JP2006041739A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置がネットワークを介して接続された構成において、電源投入/切断を容易に行うことができると共に、電源投入/切断時に不具合が発生するのを防ぐことができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 画像形成システム10は、多機能複写機としてのMFP12及び外部機器14で構成され、MFP12及び外部機器14は、各々ネットワーク16に接続されている。外部機器14は、MFP12から送信されるWOL(Wake On LAN)パケットを受信することにより起動される。外部機器14は、PINGコマンドをMFP12へ送信し、応答が無い場合にはMFP12が稼働停止状態であると判断して、外部機器14をシャットダウンする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置に係り、より詳しくは、多機能複写機等の画像形成装置に接続され、この画像形成装置で実行される処理以外の各種の処理を実行する画像処理装置に関する。
従来より、ネットワークプリント、スキャン機能、ファクシミリ機能等を備えた多機能複写機(以下、MFPと記述する)等の画像形成装置が広く知られている。また、昨今ではオフィス環境のネットワーク化に伴い、画像形成装置をネットワークに接続し、例えば紙の原稿をスキャンして電子文書として保存する、あるいは受信したファックス画像を添付して電子メールで配信する、などの機能が重要になってきている。
これらの多様化する機能の全てをMFPだけで実現する事は困難である為、MFPに外部機器を接続し、主として画像データの入出力処理をMFPで行い、電子文書化や文書配信・文書共有などのMFPで行う入出力処理以外の拡張機能の処理を外部機器で行う画像形成システムが各種提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2000−333026号公報
このようなMFP及び外部機器で構成される画像形成システムでは、MFP及び外部機器の双方が立ち上がった状態で初めて外部機器の拡張機能を利用することが可能となるが、従来はMFPの電源と独立して外部機器の電源の投入又は切断を行う必要があった。
この時、MFPが電源スイッチの押下によって単純に電源のON/OFFが可能であるのに対して、外部機器は、例えば米マイクロソフト社の“Microsoft Windows(登録商標)”に代表される汎用OS(Operating System)をベースとしてシステム構成される場合があり、この場合、外部機器の電源のON/OFFは、例えばブート中やハードディスクへのアクセス中といった機器の状態を判断して行う必要がある。
また、外部機器が実現する拡張機能によっては、MFP及び外部機器の電源投入の順序によって動作しない、あるいは電源切断の順序によって外部機器のシステムが損傷するなどの不具合も生じる場合があり得る。このため、とりわけコンピュータやネットワークに関する知識の乏しいユーザーが操作するのが困難であり、また、操作すること自体に抵抗がある、という問題があった。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、画像形成装置が接続された構成において、電源投入/切断を容易に行うことができると共に、電源投入/切断時に不具合が発生するのを防ぐことができる画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、原稿の画像形成に関する処理を行う画像形成装置及びネットワークに接続される画像処理装置であって、前記画像形成装置の稼働状態を監視する監視手段と、前記画像形成装置が停止状態である場合に、前記画像処理装置を稼働停止状態に移行させる電源制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、画像処理装置は、原稿の画像形成に関する処理を行う画像形成装置に例えばネットワークを介して接続され、例えば画像形成装置で実行される処理以外の処理を実行する。画像形成装置で実行される処理は、例えば原稿をスキャンする処理や原稿を印刷する処理、複写する処理等がある。なお、ここでいう原稿には、画像データの他、文書データ等も含む。また、画像処理装置は、ネットワークに接続される。
監視手段は、画像形成装置の稼働状態を監視する。これは、例えば画像形成装置の稼働状態を確認するためのコマンドをネットワークを介して画像形成装置に送信し、応答があれば画像形成装置が稼働状態であると判断し、応答がなければ停止状態であると判断することができる。
