JP2013130795A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサープレートのビス挿通穴を光軸に近づけて配置しても光学系の移動量に影響を与えないようにして、撮像素子の取り付け構造の小型化を可能する仕組みを提供する。
【解決手段】撮像装置は、レンズ鏡筒109にビス止めにより取り付けられるセンサープレート406を備える。センサープレート406には、撮像素子201が貼り付けられるとともに、レンズ鏡筒109に対して光軸方向に当接する取り付け面506と、ビス603が挿通するビス挿通穴513が形成されるとともに、ビス止めした際にレンズ鏡筒109に対して光軸方向に当接する当接面507とが光軸方向に段差を有して形成される。レンズ鏡筒109には、取り付け面506が光軸方向に当接する面604と、当接面507が光軸方向に当接する面605が段差を有して形成され、取り付け面506をレンズ鏡筒109に対して光軸方向に当接させることにより、レンズ鏡筒109と撮像素子201の撮像面とが光軸方向に位置決めされる。
【選択図】図7

Description

本発明は、デジタルビデオカメラ等の撮像装置に関する。
デジタルビデオカメラ等の小型化を図るためには、レンズ鏡筒の大きさの要因となる撮像素子パッケージの取り付け構造を小型な構造にする必要がある。従来、撮像素子パッケージが固定された平板状のセンサープレートをレンズ鏡筒にビス止めにより取り付けた撮像装置が提案されている(特許文献1)。
特開平5−292380号公報
しかし、上記特許文献1のように、平板状のセンサープレートをレンズ鏡筒にビス止めすると、センサープレートのビス挿通穴の部分がレンズ鏡筒に食い込んで、光学系の移動量に影響を与えてしまうおそれがある。このため、センサープレートのビス挿通穴を光軸からレンズ鏡筒の径方向に離して配置する必要があり、撮像素子パッケージの取り付け構造が大型化して、レンズ鏡筒ひいては撮像装置の大型化を招くことになる。
そこで、本発明は、センサープレートのビス挿通穴を光軸に近づけて配置しても光学系の移動量に影響を与えないようにして、撮像素子パッケージの取り付け構造の小型化を可能する仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、レンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒の光学系を通過した光学像を電気信号に変換する撮像素子パッケージと、前記撮像素子パッケージが取り付けられて前記レンズ鏡筒にビス止めにより取り付けられるセンサープレートと、を備え、前記センサープレートには、前記撮像素子パッケージが取り付けられるとともに、前記レンズ鏡筒に対して光軸方向に当接する取り付け面と、ビスが挿通するビス挿通穴が形成されるとともに、前記ビス止めした際に前記レンズ鏡筒に対して光軸方向に当接する当接面とが光軸方向に段差を有して形成され、前記レンズ鏡筒には、前記取り付け面が前記光軸方向に当接する面と、前記当接面が前記光軸方向に当接する面とが段差を有して形成され、前記取り付け面を前記レンズ鏡筒に対して前記光軸方向に当接させることにより、前記レンズ鏡筒と前記撮像素子パッケージの撮像面とが光軸方向に位置決めされることを特徴とする。
本発明によれば、センサープレートのビス挿通穴を光軸に近づけて配置しても光学系の移動量に影響を与えないため、撮像素子パッケージの取り付け構造の小型化が可能になり、レンズ鏡筒ひいては撮像装置の小型化を図ることができる。
本発明の撮像装置の実施形態の一例であるデジタルビデオカメラの外観斜視図である。 (a)はレンズ鏡筒をカメラ本体の前端側から見た図、(b)は(a)の右側面図である。 (a)は図2(a)のA−A線断面図、(b)は図2(b)のB−B線断面図である。 (a)は撮像素子の正面図、(b)は撮像素子の斜視図、(c)は撮像素子の断面図である。 (a)はセンサープレートの正面図、(b)はセンサープレートの斜視図である。 (a)はセンサープレートに撮像素子を接着した状態の正面図、(b)は(a)の斜視図、(c)は(a)を裏面側から見た図である。 (a)は撮像素子を接着したセンサープレートをレンズ鏡筒の第3鏡筒にビス止めにより取り付けた状態を示す斜視図、(b)は撮像素子が固定されたセンサープレートとレンズ鏡筒の第3鏡筒との取り付け部分の要部断面図である。 (a)はセンサープレートに固定された撮像素子を素子基板に実装した状態を示す斜視図、(b)は(a)を背面側から見た斜視図、(c)は素子基板をメイン基板に接続した状態を示す斜視図である。 (a)は素子基板に放熱板をビス止めにより取り付けた状態を撮像素子の裏面側から見た斜視図、(b)は放熱板の放熱腕に弾性導電放熱部材を取り付けた状態を撮像素子側から見た斜視図である。 (a)は弾性導電放熱部材の模式図、(b)は放熱板の放熱腕と弾性導電放熱部材と周囲の構造部材との関係を示す模式図である。 (a)は右側板金部材の外観斜視図、(b)は右側板金部材の上方から見た平面図、(c)は左側板金部材の外観斜視図である。 (a)はレンズ受け弾性部材の側面図、(b)はレンズ受け弾性部材の斜視図である。 (a)は右側板金部材の2か所の穴部にレンズ受け弾性部材を装着した状態の外観斜視図、(b)は左側板金部材の穴部にレンズ受け弾性部材を装着した状態の外観斜視図である。 (a)は右側板金部材の曲げ部、スリット、及び左側板金部材のスリットにカード基板を取り付ける様子を示す斜視図、(b)は右側板金部材の曲げ部、スリット、及び左側板金部材のスリットにカード基板を取り付けた状態を示す斜視図である。(c)は、(b)を上方から見た平面図である。 (a)は右側板金部材及び左側板金部材をレンズ鏡筒に取り付けた状態を上面側から見た斜視図、(b)は右側板金部材及び左側板金部材をレンズ鏡筒に取り付けた状態を下面側から見た斜視図である。 (a)はメイン基板に三脚ねじ部材及び補強板金部材を組み付けた状態の斜視図、(b)は(a)の分解斜視図、(c)は(a)の下方から見た斜視図である。 図16に示すメイン基板ユニットの補強板金部材に、端子基板及びメモリ基板を取り付けた状態を示す斜視図である。 (a)は、レンズ鏡筒に右側板金部材及び左側板金部材を取り付けた図15に示すユニットに、図17に示すユニットとカード基板を取り付けた状態を示す斜視図である。(b)は(a)の状態における素子基板、メイン基板、及びカード基板の位置関係を示す斜視図、(c)は(a)を上面側から見た平面図である。 (a)は図18(a)の状態におけるレンズ鏡筒とカード基板と放熱板との位置関係を示す上面図、(b)は図18(a)に示す構造体に操作ユニットを取り付けた状態を示す斜視図である。 (a)は図19(b)に示す構造体にカメラ本体の右側面カバー及び表示ユニットを取り付けた状態を示す斜視図、(b)はカメラ本体の底面側のバッテリ周辺部を示す図、(c)は(a)を後側から見た図である。 (a)はバッテリの斜視図、(b)はバッテリを取り付け面側から見た正面図、(c)は(b)のC−C線断面図である。 (a)はバッテリ取り付け部が小さいタイプのデジタルビデオカメラにバッテリを取り付けた状態の模式図、(b)はデジタルビデオカメラをカメラ本体の右側面から見た模式図である。 (a)は図22(a)をカメラ本体の右側面から見た図、(b)は(a)のD−D線断面図である。 (a)は表示ユニットを閉じた状態でのデジタルビデオカメラを上面から見た断面図、(b)はデジタルビデオカメラのカメラ本体から表示ユニットを取り外した状態を示す斜視図である。 カメラ本体から左側面カバーを取り外した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の撮像装置の実施形態の一例であるデジタルビデオカメラの外観斜視図である。ここで、図1において、z軸は、カメラ本体102の前後方向を示し、紙面手前側を前端側、紙面奥側を後端側と定義する。また、このz軸は、カメラ本体102の撮像光軸に相当し、y軸は、カメラ本体102の上下方向に相当し、x軸は、カメラ本体102の左右方向に相当し、カメラ本体102を前端側から見てx軸方向の右側の側面を右側面とし、左側の側面を左側面とする。
図1に示すように、本実施形態のデジタルビデオカメラ101は、カメラ本体102を備え、カメラ本体102の前端側に形成された開口の内部には、レンズ鏡筒109が配置される。また、カメラ本体102の右側面には、2軸ヒンジ部114を介して表示ユニット103が開閉方向に回動可能、かつ開状態で回転可能に支持されている。カメラ本体102を右側面の後側には、メモリカード装着口110が設けられている。
図2(a)はレンズ鏡筒109をカメラ本体102の前端側から見た図、図2(b)は図2(a)の右側面図である。図3(a)は図2(a)のA−A線断面図、図3(b)は図2(b)のB−B線断面図である。
レンズ鏡筒109は、本実施形態では、インナーフォーカス方式のレンズ鏡筒を採用しており、被写体側から像面側に向けて光軸に沿って1群レンズ401、2群レンズ402、防振レンズ403、及びアフォーカルレンズ404が配置されている。アフォーカルレンズ404の後方には、レンズ光学系を通過した光学像を電気信号に変換する撮像素子パッケージ201が配置されている。そして、1群レンズ401及び撮像素子パッケージ201の位置は固定され、2群レンズ402及びアフォーカルレンズ404が光軸方向に移動することでズーム動作及び合焦動作を行う。
具体的には、1群レンズ401は、固定鏡筒301に固定され、2群レンズ402は、第2鏡筒302に保持されて光軸方向に移動可能とされ、第2鏡筒302の後方側には、絞りユニット405が配置されている。絞りユニット405の後方側には、防振レンズ403が防振アクチュエータによって光軸と直交する方向に移動可能に保持され、防振レンズ403の後方側には、アフォーカルレンズ404が配置されている。アフォーカルレンズ404は、第3鏡筒303の内部で光軸方向に移動可能に設けられ、また、第3鏡筒303には、撮像素子パッケージ201が接着固定されたセンサープレート406が取り付けられる。
1群レンズ401は、図3に示すように、後方に向けて縮径され、また、固定鏡筒301のカメラ本体102の右側面の側に位置する右側壁には、y軸に平行な軸を中心とする円弧状の切り欠き部407が形成されている。
