JP5192263B2 - 分析装置および検体の搬送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、分析装置および検体の搬送方法に関し、特に、複数の測定ユニットを備えた分析装置、および、複数の測定ユニットを用いた検体の搬送方法に関する。
従来、複数の測定ユニットに自動的に検体を搬送する分析装置および搬送システムが知られている。また、これらのうち、検体の処理を迅速に行うことが可能な搬送システムが知られている。(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載の搬送システムは、処理前の複数の検体を収容する複数のラックを保持するスタートストッカーを備え、検体に行うべき測定項目の情報、および、各測定ユニットの負荷(負担)状態に基づいて、スタートストッカーから所定のラックを選択し、選択した所定のラックを搬送ラインに投入するように構成されている。これにより、各測定ユニットへの検体の搬送を効率よく行うことができるので、検体の処理を迅速に行うことが可能である。
特開平9−43248号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の搬送システムでは、選択した所定のラックを搬送ラインに投入した後に、搬送先の測定ユニットにおいて、たとえば、エラーや優先検体(緊急検体)の測定指示など、測定の中断原因が発生した場合には、搬送された所定のラック内の検体の処理も中断されてしまう。すなわち、上記特許文献1の搬送システムでは、測定ユニットにおける測定の中断原因の発生に対して迅速に対応することができず、その結果、検体の処理を迅速に行うことができない場合があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、測定ユニットにおいて、測定の中断原因が発生した場合にも、検体の処理を迅速に行うことが可能な分析装置および検体の搬送方法を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における分析装置は、検体を測定するための1および第2測定ユニットを備えており、一の検体ラックに保持された複数の検体を、第1および第2測定ユニットに振分けて供給し、供給された検体を各々の測定ユニットで測定する分析装置であって、第1測定ユニットから第2測定ユニットに向かう第1方向および第1方向とは反対の第2方向に複数の検体を保持した検体ラックを搬送可能に構成され、第1測定ユニットおよび第2測定ユニットのうちから選択された一方の測定ユニットに一の検体ラックに保持された複数の検体のうちの一の検体を搬送する検体搬送動作を行う搬送装置と、第1測定ユニットの状態変化を通知する第1状態変化通知手段と、第2測定ユニットの状態変化を通知する第2状態変化通知手段と、第1状態変化通知手段および第2状態変化通知手段による通知内容に基づいて、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であるか否かを判定する判定手段と、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であると判定手段が判定した場合に、選択された一方の測定ユニットへの検体搬送動作を実行するように搬送装置を制御し、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能ではないと判定手段が判定した場合に、検体搬送動作以外の他の動作を実行するように搬送装置を制御する搬送制御手段とを備える。
この発明の第1の局面による分析装置では、上記のように、第1状態変化通知手段および第2状態変化通知手段による通知内容に基づいて、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であるか否かを判定する判定手段と、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であると判定手段が判定した場合に、選択された一方の測定ユニットへの検体搬送動作を実行するように搬送装置を制御し、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能ではないと判定手段が判定した場合に、検体搬送動作以外の他の動作を実行するように搬送装置を制御する搬送制御手段とを設けることによって、検体を搬送可能な場合に選択された一方の測定ユニットに検体が搬送され、検体を搬送可能ではない場合には、選択された一方の測定ユニットには検体は搬送されずに検体搬送動作以外の他の動作が行われる。これにより、選択された一方の測定ユニットにおいて、たとえば、エラーや優先検体(緊急検体)の測定指示など、測定の中断原因が発生した場合にも、検体の処理が中断されることがないので、検体の処理を迅速に行うことができる。また、この分析装置では、複数の検体を収容するラックを搬送路(搬送ライン)上に投入可能か否かが判定手段により判定されるのではなく、検体を選択された一方の測定ユニットに搬送可能か否かが判定手段により判定されるので、ラックが搬送路(搬送ライン)上に投入された後に、選択された一方の測定ユニットに測定の中断原因が発生した場合にも、その中断原因の発生に対して迅速に対応することができ、その結果、検体の処理を迅速に行うことができる。
上記第1の局面による分析装置において、好ましくは、第1測定ユニットの状態変化の通知および第2測定ユニットの状態変化の通知は、それぞれ、搬送装置により搬送される検体を測定する搬送検体測定モードから、搬送装置により搬送される検体に優先して優先検体を測定する優先検体測定モードに移行したことを示す通知を含む。このように構成すれば、第1測定ユニットまたは第2測定ユニットが搬送検体測定モードから優先検体測定モードに移行したことを示す通知に基づいて、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であるか否かが判定手段により判定されるので、選択された一方の測定ユニットが優先検体測定モードである場合には、搬送装置は、選択された一方の測定ユニットには検体搬送動作を行わずに検体搬送動作以外の他の動作を行うことができる。その結果、選択された一方の測定ユニットの優先検体測定モードが解除されるのを待つことなく検体の処理を行うことができるので、検体の処理速度が低下するのを抑制することができる。
上記第1の局面による分析装置において、好ましくは、第1測定ユニットの状態変化の通知は、第1測定ユニットにエラーが発生したことを示す通知を含み、第2測定ユニットの状態変化の通知は、第2測定ユニットにエラーが発生したこを示す通知を含む。このように構成すれば、第1測定ユニットまたは第2測定ユニットにエラーが発生したことを示す通知に基づいて、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であるか否かが判定手段により判定されるので、選択された一方の測定ユニットにエラーが発生している場合には、搬送装置は、選択された一方の測定ユニットには検体搬送動作を行わずに検体搬送動作以外の他の動作を行うことができる。その結果、選択された一方の測定ユニットのエラーが解消されるのを待つことなく検体の処理を行うことができるので、検体の処理速度が低下するのを抑制することができる。
上記第1の局面による分析装置において、好ましくは、搬送装置による検体搬送動作は、測定ユニットに検体を提供する検体提供位置に検体を搬送し、搬送した検体が選択された一方の測定ユニットに取り込まれるまで待機する動作を含む。このように構成すれば、検体が検体提供位置に停止している状態で、選択された一方の測定ユニットに検体が取り込まれるので、選択された一方の測定ユニットは確実に検体を取り込むことができる。
上記第1の局面による分析装置において、好ましくは、搬送装置による検体搬送動作以外の他の動作は、選択された一方の測定ユニット以外の他方の測定ユニットに検体を搬送する動作を含む。このように構成すれば、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能ではないと判定手段により判定された場合に、搬送装置は、選択された一方の測定ユニット以外の他方の測定ユニットに検体を搬送する動作を行うことができる。その結果、他方の測定ユニットで検体の処理を行うことができるので、検体の処理速度が低下するのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、選択された一方の測定ユニット以外の他方の測定ユニットに検体を搬送する動作は、選択された一方の測定ユニット以外の他方の測定ユニットに検体を提供するための第2検体提供位置に検体を搬送し、搬送した検体が選択された一方の測定ユニット以外の他方の測定ユニットに取り込まれるまで待機する動作を含む。このように構成すれば、検体が第2検体提供位置に停止している状態で、他方の測定ユニットに検体が取り込まれるので、他方の測定ユニットは確実に検体を取り込むことができる。
