JP2013129127A - ローラ製造用金型キャップ、ローラ製造用金型およびローラの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のローラ製造用金型キャップ10は、金型本体の端部に設けられるキャップ10であって、この金型本体の端部を閉じるキャップ本体12と、キャップ本体12から延び、内周16でローラの芯金42を保持するとともに外周18の少なくとも一部にはローラの弾性体層となる原料が導入される略円筒形の突出部14と、を有し、この突出部14は、芯金42の中央部43より小径の芯金端部44Aを保持する第1内径R1を有する第1部位20と、芯金の中央部の端部43Aを覆う第1内径R1より大きな第2内径R2を有する第2部位22とを有し、芯金の中央部43の外径Rと第2内径R2との差(R−R2)が、0.15mm以上であることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明のローラ製造用金型キャップは、芯金と、該芯金の外周に配設された弾性体層とを有するローラを製造するための金型に用いられ、前記芯金を内部に配置するための円筒形の金型本体の端部に設けられるキャップであって、
該金型本体の端部を閉じるキャップ本体と、
該キャップ本体から延び、内周で前記芯金を保持するとともに外周の少なくとも一部には前記弾性体層の原料が導入される略円筒形の突出部と、を有し、
該突出部は、前記芯金の中央部より小径の芯金端部を保持する第1内径R1を有する第1部位と、前記芯金の中央部の端部を覆う第1内径R1より大きな第2内径R2を有する第2部位とを有し、
前記芯金の中央部の外径Rと前記第2内径R2との差(R−R2)が、0.15mm以上であることを特徴とする。
前記芯金を内部に配置するための円筒形の金型本体と、
該金型本体の端部を閉じるキャップ本体、および、該キャップ本体から延び、内周で前記芯金を保持するとともに外周の少なくとも一部には前記弾性体層の原料が導入される略円筒形の突出部、を有するキャップと、を有し、
前記突出部は、前記芯金の中央部より小径の芯金端部を保持する第1内径を有する第1部位と、前記芯金の中央部の端部を覆う第1内径より大きな第2内径を有する第2部位とを有し、
前記芯金の中央部の外径Rと前記第2内径R2との差(R−R2)が、0.15mm以上であることを特徴とする。
上記のローラ製造用金型の前記金型本体内に前記芯金を配置した状態で前記弾性体層の原料を導入する工程と、
前記金型の前記キャップを配置した状態で、前記金型内で前記弾性体層を成形して、成形ローラ部材を得る工程と、
該成形ローラ部材を前記金型から取り出して、前記芯金の芯金端部と前記中央部との境界の端面が露出するように前記弾性体層の両端部を切断し、完成品のローラを得る工程と、
を有することを特徴とする。
芯金を金型本体内に配置し、各実施例・比較例のキャップで芯金端部を保持した。次に、比重が0.7で、ポリオール成分系とイソシアネート成分系とからなるポリウレタン原料を、高圧注入器を用いて、注入ヘッドを介してキャップに設けた溝から注入した。かかるポリオール成分系とイソシアネート成分系とは、注入ヘッド内で噴射圧力300kg/cm2にて衝突混合され、高圧発泡した状態で、供給量7g/secにて金型内部に注入された。その後、注入された発泡ポリウレタン材料を硬化させることにより、芯金の外周にポリウレタンフォーム層が一体的に形成されてなる成形ローラ部材を得た。
完成品の導電性ローラについて、芯金中央部の端面にバリが発生しているかを目視観察した。(R−R2)の値ごとのバリ発生率を表1および図4に示す。
完成品の導電性ローラについて、ローラの振れ精度を測定した。結果を表1および図4に示す。芯金をデータム軸としてローラを回転させ、そのときのローラ中央部における表面がある基準線から変位する値をレーザーで読み取り、振れを測定した。
12 キャップ本体
14 突出部
16 突出部の内周
18 突出部の外周
20 第1部位
22 第2部位
24 突出部のキャップ本体側端部
26 突出部先端
28 金型本体
28A 金型本体の端部
30 ローラ製造用金型
40 ローラ
42 芯金
43 芯金の中央部
43A,43B 芯金の中央部の端部
44A,44B 芯金端部
45 弾性体層の原料
46 弾性体層
