JP2013127234A - 上掛け水車 - Google Patents

上掛け水車 Download PDF

Info

Publication number
JP2013127234A
JP2013127234A JP2011277748A JP2011277748A JP2013127234A JP 2013127234 A JP2013127234 A JP 2013127234A JP 2011277748 A JP2011277748 A JP 2011277748A JP 2011277748 A JP2011277748 A JP 2011277748A JP 2013127234 A JP2013127234 A JP 2013127234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
turbine
degrees
wheel
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011277748A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5146973B1 (ja
Inventor
Osamu Nagao
納 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2011277748A priority Critical patent/JP5146973B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5146973B1 publication Critical patent/JP5146973B1/ja
Publication of JP2013127234A publication Critical patent/JP2013127234A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Landscapes

  • Hydraulic Turbines (AREA)

Abstract

【課題】水車の大型化を極力抑制しながら高出力が得られる上掛け水車を提供する。
【解決手段】水車羽根15を回転方向とは逆方向に寝かせ、かつ、水車羽根15の上部5bと下部15aのなす角を135度〜155度の範囲に設定し、上部15bの回転方向の逆方向の寝かせ角を下部15aより大きくしてなる上掛け水車である。この上掛け水車においては、下部15aの取付角を放射軸線Lに対して75度から50度の範囲に設定するのがよく、また水車羽根15の先端に水留め堰17が設けられるのがよりよい。
【選択図】図1