電源制御手段は、監視手段により画像形成装置が停止状態であると判断された場合には、画像処理装置を稼働停止状態に移行させる。すなわち、画像形成装置の稼働停止に連動して画像処理装置も稼働停止する。これにより、ユーザーは画像処理装置の電源オフについて意識する必要はなく、画像形成装置のみについて電源オフを行えばよいため、電源をオフする順序の間違い等による不具合を防ぐことができる。
なお、請求項2に記載したように、予め定めた所定処理を実行中の場合、前記電源制御手段は、前記所定処理の実行が終了するまで前記稼働停止状態への移行を遅延させるように構成することが好ましい。例えば請求項3に記載したように、前記所定処理は、データのバックアップ処理、リストア処理、及びパラメータ設定処理の少なくとも1つとすることができる。すなわち、処理の途中で強制的に稼働停止された場合に好ましくない処理を実行中の場合には、その処理が終了してから稼働停止状態に移行するようにする。これにより、処理の途中で強制的に稼働停止されるのを防ぐことができる。
また、請求項4に記載したように、予め定めた所定処理を実行中の場合、前記電源制御手段は、前記所定処理の実行を中止すると共に、前記所定処理を再開するための再開情報を記憶手段に記憶させてから、前記稼働停止状態へ移行するようにしてもよい。
この場合の所定処理は、処理の途中で中止し、後で途中から再開してもよい処理であり、多くのページを含む画像データに対する画像加工処理や文書フォーマット変換等の処理がある。
このような処理の場合、電源制御手段は、稼働停止状態へ移行させる前に、所定処理の実行を中止し、この中止した状態から所定処理を再開するのに必要な再開情報を記憶手段に記憶させる。例えば、上記の多くのページを含む画像データに対する画像加工処理の場合、再開情報には、処理済みのページ数又は未処理ページのページ番号等を含むことができる。これにより、所定処理が途中で中止されて稼働停止状態に移行し、その後稼働停止状態が解除された場合でも、所定処理を最初から実行する必要がなく、処理効率を向上させることができる。なお、所定処理の実行をすぐに中止するのではなく、区切りのよい所、すなわち処理を再開させやすい所まで処理してから所定処理の実行を中止するようにしてもよい。
また、請求項5に記載したように、前記画像形成装置の稼働状態に拘らず前記画像処理装置の稼働をオンオフする電源スイッチと、前記稼働停止状態への移行を前記画像形成装置の稼働状態に連動して行うか、前記画像形成装置の稼働状態に非連動で行うかを設定する設定手段と、をさらに備え、前記電源制御手段は、前記稼働停止状態の移行を前記画像形成装置の稼働状態に連動して行う設定がされている場合に、前記稼働停止状態へ移行させるようにしてもよい。これにより、画像形成装置と連動して画像処理装置の稼働停止を制御するのが好ましくない場合には、電源スイッチによって画像処理装置の稼働をオンオフする設定とすることができ、利便性を向上させることができる。
さらに、請求項6に記載したように、前記稼働停止状態は、前記ネットワークを介して送信される起動信号を受け付け可能な状態であり、前記起動信号を受信した場合、前記電源制御手段は、前記稼働停止状態を解除する構成とすることができる。これにより、画像形成装置の起動に連動して画像処理装置を起動することができ、利便性を向上させることができる。なお、請求項4に記載したように所定処理の途中で稼働停止状態に移行していた場合には、記憶手段に記憶された再開情報に基づき、所定処理が途中から再開される。
以上説明したように、本発明によれば、電源投入/切断を容易に行うことができると共に、電源投入/切断時に不具合が発生するのを防ぐことができる、という効果を有する。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本発明の実施形態に係る画像形成システム10の概略ブロック図を示した。同図に示すように、画像形成システム10は、画像形成装置としての多機能複写機(以下、MFPという)12及び外部機器14で構成されている。
外部機器14は、MFP12に着脱自在な構成であり、通常動作時はMFP12に装着され、MFP12と併置される。
MFP12及び外部機器14は、各々ネットワーク16に接続されており、このネットワーク16には、クライアントPC18等の他の機器も接続されている。
MFP12は、原稿画像を読み取って印刷用紙に印刷する複写機能の他、PSTN(Public Switched TelephoneNetwork)やISDN(Integrated Services Digital Network)などの電話回線経由で受信した画像データを印刷するファクシミリ機能、ネットワーク16に接続されたクライアントPC18等からの要求を受けて文書データ等を印刷するプリンタ機能等の各種機能を少なくとも1つ以上備えている。なお、印刷方式としては一例として電子写真方式が採用されるが、これに限られるものではない。