47 芯金中央部の端面
48 成形ローラ部材
Claims (7)
- 芯金と、該芯金の外周に配設された弾性体層とを有するローラを製造するための金型に用いられ、前記芯金を内部に配置するための円筒形の金型本体の端部に設けられるキャップであって、
該金型本体の端部を閉じるキャップ本体と、
該キャップ本体から延び、内周で前記芯金を保持するとともに外周の少なくとも一部には前記弾性体層の原料が導入される略円筒形の突出部と、を有し、
該突出部は、前記芯金の中央部より小径の芯金端部を保持する第1内径R1を有する第1部位と、前記芯金の中央部の端部を覆う第1内径R1より大きな第2内径R2を有する第2部位とを有し、
前記芯金の中央部の外径Rと前記第2内径R2との差(R−R2)が、0.15mm以上であることを特徴とするローラ製造用金型キャップ。 - 前記芯金の中央部の外径Rと前記第2内径R2との差(R−R2)が、0.21mm以下である請求項1に記載のローラ製造用金型キャップ。
- 前記突出部の外周径R3が、前記キャップ本体側から突出部先端に向けて漸減する請求項1または2に記載のローラ製造用金型キャップ。
- 芯金と、該芯金の外周に配設された弾性体層とを有するローラを製造するための金型であって、
前記芯金を内部に配置するための円筒形の金型本体と、
該金型本体の端部を閉じるキャップ本体、および、該キャップ本体から延び、内周で前記芯金を保持するとともに外周の少なくとも一部には前記弾性体層の原料が導入される略円筒形の突出部、を有するキャップと、を有し、
前記突出部は、前記芯金の中央部より小径の芯金端部を保持する第1内径を有する第1部位と、前記芯金の中央部の端部を覆う第1内径より大きな第2内径を有する第2部位とを有し、
前記芯金の中央部の外径Rと前記第2内径R2との差(R−R2)が、0.15以上であることを特徴とするローラ製造用金型。 - 前記芯金の中央部の外径Rと前記第2内径R2との差(R−R2)が、0.21mm以下である請求項4に記載のローラ製造用金型。
- 前記突出部の外周径R3が、前記キャップ本体側から突出部先端に向けて漸減する請求項4または5に記載のローラ製造用金型。
- 中央部および該中央部より小径の芯金端部を有する芯金と、該芯金の中央部外周に配設された弾性体層とを有するローラの製造方法であって、
請求項4〜6のいずれか1項に記載のローラ製造用金型の前記金型本体内に前記芯金を配置した状態で前記弾性体層の原料を導入する工程と、
前記金型の前記キャップを配置した状態で、前記金型内で前記弾性体層を成形して、成形ローラ部材を得る工程と、
該成形ローラ部材を前記金型から取り出して、前記芯金の芯金端部と前記中央部との境界の端面が露出するように前記弾性体層の両端部を切断し、完成品のローラを得る工程と、
を有することを特徴とするローラの製造方法。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018003346A1 (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-04 | クオドラントポリペンコジャパン株式会社 | 遠心成形型及び中空円筒体の製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH01135608A (ja) * | 1987-11-20 | 1989-05-29 | Canon Inc | 導電性弾性ローラの製造方法 |
JP2003337471A (ja) * | 2002-05-20 | 2003-11-28 | Bridgestone Corp | 弾性ローラ、それの製造方法および成形金型 |
JP2008143128A (ja) * | 2006-12-13 | 2008-06-26 | Bridgestone Corp | 弾性ローラ用成形型および弾性ローラの製造方法 |
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2011
- 2011-12-21 JP JP2011280355A patent/JP5837814B2/ja not_active Expired - Fee Related
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