JP2013007871A - 撮像装置 - Google Patents

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JP2013007871A
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Masaki Matsuo
正毅 松尾
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Abstract

【課題】 先行技術では、保護カバーを外装に密着させるための加締め工程が必要であり、専用冶工具の設定含めコストアップが不可避であった。更に、保護カバーを外装で支持する形態であるので、レンズ鏡筒に対して保護カバーの傾きが生じ易く光学性能の劣化を招く、という課題があった。
【解決手段】 レンズ鏡筒は、保護カバーを支持する支持部を備え、保護カバー前面に配設された外装部材は、被写体像を入光させる開口部を有すると共に 該開口部近傍で弾性を有し、前記保護カバーは 組立状態に於いて外装部材の弾性部により僅かにチャージされる。
【選択図】 図3

Description

本発明は撮像装置のレンズ鏡筒前面に配置された保護カバーに関する。
近年、画像を遠隔的にモニタリングできる監視カメラに於いて、レンズの傷、汚れ、ゴミの侵入等を防止する目的でレンズ前面に透明性を有する保護カバーを設けたものが知られている。
例えば特許文献1では、レンズ前面の保護カバーの外側に外装の内面から保持壁を設け、この保持壁を加締めることにより保護カバーを外装の内面に密着させる、という技術が開示されている。これにより外部からのゴミ等の侵入を防ぐ、というものである。
特開平10−333284号公報
しかしながら、上記従来例では保護カバーを外装に密着させるための加締め工程が必要であり、専用冶工具の設定含めコストアップが不可避であった。更に、保護カバーを外装で支持する形態であるので、レンズ鏡筒に対して保護カバーの傾きが生じ易く光学性能の劣化を招く、という課題があった。
そこで上記課題を解決する為、請求項1記載の撮像装置は、
レンズ鏡筒と、レンズ鏡筒の前面に具備された透明部材と、透明部材の前面に配置されるカバー部材とを有し、前記レンズ鏡筒は、前記透明部材を光軸方向に略垂直に支持する支持部を備え、前記カバー部材は、前記レンズ鏡筒に被写体像を入光させる為の開口部を有すると共に該開口部近傍で弾性部を有し、前記撮像装置の組立状態に於いて、前記透明部材は、前記カバー部材の弾性部により光軸方向に僅かにチャージされること、を特徴とする。
本発明によれば、レンズ鏡筒の前面に具備される透明部材を レンズ鏡筒に対して支持すると共に、撮像装置の組立状態に於いて、透明部材をその前面に配設されるカバー部材の弾性により光軸方向にチャージする形態であるので、加締め等の専用工程に伴うコストアップ無く簡便な構成にて外部からのゴミ等の侵入並びにレンズの傷、汚れを防止することができる。更に、従来技術に対し レンズ鏡筒に対する透明部材の傾きを最小化できるので、良好な光学性能を維持することが可能となる。
本発明を適用した監視カメラの外観図 本発明を適用した監視カメラの分解図 本発明を適用した監視カメラの詳細図
以下、添付図に従って本発明を撮像装置であるところの監視カメラに適用した場合の実施形態について詳説する。
図1は本発明を適用した監視カメラの外観図であり、金属製の上カバー101、下カバー102、樹脂製の前カバーであるところのカバー部材103、後カバー104、更に後述のレンズ鏡筒201の前面に配設された保護カバーであるところの透明部材202、から構成される。上カバー101には三脚穴105が螺子により固定され、専用の取り付け用アームを介して天井や側壁に設置される形態となっている。
図2は本体構成を示す分解斜視図である。203は金属製の第一のフレームであり、CPU、メモリ、各種ドライバ等が実装された硬質プリント基板205を保持している。同様に204は金属製の第二のフレームであり、各種電源系IC並びにLAN端子、音声入出力端子等の外部インターフェースコネクタを実装した硬質プリント基板206を支持している。更に、第一のフレーム203と第二のフレーム204は、螺子により締結され、電気的に接続されている。レンズ鏡筒ユニット201は、その後方に具備されたCMOS等の撮像素子を実装したプリント基板を介して、前述の硬質プリント基板205にFFC等の手段により接続されている。
螺子により締結された第一のフレーム203と第二のフレーム204、及びレンズ鏡筒ユニット201は、上カバー101、下カバー102に対して螺子により固定され、後カバー104も同様にして固定される。
図3は本発明の実施例に於ける詳細図であり、詳細図Aのうち(a)は請求項1乃至2記載の実施形態、(b)は請求項3記載の実施形態を示す。