これらの機能を実現するため、MFP12は、操作表示部20を制御するUI制御部22、画像入力部24、画像処理部26、画像出力部28、ネットワークインターフェース(ネットワークI/F)32、及びメモリ34がバス36を介して各々接続された構成となっている。
操作表示部20は、表示機能と操作機能とが一体化されたタッチパネルの他、ユーザーが各種操作を行うための操作ボタン(例えばスタートキー、ストップキー、リセットキー、テンキーなど)を含んで構成されている。UI(ユーザ・インターフェース)制御部22は、操作表示部20における画面表示やユーザーの操作に応じた入力コマンド処理を制御する。
画像入力部24は、図示しないプラテンガラス上に載置された原稿の表面を、指定されたパラメータに従って光学的にスキャンし、スキャンした画像の画像データをメモリ34に記憶する機能を備えている。
画像処理部26は、メモリ34に記憶された画像入力部24から入力された画像データに対して所定の画像処理を実行し、メモリ34に記憶する機能を備えている。ここで行われる画像処理は、入力された画像データを後述の画像出力部28が印刷出力可能なデータ・フォーマットに変換する処理を含む。例えば、画像出力部28は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、及び黒(K)という4色のトナーの組み合わせを用いてカラー画像を再現する。このため、画像処理部26は、RGBの3原色からなる入力色座標系をYMCK4色の出力色座標系に色座標変換処理する機能を含む。また、画像処理部26は、色変換処理の他、色相/彩度/濃度調整、デジタル・フィルタリング、下地調整、T/I分離、階調補正等の各種画像処理を行う機能を有する。
上述のような画像処理を、外部機器14側に委ねることなく、MFP12内部で行うのには、2つの理由がある。第一の理由は、これらの処理内容の機種依存性が高いことにある。すなわち、画像出力部28というハードウェア個体に対して処理パラメータを最適化しなければならないが、着脱自在(すなわち他の画像形成装置にも装着可能)な外部機器14側に画像処理部を搭載したのでは最適化が困難である。また、他の理由は、画像データの処理速度に依拠する。すなわち、電子写真方式を採用する画像出力部28に対しては画像データをリアルタイムで供給する要請から、ソフトウェアではなく、専用の画像処理ハードウェアとして実装するのが処理速度の面で好ましい構成である。複写機等の画像形成装置は、一般に、かかる画像処理ハードウェアを標準装備する。これに対し、汎用のコンピュータをベースとした外部機器14上に高価な画像処理ハードウェアを搭載することは、経済的ではない。
なお、上記のようにMFP12側で実行した方が好ましい基本的な処理以外の処理については、外部機器14で実行される。
画像出力部28は、メモリ34に記憶された画像処理後の画像データ、すなわち画像処理部26において色座標変換等の所定の画像処理が済んだ出力系データ・フォーマットの画像データに基づいて、原稿画像を電子写真方式により印刷用紙上に印刷する機能を備えている。
電子写真方式では、まず図示しない感光体の表面を図示しない帯電器によって一様に帯電させた後、画像データに従って感光体表面を露光して静電潜像を形成する。そして、図示しない現像器によって静電潜像をトナー像とした後、このトナー像を図示しない転写器によって印刷用紙上に転写する。その後、加熱溶融・圧着処理によりトナー像を用紙上に定着させて、図示しない排出トレイに排紙する。転写後の感光体表面の残留トナーは、図示しないクリーナーによって除去され、次の現像プロセスに利用される。カラートナーすなわち多色トナーを用いる印刷方式の場合、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、及び、黒(K)の各トナー色毎にこの現像プロセス・ユニットが用意される。
ネットワークI/F32は、MFP12をネットワーク16に接続するためのインターフェースである。ネットワーク16は、例えばLAN(Local Area Network)等で構成され、ネットワーク16に接続された各装置は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の所定の通信プロトコルに従って相互に情報の授受が可能である。
なお、上述の画像入力部24、画像処理部26、及び画像出力部28は、操作表示部20を介したユーザーからの指示に従って動作することが可能であると共に、ネットワーク16を介した外部機器14からの指示によって動作することも可能である。
