JP2013130525A - 検体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーダが残っているにもかかわらずシャットダウンが開始されてしまうことを回避可能な検体処理装置を提供する。
【解決手段】検体分析装置1は、測定ユニット31、32と情報処理ユニット4を備える。情報処理ユニット4は、検体の測定項目等を含む測定オーダに従って測定ユニット31、32を制御する。情報処理ユニット4は、ラック搬送部23に設置されたバーコードリーダにより、洗浄液容器Cから洗浄液IDが読み取られると、測定ユニット31、32の何れか一方または両方をシャットダウンさせる。このとき、情報処理ユニット4は、未測定の測定オーダが存在すると、表示部42にメッセージダイアログを表示し、シャットダウン動作の実行を保留する。これにより、操作者が未測定の測定オーダの存在を忘れたままシャットダウン動作を指示してしまった場合であっても、自動的にシャットダウン動作が開始されずに済む。
【選択図】図1

Description

本発明は、血液や尿等の臨床検体を処理する検体処理装置に関する。
検体容器から吸引管を介して検体を吸引し処理する検体処理装置が知られている。検体処理装置を長期にわたって使用すると、吸引管、流路、バルブ、反応容器、分析部等の流体系に汚れが蓄積する。このため、検体処理装置のシャットダウン動作時には、流体系の洗浄が行なわれている。なお、シャットダウン動作において、流体系の洗浄が終わると、通常、装置の電源が自動的にOFFにされる。
特許文献1には、洗浄液容器から洗浄液を吸引することにより流体系の洗浄を行う試料分析装置が開示されている。この装置では、洗浄液容器を保持するラックが吸引位置に搬送され、搬送された洗浄液容器から吸引部を介して洗浄液を吸引することにより、流体系の洗浄が行われる。
特開2003−254980号公報
流体系の洗浄は、流路等に洗浄液を滞留させる必要があるため、洗浄の完了までに長い時間を要する。さらに、長い時間を掛けて洗浄が終わると、装置の電源が自動的にOFFされるため、シャットダウン動作の後に装置を使用するには装置を再起動させなければならない。このため、シャットダウン動作が始まった後は、長時間にわたって検体処理装置が使用できなくなる。他方、測定すべき検体が残っているにもかかわらず、その存在を忘れて操作者がシャットダウン動作を始めてしまうことも想定され得る。この場合、操作者は、装置の再起動が終わるまで残りの検体の測定を待たなければならない。
本発明は、このような課題を解決するために為されたものであり、オーダが残っているにもかかわらずシャットダウンが開始されてしまうことを回避可能な検体処理装置を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、検体処理装置に関する。この態様に係る検体処理装置は、検体を処理する検体処理部と、前記検体処理部を制御する制御部と、を備える。ここで、前記制御部は、実行すべき処理を規定するオーダ情報に従って前記検体処理部を制御し、前記検体処理部をシャットダウンするためのシャットダウン指示を受け付けたときに、検体に対する処理が未完了のオーダ情報が存在すると、シャットダウン動作の実行を保留する。
本態様に係る検体処理装置によれば、シャットダウン動作の指示を受け付けたときに、検体に対する処理が未完了のオーダ情報が存在すると、シャットダウン動作が保留されるため、操作者が未完了のオーダの存在を忘れたままシャットダウン動作を指示してしまった場合であっても、自動的にシャットダウン動作が開始されずに済む。
本態様に係る検体処理装置において、前記シャットダウン動作は、前記検体処理部の洗浄を含む。
また、本態様に係る検体処理装置は、出力部をさらに備える構成とされ得る。ここで、前記制御部は、シャットダウン動作の実行を保留するとともに、未完了のオーダ情報が存在する旨の通知を前記出力部に出力させる構成とされ得る。こうすると、未完了のオーダの存在を操作者に知らせることができる。
また、本態様に係る検体処理装置は、前記シャットダウン動作の実行の保留を解除する保留解除手段を備える構成とされ得る。こうすると、操作者が未完了のオーダの存在を知ったうえでシャットダウン動作を指示したような場合、操作者の所望するとおりシャットダウン動作を開始させることができる。
この場合において、検体処理装置は、表示部をさらに備える構成とされ得る。ここで、前記制御部は、シャットダウン動作の実行を保留するとともに、シャットダウン動作を実行するか否かの操作者の指示を受け付けるための指示手段を前記表示部に表示させ、前記指示を受け付けるまでシャットダウン動作の実行を保留する構成とされ得る。さらに、前記制御部は、シャットダウン動作の実行指示を受け付けると、保留を解除してシャットダウン動作を実行し、実行しない指示を受け付けると、シャットダウン動作を中止する構成とされ得る。こうすると、操作者は、簡単な操作によってシャットダウン動作を実行するか、それとも中止するかを決定することができる。
また、本態様に係る検体処理装置は、未完了のオーダ情報を少なくとも記憶する記憶部をさらに備える構成とされ得る。ここで、前記制御部は、前記記憶部に記憶されたオーダ情報に従って前記検体処理部を制御し、前記シャットダウン指示を受け付けたときに前記記憶部に未完了のオーダ情報が存在する場合に、シャットダウン動作を保留する構成とされ得る。こうすると、制御部は、記憶部に未完了のオーダ情報が存在するか否かを判定するだけでよく、制御部による処理をシンプルにすることができるため、迅速に通知を実行することができる。
この場合、前記記憶部は、前記検体処理部による検体の処理が完了すると、その検体に対応するオーダ情報を処理が完了した状態に更新する構成とされ得る。こうすると、検体の処理が完了すると、その検体に対応するオーダ情報が、処理が完了した状態に更新されるため、所望するシャットダウンが円滑に行われ得る。
また、本態様に係る検体処理装置は、前記オーダ情報を管理するホストコンピュータと通信可能な通信部をさらに備える構成とされ得る。ここで、前記制御部は、前記通信部を介して前記ホストコンピュータから前記オーダ情報を取得する構成とされ得る。こうすると、検体処理装置はオーダ情報を管理する必要がなくなる。
この場合、前記制御部は、前記通信部を介して、未完了のオーダ情報を保持しているか否かを前記ホストコンピュータに問い合わせる構成とされ得る。こうすると、検体処理装置は、オーダ情報を管理する必要がなくなると共に、未完了のオーダ情報が存在するか否かを判定することができる。
また、本態様に係る検体処理装置において、前記検体処理部は、吸引位置において検体容器から検体を吸引する吸引管と、吸引された検体を処理するための流体回路とを備え、前記制御部は、前記シャットダウン動作において、洗浄液を収容した洗浄液容器から前記吸引管により前記洗浄液を吸引させて前記流体回路に流入させる処理を実行する構成とされ得る。こうすると、吸引管により吸引された洗浄液により、流体回路を洗浄することができる。
この場合に、本態様に係る検体処理装置は、前記洗浄液容器に付設された記憶媒体から識別情報を読み取る読取部をさらに備える構成とされ得る。ここで、前記制御部は、前記読取部によって読み取られた識別情報に基づいて、前記シャットダウン指示を受け付ける構成とされ得る。こうすると、識別部によって洗浄液容器に付設された記憶媒体から特定の識別情報が読み取られた場合に、シャットダウン指示が受け付けられるため、シャットダウン指示のための入力操作を省略することができる。よって、シャットダウン動作を簡易に行うことができる。
また、この場合に、本態様に係る検体処理装置は、前記検体容器および前記洗浄液容器を前記吸引位置に搬送する搬送部をさらに備える構成とされ得る。ここで、前記制御部は、前記シャットダウン指示を受け付けたときに、検体に対する処理が未完了のオーダ情報が存在すると、前記搬送部による洗浄液容器の搬送を前記吸引位置までの搬送路中の所定の位置で中断する構成とされ得る。こうすると、シャットダウン指示を受け付けた場合でも、検体に対する処理が未完了のオーダ情報が存在すると、洗浄液の吸引が行われないため、自動的にシャットダウン動作が開始されることを確実に回避することができる。
また、本態様に係る検体処理装置において、前記制御部は、未処理のオーダ情報の表示を指示するための画像を含む画面を前記表示部に表示させる構成とされ得る。こうすると、操作者は、未完了のオーダ情報を確認して、シャットダウン動作への移行の適否を判断することができる。
また、本態様に係る検体処理装置において、前記制御部は、未完了のオーダ情報を無効として扱うための条件に、未完了のオーダ情報が合致する場合、前記シャットダウン動作を保留せずに、前記シャットダウン動作を実行する構成とされ得る。こうすると、たとえば、過去に登録したまま削除し忘れたような不要なオーダ情報が残っているような場合、円滑にシャットダウン動作が実行され得る。