上記第1の局面による分析装置において、好ましくは、搬送装置による検体搬送動作以外の他の動作は、検体を収容する検体容器の有無を確認するための検体有無確認位置に検体を搬送する動作、および、検体を収容する検体容器に付された識別子を読み取るための読取位置に検体を搬送する動作のうちの少なくとも1つを含む。このように構成すれば、第1測定ユニットおよび第2測定ユニットのいずれの測定ユニットにも検体を搬送することができない場合、搬送装置が、検体有無確認位置に検体を搬送する動作、または、読取位置に検体を搬送する動作のいずれかの動作を行うことができる。その結果、検体の処理速度が低下するのを抑制することができる。
上記第1の局面による分析装置において、好ましくは、搬送装置が実行する次の動作を記憶する記憶手段をさらに備え、搬送制御手段は、記憶手段に記憶されている次の動作に基づいて、搬送装置を制御するように構成されている。このように構成すれば、記憶手段に記憶されている次の動作を搬送装置により実行することができる。
上記第1の局面による分析装置において、好ましくは、記憶手段に記憶されている搬送装置による次の動作が、検体搬送動作であるとき、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であるか否かを判定するように判定手段を制御する判定制御手段をさらに備える。このように構成すれば、搬送装置により検体搬送動作が実行される前に、確実に、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であるか否かを判定手段により判定することができる。
上記第1の局面による分析装置において、好ましくは、搬送装置が実行する次の動作として複数の動作が記憶手段に記憶されているとき、所定の優先順位に従って、複数の動作のうちから1つの動作を選択する動作選択手段をさらに備え、搬送制御手段は、動作選択手段が選択する1つの動作に基づいて、搬送装置を制御するように構成されている。このように構成すれば、複数の次の動作が記憶手段に記憶された場合にも、容易に、搬送装置が1つの動作を実行することができる。
この発明の第2の局面における検体の搬送方法は、一の検体ラックに保持された複数の検体を、検体を測定するための第1および第2測定ユニットに振分けて供給する検体の搬送方法であって、第1測定ユニットの状態変化を第1状態通知手段により通知する工程と、第2測定ユニットの状態変化を第2状態通知手段により通知する工程と、第1状態通知手段および第2状態通知手段による通知内容に基づいて、第1測定ユニットおよび第2測定ユニットのうちから選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であるか否かを判定手段により判定する工程と、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であると判定手段が判定した場合に、第1測定ユニットから第2測定ユニットに向かう第1方向又は第1方向とは反対の第2方向に複数の検体を保持した一の検体ラックを搬送することによって、選択された一方の測定ユニットに一の検体ラックに保持された複数の検体のうちの一の検体を搬送する検体搬送動作を搬送装置により実行する工程と、選択された測定ユニットに検体を搬送可能ではないと判定手段が判定した場合に、検体搬送動作以外の他の動作を搬送装置により実行する工程とを備える。
この発明の第2の局面による検体の搬送方法では、上記のように、第1状態通知手段および第2状態通知手段による通知内容に基づいて、第1測定ユニットおよび第2測定ユニットのうちから選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であるか否かを判定手段により判定する工程と、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であると判定手段が判定した場合に、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送する検体搬送動作を搬送装置により実行する工程と、選択された測定ユニットに検体を搬送可能ではないと判定手段が判定した場合に、検体搬送動作以外の他の動作を搬送装置により実行する工程とを設けることによって、検体を搬送可能な場合に選択された一方の測定ユニットに検体が搬送され、検体を搬送可能ではない場合には、選択された一方の測定ユニットには検体は搬送されずに検体搬送動作以外の他の動作が行われる。これにより、選択された一方の測定ユニットにおいて、たとえば、エラーや優先検体(緊急検体)の測定指示など、測定の中断原因が発生した場合にも、検体の処理が中断されることがないので、検体の処理を迅速に行うことができる。また、この分析装置では、複数の検体を収容するラックを搬送路(搬送ライン)上に投入可能か否かが判定手段により判定されるのではなく、検体を選択された一方の測定ユニットに搬送可能か否かが判定手段により判定されるので、ラックが搬送路(搬送ライン)上に投入された後に、選択された一方の測定ユニットに測定の中断原因が発生した場合にも、その中断原因の発生に対して迅速に対応することができ、その結果、検体の処理を迅速に行うことができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による血液分析装置の全体構成を示した斜視図である。図2〜図10は、図1に示した一実施形態による血液分析装置の各部の詳細を説明するための図である。まず、図1〜図10を参照して、本発明の一実施形態による血液分析装置1の全体構成について説明する。なお、本実施形態では、分析装置の一例である血液分析装置に本発明を適用した場合について説明する。
本発明の一実施形態による血液分析装置1は、図1および図2に示すように、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3の2つの測定ユニットと、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3の前面側に配置された検体搬送装置(サンプラ)4と、第1測定ユニット2、第2測定ユニット3および検体搬送装置4に電気的に接続されたPC(パーソナルコンピュータ)からなる制御装置5とを備えている。また、血液分析装置1は、制御装置5によりホストコンピュータ6(図3参照)に接続されている。
なお、血液分析装置1は、複数の分析装置を従来の搬送装置によって接続した搬送システムではなく、スタンドアローンの分析装置である。また、この血液分析装置1を搬送システムに組み込んでもよい。
また、図1〜図4に示すように、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3は、実質的に同種類の測定ユニット(本実施形態では、第2測定ユニット3は、第1測定ユニット2と同じ測定原理を使用して、同一の測定項目について検体を測定する。さらに第2測定ユニット3は、第1測定ユニット2が分析しない測定項目についても測定する)であり、互いに隣接して配置されている。ここで、同種類とは、2つの測定ユニットが完全に同一の測定項目について検体を測定する場合のみならず、第1測定ユニット2による複数の測定項目と第2測定ユニット3による複数の測定項目とが部分的に共通している場合も含む。また、図3に示すように、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3は、それぞれ、検体である血液をサンプル容器(試験管)100から吸引する検体吸引部21および31と、検体吸引部21および31により吸引した血液から検出用試料を調製する試料調製部22および32と、試料調製部22および32により調製された検出用試料から血液の血球を検出する検出部23および33とを含んでいる。また、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3は、それぞれ、検体搬送装置4が搬送するラック101(図5参照)に収容されたサンプル容器100を内部に取り込むための取り込み口24および34(図1および図2参照)と、ラック101からサンプル容器100を内部に取り込み、検体吸引部21および31による吸引位置(図3参照)までサンプル容器100を搬送するサンプル容器搬送部25および35とをさらに含んでいる。また、図1および図2に示すように、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3の外側表面には、それぞれ、検体セット部開閉ボタン26および36と、優先検体測定開始ボタン27および37とが設けられている。また、図3に示すように、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3には、それぞれ、後述する状態通知を制御装置5に送信する状態通知部28および38が設けられている。
検体吸引部21および31の先端部には、それぞれ針(図示せず)が設けられいる。また、検体吸引部21および31は、それぞれ、鉛直方向(矢印Z方向)に移動可能に構成されている。また、検体吸引部21および31は、下方に移動されることによって、吸引位置まで搬送されたサンプル容器100の密閉蓋を貫通し、内部の血液を吸引するように構成されている。
検出部23および33は、RBC検出(赤血球の検出)およびPLT検出(血小板の検出)をシースフローDC検出法により行うとともに、HGB検出(血液中の血色素の検出)をSLS−ヘモグロビン法により行うように構成されている。また、検出部23および33は、WBC検出(白血球の検出)を半導体レーザを使用したフローサイトメトリー法により行うようにも構成されている。
