JP6026182B2 - 検体処理装置および検体処理装置における検体の攪拌方法 - Google Patents

検体処理装置および検体処理装置における検体の攪拌方法 Download PDF

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Description

本発明は、検体容器から検体を吸引し、吸引された検体の分析又は塗抹標本の作製等の処理を行う検体処理装置およびこのような検体処理装置における検体の攪拌方法に関する。
血球分析装置、及び検体の塗抹標本を作製する塗抹標本作製装置等、被験者から採取された全血検体を処理する検体処理装置が知られている。全血検体には血球成分が含まれており、この血球成分が時間の経過と共に沈降する。このため、かかる検体処理装置では、全血検体の処理を行う前に、全血検体の撹拌を実施する。
例えば、特許文献1には、ピックアップ機構により採血管(検体容器)を把持し、ピックアップ機構を回転させることにより採血管を回転させて、採血管内の検体を転倒撹拌する転倒撹拌機構を備えた血液製品サンプルの処理装置が開示されている。また、特許文献2には、複数の検体容器が保持されたラックを回転させることによって、各検体容器を転倒させ、複数の検体の転倒撹拌を同時に行う転倒撹拌機構を備えたシステムが開示されている。また、特許文献3には、保持台に保持された検体容器を保持部によって把持して保持台から取り出し、保持部が回動することにより、取り出された検体容器に収容される検体を転倒撹拌する転倒撹拌機構を備えた血液分析装置が開示されている。
ところで、血球分析装置では、血球の測定に必要な検体の量が予め規定されており、少なくとも必要量の検体を患者から採取する必要がある。しかしながら、例えば乳児、幼児若しくは小児又は重症患者の場合には、必要量の検体を採取するのが困難なことがある。そこで、多くの血球分析装置では、上記の必要量(通常量)の検体よりも少量の検体(「微量検体」という。)に対して血球の測定ができるようになっている。
このような微量検体の場合にも、上記の特許文献1乃至3のような装置での血球の自動測定を可能とするために、通常量の検体を収容する検体容器(通常の検体容器)と同様に検体ラックにセットすることが可能な大きさの微量検体用の検体容器が提案されている(特許文献4参照)。特許文献4に開示されている検体容器は、通常の検体容器と同様に特許文献1に開示されているカセット(検体ラック)、特許文献2に開示されている検体ラック、特許文献3に開示されている保持台(検体ラック)にセットすることが可能であるので、自動的に検体を撹拌し、自動的に血球の測定を行うことができる。
特開2002−71699号公報 特表2007−527011号公報 特開2007−139463号公報 特開平6−327656号公報
上述した特許文献1〜3に開示された装置では、微量検体用の検体容器に対しておこなわれる撹拌動作が、通常の検体容器に対して行われる撹拌動作と区別されておらず、どのような検体容器についても同じ撹拌動作が実行される。しかしながら、通常量の検体では検体の撹拌が十分に行えても、微量検体では撹拌不良が生じる虞がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、通常の検体容器と略同じ長さと外径を有しており、通常の検体容器と同様に検体ラックにセットすることが可能な微量検体用の上げ底型の検体容器の場合でも、撹拌不良の発生を抑制することが可能な検体処理装置および検体の攪拌方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様の検体処理装置は、密閉された検体容器に収容された検体を処理する検体処理装置であって、検体容器に収容された検体を撹拌するために、撹拌処理を実行する撹拌処理機構と、前記撹拌処理機構を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、検体容器が第1の量の検体を収容するための第1検体容器の場合には、第1の撹拌条件で前記撹拌処理機構に前記第1検体容器の撹拌処理を実行させ、検体容器が前記第1検体容器と略同じ長さと外径を有しており、前記第1の量よりも少ない第2の量の検体を収容するための上げ底型の第2検体容器の場合には、前記第1の撹拌条件よりも攪拌を十分に行うことのできる第2の撹拌条件で前記撹拌処理機構に前記第2検体容器の撹拌処理を実行させるように構成されている。
これにより、第1検体容器の場合と第2検体容器の場合とで撹拌条件を異ならせることができ、第2検体容器の場合でも十分な撹拌が行える撹拌条件を設定することで、撹拌不良の発生を抑制することができる。
上記態様において、前記第1の撹拌条件は、前記撹拌処理機構による前記第1検体容器の撹拌処理時間を第1の時間とすることであり、前記第2の撹拌条件は、前記撹拌処理機構による前記第2検体容器の撹拌処理時間を前記第1の時間よりも長い第2の時間とすることであってもよい。これにより、第2検体容器の場合における検体の撹拌を、第1検体容器の場合よりも十分に行うことができ、撹拌不良の発生を抑制することができる。
上記態様において、前記第1の撹拌条件は、前記撹拌処理機構による前記第1検体容器の撹拌の回数を第1の回数とすることであり、前記第2の撹拌条件は、前記撹拌処理機構による前記第2検体容器の撹拌の回数を前記第1の回数よりも多い第2の回数とすることであってもよい。これにより、第2検体容器の場合における検体の撹拌を、第1検体容器の場合よりも十分に行うことができ、撹拌不良の発生を抑制することができる。
上記態様において、前記撹拌処理機構は、立位状態の検体容器を転倒させ、その後復帰させる動作を複数回行う転倒撹拌処理機構であってもよい。
上記態様において、前記第1の撹拌条件は、前記転倒撹拌処理機構による前記第1検体容器の転倒撹拌処理時間を第1の時間とすることであり、前記第2の撹拌条件は、前記転倒撹拌処理機構による前記第2検体容器の転倒撹拌処理時間を前記第1の時間よりも長い第2の時間とすることであってもよい。これにより、第2検体容器の場合における検体の撹拌を、第1検体容器の場合よりも十分に行うことができ、撹拌不良の発生を抑制することができる。
上記態様において、前記第1の撹拌条件は、前記転倒撹拌処理機構による前記第1検体容器の転倒撹拌の回数を第1の回数とすることであり、前記第2の撹拌条件は、前記転倒撹拌処理機構による前記第2検体容器の転倒撹拌の回数を前記第1の回数よりも多い第2の回数とすることであってもよい。これにより、第2検体容器の場合における検体の撹拌を、第1検体容器の場合よりも十分に行うことができ、撹拌不良の発生を抑制することができる。
上記態様において、前記第1の撹拌条件は、検体容器を転倒させ、その後復帰させる1回の転倒撹拌にかける時間を第1の時間とすることであり、前記第2の撹拌条件は、1回の転倒撹拌にかける時間を前記第1の時間よりも長い第2の時間とすることであってもよい。これにより、第2検体容器の内面に付着した検体が流動する時間を確保することができ、撹拌不良の発生を抑制することができる。
上記態様において、前記第1の撹拌条件は、検体容器の転倒及び復帰を連続して行うことであり、前記第2の撹拌条件は、検体容器の転倒及び復帰の間に検体容器を停止させることであってもよい。これにより、第2検体容器が転倒状態で停止している間に第2検体容器の内面に付着した検体を流動させることができ、撹拌不良の発生を抑制することができる。
上記態様において、検体容器の種類を識別する識別部を備えていてもよい。これにより、検体容器が第1検体容器であると識別された場合と、検体容器が第2検体容器であると識別された場合とで、撹拌条件を異ならせることができる。
上記態様において、記第2検体容器は上げ底に起因した構造又は形状の違いを前記第1検体容器に対して有しており、前記識別部は、検体容器の構造又は形状の違いにより前記第1検体容器と前記第2検体容器とを識別するように構成されていてもよい。
上記態様において、前記識別部は、検体容器に付された識別情報を読取り可能に構成され、前記識別情報に含まれる容器種別情報により前記第1検体容器と前記第2検体容器とを識別するように構成されていてもよい。