本発明の第2の態様は、検体処理装置に関する。この態様に係る検体処理装置は、検体を処理する検体処理部と、前記検体処理部を制御する制御部と、を備える。ここで、前記制御部は、実行すべき処理を規定するオーダ情報に従って前記検体処理部を制御し、前記検体処理部を洗浄するための洗浄指示を受け付けたときに、検体に対する処理が未完了のオーダ情報が存在すると、洗浄動作の実行を保留する。
本態様に係る検体処理装置によれば、洗浄動作の指示を受け付けたときに、検体に対する処理が未完了のオーダ情報が存在すると、洗浄動作が保留されるため、操作者が未完了のオーダの存在を忘れたまま洗浄動作を指示してしまった場合であっても、自動的に洗浄動作が開始されずに済む。
以上のとおり、本発明によれば、オーダが残っているにもかかわらずシャットダウンが開始されてしまうことを回避可能な検体処理装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態により何ら制限されるものではない。
実施の形態に係る検体分析装置の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る検体容器、洗浄液容器およびラックの構成、ならびに、洗浄液容器の配置ルールを示す図である。 実施の形態に係る搬送ユニットおよび測定ユニットを上側から見た場合の構成を模式的に示す図である。 実施の形態に係る測定ユニットによる検体容器および洗浄液容器の取込動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係る搬送ユニットおよび測定ユニットの構成の概要を示す図である。 実施の形態に係る測定ユニットの流体回路の構成の概要を示す図である。 実施の形態に係る情報処理ユニットの構成の概要を示す図である。 実施の形態に係るオーダ登録画面を示す図である。 実施の形態に係る測定登録画面を示す図である。 実施の形態に係る情報処理ユニットによるラックの制御動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係るメッセージダイアログを示す図である。 変更例に係る情報処理ユニットによるラックの制御動作を示すフローチャートである。 変更例に係るホストコンピュータの構成を示す図および情報処理ユニットとホストコンピュータとの間で行われる通信を説明する図である。 変更例に係る検体分析装置の外観を示す斜視図である。 変更例に係る情報処理ユニットによるラックの制御動作を示すフローチャートである。
本実施の形態は、血液に関する検査および分析を行うための検体分析装置に本発明を適用したものである。
以下、本実施の形態に係る検体分析装置について、図面を参照して説明する。
図1は、検体分析装置1の外観を示す斜視図である。本実施の形態に係る検体分析装置1は、搬送ユニット2と、血球計数装置からなる測定ユニット31、32と、情報処理ユニット4から構成されている。
搬送ユニット2は、測定ユニット31、32の前方に配置されており、右テーブル21と、左テーブル22と、右テーブル21と左テーブル22とをつなぐラック搬送部23とを備えている。右テーブル21と左テーブル22は、10本の検体容器T、洗浄液容器Cを保持可能なラックLを複数収容することができる。
搬送ユニット2は、操作者が右テーブル21に載置したラックLを収容する。また、搬送ユニット2は、右テーブル21に収容しているラックLを搬送し、検体容器Tおよび洗浄液容器Cが測定ユニット31、32に供給されるよう、ラックLをラック搬送部23の所定位置に位置付ける。さらに、搬送ユニット2は、ラック搬送部23上にあるラックLを搬送して、左テーブル22に回収する。このように、ラックLは、右テーブル21から、左テーブル22に向かって流れるように搬送される。以下、かかる搬送経路において、右テーブル21に近づく方向を「搬送方向の上流」、左テーブル22に近づく方向を「搬送方向の下流」と称する。
本実施の形態において、ラックLに収容された容器は、ラック搬送部23上の取込位置P31aまたはP32a(図3参照)において、それぞれ測定ユニット31、32により取り込まれ、処理される。
図2(a)、(b)、(c)は、検体容器Tと、洗浄液容器Cと、ラックLの構成を示
す図である。図2(a)、(b)は、それぞれ、検体容器Tと洗浄液容器Cの外観を示す斜視図であり、図2(c)は、10本の検体容器Tが保持されているラックLの外観を示す斜視図である。なお、図2(c)には、ラックLが搬送ユニット2に載置されるときの向き(図1の前後左右と搬送方向の上流下流)が併せて示されている。
図2(a)を参照して、検体容器Tは、透光性を有するガラスまたは合成樹脂により構成された管状容器であり、上端が開口している。検体容器Tの側面には、バーコードラベルT1が貼付されている。バーコードラベルT1には、検体IDを含むバーコードが印刷されている。検体容器Tは、患者から採取された全血の血液検体を収容しており、上端の開口はゴム製の蓋部T2により密封されている。
図2(b)を参照して、洗浄液容器Cは、有色のガラスまたは合成樹脂により構成された管状容器であり、上端が開口している。なお、洗浄液容器Cの色は、検体容器Tの色と異なっており、視覚的に区別し易くなっている。また、洗浄液容器Cは、検体容器Tと同様の形状、大きさを有している。
洗浄液容器Cの側面には、バーコードラベルC1が貼付されている。バーコードラベルC1には、洗浄液IDを含むバーコードが印刷されており、洗浄液IDは、検体IDと識別可能となっている。また、洗浄液容器Cには、測定ユニット31、32内の流体回路を洗浄するための界面活性剤からなる洗浄液が収容されており、上端の開口はフィルムC2により密封されている。
図2(c)を参照して、ラックLの後方の側面には、バーコードラベルL1が貼付されている。バーコードラベルL1には、ラックIDを含むバーコードが印刷されている。また、ラックLには、10本の検体容器Tと洗浄液容器Cを垂直に保持することが可能な保持部が形成されている。以下、各保持部の位置を、便宜上、搬送方向の下流から上流に向かって昇順に保持位置1〜10と称する。
図2(d)は、洗浄液容器CのラックL上の配置ルールを説明する図である。図2(d)は、ラックLを上から見たときの洗浄液容器Cの配置を示す図である。なお、図2(d)には、搬送方向の上流下流と、図2(c)に示したラックLの保持位置の番号が併せて示されている。
測定ユニット31、32の両方を洗浄する場合、操作者は、図2(d)の上段に示すように、保持位置1、2に洗浄液容器Cをセットし、他の保持位置には、検体容器Tと洗浄液容器Cの何れもセットしない。この場合、保持位置1の洗浄液容器Cが測定ユニット31に割り振られ、保持位置2の洗浄液容器Cが測定ユニット32に割り振られる。
測定ユニット31のみを洗浄する場合、操作者は、図2(d)の中段に示すように、保持位置1にのみ洗浄液容器Cをセットし、他の保持位置には、検体容器Tと洗浄液容器Cの何れもセットしない。この場合、保持位置1の洗浄液容器Cが測定ユニット31に割り振られる。測定ユニット32のみを洗浄する場合、図2(d)の下段に示すように、保持位置2にのみ洗浄液容器Cをセットし、他の保持位置には、検体容器Tと洗浄液容器Cの何れもセットしない。この場合、保持位置2の洗浄液容器Cが測定ユニット32に割り振られる。
このように、通常、測定ユニット31、32を洗浄する場合は、ラックLの保持位置1、2の何れか一方、または両方に洗浄液容器Cのみがセットされる。
図1に戻って、検体の測定時には、測定ユニット31は、当該ユニットの前方のラック
搬送部23上にある検体容器Tに対して処理を行う。すなわち、測定ユニット31は、ラック搬送部23の取込位置P31a(図3参照)において、ハンド部31a(図3参照)によりラックLから検体容器Tを取り出して測定ユニット31の内部に搬送し、この検体容器Tに収容された検体を測定ユニット31内で測定する。測定が完了すると、測定ユニット31は、この検体容器Tを再び元のラックLの保持部に戻す。また、測定ユニット32も、測定ユニット31と同様にして検体の測定を行う。
また、洗浄時には、測定ユニット31は、当該ユニットの前方のラック搬送部23上にある洗浄液容器Cに対して処理を行う。すなわち、上記の検体容器Tの測定時と同様に、測定ユニット31は、ラック搬送部23の取込位置P31a(図3参照)において、ハンド部31a(図3参照)によりラックLから洗浄液容器Cを取り出して測定ユニット31の内部に搬送する。そして、測定ユニット31は、この洗浄液容器Cに収容された洗浄液を測定ユニット31内の検体の測定に用いられた流路と検出器に流し、その洗浄液を所定時間滞留させて汚れを落とす。
なお、洗浄処理は、たとえば、1日に1回程度行われ、それまでに行われた検体の測定による汚れの残留を防ぐために、長時間を掛けて洗浄液を滞留させて、流路、検出器等を洗浄する。
洗浄が完了すると、測定ユニット31は、この洗浄液容器Cを再び元のラックLの保持部に戻す。また、測定ユニット32も、測定ユニット31と同様にして洗浄を行う。そして、洗浄された測定ユニット31、32は、後述するモードの設定に従って、電源OFFまたはスタンバイ状態とされる。このように、測定ユニット31、32は、洗浄後に電源OFFされることにより、または、洗浄後にスタンバイ状態とされることにより、シャットダウンが完了する。
