JP2013127502A - 3次元表示用パターン配向膜用原版の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無機材料からなる第1層の表面に第1凹凸構造を形成後にレジスト部をパターニング形成後、無機材料の第2層膜形成前に、レジスト部と第2層膜との密着を高めるため、酸化チタンなどで形成されるアンカー層を形成する。これにより、第2層膜の表面をラビング処理する際に、レジスト部上の第2層膜が剥離して脱落することに起因する異物混入不良を効果的に防止できる。
【選択図】図4
Description
無機材料からなる第1層の表面に、前記第1凹凸構造領域を形成する第1研磨工程と、
前記第1層の表面に帯状のレジスト部をパターン形成する工程と、
前記レジスト部の表面に、前記レジスト部との密着性を向上させるためのアンカー層を形成する工程と、
前記レジスト部及び非レジスト部の表面に無機材料からなる第2層膜を形成することで、前記非レジスト部上に第2層パターンを形成する第2層形成工程と、
前記第2層膜の表面を前記異なる方向に研磨して第2凹凸構造領域を形成する第2研磨工程と、
前記レジスト部と、該レジスト部上の前記アンカー層と、該アンカー層上の前記第2層膜と、を剥離するレジスト剥離工程と、
を備える3次元表示用パターン配向膜用原版の製造方法。
図1(a)及び図1(b)に示すように、第1層10の表面を研磨して、その略全面に微小なライン状凹凸構造である、第1凹凸構造領域12を形成する。
まず、図1(c)に示すように、第1凹凸構造領域12が形成された第1層10の表面に帯状の第1レジスト部31と非レジスト部32とをパターン形成する。
キシチタントリN−エチルアミノエチルアミナト、チタニウムビスジオクチルピロフォスフェートオキシアセテート等が例示できる。
次に、図3の工程(f)に示すように、第2層膜20の全面、すなわちアンカー層40上の第2層膜20の表面を、第1凹凸構造領域12aと異なる方向に研磨して、第2層パターン21の表面に、微小なライン状凹凸構造である、第2凹凸構造領域21aを形成する。この工程は、研磨方向が第1凹凸構造領域12aと異なる方向である点を除いては、基本的に図1の工程(b)で説明した上記の第1研磨工程と同じ工程である。よって研磨方向以外の詳細説明を省略する。
このようにして得られた3次元表示用パターン配向膜用原版100は、図5に示すように、TAC(トリアセチルセルロース)やCOP(環状オレフィン樹脂)やアクリル樹脂などからなる位相差の小さいフィルム110上に、従来公知のUV硬化樹脂などの賦型樹脂120を積層した積層体の賦型樹脂面を圧着され、3次元表示用パターン配向膜用原版100の第1凹凸構造領域12aと第2凹凸構造領域21aで構成される微小なライン状凹凸構造が賦型樹脂表面121に転写され、その後UV硬化させる。これによりパターン配向膜150が得られる。
<第1研磨工程>
図1の工程(a)(b):円筒状の基材の最表面チタン層5μm(第1層)の円周方向に対し、円筒の円周方向から+45度方向でラビング処理し、全面に第1凹凸構造領域を形成した。
図2の工程(c):レジスト材料として、上記のスチレン−マレイン酸系樹脂及び赤外線吸収色素を含むポジ型レジストを、固形分5%となるように溶剤で希釈し、円周方向に対し上記のレジストをコーティングし、15℃から25℃で所定時間乾燥した。
図3の工程(f):第2層膜の全面を、円筒の円周方向から+135度方向にラビング処理して第2凹凸構造領域を形成した。
図4の工程(g):レジスト部、及び、該レジスト部上のアンカー層と第2層膜とを、MEK,IPA,メタノールの混合溶剤で剥離して、第1凹凸構造領域及び第2凹凸構造領域を360μmピッチで交互に形成し、本発明の3次元表示用パターン配向膜用原版を得た。
