JP2013133644A - 壁材の取付用治具及びこれを用いた壁材の施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁材の取り付け作業の安全性を高めるとともに、少ない人手で高い作業効率を得ること。
【解決手段】建物の胴縁に壁材を取り付けるときに用いる壁材の取付用治具であり、壁材の上端に引っ掛ける折り返し部17を有して吊り下げられ、折り返し部17の折り返し方向と反対方向にボルト11の先を突出させるボルト穴が形成された吊り金具7と、壁材に吊り下げられた状態の吊り金具7にボルト11及びナット13で固定される板状部材9とを備え、板状部材9は、平板の両側部が互いに反対方向に折り曲げられ、この折り曲げ部のうち一方の折り曲げ部はボルト11が挿通するボルト穴が形成され、他方の折り曲げ部を上向きにして使用されること。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物に壁材を取り付ける作業に好適な壁材の取付用治具と、これを用いた壁材の施工方法に関する。
一般に、工場や倉庫などの鉄骨建築物では、胴縁の外側から波型などに形成された金属製の壁材(サイディングともいう。)を取り付けて外装がなされている。
こうした壁材を現場で取り付ける際は、まず、胴縁の外側に壁材の高さに合わせて複数段の足場を水平方向に延設する。そして、クレーンを用いて建築物の屋根の上や専用のラックなどに仮置した壁材を、1枚ずつロープを用いて人力で吊り下げたり、クレーンを用いるなどして胴縁と足場の間に降ろし、その吊るされた壁材の4隅を4人でそれぞれ持ちながら、胴縁に対する位置合わせを行った後、壁材を胴縁にビス止めしていく方法がとられている(例えば、特許文献1参照。)。
このように壁材の取付作業を4人で行うのは、壁材の上下方向の長さが例えば6〜8mと長い場合に、左右から支持するだけでは、壁材の位置合わせが難しく、上下の足場に2名ずつ分かれて四方から壁材を支持する必要があるためである。
特開2007−113282号公報
しかしながら、このように4人がかりで行う壁材の位置合わせは、4人の呼吸を合わせる必要があり、人手がかかる上に作業効率が低いものとなっている。また、上下の複数段の足場を使って行う作業は、上段からの落下物が下段の作業者に当たる危険がある。
本発明の課題は、壁材の取り付け作業の安全性を高めるとともに、少ない人手で高い作業効率が得られるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、建物の胴縁に壁材を取り付けるときに用いる壁材の取付用治具において、壁材の上端に引っ掛ける折り返し部を有して吊り下げられ、折り返し部の折り返し方向と反対方向にボルトの先を突出させるボルト穴が形成された吊り金具と、壁材に吊り下げられた状態の吊り金具にボルト及びナットで固定される板状部材とを備え、板状部材は、平板の両側部が互いに反対方向に折り曲げられ、この折り曲げ部のうち一方の折り曲げ部はボルトが挿通するボルト穴が形成され、他方の折り曲げ部を上向きにして使用されることを特徴とする。
本発明の取付用治具は、吊り金具と板状部材の一方の折り曲げ部(下向きの折り曲げ部)とを当接させた状態でボルトを締め付け、既に胴縁に取り付けられた壁材(下壁材)の上端から吊り下げて使用され、下壁材の上方の他の壁材(上壁材)を取り付ける際に、上壁材の下端を板状部材で支持するものである。すなわち、吊り金具と板状部材の他方の折り曲げ部(上向きの折り曲げ部)との間には上壁材の下端を受ける受け面が形成され、その受け面に上壁材の下端が当接することで、上壁材を下から支持することができる。しかも、受け面は、吊り金具と上向きの折り曲げ部との間に形成されるため、上壁材が脱落しにくい。
