JP2013129424A - 入浴車 - Google Patents

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Abstract

【課題】入浴設備の設置作業や撤去作業の作業性に優れた入浴車を提供する。
【解決手段】車内の床面に載置台7が配設されており、その載置台7の前部に貯水タンク3が載置され、後部にホースを巻き付けた2つのホースリール8(9)が載置されている。また、貯水タンク3の上面には、ガイドレール18が設けられ、そのガイドレール18上に浴槽2が載置されている。載置台7は、ベース部と、ベース部に対してスライド可能に組み付けられた可動部によって構成されている。ベース部の上には貯水タンク3が載置され、可動部の上には2つのホースリール8(9)が載置されている。可動部をベース部に対して後方に移動させることにより、ホースリール8(9)を車外に引き出せるようになっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、寝たきりの老人や身体の不自由な者などを入浴させるための移動式の浴槽等を搭載した入浴車に関する。
寝たきりの老人や病人、あるいは身体の不自由な者などを入浴させるために、移動式の浴槽や給湯装置等を搭載した入浴車がある。この種の入浴車を用いて入浴対象者を入浴させる場合は、一般的に、入浴車が訪問先に到着した後、浴槽を車外に搬出して入浴対象者の近くまで運び込み、給湯装置から送り出す湯水をホースを介して浴槽へ供給するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、上記ホースは、使用しないときはホースリールに巻き付けられ車内に収納されている。入浴設備の設置作業や撤去作業において、ホースの引き出しや巻き取り、浴槽の出し入れ等を行う際は、それらの作業性を向上させるため、図15に示すように、ホースリール200を入浴車100の外に運び出し、地面等に載置するようにしている。
特開2000−325421号公報
しかしながら、ホースリールを入浴車から地面等に下ろして載置したり、使用後にホースリールを持ち上げて車内に収納したりする作業は面倒であり、作業効率の観点から好ましくなかった。
本発明は、斯かる実情に鑑みて、入浴設備の設置作業や撤去作業の作業性に優れた入浴車を提供する。
本発明は、車外に搬出可能な浴槽と、浴用水供給装置と、該浴用水供給装置から前記浴槽へ浴用水を送るためのホースを巻き付けたホースリールと、該ホースリールを載置するための載置台とを車内に搭載した入浴車において、前記載置台及び前記ホースリールは前記浴槽の下方側に配設され、前記載置台は、該載置台に載置された前記ホースリールと伴に車体の内外に出没可能に構成されている入浴車を提供する。
本発明において、前記載置台は、車内に配設されたベース部と、該ベース部に対してスライド移動可能な可動部とで構成され、該可動部に前記ホースリールが載置されている構成とすることができる。
本発明において、前記載置台は、車内の床面に配設することができる。
本発明において、前記載置台のベース部に、前記浴用水供給装置を構成する貯水タンクが載置されている構成とすることができる。
本発明において、前記貯水タンクの上面に、前記浴槽がスライド移動可能に配設されている構成とすることができる。
本発明の入浴車は、入浴設備の設置作業や撤去作業を行う際、載置台を車体から突出させることにより、ホースリールを車外へ露出させることができるので、ホースリールによるホースの引き出しや巻き取り、浴槽の搬出や搬入等の作業を容易に行うことができる。従って、従来のように、ホースリールを車外に運び出し地面等に載置する必要がないので、作業性を向上させることが可能となる。