情報処理ユニット4は、入力部41と表示部42を備えている。また、情報処理ユニット4は、搬送ユニット2と測定ユニット31、32に、通信ネットワークを介して通信可能に接続されている。情報処理ユニット4は、搬送ユニット2と測定ユニット31、32の動作を制御し、測定ユニット31、32で行われた測定結果に基づいて分析を行う。また、情報処理ユニット4は、メッセージ等の所定の情報を表示部42に表示する。
図3は、搬送ユニット2と測定ユニット31、32を上側から見た場合の構成を模式的に示す図である。
まず、図3を参照して、バーコード情報の読取動作について説明する。
右テーブル21に載置されたラックLは、ラック送込機構21aによって前方側面が押されることにより、ラック搬送部23の右端の送込位置P1に搬送される。送込位置P1に位置付けられたラックLは、ラック搬送部23のベルト(図示せず)によって左方向に搬送される。なお、ラック搬送部23のベルトは、前後方向に2つ並んで配されており、ラック搬送部23にラックLが2台位置付けられた場合、各ベルトによって、それぞれのラックLが独立して左右方向に搬送される。
ラック搬送部23の中央近傍には、バーコードリーダB2aを備えるバーコードユニットB2が設置されている。バーコードリーダB2aの前方の読取位置P2に、ラックLの保持部が位置付けられると、バーコードユニットB2の保持判定機構(図示せず)により、この保持部に容器(検体容器Tまたは洗浄液容器C)が保持されているか否かが判定される。かかる保持判定機構は、前後方向(Y軸方向)から容器を挟み込むことが可能な機構からなる。容器を挟み込むことができると、読取位置P2に位置付けられた保持部に容
器が保持されていると判定される。
この保持部に検体容器Tが保持されていると、検体容器Tが回転されながらバーコードリーダB2aにより検体容器TのバーコードラベルT1から検体IDが読み取られる。この保持部に洗浄液容器Cが保持されていると、洗浄液容器Cが回転されながらバーコードリーダB2aにより洗浄液容器CのバーコードラベルC1から洗浄液IDが読み取られる。また、バーコードリーダB2aの前方に、ラックLのバーコードラベルL1が位置付けられると、バーコードリーダB2aによりラックLのバーコードラベルL1からラックIDが読み取られる。
このようにして、ラックLのバーコード情報と、ラックLの保持位置1〜10の全ての保持部についての容器有無情報と、ラックLに保持されている容器のバーコード情報が取得される。
次に、ラックLの検体容器Tおよび洗浄液容器Cの測定ユニット31、32への供給動作について説明する。
上述のようにして、バーコード情報が読み取られると、ラックLの保持部に保持された検体容器Tは、原則、搬送方向の下流(左方向)の保持位置に配置された容器から順に、測定ユニット31、測定ユニット32の順に交互に供給される。たとえば、ラックLの保持位置1〜3に、それぞれ、検体容器Tが保持されている場合、まず、保持位置1の検体容器Tが、測定ユニット31の取込位置P31aに位置付けられる。取込位置P31aには、ハンド部31aが、上下方向(Z軸方向)に移動可能となるように、測定ユニット31に設置されている。取込位置P31aに位置付けられた検体容器Tは、ハンド部31aにより把持されて、ラックLから上方向(Z軸正方向)に取り出され、測定ユニット31内に取り込まれる。
そして、保持位置1の検体容器Tが測定ユニット31によって取り出された後、当該検体の測定中に、保持位置2の検体容器Tが、測定ユニット32の取込位置P32aに位置付けられる。取込位置P32aに位置づけられた検体容器Tは、ハンド部32aにより把持されて、ラックLから上方向(Z軸正方向)に取り出され、測定ユニット32内に取り込まれる。
その後、測定ユニット31において、保持位置1に保持されていた検体容器Tの検体の測定が完了すると、再度、保持位置1が測定ユニット31の取込位置P32aに位置付けられる。そして、測定ユニット31のハンド部31aによって把持された検体容器Tが、上方向(Z軸正方向)からラックLの保持位置1にセットされる。
これにより、測定ユニット31が空き状態になるため、続いて、保持位置3の検体容器Tが、測定ユニット31の取込位置P31aに位置付けられ、測定ユニット31に取り込まれる。
他方、洗浄液容器Cの測定ユニット31、32への供給は、図2(d)に示した配置ルールに従って行われる。たとえば、図2(d)の上段のように洗浄液容器Cがセットされている場合、保持位置1、2の洗浄液容器Cが、それぞれ順に取込位置P31a、P32aに位置付けられ、測定ユニット31、32に取り込まれる。図2(d)の中段と下段のように洗浄液容器Cがセットされている場合、セットされている洗浄液容器Cが、対応する測定ユニットに取り込まれる。
図4(a)は、測定ユニット31、32による検体容器Tの取込動作を示すフローチャ
ートである。
検体容器Tが、測定ユニット31、32の取込位置P31a、P32aに位置付けられると、ハンド部31a、32aによって検体容器Tが把持されて、上方向(Z軸正方向)に取り出される(S31)。そして、ハンド部31a、32aは、検体容器Tを振り子状に移動させ、検体を攪拌する(S32)。このとき、容器セット部31b、32bが、取込位置P31a、P32aの上方に移動される(S33)。攪拌終了後、ハンド部31a、32aは、下方向(Z軸負方向)に移動し、ハンド部31a、32aにより把持されている検体容器Tが、容器セット部31b、32bにセットされる(S34)。
その後、容器セット部31b、32bがバーコード読取位置P31b、P32bに移動され(S35)、バーコードリーダB31a、B32aを備えるバーコードユニットB31、B32により、検体容器Tの確認が行われる(S36)。なお、バーコードユニットB31、B32は、上記バーコードユニットB2と同様の保持判定機構(図示せず)を備えている。
続いて、容器セット部31b、32bがピアサ31d、32dの真下位置の吸引位置P31c、P32cに位置付けられる(S37)。そして、ピアサ31d、32dが下方向に移動され、吸引位置P31c、P32cに位置付けられている検体容器Tから検体が吸引される(S38)。
ピアサ31d、32dによる検体の吸引が終わると、容器セット部31b、32bが前方に移動され、再び取込位置P31a、P32aに位置付けられる(S39)。取込位置P31a、P32aにおいて、検体容器Tは、容器セット部31b、32bからハンド部31a、32aにより上方向に取り出される(S40)。この状態で、容器セット部31b、32bが後方に移動される。その後、ハンド部31aが下方向(Z軸負方向)に移動され、この検体容器Tが、ラック搬送部23に位置付けられているラックLの元の保持部に戻される(S41)。
図4(b)は、測定ユニット31、32による洗浄液容器Cの取込動作を示すフローチャートである。
図4(b)において、S51と、S52〜S60は、図4(a)のS31と、S33〜S41の対象となる容器が、検体容器Tから洗浄液容器Cに置き換わったものである。このため、ここでは、各ステップの説明を省略する。また、図4(b)の取込動作では、図4(a)のS32に対応するステップが省略されている。これは、対象となる容器が洗浄液容器Cであるため、攪拌動作が不要なためである。
なお、全ての洗浄液容器Cについて洗浄液の吸引が行われた後、ラックLは、左テーブル22の後方位置に位置付けられ、ラック送込機構22aにより、左テーブル22の前方に搬送される。
図5は、搬送ユニット2と測定ユニット31、32の構成の概要を示す図である。
搬送ユニット2は、駆動部201と、センサ部202と、バーコードユニットB2と、通信部203を備える。
駆動部201は、搬送ユニット2内でラックLを搬送するための機構を含んでおり、センサ部202は、搬送ユニット2の搬送経路上の所定の位置においてラックLを検出するためのセンサを含んでいる。バーコードユニットB2は、上述したように、保持判定機構
(図示せず)と、バーコードリーダB2aを含んでいる。
通信部203は、情報処理ユニット4と通信可能に接続されている。搬送ユニット2内の各部は、通信部203を介して、情報処理ユニット4により制御される。また、搬送ユニット2内の各部から出力される信号は、通信部203を介して情報処理ユニット4に送信される。
測定ユニット31、32は、それぞれ、吸引部311、321と、試料調製部312、322と、検出部313、323と、駆動部314、324と、センサ部315、325と、バーコードユニットB31、B32と、通信部316、326を備える。なお、測定ユニット31、32は全く同様に構成されるため、以下、便宜上、測定ユニット31についてのみ説明する。
図6は、測定ユニット31の流体回路の概要を示す図である。