また、第2鏡筒302のカメラ本体102の右側面の側に位置する右側壁は、固定鏡筒301の切り欠き部407が形成された右側壁に光軸方向に接しており、第2鏡筒302の右側壁の内面には、反射防止用の遮光形状部408が形成されている。本実施形態では、第2鏡筒302の右側壁を光軸に近づけることにより、カメラ本体102の小型化を可能にしている。また、第2鏡筒302の右側壁を光軸に近づけることにより、レンズ鏡筒109の内面での不要光の反射によるフレアやゴーストが起きやすくなるが、遮光形状部408により、反射光を遮断してフレアやゴーストを低減している。
第3鏡筒303は、光軸方向の前方がアフォーカルレンズ404の移動領域とされ、後方が撮像素子パッケージ201の取り付け領域413とされている。取り付け領域413には、赤外吸収ガラス409の収納部410、撮像素子パッケージ201の収納部411、センサープレート406の取り付け部が設けられる。
図4(a)は撮像素子パッケージ201の正面図、図4(b)は撮像素子パッケージ201の斜視図、図4(c)は撮像素子パッケージ201の断面図である。図5(a)はセンサープレート406の正面図、図5(b)はセンサープレート406の斜視図である。
図4に示すように、撮像素子パッケージ201は、保護ガラス501、ベース部材502、リード503、及び撮像素子504を備える。ベース部材502には、撮像素子504が搭載される。撮像素子パッケージ201の裏面側には、センサープレート406が取り付けられる取り付け面505が形成されている。
図5に示すように、センサープレート406は、撮像素子パッケージ201が取り付けられる取り付け面506と、光軸方向の後方側に段差を有する複数(図では2つ)の当接面507とを有する。
また、当接面507と取り付け面506との間には、2つの段差接続部510a,510bが形成されている。センサープレート406の取り付け面506には、接着剤充填穴508、位置決め穴511、及び回転止め穴512が形成され、当接面507には、ビス挿通穴513が形成され、段差接続部510a,510bの間には、変形防止穴509が形成されている。2つの当接面507にそれぞれ形成されたビス挿通穴513は、撮像素子パッケージ201の中心に対して互いに略同一距離で対向配置されている。
図6(a)はセンサープレート406に撮像素子パッケージ201を接着した状態の正面図、図6(b)は図6(a)の斜視図、図6(c)は図6(a)を裏面側から見た図である。図7(a)は、撮像素子パッケージ201を接着したセンサープレート406をレンズ鏡筒109の第3鏡筒303にビス止めにより取り付けた状態を示す斜視図である。図7(b)は、撮像素子パッケージ201を接着したセンサープレート406とレンズ鏡筒109の第3鏡筒303との取り付け部分の要部断面図である。
センサープレート406は、撮像素子パッケージ201を第3鏡筒303に位置決め固定する部材である。センサープレート406の位置決め穴511を基準に、撮像素子パッケージ201を位置合わせして、撮像素子パッケージ201とセンサープレート406とを接着する。すなわち、撮像素子パッケージ201の取り付け面505とセンサープレート406の取り付け面506とを接触させた状態で、接着剤充填穴508に接着剤を充填することで、撮像素子パッケージ201とセンサープレート406とを接着する。
そして、位置決め穴511及び回転止め穴512をそれぞれ第3鏡筒303の位置決めボス601及び回転止めボス602に嵌め込み、ビス挿通穴513から挿入したタップビス603を第3鏡筒303にねじ込む。これにより、センサープレート406が第3鏡筒303に取り付けられる。レンズ鏡筒109の光軸と撮像素子パッケージ201の撮像面の光軸方向の位置決めは、センサープレート406の取り付け面506のうち、撮像素子パッケージ201が取付けられることなく露出した領域を第3鏡筒303の当接面604に当接させることで行う。
ところで、センサープレート406の当接面507については、取り付け面506との間に段差を有しているため、取り付け面506と当接面507の両方を初期状態(ビス止め前の状態)で第3鏡筒303に当接させることは、部品の量産加工精度上困難である。
また、当接面507のみが第3鏡筒303に当接する寸法関係だと、第3鏡筒303の当接面604とセンサープレート406の取り付け面506との間に隙間が生じる。このため、レンズ鏡筒109の光軸と撮像素子パッケージ201の撮像面の光軸方向の距離関係に影響が生じる。
本実施形態では、必ず第3鏡筒303の当接面604とセンサープレート406の取り付け面506とを当接させる。このため、センサープレート406の当接面507と第3鏡筒303のビス穴形成面605との隙間寸法S(図7(b))がS≧0となる寸法公差としている。
これにより、センサープレート406を第3鏡筒303にビス止めしてセンサープレート406のビス挿通穴513の部分が第3鏡筒303に食い込んでも、光学系の移動量に影響を与えないようにすることができる。このため、センサープレート406のビス挿通穴513を光軸zに近づけて配置することができ、撮像素子パッケージ201の取り付け構造の小型化が可能となる。
一方、S>0の寸法交差でセンサープレート406を第3鏡筒303にタップビス603を介して取り付けると、センサープレート406の当接面507が変形し、その変形が接着剤充填穴508に及ぶと、接着強度が低下して剥離するおそれがある。