本発明の第1実施形態の入浴車の平面図である。 前記入浴車の側面図である。 前記入浴車の後面図である。 前記入浴車の後部の側面図である。 前記入浴車に設けられた載置台の構成及び動作を説明するための側面図であって、(a)は載置台を前方に移動させた状態を示す図、(b)は載置台を後方に移動させた状態を示す図である。 前記載置台の別の構成及び動作を説明するための側面図であって、(a)は載置台の一部を前方に移動させた状態を示す図、(b)は載置台の一部を後方に移動させた状態を示す図である。 本発明の第2実施形態の入浴車の後部の側面図であって、後部の扉を閉じてロックした状態を示す側面図である。 前記入浴車の後部の側面図であって、後部の扉を開けた状態を示す側面図である。 本発明の第3実施形態の入浴車が備える複数種類の揺動部材の側面図である。 本発明の第4実施形態の入浴車が備える伸縮可能な揺動部材の構成を示す図であって、(a)は前記揺動部材の側面断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 本発明の第5実施形態の入浴車の後部の側面図である。 前記第1実施形態の入浴車の後部の扉を閉じた状態を示す側面図である。 前記第2実施形態の入浴車の後部の扉を隙間をあけてロックした状態を示す側面図である。 前記隙間にホースを挿通させた状態を示す前記入浴車の側面図である。 従来の入浴車の使用方法を説明するための側面図である。
以下、添付の図面に基づいて、本発明の入浴車の実施形態について説明する。
図1は本発明の第1実施形態である入浴車の平面図、図2は前記入浴車の側面図である。図1及び図2に示すように、本発明の入浴車1は、車外に搬出可能な浴槽2を備える。また、本発明の入浴車1は、浴用水供給装置として、浴用水を貯水するための貯水タンク3と、貯水タンク3に貯水された浴用水を加熱するための給湯ボイラー4と、給湯ボイラー4の燃料となる灯油を貯留するための灯油タンク5と、貯水タンク3内の浴用水を送り出すための送水ポンプ6を備えている。給湯ボイラー4には排煙筒11が取り付けられており、この排煙筒11によって給湯ボイラー4から発生した煙を車外へ導いて排気するようになっている。
車内の床面には載置台7が配設されており、その載置台7の前部に貯水タンク3が載置され、後部にホースを巻き付けた2つのホースリール8,9が載置されている。また、貯水タンク3の上面には、ガイドレール18が設けられ、そのガイドレール18上に浴槽2が載置されている。
ホースリール8,9の右側には、浴槽2から浴用水を排出するための排水ポンプ13が載置されている。一方、ホースリール8,9の左側には、上記送水ポンプ6や給湯ボイラー4等を操作するための操作盤12が配設されている。また、車内の天井には、入浴の際に入浴対象者を浴槽2に運ぶための入浴担架10が着脱可能に吊り下げられている。
図3は入浴車1の後面図である。図3に示すように、入浴車1の後部バンパー14下に、上記貯水タンク3に外部から浴用水を供給するための給水口15と、貯水タンク3内の浴用水を加熱しない水のままで外部に送り出す送水口16と、貯水タンク3内の浴用水を加熱した湯水を外部に送り出す送湯口17が、それぞれ車外に露出した状態で設けられている。また、これら給水口15と送水口16と送湯口17には、それぞれの開口部を閉塞するためのキャップ(図示省略)が着脱可能に取り付けられている。
図4は入浴車1の後部の側面図である。図4に示すように、載置台7は、車体20の後部に開閉可能に設けられた扉19を開放した状態で、車外に突出可能に構成されている。詳しくは、図5(a)(b)に示すように、載置台7は、ベース部70と、ベース部70に対してスライド可能に組み付けられた可動部71によって構成されている。ベース部70の上には貯水タンク3が載置され、可動部71の上には2つのホースリール8(9)が載置されている。可動部71をベース部70に対して後方に移動させることにより、ホースリール8(9)を車外に引き出せるようになっている。なお、この実施形態では、ベース部70と可動部71の2つの部材をスライド可能に組み付けて載置台7を構成しているが、3つ以上の部材をスライド可能に組み付けて載置台7を構成してもよい。
また、図6(a)(b)に示すように、貯水タンク3を載置する載置台72と、各ホースリール8(9)を載置する載置台73を分離し、ホースリール8(9)を載置した載置台73を、車体の床面に設けた図示しないガイドレール上を移動させて車外に突出可能に構成してもよい。