吸引部311は、容器に挿入されて測定ユニット31内に搬送された検体容器Tに収容されている検体および洗浄液容器Cに収容されている洗浄液を吸引するピアサ31dと、ピアサ31dに負圧を与えるシリンジポンプSPを含んでいる。試料調製部312は、赤血球および血小板を測定するための試料を調製する反応チャンバMC1と、白血球を測定するための試料を調製する反応チャンバMC2を備えている。検出部313は、赤血球および血小板を測定するための電気抵抗式検出器DC1と、白血球を光学的に測定するための光学式検出器DC2を備えている。また、測定ユニット31は、廃液を収容する廃液チャンバWCを備えている。
検体容器Tに収容された検体を測定する場合、吸引部311は、シリンジポンプSPによってピアサ31dに負圧を与えることにより、ピアサ31dを介して検体を吸引し、反応チャンバMC1、MC2のそれぞれに検体を吐出する。試料調製部312は、反応チャンバMC1内で、検体と試薬とを混合攪拌し、赤血球および血小板測定用の試料を調製する。また、試料調製部312は、反応チャンバMC2内で、検体と試薬とを混合攪拌し、白血球測定用の試料を調製する。反応チャンバMC1で調製された試料は、流路を介して電気抵抗式検出器DC1に送られ、反応チャンバMC2で調製された試料は流路を介して光学式検出器DC2に送られる。検出部313は、この光学式検出器DC2によって試料中の白血球、有核赤血球等から光学情報(側方蛍光信号、前方散乱光信号、側方散乱光信号)を検体のデータとして検出する。また、検出部313は、電気抵抗式検出器DC1によって試料中の赤血球、血小板から電気情報を検体のデータとして検出する。検出部313を通過した試料は、流路を介して廃液チャンバWCに送られる。
洗浄液容器Cに収容された洗浄液を用いて洗浄を行う場合、洗浄液は、検体と同様の経路を辿って送液される。つまり、洗浄液は、吸引部311によって洗浄液容器Cから吸引され、試料調製部312の各反応チャンバに吐出されることにより、各反応チャンバから廃液チャンバWCに至る流路が洗浄液によって満たされる。この状態で長時間放置されることにより、各反応チャンバの内壁に付着した検体および試薬が除去される。
図5に戻り、駆動部314は、測定ユニット31内で検体容器Tおよび洗浄液容器Cを搬送するための機構を含んでいる。センサ部315は、測定ユニット31内の搬送経路上の所定の位置において検体容器Tおよび洗浄液容器Cを検出するためのセンサを含んでいる。バーコードユニットB31は、上述したように、保持判定機構(図示せず)と、バーコードリーダB31aを含んでいる。
通信部316は、情報処理ユニット4と通信可能に接続されている。測定ユニット31
内の各部は、通信部316を介して、情報処理ユニット4により制御される。また、測定ユニット31内の各部から出力される信号は、通信部316を介して情報処理ユニット4に送信される。
図7は、情報処理ユニット4の構成の概要を示す図である。
情報処理ユニット4は、パーソナルコンピュータからなり、本体40と、入力部41と、表示部42から構成されている。本体40は、CPU401と、ROM402と、RAM403と、ハードディスク404と、読出装置405と、入出力インターフェース406と、画像出力インターフェース407と、通信インターフェース408を有する。
CPU401は、ROM402に記憶されているコンピュータプログラムおよびRAM403にロードされたコンピュータプログラムを実行する。RAM403は、ROM402およびハードディスク404に記録されているコンピュータプログラムの読み出しに用いられる。また、RAM403は、これらのコンピュータプログラムを実行するときに、CPU401の作業領域としても利用される。
ハードディスク404には、オペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムなど、CPU401に実行させるための種々のコンピュータプログラムおよびコンピュータプログラムの実行に用いるデータがインストールされている。すなわち、ハードディスク404には、測定ユニット31、32から送信された検体のデータを解析して赤血球数、白血球数等の測定結果を生成し、生成した測定結果に基づいて表示部42に表示を行うプログラム等がインストールされている。
また、ハードディスク404には、後述する測定オーダと、登録日時情報と、状態情報とが記憶される。測定オーダは、検体IDと、検体IDに対応付けられた測定項目を含む種々の項目を含む情報である。登録日時情報は、測定オーダが登録された日時を示す情報であり、各測定オーダに対応付けて記憶される。状態情報は、測定オーダに基づく測定が完了したか否かを示す情報であり、各測定オーダに対応付けて記憶される。
読出装置405は、CDドライブまたはDVDドライブ等によって構成されており、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムおよびデータを読み出すことができる。入出力インターフェース406には、マウスやキーボードからなる入力部41が接続されており、操作者が入力部41を使用することにより、情報処理ユニット4に指示およびデータが入力される。画像出力インターフェース407は、ディスプレイ等で構成された表示部42に接続されており、画像データに応じた映像信号を、表示部42に出力する。
表示部42は、入力された映像信号をもとに、画像を表示する。表示部42には、各種プログラム画面が表示される。また、通信インターフェース408により、搬送ユニット2と測定ユニット31、32に対してデータの送受信が可能となる。
図8は、情報処理ユニット4の表示部42に表示されるオーダ登録画面D1を示す図である。
オーダ登録画面D1は、検体番号入力部D101と、ラック番号入力部D102と、試験管位置入力部D103と、ディスクリート選択部D104と、検体コメント入力部D105と、患者番号入力部D106と、患者情報入力領域D110と、オーダ選択領域D120と、測定チャンネル選択領域D130と、ボタンD141、D142を含んでいる。操作者は、情報処理ユニット4の入力部41を操作することにより、表示部42にオーダ登録画面D1を表示させることができる。
検体番号入力部D101は、検体容器TのバーコードラベルT1に含まれる検体IDを入力するための入力ボックスである。ラック番号入力部D102は、ラックLのバーコードラベルL1に含まれるラックIDを入力するための入力ボックスである。試験管位置入力部D103は、検体容器Tが保持される保持位置を入力するための入力ボックスである。ディスクリート選択部D104は、測定項目(ディスクリート)のうち、予め用意された測定項目の組み合わせを選択するための選択ボックスである。ディスクリート選択部D104で測定項目の組み合わせを選択すると、これに応じて、オーダ選択領域D120と測定チャンネル選択領域D130に含まれるチェックボックスの選択が行われる。検体コメント入力部D105と患者番号入力部D106は、検体についてのコメントと、検体を採取した患者の番号を入力するための入力ボックスである。
患者情報入力領域D110は、検体を採取した患者の種々の情報を入力および選択するための入力ボックスおよび選択ボックスを含んでいる。
オーダ選択領域D120は、CBC領域D121と、DIFF領域D122と、RET領域D123を含んでおり、検体に対する測定項目を詳細に設定するための領域である。CBC領域D121と、DIFF領域D122と、RET領域D123は、それぞれ、CBC項目と、DIFF項目と、RET項目に含まれる測定項目を選択するためのチェックボックスを含んでいる。測定チャンネル選択領域D130は、2つの測定項目を選択可能なチェックボックスを含んでいる。なお、オーダ選択領域D120と測定チャンネル選択領域D130で詳細に測定項目を選択した場合、ディスクリート選択部D104の表示は、たとえば、“FREE SELECT”となる。
ボタンD141が押下されると、オーダ登録画面D1内で入力および選択された項目が、情報処理ユニット4のハードディスク404に記憶される。ボタンD142が押下されると、オーダ登録画面D1内で入力および選択された項目が破棄される。このように、操作者は、図8に示すオーダ登録画面D1を介して、検体IDに対応付けて、検体に対して行う測定項目を含む種々の項目を設定することができる。オーダ登録画面D1により設定されるこれらの項目を、以下、「測定オーダ」と称する。
また、ボタンD141が押下されて測定オーダが記憶されるときに、ボタンD141が押下された日時(以下、「登録日時情報」という)が、検体IDに対応付けてハードディスク404に記憶される。さらに、ボタンD141が押下されて測定オーダが記憶されるときに、この測定オーダに基づく測定が完了したか否かを示す情報(以下、「状態情報」という)が、検体IDに対応付けてハードディスク404に記憶される。なお、状態情報の内容は、“未測定”または“完了”の何れかであり、測定オーダが登録されると、状態情報は“未測定”に設定される。
図9は、情報処理ユニット4の表示部42に表示される測定登録画面D2を示す図である。
測定登録画面D2は、オーダリスト領域D210と、オーダ領域D220と、患者情報領域D230を含んでいる。