そこで、前述したように、センサープレート406の2つの段差接続部510a,510bの間に、変形防止穴509を形成して、段差接続部510a,510bを接着剤充填穴508から離れた位置に配置している。接着剤充填穴508は、図6(c)を参照して、段差接続部510a,510bに近い側514を遠い側515より大きな曲率半径の円弧形状としている。これにより、接着剤充填面積を確保しつつ段差接続部510,510bの変形を接着剤充填穴508に伝えないようにすることが可能である。
つまり、接着剤充填穴508は、段差接続部510a,510bに近い側514と撮像素子パッケージ201の中心(光軸z)との距離L1が遠い側515と撮像素子パッケージ201の中心との距離L2よりも短いことになる。
また、段差接続部510aは、x軸方向に沿って形成され、段差接続部510bは、y軸方向に沿って形成されて、2つの段差接続部510a,510bの間に変形防止穴509が形成されている。さらに、変形防止穴509は、段差接続部510aがビス挿通穴513の中心からy軸方向に光軸z側に離れた位置に配置され、段差接続部510bがビス挿通穴513の中心からx軸方向に光軸z側に離れた位置に配置されるように形成されている。ここで、段差接続部510aは、本発明の第1の段差接続部の一例に相当し、段差接続部510bは、本発明の第2の段差接続部の一例に相当する。
このように、2つの段差接続部510a,510bが光軸zに直交するx軸方向及びy軸方向の2方向に形成されることで、段差接続部510a,510bがx軸回り及びy軸回りに回転変形する要素を抑制し合うことになる。これにより、ビス挿通穴513に挿通したタップビス603をビス穴形成面605にねじ込むことで、当接面507がビス穴形成面605に対して変形する際、当接面507を光軸zに沿って平行移動しやすくすることが可能となる。
図8(a)はセンサープレート406に貼り付けられた撮像素子パッケージ201を素子基板202に実装した状態を示す斜視図、図8(b)は図8(a)を背面側から見た斜視図である。図8(c)は、素子基板202をメイン基板204に接続した状態を示す斜視図である。
素子基板202には、撮像素子パッケージ201で光電変換された信号をデジタル信号に変換するAD変換IC203及び周辺回路が実装され、AD変換IC203は、撮像素子パッケージ201の実装面の反対側の面に実装されている。素子基板202のAD変換IC203でAD変換された映像信号は、コネクタ実装部701に実装されたBtoBコネクタ702を介してメイン基板204に出力される。
図9(a)は、素子基板202に放熱板703をビス止めにより取り付けた状態を撮像素子パッケージ201の裏面側から見た斜視図である。
放熱板703は、素子基板202と平行な主面部704と、主面部704からz軸方向を後方に延びる放熱腕705と、主面部704からz軸方向を前方に延びる放熱腕706とを有する。放熱腕705は、カメラ本体102の右側面の側に配置され、放熱腕706、カメラ本体102の左側面の側に配置される。
また、主面部704のAD変換IC203と対向する位置には、絞り部708が形成され、これにより、放熱板703をAD変換IC203に近づけることが可能になり、AD変換IC203の放熱を効率よく行うことができる。
図9(b)は、放熱板703の放熱腕705,706にそれぞれ弾性導電放熱部材707を取り付けた状態を撮像素子パッケージ201側から見た斜視図である。弾性導電放熱部材707は、周囲の構造部材に弾性的に接触して素子基板202や撮像素子パッケージ201等で発生した電気ノイズの導電や熱の放散を行う。
図10(a)は弾性導電放熱部材707の模式図、図10(b)は放熱板703の放熱腕705,706と弾性導電放熱部材707と周囲の構造部材805との関係を示す模式図である。
弾性導電放熱部材707は、プラスチックシート801に銅箔やアルミ箔等の金属箔802を貼り付けたシートを、金属箔802が外側を向くように折り曲げ、内側に両面テープ803を貼り付けた発泡ウレタンやスポンジ等の弾性部材804を挟んで形成される。なお、プラスチックシート801は、厚さ0.05〜0.3mm程度のものが用いられ、金属箔802は、厚さ0.05〜0.5mm程度のものが用いられる。
両面テープ803は、金属箔802及びプラスチックシート801に対して一部が露出するように貼り付けられ、この露出部分を用いて放熱板703の放熱腕705,706に貼り付けを行う。
図10(b)に示すように、弾性導電放熱部材707は、放熱板703の放熱腕705,706と対向する面の構造部材805にも金属箔802が対向し、金属箔802は、弾性部材804によって構造部材805に押し付けられて導電及び放熱を行う。また、弾性導電放熱部材707は、略U字形状を有しており、U字部分806が熱源である撮像素子パッケージ201や素子基板202に近い放熱板703の主面部704側になるように配置することで、放熱効果を高めることが可能である。
また、金属箔802の支持材としてプラスチックシート801を用いることにより、金属箔802の塑性変形を防止して弾性部材804の反発力を妨げないようにすることができる。このように構成することによって、導電かつ放熱を1つの部材で行うことが可能となり、放熱ゴムやガスケットを併用せず、低コスト化及び省スペース化を図ることが可能となる。なお、本実施形態では、1枚の両面テープを用いているが、弾性部材804を挟んで2枚の両面テープを用いたり、1枚の長い両面テープで弾性部材804を包むなどしてもよい。
