JP2013133371A - インクジェット記録装置用インク、及びインクジェット記録方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも、水と、顔料及び樹脂を含む顔料分散体と、有機溶剤とを含み、所定の測定方法により測定される浸透乾燥粘度が20〜2000mPa・sである、インクジェット記録装置用インク。また、インクジェット記録装置において前述のインクを用いて画像を形成する。
【選択図】なし
Description
下記工程1)〜4)を含む測定方法により測定される浸透乾燥粘度が20〜2000mPa・sである、インクジェット記録装置用インク。
浸透乾燥粘度測定方法:
1)導電性のステージと、高圧電源を接続した針電極とを、前記ステージ上の測定試料となるインクジェット記録装置用インクの液滴表面と前記針電極との距離が0.2mmになるように、対向して配置する。
2)前記ステージ上に、絶縁性のゴムシートを配置し、さらに前記ゴムシート上にメンブレンフィルターを配置する。
3)前記メンブレンフィルターに、前記インクジェット記録装置用インク液滴1μlを滴下し、前記インクジェット記録装置用インク液滴の滴下から10秒後、前記針電極から、100Vの電圧を0.2秒間印加する。
4)印加により前記インクジェット記録装置用インク表面が変形した後、緩和するまでの緩和時間を測定し、前記測定した緩和時間から下記式により粘度を算出する。
粘度=Cτσ/w
τ:緩和時間
σ:表面張力
w:液表面−針電極間距離
C=0.95
記録方式がラインヘッド型の記録方式である、(3)記載の画像形成方法。
第1実施形態は、少なくとも、水と、顔料及び樹脂を含む顔料分散体と、有機溶剤とを含み、所定の測定方法により測定される浸透乾燥粘度が20〜2000mPa・sである、インクジェット記録装置用インクに関する。
本発明のインクジェット記録装置用インクは、水性インクであり、水を必須に含む。インクに含まれる水は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されず、従来から、水性インクの製造に使用されている水から、所望の純度の水を適宜選択して使用できる。本発明のインクジェット記録装置用インク中の水の含有量は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されない。水の含有量は、後述する、他の成分の含有量に応じて適宜変更される。インク中の水の含有量としては、典型的には、インクの全質量に対して35〜80質量%が好ましく、45〜80質量%がより好ましい。
本発明のインクジェット記録装置用インクは、着色剤である顔料と樹脂とを含む顔料分散体を含む。なお、顔料分散体は、後述するインクに含有することができる保湿剤として、グリセリン等を含むこともできる。また、顔料分散体の製造時に用いる液体の媒体としては、水、及び有機溶剤等を用いてもよい。
顔料分散体中に含有させることができる顔料は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されず、従来からインクジェット記録装置用インクの着色剤として使用されている顔料から適宜選択して使用できる。好適な顔料の具体例は、C.I.ピグメントイエロー74、93、95、109、110、120、128、138、139、151、154、155、173、180、185、193等の黄色顔料、C.I.ピグメントオレンジ34、36、43、61、63、71等の橙色顔料、C.I.ピグメントレッド122、202等の赤色顔料、C.I.ピグメントブルー15等の青色顔料、C.I.ピグメントバイオレット19、23、33等の紫色顔料、C.I.ピグメントブラック7等の黒色顔料等を挙げることができる。
顔料分散体に含まれる樹脂は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されず、従来から顔料分散体の製造に用いられている種々の樹脂から適宜選択して使用できる。好適な樹脂の具体例としては、スチレン−アクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−メタクリル酸−メタクリル酸アルキルエステル−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−マレイン酸ハーフエステル共重合体、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体等が挙げられる。これらの樹脂の中では、調製が容易で、顔料の分散効果に優れることから、スチレン−アクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−メタクリル酸−メタクリル酸アルキルエステル−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−マレイン酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキルエステル共重合体等の、スチレンに由来する単位と、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル、又はメタクリル酸エステルに由来する単位とを含むスチレン−アクリル系樹脂が好ましい。