オーダリスト領域D210には、オーダ登録画面D1を介してハードディスク404に記憶された測定オーダが、リスト形式で表示される。具体的には、測定オーダのうち、ラックIDを示す“ラック項目”と、試験管位置を示す“位置項目”と、検体IDを示す“検体番号項目”と、測定項目を示す“ディスクリート項目”と、患者IDを示す“患者ID項目”が表示されている。その他の項目は、オーダリスト領域D210の横スクロール
バーにより表示することができる。
また、オーダリスト領域D210には、検体IDに対応付けられた状態情報を示す“状態項目”と、検体IDに対応付けられた登録日時情報を示す“登録日時項目”が表示される。状態項目には、状態情報の内容(“未測定”または“完了”)が表示され、登録日時項目には、登録日時情報の内容(年月日と時刻)が表示される。このように、オーダリスト領域D210には、1件の検体ID(測定オーダ)に対応して、この測定オーダの状態項目と登録日時項目が併せて表示される。
オーダ領域D220は、オーダリスト領域D210で選択された測定オーダのディスクリート項目の詳細が表示される。オーダ領域D220の“アイテム項目”には、図8のオーダ選択領域D120と測定チャンネル選択領域D130に含まれる全ての測定項目が表示される。オーダ領域D220の“オーダ項目”には、アイテム項目に示される測定項目に対して、測定を行うか否かがチェックマークにより表示される。なお、図9に示すオーダ領域D220は、縦スクロールバーにより表示内容を上下に移動させることができる。
患者情報領域D230には、オーダリスト領域D210で選択された測定オーダの患者情報が表示される。患者情報領域D230は、図8の患者情報入力領域D110に含まれる各項目に対応するものである。
操作者は、図9に示す測定登録画面D2を参照することにより、ハードディスク404に記憶された測定オーダの内容を確認することができる。また、操作者は、オーダリスト領域D210の状態項目と登録日時項目を参照することにより、それぞれ、測定オーダに基づいて検体の測定が行われたか否かと、測定オーダが登録された日時を知ることができる。
図10は、情報処理ユニット4によるラックLの制御動作を示すフローチャートである。
情報処理ユニット4のCPU401は、まず、右テーブル21に載置されたラックLを、バーコードユニットB2の読取位置P2に搬送する(S111)。続いて、CPU401は、バーコードユニットB2により、このラックLの保持位置1、2の読み取りを行う(S112)。このとき、上述したように、保持位置1、2に容器が保持されているか否かが判定され、容器が保持されている場合には、この容器からバーコード情報を読み取る。これにより、CPU401は、容器が検体容器Tと洗浄液容器Cの何れであるかを判定する。
CPU401は、バーコードユニットB2の読み取りにより、保持位置1、2の何れにも洗浄液容器Cが保持されていないと判定すると(S113:NO)、保持位置3〜10に対してバーコード情報の読み取りを行い、ラックLに保持されている検体に対して順次、測定処理を行う(S114〜S116)。なお、この場合に、保持位置3〜10に洗浄液容器Cが保持されていると、洗浄液容器Cは無視され、検体容器Tの検体の測定のみが行われる。
検体の測定処理において、CPU401は、検体容器Tから読み取った検体IDに基づいてハードディスク404に記憶している測定オーダを参照する(S114)。しかる後、CPU401は、図4(a)の取込動作に従って、順次、検体容器Tを測定ユニット内に取り込み、測定を行う(S115)。検体の測定が完了すると、CPU401は、測定が完了した検体の検体IDに対応付けられた状態情報の内容を“未測定”から“完了”に更新する(S116)。こうして、ラックLに保持されている全ての検体ついて測定処理
が終了すると、CPU401は、このラックLを左テーブル22に搬送する(S127)。
他方、CPU401は、バーコードユニットB2の読み取りにより、保持位置1、2の何れかに洗浄液容器Cが保持されていると判定すると(S113:YES)、図2(d)に示した配置ルールに従って、対応する測定ユニットの洗浄予約を行う(S117)。たとえば、保持位置1、2の両方に洗浄液容器Cがセットされている場合、測定ユニット31、32の洗浄予約が行われ、保持位置1または2にのみ洗浄液容器Cがセットされている場合は、それぞれ、測定ユニット31、32の何れか一方のみの洗浄予約が行われる。
続いて、CPU401は、ラックLを搬送して、洗浄予約された測定ユニットの取込位置に洗浄液容器Cを搬送する(S118)。たとえば、測定ユニット31、32の両方に洗浄予約が行われている場合、保持位置1の洗浄液容器Cが測定ユニット31の取込位置P31aに位置付けられ、測定ユニット31、32の何れか一方のみに洗浄予約が行われている場合、それぞれ、保持位置1、2の洗浄液容器Cが、取込位置P31a、P32aの何れか一方に位置付けられる。
なお、洗浄液容器Cが搬送先となった測定ユニットの取込位置に位置付けられると、CPU401は、この洗浄液容器Cの搬送を中断する。すなわち、CPU401は、S117で設定された洗浄予約に応じて洗浄液容器Cを取込位置まで搬送し、後述するメッセージダイアログD3の操作が行われるまで、この洗浄液容器Cを取込位置で待機させる。
次に、CPU401は、ハードディスク404に記憶されている状態情報を参照する(S119)。ハードディスク404には、図9に示したように、各測定オーダに基づく測定が完了したか否かの情報(“未測定”または“完了”)が、状態情報として格納されている。CPU401は、状態情報を参照した結果、未測定である測定オーダがあると判定すると(S120:YES)、シャットダウン動作の実行を保留し、表示部42に、図11(a)に示すメッセージダイアログD3を表示する(S121)。他方、CPU401は、未測定である測定オーダがないと(S120:NO)、処理をS123に進める。
図11(a)は、メッセージダイアログD3を示す図である。
メッセージダイアログD3には、未測定となっている測定オーダがある旨が表示されている。ボタンD31が押下されると、シャットダウンが行われ、ボタンD32が押下されると、シャットダウンは行われない。このメッセージダイアログD3は、いずれかのボタンが押されなければ閉じないように構成されており、このダイアログが表示されている間、シャットダウンが保留される。なお、メッセージダイアログD3は、図11(b)に示すように、さらにボタンD33が含まれるようにしても良い。この場合、ボタンD33が押下されると、図9の測定登録画面D2、または測定登録画面D2と同様のダイアログが表示部42に表示される。
図10に戻り、CPU401は、メッセージダイアログD3のボタンD31、D32が押下されたかを判定する(S122、S124)。ボタンD31が押下されると(S122:YES)、CPU401は、S118で搬送先となった測定ユニットのシャットダウンを行う(S123)。シャットダウンとは、洗浄液容器Cを用いた洗浄処理を行った後で、測定ユニット31、32および情報処理ユニット4を含む検体分析装置1の電源をOFFにする動作(電源OFFモード)、または、洗浄処理を行った後で洗浄が行われた測定ユニットをスタンバイ状態にする動作(スタンバイモード)である。なお、スタンバイ状態とは、測定開始の指示を受付可能な状態で検体分析装置1が待機している状態である。シャットダウン動作としていずれのモードを実行するかは、操作者が予め設定しておく
ことができる。
CPU401は、この測定ユニットにおいて、図4(b)の取込動作に従って、対応する洗浄液容器Cを用いた洗浄処理を行い、モードの設定にしたがって、この測定ユニットを電源OFF状態またはスタンバイ状態にする。CPU401は、メッセージダイアログD3のボタンD32が押下されたと判定すると(S122:NO、S124:YES)、S123の処理をスキップさせる。いずれのボタンも押下されていなければ(S124:NO)、ステップS122およびS124の判断が繰り返され、シャットダウンの保留が継続する。
なお、スタンバイモードが設定されている場合、他方の測定ユニットが起動状態のときにシャットダウン処理が行われると、この測定ユニットにおいて洗浄処理が行われた後、この測定ユニットがスタンバイ状態にされる。また、他方の測定ユニットがスタンバイ状態のときに、シャットダウン処理が行われると、この測定ユニットにおいて洗浄処理が行われた後、両方の測定ユニットがスタンバイ状態にされる。
また、電源OFFモードが設定されている場合、他方の測定ユニットが起動状態のときにシャットダウン処理が行われると、この測定ユニットにおいて洗浄処理が行われた後、この測定ユニットが休止状態(検体の処理を受け付けない状態)にされる。また、他方の測定ユニットが休止状態のときに、シャットダウン処理が行われると、この測定ユニットにおいて洗浄処理が行われた後、両方の測定ユニットおよび情報処理ユニット4を含む検体分析装置1の電源がOFFにされる。
