ状に開放された上側拘束空間S1の半部をなす後方上側拘束空間25が形成されている。この後方上側拘束空間25には、半円状の閉鎖面25aを有する略半円柱状の胴部25bが設けられ、後方上側拘束空間25の下端には、ラッパ状に開放された拡径部25cが形成されている。
鉄筋コンクリートからなる矩形の第1の前側拘束部31は、横桁(上部構造物)3に端部が固定されて水平に延在する第1の棒状部材23を貫通させるための第1の前側挿入孔31aを有する。第1の前側挿入孔31aは、第1の前側拘束部31を水平方向に貫通し、第1の前側挿入孔31aの後端には、矩形のアンカープレート24の設置を可能にした矩形の凹部31bが形成されている。4個の第1の前側挿入孔31aは、矩形の第1の前側拘束部31の各コーナに配置され、それぞれの第1の前側挿入孔31aに第1の棒状部材23が挿入される。
さらに、第1の前側拘束部31の第1の分割面P1には、下方に向かってラッパ状に開放された上側拘束空間S1の半部をなす前方上側拘束空間35が形成されている。この前方上側拘束空間35には、半円状の閉鎖面35aを有する略半円柱状の胴部35bが設けられ、前方上側拘束空間35の下端には、開放された拡径部35cが形成されている。
上側拘束部材12と下側拘束部材13とは、同一のものであり、下側拘束部材13は、上側拘束部材12の天地を逆にして利用されている。
図3に示すように、ダンパー構造物10における下側拘束部材13は、下側拘束空間S2を通って上下方向に延在する第2の分割面P2で2分割された一方の部材であり、橋脚2に固定される第2の後側拘束部41と、第2の分割面P2で2分割された他方の部材であり、第2の後側拘束部41に対向して前方に配置され、第1の後側拘束部41との協働で下側拘束部材13を構成する第2の前側拘束部51と、を有している。
図3に示すように、鉄筋コンクリートからなる矩形の第2の後側拘束部41は、橋脚(下部構造物)2に端部が固定されて水平に延在する第2の棒状部材43を貫通させるための第2の後側挿入孔41aを有する。雄ネジ部43aが形成された第2の棒状部材43は、コンクリートへの植設が可能なアンカーボルトであり、第2の後側挿入孔41aは、第2の後側拘束部41を水平方向に貫通し、第2の後側挿入孔41aの前端には、矩形のアンカープレート44の設置を可能にした矩形の凹部41bが形成されている。
このアンカープレート44の中央には、第2の棒状部材43の挿入を可能にしたボルト挿入孔44aが形成されている。4個の第2の後側挿入孔41aは、矩形の第2の後側拘束部41の各コーナに配置され、それぞれの第2の後側挿入孔41aに第2の棒状部材43が挿入される。
さらに、第2の後側拘束部41の第2の分割面P2には、上方に向かってラッパ状に開放された下側拘束空間S2の半部をなす後方下側拘束空間45が形成されている。この後方下側拘束空間45には、半円状の閉鎖面45aを有する略半円柱状の胴部45bが設けられ、後方上側拘束空間45の上端には、開放された拡径部45cが形成されている。
鉄筋コンクリートからなる矩形の第2の前側拘束部51は、横桁(上部構造物)3に端部が固定されて水平に延在する第2の棒状部材43を貫通させる第2の前側挿入孔51aを有する。第2の前側挿入孔51aは、第2の前側拘束部51を水平方向に貫通し、第2の前側挿入孔51aの後端には、矩形のアンカープレート44の設置を可能にした矩形の凹部51bが形成されている。4個の第2の前側挿入孔51aは、矩形の第2の前側拘束部51の各コーナに配置され、それぞれの第2の前側挿入孔51aに第2の棒状部材43が挿入される。
さらに、第2の前側拘束部51の第2の分割面P2には、上方に向かってラッパ状に開放された下側拘束空間S2の半部をなす前方下側拘束空間55が形成されている。この前方下側拘束空間55には、半円状の閉鎖面55aを有する略半円柱状の胴部55bが設けられ、前方下側拘束空間55の下端には、開放された拡径部55cが形成されている。