次に、図11(a)及び図11(b)を参照して、カメラ本体102の右側面の外装カバーとレンズ鏡筒109との間に配置される右側板金部材901について説明する。図11(a)は右側板金部材901の外観斜視図、図11(b)は右側板金部材901の上方から見た平面図である。
右側板金部材901は、熱伝導性の高いアルミ合金や銅合金等で形成され、右側面を形成する主面部902、前後方向(z軸方向)に互いに離間して配置された2カ所の上面部903,604及び下面部905により略コ字形状をなしている。
上面部903の後側には、図11(b)に示すように、上方から平面視してz軸に対して約65°の角度θで斜めに交差して配置される曲げ部906が設けられ、下面部905の後側には、スリット907が曲げ部906と対向して斜めに延びて形成されている。右側板金部材901の主面部902には、2か所の穴部908が前後方向に互いに離間して形成され、穴部908には、レンズ受け弾性部材1001(図12参照)が装着される。
次に、図11(c)を参照して、カメラ本体102の左側面の外装カバーとレンズ鏡筒109との間に配置される左側板金部材909について説明する。図11(c)は、左側板金部材909の外観斜視図である。
左側板金部材909は、熱伝導性の高いアルミ合金や銅合金等で形成され、左側面を形成する主面部910、前後方向(z軸方向)に互いに離間して配置された2カ所の上面部911,912及び下面部913により略コ字形状をなしている。下面部913の後側には、右側板金部材901のスリット907と同方向に延びるスリット914が形成されている。左側板金部材909の主面部910には、1か所の穴部915が形成され、穴部915には、レンズ受け弾性部材1001が装着される。
図12(a)はレンズ受け弾性部材1001の側面図、図12(b)はレンズ受け弾性部材1001の斜視図である。
レンズ受け弾性部材1001は、軸方向に同軸に並んで形成された大径部1002、小径部1003及び中径部1004を有し、中心部には、穴1005が貫通して形成されている。大径部1002、及び中径部1004の外端外周部、並びに穴1005の両端内周部には、面取り1006が施されている。
図13(a)は右側板金部材901の2か所の穴部908にレンズ受け弾性部材1001を装着した状態の外観斜視図、図13(b)は左側板金部材909の穴部915にレンズ受け弾性部材1001を装着した状態の外観斜視図である。
右側板金部材901の穴部908には、接触面積の大きな大径部1002がレンズ鏡筒109側に配置されるように小径部1003が嵌め込まれて、右側板金部材901が大径部1002と中径部1004との間に挟まれた状態となる。左側板金部材909も同様に、接触面積の大きな大径部1002がレンズ鏡筒109側に配置されるように穴部915に小径部1003が嵌め込まれて、左側板金部材909が大径部1002と中径部1004との間に挟まれた状態となる。
図14(a)は、右側板金部材901の曲げ部906、スリット907、及び左側板金部材のスリット914にカード基板1101を取り付ける様子を示す斜視図である。図14(b)は右側板金部材901の曲げ部906、スリット907、及び左側板金部材のスリット914にカード基板1101を取り付けた状態を示す斜視図、図14(c)は図14(b)を上方から見た平面図である。
カード基板1101には、外部メモリカードが接続されるカードスロット1102が実装される。そして、図14(a)に示すように、カード基板1101に設けられた差し込み部1107をスリット907とスリット914に挿入した後、曲げ部906にカード基板1101を押し当てて不図示のビスによって締結する。
ここで、前述したように、曲げ部906及び2か所のスリット907,914がレンズ鏡筒109の光軸zに対して約65°傾いているため、カード基板1101も光軸zに対して傾いて取り付けられる。
右側板金部材901及び左側板金部材909は、前述したように、それぞれ略コ字状に形成されているため、右側板金部材901及び左側板金部材909を組み合わせた構造体は、断面矩形状となり、平行四辺形状の変形に対して強度的に問題がある。しかし、カード基板1101を斜めに傾けて取り付けることによって、カード基板1101が筋交いとして補強部材の役割を担うことができる。
また、カード基板1101の傾斜角度θ=約65°は、光軸z方向から見たカード基板1101の投影面積が、レンズ鏡筒109の投影面積にほぼ収まるように決定される。つまり、図14(c)に示すように、右側板金部材901と左側板金部材909による撮像レンズ収納幅B1が、カード基板1101の光軸z方向に占有する幅B2と略等しくなっている。
このように傾斜角度θを決定することにより、カメラ本体102の左右方向(x方向)の幅をレンズ鏡筒109の幅で決定される要素以上に大型化することなく、小型なカメラ本体102とすることができる。また、カード基板1101の上下方向(y軸方向)高さは、カード基板1101の左右方向(x軸方向)の幅B2よりも短く、レンズ鏡筒109の上下方向の高さに収まるようになっている。さらに、カード基板1101のカードスロット1102の実装面の反対側の面には、バックアップ用蓄電池1105が実装されている。