次に、CPU401は、この測定ユニットの洗浄予約を取り消して(S125)、他の測定ユニットについて洗浄予約されているかを判定する(S126)。他の測定ユニットについて洗浄予約されていると(S126:YES)、処理がS118に戻され、他の測定ユニットについて、S118〜S125の処理が行われる。他方、他の測定ユニットについて洗浄予約されていないと(S126:NO)、CPU401は、このラックLを左テーブル22に搬送する(S127)。
以上、本実施の形態によれば、図2(d)に示すようにセットされた洗浄液容器CのバーコードラベルC1から、バーコードリーダB2aによって洗浄液IDが読み取られると(図10のS113:YES)、図10のS117〜S126に示す動作が行われる。このとき、情報処理ユニット4のCPU401は、ハードディスク404に記憶されている状態情報を参照する。状態情報が“未測定”となっている検体(測定オーダ)があると、情報処理ユニット4は、表示部42にメッセージダイアログD3を表示し、操作者からの指示を受け付けるまでシャットダウン動作の実行を保留する。これにより、操作者が、未測定の検体の存在を忘れて洗浄液容器Cの搬送を開始させた場合であっても、自動的にシャットダウン動作が開始されてしまうことを回避することができる。ゆえに、シャットダウン開始後に未測定検体の存在に気づいた操作者が、シャットダウンが終わるまで、あるいは検体分析装置1を再起動させるまで、検体の測定を長時間待たなければならない事態を未然に防止できる。
また、本実施の形態によれば、未測定の検体が残っている場合に、表示部42にメッセージダイアログD3が表示されるため、操作者は、未測定の検体(測定オーダ)が存在することを容易に把握することができる。また、メッセージダイアログD3にボタンD31、D32が含まれているため、ボタンD31、D32を操作することにより、シャットダウンを行うか否かを容易に選択することができる。さらに、図11(b)のように、メッセージダイアログD3にボタンD33が含まれていると、操作者は、ボタンD31、D32を操作する前に、ボタンD33を操作して、未測定のオーダを確認することができる。
これにより、操作者は、シャットダウンを実行すべきかを適正に判断することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の実施の形態はこれらに限定されるものではない。
たとえば、上記実施の形態では、測定ユニットとして血球計数装置を例示したが、測定ユニットは、臨床検体を流体系に流して処理する機構を備えた装置であれば広く適用することができ、測定ユニットは尿分析装置であっても良いし、血液凝固分析装置であっても良いし、免疫分析装置であっても良いし、生化学分析装置であっても良い。
また、上記実施の形態では、測定ユニット31、32のハンド部31a、32aによって、検体容器Tが内部に取り込まれた後に、ピアサ31d、32dによって、検体が吸引される検体分析装置1を例示したが、検体容器Tを内部に取り込まず、取込位置P31a、P32aにピアサが設けられ、ラック搬送部23上の検体容器Tの検体を吸引する検体分析装置にも本発明を適用することができる。
また、上記実施の形態では、未測定の検体(測定オーダ)が存在する場合に、メッセージダイアログD3のボタンD31、D32の何れかが押下されるまで、洗浄液容器Cは対応する測定ユニットの取込位置で待機させられた。しかしながら、これに限らず、洗浄液容器Cは、対応する測定ユニットに取り込まれなければ、ラック搬送部23上の他の位置で待機させられても良い。また、ハンド部31a、32aによって、洗浄液容器Cを測定ユニット31、32内に取り込むが、容器搬送部31c、32cが洗浄液容器Cを吸引位置P31c、P32cに位置付けない、または、ピアサ31d、ピアサ32dによって、洗浄液を吸引しないことによって、洗浄液による洗浄が保留されても良い。
また、上記実施の形態では、右テーブル21と左テーブル22とを繋ぐラック搬送部23上で容器に付されたバーコードを読み取ったが、これに限られない。たとえば、右テーブル21にラックLを供給するための搬送装置を搬送ユニット2の上流に接続し、その搬送装置による搬送経路の途中でバーコードを読み取っても良い。
また、上記実施の形態では、2つの測定ユニット31、32を備える検体分析装置1を例示したが、測定ユニットが1つまたは3つ以上配置されていても良く、測定ユニットのほか、血液を吸引してスライドに塗抹する機構を備えた塗抹標本作製装置が備えられても良い。
なお、検体分析装置1に塗抹標本作製装置が備えられる場合、検体IDと、検体IDに対応付けられた塗抹標本の作製有無とからなる塗抹標本作製オーダが別途用いられる。また、状態情報には、塗抹標本作製オーダに基づく作製が完了したか否かを示す情報(“未作製”または“完了”)が付加される。情報処理ユニット4のCPU401は、測定ユニットと塗抹標本作製装置の何れかに洗浄液容器Cを供給しようとする場合に、状態情報を参照して、未測定または未作製となっている検体があると、メッセージダイアログD3を表示するようにしても良い。
また、上記実施の形態では、状態情報を参照して、未測定の検体(測定オーダ)があれば、メッセージダイアログD3が表示されたが、さらに測定オーダの登録日時情報を参照して、メッセージダイアログD3を表示するか否かが判定されるようにしても良い。
図12(a)、(b)は、図10に示したフローチャートのS120を変更した場合のフローチャートである。図12(a)、(b)では、変更したフローチャートの一部のみが示されており、破線部分は、図10のフローチャートから変更された部分を示している
図12(a)を参照して、情報処理ユニット4のCPU401は、状態情報を参照した後(S119)、検体(測定データ)に対応する登録日時情報を参照する(S131)。状態情報と登録日時情報は、上述したように、ハードディスク404に記憶されている。続いて、CPU401は、未測定であり、且つ、登録日時が現在時刻から所定時間以内(たとえば、24時間以内)である測定オーダがあるかを判定する(S132)。
未測定、且つ、所定時間以内に登録された測定オーダがあると(S132:YES)、CPU401は、上記実施の形態と同様、表示部42にメッセージダイアログD3を表示する(S121)。他方、未測定、且つ、所定時間以内に登録された測定オーダがないと(S132:NO)処理がS123に進められる。
図12(b)を参照して、情報処理ユニット4のCPU401は、状態情報を参照した後(S119)、検体(測定データ)に対応する登録日時情報を参照する(S141)。続いて、CPU401は、未測定であり、且つ、登録日時が前回の洗浄処理を行った日時(洗浄日時)以降である測定オーダがあるかを判定する(S142)。なお、ハードディスク404には、測定ユニット31、32の何れかで洗浄処理が行われた日時が記憶されているものとする。
未測定、且つ、前回の洗浄日時以降に登録された測定オーダがあると(S142:YES)、CPU401は、上記実施の形態と同様、表示部42にメッセージダイアログD3を表示する(S121)。他方、未測定、且つ、前回の洗浄日時以降に登録された測定オーダがないと(S142:NO)処理がS123に進められる。
図12(a)、(b)のように処理が行われると、過去に登録したまま削除し忘れたような不要な測定オーダが残っている場合、メッセージダイアログD3が表示されることなく、シャットダウン処理が行われる。これにより、シャットダウン処理を円滑に行うことができる。
なお、S142において、CPU401は、未測定であり、且つ、登録日時が前回のシャットダウン処理を行った日時(シャットダウン日時)以降である測定オーダがあるかを判定するようにしても良い。
また、上記実施の形態では、洗浄予約された測定ユニットの取込位置に洗浄液容器Cが搬送される度に、状態情報を参照して未測定である測定オーダがあるか判定された。しかしながら、これに替えて、測定ユニット31、32の両方が起動状態である場合には、未測定である測定オーダがあるか判定されず、測定ユニット31、32の何れかが起動状態である場合にのみ、未測定である測定オーダがあるか判定されるようにしても良い。
また、上記実施の形態では、取込位置に洗浄液容器Cを搬送したところで未測定のオーダの有無を判断したが、ステップS112においてバーコードを読み取った時点で未測定オーダの有無を判断してもよい。
また、上記実施の形態では、検体容器Tおよび洗浄液容器Cは、ラックLにセットされて、測定ユニット31、32に供給されたが、ラックLにセットされず、検体容器Tおよび洗浄液容器Cが1本ずつ直接ラック搬送部23に設置されて搬送され、測定ユニット31、32に供給されても良い。
また、上記実施の形態では、バーコードユニットB2によって、容器の有無と、検体容
器T、洗浄液容器Cの種別が識別されたが、他の識別手段で識別されても良い。たとえば、容器に検体IDと洗浄液IDを示すICチップが配され、ICチップリーダが用いられても良いし、容器に検体IDと洗浄液IDを示すRFID(Radio Frequency IDentification)が配され、RDIDリーダが用いられても良い。また、予め検体と洗浄液で容器の形状を異ならせておく場合には、形状を識別する光センサが用いられても良く、容器を撮像して画像解析により形状を識別するようにしても良い。また、線状のバーコードに代えて、QRコード(登録商標)のように点を配置した二次元コードを用いても良い。