Description

本発明は上掛け水車に関する。さらに詳しくは、高出力が得られる上掛け水車に関する。
従来より、落水を受けて回転し、その回転力を発電や製粉などに利用する上掛け水車が知られている。図4に、その一例を示す。
図4に示す水車では、対向する一対(図では一方のみを示す。)の輪板1の内周部に水車底板2が設けられ、水車底板2の周りに所要数の水車羽根3,3,3,・・・が放射軸線に対して等角度でそれぞれ等間隔に配設されて水車本体が形成され、水車本体は水車本体に設けられた支持部材5を介して回転軸6に固定されている。
輪板1、水車底板2および水車羽根3,3,3,・・・がかかる位置関係にて配設されているところから、輪板1と隣接する水車羽根3,3と水車底板2とによりバケット4が形成される。
しかして、前記構成の上掛け水車によると、落水によりバケット4に水が溜まると、落水力とバケット4に溜められた水の自重により、水車本体は落水方向に回転を始める。ついで、その回転とともに後続のバケット4に順次水が溜まり、同様の作用が繰り返されることで水車本体は回転を持続する。また、水車本体の回転につれて下方に移動したバケット4からは水が水路(図示省略)に放出され、その水量が減少していく。
なお、かかる上掛け水車の他の例が特許文献1に示されている。
しかしながら、前記従来の水車本体では、バケット4の貯留容積が小さいため、自重による回転力付与には限界が生じており、製粉などでは問題はないものの、大出力を必要とする発電用に適用するには無理があるという問題がある。
特開2005−330919号公報
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、水車の外形大型化を極力抑制しながら高出力が得られる上掛け水車を提供することを目的としている。
本発明の上掛け水車は、水車羽根を回転方向とは逆方向に寝かせ、かつ、水車羽根の上部と下部のなす角を135度〜155度の範囲に設定し、上部の回転方向の逆方向の寝かせ角を下部より大きくしてなることを特徴とする。
本発明の上掛け水車においては、下部の取付角を放射軸線に対して75度から50度の範囲に設定するのが好ましい。
また、本発明の上掛け水車においては、水車羽根の先端に水留め堰が設けられてなるのが好ましい。
さらに、本発明の上掛け水車においては、輪板がドーナツ板状とされ、その内径を小さくすることにより、バケットの貯留水量の増大が図られてなるのが好ましい。
本発明の上掛け水車は、前記の如く構成されているので、上掛け水車の外形の大型化を回避しながら、出力の増大が図られるという優れた効果が得られる。
水車羽根の先端に水留め堰が設けられた本発明の好ましい形態においては、バケット内の貯留水の減少を遅らせることができて、出力のより一層の増大が図られるという優れた効果が得られる。
本発明の一実施形態に係る上掛け水車の中央縦断面図である。 本発明の他の例の水車羽根の概略図である。 本発明のさらに他の例の水車羽根の先端部概略図である。 従来の上掛け水車の図1相当図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
図1に、本発明の一実施形態に係る上掛け水車(以下、単に水車という)の中央縦断面図を示す。
水車は、水車本体10と、水車本体10に一体的に配設された支持部材11と、支持部材11の中央に水車本体10と直交方向に突出させて配設された回転軸12とを主要構成要素として備えてなるものとされ、水車本体10の回転に連れて回転軸12が回転するようにされている。
水車本体10は、対向する一対(図では一方のみを示す。)の輪板13,13と、水車底板14と、等間隔で配設された所要数の水車羽根15,15,15,・・・とを含むものとされる。
輪板13は、例えばドーナツ円板状とされ、そのサイズは、所望出力が得られる貯留水量となるよう大型化されている。つまり、図示のように、内径を従来のものより小さくすることにより、輪板13の外寸を従来と同様にしながら貯留水量の増大が図られている。ここで、内径/外径との比は、例えば2/5〜3/5の範囲となるようにされる。
水車底板14は、例えば円筒状または多角形の筒状とされる。多角形の角数は、図示のように、水車羽根15の数に一致させられている。この水車底板14の両端部に輪板13,13が水密に嵌合される。
水車羽根15は、基端が水車底板14の外周に水密に接合され、側端が輪板13内面に水密に接合され、それによりバケット16が形成される。
水車羽根15の枚数は、図示例では18枚とされ、その各々が等角度で取り付けられている。
水車羽根15の形状は、図示例では、中央から上半分が回転方向とは逆方向の寝かせ角度が大きくされて「く」の字状を呈するようにされている。ただし、水車羽根15の形状は「く」の字状に限定されるものではなく、図2に示すように、角部が円弧状とされてもよい。
なお、上部15bの寝かせ開始位置は、厳密に中央に限定されるものではなく、中央付近であれはよい。つまり、中央から前後一割程度の裕度を認めることができる。
上部15bを寝かせる角度は、上部15bと下部15aとのなす角θ2が、145度〜155度の範囲となるようにされている。また、下部15aの寝かせ角、つまり取付角θ1、つまり放射軸線Lに対するなす角が、45度〜55度の範囲となるようにされている。
図示は省略するが、水車羽根15の枚数を12枚とした場合には、上部15bと下部15aとのなす角θ2が、135度〜145度の範囲となるようにされている。また、下部15aの寝かせ角θ1、つまり放射軸線Lに対するなす角が、65度〜75度の範囲となるようにされている。また、水車羽根15の枚数を16枚とした場合には、上部15bと下部15aとのなす角θ2が、140度〜150度の範囲となるようにされている。また、下部15aの寝かせ角θ1、つまり放射軸線Lに対するなす角が、50度〜60度の範囲となるようにされている。
このようにするのは、落水の取り込みの効率の向上を図るとともに、貯留水の保持時間を長くするためである。
なお、水車羽根15の数は偶数に限定されるものではなく、上部15bと下部15aとのなす角θ2および下部15aの寝かせ角θ1、つまり放射軸線Lに対するなす角を適宜設定することにより、奇数枚とすることもできる。
さらに、放水の開始を遅らせるため、例えば図1に示すように、水車羽根15の先端に接線方向(回転方向とは逆方向)に水留め堰17を設けるようにされてもよい。この場合、水留め堰17の幅(接線方向の長さ)は、バケット16内に落水が容易に流入できるよう、隣り合う水車羽根15,15間の周端部間距離の三分の一程度とするのが好ましい。
しかして、例えば図1に示すような落水路18からの落水によりバケット16に水が貯留されると、落水力とバケット16に貯留された水の自重により、水車本体10は落水方向に回転を始める。その回転にともなって後続のバケット16が順次貯留されて回転が持続される。
バケット16は、前述したようにその容量が増大させられているので、バケット16内の貯留水の自重も増加し、水車本体10の回転力、つまり出力は増大することになる。そのとき、バケット16内の貯留水量は、回転角度が増大し、その値が一定量以上になると減少し始める。しかしながら、水車羽根15の上部15bの寝かせ角が下部15aより大きくされているので、バケット16内の貯留水量の減少は穏やかである。その結果、水車本体10の出力の増大がより一層図られる。
水留め堰17が設けられた本発明の好ましい実施形態においては、バケット16内の貯留水の水位S2を水留め堰17がない場合の水位S1に比して高くすることができるとともに、バケット16内の貯留水の減水開始を送られせることができ、より一層の出力の増大が図られる。
したがって、この水車を発電機に接続すれば、発電量の増大が期待される。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではなく、種々改変が可能である。
例えば、本実施形態では、輪板13を水車底板14に嵌合することにより一体化するようにされているが、水車底板14の端面を輪板13内面に水密に接合することにより一体化するようにされてもよい。
また、図3に示すように、水留め堰17の水車羽根15への取付部を円弧状とすることもできる。
本発明の上掛け水車は、高出力が得られるので、自然河川を利用した水力発電に適用が可能である。
10 水車本体
13 輪板
14 水車底板
15 水車羽根
16 バケット
17 水留め堰
L 放射軸線
θ1 下部の取付角
θ2 下部と上部のなす角
S1,S2 水位
本発明は、上掛け水車において、前記水車本体は、対向する一対の輪板の内周部に水車底板が設けられ、該水車底板の周りに所要数の水車羽根が放射軸線に対して等角度でそれぞれ等間隔に配設され、前記水車羽根を回転方向とは逆方向に寝かせ、かつ、前記水車羽根の内周端の取付角度と、前記水車羽根の内周端と外周端との間の中央部の取付角度とのなす角を135度〜155度の範囲に設定し、前記内周端の取付角を放射軸線に対して75度から45度の範囲に設定することを特徴とする。