前カバー103は、その一端を上カバー101の非外観部に形成された螺子部に締結され、その対向する端部に於いては、レンズ鏡筒201に形成された不図示の係止部により係止される形態となっている。また、前カバー103は、レンズ群に被写体像を入光させる為の略円形の開口部を設けており、該開口部近傍に弾性部103−aを備えている。
透明部材202は、レンズ鏡筒201の前面に円周状に配設された支持部201−aと前カバー103との間に挟持されると共に、組立状態に於いて前カバー103の弾性部103−aによって図3矢印方向(光軸方向)にチャージ(付勢)される構成となっている。ここで、透明部材202とレンズ鏡筒201の支持部201−aは、全周に渡って略密着しており、同様に透明部材202と前カバー103の弾性部103−aも全周に渡って略密着している。本実施例では、透明部材202としてガラスと比べ相対的にローコストのPMMA(アクリル樹脂)を想定しており、低温環境下での光軸方向の熱収縮も加味した上でそのチャージ量を設定している。
また、透明部材202は、従来技術のような加締め・接着等の不可逆的な固定形態をとらないので、ユーザーが螺子部と係止部の着脱動作をすることで、カメラ本体への装着及び取り外しが可能である。これにより、例えばカメラ本体を屋外用の外付けハウジングに入れて使用する際でも、カメラ本体の透明部材202を取り外すことにより外付けハウジングに設けられた透明性の保護カバーとの二重化が回避される為、撮影画質の劣化を防ぐことができる。
前カバー103の弾性部103−aは、図3(a)に於いては、前カバー103の開口部に近づくに従い、その厚みが除変的に小さくなるように形成されている。また、図3(b)に於いては、前カバー103の外観面が蛇腹状となるように形成されている。
図3(a)の形態によれば、厚みが除変的に小さくなるので、弾性を持たせながら開口部端面長が小さくなる。従って、入射光が開口部端面で反射することによって発生する所謂ゴースト等の影響も最小化することができる。また、図3(b)の形態によれば、弾性を持たせながら蛇腹状の外観面を遮光線として機能させることも可能であり、反射光の写り込みによる画質劣化を低減できる。更にその他の実施形態として(a)、(b)を複合的に組み合わせたもの、即ち前カバー103の開口部近傍の厚みを除変的に小さくしつつその外観面を蛇腹状に形成したものも挙げられる。
上述の通り、本発明によれば、加締め等の専用工程に伴うコストアップ無く 簡便な構成にて外部からのゴミ等の侵入並びにレンズの傷、汚れを防止することができる。更に、レンズ鏡筒に対し透明部材を支持する形態であるので、従来技術に対しレンズ鏡筒に対する透明部材の傾きを最小化でき、良好な光学性能を維持することが可能となる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
103 カバー部材
103−a 弾性部
201 レンズ鏡筒
201−a 支持部
202 透明部材

Claims (3)

  1. レンズ鏡筒と、レンズ鏡筒の前面に具備された透明部材と、透明部材の前面に配置されるカバー部材と、を備えた撮像装置において、
    前記レンズ鏡筒は、前記透明部材を光軸方向に垂直に支持する支持部を備え、
    前記カバー部材は、前記レンズ鏡筒に被写体像を入光させる為の開口部を有すると共に該開口部近傍で弾性部を有し、
    前記撮像装置の組立状態に於いて、前記透明部材は、前記カバー部材の弾性部により光軸方向に僅かにチャージされること、を特徴とする。
  2. 前記カバー部材は、前記開口部に近づくに従い 該カバー部材の厚みが除変的に小さくなるように形成されること、を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記カバー部材の外観面を蛇腹状に形成すること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
JP2011140015A 2011-06-24 2011-06-24 撮像装置 Withdrawn JP2013007871A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140137151A (ko) * 2013-05-22 2014-12-02 삼성전기주식회사 차량용 카메라 모듈

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KR20140137151A (ko) * 2013-05-22 2014-12-02 삼성전기주식회사 차량용 카메라 모듈
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