また、上記実施の形態では、図2(d)に示すようにセットされた洗浄液容器CのバーコードラベルC1から、洗浄液IDが読み取られると、洗浄液容器Cの位置に応じて洗浄予約が行われた。しかしながら、これに限らず、専用のラックを用いることにより、シャットダウンが受け付けられるようにしても良い。この場合、読取位置P2でバーコードリーダB2aによって読み取られたラックIDにより、洗浄を行うためのラックLであると判定された場合に、未測定である測定オーダがあれば、メッセージダイアログD3が表示されるようにしても良い。
また、上記実施の形態では、状態情報を用いて、検体に対する測定が完了したか否かを判定したが、状態情報が用いられなくても良い。この場合、測定オーダに基づく検体の測定が完了すると、図10のS116に替えて、測定オーダをハードディスク404から削除する。こうすると、ハードディスク404に記憶されている測定オーダは全て未測定に関するものとなるため、未測定の検体があるか否かの判定(S120)では、測定オーダの有無に基づいて行われる。
また、上記実施の形態では、洗浄を実行した後、測定ユニット31、32は電源OFF状態、休止状態またはスタンバイ状態とされたが、これに限らず、再起動とされても良いし、情報処理ユニット4のアプリケーションによって、操作者が電源OFF状態、休止状態またはスタンバイ状態とするか、再起動とするかを設定できるようにしても良い。
また、上記実施の形態では、電源OFFモードが設定されている場合、図2(d)に示した配置ルールに従って、対応する測定ユニットに対してシャットダウン処理が行われた。しかしながら、これに限らず、電源OFFモードが設定されている場合は、図2(d)の状態に示すように、保持位置1、2の両方に洗浄液容器Cがセットされた場合にのみ、シャットダウン処理が行われるようにしても良い。この場合のシャットダウン処理では、保持位置1、2に保持された洗浄液容器Cを用いて両方の測定ユニットにおいて洗浄処理が並行して行われた後、両方の測定ユニットおよび情報処理ユニット4を含む検体分析装置1の電源がOFFにされる。また、保持位置1、2の何れか一方のみに洗浄液容器Cを保持するラックLが右テーブル21にセットされた場合には、当該ラックLによるシャットダウン指示は無効とされ、当該ラックLは、そのまま、左テーブル22に搬出される。なお、電源OFFモードにおける動作がこのように変更される場合、上述の休止状態は存在せず、両方の測定ユニットが略同じタイミングで電源OFFにされる。
また、上記実施の形態では、未測定の検体があると(図10のS120:YES)、メッセージダイアログD3が表示され、操作者は、ボタンD31、D32の何れを押下するかにより、シャットダウン処理を行うか否かを選択することができた。しかしながら、これに限らず、未測定の検体があると、メッセージダイアログD3が表示されることなく、常時シャットダウン処理が行われないようにしても良い。また、上記実施の形態のようにメッセージダイアログD3が表示される場合と、常時シャットダウン処理が行われない場合とを、操作者が設定できるようにしても良い。
また、上記実施の形態では、未測定の検体があると(図10のS120:YES)、メ
ッセージダイアログD3が表示されたが、これに限らず、情報処理ユニット4に設けられたスピーカから、未測定の検体があることを通知するための音声が出力され、洗浄液容器Cの搬送が中断されるようにしても良い。シャットダウンを指示する場合、操作者は、洗浄液容器Cの搬送開始を指示して装置から離れてしまう場合もありえるため、音声を出力することにより装置から離れた位置にいる操作者に、シャットダウンの実行が保留されたことをすぐに知らせることができる。
また、上記実施の形態では、シャットダウン動作が保留されているときに、画面に表示されたボタンD31を押下することで保留を解除するようにしたが、他の手段によって保留を解除できるようにしてもよい。例えば、測定ユニットの筐体に設けられたハードウェアのボタンを押下することで保留が解除されるようにしてもよいし、所定のキー操作によって保留が解除されるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、未測定の検体があると(図10のS120:YES)、シャットダウン動作を中止するためのボタンD32を含むメッセージダイアログD3が表示された。しかしながら、これに限らず、メッセージダイアログD3には、入力部41に対して所定の操作(たとえば、所定のキーの押下)を操作者に促すメッセージが表示されても良い。
また、上記実施の形態では、図11(b)に示すメッセージダイアログD3が表示される場合には、ボタンD33が押下されると、図9の測定登録画面D2、または測定登録画面D2と同様のダイアログが表示された。しかしながら、これに限らず、メッセージダイアログD3が表示された後、所定のタイミングで(たとえば、10秒経過後に)、自動的に測定登録画面D2、または測定登録画面D2と同様のダイアログが表示されるようにしても良い。この場合、測定登録画面D2に替えて、未測定の測定オーダのみを含むリストが表示されても良い。
また、上記実施の形態では、測定オーダと、状態情報と、登録日時情報は、情報処理ユニット4のハードディスク404に記憶された。しかしながら、これに限らず、図13(a)に示すように、情報処理ユニット4に通信可能に接続されたホストコンピュータ5がある場合、測定オーダと、状態情報と、登録日時情報は、ホストコンピュータ5のハードディスク52に記憶されるようにしても良い。
この場合、ホストコンピュータ5は、情報処理ユニット4と同様に、オーダ登録画面D1を表示することができ、この画面を介して操作者から測定オーダの登録を受け付けることが可能に構成されうる。
ホストコンピュータ5を用いる場合の一連の流れを例示する。まず、患者を診察した医師が、診察の結果を受けて、その患者について測定するべき項目を決定する。医師は、決定した測定項目を測定オーダとしてホストコンピュータ5に入力する。ホストコンピュータ5は、測定オーダと、状態情報と、登録日時情報を、検体IDと対応づけてハードディスク52に記憶する。医師は、検体IDを示すバーコードを発行し、採取した検体の検体容器に貼付する。
患者から採取された検体を収容した検体容器が検体分析装置1に到着すると、検体容器に付されたバーコードが読み取られる。情報処理ユニット4は、図10のS114において、図13(b)に示すように、読み取ったバーコードによって示される検体IDに測定オーダ問い合わせの旨を付加した情報をホストコンピュータ5に送信する。ホストコンピュータ5は、ハードディスク52に記憶した測定オーダを読み出し、情報処理ユニット4に送信する。検体分析装置1の測定ユニット31、32は、受信した測定オーダに基づい
て検体の測定を行う。また、情報処理ユニット4は、測定が完了すると、図13(c)に示すように、検体IDに完了した旨の情報を付加した情報をホストコンピュータ5に送信する。ホストコンピュータ5は、この検体に対応付けられた状態情報の内容を“完了”に更新する。
また、情報処理ユニット4は、図10のS119において、図13(d)に示すように、洗浄液IDに状態情報の問い合わせ要求を付加した情報をホストコンピュータ5に送信する。ホストコンピュータ5は、ハードディスク52に記憶している状態情報を参照して、未測定である測定オーダの有無を情報処理ユニット4に送信し、情報処理ユニット4は、受信した情報に基づいて、S120の判定を行う。なお、ホストコンピュータ5は、未測定である測定オーダの有無に替えて、あるいは、これとともに、登録日時が最新の測定オーダ情報や、未測定の測定オーダの件数等を、情報処理ユニット4に送信するようにしても良い。
このように、測定オーダがホストコンピュータ5のハードディスク52に記憶される場合、図11(b)に示すメッセージダイアログD3のボタンD33は、未測定である測定オーダの有無の問い合わせに応じて、ホストコンピュータ5から情報処理ユニット4に送信された内容を表示するためのボタンとなる。
また、上記実施の形態では、図2(d)に示すようにセットされた洗浄液容器CのバーコードラベルC1から、バーコードリーダB2aによって洗浄液IDが読み取られると(図10のS113:YES)、図10のS117〜S126に示す動作が行われた。しかしながら、これに限らず、操作者により情報処理ユニット4を介して洗浄指示が入力された場合に、S117〜S126に対応する処理が行われるようにしても良い。
また、操作者により洗浄指示が入力される場合、検体分析装置は、測定ユニットの前方に搬送ユニットが配置されない構成であっても良い。
図14は、この場合の検体分析装置6の外観を示す斜視図である。検体分析装置6は、測定ユニット61と、上記情報処理ユニット4と同様の情報処理ユニット62から構成されている。