透明フィルム基材として60μmのTACに、希釈溶剤としてMEKとMIBKとが質量比4対1で混合されてなる希釈溶剤で希釈された固形分45%、2500mPa・sのアクリル系紫外線硬化樹脂組成物を厚み8μmとなるようにコーティングし、溶剤を80℃で30秒間で乾燥蒸発させた後、上記で作製した版にゴムロールで1000MPa/cmの加重で押し付けた後、紫外線を照射し、固化させたのち剥離し、パターン配向層をもつ基材(パターン配向膜)を得た。
得られたパターン配向膜の表面に、重合性の液晶化合物として紫外線硬化性液晶材料(UCL−001、大日本インキ化学工業製)に反応開始剤を0.3重量%を添加したものを塗工後紫外線を照射し、リタデーションが110nmのパターン位相差フィルムを得た。
得られたパターン位相差フィルムを、消光位を示すようクロスニコルに挟み肉眼で観察したところ、問題となるような光漏れはみられなかった。
実施例1において、円筒状の基材の最表面をクロム層5μmに、アンカー層を酸化クロム層に、第2層膜をクロム層とした他は、実施例1と同様に行った。実施例1と同様のクロスニコルを用いた評価で光漏れはみられなかった。
実施例1において、円筒状の基材の最表面をニッケル層5μmに、アンカー層を酸化クロム層に、第2層膜をニッケル層とした他は、実施例1と同様に行った。実施例1と同様のクロスニコルを用いた評価で光漏れはみられなかった。
実施例1において、円筒状の基材の最表面をニッケル層5μmに、アンカー層を酸化クロム層に、第2層膜をクロム層とした他は、実施例1と同様に行った。実施例1と同様のクロスニコルを用いた評価で光漏れはみられなかった。
アンカー層40を形成せずにレジスト部上に直接第2層膜の形成した以外は、実施例1と同様の試験を行なった。
実施例4において、アンカー層40の厚みを0.005μとした他は、実施例4と同様に行った。その結果、クロスニコルを用いた評価では、多数の光漏れが確認された。
12a 第1凹凸構造領域
20 第2層膜
21 第2層パターン
21a 第2凹凸構造領域
31 レジスト部
32 非レジスト部
40 アンカー層
100 3次元表示用パターン配向膜用原版
110 位相差の小さいフィルム
120 賦型樹脂
121 賦型樹脂表面
150 パターン配向膜
160 液晶化合物
200 パターン位相差フィルム
Claims (5)
- 微小なライン状凹凸構造が略一定方向に形成される帯状の第1凹凸構造領域と、前記第1凹凸構造と異なる方向に微小なライン状凹凸構造が形成される帯状の第2凹凸構造領域とが交互に形成されている3次元表示用パターン配向膜用原版の製造方法であって、
無機材料からなる第1層の表面に、前記第1凹凸構造領域を形成する第1研磨工程と、
前記第1層の表面に帯状のレジスト部をパターン形成する工程と、
前記レジスト部の表面に、前記レジスト部との密着性を向上させるためのアンカー層を形成する工程と、
前記レジスト部及び非レジスト部の表面に無機材料からなる第2層膜を形成することで、前記非レジスト部上に第2層パターンを形成する第2層形成工程と、
前記第2層膜の表面を前記異なる方向に研磨して第2凹凸構造領域を形成する第2研磨工程と、
前記レジスト部と、該レジスト部上の前記アンカー層と、該アンカー層上の前記第2層膜と、を剥離するレジスト剥離工程と、
を備える3次元表示用パターン配向膜用原版の製造方法。 - 前記アンカー層が、酸化チタン、窒化チタン、酸化クロム、酸化珪素、シランカップリング剤、チタン系カップリング剤、からなる群より選択される1種である請求項1記載の3次元表示用パターン配向膜用原版の製造方法。
- 前記アンカー層の膜厚が0.01μm以上1μm以下である請求項1又は2に記載の3次元表示用パターン配向膜用原版の製造方法。
- 前記アンカー層を、前記レジスト部及び非レジスト部の全面に形成する請求項1から3いずれか記載の3次元表示用パターン配向膜用原版の製造方法。
- 前記第2層膜が金属クロム、金属ニッケル、金属チタン、ダイヤモンドライクカーボン、からなる群より選択される1種である請求項1から4いずれか記載の3次元表示用パターン配向膜用原版の製造方法。
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