上記態様において、検体容器を保持する検体ラックを搬送する搬送部をさらに備え、前記識別部は、前記搬送部によって搬送される検体ラックが、前記第1検体容器を保持する第1検体ラックであるか、前記第2検体容器を保持する第2検体ラックであるかを識別することにより、前記第1検体容器と前記第2検体容器とを識別するように構成されていてもよい。
上記態様において、前記転倒撹拌処理機構は、検体容器を保持する検体ラックから取り出された検体容器について転倒撹拌処理を実行可能に構成されていてもよい。
上記態様において、前記転倒撹拌処理機構は、検体容器を保持する検体ラックを転倒させ、その後復帰させる動作を複数含む転倒撹拌処理を実行可能に構成されていてもよい。
上記態様において、前記検体処理装置は、前記検体容器が蓋によって密閉されており、前記撹拌処理機構によって撹拌処理された検体容器の蓋を穿刺した状態で、検体容器から検体を吸引する吸引部を備え、前記吸引部によって吸引された検体の処理を実行するように構成されていてもよい。
上記態様において、前記検体が全血又は尿であってもよい。
本発明によれば、微量検体用の上げ底型の検体容器の場合でも、撹拌不良の発生を抑制することができる。
実施の形態1に係る血液試料処理装置の外観を示す斜視図。 実施の形態1に係る血液試料処理装置の構成を示す模式図。 吸引管及びその周辺部の構成を示す斜視図。 検体容器搬送部の構成を示す斜視図。 制御装置の構成を示すブロック図。 通常検体用の検体容器の構成を示す部分断面側面図。 微量検体用の検体容器の構成を示す部分断面側面図。 実施の形態1に係る血液試料処理装置の制御装置の動作の手順を示すフローチャート。 実施の形態1に係る血液試料処理装置における撹拌動作の手順を示すフローチャート。 検体の転倒撹拌を説明するための模式図。 実施の形態1に係る血液試料処理装置の通常検体モードにおける検体撹拌を説明するためのグラフ。 実施の形態1に係る血液試料処理装置の微量検体モードにおける検体撹拌を説明するためのグラフ。 実施の形態2に係る血液試料処理装置における撹拌動作の手順を示すフローチャート。 実施の形態2に係る血液試料処理装置の微量検体モードにおける検体撹拌を説明するためのグラフ。 実施の形態3に係る血液試料処理装置における撹拌動作の手順を示すフローチャート。 実施の形態3に係る血液試料処理装置の微量検体モードにおける検体撹拌を説明するためのグラフ。 実施の形態4に係る血液試料処理装置の制御装置の動作の手順を示すフローチャート。 実施の形態4に係る血液試料処理装置における撹拌動作の手順を示すフローチャート。 通常検体用の検体容器を識別する場合の識別機構の動作を説明するための側面図。 微量検体用の検体容器を識別する場合の識別機構の動作を説明するための側面図。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
<血液試料処理装置の構成>
まず、実施の形態に係る血液試料処理装置の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る血液試料処理装置の外観を示す斜視図であり、図2は、本実施の形態に係る血液試料処理装置の構成を示す模式図である。図1に示される血液試料処理装置1は、被験者から採取した検体である血液試料中の血球を計数する血球計数装置であり、同図に示されているように、第1測定ユニット2及び第2測定ユニット3の2つの測定ユニットと、第1測定ユニット2及び第2測定ユニット3の前面側(矢印Y1方向側)に配置された検体搬送装置(サンプラ)4と、第1測定ユニット2、第2測定ユニット3及び検体搬送装置4のそれぞれとデータ通信可能に接続されたPC(パーソナルコンピュータ)からなる制御装置5とを備えている。また、血液試料処理装置1は、制御装置5によりホストコンピュータ6(図2参照)に接続されている。
また、図1及び図2に示されるように、第1測定ユニット2及び第2測定ユニット3は、実質的に同種類の測定ユニットであり、互いに隣り合って配置されている。具体的には、本実施の形態では、第2測定ユニット3は、第1測定ユニット2と同じ測定原理を使用して、同一の測定項目について検体を測定する。さらに、第2測定ユニット3は、第1測定ユニット2が分析しない測定項目についても測定する。また、図2に示されるように、第1測定ユニット2及び第2測定ユニット3のそれぞれは、検体である血液を検体容器101から吸引する吸引管211(311)と、当該吸引管211(311)により吸引した血液から測定用試料を調製する試料調製部22、32と、当該試料調製部22、32により調製された測定用試料から血液の血球を検出する検出部23、33とを含んでいる。
また、第1測定ユニット2及び第2測定ユニット3のそれぞれは、試料調製部22、32などを内部に収容する筐体であるユニットカバー24、34と、検体容器101をユニットカバー24、34の内部に取り込み、吸引管211(311)による吸引位置600、700(図2参照)まで検体容器101を搬送する検体容器搬送部25、35と、検体容器搬送部25、35により内部に搬送される検体容器101の有無を検知する有無検知部26、36と、吸引位置600、700で検体容器101を固定保持するチャック部27、37とをさらに含んでいる。また、図1に示されるように、ユニットカバー24、34の前面部241、341の外側表面には、それぞれ、検体セット部開閉ボタン28、38と、優先検体測定開始ボタン29、39と、検体容器搬送部25、35の後述する移動部255d、355dが通過する開口部241a、341aとが設けられている。
図3は、吸引管211(311)及びその周辺部の構成を示す斜視図である。図3に示されるように、血液試料処理装置1は、吸引管211(311)と、この吸引管211(311)を検体容器101の蓋を貫通して上下方向に移動させる駆動部である吸引管移動部212(312)とを含んでいる。吸引管211(311)は、先端が検体容器101の蓋を貫通可能なように形成されている。また、吸引管211(311)の外周面には、吸引管211(311)の長手方向に延びる溝が形成されており、吸引管211(311)を検体容器101の蓋に貫通させた際に、検体容器101の内部が溝を介して外気に開放されるようになっている。吸引管移動部212(312)は、吸引管211(311)を上下方向(矢印Z1及びZ2方向)に移動させる機能を有している。吸引管移動部212(312)は、吸引管211(311)を固定保持する水平アーム213(313)と、水平アーム213(313)を上下方向(矢印Z1及びZ2方向)に貫通するネジ軸214(314)と、ネジ軸214(314)に螺合するナット215(315)とを有している。さらに、吸引管移動部212(312)は、ネジ軸214(314)と平行(矢印Z1及びZ2方向)に配置されたスライドレール216(316)と、スライドレール216(316)に摺動可能に取り付けられた摺動部材217(317)と、ステッピングモータ218(318)とを有している。また、水平アーム213(313)は、ナット215(315)と、摺動部材217(317)とに固定されている。
検出部23(33)は、RBC測定(赤血球数の測定)及びPLT測定(血小板数の測定)に用いられるRBC/PLT検出部D1と、HGB測定(血液中の血色素量の測定)に用いられるHGB検出部D2と、WBC測定(白血球数の測定)、DIFF測定(白血球分類)、NRBC測定及びRET測定に用いられる光学検出部D3とから構成される。RBC/PLT検出部D1は、RBC検出(赤血球の検出)及びPLT検出(血小板の検出)をシースフローDC検出法により行い、HGB検出部D2は、HGB検出(血液中の血色素の検出)をSLS−ヘモグロビン法により行うように構成されている。また、光学検出部D3は、WBC検出(白血球の検出)を半導体レーザを使用したフローサイトメトリー法により行うように構成されている。具体的には、光学検出部D3は、半導体レーザを使用したフローサイトメトリー法により、光が照射されたシースフローセル内の血球から発せられる前方散乱光の強度、側方散乱光の強度、側方蛍光の強度を血球の特徴パラメータとして検出する。検出された血球の特徴パラメータは、WBC測定、DIFF測定などに用いられる。なお、WBC測定とは、白血球を計数し、試料中の白血球の濃度を算出する測定であり、DIFF測定とは、白血球を、リンパ球、好塩基球、好酸球、好中球、単球などに分類し、それぞれの試料中の濃度を算出する測定である。