本発明のインクは、インクの被記録媒体への浸透を促進させる目的等で有機溶剤を含む。好適な有機溶剤の具体例としては、エチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、及びトリプロピレングリコールモノメチルエーテル等のアルキレングリコールモノアルキルエーテルや、1,2−ヘキシレングリコール、1,2−オクタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、及び2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール等の炭素原子数6〜9のアルカンジオール等が挙げられる。これらの有機溶剤は、1種類を単独で用いても、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のインクに含まれる有機溶剤として、保湿剤を含んでいてもよい。保湿剤は、インクからの液体成分の揮発を抑制してインクの粘性を安定化させる成分である。保湿剤と水の量を調整することで、インクの粘度を調整することができる。保湿剤の具体例は、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、トリプロピレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオジグリコール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、及びグリセリン等が挙げられる。これらの、保湿剤の中では、水等の液体成分の揮発の抑制効果に優れることからグリセリンがより好ましい。保湿剤は2種以上を組み合わせて用いることができる。インクが保湿剤を含有する場合、保湿剤の含有量は、インクの全質量に対して5〜35質量%が好ましい。
本発明のインクに含まれる有機溶剤として、溶解安定剤を含んでいてもよい。溶解安定剤は、インクに含まれる成分を相溶化してインクの溶解状態を安定化させる成分である。溶解安定剤の具体例としては、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、及びγ−ブチロラクトン等が挙げられる。これらの溶解安定剤は2種以上を組み合わせて用いることができる。インクが溶解安定剤を含有する場合、溶解安定剤の含有量は、インクの全質量に対して1〜20質量%が好ましく、3〜15質量%がより好ましい。
インクの製造方法は、顔料分散体、水、有機溶剤等のインク成分を均一に混合することができれば特に限定されない。インクジェット記録装置用インクの製造方法の具体例としては、インクの各成分を混合機により均一に混合した後、孔径5μm以下のフィルターにより異物や粗大粒子を除去する方法が挙げられる。なお、インクを製造する際には、必要に応じて溶解安定剤、保湿剤等の成分や、界面活性剤、酸化防止剤、粘度調整剤、pH調整剤、防腐防カビ剤等の、従来からインクジェット記録装置用のインクに加えられている種々の添加剤を加えることができる。
本発明のインクジェット記録装置用インクは、浸透乾燥粘度が20〜2000mPa・sである。インクの浸透乾燥粘度とは、インクが被記録媒体に吐出された後、インクに含まれるビヒクル成分が被記録媒体に浸透した後に測定される粘度である。具体的には、以下の工程1)〜4)を含む方法によりインクの浸透乾燥粘度を測定する。
浸透乾燥粘度測定方法:
1)導電性のステージと、高圧電源を接続した針電極とを、後述のメンブレンフィルターに滴下後の、ステージ上の測定試料となるインク(滴下から10秒後)の液滴表面と針電極との距離が0.2mmになるように、対向して配置する。
2)ステージ上に、絶縁性のゴムシートを配置し、さらにゴムシート上にメンブレンフィルター(MF−ミリポア(ミリポア社製)セルロース混合エステル、親水性、孔径0.05μm、直径13mm)を配置する。
3)メンブレンフィルターに、インク液滴1μlを滴下し、インク液滴の滴下から10秒後、針電極から、100Vの電圧を0.2秒間印加する。
4)印加によりインク表面が変形した後(電圧の印加が終了した直後)から、緩和するまでの緩和時間を測定し、測定した緩和時間から下記式により粘度を算出する。
粘度=Cτσ/w
τ:緩和時間
σ:表面張力
w:液表面−針電極間距離
C=0.95(測定系の定数)
なお、測定系の定数Cは、吸液しないガラス板上で、粘度校正液(JS10(日本グリース株式会社製,JIS Z 8809準拠),粘度8.2544mPa・s,表面張力24.3mN/m)をインクの浸透乾燥粘度測定方法における緩和時間の測定方法と、同様の方法により緩和時間を測定し、測定した緩和時間τ=0.0715(秒)と、校正液の表面張力、及び粘度とから、C=0.95と定めた。