また、図5及び図6において、ホースリール8(9)を載置台7の所定位置に固定するホースリール固定手段30を設け、載置台7の出没動作(引き出し動作及び収納動作)に連動して前記ホースリール固定手段30がホースリール8(9)の固定及びその解除を行うように構成してもよい。詳しくは、図5(a)及び図6(a)に示すように、載置台7を完全に車内へ収納した状態で、ホースリール固定手段30は各ホースリール8(9)の脚部等に係合して固定する。一方、図5(b)及び図6(b)に示すように、載置台7を完全に車外へ突出させた状態では、ホースリール固定手段30は各ホースリール8(9)との係合が解除されるようになっている。
次に、本発明の入浴車の第2実施形態について説明する。図7及び図8は本発明の第2実施形態である入浴車の後部の側面図である。図7は後部の扉19を閉じた状態を示し、図8は前記扉19を開けた状態を示している。
図7に示すように、扉19と車体20には、それぞれ扉19を閉じた状態でロックするためのロック部21,22が予め設けられている。この場合、扉19に設けてある扉側ロック部21は、揺動する爪状のラッチであり、車体20に設けてある車体側ロック部22は、前記ラッチ等が係合可能なコ字形のストライカである。ただし、扉側ロック部21及び車体側ロック部22は、上記ラッチとストライカに限らず、公知のロック機構を適用可能である。
第2実施形態の入浴車1は、上記車体側ロック部22とは別に、扉側ロック部21に係合可能なロック部材23を備えている。このロック部材23は、揺動可能な揺動部材24を介して車体20の後部に取り付けられている。揺動部材24は、その一端部24aが蝶番等を介して車体20に枢着され、それと反対側の揺動する他端部24bにロック部材23が付設されている。
図8に示すように、扉19を開けた状態では、揺動部材24を後方(車外側)へ完全に揺動させることができ、この状態でロック部材23は車体側ロック部22よりも車体20の外側に配置されるようになっている。また、ロック部材23が車体側ロック部22よりも外側に配置された状態で、扉19を開閉するときの扉側ロック部21の移動経路Bにロック部材23が重なるように、揺動部材24の長さやロック部材23の取付位置が設定されている。一方、揺動部材24を前方(車内側)へ完全に揺動させた場合は、ロック部材23は車体側ロック部22よりも車体20の内側に配置されるようになっている(図7参照)。このように、揺動部材24を揺動させることによって、ロック部材23は車体側ロック部22に対して車体20の内外に出没可能となっている。
また、図7及び図8に示す本発明の第2実施形態においても、ホースリール8(9)を載置した載置台7は、扉19を開放した状態で、車外に突出可能に構成されている。なお、図7に示す車内への収納状態、及び図8に示す車外への突出状態において、上記揺動部材24及びロック部材23は、車外に突出させる載置台7と干渉しないようになっている。
図9に本発明の入浴車の第3実施形態を示す。この実施形態は、長さの異なる揺動部材24を複数種類備えている。さらに、各揺動部材24は車体に対して着脱可能に構成されている。
また、図10に本発明の第4実施形態を示す。図10(a)は揺動部材24の側面断面図であり、図10(b)は図10(a)のA−A断面図である。この実施形態は、揺動部材24を長手方向(車体の内外方向)に伸縮可能に構成している。詳しくは、図10(a)(b)に示すように、揺動部材24は、車体に枢着された支持部材240と、先端にロック部材23を付設した取付部材241を有する。支持部材240は幅方向の両端縁に一対のガイド部240aを有し、一対のガイド部240aの間に取付部材241が配設されている。また、支持部材240はその長手方向に延在した長孔240bを有し、一方、取付部材241のロック部材23を付設した端部と反対側の端部にネジ孔241aが形成されている。ボルト等の固定具242を長孔240bに挿通すると共に、ネジ孔241aに螺合させて取付部材241を締め付けることによって、取付部材241を支持部材240に固定することができる。また、固定具242による締結を緩めることによって、取付部材241は支持部材240の長手方向にスライド可能となる。そして、スライドさせた取付部材241を任意の位置において固定具242で固定することにより、揺動部材24の全長を伸縮させることができるようになっている。