外部機器14は、汎用のコンピュータシステムと略同様の構成であるが、本実施形態では、操作部や表示部が付属していないコンピュータ本体のみの構成とされており、汎用コンピュータ・システムが持つ演算能力やネットワーク環境などを利用して、MFP12の機能拡張を比較的安価且つ容易に実現するものである(拡張機能の詳細については、後述する)。
図1に示すように、外部機器14は、汎用コンピュータ・システムのアーキテクチャと同様に、CPU40、RAM42、ROM44、ハードディスク46、及びネットワークI/F50がバス52によって各々接続された構成となっている。
CPU(Central Processing Unit)40は、外部機器14というシステムの内部動作を統括的に制御するメイン・コントローラであり、オペレーティングシステム(OS)が提供する動作環境下で、各種のアプリケーション・プログラムを実行する。
RAM(Random Access Memory)42は、例えば複数のDRAM(Dynamic RAM)チップで構成される書き込み可能メモリであり、CPU40の実行プログラムをロードしたり、作業データを一時格納するために使用される。
ROM(Read Only Memory)44は、プログラム・コードその他の情報が不揮発的に書き込まれた読み出し専用メモリであり、例えば、始動時に実行する自己診断プログラム(POST)や、入出力操作用のコード群(BIOS)を格納している。
ハードディスク46は、比較的大容量の磁気ディスク型外部記憶装置であり、CPU40において実行されるソフトウェア・プログラムや、文書や画像など各種のデータを各々に適合したフォーマット・ファイルの形式で保存する。例えば、ネットワーク16経由でMFP12から受信したYMCK系画像データや、クライアントPC18等から送られてくる文書データ等を、文書ファイルとしてハードディスク46に蓄積することができる。ハードディスク46は、例えばIDE(Integrated Drive Electronics)やSCSI(Small Computer System Interface)のようなインターフェース規格に従って、バス52に接続される。
ネットワークI/F50は、ネットワークI/F32と同様に、外部機器14をネットワーク16に接続するためのインターフェースである。なお、本実施形態では、MFP12が直接ネットワーク16に接続された構成としているが、外部機器14に複数のネットワークポートを備えたハブ(Hub)を設け、このハブにMFP12のネットワークI/F32を接続する構成としてもよい。これにより、MFP12を直接ネットワーク16に接続する必要がなく、配線を簡略化することができる。
バス52は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスやISA(Industry Standard Architecture)バスのような、コンピュータ業界において標準的に採用されている仕様のバスを用いることができる。
外部機器14の各部への電源の供給は、電源装置54によって行われる。電源装置54は、例えば家庭用電源(AC100V)から供給される電圧を外部機器14の各部の動作に必要な電圧(例えばDC5V等)に変換して、外部機器14の各部へ供給する。なお、図1では、図面の簡単化のため各部への電源供給ラインは省略している。
電源装置54のON/OFF、すなわち外部機器14の電源のON/OFFは、CPU40からの指示又は電源スイッチ56によって行うことができる。ただし、CPU40から電源オフが指示された場合には、完全に外部機器14の各部への電源の供給を停止せず、稼働停止状態(休止状態)に移行するようにすることができる。詳細は後述するが、稼働停止状態であっても、MFP12からネットワーク16を介して送信される外部機器14の電源をオンさせるためのコマンドを受け付けることができる。このコマンドをネットワークI/F50が受信した場合には、CPU40は電源装置54に電源オンを指示し、稼働停止状態を解除する。
外部機器14は、前述したようにMFP12の機能拡張を実現するものであり、主な拡張機能としては、プリントサーバとしての機能、すなわち、ネットワーク16に接続されたクライアントPC18から受け取ったプリントジョブを処理して、MFP12を用いて印刷出力させる機能、MFP12でスキャンされたスキャン画像やファックス受信されたファックス画像をネットワーク16を介して受信し、受信した画像を指定された文書形式の文書データへ変換する機能、文書データをハードディスク46内の指定されたフォルダへ保存する機能、文書データを指定された送信先へ電子メールとして送信する機能、文書データをネットワーク16に接続された指定された保管先の装置へファイル転送する機能等がある。