検出部23(33)で得られた検出結果は、検体の測定データ(測定結果)として、制御装置5に送信される。なお、この測定データは、ユーザに提供される最終的な分析結果(赤血球数、血小板数、ヘモグロビン量、白血球数など)のもととなるデータである。
図4は、検体容器搬送部の構成を示す斜視図である。検体容器搬送部25(35)(図2参照)は、図4に示されるように、検体容器101を把持することが可能な、容器保持部であるハンド部251(351)と、このハンド部251(351)を開閉させる開閉部252(352)と、ハンド部251(351)を上下方向(矢印Z1及びZ2方向)に直線移動させる上下移動部253(353)と、ハンド部251(351)を、その立位状態と転倒状態との間で振り子状に移動(回動)させる撹拌モータ部254(354)とを有している。撹拌モータ部254(354)は、ステッピングモータによる動力により、ハンド部251(351)を、その立位状態と転倒状態との間で振り子状に移動(回動)するように構成されている。さらに、検体容器搬送部25(35)は、図2に示されるように、検体容器101を矢印Y1及びY2方向に実質的に水平移動させる検体容器移送部255(355)と、バーコード読取部256(356)と、容器検出部257(357)とを備えている。容器検出部257(357)は、バーコード読取部256(356)の近傍に設けられている(図2参照)。
ハンド部251(351)は、検体搬送装置4が搬送するラック110の搬送路の上方に配置されている。また、ハンド部251(351)は、検体搬送装置4により第1取出位置43a及び第2取出位置43b(図2参照)に検体容器101が搬送されると、下方(矢印Z2方向)に移動した後、開閉部252、352により開閉されてラック110に収容された検体容器101を把持するように構成されている。
また、ハンド部251(351)は、把持した検体容器101を上方(矢印Z1方向)に移動することによりラック110から検体容器101を取り出し、その後、撹拌モータ部254(354)により振り子状に移動される(例えば、10往復)ように構成されている。これにより、ハンド部251(351)は、把持する検体容器101内の血液を撹拌することが可能である。また、撹拌終了後、ハンド部251(351)は、下方(矢印Z2方向)に移動した後、開閉部252(352)により検体容器101の把持を開放するように構成されている。具体的には、ハンド部251(351)は、検体容器移送部255(355)により検体セット位置610(710)(図2参照)に移動された検体セット部255a(355a)に、検体容器101をセットするように構成されている。なお、図2に示されるように、平面的に見て、第1取出位置(検体容器取出位置)43aと検体セット位置(検体容器セット位置)610とは、重なるように配置されているとともに、第2取出位置(検体容器取出位置)43bと検体セット位置(検体容器セット位置)710とは、重なるように配置されている。
開閉部252(352)は、エアシリンダ252a(352a)による動力により、検体容器101を把持するようにハンド部251(351)を開閉するように構成されている。
上下移動部253(353)は、ステッピングモータ253a(353a)による動力により、レール253b(353b)に沿ってハンド部251(351)を上下方向(矢印Z1及びZ2方向)に移動するように構成されている。チャック部27(37)は、吸引位置600(700)に移送された検体容器101を固定保持するように構成されている。
分析前ラック保持部41は、ラック送込部411を有し、ラック送込部411が矢印Y2方向に移動することによって、分析前ラック保持部41に保持されたラック110を1つずつラック搬送部43上に押し出すように構成されている。ラック送込部411は、分析前ラック保持部41の下方に設けられた図示しないステッピングモータによって駆動されるように構成されている。また、分析前ラック保持部41は、ラック搬送部43の近傍に規制部412(図4参照)を有し、一度ラック搬送部43上に押し出されたラック110が分析前ラック保持部41内に戻されないようにラック110の移動を規制するように構成されている。
分析後ラック保持部42は、ラック搬送部43の近傍に規制部421(図4参照)を有し、一度分析後ラック保持部42内に移動されたラック110がラック搬送部43側に戻されないようにラック110の移動を規制するように構成されている。
ラック搬送部43は、図2に示されるように、第1測定ユニット2に検体を提供するための第1取出位置43a、及び、第2測定ユニット3に検体を提供するための第2取出位置43bに、ラック110に保持された検体容器101を移送するためにラック110を搬送するように構成されている。さらに、ラック搬送部43は、有無検知センサ45が検体を収容する検体容器100の有無を確認するための検体有無確認位置43c、及び、バーコード読取部44が検体を収容する検体容器101のバーコードを読み取るための読取位置43dまで検体容器101が移送されるようにラック110を搬送するように構成されている。
また、図4に示されるように、ラック搬送部43は、互いに独立して動くことが可能な第1ベルト431及び第2ベルト432の2つのベルトを有している。
有無検知センサ45は、接触型のセンサであり、のれん形状の接触片451(図4参照)、光を出射する発光素子(図示せず)および受光素子(図示せず)を有している。有無検知センサ45は、接触片451が検知対象の被検知物に当接されることにより屈曲され、その結果、発光素子から出射された光が接触片451により反射されて受光素子に入射されるように構成されている。これにより、有無検知センサ45の下方をラック110に収容された検知対象の検体容器101が通過する際に、接触片451が検体容器101により屈曲されて、当該検体容器101の存在を検知することが可能である。
また、有無検知センサ45の近傍には、検体容器判別センサ45aが設けられている。この検体容器判別センサ45aは、発光素子と、受光素子とを備える光学センサであり、発光素子の光の反射光を受光素子によって受けるか否かにより、検体容器の種別を判別するようになっている。
ここで、検体容器の種別について説明する。本実施の形態においては、通常検体用の検体容器101と、微量検体用の検体容器103とが使用される。図6Aは、通常検体用の検体容器101の構成を示す部分断面側面図であり、図6Bは、微量検体用の検体容器103の構成を示す部分断面側面図である。通常検体用の検体容器101は、健常な成人、重症患者以外の成人の患者等、一般的な被験者から採取された検体を収容するために用いられる。かかる通常検体用の検体容器101は、半球状の底部を有する円筒状の容器であり、上端に蓋102が取り付けられている。図6Aに示すように、検体容器101は全体に亘って均一の厚さを有しており、底部から上端に至る空間内に検体を収容可能となっている。
微量検体用の検体容器103は、乳児、幼児若しくは小児又は重症患者のような少量の検体しか採取できない患者から採取された検体を収容するために用いられる。図6Bに示すように、検体容器103の外形は円筒状をなしている。かかる検体容器103は、通常検体用の検体容器101と概ね同一の高さ、外径を有しており、通常検体用の検体容器101と同様に、上端には蓋104が取り付けられている。また、検体容器103は、上げ底型の容器であり、通常検体用の検体容器101に比べて収容可能な検体量が約半分以下となっている。図6Bに示すように、検体容器103の底部には下方に開口する凹部105が設けられている。