したがって、上壁材を胴縁に取り付ける際は、例えば、下壁材の上端に複数の取付用治具を吊り下げ、上壁材の下端側をこれらの取付用治具の上に載せた状態で上端側を胴縁に取り付けた後、取付用治具を下壁材から取り外してから、上壁材の下端側を胴縁に取り付ける。このようにすれば、上壁材の上端側と下端側を順番に取り付ければよいため、少ない人手で作業することが可能となり、しかも落下物からの危険を回避することができる。また、取付用治具は、水平に延在する下壁材の上端に吊り下げられるため、その取付用治具に支持される上壁材は水平に配置される。このため、取付用治具を用いれば、上壁材の水平調整を高い精度で容易に行うことができる。ここで、取付用治具を下壁材から取り外すときは、ナットを緩め、吊り金具と板状部材の下向きの折り曲げ部との間に隙間を作り、その隙間に上壁材の下端部が位置するようにして持ち上げることで、簡単に取り外すことができる。
具体的に、本発明の取付用治具を用いた壁材の施工方法は、建物の胴縁に取り付けられた壁材の上端に取付用治具を吊り下げる工程と、壁材と異なる他の壁材の下端を壁材に吊り下げられた取付用治具の板状部材の上に載せた状態で前記他の壁材の上端側を前記胴縁に取り付ける工程と、取付用治具のボルトを緩めて吊り金具と板状部材との間に隙間を形成し、この隙間に他の壁材の下端が位置するように取付用治具を持ち上げることで壁材から取付用治具を取り外す工程と、他の壁材の下端側を前記胴縁に取り付ける工程と、を含むものである。
ところで、近年では、作業用の足場を機械的に昇降させる昇降装置が普及しており、このような昇降装置を壁材の取り付け作業に導入すれば、仮設の足場を設ける必要がなくなり、工期短縮やコスト削減などが期待できる。しかし、この種の昇降装置は、通常1段の足場を昇降させる構造のため、壁材の取り付け作業に使用するには、少なくとも高さの異なる2段の足場を昇降させる必要がある。その場合、昇降装置の積載重量の制限をクリアするためには、各段の足場の水平方向の長さを短縮して軽量化しなければならず、結果として作業範囲が狭くなり、作業効率の低下を招くことになる。
これに対し、本発明の取付用治具を用いれば、1段の足場を昇降させる周知の昇降装置を用いて壁材の取付作業が可能になる。このため、取付用治具を用いた壁材の施工の際に、その昇降装置によって胴縁に取り付ける壁材を搬送するようにすれば、仮設の足場を設ける施工費用を削減できることに加えて、屋根の上から壁材をロープで吊り下げたり、クレーンで壁材を吊り下げる必要がなくなるため、壁材の取付作業の安全性と作業効率を高めることができる。
本発明によれば、壁材の取り付け作業の安全性を高めるとともに、少ない人手で高い作業効率を得ることができる。
本発明に係る取付用治具の外観を表す斜視図である。 本発明に係る取付用治具を用いてサイディングを取り付ける作業の手順を説明する図である。 本発明に係る取付用治具をサイディングから取り外す作業の手順を説明する図である。 昇降装置を用いてサイディングを取り付ける作業の手順を説明する図である。
以下、本発明の取付用治具と取付用治具を用いた壁材の施工方法の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図4に示すように、工場や倉庫などでは、鉄骨建築物の骨組を外側から塞いで外装する壁材として、サイディング1が使用される。このサイディング1には、軽量、美観、耐久性及びコストの点で優れた汎用材として、金属製の板材を波型に加工したものが使用される。
鉄骨建築物の骨組は、例えばH型鋼による本柱(図示せず)が所定の間隔でコンクリート基礎の上に立ち上げられ、その本柱間に渡ってサイディング1の高さに合わせて複数段の胴縁3が取り付けられて構成される。こうした鉄骨建築物の骨組に外側からサイディング1が1枚ずつ縦継ぎ及び横継ぎして外装される。
胴縁3の所定位置に位置決めされたサイディング1は、例えば、胴縁3に押し付けられた状態でキリによって下穴が空けられ、ドリルビスが締め込まれることで胴縁3に固定される。サイディング1の大きさは、建物の形状や大きさなどに合わせて、適当な大きさに切り揃えられたものが使用されるが、ここでは、上下方向の長さが、例えば6〜8mのものを使用するものとする。