なお、外部機器14で実施される文書処理は上記に限定されず、例えばスキャン処理における原稿の傾き補正の指定やファックス受信における送信者情報に基づく振り分け条件の設定など、各種の文書処理が可能である。
クライアントPC18は、Webブラウザを操作することによって外部機器14が提供する各種機能を利用することができる。すなわち、クライアントPC18が外部機器14を利用する際には、クライアントPC18と外部機器14とは、WebサーバとWebクライアントとの関係となる。例えばユーザーは、クライアントPC18からWebブラウザを操作することにより外部機器14にアクセスし、外部機器14のハードディスク46に蓄積された文書をダウンロードしたり、ネットワーク16に接続された転送先の装置に転送したりすることができる。また、MFP12の操作表示部20を操作することによっても、外部機器14が提供する各種機能を利用することが可能である。
MFPで実行される各種処理のパラメータ設定、例えばスキャン処理における読み取り解像度等のパラメータの設定は、原稿読み取り時にMFP12の操作表示部20を操作することによって行うことができる。また、ファックス受信の場合、どのような文書処理を実施するか、すなわち、例えば受信したファックス画像をどの形式の文書データに変換し、どのように保存又は配信するのかといった設定を予めMFP12に設定しておくこともできる。この設定データはメモリ34に記憶される。
なお、実際に画像形成システム10(より具体的には、MFP12及び外部機器14)を構成するためには、図1に示した以外にも多くの電気回路等が必要である。但し、これらは当業者には周知であり、また、本発明の要旨を構成するものではないので、本明細書中では省略している。また、図面の錯綜を回避するため、図中の各ハードウェア・ブロック間の接続も一部のみ図示し、他は省略している。
図2には、外部機器14のソフトウェア機能に関する概略機能ブロック図を示した。図2に示すように、外部機器14は、ソフトウェアの機能毎に機能分類した場合、ユーザーインタフェース機能60、システム機能62、及びアプリケーション機能64で構成される。
ユーザーインターフェース機能60には、クライアントPC18からWebブラウザ操作によって外部機器14を利用するためのプログラムが含まれる。すなわち、外部機器14のハードディスク46に蓄積されている文書ファイルの閲覧、ダウンロード、配信、編集等の操作を可能とする複数のUIアプリケーションプログラム66A、66B…、外部機器14の各種システム設定及び外部機器14のシステム上で稼働する各種アプリケーションの設定の操作を可能にするUIシステム設定プログラム68等が含まれる。
システム機能62は、外部機器14のハードウェア及びソフトウェアの稼動状態を管理するサブシステムであり、マネジメントプログラム70、エラー通知プログラム72、電源連動プログラム74等を含む。
マネジメントプログラム70は、外部機器14で稼働するアプリケーションの起動や、ハードウェア及びソフトウェアの動作状態の監視等を行うプログラムである。
エラー通知プログラム72は、上記マネジメントプログラムで稼動状態の異常が検知された場合に、外部機器14のビープ音を鳴らす、エラーメッセージをユーザーのクライアントPC18へ送信するなどの通知処理を行うプログラムである。
電源連動プログラム74は、MFP12の稼働状態(電源状態)を監視して、外部機器14をシャットダウンすべきか否か、すなわち稼働停止状態へ移行すべきか否かを判断し、MFP12が稼働停止状態(電源オフの状態)であると判断した場合には、外部機器14をシャットダウンするためのプログラムである。MFP12の稼働状態の判定は、一例として外部機器14のハードディスク46の所定領域に予め記憶されたMFP12のネットワークアドレスに対して、MFP12の稼働状態を確認するためのコマンド、例えばPING(Packet InterNet Groper)コマンドを一定間隔で送信することにより行う。PINGコマンドを送信してから予め定めた所定時間経過してもMFP12から応答が無い場合、MFP12が稼働停止しており、電源がオフ状態であると判定する。
なお、電源の連動・非連動について、すなわちMFP12の稼働状態に連動して外部機器14をシャットダウンするか、MFP12の稼働状態に連動せずに電源スイッチ56の操作によってシャットダウンするかについての設定をクライアントPC18からWebブラウザ操作によって行うことができる。この電源の連動・非連動に関する設定情報は、ハードディスク46の所定領域に記憶され、この設定情報を参照することにより電源の連動・非連動を判断する。
アプリケーション機能64は、MFP12に対する拡張機能の各機能を実現するための複数のアプリケーションプログラム78A、78B…、システム設定プログラム80を含む。アプリケーションプログラムは、例えば、指定された文書形式への変換処理、OCR処理、各種補正処理などの画像処理や、電子メールでの文書の配信処理、ファイル閲覧の為の文書保管処理などを実現するためのプログラムである。