また、上記本発明の各実施形態において、揺動部材24を所定の角度又は任意の角度で固定するための角度固定手段を設けてもよい(図示省略)。角度固定手段は、例えば揺動部材24と車体の床面との間に介在させるストッパーや、揺動部材24の枢着部に摩擦力を発生させるもの等、公知の技術を任意に選択して適用することが可能である。
図11に本発明の入浴車の第5実施形態を示す。第5実施形態の入浴車1は、扉側ロック部21に係合可能なロック部材23を、ホースリール8(9)を載置した載置台7の後端部(車外側の端部)7aに蝶番等を介して上下方向に揺動可能に付設している。また、この実施形態の載置台7も、上記各実施形態と同様に、車体20の外側に突出可能に構成されている。さらに、図示しない載置台固定手段によって、載置台7を予め設定した所定位置又は任意の位置において、前後の移動を停止させることができるように構成されている。そして、図11の二点鎖線に示すように、載置台7の後端部7aを車体側ロック部22に対して車外側に突出させた所定位置で、前記載置台固定手段によって固定することにより、ロック部材23が下方へ揺動し車体側ロック部22の後方(車体20の外側)に配置されるようになっている。この状態で、ロック部材23は扉側ロック部21の移動経路Bに重なる位置に配置される。なお、第5実施形態において、上記説明した以外の構成は、上記本発明の第1実施形態と同様に構成されているので説明を省略する。
以下、本発明の入浴車の使用方法について説明する。まず、入浴車1の後部に設けた給水口15(図3参照)と水道の蛇口等を、給水ホースを介して接続して、水道水を貯水タンク3貯留する。なお、貯水タンク3への貯水作業は、水道設備が備えてある場所であれば、出発地又は訪問先のどちらで行ってもよい。
入浴車1を走らせ、訪問先に到着後、図4の二点鎖線に示すように、後部の扉19を開放して、載置台7を後方へ引き出してホースリール8,9を車外に露出させる。この状態で、浴槽2を車内から運び出し、それを訪問先へ運び込んで適切な位置に設置する。また、載置台7上のホースリール8,9からそれぞれホースを引き出し、一方のホースを介して車体20に設けた送水口16と浴槽2に設けた給水口(図示省略)を接続し、他方のホースを介して車体20に設けた送湯口17と浴槽2に設けた給湯口(図示省略)を接続する。これにより、貯水タンク3内の浴用水を、加熱しない水のまま、あるいは湯水にして浴槽2へ送れるようになる。
具体的には、操作盤12を操作して、送水ポンプ6を作動させることにより、貯水タンク3内の浴用水を加熱されない水のままで浴槽2へ供給することができる。また、操作盤12を操作して、給湯ボイラー4と送水ポンプ6を作動させることにより、貯水タンク3内の浴用水を給湯ボイラー4で加熱して湯水にしてから浴槽2へ供給することができる。このように水の供給量と湯水の供給量を調整して、浴槽2を適温の浴用水で満たし、入浴対象者を入浴させる。
入浴を終えた後は排水ポンプ13を浴槽2内に入れ、排水を行う。排水後、浴槽2を訪問先から搬出して、車内へ搬入する。また、各ホースリール8,9によってホースを巻き取った後、載置台7を前方に押し込んで、ホースリール8,9を車内に収納する。
このように、本発明の入浴車1は、入浴設備の設置作業や撤去作業を行う際、載置台7を車体20から突出させることにより、ホースリール8,9を車体の後方へ露出させることができるので、ホースリール8,9によるホースの引き出しや巻き取り、浴槽2の搬出や搬入等の作業を容易に行うことができる。従って、従来のように、ホースリール8,9を車外に運び出し地面等に載置する必要がないので、作業性を向上させることが可能となる。