検出部23および33で得られた検出結果は、検体の測定データ(測定結果)として、制御装置5に送信される。なお、この測定データは、ユーザに提供される最終的な分析結果(赤血球数、血小板数、ヘモグロビン量、白血球数など)のもととなるデータである。
サンプル容器搬送部25および35は、図3および図4に示すように、それぞれ、サンプル容器100を把持することが可能なハンド部251および351と、サンプル容器100を把持するようにハンド部251および351をそれぞれ開閉させる開閉部252および352と、ハンド部251および351をそれぞれ鉛直方向(矢印Z方向)に直線移動する鉛直移動部253および353と、ハンド部251および351をそれぞれ鉛直方向(矢印Z方向)に振り子状に移動する攪拌部254および354とを有している。また、サンプル容器搬送部25および35は、それぞれ、ハンド部251および351によりラック101から取得されたサンプル容器100を検体セット部255a(図3参照)および355aに保持し、検体吸引部21および31の吸引位置まで矢印Y方向に水平に直線移動するサンプル容器移動部255(図3参照)および355と、バーコード読取部256および356とをさらに有している。
ハンド部251および351は、それぞれ、検体搬送装置4が搬送するラック101の搬送路の上方に配置されている。また、ハンド部251および351は、それぞれ、後述する第1測定ユニット2への検体の提供位置43aおよび第2測定ユニット3への検体の提供位置43b(図3参照)にサンプル容器100が搬送された場合に、下方(矢印Z方向)に移動した後、開閉部252および352により開閉されることによりラック101に収容されたサンプル容器100を把持するように構成されている。また、ハンド部251および351は、把持したサンプル容器100を上方に移動してラック101から取り出し、その後、攪拌部254および354によりそれぞれ振り子状に移動される(たとえば、10往復)ように構成されている。これにより、ハンド部251および351は、把持するサンプル容器100内の血液を攪拌することが可能である。また、攪拌終了後、ハンド部251および351は、下方に移動した後、開閉部252および352によりサンプル容器100の把持を開放するように構成されている。これにより、ハンド部251および351は、サンプル容器移動部255および355の検体セット部255aおよび355aにサンプル容器100をセットすることが可能である。
開閉部252および352は、それぞれ、エアシリンダ252aおよび352aによる動力により、サンプル容器100を把持するようにハンド部251および351を開閉するように構成されている。
鉛直移動部253および353は、それぞれ、ステッピングモータ253aおよび353aによる動力により、レール253bおよび353bに沿ってハンド部251および351を鉛直方向(矢印Z方向)に移動するように構成されている。
攪拌部254および354は、それぞれ、図示しないステッピングモータによる動力により、ハンド部251および351を鉛直方向(矢印Z方向)に振り子状に移動するように構成されている。
サンプル容器移動部255および355は、それぞれ、図示しないステッピングモータによる動力により、検体セット部255aおよび355aを矢印Y方向に水平移動するように構成されている。これにより、図3に示すように、サンプル容器移動部255および355は、検体セット部255aおよび355aにセットされたサンプル容器100を、優先検体セット位置、攪拌位置、バーコード読取位置および吸引位置に搬送することが可能である。また、サンプル容器移動部255および355は、矢印X方向に搬送されるラック101の搬送路に平面的に見て交差するように、ラック101の搬送路の上方を通過してサンプル容器100を搬送するように構成されている。また、検体セット部255aおよび355aは、ユーザが検体セット部開閉ボタン26および36(図1および図2参照)を押下した場合に、優先検体セット位置(図3参照)まで移動されるように構成されている。また、サンプル容器移動部255および355は、図示しない規制部によりそれぞれの吸引位置においてサンプル容器100をクランプ(固定)するように構成されている。
バーコード読取部256および356は、図5に示すような、各サンプル容器100に貼付されたバーコード100aを読み取るように構成されている。また、バーコード読取部256および356は、図示しない回転装置によって対象のサンプル容器100を検体セット部255aおよび355aに保持したまま水平方向に回転させながらサンプル容器100のバーコード100aを読み取るように構成されている。これにより、サンプル容器100のバーコード100aがバーコード読取部256および356に対して反対側に貼付されている場合にも、サンプル容器100を回転させることによって、バーコード100aをバーコード読取部256および356側に向けることが可能である。また、各サンプル容器100のバーコード100aは、各検体に固有に付されたものであり、各検体の分析結果の管理などに使用される。
検体セット部開閉ボタン26および36は、優先検体の測定を行う際に、ユーザにより押下可能なように構成されている。
優先検体測定開始ボタン27および37は、ユーザにより押下可能なように構成されている。ユーザが、優先検体を検体セット部255aおよび355aにセットした後、優先検体測定開始ボタン27および37を押下すると、優先検体がセットされた検体セット部255aおよび355aが、測定ユニットの内部に取り込まれ、測定が開始される。
また、図4および図6に示すように、検体搬送装置4は、分析が行われる前の検体を収容するサンプル容器100が収容された複数のラック101を保持することが可能な分析前ラック保持部41と、分析が行われた後の検体を収容するサンプル容器100が収容された複数のラック101を保持することが可能な分析後ラック保持部42と、ラック101を矢印X方向に水平に直線移動するラック搬送部43と、バーコード読取部44と、サンプル容器100の有無を検知する有無検知センサ45(図4参照)と、分析後ラック保持部42内にラック101を移動するラック送出部46とを含んでいる。
分析前ラック保持部41は、ラック送込部411を有し、ラック送込部411が矢印Y方向に移動することによって、分析前ラック保持部41に保持されたラック101を1つずつラック搬送部43上に押し出すように構成されている。ラック送込部411は、分析前ラック保持部41の下方に設けられた図示しないステッピングモータによって駆動するように構成されている。また、分析前ラック保持部41は、ラック搬送部43近傍に規制部412(図4参照)を有し、一度ラック搬送部43上に押し出されたラック101が分析前ラック保持部41内に戻されないようにラック101の移動を規制するように構成されている。
分析後ラック保持部42は、ラック搬送部43の近傍に規制部421(図4参照)を有し、一度分析後ラック保持部42内に移動されたラック101がラック搬送部43側に戻されないようにラック101の移動を規制するように構成されている。
ここで、本実施形態では、ラック搬送部43は、図3に示すように、第1測定ユニット2に検体を提供するための提供位置43a、および、第2測定ユニット3に検体を提供するための提供位置43bに検体が搬送されるようにラック101を搬送可能に構成されている。また、ラック搬送部43は、提供位置43aまたは43bに検体を搬送した場合には、対応する測定ユニットのハンド部251または351が搬送された検体のサンプル容器100を把持し、ラック101からサンプル容器100を取り出す動作を完了するまで待機するように構成されている。これにより、検体を収容したサンプル容器100が検体提供位置43aまたは43bに停止している状態で、ハンド部251または351によりサンプル容器100がラック101から取り出されるので、ハンド部251または351は、確実にサンプル容器100をラック101から取り出すことが可能である。さらに、ラック搬送部43は、有無検知センサ45が検体を収容するサンプル容器100の有無を確認するための検体有無確認位置43c、および、バーコード読取部44が検体を収容するサンプル容器100のバーコード100aを読み取るための読取位置43dまで検体が搬送されるようにラック101を搬送可能に構成されている。