検体容器判別センサ45aは、上述したような通常検体用の検体容器101と、微量検体用の検体容器103とを区別することが可能である。つまり、有無検知センサ45によって検体容器が検出された場合において、検体容器判別センサ45aは、発光素子から上方へ向けて光を照射する。検体有無確認位置43cに通常検体用の検体容器101が存在する場合、発光素子から照射された光は検体容器101の底部において反射される。検体容器判別センサ45aの受光素子がこの反射光を受け、これによって、検体有無確認位置43cにある検体容器が通常検体用の検体容器101であると検出される。また、検体有無確認位置43cに微量検体用の検体容器103が存在する場合、検体容器103の底部には凹部105が設けられているため、発光素子から照射された光が検体容器103の底部では反射されない。このため、検体容器判別センサ45aの受光素子が反射光を受光せず、これによって、検体有無確認位置43cにある検体容器が微量検体用の検体容器103であると検出される。
ラック送出部46は、ラック搬送部43を挟んで分析後ラック保持部42に対向するように配置されており、矢印Y1方向に水平に移動するように構成されている。これにより、分析後ラック保持部42とラック送出部46との間にラック110が搬送された場合に、ラック送出部46を分析後ラック保持部42側に移動することによって、ラック110を押圧して分析後ラック保持部42内に移動することが可能である。
図5は、制御装置5の構成を示すブロック図である。制御装置5は、図1〜2及び図5に示されるように、パーソナルコンピュータ(PC)などからなり、CPU、ROM、RAMなどからなる制御部51(図5参照)と、表示部52と、入力デバイス53とを含んでいる。また、表示部52は、第1測定ユニット2及び第2測定ユニット3から送信されたデジタル信号のデータを分析して得られた分析結果などを表示するために設けられている。
また、制御装置5は、図5に示されるように、制御部51と、表示部52と、入力デバイス53とから主として構成されたコンピュータ500によって構成されている。制御部51は、CPU51aと、ROM51bと、RAM51cと、ハードディスク51dと、読出装置51eと、入出力インタフェース51fと、通信インタフェース51gと、画像出力インタフェース51hとから主として構成されている。CPU51a、ROM51b、RAM51c、ハードディスク51d、読出装置51e、入出力インタフェース51f、通信インタフェース51g、及び画像出力インタフェース51hは、バス51iによって接続されている。
CPU51aは、ROM51bに記憶されているコンピュータプログラム及びRAM51cにロードされたコンピュータプログラムを実行することが可能である。そして、後述するようなアプリケーションプログラム54a、54b及び54cをCPU51aが実行されることにより、コンピュータ500が制御装置5として機能する。
ROM51bは、マスクROM、PROM、EPROM、EEPROMなどによって構成されており、CPU51aに実行されるコンピュータプログラム及びこれに用いるデータなどが記録されている。
RAM51cは、SRAM又はDRAMなどによって構成されている。RAM51cは、ROM51b及びハードディスク51dに記録されているコンピュータプログラムの読み出しに用いられる。また、これらのコンピュータプログラムを実行するときに、CPU51aの作業領域として利用される。
ハードディスク51dは、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムなど、CPU51aに実行させるための種々のコンピュータプログラム及びそのコンピュータプログラムの実行に用いるデータがインストールされている。第1測定ユニット2用の測定処理(1)プログラム54a、第2測定ユニット3用の測定処理(2)プログラム54b及び検体搬送装置4用のサンプラ動作処理プログラム54cも、このハードディスク51dにインストールされている。CPU51aにより、これらのアプリケーションプログラム54a〜54cを実行することによって、第1測定ユニット2、第2測定ユニット3及び検体搬送装置4の各部の動作が制御される。
読出装置51eは、フレキシブルディスクドライブ、CD−ROMドライブ、又はDVD−ROMドライブなどによって構成されており、可搬型記録媒体54に記録されたコンピュータプログラム又はデータを読み出すことができる。また、可搬型記録媒体54には、アプリケーションプログラム54a〜54cが格納されており、コンピュータ500がその可搬型記録媒体54からアプリケーションプログラム54a〜54cを読み出し、そのアプリケーションプログラム54a〜54cをハードディスク51dにインストールすることが可能である。
なお、前記アプリケーションプログラム54a〜54cは、可搬型記録媒体54によって提供されるのみならず、電気通信回線(有線、無線を問わない)によってコンピュータ500と通信可能に接続された外部の機器から上記電気通信回線を通じて提供することも可能である。例えば、前記アプリケーションプログラム54a〜54cがインターネット上のサーバコンピュータのハードディスク内に格納されており、このサーバコンピュータにコンピュータ500がアクセスして、そのアプリケーションプログラム54a〜54cをダウンロードし、これをハードディスク51dにインストールすることも可能である。
また、ハードディスク51dには、例えば、米マイクロソフト社が製造販売するWindows(登録商標)などのグラフィカルユーザインタフェース環境を提供するオペレーティングシステムがインストールされている。以下の説明においては、アプリケーションプログラム54a〜54cは前記オペレーティングシステム上で動作するものとしている。
入出力インタフェース51fは、例えば、USB、IEEE1394、RS−232Cなどのシリアルインタフェース、SCSI、IDE、IEEE1284などのパラレルインタフェース、及びD/A変換器、A/D変換器などからなるアナログインタフェースなどから構成されている。入出力インタフェース51fには、入力デバイス53が接続されており、ユーザがその入力デバイス53を使用することにより、コンピュータ500にデータを入力することが可能である。
通信インタフェース51gは、例えば、Ethernet(登録商標)インタフェースである。コンピュータ500は、その通信インタフェース51gにより、所定の通信プロトコルを使用して第1測定ユニット2、第2測定ユニット3、検体搬送装置4及びホストコンピュータ6との間でデータの送受信が可能である。
画像出力インタフェース51hは、LCD又はCRTなどで構成された表示部52に接続されており、CPU51aから与えられた画像データに応じた映像信号を表示部52に出力するようになっている。表示部52は、入力された映像信号にしたがって、画像(画面)を表示するように構成されている。
制御部51は、前述した構成により、第1測定ユニット2及び第2測定ユニット3から送信された測定結果を用いて分析対象の成分を解析するとともに、分析結果(赤血球数、血小板数、ヘモグロビン量、白血球数など)を取得するように構成されている。
<血液試料処理装置の動作>
次に、本実施の形態に係る血液試料処理装置の動作について説明する。図7は、本実施の形態に係る血液試料処理装置の制御装置の動作の手順を示すフローチャートである。なお、第1測定ユニット2及び第2測定ユニット3は、互いに同様の動作で検体の撹拌、吸引を含む分析動作を行うので、以下では第1測定ユニット2による動作について説明し、第2測定ユニット3による動作については説明を省略する。
まず、分析対象となる血液試料(検体)が内部に収容された蓋付の検体容器101又は検体容器103を配置したラック110がユーザによって検体搬送装置4上にセットされる。次に、制御装置5のCPU51aは、ステップS101において、スタートボタンの押下などにより分析開始の指示がなされたと判定すると(ステップS101においてYes)、検体搬送装置4が動作してラック110を搬送する。有無検知センサ45及び検体容器判別センサ45aの出力信号に基づき、CPU51aは、検体有無確認位置43cに存在する検体容器が通常検体用の検体容器101であるか、微量検体用の検体容器103であるかを判別する(ステップ102)。検体容器の種類が判別されると、CPU51aは、検体搬送装置4によるラック110の搬送を制御し、検出した検体容器を、第1取出位置(検体容器取出位置)43aに位置づける(ステップS103)。