また、図5及び図6に示すように、ホースリール8(9)を載置台7の上で固定するホースリール固定手段30を設けている場合は、載置台7を車輌の後部へ完全に引き出した際、その引き出し動作に連動してホースリール固定手段30がホースリール8(9)の固定を解除する。これにより、ホースリール8(9)を移動させることが可能となる。また、載置台7を車内に完全に収納した際、その収納動作に連動してホースリール固定手段30がホースリール8(9)を固定するので、その後の運搬時などにおいて、ホースリール8(9)が車内で動いたり倒れたりするのを防止することができる。また、ホースリール8(9)の固定及びその解除は、載置台7の動作に連動して行われるので、作業者の負担を軽減することができ、作業性の向上を図ることができる。
ところで、上記使用方法では、ホースリール8,9からホースを引き出している間は、載置台7は車体20の後方に突出した状態となっている。しかし、載置台7が突出した状態では、後方の扉19を開放しておかなければならず、車内の機材等の盗難や車内への雨水の浸入の虞がある。そこで、ホースリール8,9からホースを引き出して湯水等を供給するための準備が完了した後、載置台7を前方へ移動させてホースリール8,9を車内に収納することにより、扉19を下ろして車内を隠すことができる。また、入浴終了後の撤去作業を行う際は、扉19を再度開放し、載置台7を後方へ突出させることによって、ホースの巻き取りや、浴槽2の搬入作業を容易に行うことが可能である。
また、上記のようにホースリール8,9を車内に収納した状態でホースを使用している場合、扉19を閉じるとホースが扉19と車体20の間に挟まるため、扉19を閉じてロックすることができない問題がある。あるいは、ホースを使用しながら扉19を閉じてロックするためには、図12に示すように、ホースリール8(9)を載置台7から地面の上に下ろして使用しなければならない。しかし、このような場合であっても、図7〜図11において説明した本発明の各実施形態を採用することによって、上記問題を解決することが可能である。以下、図7〜図11に示す本発明の各実施形態の使用方法について説明する。
図7及び図8に示す第2実施形態の入浴車1は、ロック部材23付きの揺動部材24を備えたものである。図7に示す状態では、扉側ロック部21と車体側ロック部22が係合しており、扉19は閉じた状態でロックされている。この状態で揺動部材24は前方(車内側)へ倒した収納状態としてある。図7に示す状態から、扉側ロック部21と車体側ロック部22との係合を解除し、図8に示すように、扉19を後方へ開放する。次に、揺動部材24を後方(車外側)へ揺動させてロック部材23を車体側ロック部22よりも後方(車外側)へ突出した突出状態にする。
そして、図13に示すように、扉19を閉める方向に移動させ、扉側ロック部21をロック部材23に係合させることにより、扉19と車体20との間に隙間Sが形成される。図14に示すように、車体の内外に渡って配設されたホースHは、上記隙間Sに挿通されるため、扉19と車体20との間にホースHを挟まずに扉19をロックすることが可能となる。
また、扉側ロック部21とロック部材23との係合を解除し、揺動部材24を前方(車内側)へ揺動させれば、再びロック部材23を車内側へ収納することが可能である。
また、図9に示す本発明の第3実施形態のように、長さの異なる揺動部材24を複数種類備え、各揺動部材24を車体に付け替えることによって、ロック部材23の車体側ロック部22に対する後方(車外側)への突出量を変えることが可能である。これにより、上記隙間Sに挿通させるホース等の大きさに応じて、隙間Sの大きさを変えることができる。
また、図10に示す本発明の第4実施形態の場合は、揺動部材24を長手方向に伸縮させることによって、ロック部材23の車体側ロック部22に対する後方(車外側)への突出量を変えることができ、上記隙間Sの大きさを変えることが可能である。さらに、図示しない角度固定手段によって、揺動部材24の角度を所定の角度に固定すれば、扉側ロック部21とロック部材23との係合をより行いやすくすることができる。