また、ラック搬送部43は、それぞれ独立して動くことが可能な第1ベルト431および第2ベルト432の2つのベルトを有している。また、第1ベルト431および第2ベルト432の矢印Y方向の幅b1およびb2(図6参照)は、それぞれラック101の矢印Y方向の幅Bの半分以下の大きさである。これにより、ラック搬送部43がラック101を搬送する際に、第1ベルト431および第2ベルト432は、ともにラック101の幅Bからはみ出ないように並列に配置されている。また、図7および図8に示すように、第1ベルト431および第2ベルト432は、環状に形成されており、それぞれローラ431a〜431cおよびローラ432a〜432cを取り囲むように配置されている。また、第1ベルト431および第2ベルト432の外周部には、ラック101の矢印X方向の幅Wよりも若干(たとえば、約1mm)大きい内幅w1(図7参照)およびw2(図8参照)を有するように突起片431dおよび432dがそれぞれ2つずつ形成されている。第1ベルト431は、突起片431dの内側にラック101を保持した状態において、ステッピングモータ431e(図4参照)によりローラ431a〜431cの外周を移動されることによって、ラック101を矢印X方向に移動するように構成されている。また、第2ベルト432は、突起片432dの内側にラック101を保持した状態において、ステッピングモータ432e(図4参照)によりローラ432a〜432cの外周を移動されることによって、ラック101を矢印X方向に移動するように構成されている。また、第1ベルト431および第2ベルト432は、それぞれ、互いに独立してラック101を移動することが可能なように構成されている。
バーコード読取部44は、図5に示したサンプル容器100のバーコード100aを読み取るとともに、ラック101に貼付されたバーコード101aを読み取るように構成されている。また、バーコード読取部44は、図示しない回転装置によって対象のサンプル容器100をラック101に収容したまま水平方向に回転させながらサンプル容器100のバーコード100aを読み取るように構成されている。これにより、サンプル容器100のバーコード100aがバーコード読取部44に対して反対側に貼付されている場合にも、サンプル容器100を回転させることによって、バーコード100aをバーコード読取部44側に向けることが可能である。また、ラック101のバーコード101aは、各ラックに固有に付されたものであり、検体の分析結果の管理などに使用される。
有無検知センサ45は、接触型のセンサであり、のれん形状の接触片451(図4参照)、光を出射する発光素子(図示せず)および受光素子(図示せず)を有している。有無検知センサ45は、接触片451が検知対象の被検知物に当接されることにより屈曲され、その結果、発光素子から出射された光が接触片451により反射されて受光素子に入射されるように構成されている。これにより、有無検知センサ45の下方をラック101に収容された検知対象のサンプル容器100が通過する際に、接触片451がサンプル容器100により屈曲されて、サンプル容器100が有ることを検知することが可能である。
ラック送出部46は、ラック搬送部43を挟んで分析後ラック保持部42に対向するように配置されており、矢印Y方向に水平に直線移動するように構成されている。これにより、分析後ラック保持部42とラック送出部46との間(以下、ラック送出位置という)にラック101が搬送された場合に、ラック送出部46を分析後ラック保持部42側に移動することによって、ラック101を押圧して分析後ラック保持部42内に移動することが可能である。
制御装置5は、図1、図2および図9に示すように、パーソナルコンピュータ(PC)などからなり、CPU、ROM、RAMなどからなる制御部51と、表示部52と、入力デバイス53とを含んでいる。また、表示部52は、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3から送信されたデジタル信号のデータを分析して得られた分析結果などを表示するために設けられている。また、表示部52は、他の検体に優先して測定を行う必要がある優先検体の測定において、ユーザが検体を識別するための検体識別番号の入力や、測定項目の設定などを行うための優先検体測定指示画面520(図10参照)を表示するように構成されている。
次に、制御装置5の構成について説明する。制御装置5は、図9に示すように、制御部51と、表示部52と、入力デバイス53とから主として構成されたコンピュータ500によって構成されている。制御部51は、CPU51aと、ROM51bと、RAM51cと、ハードディスク51dと、読出装置51eと、入出力インタフェース51fと、通信インタフェース51gと、画像出力インタフェース51hとから主として構成されている。CPU51a、ROM51b、RAM51c、ハードディスク51d、読出装置51e、入出力インタフェース51f、通信インタフェース51g、および画像出力インタフェース51hは、バス51iによって接続されている。
CPU51aは、ROM51bに記憶されているコンピュータプログラムおよびRAM51cにロードされたコンピュータプログラムを実行することが可能である。そして、後述するようなアプリケーションプログラム54a〜54cをCPU51aが実行することにより、コンピュータ500が制御装置5として機能する。
ROM51bは、マスクROM、PROM、EPROM、EEPROMなどによって構成されており、CPU51aに実行されるコンピュータプログラムおよびこれに用いるデータなどが記録されている。
RAM51cは、SRAMまたはDRAMなどによって構成されている。RAM51cは、ROM51bおよびハードディスク51dに記録されているコンピュータプログラムの読み出しに用いられる。また、これらのコンピュータプログラムを実行するときに、CPU51aの作業領域として利用される。
ハードディスク51dは、オペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムなど、CPU51aに実行させるための種々のコンピュータプログラムおよびそのコンピュータプログラムの実行に用いるデータがインストールされている。第1測定ユニット2用の測定処理プログラム54a、第2測定ユニット3用の測定処理プログラム54bおよび検体搬送装置4用の測定処理プログラム54cも、このハードディスク51dにインストールされている。これらのアプリケーションプログラム54a〜54cがCPU51aに実行されることによって、第1測定ユニット2、第2測定ユニット3および検体搬送装置4の各部の動作が制御される。また、測定結果データベース54dもインストールされている。
読出装置51eは、フレキシブルディスクドライブ、CD−ROMドライブ、またはDVD−ROMドライブなどによって構成されており、可搬型記録媒体54に記録されたコンピュータプログラムまたはデータを読み出すことができる。また、可搬型記録媒体54には、アプリケーションプログラム54a〜54cが格納されており、コンピュータ500がその可搬型記録媒体54からアプリケーションプログラム54a〜54cを読み出し、そのアプリケーションプログラム54a〜54cをハードディスク51dにインストールすることが可能である。
なお、上記アプリケーションプログラム54a〜54cは、可搬型記録媒体54によって提供されるのみならず、電気通信回線(有線、無線を問わない)によってコンピュータ500と通信可能に接続された外部の機器から上記電気通信回線を通じて提供することも可能である。たとえば、上記アプリケーションプログラム54a〜54cがインターネット上のサーバコンピュータのハードディスク内に格納されており、このサーバコンピュータにコンピュータ500がアクセスして、そのアプリケーションプログラム54a〜54cをダウンロードし、これをハードディスク51dにインストールすることも可能である。
また、ハードディスク51dには、たとえば、米マイクロソフト社が製造販売するWindows(登録商標)などのグラフィカルユーザインタフェース環境を提供するオペレーティングシステムがインストールされている。以下の説明においては、アプリケーションプログラム54a〜54cは上記オペレーティングシステム上で動作するものとしている。
入出力インタフェース51fは、たとえば、USB、IEEE1394、RS−232Cなどのシリアルインタフェース、SCSI、IDE、IEEE1284などのパラレルインタフェース、およびD/A変換器、A/D変換器などからなるアナログインタフェースなどから構成されている。入出力インタフェース51fには、入力デバイス53が接続されており、ユーザがその入力デバイス53を使用することにより、コンピュータ500にデータを入力することが可能である。
通信インタフェース51gは、たとえば、Ethernet(登録商標)インタフェースである。コンピュータ500は、その通信インタフェース51gにより、所定の通信プロトコルを使用して第1測定ユニット2、第2測定ユニット3、検体搬送装置4およびホストコンピュータ6との間でデータの送受信が可能である。
画像出力インタフェース51hは、LCDまたはCRTなどで構成された表示部52に接続されており、CPU51aから与えられた画像データに応じた映像信号を表示部52に出力するようになっている。表示部52は、入力された映像信号にしたがって、画像(画面)を表示する。
制御部51は、上記した構成により、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3から送信された測定結果を用いて分析対象の成分を解析するとともに、分析結果(赤血球数、血小板数、ヘモグロビン量、白血球数など)を取得するように構成されている。
ラック101には、図5に示すように、10本のサンプル容器100を一列に収容可能なように10個の容器収容部101bが形成されている。また、各容器収容部101bには、それぞれ収容したサンプル容器100のバーコード100aが視認可能なように開口部101cが設けられている。