ついで、CPU51aは、ハンド部251を用いてラック110からの検体容器101の取り出しを行う(ステップS104)。具体的には、CPU51aが上下駆動部253を駆動させることで、ハンド部251が開いた状態で上方から下降し、検体容器101を保持し得る検体容器保持位置で停止する。
ついで、CPU51aが開閉部252を駆動させることで、ハンド部251が閉じて検体容器101が保持される。そして、再度、CPU51aが上下駆動部253を駆動させることで、ハンド部251が検体容器101を保持した状態で上昇し、当該検体容器101がラック110から取り出され、ついで所定の位置で停止する。この状態において、検体容器101は、その長手方向の軸がほぼ鉛直方向に沿った立位状態である。
ついで、CPU51aは、撹拌モータ部254を駆動させることで検体容器101に収容された検体の撹拌動作を行う(ステップS105)。
以下、撹拌動作について詳細に説明する。図8は、本実施の形態に係る血液試料処理装置における撹拌動作の手順を示すフローチャートである。撹拌動作において、まずCPU51aは、ステップS102において検出した検体容器の種類が通常検体用の検体容器101であったか、微量検体用の検体容器103であったかを判別する(ステップS151)。
ステップS151において、検体容器の種類が通常検体用であった場合(ステップS151において「通常検体用」)、CPU51aは、通常検体モードを設定する(ステップS152)。この通常検体モードの設定は、RAM51c又はハードディスク51dに設けられた動作モード設定用の領域に、通常検体モードを示す情報を格納することにより行われる。このようにして通常検体モードの設定が行われた後、CPU51aは、検体容器101を保持したハンド部251に正逆回転運動させ、当該検体容器101内に収容されている血液試料を撹拌する(ステップS153)。
図9は、検体の転倒撹拌を説明するための模式図である。図9に示すように、血液試料処理装置1では、ハンド部251を撹拌モータ部254の動作によって回転させ、検体容器の姿勢を立位状態(図中実線で示す。)から転倒状態(図中破線で示す。)へと変化させ、また転倒状態から立位状態へと変化させる動作を繰り返し行うことで、検体容器に収容された検体を撹拌する。ここでいう「転倒状態」とは、検体容器の底部が蓋よりも上方に位置する状態を指す。つまり、立位状態から転倒状態へと検体容器の姿勢を変化させるときのハンド部251の回転角度Θは、90°<Θ≦180°とされる。
図10は、通常検体モードにおける検体撹拌を説明するためのグラフである。図10において、縦軸はハンド部251の回転角度であり、横軸は時間を示している。ステップS153において、CPU51aは、0.4秒かけて検体容器101の姿勢を立位状態から転倒状態へと変化させ(つまり、ハンド部251を図9中反時計回りに0.4秒かけて回転させ)、0.4秒かけて検体容器101の姿勢を転倒状態から立位状態へと変化させている(つまり、ハンド部251を図9中時計回りに0.4秒かけて回転させている。)。即ち、ステップS153においては、立位状態から転倒状態を経て立位状態へ戻るまでの検体容器の姿勢変化の1サイクルに要する時間が0.8秒とされている。また、ステップS153においては、上記のような検体の転倒撹拌を10サイクル実行するようになっている。つまり、ステップS153における検体の撹拌に要する時間は8秒である。ステップS153の処理が完了すると、CPU51aは、メインルーチンにおけるステップS105の呼出アドレスに処理を戻す。
他方、ステップS151において、検体容器の種類が微量検体用であった場合(ステップS151において「微量検体用」)、CPU51aは、RAM51c又はハードディスク51dに設けられた動作モード設定用の領域に、微量検体モードを示す情報を格納し、微量検体モードを設定する(ステップS154)。さらにCPU51aは、検体容器103を保持したハンド部251に正逆回転運動させ、当該検体容器103内に収容されている血液試料を撹拌する(ステップS155)。
図11は、本実施の形態に係る血液試料処理装置の微量検体モードにおける検体撹拌を説明するためのグラフである。図11において、縦軸はハンド部251の回転角度であり、横軸は時間を示している。ステップS155において、CPU51aは、通常検体モードの場合と同様に、0.4秒かけて検体容器101の姿勢を立位状態から転倒状態へと変化させ(つまり、ハンド部251を図9中反時計回りに0.4秒かけて回転させ)、0.4秒かけて検体容器101の姿勢を転倒状態から立位状態へと変化させている(つまり、ハンド部251を図9中時計回りに0.4秒かけて回転させている。)。即ち、ステップS155においては、立位状態から転倒状態を経て立位状態へ戻るまでの検体容器の姿勢変化の1サイクルに要する時間が通常検体モードと同様に0.8秒とされている。その一方で、通常検体モードの場合と異なり、ステップS155においては、上記のような検体の転倒撹拌を15サイクル実行するようになっている。つまり、ステップS155における検体の撹拌に要する時間は12秒である。このように、微量検体モードにおける検体の撹拌時間を、通常検体モードにおける検体の撹拌時間よりも長くすることにより、撹拌しにくい微量検体が時間をかけて十分に撹拌され、撹拌不良が抑制される。ステップS155の処理が完了すると、CPU51aは、メインルーチンにおけるステップS105の呼出アドレスに処理を戻す。
上記のような撹拌動作中にラック110が検体容器取出位置43aから退避し、ついで検体容器搬送部255の駆動によって検体セット部255aが、ハンド部251下方の所定位置まで前方に移動する。
撹拌終了後、CPU51aがハンド部251を下降させてハンド部251を開放させることにより、ハンド部251に保持されていた検体容器が検体セット部255aにセットされる(ステップS106)。
ついで、ハンド部251が上昇し、検体セット部255aが検体容器搬送部255の駆動によって装置内に引き込まれてバーコード読取部256の真横で停止する。
ついで、CPU51aは、検体容器101のバーコード読取及び検体容器101からの検体の吸引動作を行う(ステップS107)。具体的には、CPU51aの制御により、バーコード読取部256により検体容器101に添付されたバーコードの読み取り及び検体容器の有無の検出を行った後、検体セット部255aを吸引位置600に位置づけ、検体容器101が移動しないようにチャック部27によって保持された状態で上方から吸引管211が吸引管駆動部212により駆動されて下降し、検体容器101の密閉蓋102を貫通して所定位置で停止する。
吸引管211が検体容器101内の所定位置で停止した後に、吸引管211によって所定量の血液試料が吸引される(ステップS107)。また、読み取られたバーコードから検体IDが取得され、この検体IDを検索キーとしてホストコンピュータ6(図2参照)に検体の測定オーダの問い合わせが行われる。
次に、CPU51aは、第1測定ユニット2を制御して、取得された測定オーダに基づいて、RBC/PLT測定用試料、HGB測定用試料、及び/又はWBC測定用試料の調製及び測定を行う(ステップS108)。具体的には、吸引管から試料の一部が所定量の希釈液と混合され希釈された測定用試料が作製される。そして、作製された測定用試料の一部(RBC/PLT測定用試料)がRBC/PLT検出部D1(電気抵抗式検出部)に導入され、所定時間、粒子の検出及びデータ収集が行われる。一方、測定用試料の残りがHGB検出部D2に導入され、所定量の溶血剤と混合され希釈されたHGB測定用試料が調製される。そして、このHGB測定用試料をもとにヘモグロビン濃度が測定される。また、吸引管から試料の一部が所定量の溶血剤及び所定量の染色液と混合され希釈されたWBC測定用試料が作製される。作製されたWBC測定用試料がWBC検出部D3へ供給され、WBC検出部D3により測定用試料の特徴パラメータが取得される。なお、ステップS108の処理では、通常検体モードが設定されている場合と微量検体モードが設定されている場合とで、測定条件(検体の使用量、試薬の使用量、測定時間等)が異なっている。