次に、既設の橋の耐震性を高めるために、ダンパー構造物を橋に施工する方法について説明する。
図4に示すように、横桁(上部構造物)3には、橋脚(下部構造物)2に対する鉛直方向の面合わせを可能にするブロック状の補強コンクリート3aが打設される。横桁3の一部をなす補強コンクリート3aに4本のアンカーボルト23を植設させる。同様に、橋脚2に4本のアンカーボルト43を植設させる。
図5に示すように、アンカーボルト23を第1の後側拘束部21の第1の後側挿入孔21a内に挿入して、第1の後側拘束部21の背面を、横桁3の一部をなす補強コンクリート3aに当接させる。その後、矩形の凹部21b内にアンカープレート24を配置させ、アンカーボルト23の雄ネジ部23aにナット60を螺着させて、第1の後側拘束部21を補強コンクリート3aに圧着固定させる。
同様に、アンカーボルト43を第2の後側拘束部41の第2の後側挿入孔41a内に挿入して、第2の後側拘束部41の背面を、橋脚2に当接させる。その後、矩形の凹部41b内にアンカープレート44を配置させ、アンカーボルト43の雄ネジ部43aにナット61を螺着させて、第2の後側拘束部41を橋脚2に圧着固定させる。
図6に示すように、第1の後側拘束部21の後方上側拘束空間25内に棒状ダンパー11の上端部を配置させ、第2の後側拘束部41の後方下側拘束空間45内に棒状ダンパー11の下端部を配置させる。この状態で、棒状ダンパー11の上端及び下端は、閉鎖面25a,45aによって位置規制されている。棒状ダンパー11が拘束空間25,45から外れないように、棒状ダンパー11の中腹部を所定の治具やワイヤ等により保持させる。
図7に示すように、第2の前側挿入孔51a内にアンカーボルト43を通して、第2の前側拘束部51の前方下側拘束空間55内に棒状ダンパー11の下端部を挿入しながら、第2の分割面P2を合わせるように、第2の後側拘束部41に第2の前側拘束部51を対向して配置させる。このとき、アンカープレート44が凹部51b内に挿入される。その後、第2の前側挿入孔51aから突出したアンカーボルト43を、矩形のアンカープレート62のボルト挿入孔62a内に差し込み、アンカーボルト43の雄ネジ部43aに2個のナット63を螺着させて、第2の後側拘束部41に第2の前側拘束部51を圧着させる。これによって、橋脚2と第2の後側拘束部41と第2の前側拘束部51との一体化作業は完了する。
図8に示すように、第1の前側挿入孔31a内にアンカーボルト23を通して、第1の前側拘束部31の前方上側拘束空間35内に棒状ダンパー11の上端部を挿入しながら、第1の分割面P1を合わせるように、第1の後側拘束部21に第1の前側拘束部31を対向して配置させる。このとき、アンカープレート24が凹部31b内に挿入される。その後、第1の前側挿入孔31aから突出したアンカーボルト23を、矩形のアンカープレート64のボルト挿入孔64a内に差し込み、アンカーボルト23の雄ネジ部23aに2個のナット65を螺着させて、第1の後側拘束部21に第1の前側拘束部31を圧着させる。これによって、横桁3と第1の後側拘束部21と第1の前側拘束部31との一体化作業は完了する。
図1に示すように、第1及び第2の前側挿入孔31a,51a並びに第1及び第2の後側挿入孔21a,41a内には、アンカーボルト23,43の腐食を防止するための防錆剤(モルタルなど)Rが注入されている。この防錆剤(モルタルなど)Rを注入するにあたって、第1及び第2の前側拘束部31,51並びに第1及び第2の後側拘束部21,41には、第1及び第2の前側挿入孔31a,51a並びに第1及び第2の後側挿入孔21a,41aのそれぞれと外部とが連通する注入通路(不図示)及び空気抜き通路(不図示)が形成されている。