図15(a)は右側板金部材901及び左側板金部材909をレンズ鏡筒109に取り付けた状態を上面側から見た斜視図、図15(b)は右側板金部材901及び左側板金部材909をレンズ鏡筒109に取り付けた状態を下面側から見た斜視図である。
レンズ鏡筒109には、右側板金部材901及び左側板金部材909に装着されたレンズ受け弾性部材1001の穴1005に嵌合される軸部1202が形成されている。右側板金部材901の上面部903と左側板金部材909の上面部911は、不図示の掛止爪を介して接続され、右側板金部材901の上面部904と左側板金部材909の上面部912も、不図示の掛止爪を介して接続される。右側板金部材901の下面部905と左側板金部材909の下面部913とは、ビス1201によって締結される。
レンズ鏡筒109は、右側板金部材901及び左側板金部材909の組立構造体に対してレンズ受け弾性部材1001の弾性力のみによって保持されている。これにより、右側板金部材901と左側板金部材909に取り付けられる外装部材等からの負荷をレンズ鏡筒109に伝えにくくすることができ、また、レンズ鏡筒109で発する振動や騒音を外装部材等に伝えにくくすることができる。
図16(a)はメイン基板204に三脚ねじ部材1301及び補強板金部材1302を組み付けた状態の斜視図、図16(b)は図16(a)の分解斜視図、図16(c)は図16(a)の下方から見た斜視図である。
メイン基板204は、三脚ねじ部材1301との間に補強板金部材1302を挟んでユニット化された状態で右側板金部材901及び左側板金部材909の組立構造体の下面側に取り付けられる。メイン基板204には、前述した素子基板202がコネクタ接続されるとともに、レンズ鏡筒109の駆動アクチュエータ及び駆動系の位置検出手段等に接続されるFPC等が接続されている。また、メイン基板204の下面側には、HDMI端子1303、USB端子1304、及び電源入力端子112が実装されている。
三脚ねじ部材1301は、繊維強化プラスチック等で形成されており、回転止め部1305、三脚ねじ部1306、補強板金部材1302の取り付け部1307、及び端子補強部1308を有する。
三脚ねじ部1306には、三脚が締結されるねじが形成され、回転止め部1305には、三脚の回転止め凸部が嵌合する凹部が形成されている。三脚ねじ部1306の上面部は、三脚を取り付けた際に突き上げる力が加わるため、補強板金部材1302を取り付けて補強する。端子補強部1308は、HDMI端子1303、USB端子1304、電源入力端子112の基板側の反対面を支持して補強する。
図17は、図16に示すメイン基板ユニットの補強板金部材1302に、端子基板1309及びメモリ基板1310を取り付けた状態を示す斜視図である。
図17に示すように、メイン基板ユニットの補強板金部材1302には、映像音声出力端子1311及び外部マイク入力端子1312を実装した端子基板1309、及び不図示の内蔵メモリを実装したメモリ基板1310がそれぞれ締結されてユニット化される。
図18(a)は、レンズ鏡筒109に右側板金部材901及び左側板金部材909を取り付けた図15に示すユニットに、図17に示すユニットとカード基板1101を取り付けた状態を示す斜視図である。図18(b)は、図18(a)の状態における素子基板202、メイン基板204、及びカード基板1101の位置関係を示す斜視図である。
カード基板1101の下部には、凸部1401が設けられ、凸部1401と対向する位置には、素子基板202のコネクタ実装部701に実装されたBtoBコネクタ702とメイン基板204との接続部が配置される。
図18(c)は、図18(a)を上面側から見た平面図である。図18(c)に示すように、凸部1401は、カード基板1101とBtoBコネクタとの交差位置に配置されている。このように配置することにより、BtoBコネクタ702がその短辺および長辺を軸に回転するのを規制して接続不良を起こすのを防止することができる。また、凸部1401と素子基板202のコネクタ実装部701との距離を、BtoBコネクタ702の嵌合量を上回らないようにすることで、BtoBコネクタ702の不用意な抜けを防止することができる。
図19(a)は、図18(a)の状態におけるレンズ鏡筒109とカード基板1101と放熱板703との位置関係を示す上面図である。
図19(a)に示すように、放熱板703の主面部704とカード基板1101とによって形成される三角形状のスペース1402(図の破線部)に、放熱板703の右側の放熱腕705が配置される。放熱腕705にヘミング加工を施すことで、三角形状のスペース1402を放熱スペースとして利用している。また、三角形状のスペース1402とカード基板1101を挟んで反対側のスペースには、バックアップ用蓄電池1105を配置して、スペースを有効利用している。
図19(b)は、図18(a)に示す構造体に操作ユニット1403を取り付けた状態を示す斜視図である。