測定ユニット61の前方の右下部分には、凹部611が形成されている。凹部611の上面には、吸引管612が突出するように設置されており、凹部611の後方面にはスタートスイッチ613が設けられている。操作者は、吸引管612を容器に挿入させた状態でスタートスイッチ613を押下し、容器内の液体を吸引する指示を行う。測定ユニット61のその他の構成は、上記測定ユニット31、32と略同様である。
情報処理ユニット62は、CPU620と、表示部621と、入力部622を備えており、測定ユニット61と通信可能に接続されている。また、情報処理ユニット62はハードディスク(図示せず)を備えており、このハードディスクには、上記情報処理ユニット4と同様に、測定オーダと、状態情報と、登録情報が記憶される。情報処理ユニット62のその他の構成は、上記情報処理ユニット4と同様である。
図15は、情報処理ユニット62による処理を示すフローチャートである。
情報処理ユニット62のCPU620は、操作者により入力部622を介して表示部621に表示されたボタンが押下されることにより、測定指示が入力されたと判定すると(S201:YES)、図10のS114〜S116と同様の処理を行う(S202〜S204)。操作者による測定指示の入力は、入力部622を介して行われる他、測定ユニッ
ト61に別途設けられたボタンが押下されることにより行われても良い。なお、S203の測定処理は、操作者により検体容器Tが吸引管612に挿入された状態でスタートスイッチ613が押下されると開始される。
CPU620は、操作者により入力部622を介してシャットダウン指示が入力されたと判定すると(S201:NO、S205:YES)、図10のS119〜S124と同様の処理を行う(S206〜S211)。なお、S210のシャットダウン処理は、操作者により洗浄液容器Cが吸引管612に挿入された状態でスタートスイッチ613が押下されると開始される。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 … 検体分析装置(検体処理装置)
2 … 搬送ユニット(搬送部)
31、32 … 測定ユニット(検体処理部)
31c、32c … 容器搬送部(搬送部)
31d、32d … ピアサ(吸引管、流体回路)
316 … 通信部
4 … 情報処理ユニット(制御部)
401 … CPU(制御部)
404 … ハードディスク(記憶部)
41 … 表示部(出力部)
5 … ホストコンピュータ(制御部)
51 … CPU(制御部)
52 … ハードディスク(記憶部)
6 … 検体分析装置(検体処理装置)
61 … 測定ユニット(検体処理部)
612 … 吸引管
62 … 情報処理ユニット(制御部)
621 … 表示部(出力部)
B2a … バーコードリーダ(読取部)
MC1、MC2 … 反応チャンバ(流体回路)
DC1 … 電気抵抗式検出器(流体回路)
DC2 … 光学式検出器(流体回路)
WC … 廃液チャンバ(流体回路)
D3 … メッセージダイアログ(指示手段)
D31 … ボタン(保留解除手段)
T … 検体容器
T1 … バーコードラベル(記憶媒体)
C … 洗浄液容器
C1 … バーコードラベル(記憶媒体)

Claims (16)

  1. 検体を処理する検体処理部と、
    前記検体処理部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    実行すべき処理を規定するオーダ情報に従って前記検体処理部を制御し、
    前記検体処理部をシャットダウンするためのシャットダウン指示を受け付けたときに、検体に対する処理が未完了のオーダ情報が存在すると、シャットダウン動作の実行を保留する、
    ことを特徴とする検体処理装置。
  2. 請求項1に記載の検体処理装置において、
    前記シャットダウン動作は、前記検体処理部の洗浄を含む、
    ことを特徴とする検体処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の検体処理装置において、
    出力部をさらに備え、
    前記制御部は、シャットダウン動作の実行を保留するとともに、未完了のオーダ情報が存在する旨の通知を前記出力部に出力させる、
    ことを特徴とする検体処理装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の検体処理装置において、
    前記シャットダウン動作の実行の保留を解除する保留解除手段を備える、
    ことを特徴とする検体処理装置。
  5. 請求項4に記載の検体処理装置において、
    表示部をさらに備え、
    前記制御部は、シャットダウン動作の実行を保留するとともに、シャットダウン動作を実行するか否かの操作者の指示を受け付けるための指示手段を前記表示部に表示させ、前記指示を受け付けるまでシャットダウン動作の実行を保留する、
    ことを特徴とする検体処理装置。
  6. 請求項5に記載の検体処理装置において、
    前記制御部は、シャットダウン動作の実行指示を受け付けると、保留を解除してシャットダウン動作を実行し、実行しない指示を受け付けると、シャットダウン動作を中止する、
    ことを特徴とする検体処理装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載の検体処理装置において、
    未完了のオーダ情報を少なくとも記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶されたオーダ情報に従って前記検体処理部を制御し、前記シャットダウン指示を受け付けたときに前記記憶部に未完了のオーダ情報が存在する場合に、シャットダウン動作を保留する、
    ことを特徴とする検体処理装置。
  8. 請求項7に記載の検体処理装置において、
    前記記憶部は、前記検体処理部による検体の処理が完了すると、その検体に対応するオーダ情報を処理が完了した状態に更新する、
    ことを特徴とする検体処理装置。
  9. 請求項1に記載の検体処理装置において、
    前記オーダ情報を管理するホストコンピュータと通信可能な通信部をさらに備え、
    前記制御部は、前記通信部を介して前記ホストコンピュータから前記オーダ情報を取得する、
    ことを特徴とする検体処理装置。
  10. 請求項9に記載の検体処理装置において、
    前記制御部は、前記通信部を介して、未完了のオーダ情報を保持しているか否かを前記ホストコンピュータに問い合わせる、
    ことを特徴とする検体処理装置。
  11. 請求項2に記載の検体処理装置において、
    前記検体処理部は、吸引位置において検体容器から検体を吸引する吸引管と、吸引された検体を処理するための流体回路とを備え、
    前記制御部は、前記シャットダウン動作において、洗浄液を収容した洗浄液容器から前記吸引管により前記洗浄液を吸引させて前記流体回路に流入させる処理を実行する、
    ことを特徴とする検体処理装置。
  12. 請求項11に記載の検体処理装置において、
    前記洗浄液容器に付設された記憶媒体から識別情報を読み取る読取部をさらに備え、
    前記制御部は、前記読取部によって読み取られた識別情報に基づいて、前記シャットダウン指示を受け付ける、
    ことを特徴とする検体処理装置。
  13. 請求項11または12に記載の検体処理装置において、
    前記検体容器および前記洗浄液容器を前記吸引位置に搬送する搬送部をさらに備え、
    前記制御部は、前記シャットダウン指示を受け付けたときに、検体に対する処理が未完了のオーダ情報が存在すると、前記搬送部による洗浄液容器の搬送を前記吸引位置までの搬送路中の所定の位置で中断する、
    ことを特徴とする検体処理装置。
  14. 請求項5に記載の検体処理装置において、
    前記制御部は、未処理のオーダ情報の表示を指示するための画像を含む画面を前記表示部に表示させる、
    ことを特徴とする検体処理装置。
  15. 請求項1ないし14の何れか一項に記載の検体処理装置において、
    前記制御部は、未完了のオーダ情報を無効として扱うための条件に、未完了のオーダ情報が合致する場合、前記シャットダウン動作を保留せずに、前記シャットダウン動作を実行する、
    ことを特徴とする検体処理装置。
  16. 検体を処理する検体処理部と、
    前記検体処理部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    実行すべき処理を規定するオーダ情報に従って前記検体処理部を制御し、
    前記検体処理部を洗浄するための洗浄指示を受け付けたときに、検体に対する処理が未完了のオーダ情報が存在すると、洗浄動作の実行を保留する、
    ことを特徴とする検体処理装置。
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