図11は、図1に示した一実施形態による血液分析装置の測定処理プログラムによる測定処理動作を説明するためのフロー図である。次に、図11を参照して、本実施形態による血液分析装置1の測定処理プログラム54aおよび54bによる測定処理動作を説明する。なお、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3では、それぞれ同様に分析対象の成分が測定されるので、以下では代表的な例として、第1測定ユニット2により分析対象の成分を測定する場合について説明する。
まず、ステップS1において、吸引位置(図3参照)まで搬送されたサンプル容器100から検体吸引部21により検体の吸引が行われる。そして、ステップS2において、吸引した検体から試料調製部22により検出用試料が調製され、ステップS3で、検出用試料から分析対象の成分が検出部23により検出される。そして、ステップS4で、測定データが、第1測定ユニット2から制御装置5に送信される。その後、ステップS5において、第1測定ユニット2から送信される測定結果に基づいて、制御部51により分析対象の成分が解析される。このステップS5により、検体の分析が完了され、動作が終了される。
図12は、図1に示した一実施形態による血液分析装置の第1測定ユニットおよび第2測定ユニットの状態遷移を説明するための状態遷移図である。次に、図12を参照して、本実施形態による血液分析装置1の第1測定ユニット2および第2測定ユニット3の状態遷移について説明する。なお、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3では、それぞれ同様に状態遷移するので、以下では代表的な例として、第1測定ユニット2による状態遷移について説明する。
第1測定ユニット2の状態は、電源がオン状態にされることによって、非起動状態(開始)からサンプラモードスタンバイ状態2aに遷移される。また、第1測定ユニット2は、サンプラモードスタンバイ状態2aにおいて、ユーザによりサンプラ測定開始指示がなされると、サンプラモード測定中状態2bに遷移される。このサンプラモード測定中状態2bにおいて、第1測定ユニット2により、図11に示す測定処理動作が行われる。サンプラモード測定中状態2bにおいて、検体の測定が終了すると、第1測定ユニット2は、サンプラモードスタンバイ状態2aに戻される。また、サンプラモードスタンバイ状態2aにおいて、電源がオフ状態にされると、第1測定ユニット2は、非起動状態(終了)に遷移される。
また、サンプラモードスタンバイ状態2aおよびサンプラモード測定中状態2bにおいて、ユーザにより、検体セット部開閉ボタン26が押下されると、第1測定ユニット2は、優先検体測定モードスタンバイ状態2cに遷移される。第1測定ユニット2が優先検体測定モードスタンバイ状態2cに遷移されると、第1測定ユニット2への検体の搬送が保留される。すなわち、この場合には、検体搬送装置4は、第1測定ユニット2への検体の提供位置43aには検体を搬送せずに、第2測定ユニット3への検体の提供位置43bにのみ検体を搬送する。なお、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3の両方が優先検体測定モードスタンバイ状態2cに遷移された場合には、提供位置43aおよび43bの両方への検体の搬送が保留される。
そして、優先検体測定モードスタンバイ状態2cにおいて、優先検体測定開始ボタン27が押下されると、第1測定ユニット2は、優先検体測定モード測定中状態2dに遷移される。そして、優先検体の測定が終了すると、第1測定ユニット2は、優先検体測定モードスタンバイ状態2cに戻される。また、全ての優先検体の測定が終了した場合には、ユーザが検体セット部開閉ボタン26を押下することによって、第1測定ユニット2は、サンプラモードスタンバイ状態2aに遷移される。
また、サンプラモードスタンバイ状態2a、サンプラモード測定中状態2b、優先検体測定モードスタンバイ状態2cおよび優先検体測定モード測定中状態2dそれぞれの状態において、エラーが発生した場合には、第1測定ユニット2は、中止・中断発生状態2eに遷移される。そして、エラーが解消した場合には、第1測定ユニット2は、各状態のモードのスタンバイ状態に戻される。具体的には、サンプラモードスタンバイ状態2aおよびサンプラモード測定中状態2bにおいて発生したエラーが解消した場合には、第1測定ユニット2は、サンプラモードスタンバイ状態2aに戻される。一方、優先検体測定モードスタンバイ状態2cおよび優先検体測定モード測定中状態2dにおいて発生したエラーが解消した場合には、第1測定ユニット2は、優先検体測定モードスタンバイ状態2cに戻される。
また、第1測定ユニット2が状態遷移する際には、第1測定ユニット2がどの状態に遷移したかを示す状態通知が第1測定ユニット2から制御装置5に送信される。具体的には、第1測定ユニット2が、サンプラモード測定中状態2b、優先検体測定モードスタンバイ状態2cおよび中止・中断発生状態2eからサンプラモードスタンバイ状態2aに遷移した場合には、第1測定ユニット2がサンプラモードスタンバイ状態2aに遷移したことを示す状態通知が第1測定ユニット2から制御装置5に送信される。第1測定ユニット2が、サンプラモード測定中状態2b、優先検体測定モードスタンバイ状態2c、優先検体測定モード測定中状態2dおよび中止・中断発生状態2eに遷移した場合にも、サンプラモードスタンバイ状態2aに遷移した場合と同様に、状態通知が制御装置5に送信される。さらに、中止・中断発生状態2eから各状態に戻される場合には、第1測定ユニット2がどの状態に遷移したかを示す状態通知が第1測定ユニット2から制御装置5に送信されるとともに、エラーが解消したことを知らせる通知も合わせて通知される。
図13は、図1に示した一実施形態による血液分析装置の検体搬送装置の状態遷移を説明するための状態遷移図である。図14は、図1に示した一実施形態による血液分析装置の検体搬送装置の次の動作を決定する処理を説明するためのフロー図である。また、図15および図16は、図1に示した一実施形態による血液分析装置の詳細な構成を説明するための図である。まず、図13を参照して、本実施形態による血液分析装置1の検体搬送装置4の状態遷移について説明する。
また、ユーザによりサンプラ測定開始指示がなされると、検体搬送装置4の状態が、次の動作の決定処理中状態4aとなる。この状態は、検体搬送装置4が、コマンドキューに登録された動作を実行するために待機している状態である。ここで、コマンドキューとは、検体搬送装置4への動作指示が登録されたデータ構造であり、検体搬送装置4は、コマンドキューに登録された動作を実行するように制御装置5のCPU51aにより制御される。なお、このコマンドキューは、制御装置5のRAM51cまたはハードディスク51dに記憶される。
ここで、図14〜図16を参照して、本実施形態による血液分析装置1の検体搬送装置4が、次の動作の決定処理中状態4aにある場合に、検体搬送装置4が実行する次の動作が決定される処理について説明する。
まず、図14に示すステップS11において、CPU51aにより、イベントの通知が待たれる。ここで、イベントの通知とは、図15に示す11種類のイベントの通知のことであり、所定の動作が完了したことを知らせる通知や、測定ユニット側の状態を知らせる状態通知などが含まれる。具体的には、ラック101が、検体搬送装置4の分析前ラック保持部41からラック搬送部43上に送り込まれた場合には、ラック送り込み完了通知が検体搬送装置4から制御装置5に送信される。また、ラック搬送部43上のラック101が、ラック送出部46により分析後ラック保持部42に送り出された場合には、ラック送り出し完了通知が検体搬送装置4から制御装置5に送信される。また、検体搬送装置4の有無検知センサ45によりサンプル容器100の有無が検知された場合には、試験管有無確認完了通知がなされる。また、バーコード読取部44によりサンプル容器100のバーコード100aが読み取られ、測定オーダーが割り当てられた場合には、検体ID・測定オーダー割当完了通知がなされる。
また、第1測定ユニット側試験管取り込み完了通知、第2測定ユニット側試験管取り込み完了通知、第1測定ユニット側試験管取り出し完了通知および第2測定ユニット側試験管取り出し完了通知は、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3において各動作が完了した際に、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3から制御装置5に送信される。さらに、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3からは、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3の状態通知に加えて、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3からサンプル容器100を取り出すことが可能であることを知らせる試験管取り出し要求通知、および、次の新たな検体の吸引を行うことが可能な状態であることを知らせる次検体吸引可通知も制御装置5に送信される。