次に、本発明の特徴部となる取付用治具の構成について図1を参照して説明する。取付用治具5は、サイディング1を胴縁3に取り付ける際に使用されるものであり、サイディング1を縦継ぎする際に好適な道具である。
本実施形態の取付用治具5は、吊り金具7と板状部材9を備えて構成され、吊り金具7と板状部材9が、ボルト11及びナット13によって互いに固定された状態で使用される。吊り金具7は、2本の長尺の板材15からなり、各板材15には、一端側を他端側に折り返した折り返し部17が設けられ、他端側には板材15と直交する方向に貫通する図示しないボルト穴が形成されている。なお、吊り金具7は、板材に限らず、棒材であってもよい。
板状部材9は、略矩形の平板を互いに平行な2本の折り曲げ線19、21に沿って反対方向に略直角に折り曲げて形成される。すなわち、板状部材9は、折り曲げ線19、21に挟まれた受け面23と、その受け面23を折り曲げ線19に沿って折り曲げて形成される折り曲げ面25と、その受け面23を折り曲げ線21に沿って折り曲げて形成される折り曲げ面27とから構成される。折り曲げ面25の2箇所には、その折り曲げ面25と直交する方向に貫通する図示しないボルト穴が形成されている。
図1に示すように、吊り金具7と板状部材9は、吊り金具7側からボルト穴にボルト11が挿入され、板状部材9(折り曲げ面25)のボルト穴から出たボルト11にナット13が締め付けられることで互いに固定される。ボルト11とナット13が完全に締め付けられることで、板状部材9は、折り曲げ面25が、吊り金具7に当接した状態で固定される。このとき、吊り金具7は、折り返し部17が板状部材9と反対方向に折り返されて配置され、板状部材9は、折り曲げ面27が吊り金具7の長手方向と略平行、かつ吊り金具7の折り返し部17が位置する方向(図1の上方)に向けて、受け面23から折り曲げられた状態で配置されている。
このように取付用治具5は、吊り金具7と板状部材9がボルト11及びナット13で互いに締結された状態で一つの部品をなしているが、吊り金具7と板状部材9は、ボルト11及びナット13が取り外され、ばらばらの状態でサイディングの取付現場(足場)まで運ばれ、必要に応じて組み立てて使用される。
次に、このようにして構成される取付用治具5を用いて、サイディングを胴縁3に取り付ける作業の手順について、図2及び図3を用いて説明する。
まず、図2(a)に示すように、取付用治具5の吊り金具7をサイディング1の上端に取り付ける。ここで、吊り金具7は、折り返し部17をサイディング1の上端に引っ掛けることで、サイディング1の上端から吊り下げられる。吊り金具7は、所定の間隔を開けてサイディング1の上端の複数箇所(図2では2箇所)に取り付けられる。それぞれの吊り金具7のボルト穴には、サイディング1を背にしてボルト11が挿通され、そのボルト11が手前側、つまり吊り金具7の折り返し部17の折り返し方向と反対方向に突出した状態となる。
次に、図2(b)に示すように、板状部材9を、折り曲げ面27が上向きになるように、ボルト11、ナット13を介して2つの吊り金具7に固定する。ボルト11及びナット13は、吊り金具7と折り曲げ面25が当接するまで締め付けられる。
次に、図2(c)に示すように、サイディング1の上に取り付ける他のサイディング31の下端を取付用治具5の受け面23の上に仮置きし、他のサイディング31を下から支持した状態で、他のサイディング31の上端側を胴縁に固定する。ここで、サイディング31は、何らかの理由で下端が吊り金具7から離れる方向に動くことも考えられるが、サイディング31の動く方向には折り曲げ面27が立ち上がって形成されるため、サイディング31が取付用治具5から脱落するのを阻止することができる。
続いて、他のサイディング31の下端側を胴縁に固定するため、取付用治具5をサイディング1の上端から取り外す。ここで、取付用治具5をサイディング1から取り外す手順について、図3の断面図を用いて説明する。
図3(a)に示すように、サイディング1から吊り下げられた取付用治具5の受け面23には、他のサイディング31の下端が当接している。