システム設定プログラム80は、外部機器14のネットワーク設定や外部機器14で実行されるアプリケーションの各種パラメータの設定等、各種設定を行うためのプログラムである。
これらの各種プログラムは、外部機器14に搭載されたオペレーティングシステムが提供する動作環境下(マルチタスク環境下)で実行される。
次に、本実施形態の作用として、MFP12及び外部機器14で実行される処理ルーチンについて説明する。
MFP12の図示しない電源スイッチがオンされてMFP12が起動し、外部機器14と連携して提供するサービス機能が可能になると、MFP12は、図3に示すステップ100において、外部機器14を起動するための起動信号としてのWOL(Wake On LAN)パケット(Magic Packet)をネットワーク16を介して外部機器14へ送信する。なお、MFP12は、外部機器14の装置固有のアドレスであるMACアドレスを予めメモリ34に記憶しており、このMAC(Media Access Control)アドレスにWONパケットを送信する。
そして、ステップ102では、外部機器14からネットワーク16を介してPINGコマンドを受信したか否かを判断し、PINGコマンドを受信していない場合には、引き続きPINGコマンドを受信したか否かを監視する。
一方、PINGコマンドを受信した場合には、このPINGコマンドに対する応答パケットを外部機器14へ送信する。
外部機器14では、MFP12からのWONパケットを受信すると、電源装置54によって稼働停止状態が解除され、起動する。外部機器14が起動すると、マネジメントプログラム70が起動し、マネジメントプログラム70は、電源連動プログラム74を起動する。
図4に示すように、ステップ200では、ハードディスク46に記憶された電源の連動・非連動の設定情報を参照し、MFP12の稼働状態に連動して外部機器14をシャットダウンする設定がなされているか否かを判断する。
そして、MFP12の稼働状態に連動して外部機器14をシャットダウンする設定がなされていない場合には、本ルーチンを終了する。これにより、外部機器14の電源は、電源スイッチ56によってのみオンオフが可能となる。
一方、MFP12の稼働状態に連動して外部機器14をシャットダウンする設定がなされている場合には、ステップ202において、PINGコマンドをネットワーク16を介してMFP12に送信する。なお、MFP12のアドレスは予めハードディスク46に記憶されている。
そして、ステップ204において、予め定めた所定時間経過したか否かを判断する。この所定時間は、この時間以上MFP12から応答がなかった場合にMFP12が稼働停止状態であると判断できる値に設定される。
PINGコマンドを送信してから所定時間経過していない場合には、所定時間経過するまで待機し、PINGコマンドを送信してから所定時間経過した場合には、ステップ206でMFP12からの応答が無かったか否かを判断する。
そして、MFP12から応答が有った場合には、MFP12が稼働状態であると判断し、ステップ202へ戻って再びPINGコマンドをMFP12に送信する。一方、応答が無かった場合には、MFP12が稼働停止状態であると判断し、ステップ208へ移行する。
ステップ208では、外部機器14をシャットダウンして良い状態か否かを判断する。具体的には、シャットダウンされることにより処理が途中で中止されては好ましくない処理を実行中か否かを判断する。このような処理としては、外部機器14のハードディスク46に蓄積されたデータを記録メディア等にバックアップする処理又はリストアする処理がある。このような処理の途中でシャットダウンされるとデータが破壊してしまう場合があるからである。また、他の処理として、外部機器14のシステム設定や外部機器14で実行されるアプリケーションのパラメータの設定等の処理がある。このような設定処理の途中でシャットダウンされると設定内容が正しく反映されず、誤動作の原因となるからである。
そして、これらの処理を実行中の場合は、シャットダウン不可な状態であると判断し、これらの処理が終了するまで待機する。一方、これらの処理が実行されていない場合は、シャットダウンして良い状態であると判断し、ステップ210でシャットダウン処理を実行する。これにより、CPU40から電源装置54にシャットダウンが指示され、稼働停止状態へ移行する。この状態でMFP12からWOLパケットが送信された場合には、再び外部機器14が起動し、上記と同様の処理が行われる。
なお、ステップ208において、処理を途中で中止し、後で途中から再開してもよい処理を実行中であった場合には、その処理を中止すると共に再開可能な状態にしてからステップ210のシャットダウンを実行するようにしてもよい。