CPU51aは、検体測定が終了すると、これによって得られた測定データの解析を実行し(ステップS109)、分析結果を表や分布図などを用いて表示部52に表示する。
さらに、CPU51aは、検体容器101を元のラック110に戻すための動作を行う(ステップS110)。具体的には、CPU51aの制御により、前記検体セット部255aが検体容器搬送部255の駆動によって再び前方に移動し、検体容器セット位置610にて停止する。
ついで、上方からハンド部251が下降し検体容器保持位置で停止する。
ついで、ハンド部251が閉じて、検体セット部255aの検体容器101を保持し、その後当該ハンド部251が上昇して所定位置で停止する。
検体容器101を保持したハンド251が上昇中に、検体セット部255aが検体容器搬送部255の駆動によって装置内に引き込まれる。そして、後退していたラック110が前進して第1取出位置43aで停止する。
ついで、ハンド部251が下降しラック110に検体容器101を挿入し、その後、開閉部252を開放駆動させることでハンド部251が開き、これにより検体容器101がラック110にセットされる。
ついで、ハンド部251が上昇する。その後、CPU51aは、次に分析される血液試料を収容した検体容器があるか否かを判断し(ステップS111)、次の検体容器がある場合には(ステップS111においてYES)、ステップS102に移行してラック110を移動させ、つぎに分析される血液試料を収容した検体容器101の種類を判別する。以下、同様にして、ステップS103以下の前述した一連の動作が繰り返して行われる。ステップS111において、次に分析される血液試料を収容した検体容器がないと判断した場合には(ステップS111においてNO)、CPU51aは処理を終了する。
(実施の形態2)
<血液試料処理装置の構成>
本実施の形態に係る血液試料処理装置の構成は、実施の形態1に係る血液試料処理装置の構成と同様であるので、同一の構成要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
<血液試料処理装置の動作>
次に、本実施の形態に係る血液試料処理装置の動作について説明する。本実施の形態に係る血液試料処理装置の動作は、撹拌動作を除き実施の形態1に係る血液試料処理装置の動作と同様であるので、ここでは撹拌動作について説明し、その他の動作については説明を省略する。
図12は、本実施の形態に係る血液試料処理装置における撹拌動作の手順を示すフローチャートである。ステップS251〜S254の処理は、実施の形態1において説明したステップS151〜S154の処理と同様であるので、その説明を省略する。
微量検体モードが設定されている場合、CPU51aは、通常検体モードとは異なる動作により、検体容器101を保持したハンド部251に正逆回転運動させ、当該検体容器101内に収容されている血液試料を撹拌する(ステップS255)。
図13は、本実施の形態に係る血液試料処理装置の微量検体モードにおける検体撹拌を説明するためのグラフである。図13において、縦軸はハンド部251の回転角度であり、横軸は時間を示している。ステップS255において、CPU51aは、通常検体モードの場合とは異なり、0.6秒かけて検体容器101の姿勢を立位状態から転倒状態へと変化させ(つまり、ハンド部251を図9中反時計回りに0.6秒かけて回転させ)、0.6秒かけて検体容器101の姿勢を転倒状態から立位状態へと変化させている(つまり、ハンド部251を図9中時計回りに0.6秒かけて回転させている。)。即ち、ステップS255においては、立位状態から転倒状態を経て立位状態へ戻るまでの検体容器の姿勢変化の1サイクルに要する時間が1.2秒とされており、かかる検体の転倒撹拌を10サイクル実行するようになっている。つまり、ステップS255における検体の撹拌に要する時間は12秒である。このように、微量検体モードにおける検体の撹拌時間を、通常検体モードにおける検体の撹拌時間よりも長くすることにより、撹拌しにくい微量検体が時間をかけて十分に撹拌され、撹拌不良が抑制される。
また、微量検体モードにおいては、通常検体モードに比べて、検体容器103の姿勢が立位状態から転倒状態へゆっくりと変化する。このため、立位状態において検体容器103の底部に溜った検体が、転倒状態へと移行する過程で検体容器103の上部側(即ち、蓋104の近傍)へと確実に流動することになる。同様に、微量検体モードにおいては、通常検体モードに比べて、検体容器103の姿勢が転倒状態から立位状態へゆっくりと変化するため、転倒状態において検体容器103の上部側に溜った検体が、立位状態へと移行する過程で検体容器103の底部側へと確実に流動することになる。したがって、微量検体が十分に撹拌され、撹拌不良が抑制される。
(実施の形態3)
<血液試料処理装置の構成>
本実施の形態に係る血液試料処理装置の構成は、実施の形態1に係る血液試料処理装置の構成と同様であるので、同一の構成要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
<血液試料処理装置の動作>
次に、本実施の形態に係る血液試料処理装置の動作について説明する。本実施の形態に係る血液試料処理装置の動作は、撹拌動作を除き実施の形態1に係る血液試料処理装置の動作と同様であるので、ここでは撹拌動作について説明し、その他の動作については説明を省略する。
図14は、本実施の形態に係る血液試料処理装置における撹拌動作の手順を示すフローチャートである。撹拌動作において、まずCPU51aは、ステップS102において検出した検体容器の種類が通常検体用の検体容器101であったか、微量検体用の検体容器103であったかを判別する(ステップS351)。
ステップS351において、検体容器の種類が通常検体用であった場合(ステップS351において「通常検体用」)、CPU51aは、通常検体モードを設定する(ステップS352)。通常検体モードの設定が行われた後、CPU51aは、検体容器101を保持したハンド部251に正逆回転運動させ、当該検体容器101内に収容されている血液試料を撹拌する(ステップS353,S354,S355)。
CPU51aは、ステップS353において、検体容器101を図9中反時計回り(第1方向)に0.4秒間回転させ、ステップS354において、検体容器101を図9中時計回り(第2方向)に0.4秒間回転させる。CPU51aは、検体の転倒撹拌を10サイクル実施したか否かを判別し(ステップS355)、まだ10サイクル実施していない場合には(ステップS353においてNO)、処理をステップS353へ戻す。これにより、検体の転倒撹拌が10サイクル実行される。これは、実施の形態1における通常検体モードでの検体の撹拌動作と同様である。
ステップS355において、検体の転倒撹拌が10サイクル完了している場合には(ステップS355においてYES)、CPU51aは、メインルーチンにおけるステップS105の呼出アドレスに処理を戻す。
他方、ステップS351において、検体容器の種類が微量検体用であった場合(ステップS351において「微量検体用」)、CPU51aは、微量検体モードを設定する(ステップS356)。さらにCPU51aは、検体容器103を保持したハンド部251に正逆回転運動させ、当該検体容器103内に収容されている血液試料を撹拌する(ステップS357〜S361)。
図15は、本実施の形態に係る血液試料処理装置の微量検体モードにおける検体撹拌を説明するためのグラフである。図15において、縦軸はハンド部251の回転角度であり、横軸は時間を示している。CPU51aは、ステップS357において検体容器103を第1方向に0.4秒間回転させて検体容器103の姿勢を転倒状態へと変化させ、ステップS358において転倒状態で0.2秒間停止させる。その後、CPU51aは、ステップS359において検体容器103を第2方向に0.4秒間回転させて検体容器103の姿勢を立位状態へと変化させ、ステップS360において立位状態で0.2秒間停止させる。CPU51aは、検体の転倒撹拌を10サイクル実施したか否かを判別し(ステップS361)、まだ10サイクル実施していない場合には(ステップS361においてNO)、処理をステップS357へ戻す。これにより、検体の転倒撹拌が10サイクル実行される。