この状態で、図3(b)に示すように、ナット13を緩め、吊り金具7と板状部材9の折り曲げ面25との間に隙間33を作り、その隙間33に他のサイディング31の下端部を位置させるようにして、取付用治具5を持ち上げていく。このとき、他のサイディング31は上端側が胴縁に固定されているため、下端が隙間33に位置して受け面23から支持されなくなっても、落下することがない。このように他のサイディング31の下端が隙間33に位置するようにすれば、取付用治具5を容易に持ち上げることができる。取付用治具5が持ち上げられると、サイディング1の上端から吊り金具7の折り返し部17が離脱するため、取付用治具5はサイディング1から分離される。
次に、図3(c)に示すように、吊り金具7の折り返し部17がサイディング1の上端から離脱した取付用治具5を、サイディング1と他のサイディング31との間に吊り金具7を通して下方に引き出す。
そして、図3(d)に示すように、取付用治具5が抜き出された後、他のサイディング31の下端は、サイディング1の上端と重なるようにして胴縁に固定される。
このように取付用治具5をサイディング1から取り外すことができるのは、取付用治具5の隙間33に他のサイディング31の下端を位置させた状態で取付用治具5を持ち上げたとき、他のサイディング31の下端がボルト11に当接する前に、サイディング1の上端から吊り金具7の折り返し部17が離脱するためである。すなわち、取付用治具5は、図1に示すように、折り曲げ面25の折り曲げ線19からボルト穴の縁までの距離Aが、折り返し部17の内周側の折り返し長さBよりも長く設定されている。
次に、図4を参照して、取付用治具5を用いたサイディングの取付作業について、より具体的に説明する。
胴縁の外側には、作業用の足場を機械的に昇降させる図示しない昇降装置が配置され、足場の高さは、作業者の操作或いは地上からの遠隔操作によって自在に調整できるようになっている。昇降装置には1段だけの足場35が設けられ、この足場35を利用して、取付用治具5及び取付用のサイディングが上方に搬送される。なお、従来の仮設足場は設けられていないものとする。
まず、図4(a)に示すように、既に胴縁3に取り付けられたサイディング1の上端に、取付用治具5を吊り下げる。取付用治具5の取り付け方法は、図2で説明した通りである。なお、図4(a)では、作業者を省略している。
次に、図4(b)に示すように、足場35の高さ位置を上方に移動させ、新たに取り付けるサイディング31の上端側を2名の作業者がそれぞれ持ちながら、サイディング31の下端を取付用治具5の上に仮置きする。
そして、図4(c)に示すように、2名の作業者がサイディング31の上端側を持つことで、胴縁3に対してサイディング31の位置出しを行った後、サイディング31の上端側の左右をそれぞれ胴縁3に固定する。
続いて、図4(d)に示すように、足場35の高さ位置を下方に移動させ、取付用治具5を取り外した後、サイディング31の下端側の左右をそれぞれ胴縁3に固定する。
このように、取付用治具5は、水平に設置されたサイディング1の上端に吊り下げられるため、その取付用治具5に支持されるサイディング31は水平に配置される。このため、取付用治具5を用いれば、サイディング31の水平調整を高い精度で容易に行うことができる。また、取付用治具5を用いれば、サイディング31の上端側と下端側を胴縁3に順番に取り付けることができるため、サイディング31を胴縁3に取り付ける作業のすべてを、例えば、2名の作業員が1段の足場だけで行うことができる。したがって、作業者の数を例えば半分に減らすことができ、しかも、上段側からの落下物の危険を回避できるため、作業の安全性を向上することができる。