例えば、多くのページを含む画像データに対する画像加工処理や文書フォーマット変換等の処理については、途中で処理を中止しても、後で再開することが可能である。このため、例えば処理を中止した状態から再開するのに必要な再開情報として、処理済みのページ数又は未処理ページの先頭ページ番号等の情報をハードディスク46等に記憶させておく。そして、その後外部機器14が起動された場合には、記憶させておいた再開情報に基づいて、処理を途中から再開する。これにより、処理が途中で中止されてシャットダウンされ、その後外部機器14が起動された場合でも、処理を最初から実行する必要がなく、処理効率を向上させることができる。
このように、MFP12の稼働状態に連動して外部機器14が起動又は停止するため、ユーザーは外部機器14の電源に関して意識する必要はなく、MFP12の電源のみオンオフすればよい。従って、外部機器14の電源のオンオフを容易に行うことができると共に、電源をオンオフする順序の間違い等により不具合が発生するのを防ぐことができる。
また、例えばMFP12のファックス機能を終夜運転する場合、外部機器14で夜間に定期バックアップを行う場合、管理者によりMFP12及び外部機器14のメンテナンスを行う場合等、電源を連動させるのが好ましくない場合があるが、MFP12の稼働状態で連動して外部機器14をシャットダウンするか非連動にするかを設定することができるため、電源を連動させるのが好ましくない場合にも容易に対応することができる。
画像形成システムの概略構成を示すブロック図である。 外部機器のソフトウェア機能についての機能ブロック図である。 MFPで実行される処理ルーチンのフローチャートである。 外部機器で実行される処理ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成システム
12 MFP(画像形成装置)
14 外部機器(画像処理装置)
16 ネットワーク
18 クライアントPC
20 操作表示部
22 UI制御部
24 画像入力部
26 画像処理部
28 画像出力部
32 ネットワークI/F
34 メモリ
36 バス
40 CPU(監視手段、電源制御手段)
42 RAM
44 ROM
46 ハードディスク
50 ネットワークI/F(監視手段)
52 バス
54 電源装置(電源制御手段)
56 電源スイッチ

Claims (6)

  1. 原稿の画像形成に関する処理を行う画像形成装置及びネットワークに接続される画像処理装置であって、
    前記画像形成装置の稼働状態を監視する監視手段と、
    前記画像形成装置が停止状態である場合に、前記画像処理装置を稼働停止状態に移行させる電源制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 予め定めた所定処理を実行中の場合、前記電源制御手段は、前記所定処理の実行が終了するまで前記稼働停止状態への移行を遅延させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記所定処理は、データのバックアップ処理、リストア処理、及びパラメータ設定処理の少なくとも1つであることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 予め定めた所定処理を実行中の場合、前記電源制御手段は、前記所定処理の実行を中止すると共に、前記所定処理を再開するための再開情報を記憶手段に記憶させてから、前記稼働停止状態へ移行することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記画像形成装置の稼働状態に拘らず前記画像処理装置の稼働をオンオフする電源スイッチと、
    前記稼働停止状態への移行を前記画像形成装置の稼働状態に連動して行うか、前記画像形成装置の稼働状態に非連動で行うかを設定する設定手段と、
    をさらに備え、
    前記電源制御手段は、前記稼働停止状態の移行を前記画像形成装置の稼働状態に連動して行う設定がされている場合に、前記稼働停止状態へ移行させることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記稼働停止状態は、前記ネットワークを介して送信される起動信号を受け付け可能な状態であり、前記起動信号を受信した場合、前記電源制御手段は、前記稼働停止状態を解除することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像処理装置。
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