このダンパー構造物10において、上側拘束部材12は、横桁(上部構造物)3に固定される第1の後側拘束部21と、第1の後側拘束部21に対向して前方に配置され、第1の後側拘束部21との協働で上側拘束部材12を構成する第1の前側拘束部31と、で2分割して構成されている。これによって、上側拘束部材12において、各パーツ毎にすなわち第1の後側拘束部21と第1の前側拘束部31とを別々に揚重することができるので、揚重機の小型化が可能になり、上側拘束部材12の取り扱い性も向上し、その結果として、ダンパー構造物10の設置作業性を向上させることができる。
このダンパー構造物10にあっては、下側拘束部材13も上側拘束部材12と同様の構成を有しており、その結果として、下側拘束部材13の構成もダンパー構造物10の設置作業性の向上に寄与することになる。
更に、2分割型の上側拘束部材12及び下側拘束部材13を採用しているので、大きな地震によってダンパー11の性能低下が発生し、交換する必要がある場合でも、上側拘束部材12及び下側拘束部材13を分解して、破損したダンパー11を取り外すことができるので、ダンパー11の交換のみで、上側拘束部材12及び下側拘束部材13の再利用を図ることができ、交換作業も容易に行うことができる。
更に、上側拘束部材12及び下側拘束部材13は、上側拘束空間S1及び下側拘束空間S2を有し、しかもこれら空間S1,S2は精度良く成形される必要があるが、上側拘束部材12及び下側拘束部材13は、拘束空間S1,S2を通って分割面P1,P2で2分割されているので、型枠の脱型による拘束空間の成形が容易となり、製作コストの低減や成形精度の向上を図ることができる。
また、下側拘束空間S2には、ダンパー11の下端を支持する閉鎖面45a,55aが形成されているので、ダンパー構造物10の組立てに際して、ダンパー11の下端を下側拘束空間S2内に確実に配置させることができ、ダンパー11が下側拘束空間S2から抜け落ちることがなく、作業性の向上に寄与すると同時に、地震の際にダンパー11の着座安定性にも寄与することができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されないことは言うまでもない。例えば、ダンパー構造物10は、上部構造物3の他の例として、横桁3に代えて、橋の主桁に固定されてもよい。
1…橋梁、2…橋脚(下部構造物)、3…横桁(上部構造物)、10…ダンパー構造物、11…棒状ダンパー、12…上側拘束部材、13…下側拘束部材、21…第1の後側拘束部、21a…第1の後側挿入孔、23…アンカーボルト(第1の棒状部材)、23a,43a…雄ネジ部、25…後方上側拘束空間、31…第1の前側拘束部、31a…第1の前側挿入孔、35…前方上側拘束空間、41…第2の後側拘束部、41a…第2の後側挿入孔、43…アンカーボルト(第2の棒状部材)、45…後方下側拘束空間、45a,55a…閉鎖面、51…第1の前側拘束部、51a…第2の前側挿入孔、55…前方下側拘束空間、63,65…ナット、S1…上側拘束空間、S2…下側拘束空間、P1…第1の分割面、P2…第2の分割面。

Claims (6)

  1. 上部構造物と下部構造物との間に配置される柱状のダンパーと、前記上部構造物に固定されると共に、前記ダンパーの上端部が挿入される上側拘束空間を有する上側拘束部材と、前記下部構造物に固定されると共に、前記ダンパーの下端部が挿入される下側拘束空間を有する下側拘束部材と、を備えたダンパー構造物であって、
    前記上側拘束部材は、
    前記上側拘束空間を通って上下方向に延在する第1の分割面で2分割された一方の部材であり、前記上部構造物に固定される第1の後側拘束部と、
    前記第1の分割面で2分割された他方の部材であり、前記第1の後側拘束部に対向して前方に配置され、前記第1の後側拘束部との協働で前記上側拘束部材を構成する第1の前側拘束部と、を有し、
    前記下側拘束部材は、