操作ユニット1403は、ズームスイッチ1404を及び電源スイッチ1405及び録画スイッチ1406がユニット化されている。操作ユニット1403は、右側板金部材901と左側板金部材909が上面で締結された位置で、カード基板1101の上面部に取り付けられる。操作ユニット1403とメイン基板204とは、FPC1407で接続され、FPC1407は、分岐してカード基板1101のコネクタ1408に接続されて、カード基板1101とメイン基板204との接続も兼ねている。
図20(a)は図19(b)に示す構造体にカメラ本体102の右側面カバー104及び表示ユニット103を取り付けた状態を示す斜視図、図20(b)はカメラ本体102の底面側のバッテリ周辺部を示す図である。図20(c)は、図20(a)を後側から見た図である。
バッテリ213は、右側面カバー104の後側に設けられたバッテリ取り付け部108に取り付けられる。バッテリ取り付け部108をカメラ本体102の底面側から見たとき、バッテリ取り付け部108の最大左右幅H1の中心1503より取り付けレール幅H2の中心1504がカメラ本体102の左側面に接近して配置される。
図21(a)はバッテリ213の斜視図、図21(b)はバッテリ213を取り付け面側から見た正面図、図21(c)は図21(b)のC−C線断面図である。
バッテリ213は、リチウムイオン電池のセル1601、回路基板1602及びコネクタ1603を、取り付け部カバー1604と外観カバー1605との間に挟んで構成される。取り付け部カバー1604の取り付け部の左右幅H3の中心1608は、取り付け部カバー1604の左右幅H4(=外観カバー1605の左右幅)の中心1609より取り付け面から見て左側に偏って配置されている。これに起因して、前述したように、バッテリ取り付け部108の最大左右幅H1の中心1503より取り付けレール幅H2の中心1504がカメラ本体102の左側面に接近して配置されている。
図21(c)に示すように、バッテリ213の内部においても、セル1601の中心1616に対して、回路基板1602の中心1617が左側に偏って配置されている。そして、セル1601と回路基板1602の偏りは左右方向だけではなく、図21(b)に示すように、上下方向にも偏りをもっている。つまり、取り付け部カバー1604の取り付け部の上下高さT1は、取り付け部カバー1604全体の上下高さT2(=外観カバー1605の上下高さ)より上面側に偏っており、段差T3が生じるようになっている。
図22(a)は、本実施形態のデジタルビデオカメラ101よりバッテリ取り付け部が小さいタイプのデジタルビデオカメラ1613にバッテリ213を取り付けた状態の模式図である。図22(b)は、デジタルビデオカメラ1613をカメラ本体1614の右側面から見た模式図である。
デジタルビデオカメラ1613は、カメラ本体1614の右側面に2軸ヒンジ部114を介して表示ユニット1615が開閉方向に回動可能、かつ開状態で回転可能に支持されている。カメラ本体1614の後側に設けられたバッテリ取り付け部108の左右幅H1は、バッテリ213側の取り付け部の左右幅H3(図21(b)参照)と略同じ幅とされている。このようなデジタルビデオカメラ1613のバッテリ取り付け部108にバッテリ213を取り付けると、表示ユニット1615は全閉状態にはならないものの、バッテリ213を取り付けて使用することは可能である。
また、デジタルビデオカメラ1613のバッテリ取り付け部108の上下高さは、バッテリ213側の取り付け部の上下高さT1(図21(b)参照)と略同じ高さとされている。したがって、バッテリ取り付け部108にバッテリ213を取り付けると、図22(b)に示すように、カメラ本体1614の底面からバッテリ213の段差T3の部分が飛び出すものの、バッテリ213を取り付けて使用することは可能である。
図23(a)は図22(a)をカメラ本体102の右側面から見た図、図23(b)は図23(a)のD−D線断面図である。
カメラ本体102の右側面カバー104には、メモリカード装着口110が設けられている。カードスロット1102が実装されるカード基板1101は、前述したように、斜めに傾いて設けられているため、メモリカード装着口110も斜めに傾いている。したがって、メモリカード装着口110からカードスロット1102に装着されたメモリカード1702を取り出す際には、図23(b)に示すように、メモリカード1702をカメラ本体102の斜め後方側に向けて取り出すことになる。
このように構成することによって、表示ユニット103を開いた状態であれば、メモリカード1702の取り出し方向の延長線上で表示ユニット103と干渉することがない。メモリカード装着口110は、バッテリ取り付け部108の近傍に配置されるように、バッテリ取り付け部108のカメラ本体102の前後方向での位置が決まっている。また、バッテリ取り付け部108がカメラ本体102の左側面側に偏って配置されているため、メモリカード1702の取り出し時に、指1703が入るスペース1704(図の破線囲み部)を確保することが可能である。
図24(a)は表示ユニット103を閉じた状態でのデジタルビデオカメラ101を上面から見た断面図、図24(b)はカメラ本体102から表示ユニット103を取り外した状態を示す斜視図である。
前述したように、右側面カバー104には、表示ユニット103が2軸ヒンジ部114を介して取り付けられている。この2軸ヒンジ部114の開閉軸115を中心としたヒンジカバー118の回転軌跡1705は、固定鏡筒301の切り欠き部407の形状に沿う軌跡となっている。