ステップS361において、検体の転倒撹拌が10サイクル完了している場合には(ステップS361においてYES)、CPU51aは、メインルーチンにおけるステップS105の呼出アドレスに処理を戻す。
本実施の形態に係る血液試料処理装置にあっては、微量検体モードにおける検体の撹拌に要する時間は12秒である。このように、微量検体モードにおける検体の撹拌時間を、通常検体モードにおける検体の撹拌時間よりも長くすることにより、撹拌しにくい微量検体が時間をかけて十分に撹拌され、撹拌不良が抑制される。
また、微量検体モードにおいては、検体容器103が転倒状態で0.2秒間停止される。このため、立位状態において検体容器103の底部に溜った検体が、転倒状態で停止している間に検体容器103の上部へと確実に流動することになる。同様に、微量検体モードにおいては、検体容器103が立位状態で0.2秒間停止されるため、転倒状態において検体容器103の上部に溜った検体が、立位状態で停止している間に検体容器103の底部へと確実に流動することになる。したがって、微量検体が十分に撹拌され、撹拌不良が抑制される。
(実施の形態4)
<血液試料処理装置の構成>
本実施の形態に係る血液試料処理装置の構成は、実施の形態1に係る血液試料処理装置の構成と同様であるので、同一の構成要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
<血液試料処理装置の動作>
次に、本実施の形態に係る血液試料処理装置の動作について説明する。本実施の形態に係る血液試料処理装置では、ユーザが制御装置5を操作して、血液試料処理装置の動作モードを通常検体モード及び微量検体モードの何れかに設定することが可能である。
図16は、本実施の形態に係る血液試料処理装置の制御装置の動作の手順を示すフローチャートである。なお、第1測定ユニット2及び第2測定ユニット3は、互いに同様の動作で検体の撹拌、吸引を含む分析動作を行うので、以下では第1測定ユニット2による動作について説明し、第2測定ユニット3による動作については説明を省略する。
まず、分析対象となる血液試料(検体)が内部に収容された蓋付の検体容器101又は検体容器103を配置したラック110がユーザによって検体搬送装置4上にセットされる。次に、制御装置5のCPU51aは、ステップS101において、スタートボタンの押下などにより分析開始の指示がなされたと判定すると(ステップS401においてYes)、検体搬送装置4が動作してラック110を搬送する。
次にCPU51aは、ユーザから動作モードの設定指示を受け付ける(ステップS402)。これにより、ユーザは入力デバイス53を操作して、通常検体モード又は微量検体モードの設定指示を入力可能である。通常検体用の検体容器101を収容したラック110が検体搬送装置4によって搬送されている場合には、ユーザは通常検体モードの設定指示を入力する。また、微量検体用の検体容器103を収容したラック110が検体搬送装置4によって搬送されている場合には、ユーザは微量検体モードの設定指示を入力する。
ユーザから動作モードの設定指示を受け付けると、CPU51aは、指定された動作モードを設定する(ステップS403)。つまり、ステップS402において通常検体モードが指定された場合には、通常検体モードを設定し、微量検体モードが指定された場合には、微量検体モードを設定する。
ステップS404〜S412の処理は、撹拌動作(ステップS406)を除き、実施の形態1において説明したステップS103〜S111の処理と同様であるので、その説明を省略する。
以下、本実施の形態における撹拌動作について詳細に説明する。図17は、本実施の形態に係る血液試料処理装置における撹拌動作の手順を示すフローチャートである。撹拌動作において、まずCPU51aは、設定されている動作モードが通常検体モードであるか、微量検体モードであるかを判別する(ステップS451)。
ステップS451において、通常検体モードが設定されている場合(ステップS451において「通常検体モード」)、CPU51aは、検体容器101を保持したハンド部251に正逆回転運動させ、当該検体容器101内に収容されている血液試料を撹拌する(ステップS452)。ステップS452における動作は、実施の形態1で説明したステップS153の動作と同様であるので、その説明を省略する。
他方、ステップS451において、微量検体モードが設定されている場合(ステップS451において「微量検体モード」)、CPU51aは、検体容器101を保持したハンド部251に正逆回転運動させ、当該検体容器101内に収容されている血液試料を撹拌する(ステップS453)。ステップS453における動作は、実施の形態1で説明したステップS155の動作と同様であるので、その説明を省略する。
(その他の実施の形態)
なお、上述した実施の形態1〜4においては、ハンド部251,351を回転させることにより、検体容器101,103を円弧状に変位させ、検体容器101,103の姿勢を立位状態から転倒状態へ、及び転倒状態から立位状態へ変化させて、検体容器101,103に収容されている検体を撹拌する構成について述べたが、これに限定されるものではない。例えば、検体容器101,103の位置を変化させずに、姿勢のみを立位状態から転倒状態へ、及び転倒状態から立位状態へ変化させて、検体容器101,103に収容されている検体を撹拌する構成としてもよいし、検体容器101,103を円弧以外の曲線状又は直線状に変位させ、検体容器101,103の姿勢を立位状態から転倒状態へ、及び転倒状態から立位状態へ変化させる構成としてもよい。
また、上述した実施の形態1〜3においては、検体容器101,103の形状から検体容器の種類を判別し、これに応じて動作モードを通常検体モード又は微量検体モードに設定する構成について述べたが、これに限定されるものではない。例えば、検体容器に貼布したバーコードラベルに、検体容器の種類を示すバーコードを印刷し、これをバーコードリーダ44で読み出すことにより、検体容器の種類を特定し、これに応じて動作モードを通常検体モード又は微量検体モードに設定する構成としてもよい。また、検体容器をカメラで撮像し、得られた画像を処理することによって検体容器の種類を識別し、これに応じて動作モードを通常検体モード又は微量検体モードに設定する構成としてもよい。また、ラックに貼付されるバーコードラベルに、当該ラックが保持する検体容器の種類を示すバーコードを印刷し、これをバーコードリーダ44で読み出すことにより、検体容器の種類を識別し、これに応じて動作モードを通常検体モード又は微量検体モードに設定する構成としてもよい。
また、検体容器の構造又は形状の違いを機械的に識別することにより、検体容器の種類を判別する構成とすることもできる。図18A及び図18Bに、検体容器の種類を機械的に識別する識別機構の一例を示す。図18Aは、通常検体用の検体容器を識別する場合の識別機構の動作を説明するための側面図であり、図18Bは、微量検体用の検体容器を識別する場合の識別機構の動作を説明するための側面図である。識別機構200は、突起201を有するアーム202と、アーム202の近傍に設けられた磁気センサ又は光学式センサ等の近接センサ203とを備えている。アーム202は回動可能である。通常検体用の検体容器101が識別機構200にセットされた場合、図18Aに示すように突起201が検体容器101の底部に押圧され、アーム202が回動する。このとき、アーム202の一部が近接センサ203の近傍に位置し、近接センサ203がこれを検出する。これにより、検体容器が通常検体用の検体容器101であると識別される。他方、微量検体用の検体容器103が識別機構200にセットされた場合、図18Bに示すように突起201が検体容器103の底部に設けられた凹部105に挿入され、アーム202が回動しない。このとき、アーム202は近接センサ203の近傍に位置することがなく、近接センサ203がアーム202を検出することがない。これにより、検体容器が微量検体用の検体容器103であると識別される。このような識別機構の識別結果に応じて、動作モードを通常検体モード又は微量検体モードに設定することができる。