緩和時間は、インク表面の変形、及びその緩和の挙動を、3次元干渉顕微鏡(NT1100(Veeco社製))を用いて観察することにより測定する。3次元干渉顕微鏡は、観察対象物表面に発生させた干渉縞の焦点をずらすことで、表面の高さ分布を測定することができるため、インク表面の形状を観察することができる。具体的な緩和時間の測定は、以下の工程5)〜7)を含む方法により求める。
緩和時間測定方法:
5)針電極から、周期60秒で電圧を印加する。
6)電圧の印加が終了した直後からの500ミリ秒毎のインク表面の高さを測定する。
7)横軸を時間、縦軸を高さとして、6)の測定で得られた500ミリ秒毎のインク表面の高さの測定値から、時間−液面高さ曲線を求める。
8)7)で求めた時間−液面高さ曲線から、電圧の印加が終了した直後と、十分緩和した点とからの2本の漸近線を求め、その漸近線の交点の時間を緩和時間とする。
第2実施形態は、第1実施形態に係るインクジェット記録装置用インクを用いて、インクジェット記録装置により画像を形成する、画像形成方法に関する。第2実施形態に係る画像形成方法において用いるインクジェット記録装置の記録方式は、特に限定されず、記録ヘッドが被記録媒体上を走査しながら記録を行うシリアル型であっても、装置本体に固定された記録ヘッドにより記録を行うラインヘッド型であってもよい。第2実施形態に係る画像形成方法において用いるインクジェット記録装置としては、画像形成の高速性の点から、固定された記録ヘッドにより記録を行うラインヘッド型の記録ヘッドを備える記録装置が好ましく、被記録媒体を搬送する方向に対して垂直方向に設置された長尺のラインヘッドを備える記録装置がより好ましい。なお、以下、多色のインクによりカラー画像を形成するインクジェット記録装置を用いた画像形成方法の説明をするが、第2実施形態に係る画像形成方法は、これに限らず、第1実施形態に係るインクジェット記録装置用インクを用いる場合であれば、単一のラインヘッドによりモノクロ画像を形成するインクジェット記録装置を用いた画像形成方法であってもよい。
(スチレン−アクリル樹脂の製造)
顔料分散体の調製に用いるスチレン−アクリル樹脂をマクロモノマー合成法によりに製造した。具体的には、ポリスチレンの分子末端の一方に(メタ)アクリロイル基が結合したオリゴマー(AS−6、東亜合成株式会社製、数平均分子量(Mn)6,000)と、共重合モノマーとを、メチルエチルケトン中で重合開始剤の存在下に重合条件を変更して重量平均分子量(Mw)と、酸価(mgKOH/g)とがそれぞれ異なる樹脂1〜樹脂3を製造した。得られた樹脂の重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて下記条件により確認した。また、得られた樹脂の酸価(mgKOH/g)は、滴定により確認した。得られた樹脂の重量平均分子量(Mw)と酸価(mgKOH/g)とを表2に記す。
<GPC測定条件>
GPC装置:HLC−8020GPC(東ソー株式会社製)
カラム:TSKgel、Super Multipore HZ−H(東ソー株式会社製、4.6mmID×15cm)
カラム本数:3本溶離液:テトラヒドロフラン
流速:0.35ml/分
サンプル注入量:10μl
測定温度:40℃
検出器:IR検出器
検量線は、標準試料(TSK standard,polystyrene、東ソー株式会社製)から、F−40、F−20、F−4、F−1、A−5000、A−2500、A−1000、及びn−プロピルベンゼンの8種を選択して作成した。
(顔料分散体の製造)
シアン顔料(C.Iピグメントシアン15:3)20質量%と、表3に記載された種類及び使用量のスチレン−アクリル樹脂と、グリセリン10質量%と、残余の量の水とをダイノミル(株式会社シンマルエンタープライゼス製)のベッセルに充填した後、2時間分散処理を行い、顔料分散体A〜Gを得た。なお、顔料の分散処理にはガラスビーズ(直径0.5mm)を用い、ガラスビーズは顔料分散体の質量に対して1.5倍の質量で、ベッセルに充填した。顔料分散体の調製で用いたダイノミルのベッセル量は1.4Lである。
表4、及び表5に記載の種類及び量の顔料分散体と、表4、及び表5に記載の比率のグリセリン、2−ピロリドン、オルフィンE1010(界面活性剤、アセチレンジオールのエチレンオキシド付加物、日信化学工業株式会社製)、並びにトリエチレングリコールモノブチルエーテル、ヘキシレングリコール、1,2−オクタンジオール、及び2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールから選択された1種以上の有機溶剤と、残余の量のイオン交換水とを、撹拌機(スリーワンモーター BL−600(アズワン株式会社製))により、室温にて回転数400rpmで60分間混合した後、孔径5μmのフィルターによりろ過して、実施例1〜8、及び比較例1〜6のインクを得た。
(質量乾燥率の測定)