Claims (4)

  1. 上掛け水車において、水車羽根を回転方向とは逆方向に寝かせ、かつ、水車羽根の上部と下部のなす角を135度〜155度の範囲に設定し、上部の回転方向の逆方向の寝かせ角を下部より大きくしてなることを特徴とする上掛け水車。
  2. 下部の取付角を放射軸線に対して75度から45度の範囲に設定することを特徴とする請求項1記載の上掛け水車。
  3. 水車羽根の先端に水留め堰が設けられてなることを特徴とする請求項1記載の上掛け水車。
  4. 輪板がドーナツ板状とされ、その内径を小さくすることにより、バケットの貯留水量の増大が図られてなることを特徴とする請求項1記載の上掛け水車。
JP2011277748A 2011-12-19 2011-12-19 上掛け水車 Active JP5146973B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011277748A JP5146973B1 (ja) 2011-12-19 2011-12-19 上掛け水車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011277748A JP5146973B1 (ja) 2011-12-19 2011-12-19 上掛け水車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5146973B1 JP5146973B1 (ja) 2013-02-20
JP2013127234A true JP2013127234A (ja) 2013-06-27

Family

ID=47890536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011277748A Active JP5146973B1 (ja) 2011-12-19 2011-12-19 上掛け水車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5146973B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015031918A1 (en) * 2013-09-09 2015-03-12 Desmond Edward Cawood Gravitatonal energy driven fluid dispenser, e.g. irrigator

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5688964U (ja) * 1979-12-11 1981-07-16
GB2172341A (en) * 1985-03-12 1986-09-17 Martin Research & Developments Water driven turbine
JP2003074453A (ja) * 2001-09-03 2003-03-12 Maeda Seikan Kk 衝動タービン
JP2003214311A (ja) * 2002-01-25 2003-07-30 Nishimatsu Constr Co Ltd 水車装置
JP2005330919A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 New Power Kk 携帯型水力発電装置
JP2006348924A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Fujiro Minagawa 羽根車装置及び羽根車装置貸出システム
DE102007022860A1 (de) * 2006-09-20 2008-06-05 Hofsäss, Harry Vorrichtung zur Stromerzeugung für Wehre

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5688964U (ja) * 1979-12-11 1981-07-16
GB2172341A (en) * 1985-03-12 1986-09-17 Martin Research & Developments Water driven turbine
GB2172341B (en) * 1985-03-12 1989-08-16 Martin Research & Developments Water driven turbine
JP2003074453A (ja) * 2001-09-03 2003-03-12 Maeda Seikan Kk 衝動タービン
JP2003214311A (ja) * 2002-01-25 2003-07-30 Nishimatsu Constr Co Ltd 水車装置
JP2005330919A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 New Power Kk 携帯型水力発電装置
JP2006348924A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Fujiro Minagawa 羽根車装置及び羽根車装置貸出システム
DE102007022860A1 (de) * 2006-09-20 2008-06-05 Hofsäss, Harry Vorrichtung zur Stromerzeugung für Wehre

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015031918A1 (en) * 2013-09-09 2015-03-12 Desmond Edward Cawood Gravitatonal energy driven fluid dispenser, e.g. irrigator

Also Published As

Publication number Publication date
JP5146973B1 (ja) 2013-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8308422B2 (en) Submerged hydroelectric turbines having buoyancy chambers
JP6618920B2 (ja) 流体動力学的エネルギー変換システムおよびその使用
CA2706538A1 (en) Maintenance system of helical turbine
JP2007332871A (ja) 風車用羽根車
RU2687188C2 (ru) Турбина фрэнсиса с короткими лопастями и коротким ободом
JP5146973B1 (ja) 上掛け水車
JP2017008883A (ja) タービン用羽根車及び発電装置
KR20170116915A (ko) 고 효율의 수차 및 이를 이용한 소수력 발전장치
TW201716687A (zh) 多層葉片式風力發電裝置
JP4840890B1 (ja) 上掛式水車
JP2018076841A (ja) 軸流水車発電装置
JP2007107483A (ja) 直線翼垂直軸風車
JP6032698B2 (ja) 自然エネルギー取出装置
JP4892716B1 (ja) 風力発電装置
JP2013072340A (ja) 水車ランナ、水力機械、および水力機械の運転方法
JP2015140802A (ja) 水力発電装置
JP2017210872A (ja) 流体発電装置
JP4736563B2 (ja) 風車
JP4814186B2 (ja) 抗力型風車
JP5683039B1 (ja) 落水型水車
JP2006152937A (ja) サボニウス型風力発電装置
KR101645526B1 (ko) 불균형을 이용한 수차
KR101479863B1 (ko) 발전장치
JP6678885B1 (ja) 水車及び水力発電装置
JP4736573B2 (ja) 風車

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250