そして、ステップS12において、CPU51aにより、上記した11種類のイベント通知のうちのいずれかのイベント通知を着信したか否かが判断され、着信するまでイベント通知待ち状態が継続される。いずれかのイベント通知を着信した場合には、ステップS13において、CPU51aにより、コマンドキューに登録されている動作のうち、実行が行われないように保留状態に設定されている動作について、実行の保留が解除される。
ここで、実行の保留について説明する。本実施形態では、コマンドキューに登録される各動作には、図16に示すように、優先順位が設けられており、原則、動作実行時においてコマンドキューに登録されている動作のうち優先度の高い動作がCPU51aにより選択される。そして、検体搬送装置4は、選択された動作を実行するようにCPU51aにより制御される。しかし、たとえば、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3の内部に測定中の他の検体が存在し、次の新たな検体を取り込むことができないような場合など、「第1測定ユニットに試験管取り込み」および「第2測定ユニットに試験管取り込み」の2つの動作については、直ちに実行することができない場合がある。このような場合には、後述するように、「第1測定ユニットに試験管取り込み」および「第2測定ユニットに試験管取り込み」の動作をスキップして次に優先度の高い動作が先に実行されるように、「第1測定ユニットに試験管取り込み」および「第2測定ユニットに試験管取り込み」の動作の実行が、CPU51aにより保留状態に設定される。これにより、本実施形態による血液分析装置1では、「第1測定ユニットに試験管取り込み」および「第2測定ユニットに試験管取り込み」の動作を実行することができない場合にも、「第1測定ユニットに試験管取り込み」および「第2測定ユニットに試験管取り込み」以外の他の動作が先に実行されるので、検体の処理をより迅速に行うことが可能である。
ステップS14において、CPU51aにより、現状でコマンドキューに登録されている動作のうち、最も優先度の高い動作が検索される。そして、ステップS15において、その検索された最も優先度の高い動作が、「第1測定ユニットに試験管取り込み」または「第2測定ユニットに試験管取り込み」のいずれかの動作であるか否かが判断され、「第1測定ユニットに試験管取り込み」または「第2測定ユニットに試験管取り込み」のいずれの動作でもない場合には、ステップS16において、検索された最も優先度の高い動作が実行される。この際、ラック送り出し動作が実行される場合には、CPU51aにより、ラック搬送部43上のラック101を分析後ラック保持部42に送り出すようにラック送出部46が制御され、ラック送り込み動作が実行される場合には、CPU51aにより、分析前ラック保持部41のラック101をラック搬送部43上に送り込むようにラック送込部411が制御される。また、第1測定ユニットから試験管取り出し動作または第2測定ユニットから試験管取り出し動作が実行される場合には、CPU51aにより、第1測定ユニット2への検体の提供位置43aまたは第2測定ユニット3への検体の提供位置43bのいずれか対応する方に、取り出されるサンプル容器100の容器収容部101bがくるようにラック101を搬送するようにラック搬送部43が制御される。また、試験管有無確認動作が実行される場合には、CPU51aにより、ラック101に収容された未確認のサンプル容器100が検体有無確認位置43cまでくるようにラック101を搬送するようにラック搬送部43が制御される。また、検体ID・測定オーダー割当動作が実行される場合には、ラック101に収容され、まだ測定オーダーが割り当てられていないサンプル容器100が読取位置43dまでくるように、ラック101を搬送するようにラック搬送部43が制御される。その後、動作が終了される。
一方、「第1測定ユニットに試験管取り込み」または「第2測定ユニットに試験管取り込み」のいずれかの動作である場合には、ステップS17において、測定オーダーと第1測定ユニット2および第2測定ユニット3の状態に基づいて、CPU51aにより、「第1測定ユニットに試験管取り込み」または「第2測定ユニットに試験管取り込み」のうちの対応する動作を行うことが可能か否かが判断される。
ここで、本実施形態では、CPU51aは、各測定ユニットから送信される状態通知、試験管取り出し要求通知および次検体吸引可通知に基づいて、第1測定ユニット2または第2測定ユニット3のうちの対応する方の測定ユニットが試験管を取り込むことが可能な状態であるか否かを判断する。具体的には、第1測定ユニット2から優先検体測定モードスタンバイ状態2c、優先検体測定モード測定中状態2dまたは中止・中断発生状態2eであること示す状態通知が送信された場合には、CPU51aは、第1測定ユニット2が試験管を取り込むことが可能ではないと判断する。また、第1測定ユニット2から次検体吸引可通知が送信されていない場合にも、CPU51aは、第1測定ユニット2が試験管を取り込むことが可能な状態ではないと判断する。なお、第2測定ユニット3に対する判断についても、第1測定ユニット2の場合と同様に行われる。取り込みが可能な場合には、ステップS18において、「第1測定ユニットに試験管取り込み」または「第2測定ユニットに試験管取り込み」のうちの対応する動作が実行される。この際、CPU51aにより、第1測定ユニット2への検体の提供位置43aまたは第2測定ユニット3への検体の提供位置43bのいずれか対応する方に、取り出されるサンプル容器100の容器収容部101bがくるようにラック101を搬送するようにラック搬送部43が制御される。その後、処理が終了される。また、可能でない場合には、ステップS19において、CPU51aにより、「第1測定ユニットに試験管取り込み」または「第2測定ユニットに試験管取り込み」のうちの対応する動作の実行が保留状態に設定される。その後、ステップS14に移行され、コマンドキューに登録されている動作のうち、保留状態にされた動作の次に優先度の高い動作が検索される。たとえば、「第1測定ユニットに試験管取り込み」の動作が保留状態にされた場合で、コマンドキューに「第2測定ユニットに試験管取り込み」が登録されていれば、「第2測定ユニットに試験管取り込み」が検索される。
このように、検体搬送装置4が次に実行する動作は、検体搬送装置4が次の動作を実行する直前の、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3それぞれの最新の状態に基づいて、CPU51aにより決定される。これにより、検体搬送装置4が第1測定ユニット2および第2測定ユニット3それぞれの最新の状態に基づいた効率のよい搬送を行うことが可能であるので、検体の処理を迅速に行うことが可能である。
検体搬送装置4は、図13に示す次の動作の決定処理中状態4aにおいて、上記した図14の処理により次の動作が実行されると、各動作に対応する状態4b〜4iに遷移される。具体的には、検体搬送装置4は、次の動作の決定処理中状態4aに加えて、ラック送り込み中状態4b、試験管有無確認中状態4c、検体ID・測定オーダー割り当て中状態4d、第1測定ユニットへ試験管を取り込み中状態4e、第2測定ユニットへ試験管を取り込み中状態4f、第1測定ユニットから試験管を取り出し中状態4g、第2測定ユニットから試験管を取り出し中状態4hおよびラック送り出し中状態4iの9種類の状態への遷移が可能である。
また、図13では、「次;」として、次の動作状態において実行される動作を示している。さらに、図13では、「I;」として、各動作状態から次の動作の決定処理中状態4aに遷移する際に、制御装置5に通知されるイベントを示すとともに、「C;」として、コマンドキューに登録される動作を示している。たとえば、検体搬送装置4がラック送り込み中状態4bである場合には、「次;」として示したラック送り込み動作が実行される。また、検体搬送装置4が、ラック送り込み中状態4bから次の動作の決定処理中状態4aに遷移する際には、「I;」として示したラック送り込み完了を知らせるイベント通知が制御装置5に送信されるとともに、「C;」として示した試験管有無確認の動作が、CPU51aによりコマンドキューに登録される。図15に示した他のイベントについても、ラック送り込み完了通知と同様に、通知が行われる。また、図16に示した他の動作についても、試験管有無確認の動作と同様に、コマンドキューへの登録がなされる。なお、「第1測定ユニットから試験管取り出し」および「第2測定ユニットから試験管取り出し」の2つの動作については、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3から送信される試験管取り出し要求に基づいて、コマンドキューに登録される。
また、検体搬送装置4が第1測定ユニットへ試験管を取り込み中状態4eにある場合において、第1測定ユニット2に取り込むサンプル容器100を所定の位置まで搬送した際に、所定の位置まで搬送が完了したことを知らせる取り込み要求通知が第1測定ユニット2に送信される。この通知に基づいて、CPU51aは、ハンド部251によりサンプル容器100を把持するように第1測定ユニット2を制御することが可能である。なお、第2測定ユニット3に対しても、第1測定ユニット2と同様に、取り込み要求通知がなされる。