インク約250ccを、容積300ccの上部に開口を有する円柱状の容器に入れ、容器内のインクの質量(初期質量)W1を測定した。次いで、インクの入った容器を内温60℃に設定された恒温槽に入れ、任意に設定される時間毎に容器内のインクの質量W2を測定した。W2を測定する毎に、下式によりインクの質量乾燥率を求めた。
質量乾燥率(%)=(W1−W2)/W1×100(粘度増加量の測定)
W1を測定する際に初期粘度V1を測定した。また、質量乾燥率10質量%の時の粘度V10を測定した。V1、及びV10は、25℃において、振動式粘度計(ビスコメイトシリーズ VM−10A(株式会社セコニック製))により測定した。V10の値と、初期粘度V1との値から、下記式により質量乾燥率10質量%での蒸発乾燥粘度比を求めた。蒸発乾燥粘度比が1〜2の範囲であれば合格と判定した。
蒸発乾燥粘度比=V10/V1
また、得られたインクについて、下記の方法に従って、画像濃度、及び必要リフレッシュ間隔を評価した。画像濃度、及び必要リフレッシュ間隔の評価結果を表6、及び表7に記す。
ラインヘッド型の記録方式のインクジェット記録装置(京セラミタ株式会社製試作機)を用いて、常温常湿環境(23℃、60%RH)下にて画像濃度の評価を行った。記録ヘッドにインクを充填した後、記録ヘッドのノズル形成面から出ている余剰インクをワイプブレードにより掻き取った。記録ヘッドのノズル面と被記録媒体との距離を1mmに設定した。駆動周波数20kHzにて、インク液滴を記録ヘッドのノズルから被記録媒体に打ち込み、30mm×30mmのサイズ内に最大濃度のベタ画像を被記録媒体に形成した。被記録媒体はA4サイズのコピー用普通紙(VM−A4(京セラミタ株式会社製))を用いた。ベタ画像が形成された被記録媒体を、一昼夜静置した後、画像濃度計(スペクトロアイ(グレタグマクベス社製))によって、D50光源、視野角2°にて、被記録媒体の画像形成面に形成されたベタ画像、及びその裏面の画像濃度をそれぞれ測定した。以下の基準により、画像形成面に形成されたベタ画像、及び裏面の画像濃度について評価した。なお、表6、及び表7において、評価を行った画像形成面を印地面と表記している。
○:形成画像の画像濃度が0.95以上、且つ裏面の画像濃度が0.2以下。
×:上記以外。
リフレッシュ動作を行った後、連続して画像形成を行う場合において、再度リフレッシュ動作が必要となるような乱れが見られる画像が形成されるまでの期間(必要リフレッシュ間隔(秒))を測定する。具体的には、以下の評価を行った。
形成画像の乱れ:紙搬送方向に垂直なベタ画像のラインが直線でない
3 給紙ローラー
4 従動ローラー
5 搬送ベルト
6 ベルト駆動ローラー
7 ベルトローラー
8 排出部
8a 排出ローラー
8b 従動ローラー
10 排紙トレイ
11C、11M、11Y、11K ラインヘッド
12a〜12p、12a’〜12p’ ノズル
20 制御部
30 検出手段
100 インクジェット記録装置
D1〜D4 ドット列(行方向)
L1〜L16 ドット列(搬送方向)
N1、N2 ノズル列
P 記録用紙
Claims (4)
- 少なくとも、水と、顔料及び樹脂を含む顔料分散体と、有機溶剤とを含み、
下記工程1)〜4)を含む測定方法により測定される浸透乾燥粘度が20〜2000mPa・sである、インクジェット記録装置用インク。
浸透乾燥粘度測定方法:
1)導電性のステージと、高圧電源を接続した針電極とを、前記ステージ上の測定試料となるインクジェット記録装置用インクの液滴表面と前記針電極との距離が0.2mmになるように、対向して配置する。
2)前記ステージ上に、絶縁性のゴムシートを配置し、さらに前記ゴムシート上にメンブレンフィルターを配置する。
3)前記メンブレンフィルターに、前記インクジェット記録装置用インク液滴1μlを滴下し、前記インクジェット記録装置用インク液滴の滴下から10秒後、前記針電極から、100Vの電圧を0.2秒間印加する。
4)印加により前記インクジェット記録装置用インク表面が変形した後、緩和するまでの緩和時間を測定し、前記測定した緩和時間から下記式により粘度を算出する。
粘度=Cτσ/w
τ:緩和時間
σ:表面張力
w:液表面−針電極間距離
C=0.95 - 前記インクは、初期粘度V1(mPa・s)と、質量乾燥率10質量%での粘度V10(mPa・s)との比である蒸発乾燥粘度比(V10/V1)が2以下である、請求項1記載のインクジェット記録装置用インク。
- 請求項1又は2記載のインクジェット記録装置用インクを用いて、インクジェット記録装置により画像を形成する、画像形成方法。
- 前記インクジェット記録装置用が、前記インクの液滴を吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドに対応して配置され、前記記録ヘッドに当接可能なワイパー面を有し、前記ワイパー面により前記記録ヘッドの前記ノズル面のクリーニングを実行するワイプブレードと、を備え、
記録方式がラインヘッド型の記録方式である、請求項3記載の画像形成方法。
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