また、上述した実施の形態1〜4においては、検体容器101,103をラックからハンド部251,351によって抜き出し、ハンド部251,351を回転させることにより、検体の転倒撹拌を行う構成について述べたが、これに限定されるものではない。例えば、検体搬送装置4に、検体容器の底部が蓋よりも上方に位置するまでラックを回転させ、更に立位状態に位置するまで逆方向にラックを回転させる機構を設けることで、ラックに保持された複数の検体容器に対してまとめて転倒撹拌を行う構成とすることもできる。
また、上述した実施の形態1〜4においては、血液検体処理装置1が第1測定ユニット2及び第2測定ユニット3を備える構成について述べたが、これに限定されるものではない。1つの測定ユニットと1つの制御装置5とによって血液検体処理装置が構成されていてもよい。測定ユニットと制御装置とが別々に設けられている構成でなくてもよく、測定ユニットに相当する機能と制御装置に相当する機能とを1つの筐体内に備える血液検体処理装置であってもよい。
また、上述した実施の形態においては、第1測定ユニット2及び第2測定ユニット3にはCPU等の演算部を設けず、制御装置5のCPU51aによって第1測定ユニット2及び第2測定ユニット3の動作制御を行う構成について述べたが、これに限定されるものではない。測定ユニットにCPU及びメモリ等からなる制御部を設け、この制御部によって測定機構の動作制御を行う構成としてもよい。
また、上述した実施の形態1〜4においては、血液試料処理装置1が多項目血球分析装置とした場合について述べたが、これに限定されるものではなく、全血検体の塗抹標本を作製する塗抹標本作製装置であってもよく、また、尿中の有形成分を分析する尿中有形成分分析装置であってもよい。検体としては、粒子成分を含む全血や尿が使用可能である。
1 血液試料処理装置
2 第1測定ユニット
3 第2測定ユニット
4 検体搬送装置
5 制御装置
21,31 検体吸引部
22,32 試料調製部
23,33 検出部
25,35 検体容器搬送部
101,103 検体容器
110 ラック
211,311 吸引管
251,351 ハンド部

Claims (19)

  1. 密閉された検体容器に収容された検体を処理する検体処理装置であって、
    検体容器に収容された検体を撹拌するために、撹拌処理を実行する撹拌処理機構と、
    前記撹拌処理機構を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、検体容器が第1の量の検体を収容するための第1検体容器の場合には、第1の撹拌条件で前記撹拌処理機構に前記第1検体容器の撹拌処理を実行させ、検体容器が前記第1検体容器と略同じ長さと外径を有しており、前記第1の量よりも少ない第2の量の検体を収容するための上げ底型の第2検体容器の場合には、前記第1の撹拌条件よりも攪拌を十分に行うことのできる第2の撹拌条件で前記撹拌処理機構に前記第2検体容器の撹拌処理を実行させるように構成されている、検体処理装置。
  2. 前記第1の撹拌条件は、前記撹拌処理機構による前記第1検体容器の撹拌処理時間を第1の時間とすることであり、
    前記第2の撹拌条件は、前記撹拌処理機構による前記第2検体容器の撹拌処理時間を前記第1の時間よりも長い第2の時間とすることである、請求項1に記載の検体処理装置。
  3. 前記第1の撹拌条件は、前記撹拌処理機構による前記第1検体容器の撹拌の回数を第1の回数とすることであり、
    前記第2の撹拌条件は、前記撹拌処理機構による前記第2検体容器の撹拌の回数を前記第1の回数よりも多い第2の回数とすることである、請求項1に記載の検体処理装置。
  4. 前記撹拌処理機構は、立位状態の検体容器を転倒させ、その後復帰させる動作を複数回行う転倒撹拌処理機構である、請求項1に記載の検体処理装置。
  5. 前記第1の撹拌条件は、前記転倒撹拌処理機構による前記第1検体容器の転倒撹拌処理時間を第1の時間とすることであり、
    前記第2の撹拌条件は、前記転倒撹拌処理機構による前記第2検体容器の転倒撹拌処理時間を前記第1の時間よりも長い第2の時間とすることである、請求項4に記載の検体処理装置。
  6. 前記第1の撹拌条件は、前記転倒撹拌処理機構による前記第1検体容器の転倒撹拌の回数を第1の回数とすることであり、
    前記第2の撹拌条件は、前記転倒撹拌処理機構による前記第2検体容器の転倒撹拌の回数を前記第1の回数よりも多い第2の回数とすることである、請求項4に記載の検体処理装置。
  7. 前記第1の撹拌条件は、検体容器を転倒させ、その後復帰させる1回の転倒撹拌にかける時間を第1の時間とすることであり、
    前記第2の撹拌条件は、1回の転倒撹拌にかける時間を前記第1の時間よりも長い第2の時間とすることである、請求項4に記載の検体処理装置。
  8. 前記第1の撹拌条件は、検体容器の転倒及び復帰を連続して行うことであり、
    前記第2の撹拌条件は、検体容器の転倒及び復帰の間に検体容器を停止させることである、請求項4に記載の検体処理装置。
  9. 検体容器の種類を識別する識別部を備えた、
    請求項1乃至8の何れか1項に記載の検体処理装置。
  10. 記第2検体容器は上げ底に起因した構造又は形状の違いを前記第1検体容器に対して有しており
    前記識別部は、前記構造又は形状の違いにより前記第1検体容器と前記第2検体容器とを識別するように構成されている、請求項9に記載の検体処理装置。
  11. 前記識別部は、検体容器に付された識別情報を読取り可能に構成され、前記識別情報に含まれる容器種別情報により前記第1検体容器と前記第2検体容器とを識別するように構成されている、請求項9に記載の検体処理装置。
  12. 検体容器を保持する検体ラックを搬送する搬送部をさらに備え、
    前記識別部は、前記搬送部によって搬送される検体ラックが、前記第1検体容器を保持する第1検体ラックであるか、前記第2検体容器を保持する第2検体ラックであるかを識別することにより、前記第1検体容器と前記第2検体容器とを識別するように構成されている、請求項乃至11の何れか1項に記載の検体処理装置。
  13. 前記転倒撹拌処理機構は、検体容器を保持する検体ラックから取り出された検体容器について転倒撹拌処理を実行可能に構成されている、請求項4乃至8の何れか1項に記載の検体処理装置。
  14. 前記転倒撹拌処理機構は、検体容器を保持する検体ラックを転倒させ、その後復帰させる動作を複数含む転倒撹拌処理を実行可能に構成されている、請求項4乃至8の何れか1項に記載の検体処理装置。
  15. 前記検体容器が蓋によって密閉されており、前記撹拌処理機構によって撹拌処理された検体容器の蓋を穿刺した状態で、検体容器から検体を吸引する吸引部を備え、前記吸引部によって吸引された検体の処理を実行する、請求項1乃至14の何れか1項に記載の検体処理装置。
  16. 前記検体が全血又は尿である、請求項1乃至15の何れか1項に記載の検体処理装置。
  17. 前記第1検体容器が、有底の円筒状の検体容器であり、前記第2検体容器が、前記第1検体容器と略同じ長さと外径を有する上げ底型の円筒状の検体容器である、請求項1乃至16の何れか1項に記載の検体処理装置。
  18. 密閉された検体容器に収容された検体を処理する検体処理装置における検体の攪拌方法であって、
    検体容器が第1の量の検体を収容するための第1検体容器の場合には、第1の撹拌条件で前記第1検体容器の撹拌処理を実行し、
    検体容器が前記第1検体容器と略同じ長さと外径を有しており、前記第1の量よりも少ない第2の量の検体を収容するための上げ底型の第2検体容器の場合には、前記第1の撹拌条件よりも攪拌を十分に行うことのできる第2の撹拌条件で前記第2検体容器の撹拌処理を実行することを特徴とする、検体処理装置における検体の攪拌方法。
  19. 前記第1検体容器が、有底の円筒状の検体容器であり、前記第2検体容器が、前記第1検体容器と略同じ長さと外径を有する上げ底型の円筒状の検体容器である、請求項18に記載の検体の攪拌方法。
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