図17は、図1に示した一実施形態による血液分析装置の優先検体測定時の動作を説明するためのフロー図である。次に、図1、図2、図10および図17を参照して、本実施形態による血液分析装置1の優先検体測定時の動作について説明する。なお、本実施形態では、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3は、それぞれ互いに独立して優先検体の測定を行うことが可能であり、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3における優先検体測定時の動作は同様である。したがって、ここでは、代表的な例として第1測定ユニット2における優先検体測定時の動作について説明する。
まず、図17に示すステップS101において、CPU51aにより、検体セット部開閉ボタン26(図1および図2参照)が押下されたか否かが判断され、押下されるまでこの判断が繰り返される。押下された場合には、ステップS102において、検体セット部255a(図2参照)が、取り込み口24から外側に突出するように出される。そして、ステップS103において、表示部52に優先検体測定指示画面520(図10参照)が表示される。ステップS104において、ユーザが検体識別番号の入力や、測定項目の設定などを行った後、優先検体測定指示画面520上に表示されたOKボタン520aが押下されたか否かがCPU51aにより判断される。この判断はOKボタン520aが押下されるまで継続され、押下された場合には、ステップS105において、ユーザが優先検体を収容したサンプル容器100を検体セット部255aにセットした後、優先検体測定開始ボタン27(図1および図2参照)が押下されたか否かがCPU51aにより判断される。押下されていない場合には、この判断が繰り返され、押下された場合には、ステップS106において、検体セット部255aが、取り込み口24から第1測定ユニット2の内側に戻される。これにより、優先検体が第1測定ユニット2の内側に取り込まれる。
そして、ステップS107において、優先検体の測定が行われ、ステップS108において、測定が終了したか否かが判断される。この判断は、測定が終了するまで繰り返され、測定が終了した場合には、ステップS109において、検体セット部255aが取り込み口24から外側に出される。これにより、測定が終了された優先検体のサンプル容器100が、第1測定ユニット2の外側に取り出し可能に排出される。その後、ステップS110において、優先検体測定開始ボタン27が押下されたか否かが判断される。
ユーザは、測定が終了された優先検体のサンプル容器100を検体セット部255aから取り除いた後、次の新たな優先検体を収容したサンプル容器100を検体セット部255aにセットし、優先検体測定開始ボタン27を押下することによって、連続して優先検体の測定を行うことが可能である。ユーザが次の新たな優先検体を収容したサンプル容器100を検体セット部255aにセットし、優先検体測定開始ボタン27を押下した場合には、動作はステップS106に移行され、連続して次の優先検体の測定が行われる。この場合、ユーザは検体識別番号の入力や、測定項目の設定などを行わなくても、CPU51aにより自動的に、連続した識別番号が割り当てられるとともに、一度設定された測定項目と同じ項目で測定が行われる。
一方、優先検体測定開始ボタン27が押下されない場合には、ステップS111において、CPU51aにより、検体セット部開閉ボタン26が押下されたか否かが判断される。ユーザは、検体セット部開閉ボタン26を押下することによって、優先検体の測定を終了させることが可能である。検体セット部開閉ボタン26が押下されない場合には、優先検体測定開始ボタン27または検体セット部開閉ボタン26のいずれかが押下されるまで、これらの判断が繰り返される。そして、検体セット部開閉ボタン26が押下されると、ステップS112において、検体セット部255aが、取り込み口24から第1測定ユニット2の内側に戻され、優先検体の測定動作が終了される。
本実施形態では、上記のように、CPU51aを、第1測定ユニット2および第2測定ユニット3の状態通知に基づいて、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であるか否かを判定し、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であると判定した場合に、選択された一方の測定ユニットに検体搬送動作を実行するように検体搬送装置4を制御するとともに、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能ではないと判定した場合に、検体搬送動作以外の他の動作を実行するように検体搬送装置4を制御するように構成することによって、検体を搬送可能な場合に選択された一方の測定ユニットに検体が搬送され、検体を搬送可能ではない場合には、選択された一方の測定ユニットには検体は搬送されずに検体搬送動作以外の他の動作が行われる。これにより、選択された一方の測定ユニットにおいて、たとえば、エラーや優先検体の測定指示など、測定の中断原因が発生した場合にも、検体の処理が中断されることがないので、検体の処理を迅速に行うことができる。また、この血液分析装置1では、複数の検体を収容するラック101を搬送路(搬送ライン)上に投入可能か否かがCPU51aにより判定されるのではなく、検体を選択された一方の測定ユニットに搬送可能か否かがCPU51aにより判定されるので、ラック101が搬送路(搬送ライン)上に投入された後に、選択された一方の測定ユニットに測定の中断原因が発生した場合にも、その中断原因の発生に対して迅速に対応することができ、その結果、検体の処理を迅速に行うことができる。
また、本実施形態では、第1測定ユニット2の状態通知および第2測定ユニット3の状態通知に、それぞれ、検体搬送装置4により搬送される検体を測定するサンプラモード(サンプラモードスタンバイ状態2aおよび3aと、サンプラモード測定中状態2bおよび3bとを含む)から、検体搬送装置4により搬送される検体に優先して優先検体を測定する優先検体測定モード(優先検体測定モードスタンバイ状態2cおよび3cと、優先検体測定モード測定中状態2dおよび3dとを含む)に移行したことを示す通知を含めることによって、第1測定ユニット2または第2測定ユニット3が搬送検体測定モードから優先検体測定モードに移行したことを示す通知に基づいて、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であるか否かがCPU51aにより判定されるので、選択された一方の測定ユニットが優先検体測定モードである場合には、検体搬送装置4は、選択された一方の測定ユニットには検体搬送動作を行わずに検体搬送動作以外の他の動作を行うことができる。その結果、選択された一方の測定ユニットの優先検体測定モードが解除されるのを待つことなく検体の処理を行うことができるので、検体の処理速度が低下するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、第1測定ユニット2の状態通知に、第1測定ユニット2が中止・中断発生状態2eに遷移したことを示す通知を含め、第2測定ユニット3の状態通知に、第2測定ユニット3が中止・中断発生状態3eに遷移したことを示す通知を含めることによって、第1測定ユニット2または第2測定ユニット3が中止・中断発生状態2eまたは3eに遷移したことを示す通知に基づいて、選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であるか否かがCPU51aにより判定されるので、選択された一方の測定ユニットが中止・中断発生状態2eまたは3eに遷移した場合には、検体搬送装置4は、選択された一方の測定ユニットには検体搬送動作を行わずに検体搬送動作以外の他の動作を行うことができる。その結果、選択された一方の測定ユニットがサンプラモードスタンバイ状態2aまたは3a、もしくは、優先検体測定モードスタンバイ状態2cまたは3cに遷移されるのを待つことなく検体の処理を行うことができるので、検体の処理速度が低下するのを抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、分析装置の一例として血液分析装置を示したが、本発明はこれに限らず、複数の測定ユニットを備える分析装置であれば他の分析装置に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、血液分析装置が、第1測定ユニットおよび第2測定ユニットの2つの測定ユニットを備える例を示したが、本発明はこれに限らず、血液分析装置が、3つ以上の測定ユニットを備える構成であってもよい。
また、上記実施形態では、サンプル容器をラックから取り出して測定ユニットの内部に取り込む例を示したが、本発明はこれに限らず、ラックに収容された状態のサンプル容器から検体吸引部により検体を吸引し、サンプル容器は測定ユニットの内部に取り込まずに検体のみを取り込んでもよい。
また、上記実施形態では、制御装置に1つの制御部を設ける例を示したが、本発明はこれに限らず、第1測定ユニットおよび第2測定ユニットそれぞれに別々の制御部を設けてもよい。また、これらの制御部は、第1測定ユニットおよび第2測定ユニットそれぞれに組み込まれてもよい。