    前記下側拘束空間を通って上下方向に延在する第2の分割面で2分割された一方の部材であり、前記下部構造物に固定される第2の後側拘束部と、
    前記第2の分割面で2分割された他方の部材であり、前記第2の後側拘束部に対向して前方に配置され、前記第2の後側拘束部との協働で前記下側拘束部材を構成する第2の前側拘束部と、を有することを特徴とするダンパー構造物。
  2. 前記第1の後側拘束部は、前記上部構造物に端部が固定されて水平に延在する第1の棒状部材が貫通する第1の後側挿入孔を有し、前記第1の前側拘束部は、前記第1の棒状部材が貫通する第1の前側挿入孔を有し、
    前記第2の後側拘束部は、前記下部構造物に端部が固定されて水平に延在する第2の棒状部材が貫通する第2の後側挿入孔を有し、前記第2の前側拘束部は、前記第2の棒状部材が貫通する第2の前側挿入孔を有することを特徴とする請求項1記載のダンパー構造物。
  3. 前記第1及び第2の棒状部材には、前記上側拘束部材及び前記下側拘束部材から突出してナットが螺着される雄ネジ部が設けられていることを特徴とする請求項2記載のダンパー構造物。
  4. 前記下側拘束空間には、前記ダンパーの下端を支持する閉鎖面が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項記載のダンパー構造物。
  5. 上部構造物と下部構造物との間に配置される柱状のダンパーと、前記上部構造物に固定されると共に、前記ダンパーの上端部が挿入される上側拘束空間を有する上側拘束部材と、前記下部構造物に固定されると共に、前記ダンパーの下端部が挿入される下側拘束空間を有する下側拘束部材と、を備え、前記上側拘束部材は、前方上側拘束空間を有する第1の前側拘束部と、後方上側拘束空間を有する第1の後側拘束部とで2分割され、前記下側拘束部材は、前方下側拘束空間を有する第2の前側拘束部と、後方下側拘束空間を有する第2の後側拘束部とで2分割されたダンパー構造物において、
    前記上部構造物に前記第1の後側拘束部を当接させる工程と、
    前記下部構造物に前記第2の後側拘束部を当接させる工程と、
    前記後方上側拘束空間及び前記後方下側拘束空間内に前記ダンパーを配置させる工程と、
    前記ダンパーの前記上端部が前記後方上側拘束空間内に配置された状態で、前記第1の後側拘束部に前記第1の前側拘束部を対向して配置させる工程と、
    前記ダンパーの前記下端部が前記後方下側拘束空間内に配置された状態で、前記第2の後側拘束部に前記第2の前側拘束部を対向して配置させる工程と、
    前記上部構造物と前記第1の前側拘束部と前記第1の後側拘束部とを一体化させる第1の一体化工程と、
    前記下部構造物と前記第2の前側拘束部と前記第2の後側拘束部とを一体化させる第2の一体化工程と、を備えたことを特徴とするダンパー構造物の施工方法。
  6. 前記第1の一体化工程は、前記上部構造物に端部が埋設されて水平に延在する第1の棒状部材を、前記第1の後側拘束部に設けられた第1の後側挿入孔と前記第1の前側拘束部に設けられた第1の前側挿入孔とに挿入し、前記第1の前側挿入孔から突出した前記第1の棒状部材の雄ネジ部にナットを螺着させて、前記第1の後側拘束部に前記第1の前側拘束部を圧着させ、
    前記第2の一体化工程は、前記下部構造物に端部が埋設されて水平に延在する第2の棒状部材を、前記第2の後側拘束部に設けられた第2の後側挿入孔と前記第2の前側拘束部に設けられた第2の前側挿入孔とに挿入し、前記第2の前側挿入孔から突出した前記第2の棒状部材の雄ネジ部にナットを螺着させて、前記第2の後側拘束部に前記第2の前側拘束部を圧着させることを特徴とする請求項5記載のダンパー構造物の施工方法。
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