また、図11に示す本発明の第5実施形態の場合は、載置台7を後方(車外側)に移動させることにより、ロック部材23を車体側ロック部22よりも後方(車外側)へ突出させることができる。そして、図11の二点鎖線に示す状態で、載置台7を図示しない載置台固定手段によって固定し、扉側ロック部21をロック部材23に係合させることによって、扉19と車体20との間に隙間Sを形成した状態でロックすることができる。これにより、上記と同様に、扉19と車体20との間にホースを挟まずに扉19をロックすることが可能となる。
また、扉側ロック部21とロック部材23との係合を解除すれば、再び載置台7を前方(車内側)へ移動させてロック部材23を車内側へ収納することが可能である。これにより、扉19を閉じてロックする場合に、ロック部材23が扉側ロック部21と車体側ロック部22との係合の妨げになることがない。また、この第5実施形態は、ロック部材23を移動可能な載置台7に付設したことにより、上記揺動部材24を省略することができ、構造の簡略化、それに伴うコストの低減を図ることが可能である。
上記のように、図7〜図11に示す本発明の各実施形態によれば、扉19と車体20との間にホースを挟まずに扉19をロックすることができるので、車内に設けた機材や貴重品等の盗難や車内への雨水の浸入等を防止することができると共に、ホースリール8,9を載置台7の上に載せたまま使用することができる(図14参照)。これにより、作業性の向上を図ることが可能となる。
また、ホースを挟まずに扉19をロックすることができるため、送水口16や送湯口17を車内に配設することも可能である。そして、送水口16や送湯口17を車内に配設することにより、配管構造などを簡単にすることができるので、製造コストの低減を図ることができる。さらに、送水口16及び送湯口17を車内に配設することによって、ホースを送水口16及び送湯口17に連結したままにしておくことができ、入浴設備の設置作業や撤去作業の作業性を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更を加え得ることは勿論である。例えば、入浴車が、浴槽2内の浴用水を排水するための排水装置と、浴槽2から前記排水装置へ浴用水を送るための排水用ホースを巻き付けたホースリールを搭載したものであってもよい。そして、排水用ホースを巻き付けたホースリールを車体の内外に出没可能に配設した載置台7の上に載置することも可能である。これにより、上記と同様に、載置台を車体から突出させることにより、ホースリールを車外へ露出させることができるので、ホースリールによる排水用ホースの引き出しや巻き取り、浴槽の搬出や搬入等の作業を容易に行うことができる。
1 入浴車
2 浴槽
3 貯水タンク
4 給湯ボイラー
5 灯油タンク
6 送水ポンプ
7 載置台
8 ホースリール
9 ホースリール
19 扉
20 車体
21 扉側ロック部
22 車体側ロック部
23 ロック部材
24 揺動部材
H ホース
S 隙間

Claims (5)

  1. 車外に搬出可能な浴槽と、浴用水供給装置と、該浴用水供給装置から前記浴槽へ浴用水を送るためのホースを巻き付けたホースリールと、該ホースリールを載置するための載置台とを車内に搭載した入浴車において、
    前記載置台及び前記ホースリールは前記浴槽の下方側に配設され、前記載置台は、該載置台に載置された前記ホースリールと伴に車体の内外に出没可能に構成されていることを特徴とする入浴車。
  2. 前記載置台は、車内に配設されたベース部と、該ベース部に対してスライド移動可能な可動部とで構成され、該可動部に前記ホースリールが載置されていることを特徴とする請求項1に記載の入浴車。
  3. 前記載置台は、車内の床面に配設されていることを特徴とする請求項1又2に記載の入浴車。
  4. 前記載置台のベース部に、前記浴用水供給装置を構成する貯水タンクが載置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の入浴車。
  5. 前記貯水タンクの上面に、前記浴槽がスライド移動可能に配設されていることを特徴とする請求項4に記載の入浴車。
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