このように構成することによって、表示ユニット103をレンズ鏡筒109の光軸zに近づけることが可能である。デジタルビデオカメラ101は、光軸zと表示ユニット103との距離を近づけるほど小型に見えるという特徴があるため、小型のデジタルビデオカメラ101を実現することが可能である。
また、2軸ヒンジ部114の回転軸116を光軸zより下側に配置することで、表示ユニット103とメイン基板204を接続するFPC1706をレンズ鏡筒109の下側に通すことが可能となる。したがって、表示ユニット103とレンズ鏡筒109の間のスペースにFPC1706を通すよりも、表示ユニット103を光軸zに近づけることが可能となる。
図25は、カメラ本体102から左側面カバー107を取り外した状態を示す斜視図である。左側面カバー107は、使用者が右手で把持する部分であり、ビスなどを表出させても外観の美観を損ないにくいことから、最終組付けのカバーとなり、分解する際には最初に取り外されることが多い。
カード基板1101には、前述したように、リチウムイオン電池等のバックアップ用蓄電池1105が実装されている。左側面カバー107を取り外した際に、カード基板1101が斜めに傾いているため、カード基板1101に実装されたバックアップ用蓄電池1105が視認しやすいレイアウトになっている。そのため、バックアップ用蓄電池1105の取り出す際に、左側面カバー107のみを外し、ラジオペンチなどの工具1901で容易にバックアップ用蓄電池1105を引き出すことができる。
以上説明したように、本実施形態では、センサープレート406のビス挿通穴513を光軸zに近づけて配置しても光学系の移動量に影響を与えないため、撮像素子パッケージ201の取り付け構造の小型化が可能になる。これにより、レンズ鏡筒109ひいてはデジタルビデオカメラ101の小型化を図ることができる。
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
101 デジタルビデオカメラ
109 レンズ鏡筒
201 撮像素子パッケージ
406 センサープレート
506 取り付け面
507 当接面
508 接着剤充填穴
509 変形防止穴
510a,510b 段差接続部
513 ビス挿通穴

Claims (5)

  1. レンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒の光学系を通過した光学像を電気信号に変換する撮像素子パッケージと、
    前記撮像素子パッケージが取り付けられて前記レンズ鏡筒にビス止めにより取り付けられるセンサープレートと、を備え、
    前記センサープレートには、前記撮像素子パッケージが取り付けられるとともに、前記レンズ鏡筒に対して光軸方向に当接する取り付け面と、ビスが挿通するビス挿通穴が形成されるとともに、前記ビス止めした際に前記レンズ鏡筒に対して光軸方向に当接する当接面とが光軸方向に段差を有して形成され、
    前記レンズ鏡筒には、前記取り付け面が前記光軸方向に当接する面と、前記当接面が前記光軸方向に当接する面とが段差を有して形成され、
    前記取り付け面を前記レンズ鏡筒に対して前記光軸方向に当接させることにより、前記レンズ鏡筒と前記撮像素子パッケージの撮像面とが光軸方向に位置決めされることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記センサープレートには、前記撮像素子の中心に対して互いに同一距離で対向配置される複数の前記ビス挿通穴が形成されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記ビス止め前の状態で、前記取り付け面が前記レンズ鏡筒に当接したとき、前記当接面と前記レンズ鏡筒との隙間寸法SがS≧0であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記取り付け面と前記当接面との間に、前記光軸に直交するx軸方向に沿って形成される第1の段差接続部と、前記光軸に直交し、かつ前記x軸に直交するy軸方向に沿って形成される第2の段差接続部とを前記第1の段差接続部との間に変形防止穴が形成されるように設け、
    前記第1の段差接続部は、前記ビス挿通穴の中心から前記y軸方向に前記光軸の側に離れた位置に配置され、前記第2の段差接続部は、前記ビス挿通穴の中心から前記x軸方向に前記光軸の側に離れた位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記センサープレートの前記取り付け面に接着剤充填穴が形成され、前記撮像素子パッケージは、前記接着剤充填穴に充填された接着剤を介して前記取り付け面に貼り付けられ、
    前記接着剤充填穴は、前記第1及び第2の段差接続部に近い側と前記光軸との距離が遠い側と前記光軸との距離よりも短くなるように形成されることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
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