また、取付用治具5を用いれば、1段の足場を昇降させる周知の昇降装置をサイディングの取付作業に導入することができる。その結果、従来のように仮設の足場を設ける必要がなくなるため、施工費用の削減が可能になる。また、サイディングを昇降装置で搬送するようにすれば、従来のように、屋根や専用のラックなどに仮置きしたサイディングをロープなどで吊り下げたり、クレーンで吊り下げて作業する必要がなくなるため、作業の安全性及び効率を高めることができる。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述してきたが、上記実施形態は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記実施形態の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、本発明に含まれることは勿論である。
例えば、取付用治具5は、吊り金具7をサイディングの上端から吊り下げた状態で、板状部材9をボルト11及びナット13で締め付け、取り付ける例を説明したが、予め、吊り金具7と板状部材9がボルト11及びナット13で固定されている状態で、サイディングの上端に吊り下げるようにしても構わない。
また、取付用治具5は、受け面23に対して折り曲げ面27を略直角に折り曲げて形成する例を説明したが、受け面23に当接するサイディングが受け面23から脱落しない程度の角度範囲であれば、この角度に限定されるものではない。
また、作業者の足場を確保する方法として、1段の足場を昇降させる昇降装置を用いる例を説明したが、この機能に加えて、例えば、地上に形成されるレールに沿って昇降装置を建物の幅方向で自在に移動させる機能を昇降装置に持たせることもできる。これによれば、仮設の足場を設ける必要がないというメリットを最大限に発揮することができ、しかも広範囲の作業領域を、より短時間で安全に施工することが可能となる。
また、本実施形態では、金属製の波型に形成されたサイディングの取付作業を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、FRPやポリカーボネートなどの合成樹脂で形成されたサイディング、或いは、波型以外で形成されるサイディングについても、本発明の技術思想を有する取付用治具を用いれば、同様の効果を奏することができる。
1,31 サイディング
3 胴縁
5 取付用治具
7 吊り金具
9 板状部材
11 ボルト
13 ナット
17 折り返し部
23 受け面
25,27 折り曲げ面
33 隙間
35 足場

Claims (3)

  1. 建物の胴縁に壁材を取り付けるときに用いる壁材の取付用治具において、
    前記壁材の上端に引っ掛ける折り返し部を有して吊り下げられ、前記折り返し部の折り返し方向と反対方向にボルトの先を突出させるボルト穴が形成された吊り金具と、前記壁材に吊り下げられた状態の前記吊り金具に前記ボルト及びナットで固定される板状部材とを備え、
    前記板状部材は、平板の両側部が互いに反対方向に折り曲げられ、この折り曲げ部のうち一方の折り曲げ部は前記ボルトが挿通するボルト穴が形成され、他方の折り曲げ部を上向きにして使用されてなる壁材の取付用治具。
  2. 請求項1に記載の取付用治具を用いた壁材の施工方法であって、
    建物の胴縁に取り付けられた壁材の上端に前記取付用治具を吊り下げる工程と、
    前記壁材と異なる他の壁材の下端を前記壁材に吊り下げられた前記取付用治具の前記板状部材の上に載せた状態で前記他の壁材の上端側を前記胴縁に取り付ける工程と、
    前記取付用治具のボルトを緩めて前記吊り金具と前記板状部材との間に隙間を形成し、この隙間に前記他の壁材の下端が位置するように前記取付用治具を持ち上げることで前記壁材から前記取付用治具を取り外す工程と、
    前記他の壁材の下端側を前記胴縁に取り付ける工程と、を含む壁材の施工方法。
  3. 作業足場を機械的に昇降させる昇降装置を備え、
    前記昇降装置によって前記胴縁に取り付ける前記壁材を所定高さまで搬送する請求項2に記載の壁材の施工方法。
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