また、上記実施形態では、第1測定ユニットおよび第2測定ユニットをそれぞれ独立した別々のハウジングに収容する例(図1および図2参照)を示したが、本発明はこれに限らず、図18に示すように、第1測定ユニットおよび第2測定ユニットをともに1つのハウジング7に収容するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第1測定ユニットおよび第2測定ユニットが、実質的に同種類の測定ユニットである例を示したが、本発明はこれに限らず、第1測定ユニットおよび第2測定ユニットを、それぞれ互いに異なる種類の測定ユニットにしてもよい。
本発明の一実施形態による血液分析装置の全体構成を示した斜視図である。 図1に示した一実施形態による血液分析装置の各部の詳細を説明するための斜視図である。 図1に示した一実施形態による血液分析装置の測定ユニットおよび検体搬送装置を示す概略図である。 図1に示した一実施形態による血液分析装置の測定ユニットおよび検体搬送装置を示す斜視図である。 図1に示した一実施形態による血液分析装置のラックおよびサンプル容器を示す斜視図である。 図1に示した一実施形態による血液分析装置の検体搬送装置を説明するための平面図である。 図1に示した一実施形態による血液分析装置の検体搬送装置を説明するための側面図である。 図1に示した一実施形態による血液分析装置の検体搬送装置を説明するための側面図である。 図1に示した一実施形態による血液分析装置の制御装置を説明するためのブロック図である。 図1に示した一実施形態による血液分析装置の優先検体測定指示画面を示した図である。 図1に示した一実施形態による血液分析装置の測定処理プログラムによる測定処理動作を説明するためのフロー図である。 図1に示した一実施形態による血液分析装置の第1測定ユニットおよび第2測定ユニットの状態遷移を説明するための状態遷移図である。 図1に示した一実施形態による血液分析装置の検体搬送装置の状態遷移を説明するための状態遷移図である。 図1に示した一実施形態による血液分析装置の検体搬送装置の次の動作を決定する処理を説明するためのフロー図である。 図1に示した一実施形態による血液分析装置のイベント通知を示した図である。 図1に示した一実施形態による血液分析装置のコマンドの優先順位を示した図である。 図1に示した一実施形態による血液分析装置の優先検体測定時の動作を説明するためのフロー図である。 本発明の一実施形態による血液分析装置の変形例を説明するための図である。
符号の説明
1 血液分析装置(分析装置)
2 第1測定ユニット
3 第2測定ユニット
4 検体搬送装置(搬送装置)
28 状態通知部(第1状態変化通知手段)
38 状態通知部(第2状態変化通知手段)
51a CPU(判定手段、搬送制御手段、判定制御手段、動作選択手段)
51c RAM(記憶手段)
51d ハードディスク(記憶手段)

Claims (11)

  1. 検体を測定するための1および第2測定ユニットを備えており、一の検体ラックに保持された複数の検体を、前記第1および第2測定ユニットに振分けて供給し、供給された検体を各々の測定ユニットで測定する分析装置であって、
    前記第1測定ユニットから前記第2測定ユニットに向かう第1方向および前記第1方向とは反対の第2方向に複数の検体を保持した検体ラックを搬送可能に構成され、前記第1測定ユニットおよび前記第2測定ユニットのうちから選択された一方の測定ユニットに一の検体ラックに保持された複数の検体のうちの一の検体を搬送する検体搬送動作を行う搬送装置と、
    前記第1測定ユニットの状態変化を通知する第1状態変化通知手段と、
    前記第2測定ユニットの状態変化を通知する第2状態変化通知手段と、
    前記第1状態変化通知手段および前記第2状態変化通知手段による通知内容に基づいて、前記選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であるか否かを判定する判定手段と、
    前記選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であると前記判定手段が判定した場合に、前記選択された一方の測定ユニットへの前記検体搬送動作を実行するように前記搬送装置を制御し、前記選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能ではないと前記判定手段が判定した場合に、前記検体搬送動作以外の他の動作を実行するように前記搬送装置を制御する搬送制御手段とを備える、分析装置。
  2. 前記第1測定ユニットの状態変化の通知および前記第2測定ユニットの状態変化の通知は、それぞれ、前記搬送装置により搬送される検体を測定する搬送検体測定モードから、前記搬送装置により搬送される検体に優先して優先検体を測定する優先検体測定モードに移行したことを示す通知を含む、請求項1に記載の分析装置。
  3. 前記第1測定ユニットの状態変化の通知は、前記第1測定ユニットにエラーが発生したことを示す通知を含み、
    前記第2測定ユニットの状態変化の通知は、前記第2測定ユニットにエラーが発生したこを示す通知を含む、請求項1または2に記載の分析装置。
  4. 前記搬送装置による前記検体搬送動作は、前記測定ユニットに検体を提供する検体提供位置に検体を搬送し、搬送した検体が前記選択された一方の測定ユニットに取り込まれるまで待機する動作を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の分析装置。
  5. 前記搬送装置による前記検体搬送動作以外の他の動作は、前記選択された一方の測定ユニット以外の他方の測定ユニットに検体を搬送する動作を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の分析装置。
  6. 前記選択された一方の測定ユニット以外の他方の測定ユニットに検体を搬送する動作は、前記選択された一方の測定ユニット以外の他方の測定ユニットに検体を提供するための第2検体提供位置に検体を搬送し、搬送した検体が前記選択された一方の測定ユニット以外の他方の測定ユニットに取り込まれるまで待機する動作を含む、請求項5に記載の分析装置。
  7. 前記搬送装置による前記検体搬送動作以外の他の動作は、検体を収容する検体容器の有無を確認するための検体有無確認位置に検体を搬送する動作、および、検体を収容する検体容器に付された識別子を読み取るための読取位置に検体を搬送する動作のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の分析装置。
  8. 前記搬送装置が実行する次の動作を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記搬送制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記次の動作に基づいて、前記搬送装置を制御するように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の分析装置。
  9. 前記記憶手段に記憶されている前記搬送装置による前記次の動作が、前記検体搬送動作であるとき、前記選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であるか否かを判定するように前記判定手段を制御する判定制御手段をさらに備える、請求項8に記載の分析装置。
  10. 前記搬送装置が実行する次の動作として複数の動作が前記記憶手段に記憶されているとき、所定の優先順位に従って、前記複数の動作のうちから1つの動作を選択する動作選択手段をさらに備え、
    前記搬送制御手段は、前記動作選択手段が選択する前記1つの動作に基づいて、前記搬送装置を制御するように構成されている、請求項8または9に記載の分析装置。
  11. 一の検体ラックに保持された複数の検体を、検体を測定するための第1および第2測定ユニットに振分けて供給する検体の搬送方法であって、
    前記第1測定ユニットの状態変化を第1状態通知手段により通知する工程と、
    前記第2測定ユニットの状態変化を第2状態通知手段により通知する工程と、
    前記第1状態通知手段および前記第2状態通知手段による通知内容に基づいて、前記第1測定ユニットおよび前記第2測定ユニットのうちから選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であるか否かを判定手段により判定する工程と、
    前記選択された一方の測定ユニットに検体を搬送可能であると前記判定手段が判定した場合に、前記第1測定ユニットから前記第2測定ユニットに向かう第1方向又は前記第1方向とは反対の第2方向に複数の検体を保持した一の検体ラックを搬送することによって、前記選択された一方の測定ユニットに一の検体ラックに保持された複数の検体のうちの一の検体を搬送する検体搬送動作を搬送装置により実行する工程と、
    前記選択された測定ユニットに検体を搬送可能ではないと前記判定手段が判定した場合に、前記検体搬送動作以外の他の動作を前記搬送装置により実行する工程とを備える、検体の搬送方法。
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